JP3549469B2 - プレス用ワーク取出し装置 - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、プレス型によって成形したワーク(プレス成形品)を、そのプレス型の位置から「プレス装置の近傍に置いたワークボックス」へ順次連続的に安全に移し変え移送移載するプレス用ワーク取出し装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
金属板材等の加工材料を上型・下型等のプレス型によってプレス成形加工するプレス装置は、極めて危険な作業にしてプレス型に手・指先を挟むことがあるので、両手でスイッチを同時操作しないとプレスラムが作動しない安全装置が取付けられている。
【0003】
しかし、一般に広く普及しているプレス加工作業は、そのスイッチ安全装置のみでは不充分にして労働災害を生ずるおそれがあるので、それぞれのプレス装置やプレス加工すべきワークの形状・サイズに適するワーク自動取出し装置が普及しており、プレス加工したワークをプレス型の位置から受け取ってプレス装置近傍のワーク収納ボックスへ自動的に移送移載するプレス用ワーク取り出し装置がかなり普及している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
以上の従来のプレス用ワーク取出し装置は、量産加工するプレス装置とワークの形状・サイズの個有事情に合せて設計された構造複雑・大形のものが多く、コスト高にして普及を妨げたり、大型による占有面積・空間が大にして工場スペースの有効活用性を妨げたり、作動騒音が大にしてプレス工場騒音のさらなる増大要因となったり、さらに、誤動作して作業危険をもたらすおそれがある等のいずれかの不具合が存在するものが多い。
【0005】
本発明は、以上の従来技術の難点を解消し、構造簡素にして安全性に優れると共に作動騒音がなく円滑なワーク移送作動機能を備えたプレス用ワーク取出し装置を提供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
以上の技術課題を解決する本発明のプレス用ワーク取出し装置は「上型・下型によるプレス加工のワークを、該上型下方からプレス側部のワークボックスに移送移載するプレス用ワーク取り出し装置にして、前記上型下方のワーク受け取りポジションと前記ワークボックスへのワーク放出ポジション間を、概ね90°回転自在にコーナー支承したワークトレイと、該ワークトレイに前端を連結して進退作動するエアーピストンロッドからなる前記ワークトレイの作動機構を備え、さらに、該作動機構は、前記エアーピストンロッドと連動してスライド作動し、かつ、緩衝用引きばねを両端に有する長尺体の速度緩衝用スライド板からなる前記ワークトレイの停止速度緩衝手段を備え、前記緩衝用引きばねの伸長によって前記ワークトレイの前記ワーク受け取りポジションと前記ワーク放出ポジションへの停止速度を緩衝ブレーキする構造」に成っている。
【0007】
即ち、本発明のプレス用ワーク取出し装置は、プレス上型の上昇停止と同時に前記のワーク放出ポジション(プレス加工の作業を妨害しないプレスベッド上の空間ポジション)に停止しているワークトレイを、該プレス上型の下方の「ワーク受け取りポジション」に回転前進移動させて停止させると同時に、そのプレス上型に付設しているノックアウトピン等を作動させてワークをワークトレイに落下収納させ、続いて直ちに、原位置のワーク放出ポジションへ回転復帰させると同時に、その停止慣性によってワークトレイ上のワークをプレスベッド側方のワークボックスへ自動放出落下させて移送移載する構造とワーク移送移載方法が特徴である。
【0008】
そして、そのワークトレイの前記の2個のポジションへの停止時には、前記の停止速度緩衝手段によってワークトレイを減速ブレーキ停止させ、ワークトレイの停止時の無用な衝撃と衝撃音を防止して速いインターバルで往復作動するワークトレイの作動が極めて円滑にして工場騒音の要因とならないように配慮されている。
【0009】
なお、前記の基本構成からなる本発明のプレス用ワーク取出し装置は、構造をより簡素にして安価にする意図から「エアーシリンダーにエアーピストンロッドを遊嵌状態に組合せた構造に成し、エアー圧によって前死点に前進したエアーピストンロッドを引き戻しばねで後退させる構造」にしたり、ワーク放出ポジションの原位置停止のワークトレイを係止ロックしてプレス作動中のワークトレイの前進誤作動を防止する「ワークトレイ停止位置のロック・アンロック機構」からなる安全手段を設ける態様を採択する。
