JP2002035873A - プレス用ワーク取出し装置 - Google Patents

プレス用ワーク取出し装置

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JP2002035873A JP2000228427A JP2000228427A JP2002035873A JP 2002035873 A JP2002035873 A JP 2002035873A JP 2000228427 A JP2000228427 A JP 2000228427A JP 2000228427 A JP2000228427 A JP 2000228427A JP 2002035873 A JP2002035873 A JP 2002035873A
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 プレス加工終了したワークWを、上型下方の
ワーク受け取りポジションからワークボックス近傍のワ
ーク放出ポジションへ移送移載するにおいて、構造簡
素、かつ、作動騒音・作動振動が少く安全性に富むプレ
ス用ワーク取出し装置を提供する。 【解決手段】 ワーク受取りポジションP1とワーク放
出ポジションP2間を往復作動するワークトレイ5と、
エアーシリンダー8と、ピストンロッド7とからなる
「ワークトレイ5の作動機構9」を備え、さらに、その
作動機構9に「ピストンロッド7の進退に連動して伸縮
する3枚積重の長尺体のスライド板と該スライド板に設
けた引きばね」からなるワークトレイ5の停止速度緩衝
機構20を備え、前記ポジションP1・P2へワークト
レイ5をブレーキ停止させる構造とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プレス型によって
成形したワーク(プレス成形品)を、そのプレス型の位
置から「プレス装置の近傍に置いたワークボックス」へ
順次連続的に安全に移し変え移送移載するプレス用ワー
ク取出し装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】金属板材等の加工材料を上型・下型等の
プレス型によってプレス成形加工するプレス装置は、極
めて危険な作業にしてプレス型に手・指先を挟むことが
あるので、両手でスイッチを同時操作しないとプレスラ
ムが作動しない安全装置が取付けられている。
【0003】しかし、一般に広く普及しているプレス加
工作業は、そのスイッチ安全装置のみでは不充分にして
労働災害を生ずるおそれがあるので、それぞれのプレス
装置やプレス加工すべきワークの形状・サイズに適する
ワーク自動取出し装置が普及しており、プレス加工した
ワークをプレス型の位置から受け取ってプレス装置近傍
のワーク収納ボックスへ自動的に移送移載するプレス用
ワーク取り出し装置がかなり普及している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】以上の従来のプレス用
ワーク取出し装置は、量産加工するプレス装置とワーク
の形状・サイズの個有事情に合せて設計された構造複雑
・大形のものが多く、コスト高にして普及を妨げたり、
大型による占有面積・空間が大にして工場スペースの有
効活用性を妨げたり、作動騒音が大にしてプレス工場騒
音のさらなる増大要因となったり、さらに、誤動作して
作業危険をもたらすおそれがある等のいずれかの不具合
が存在するものが多い。
【0005】本発明は、以上の従来技術の難点を解消
し、構造簡素にして安全性に優れると共に作動騒音がな
く円滑なワーク移送作動機能を備えたプレス用ワーク取
出し装置を提供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】以上の技術課題を解決す
る本発明のプレス用ワーク取出し装置は「上型・下型に
よるプレス加工のワークを、該上型下方からプレス側部
のワークボックスに移送移載するプレス用ワーク取り出
し装置にして、前記上型下方のワーク受け取りポジショ
ンと前記ワークボックスへのワーク放出ポジション間
を、概ね90°回転自在にコーナー支承したワークトレ
イと、該ワークトレイに前端を連結して進退作動するエ
アーピストンロッドからなる前記ワークトレイの作動機
構を備え、さらに、該作動機構は、前記エアーピストン
ロッドと連動してスライド作動し、かつ、緩衝用引きば
ねを両端に有する長尺体の速度緩衝用スライド板からな
る前記ワークトレイの停止速度緩衝手段を備え、前記緩
衝用引きばねの伸長によって前記ワークトレイの前記ワ
ーク受け取りポジションと前記ワーク放出ポジションへ
