JP2003082565A - 丸編機における自走組織設定装置 - Google Patents

丸編機における自走組織設定装置

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JP2003082565A
JP2003082565A JP2001274580A JP2001274580A JP2003082565A JP 2003082565 A JP2003082565 A JP 2003082565A JP 2001274580 A JP2001274580 A JP 2001274580A JP 2001274580 A JP2001274580 A JP 2001274580A JP 2003082565 A JP2003082565 A JP 2003082565A
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knitting
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Shunji Takeuchi
俊次 武内
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    • D04BRAIDING; LACE-MAKING; KNITTING; TRIMMINGS; NON-WOVEN FABRICS
    • D04BKNITTING
    • D04B9/00Circular knitting machines with independently-movable needles
    • D04B9/26Circular knitting machines with independently-movable needles for producing patterned fabrics
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    • D04BRAIDING; LACE-MAKING; KNITTING; TRIMMINGS; NON-WOVEN FABRICS
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    • D04B15/66Devices for determining or controlling patterns ; Programme-control arrangements
    • D04B15/68Devices for determining or controlling patterns ; Programme-control arrangements characterised by the knitting instruments used

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 丸編機編成部の周囲を回りながら組織データ
を編成部に転送することにより編地組織の変更を行う装
置を提供する。 【構成】 (a)丸編機側のレールと係合し、丸編機編成
部の周囲を移動可能とする、係合・移動手段(21)、
(b)編成部要素の位置を検出する位置検出用センサー
(28)、(c)圧電素子によって位置制御されるセレク
ターフィンガー(33)を有するフィンガーユニット
(34)、(d)編地組織電子データを記憶する編地組織
メモリー(31)、(e)前記位置検出センサー(28)
からの信号に基づき、現在の位置を計算し、その位置に
適した編地組織データを前記編地組織メモリー(31)
から抽出し、その内容を前記フィンガーユニット(3
4)に伝える中央制御装置(30)を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は丸編機において、編
成部の周囲を回りながら組織データを編成部に転送する
ことにより編地組織の変更を行う装置(以下、「自走組
織設定装置」又は単に「本装置」という)に関する。
【0002】
【従来の技術】編地組織を変更する場合、従来のセミジ
ャガード機では、編地組織に応じた部品を用意し、それ
を丸編機の各編成部毎にセットするか、又はそれを用い
て丸編機の各編成部毎に既存の部品の位置を設定する。
従来のレースウェー機では編地組織に応じたカム交換を
行う。
【0003】上記何れの場合においても編地組織変更に
要する時間は数時間単位である。このような編地組織変
更作業は熟練技術者を必要とすると共に、コスト高を招
来することは否めない。
【0004】この問題を解決するため、人手によって各
編成部に可搬の組織設定装置を着脱することが知られて
いる(日本特許第2547342号)。また、ダブルニットのダ
イアル部において、回転動作によりカムの位置を変更す
るユニットが周回し、編地組織を変更する技術が存在す
る(特開平11-217754号)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前者では人手