【0010】
【作用】
以上の構成の本発明のプレス用ワーク取出し装置は、プレス上型下方のワーク受け取りポジションとプレスベッド側縁部位のワーク放出ポジション間を90°回転往復作動するワークトレイを主要部に成し、そのプレス型によるプレス作動中のワークトレイは前記ワーク放出ポジションに停止しているので、装置全体が小形簡素にして本来のプレス作業を妨げるおそれがなく円滑にして確実なワークの移送移載ができる。
【0011】
そして、そのワークトレイが速いインターバルで反復する前記ポジションへの停止は前記の停止速度緩衝手段によってブレーキ停止するので、停止の度の「ガッチヤン」とする騒音や停止振動がなく、極めて円滑にして安定した作動が確保できる。そして、そのブレーキ停止の存在によってワークトレイの中間移動速度を高速にしてワーク取り出し移送のインターバルが短かく設定できる。
【0012】
【発明の実施の形態】
本発明一実施例のプレス用ワーク取出し装置1を説明する。まず、その基本構造を示す図1〜図3参照、このワーク取出し装置1はプレス2のプレスラム(図示しない)に取着したプレス上型3とプレスベッドB(以下、単にベッドBという)に取着したプレス下型4によってプレス加工したワークWをプレス上型3から外して受け取って、プレスベッドBの側端に設けたワークボックス6に自動移送する装置にして、プレス上型3下方の「ワーク受け取りポジションP1」とベッドBの側縁上方空間の「ワーク放出ポジションP2」間を概ね90°往復回転作動するワークトレイ5と、ベッドBに立設したポスト10Aのポストヘッド12を貫通してセットされて先端をワークトレイ5に連結したエアーピストンロッド7からなるワークトレイ5の作動機構9を主要部に成している。なお、図中の38はプレススイッチである。
【0013】
詳しくは(図2・図3参照)ワークトレイ5は「一端開放・三方枠囲いの方形トレイ」にして、その方形のコーナーに突設したブラケット11をベッドBに立設したポスト10Bに回転自在に支承されて概ね水平姿勢を保持すると共に、そのブラケット11には作動機構9のエアーピストンロッド7の先端が連結されており、このピストンロッド7の進退作動によって前記2個のポジションP1・P2間を往復作動できる。
【0014】
一方、作動機構9は「ベッドBに立設したポスト10Aのポストヘッド12」に貫通セットされたエアシリンダー8とエアーシリンダー8に収納したピストンロッド7から成る通常のエアーピストン機構にして、この実施例のものは量産市販のパイプ材のエアーシリンダー8に量産市販の磨き丸棒のピストンロッド7を遊嵌状態(片側クリヤランス=約0.1粍)で組合せた簡素構造にして(図3参照)ピストンロッド7が前死点7Aに達するとエアーシリンダー8内のエアーはエアーシリンダー8側壁の排気孔13から放出されてピストンロッド7がルーズとなり、ブラケット11とポスト10A間に連結したリターンばね14の引き戻し付勢力によって後退して後死点7Bで停止し、その7A・7B間を往復作動する。
【0015】
なお、ポスト10Aのポストヘッド12は、ポスト10Aに対して回転自在にして、ワークトレイ5のブラケット11に連結したピストンロッド7が進退作動してブラケット11を回転作動させると共に、エアーシリンダー8はポストヘッド12と共に少量回転作動し,図3のようにピストンロッド7の進退によってワークトレイ5が概ね90°回転してワーク受け取りポジションP1とワーク放出ポジションP2間を往復作動すると共に、そのポジションP1・P2に停止できる。
【0016】
そして、この作動機構9にはピストンロッド7を前死点7Aと後死点7Bへ緩やかに停止させる停止速度緩衝機構20を備えている。詳しくは(図2・図4参照)ワークトレイ5のブラケット11に立設した連結ピン15とポストヘッド12の中心に立設した連結ピン16間には、長尺板体の主スライド板21が連結されると共に、その主スライド板21には「主スライド板の前端と引きばね24で連結して主スライド板21に対してスライドできる第1副スライド板22」と「主スライド板21の後端と引きばね25で連結して主スライド板21に対してスライドできる第2副スライド板23が積み重ねセットされている。