の停止速度を緩衝ブレーキする構造」に成っている。
【0007】即ち、本発明のプレス用ワーク取出し装置
は、プレス上型の上昇停止と同時に前記のワーク放出ポ
ジション(プレス加工の作業を妨害しないプレスベッド
上の空間ポジション)に停止しているワークトレイを、
該プレス上型の下方の「ワーク受け取りポジション」に
回転前進移動させて停止させると同時に、そのプレス上
型に付設しているノックアウトピン等を作動させてワー
クをワークトレイに落下収納させ、続いて直ちに、原位
置のワーク放出ポジションへ回転復帰させると同時に、
その停止慣性によってワークトレイ上のワークをプレス
ベッド側方のワークボックスへ自動放出落下させて移送
移載する構造とワーク移送移載方法が特徴である。
【0008】そして、そのワークトレイの前記の2個の
ポジションへの停止時には、前記の停止速度緩衝手段に
よってワークトレイを減速ブレーキ停止させ、ワークト
レイの停止時の無用な衝撃と衝撃音を防止して速いイン
ターバルで往復作動するワークトレイの作動が極めて円
滑にして工場騒音の要因とならないように配慮されてい
る。
【0009】なお、前記の基本構成からなる本発明のプ
レス用ワーク取出し装置は、構造をより簡素にして安価
にする意図から「エアーシリンダーにエアーピストンロ
ッドを遊嵌状態に組合せた構造に成し、エアー圧によっ
て前死点に前進したエアーピストンロッドを引き戻しば
ねで後退させる構造」にしたり、ワーク放出ポジション
の原位置停止のワークトレイを係止ロックしてプレス作
動中のワークトレイの前進誤作動を防止する「ワークト
レイ停止位置のロック・アンロック機構」からなる安全
手段を設ける態様を採択する。
【0010】
【作用】以上の構成の本発明のプレス用ワーク取出し装
置は、プレス上型下方のワーク受け取りポジションとプ
レスベッド側縁部位のワーク放出ポジション間を90°
回転往復作動するワークトレイを主要部に成し、そのプ
レス型によるプレス作動中のワークトレイは前記ワーク
放出ポジションに停止しているので、装置全体が小形簡
素にして本来のプレス作業を妨げるおそれがなく円滑に
して確実なワークの移送移載ができる。
【0011】そして、そのワークトレイが速いインター
バルで反復する前記ポジションへの停止は前記の停止速
度緩衝手段によってブレーキ停止するので、停止の度の
「ガッチヤン」とする騒音や停止振動がなく、極めて円
滑にして安定した作動が確保できる。そして、そのブレ
ーキ停止の存在によってワークトレイの中間移動速度を
高速にしてワーク取り出し移送のインターバルが短かく
設定できる。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明一実施例のプレス用ワーク
取出し装置1を説明する。まず、その基本構造を示す図
1〜図3参照、このワーク取出し装置1はプレス2のプ
レスラム(図示しない)に取着したプレス上型3とプレ
スベッドB(以下、単にベッドBという)に取着したプ
レス下型4によってプレス加工したワークWをプレス上
型3から外して受け取って、プレスベッドBの側端に設
けたワークボックス6に自動移送する装置にして、プレ
ス上型3下方の「ワーク受け取りポジションP1」とベ
ッドBの側縁上方空間の「ワーク放出ポジションP2」
間を概ね90°往復回転作動するワークトレイ5と、ベ
ッドBに立設したポスト10Aのポストヘッド12を貫
通してセットされて先端をワークトレイ5に連結したエ
アーピストンロッド7からなるワークトレイ5の作動機
構9を主要部に成している。なお、図中の38はプレス
スイッチである。
【0013】詳しくは(図2・図3参照)ワークトレイ
5は「一端開放・三方枠囲いの方形トレイ」にして、そ
の方形のコーナーに突設したブラケット11をベッドB
に立設したポスト10Bに回転自在に支承されて概ね水
平姿勢を保持すると共に、そのブラケット11には作動
機構9のエアーピストンロッド7の先端が連結されてお
り、このピストンロッド7の進退作動によって前記2個
のポジションP1・P2間を往復作動できる。
【0014】一方、作動機構9は「ベッドBに立設した
ポスト10Aのポストヘッド12」に貫通セットされた
エアシリンダー8とエアーシリンダー8に収納したピス
トンロッド7から成る通常のエアーピストン機構にし
て、この実施例のものは量産市販のパイプ材のエアーシ
リンダー8に量産市販の磨き丸棒のピストンロッド7を
遊嵌状態(片側クリヤランス=約0.1粍)で組合せた
簡素構造にして(図3参照)ピストンロッド7が前死点
7Aに達するとエアーシリンダー8内のエアーはエアー
シリンダー8側壁の排気孔13から放出されてピストン
ロッド7がルーズとなり、ブラケット11とポスト10