による作業時間を大幅には短縮できないし、組織設定を
する前に現在の編成部の場所を指定する必要がある。後
者の方法は円周方向、半径方向、上下方向及びカムを回
転させる回転運動のそれぞれの動作が必要で且つその位
置精度も高度なものが要求される。
【0006】本発明は、編地の組織変更に要する時間の
短縮、丸編機調整技術者不足の補完、低コストの自動化
の実現を目的とし、それに適う自走組織設定装置を提供
しようとするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の自走組織設定装
置は以下の要素を搭載している。 (a)丸編機側のレールと係合し、丸編機編成部の周囲を
移動可能とする、係合・移動手段、(b)編成部要素の位
置を検出する位置検出用センサー、(c)電気信号を機械
的動作に変化させるアクチュエータによって位置制御さ
れるセレクターフィンガーを少なくともパターニングジ
ャック又は編針の段数分有するフィンガーユニット、
(d)編地組織電子データを記憶する編地組織メモリー、
(e)前記位置検出センサーからの信号に基づき、現在の
位置を計算し、その位置に適した編地組織データを前記
編地組織メモリーから抽出し、その内容を前記フィンガ
ーユニットに伝える中央制御装置、(f) 前記中央制御装
置により制御され、自走組織設定装置の現在の状況を表
示する表示器や電源スイッチ等を有する操作・表示部、
(g)上記各要素の電力を供給する電源ユニット。
【0008】
【発明の実施の態様】上記要素に加えて、自走組織設定
装置を自動で周回させる動力源を有する周回動力ユニッ
トを設けることが好ましい。動力源には各種モータが使
用できる。モータにより歯車を駆動し、丸編機側に設け
たラックと係合させることにより、本装置を自走させる
ことができる。ただし、周回動力ユニットを省き、本装
置を人力で周回させることも当然可能である。
【0009】この周回動力ユニットを設ける場合は、前
記中央制御装置にその動力の運転、停止を管理させるの
が好ましい。また、前記操作部・表示部にその周回開始
・停止スイッチ等を設けるのが好ましい。
【0010】前記電源ユニットとしては、電池を搭載す
る方法と、外部から電源ユニットに電力を供給する方法
がある。
【0011】編地組織データは、直接人手によってキー
入力されたものでもよいし、丸編機の制御コントロール
部または外部装置にてあらかじめ用意され、それらの装
置から転送されたものであってもよい。編地組織データ
の転送されるものである場合、無線転送でも有線転送で
もよい。
【0012】電気信号を機械的動作に変化させるアクチ
ュエータとしては、圧電素子を使用するものが経済的で
あり、装置を小型化できるので、好ましい。
【0013】セレクターペグの後端及びリセットプレー
トの後端が三角形の凹形状であり、それと係合するセレ
クターフィンガーの先端も三角形の凸形状であること
が、係合を確実にするので、好ましい。
【0014】
【実施例】以下、添付の図面に基づき、本発明の実施例
を説明する。
【0015】<編成部概略>図1において、複数個のレ
ッグによって支持されたベッド1の上方に編成部2が設
置されている。編成部2では、複数の編針3がシリンダ
4の針溝に滑動自在に収容されている。シリンダ4に対
向して編針の制御カム5を備えたカムホルダ6が支承さ
れている。編糸は給糸装置(図示せず)によりヤーンキ
ャリア7を経由して編針3へ供給される。
【0016】<選針装置>編針3の選針動作を行うため
には、選針装置が必要である。選針装置は、多段のセレ
クターペグ11(図6参照)及びリセットプレート12
(図6参照)を有するセレクターペグユニット10から
なり、これがシリンダー4の周囲に多数配設されてい
る。
【0017】セレクターペグ11は直接編針に作用させ
ることもできるが、現在では、編針3の下部に、バット
13を突設したパターニングジャック14を多数配設
し、セレクターペグ11をパターニングジャック14の
バット13に作用させ、中間ジャック16を介して、編
針3の上下動を行って柄編み編成を行うのが普通であ
る。
【0018】パターニングジャック14のバットの段数
は、既存の編機を考慮すると4段から37段までが適当
である。段数の合計が少なくなれば編成できる編地組織
の範囲が狭くなるが、段数の減少による部品点数の減
少、小型化に伴うコストダウンが計れる。一方段数の合
計が多くなればその逆になる。図1は8段の例である。
【0019】セレクターペグユニット10では、図6に
示すように、セレクターペグ11がパターニングジャッ
クのバット13の段数分、支持体15によって支持され
ている。セレクターペグ11の端部がパターニングジャ
ックのバット13を押圧又は非押圧することにより、編
針の選針を行っている。
【0020】即ち、セレクターペグの端部がパターニン
グジャックのバット13を押圧しないときは、中間ジャ
ック16は、垂直位置を保つ。その結果、パターニング
ジャックの下端の上げカム用バットが上げカムに係合