【0017】
そして、この3枚のスライド板21・22・23は、ポストヘッド12の連結ピン16にそれぞれの長孔17を通して連結されると共に、主スライド板21の前端はブラケット11の連結ピン15に連結され、さらに、その主スライド板21に重ねた副スライド板22・23は主スライド板21に立設した連結ピン18・19に長孔17を通して連結され、この3枚のスライド板は「ブラケット11の回転作動に伴う連結ピン15・16間のスパンSの長短変化に追従してスライド作動し、ブラケット11の回転によってワークトレイ5が前記ポジションP1・P2に接近すると、以下に述べる拘束スライド作動して引きばね24・25による緩衝作動をする。
【0018】
即ち、(図4(A)参照)ワークトレイ5が前進作動して「ワーク受け取りポジションP1」へ接近して連結ピン15・16間の連結スパンがS1に達すると、第1副スライド板22が主スライド板21に対して強制スライドして連結ピン15側の引きばね24を引き伸ばしてスパンS1がS2に拡がり(このとき連結ピン16側の引きばね25は伸縮しない)その引き伸ばし付勢力によってピストンロッド7の前進力を減殺して、ワークトレイ5の作動速度を緩衝してブレーキ停止する。
【0019】
そして、そのワークトレイ5がワーク放出ポジションP2に復帰停止するときは(図4(B)参照)ワークトレイ5が該ポジションP2に接近して連結ピン15・16間のスパンがS3に達すると、同じく第2副スライド板23が主スライド板21に対して強制スライドして主スライド板21の後端側の引きばね25を引き伸ばしてスパンS3がS4に拡がり(このとき前記の引きばね24は伸縮しない)その引き伸ばし付勢力によってピストンロッド7の後退作動力を減殺して、同じくワークトレイ5をブレーキ停止する。
【0020】
以上の構造からなる本実施例のワーク取出し装置1は以下のように作動して使用される。即ち、プレス上型3・プレス下型4によってプレス加工品のワークWが加工され、そのワークWがプレス上型3に取着されてプレスラムと共に上昇停止すると、その停止タイミングに連動してエアーシリンダー8にエアー送出されてピストンロッド7が前進してワークトレイ5がプレス上型3の下方の「ワーク受け取りポジションP1」に前進停止すると同時に、プレス上型3に付設しているノックアウトピン等(図示しない)によってワークWを外してワークトレイ5上に落下収納する。
【0021】
そして、続いて作動機構9によるピストンロッド7の後退によってワークトレイ5をワーク放出ポジションP2に移送して前記ブレーキ停止を行い、そのブレーキ停止による慣性によってワークトレイ5上のワークWをワークボックス6に自動落下させて収納する。そして、ワークWを放出したワークトレイ5はそのままポジションP2で次のプレス作動によるワーク受け取りまで停止し、以下順次以上の作動を反復する。
【0022】
一方、以上の実施例のワーク取り出し装置1は、ワークトレイ5の往復作動をより安全にするための安全手段が下記のように付設されている。即ち(図5参照)ワークトレイ5のブラケット11の反対側のコーナーには「ワークトレイ5が前記ポジションP2に達したときポスト10Aのポストヘッド12に対向する係止板30」が突設されると共に、そのポストヘッド12には移動してきた係止板30を挟み込み係止する係止鉤32を作用点に有して支点ピン33でポストヘッド12に連結され、かつ、力点にエアー作動ピン34を有する槓杆体の係止部材31で構成されたワークトレイ5の停止位置のロック・アンロック手段を備えている。
【0023】
そして、ワークトレイ5がワーク放出ポジションP2に達すると、係止板30が係止鉤32のテーパー部に接合して押し上げて受け入れられて自重によって抜け止め係止され、ワークトレイ5の停止姿勢を完全ロックする。そして、そのワークトレイ5がワーク受け取りポジションP1への前進作動を開始するときは、作動機構9のエアーシリンダー8と係止部材31のエアー作動ピン34が同一のエアー源によって同時作動して係止板30をアンロック解放し、ワークトレイ5の前進作動を許容する安全プロセスに成っている。
【0024】