A間に連結したリターンばね14の引き戻し付勢力によ
って後退して後死点7Bで停止し、その7A・7B間を
往復作動する。
【0015】なお、ポスト10Aのポストヘッド12
は、ポスト10Aに対して回転自在にして、ワークトレ
イ5のブラケット11に連結したピストンロッド7が進
退作動してブラケット11を回転作動させると共に、エ
アーシリンダー8はポストヘッド12と共に少量回転作
動し,図3のようにピストンロッド7の進退によってワ
ークトレイ5が概ね90°回転してワーク受け取りポジ
ションP1とワーク放出ポジションP2間を往復作動す
ると共に、そのポジションP1・P2に停止できる。
【0016】そして、この作動機構9にはピストンロッ
ド7を前死点7Aと後死点7Bへ緩やかに停止させる停
止速度緩衝機構20を備えている。詳しくは(図2・図
4参照)ワークトレイ5のブラケット11に立設した連
結ピン15とポストヘッド12の中心に立設した連結ピ
ン16間には、長尺板体の主スライド板21が連結され
ると共に、その主スライド板21には「主スライド板の
前端と引きばね24で連結して主スライド板21に対し
てスライドできる第1副スライド板22」と「主スライ
ド板21の後端と引きばね25で連結して主スライド板
21に対してスライドできる第2副スライド板23が積
み重ねセットされている。
【0017】そして、この3枚のスライド板21・22
・23は、ポストヘッド12の連結ピン16にそれぞれ
の長孔17を通して連結されると共に、主スライド板2
1の前端はブラケット11の連結ピン15に連結され、
さらに、その主スライド板21に重ねた副スライド板2
2・23は主スライド板21に立設した連結ピン18・
19に長孔17を通して連結され、この3枚のスライド
板は「ブラケット11の回転作動に伴う連結ピン15・
16間のスパンSの長短変化に追従してスライド作動
し、ブラケット11の回転によってワークトレイ5が前
記ポジションP1・P2に接近すると、以下に述べる拘
束スライド作動して引きばね24・25による緩衝作動
をする。
【0018】即ち、(図4(A)参照)ワークトレイ5
が前進作動して「ワーク受け取りポジションP1」へ接
近して連結ピン15・16間の連結スパンがS1に達す
ると、第1副スライド板22が主スライド板21に対し
て強制スライドして連結ピン15側の引きばね24を引
き伸ばしてスパンS1がS2に拡がり(このとき連結ピ
ン16側の引きばね25は伸縮しない)その引き伸ばし
付勢力によってピストンロッド7の前進力を減殺して、
ワークトレイ5の作動速度を緩衝してブレーキ停止す
る。
【0019】そして、そのワークトレイ5がワーク放出
ポジションP2に復帰停止するときは(図4(B)参
照)ワークトレイ5が該ポジションP2に接近して連結
ピン15・16間のスパンがS3に達すると、同じく第
2副スライド板23が主スライド板21に対して強制ス
ライドして主スライド板21の後端側の引きばね25を
引き伸ばしてスパンS3がS4に拡がり(このとき前記
の引きばね24は伸縮しない)その引き伸ばし付勢力に
よってピストンロッド7の後退作動力を減殺して、同じ
くワークトレイ5をブレーキ停止する。
【0020】以上の構造からなる本実施例のワーク取出
し装置1は以下のように作動して使用される。即ち、プ
レス上型3・プレス下型4によってプレス加工品のワー
クWが加工され、そのワークWがプレス上型3に取着さ
れてプレスラムと共に上昇停止すると、その停止タイミ
ングに連動してエアーシリンダー8にエアー送出されて
ピストンロッド7が前進してワークトレイ5がプレス上
型3の下方の「ワーク受け取りポジションP1」に前進
停止すると同時に、プレス上型3に付設しているノック
アウトピン等(図示しない)によってワークWを外して
ワークトレイ5上に落下収納する。
【0021】そして、続いて作動機構9によるピストン
ロッド7の後退によってワークトレイ5をワーク放出ポ
ジションP2に移送して前記ブレーキ停止を行い、その
ブレーキ停止による慣性によってワークトレイ5上のワ
ークWをワークボックス6に自動落下させて収納する。
そして、ワークWを放出したワークトレイ5はそのまま
ポジションP2で次のプレス作動によるワーク受け取り
まで停止し、以下順次以上の作動を反復する。
【0022】一方、以上の実施例のワーク取り出し装置
1は、ワークトレイ5の往復作動をより安全にするため
の安全手段が下記のように付設されている。即ち(図5
参照)ワークトレイ5のブラケット11の反対側のコー
ナーには「ワークトレイ5が前記ポジションP2に達し
たときポスト10Aのポストヘッド12に対向する係止