し、中間ジャック16および編針を上昇運動させ、編針
による編み目の形成が行われる。一方、セレクターペグ
の端部がパターニングジャックのバット13を押圧する
ときは、中間ジャック16の上げカム用バットが上げカ
ムに係合せず、中間ジャック16の上方に当接した編針
3に編成作動を与えないようになっている。
【0021】<自走組織設定装置の周回機構>パターニ
ングジャック14を制御するため、セレクターペグユニ
ットに柄データ転送するのが、本発明の自走組織設定装
置20である。
【0022】本装置の外観はほぼ立方体状であり、丸編
機に取り付けられる側のハウジングから複数のローラ2
1が突出している。このローラが、丸編機のカムホルダ
ーの背面側に設けられた上下2本のリング状溝(レー
ル)22(図2参照)に係合するので、本装置は丸編機
編成部2に沿って周回可能である。
【0023】本装置の周回は手動でも可能であるが、モ
ータ駆動が好ましい。図3に示すように、モータ23と
第1歯車24をベルト25で繋いで第1歯車24を駆動
し、それと噛合している第2歯車26を駆動する。第2
歯車26は、丸編機側にカムホルダー背面に設けられた
ラック27(図2参照)と噛合しているので、本装置は
編成部2に沿って回動可能である。
【0024】<自走組織設定装置の位置検出用センサー
>図3に示すように、本装置はさらに、編成部要素(例
えば、複数個あるセレクターペグユニット10)の位置
を検出する位置検出用センサー28を有する。位置検出
センサー28としては、接触式センサー(例えば、リミ
ットスイッチなど)や非接触式センサー(例えば、近接
スイッチ、光電スイッチなど)を使用することができ
る。このセンサー28がカムホルダーに設けたセンサー
検出用の穴6aを検出する。
【0025】<自走組織設定装置の中央制御装置>検出
した位置データはマイクロコンピユータ29の中央制御
装置(CPU)30(図7)へ送られる。マイクロコン
ピュータ29は編地組織電子データを記憶する編地組織
メモリー31(図7)を備えている。中央制御装置は、
前記位置検出センサーからの信号に基づき、現在の位置
を計算し、その位置に適した編地組織データをこの編地
組織メモリー31から抽出し、その内容を前記セレクタ
ーペグユニット10に転送する。この中央制御装置は、
モータの運転、停止も司ると共に、後述する操作・表示
部32も所轄する。
【0026】<自走組織設定装置のセレクターフィンガ
ーユニット>セレクターペグユニット10に対して編地
組織データを転送するのに使用するのが、セレクターフ
ィンガー33をパターニングジャック又は編針の段数分
有するセレクターフィンガーユニット34である。
【0027】図4に示すように、セレクターフィンガー
ユニット34は複数のアクチュエータ35を有する。ア
クチュエータ35は縦方向(丸編機の回転シリンダの軸
方向であって、編針の摺動方向)に間隔を開けて左右2
列にそれぞれ複数枚重ねて配置されている。各アクチュ
エータ35は、圧電素子36と、その前後を保持する保
持部分37,38と、圧電素子の前方に位置するセレク
ターフィンガ33からなる。
【0028】アクチュエータの圧電素子36は、中央シ
ム板の上下面に貼り付けられている。圧電素子は例えば
チタン酸バリウムなどを焼成して作られた逆圧電効果を
有する帯状のセラミックである。
【0029】圧電素子36の先端部は先端保持部37で
被覆されている。先端保持部37は、薄い最先端部37
aと、その背後の基部37bからなる。
【0030】圧電素子36の後端部は、後端保持部38
に被覆収容されている。圧電素子36は電圧が印加され
ると、後端保持部38を左右方向(圧電素子の長さ方向
と垂直方向)に貫通する第1ピン39支点として長手方
向に垂直な方向に湾曲運動が可能である。この後端保持
部39にはさらに導線40との電気的接続のための端子
41が設けられている。
【0031】圧電素子36の前方に位置するのは、焼入
れ鋼からなるフィンガ33で、先端が本装置20のハウ
ジング壁42から突出している。図5に示すように、フ
ィンガ先端部33は、セレクターペグ後端と当接する平
行面33aと傾斜面33bを有する。フィンガ後端部3
3cは後端樹脂部44により支持されている。後端樹脂
部44の最後部は断面U字型であり、U形の窪み部44
aに前記圧電素子の先端保持37の最先端部37aが挿
入されている。
【0032】フィンガ33は、このようにして圧電素子
36と接続されているので、圧電素子36の湾曲運動に
伴い、後端樹脂部44を左右方向(圧電素子の長さ方向
と垂直方向)に貫通する第3ピン46を支点として長手
方向に上下運動が可能である。第3ピン46はハウジン
グ壁42により支持され、ネジにより回転防止が図られ
ている。このフィンガ33の上下運動により、前記した
ように、セレクターペグ11が制御される。
【0033】すなわち、フィンガー33がセレクターペ
グ11を内側へ押し込んだ場合、セレクターペグユニッ
ト10に内蔵されたロック機構(図示せず)によって、