さらに、この実施例のものにはワークトレイ5がワーク受け取りポジションP1に停止中はプレスラムを作動不能にする安全対策が講じてある。即ち(図1参照)プレスヘッドBのオペレーター側に設ける受光板35を備えた通常の光線型プレス安全装置において、その受光板35の前に緩衝機構20とロッド37で連結した移動式遮光板36を設け、ワークトレイ5が前進ゾーンにあるときは、この遮光板36が受光板35の前面に位置して受光作用を妨げてプレス作動をロックする安全手段が付設されている。
【0025】
以上の実施例のものは前記の作用があり、ワーク受け取りポジションP1とプレスベッドB側縁部位のワーク放出ポジションP2間のワークWの移送移載が、激しい停止衝撃音・停止衝撃を生ずることなく円滑に反復連続することができる。そして、ワークトレイ5の停止位置のロック・アンロック手段を有するので、プレス作動中にワークトレイ5が動き出す誤作動がなく安全性が確保され、さらに、主たる構成要素の作動機構9が通常市販のパイプ・丸棒の組合せからなる簡易エアーピストン構造から成るので、装置全体が構造簡素にして安価であり、一般のプレス装置用として広く使用できる汎用性がある。
【0026】
なお、本発明のプレス用ワーク取出し装置は、前記の実施例に限定されず、作動機構を「エアー往復作動の通常形態のエアーシリンダー・ピストン構造」にする等の変化がある。
【0027】
【発明の効果】
以上の説明のとおり、本発明のプレス用ワーク取出し装置は、安全にして円滑なワーク取り出し移送ができると共に、構造簡素小形にして安価に提供可能であり、その上、ワーク取り出し装置の主要部とワークトレイの作動ゾーンがプレスベッドの上方空間内に存在するコンパクト形態であることから、工場スペースの有効利用を阻害するおそれもなく、広く一般のプレス装置用ワーク取り出し装置として極めて有用に活用できる。
【0028】
そして、速いインターバルで往復作動停止するワークトレイは、前記の停止速度緩衝機構によってブレーキ停止して、停止時の激しい衝撃音・衝撃振動の発生がないので工場騒音の大なるプレス工場の騒音をさらに増大させるおそれはなく、その停止までの中間速度を大に設定して、プレス加工タクトを阻害しない高速度のワーク移送が可能にして、プレス加工の安全性・生産性が良好に確保できる。以上の有用な諸効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明一実施例のプレス用ワーク取出し装置のプレスへの装着状態の全体斜視図
【図2】図1実施例のプレス用ワーク取出し装置の正面図
【図3】図1実施例のプレス用ワーク取出し装置の平面図とワークトレイの作動説明図
【図4】図1実施例のプレス用ワーク取出し装置の作動機構の停止速度緩衝機構を示し、(A)はワークトレイの前進停止作動の説明図、(B)はワークトレイの後退停止作動の説明図
【図5】図1実施例のプレス用ワーク取り出し装置のワークトレイの停止位置のロック・アンロック手段の構造と作動説明図
【符号の説明】
1 ワーク取出し装置
2 プレス
3 プレス上型
4 プレス下型
5 ワークトレイ
6 ワークボックス
7 ピストンロッド
7A ピストンロッドの前死点
7B ピストンロッドの後死点
8 エアーシリンダー
9 作動機構
10A・10B ポスト
11 ブラケット
12 ポストヘッド
15・16・18・19 連結ピン
17 長孔
20 停止速度緩衝機構
21 主スライド板
22 第1副スライド板
23 第2副スライド板
24・25 引きばね
30 係止板
31 係止部材
32 係止鉤
34 エアー作動ピン
B プレスベッド
P1 ワーク受け取りポジション
P2 ワーク放出ポジション
W ワーク
【発明の属する技術分野】
本発明は、プレス型によって成形したワーク(プレス成形品)を、そのプレス型の位置から「プレス装置の近傍に置いたワークボックス」へ順次連続的に安全に移し変え移送移載するプレス用ワーク取出し装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
金属板材等の加工材料を上型・下型等のプレス型によってプレス成形加工するプレス装置は、極めて危険な作業にしてプレス型に手・指先を挟むことがあるので、両手でスイッチを同時操作しないとプレスラムが作動しない安全装置が取付けられている。
【0003】
しかし、一般に広く普及しているプレス加工作業は、そのスイッチ安全装置のみでは不充分にして労働災害を生ずるおそれがあるので、それぞれのプレス装置やプレス加工すべきワークの形状・サイズに適するワーク自動取出し装置が普及しており、プレス加工したワークをプレス型の位置から受け取ってプレス装置近傍のワーク収納ボックスへ自動的に移送移載するプレス用ワーク取り出し装置がかなり普及している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
以上の従来のプレス用ワーク取出し装置は、量産加工するプレス装置とワークの形状・サイズの個有事情に合せて設計された構造複雑・大形のものが多く、コスト高にして普及を妨げたり、大型による占有面積・空間が大にして工場スペースの有効活用性を妨げたり、作動騒音が大にしてプレス工場騒音のさらなる増大要因となったり、さらに、誤動作して作業危険をもたらすおそれがある等のいずれかの不具合が存在するものが多い。
【0005】
本発明は、以上の従来技術の難点を解消し、構造簡素にして安全性に優れると共に作動騒音がなく円滑なワーク移送作動機能を備えたプレス用ワーク取出し装置を提供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
以上の技術課題を解決する本発明のプレス用ワーク取出し装置は「上型・下型によるプレス加工のワークを、該上型下方からプレス側部のワークボックスに移送移載するプレス用ワーク取り出し装置にして、前記上型下方のワーク受け取りポジションと前記ワークボックスへのワーク放出ポジション間を、概ね90°回転自在にコーナー支承したワークトレイと、該ワークトレイに前端を連結して進退作動するエアーピストンロッドからなる前記ワークトレイの作動機構を備え、さらに、該作動機構は、前記エアーピストンロッドと連動してスライド作動し、かつ、緩衝用引きばねを両端に有する長尺体の速度緩衝用スライド板からなる前記ワークトレイの停止速度緩衝手段を備え、前記緩衝用引きばねの伸長によって前記ワークトレイの前記ワーク受け取りポジションと前記ワーク放出ポジションへの停止速度を緩衝ブレーキする構造」に成っている。
【0007】
即ち、本発明のプレス用ワーク取出し装置は、プレス上型の上昇停止と同時に前記のワーク放出ポジション(プレス加工の作業を妨害しないプレスベッド上の空間ポジション)に停止しているワークトレイを、該プレス上型の下方の「ワーク受け取りポジション」に回転前進移動させて停止させると同時に、そのプレス上型に付設しているノックアウトピン等を作動させてワークをワークトレイに落下収納させ、続いて直ちに、原位置のワーク放出ポジションへ回転復帰させると同時に、その停止慣性によってワークトレイ上のワークをプレスベッド側方のワークボックスへ自動放出落下させて移送移載する構造とワーク移送移載方法が特徴である。
【0008】
そして、そのワークトレイの前記の2個のポジションへの停止時には、前記の停止速度緩衝手段によってワークトレイを減速ブレーキ停止させ、ワークトレイの停止時の無用な衝撃と衝撃音を防止して速いインターバルで往復作動するワークトレイの作動が極めて円滑にして工場騒音の要因とならないように配慮されている。
【0009】
なお、前記の基本構成からなる本発明のプレス用ワーク取出し装置は、構造をより簡素にして安価にする意図から「エアーシリンダーにエアーピストンロッドを遊嵌状態に組合せた構造に成し、エアー圧によって前死点に前進したエアーピストンロッドを引き戻しばねで後退させる構造」にしたり、ワーク放出ポジションの原位置停止のワークトレイを係止ロックしてプレス作動中のワークトレイの前進誤作動を防止する「ワークトレイ停止位置のロック・アンロック機構」からなる安全手段を設ける態様を採択する。
【0010】
【作用】
以上の構成の本発明のプレス用ワーク取出し装置は、プレス上型下方のワーク受け取りポジションとプレスベッド側縁部位のワーク放出ポジション間を90°回転往復作動するワークトレイを主要部に成し、そのプレス型によるプレス作動中のワークトレイは前記ワーク放出ポジションに停止しているので、装置全体が小形簡素にして本来のプレス作業を妨げるおそれがなく円滑にして確実なワークの移送移載ができる。
【0011】