セレクターペグ11は、押し込まれた位置で固定され
る。このとき、セレクターペグ11とパターニングジャ
ックのバットが係合する。フィンガ33が、リセットプ
レート12を内側へ押し込んだ場合、セレクターペグユ
ニット10に内蔵されたロック機構は解除され、押し込
まれた位置で固定されていたセレクターペグ11は、内
蔵されたスプリング(図示せず)によって外側に移動す
る。このとき、セレクターペグ11とパターニングジャ
ックのバットは係合しない。
【0034】本発明の特徴の一つは、図6(a)に示す
ように、セレクターペグ後端11a及びリセットプレー
ト後端12aが三角形の凹形状であり、それと係合する
セレクターフィンガー先端33aも三角形の凸形状であ
ることである。このようにすることにより、図6(b)
に示すように、互いの係合を容易にすることができる。
それに伴って、セレクターフィンガー33の上下のスト
ロークを少なくすることができ、セレクターペグ11及
びリセットプレート12の厚みも薄くすることができ
る。よって、パターニングジャック14の長さを短くす
ることができ、シリンダー4の高さ及びカムホルダー6
の高さを低くすることができる。
【0035】セレクターフィンガーユニット34におけ
るセレクターフィンガー33の作用位置、不作用位置の
位置設定は、例えば作用位置が上、不作用位置が下にな
る。各編成部での作用位置、不作用位置の位置設定は、
この編成部の前の編成部でのセレクターフィンガー先端
部33dとセレクターペグ後端部11aが係合してい
る、または係合が終了した時点からこの編成部のセレク
ターフィンガー先端部とセレクターペグ後端部が係合す
る直前までに終了すればよい。
【0036】<自走組織設定装置の操作・表示部>本装
置のマイクロコンピュータには、前記中央制御装置30
により制御され、本装置の現在の状況を表示する表示器
や電源スイッチ等を有する操作・表示部32が設けられ
ている。ここには、本装置の周回開始・停止スイッチ等
も設けるのが好ましい。これらは、図2に示すように、
作業員が視認しやすいように、外側(編機中心と反対
側)に取り付けられる。
【0037】<自走組織設定装置の電源ユニット>本装
置には、上記各要素に電力を供給する電源ユニット48
(図3)が設けられている。この電源ユニットとして
は、電池を搭載する方法と、外部から電源ユニットに電
力を供給する方法がある。外部から電力を供給する場
合、少なくとも編成部1周分の架線を用意しておく必要
がある。
【0038】<自走組織設定装置への編地組織データ転
送>本装置のメモリーに編地組織データを送り込むに
は、直接人手によってキー入力してもよいし、丸編機の
制御コントロール部または外部装置にてあらかじめ用意
した編地組織データを、それらの装置から転送してもよ
い。
【0039】丸編機の制御コントロール部または外部装
置からデータを転送する場合、無線でも有線でも可能で
あるが、作業性向上及び事故防止のため無線を用いるの
が好ましい。
【0040】本装置のメモリーには複数の編組織データ
を記憶させることも可能である。既に記憶している編地
組織データを使用するとき、あらためて前述の転送手段
を行う必要はない。
【0041】<自走組織設定装置のブロック図>図7
は、自走組織設定装置のブロック図であって、上記説明
をまとめたものである。
【0042】<自走組織設定装置の運転>本装置20が
編成部2を1周後自動的に停止すると、編機は新しい編
組織に変更されているので、稼動準備が完了したことに
なる。本装置20は装着状態でも稼働できるので、丸編
機から取り外さなくてもよい。しかし、他の編機でもこ
の本装置20を使用したいという希望があるときには取
り外す必要がある。取り外すには単に本装置のローラ2
1を丸編機側のレール22から外すだけでよい。
【0043】<ダイヤル選針>なお、上記実施例では、
シリンダーの選針機構のみについて述べているが、同様
の装置によりダイヤルの選針も可能である。
【0044】
【発明の効果】本発明の自走組織設定装置20は、中央
制御装置30および編地組織を記憶する記憶要素31を
搭載しており、編成部付近を周回する時に、記憶してい
る編地組織に従い各編成部の既存部品の位置を自動的に
設定する。セミジャガード機及びレースウェー機で編成
可能な編地組織の複雑さを考慮すると、本装置20に編
地組織を記憶する作業は数分から数十分である。また編
地組織の複雑さに関係なく、本装置が周回する時間は数
十秒である。よって、人手による作業時間を大幅に短縮
でき、またそれに伴い人手による作業ミスを減少させる
ことができる。
【0045】また、本発明では編地組織を本装置20に
記憶させれば、その後は特別な意識や技術を必要とせず
本装置を周回させるだけである。よって、丸編機調整技
術者不足を補完することができる。
【0046】さらに、本発明では周回させる本装置は1
個のみであり、各編成部は従来からの技術と同等の機械
要素のみである。また本発明の本装置を使用できる複数
の編機において1個の本装置を共有使用することができ