そして、そのワークトレイが速いインターバルで反復する前記ポジションへの停止は前記の停止速度緩衝手段によってブレーキ停止するので、停止の度の「ガッチヤン」とする騒音や停止振動がなく、極めて円滑にして安定した作動が確保できる。そして、そのブレーキ停止の存在によってワークトレイの中間移動速度を高速にしてワーク取り出し移送のインターバルが短かく設定できる。
【0012】
【発明の実施の形態】
本発明一実施例のプレス用ワーク取出し装置1を説明する。まず、その基本構造を示す図1〜図3参照、このワーク取出し装置1はプレス2のプレスラム(図示しない)に取着したプレス上型3とプレスベッドB(以下、単にベッドBという)に取着したプレス下型4によってプレス加工したワークWをプレス上型3から外して受け取って、プレスベッドBの側端に設けたワークボックス6に自動移送する装置にして、プレス上型3下方の「ワーク受け取りポジションP1」とベッドBの側縁上方空間の「ワーク放出ポジションP2」間を概ね90°往復回転作動するワークトレイ5と、ベッドBに立設したポスト10Aのポストヘッド12を貫通してセットされて先端をワークトレイ5に連結したエアーピストンロッド7からなるワークトレイ5の作動機構9を主要部に成している。なお、図中の38はプレススイッチである。
【0013】
詳しくは(図2・図3参照)ワークトレイ5は「一端開放・三方枠囲いの方形トレイ」にして、その方形のコーナーに突設したブラケット11をベッドBに立設したポスト10Bに回転自在に支承されて概ね水平姿勢を保持すると共に、そのブラケット11には作動機構9のエアーピストンロッド7の先端が連結されており、このピストンロッド7の進退作動によって前記2個のポジションP1・P2間を往復作動できる。
【0014】
一方、作動機構9は「ベッドBに立設したポスト10Aのポストヘッド12」に貫通セットされたエアシリンダー8とエアーシリンダー8に収納したピストンロッド7から成る通常のエアーピストン機構にして、この実施例のものは量産市販のパイプ材のエアーシリンダー8に量産市販の磨き丸棒のピストンロッド7を遊嵌状態(片側クリヤランス=約0.1粍)で組合せた簡素構造にして(図3参照)ピストンロッド7が前死点7Aに達するとエアーシリンダー8内のエアーはエアーシリンダー8側壁の排気孔13から放出されてピストンロッド7がルーズとなり、ブラケット11とポスト10A間に連結したリターンばね14の引き戻し付勢力によって後退して後死点7Bで停止し、その7A・7B間を往復作動する。
【0015】
なお、ポスト10Aのポストヘッド12は、ポスト10Aに対して回転自在にして、ワークトレイ5のブラケット11に連結したピストンロッド7が進退作動してブラケット11を回転作動させると共に、エアーシリンダー8はポストヘッド12と共に少量回転作動し,図3のようにピストンロッド7の進退によってワークトレイ5が概ね90°回転してワーク受け取りポジションP1とワーク放出ポジションP2間を往復作動すると共に、そのポジションP1・P2に停止できる。
【0016】
そして、この作動機構9にはピストンロッド7を前死点7Aと後死点7Bへ緩やかに停止させる停止速度緩衝機構20を備えている。詳しくは(図2・図4参照)ワークトレイ5のブラケット11に立設した連結ピン15とポストヘッド12の中心に立設した連結ピン16間には、長尺板体の主スライド板21が連結されると共に、その主スライド板21には「主スライド板の前端と引きばね24で連結して主スライド板21に対してスライドできる第1副スライド板22」と「主スライド板21の後端と引きばね25で連結して主スライド板21に対してスライドできる第2副スライド板23が積み重ねセットされている。
【0017】
そして、この3枚のスライド板21・22・23は、ポストヘッド12の連結ピン16にそれぞれの長孔17を通して連結されると共に、主スライド板21の前端はブラケット11の連結ピン15に連結され、さらに、その主スライド板21に重ねた副スライド板22・23は主スライド板21に立設した連結ピン18・19に長孔17を通して連結され、この3枚のスライド板は「ブラケット11の回転作動に伴う連結ピン15・16間のスパンSの長短変化に追従してスライド作動し、ブラケット11の回転によってワークトレイ5が前記ポジションP1・P2に接近すると、以下に述べる拘束スライド作動して引きばね24・25による緩衝作動をする。
【0018】
即ち、(図4(A)参照)ワークトレイ5が前進作動して「ワーク受け取りポジションP1」へ接近して連結ピン15・16間の連結スパンがS1に達すると、第1副スライド板22が主スライド板21に対して強制スライドして連結ピン15側の引きばね24を引き伸ばしてスパンS1がS2に拡がり(このとき連結ピン16側の引きばね25は伸縮しない)その引き伸ばし付勢力によってピストンロッド7の前進力を減殺して、ワークトレイ5の作動速度を緩衝してブレーキ停止する。
【0019】
そして、そのワークトレイ5がワーク放出ポジションP2に復帰停止するときは(図4(B)参照)ワークトレイ5が該ポジションP2に接近して連結ピン15・16間のスパンがS3に達すると、同じく第2副スライド板23が主スライド板21に対して強制スライドして主スライド板21の後端側の引きばね25を引き伸ばしてスパンS3がS4に拡がり(このとき前記の引きばね24は伸縮しない)その引き伸ばし付勢力によってピストンロッド7の後退作動力を減殺して、同じくワークトレイ5をブレーキ停止する。
【0020】
以上の構造からなる本実施例のワーク取出し装置1は以下のように作動して使用される。即ち、プレス上型3・プレス下型4によってプレス加工品のワークWが加工され、そのワークWがプレス上型3に取着されてプレスラムと共に上昇停止すると、その停止タイミングに連動してエアーシリンダー8にエアー送出されてピストンロッド7が前進してワークトレイ5がプレス上型3の下方の「ワーク受け取りポジションP1」に前進停止すると同時に、プレス上型3に付設しているノックアウトピン等(図示しない)によってワークWを外してワークトレイ5上に落下収納する。
【0021】
そして、続いて作動機構9によるピストンロッド7の後退によってワークトレイ5をワーク放出ポジションP2に移送して前記ブレーキ停止を行い、そのブレーキ停止による慣性によってワークトレイ5上のワークWをワークボックス6に自動落下させて収納する。そして、ワークWを放出したワークトレイ5はそのままポジションP2で次のプレス作動によるワーク受け取りまで停止し、以下順次以上の作動を反復する。
【0022】
一方、以上の実施例のワーク取り出し装置1は、ワークトレイ5の往復作動をより安全にするための安全手段が下記のように付設されている。即ち(図5参照)ワークトレイ5のブラケット11の反対側のコーナーには「ワークトレイ5が前記ポジションP2に達したときポスト10Aのポストヘッド12に対向する係止板30」が突設されると共に、そのポストヘッド12には移動してきた係止板30を挟み込み係止する係止鉤32を作用点に有して支点ピン33でポストヘッド12に連結され、かつ、力点にエアー作動ピン34を有する槓杆体の係止部材31で構成されたワークトレイ5の停止位置のロック・アンロック手段を備えている。
【0023】
そして、ワークトレイ5がワーク放出ポジションP2に達すると、係止板30が係止鉤32のテーパー部に接合して押し上げて受け入れられて自重によって抜け止め係止され、ワークトレイ5の停止姿勢を完全ロックする。そして、そのワークトレイ5がワーク受け取りポジションP1への前進作動を開始するときは、作動機構9のエアーシリンダー8と係止部材31のエアー作動ピン34が同一のエアー源によって同時作動して係止板30をアンロック解放し、ワークトレイ5の前進作動を許容する安全プロセスに成っている。
【0024】
さらに、この実施例のものにはワークトレイ5がワーク受け取りポジションP1に停止中はプレスラムを作動不能にする安全対策が講じてある。即ち(図1参照)プレスヘッドBのオペレーター側に設ける受光板35を備えた通常の光線型プレス安全装置において、その受光板35の前に緩衝機構20とロッド37で連結した移動式遮光板36を設け、ワークトレイ5が前進ゾーンにあるときは、この遮光板36が受光板35の前面に位置して受光作用を妨げてプレス作動をロックする安全手段が付設されている。
【0025】
以上の実施例のものは前記の作用があり、ワーク受け取りポジションP1とプレスベッドB側縁部位のワーク放出ポジションP2間のワークWの移送移載が、激しい停止衝撃音・停止衝撃を生ずることなく円滑に反復連続することができる。そして、ワークトレイ5の停止位置のロック・アンロック手段を有するので、プレス作動中にワークトレイ5が動き出す誤作動がなく安全性が確保され、さらに、主たる構成要素の作動機構9が通常市販のパイプ・丸棒の組合せからなる簡易エアーピストン構造から成るので、装置全体が構造簡素にして安価であり、一般のプレス装置用として広く使用できる汎用性がある。