る。よって低コストの自動化を実現することができる。
【0047】さらに、本発明の好ましい実施例では、本
装置を所定の場所に取りつけ、スタートボタンの押下等
のスタート指令を行うのみで本装置が編成部付近をモー
タ等の動力で自動周回する。
【0048】また、本発明の好ましい実施例では、セレ
クターペグの後端11a及びリセットプレート12aの
後端が三角形の凹形状であり、それと係合するセレクタ
ーフィンガーの先端33dも三角形の凸形状である。従
って、係合のため上下の位置精度は高度なものを要求さ
れない。
【0049】またセレクターフィンガー33の動作には
圧電アクチュエータを使用することができる。従って、
圧電アクチュエータのため十分高速で動作するセレクタ
ーフィンガーを編成部から次の編成部までの十分距離の
ある場所で位置設定すれば良いのでその制御に高度な技
術を必要としない。また編成部の場所を検知する位置セ
ンサー28も高精度を必要としない。従って、外因によ
る不具合等の発生を無くすことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 丸編機編成部の横断面図である。
【図2】 丸編機編成部の斜視図である。
【図3】 丸編機編成部の平面図である。
【図4】 セレクターフィンガーユニットの側面図であ
る。
【図5】 セレクターフィンガーユニットの平面図であ
る。
【図6】 (a)はセレクターフィンガー先端33dと
セレクターペグの後端11a及びリセットプレート12
aの後端の係合状態を示す側面図、(b)は同状態にお
ける、一対の平面図である。
【図7】 自走組織設定装置のブロック図である。
【符号の説明】
2 丸編機編成部 3 編針 4 シリンダ 5 制御カム 6 カムホルダ 10 セレクターペグユニット 11 セレクターペグ 11a セレクターペグ後端 12 リセットプレート 12a リセットプレート後端 14 パターニングジャック 16 中間ジャック 20 自走組織設定装置 21 ローラ 22 リング状溝(レール) 23 モータ 27 ラック 28 位置検出センサー 29 マイクロコンピュータ 30 中央制御装置 31 編地組織メモリー 32 操作・表示部 33 セレクターフィンガ 33d セレクターフィンガ先端部 34 セレクターフィンガーユニット 35 アクチュエータ 36 圧電素子 48 電源ユニット

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 丸編機編成部の周囲を回りながら組織デ
    ータを編成部に転送することにより編地組織の変更を行
    う装置(20)であって、(a)丸編機側のレールと係合
    し、丸編機編成部の周囲を移動可能とする、係合・移動
    手段(21)、(b)編成部要素の位置を検出する位置検
    出用センサー(28)、(c)電気信号を機械的動作に変
    化させるアクチュエータによって位置制御されるセレク
    ターフィンガー(33)を少なくともパターニングジャ
    ック又は編針の段数分有するフィンガーユニット(3
    4)、(d)編地組織電子データを記憶する編地組織メモ
    リー(31)、(e)前記位置検出センサー(28)から
    の信号に基づき、現在の位置を計算し、その位置に適し
    た編地組織データを前記編地組織メモリー(31)から
    抽出し、その内容を前記フィンガーユニット(34)に
    伝える中央制御装置(30)、(f) 前記中央制御装置
    (30)により制御され、自走組織設定装置の現在の状
    況を表示する表示器や電源スイッチ等を有する操作・表
    示部(32)、(g)上記各要素の電力を供給する電源ユ
    ニット(48)からなることを特徴とする装置。
  2. 【請求項2】 自動で周回させる動力源(23)を備え
    た周回動力ユニットをさらに有する請求項1記載の装
    置。
  3. 【請求項3】 編地組織データが直接人手によってキー
    入力されたものである請求項1又は2記載の装置。
  4. 【請求項4】 編地組織データが丸編機の制御コントロ
    ール部または外部装置にてあらかじめ用意され、それら
    の装置から転送されたものである請求項1又は2記載の
    装置。
  5. 【請求項5】 編地組織データの転送が無線または有線
    で行われる請求項4記載の装置。
  6. 【請求項6】 電気信号を機械的動作に変化させるアク
    チュエータが圧電素子(36)を使用するものである請
    求項1ないし5のいずれかに記載の装置。
  7. 【請求項7】 セレクターペグの後端(11a)及びリ
    セットプレートの後端(12a)が三角形の凹形状であ
    り、それと係合するセレクターフィンガーの先端(33
    d)も三角形の凸形状である請求項1ないし6のいずれ
    かに記載の装置。
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