【0026】
なお、本発明のプレス用ワーク取出し装置は、前記の実施例に限定されず、作動機構を「エアー往復作動の通常形態のエアーシリンダー・ピストン構造」にする等の変化がある。
【0027】
【発明の効果】
以上の説明のとおり、本発明のプレス用ワーク取出し装置は、安全にして円滑なワーク取り出し移送ができると共に、構造簡素小形にして安価に提供可能であり、その上、ワーク取り出し装置の主要部とワークトレイの作動ゾーンがプレスベッドの上方空間内に存在するコンパクト形態であることから、工場スペースの有効利用を阻害するおそれもなく、広く一般のプレス装置用ワーク取り出し装置として極めて有用に活用できる。
【0028】
そして、速いインターバルで往復作動停止するワークトレイは、前記の停止速度緩衝機構によってブレーキ停止して、停止時の激しい衝撃音・衝撃振動の発生がないので工場騒音の大なるプレス工場の騒音をさらに増大させるおそれはなく、その停止までの中間速度を大に設定して、プレス加工タクトを阻害しない高速度のワーク移送が可能にして、プレス加工の安全性・生産性が良好に確保できる。以上の有用な諸効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明一実施例のプレス用ワーク取出し装置のプレスへの装着状態の全体斜視図
【図2】図1実施例のプレス用ワーク取出し装置の正面図
【図3】図1実施例のプレス用ワーク取出し装置の平面図とワークトレイの作動説明図
【図4】図1実施例のプレス用ワーク取出し装置の作動機構の停止速度緩衝機構を示し、(A)はワークトレイの前進停止作動の説明図、(B)はワークトレイの後退停止作動の説明図
【図5】図1実施例のプレス用ワーク取り出し装置のワークトレイの停止位置のロック・アンロック手段の構造と作動説明図
【符号の説明】
1 ワーク取出し装置
2 プレス
3 プレス上型
4 プレス下型
5 ワークトレイ
6 ワークボックス
7 ピストンロッド
7A ピストンロッドの前死点
7B ピストンロッドの後死点
8 エアーシリンダー
9 作動機構
10A・10B ポスト
11 ブラケット
12 ポストヘッド
15・16・18・19 連結ピン
17 長孔
20 停止速度緩衝機構
21 主スライド板
22 第1副スライド板
23 第2副スライド板
24・25 引きばね
30 係止板
31 係止部材
32 係止鉤
34 エアー作動ピン
B プレスベッド
P1 ワーク受け取りポジション
P2 ワーク放出ポジション
W ワーク
Claims (1)
- 上型・下型によるプレス加工のワークを、該上型下方からプレス側部のワークボックスに移送移載するプレス用ワーク取り出し装置にして、前記上型下方のワーク受け取りポジションと前記ワークボックスへのワーク放出ポジション間を、概ね90°回転自在にコーナー支承したワークトレイと、該ワークトレイに前端を連結して進退作動するエアーピストンロッドからなる前記ワークトレイの作動機構を備え、さらに、該作動機構は、前記エアーピストンロッドと連動してスライド作動し、かつ、緩衝用引きばねを両端に有する長尺体の速度緩衝用の主スライド板と、該主スライド板前端と前記緩衝用引きばねで連結して該主スライド板に積み重ねてピン連結して長孔を介してスライドできる第1副スライド板と、該主スライド板の後端と前記緩衝用引きばねで連結して該主スライド板に積み重ねてピン連結して長孔を介してスライドできる第2副スライド板からなる前記ワークトレイの停止速度緩衝手段を備え、前記緩衝用引きばねの伸長によって前記ワークトレイの前記ワーク受け取りポジションと前記ワーク放出ポジションへの停止速度を緩衝ブレーキする構造を備え、さらに、前記ワーク放出ポジションに停止したワークトレイをクランプ係止する係止部材と該係止部材のクランプ係止解除用のエアー作動ピンを備え、該エアー作動ピンは該ワークトレイの作動機構の作動エアーと連動作動する構造からなる前記ワークトレイの停止位置のロック・アンロック手段を備えた構造を特徴とするプレス用ワーク取り出し装置。
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