板30」が突設されると共に、そのポストヘッド12に
は移動してきた係止板30を挟み込み係止する係止鉤3
2を作用点に有して支点ピン33でポストヘッド12に
連結され、かつ、力点にエアー作動ピン34を有する槓
杆体の係止部材31で構成されたワークトレイ5の停止
位置のロック・アンロック手段を備えている。
【0023】そして、ワークトレイ5がワーク放出ポジ
ションP2に達すると、係止板30が係止鉤32のテー
パー部に接合して押し上げて受け入れられて自重によっ
て抜け止め係止され、ワークトレイ5の停止姿勢を完全
ロックする。そして、そのワークトレイ5がワーク受け
取りポジションP1への前進作動を開始するときは、作
動機構9のエアーシリンダー8と係止部材31のエアー
作動ピン34が同一のエアー源によって同時作動して係
止板30をアンロック解放し、ワークトレイ5の前進作
動を許容する安全プロセスに成っている。
【0024】さらに、この実施例のものにはワークトレ
イ5がワーク受け取りポジションP1に停止中はプレス
ラムを作動不能にする安全対策が講じてある。即ち(図
1参照)プレスヘッドBのオペレーター側に設ける受光
板35を備えた通常の光線型プレス安全装置において、
その受光板35の前に緩衝機構20とロッド37で連結
した移動式遮光板36を設け、ワークトレイ5が前進ゾ
ーンにあるときは、この遮光板36が受光板35の前面
に位置して受光作用を妨げてプレス作動をロックする安
全手段が付設されている。
【0025】以上の実施例のものは前記の作用があり、
ワーク受け取りポジションP1とプレスベッドB側縁部
位のワーク放出ポジションP2間のワークWの移送移載
が、激しい停止衝撃音・停止衝撃を生ずることなく円滑
に反復連続することができる。そして、ワークトレイ5
の停止位置のロック・アンロック手段を有するので、プ
レス作動中にワークトレイ5が動き出す誤作動がなく安
全性が確保され、さらに、主たる構成要素の作動機構9
が通常市販のパイプ・丸棒の組合せからなる簡易エアー
ピストン構造から成るので、装置全体が構造簡素にして
安価であり、一般のプレス装置用として広く使用できる
汎用性がある。
【0026】なお、本発明のプレス用ワーク取出し装置
は、前記の実施例に限定されず、作動機構を「エアー往
復作動の通常形態のエアーシリンダー・ピストン構造」
にする等の変化がある。
【0027】
【発明の効果】以上の説明のとおり、本発明のプレス用
ワーク取出し装置は、安全にして円滑なワーク取り出し
移送ができると共に、構造簡素小形にして安価に提供可
能であり、その上、ワーク取り出し装置の主要部とワー
クトレイの作動ゾーンがプレスベッドの上方空間内に存
在するコンパクト形態であることから、工場スペースの
有効利用を阻害するおそれもなく、広く一般のプレス装
置用ワーク取り出し装置として極めて有用に活用でき
る。
【0028】そして、速いインターバルで往復作動停止
するワークトレイは、前記の停止速度緩衝機構によって
ブレーキ停止して、停止時の激しい衝撃音・衝撃振動の
発生がないので工場騒音の大なるプレス工場の騒音をさ
らに増大させるおそれはなく、その停止までの中間速度
を大に設定して、プレス加工タクトを阻害しない高速度
のワーク移送が可能にして、プレス加工の安全性・生産
性が良好に確保できる。以上の有用な諸効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明一実施例のプレス用ワーク取出し装置の
プレスへの装着状態の全体斜視図
【図2】図1実施例のプレス用ワーク取出し装置の正面
【図3】図1実施例のプレス用ワーク取出し装置の平面
図とワークトレイの作動説明図
【図4】図1実施例のプレス用ワーク取出し装置の作動
機構の停止速度緩衝機構を示し、(A)はワークトレイ
の前進停止作動の説明図、(B)はワークトレイの後退
停止作動の説明図
【図5】図1実施例のプレス用ワーク取り出し装置のワ
ークトレイの停止位置のロック・アンロック手段の構造
と作動説明図
【符号の説明】
1 ワーク取出し装置 2 プレス 3 プレス上型 4 プレス下型 5 ワークトレイ 6 ワークボックス 7 ピストンロッド 7A ピストンロッドの前死点 7B ピストンロッドの後死点 8 エアーシリンダー 9 作動機構 10A・10B ポスト 11 ブラケット 12 ポストヘッド 15・16・18・19 連結ピン 17 長孔 20 停止速度緩衝機構 21 主スライド板 22 第1副スライド板 23 第2副スライド板 24・25 引きばね 30 係止板 31 係止部材 32 係止鉤 34 エアー作動ピン B プレスベッド P1 ワーク受け取りポジション P2 ワーク放出ポジション W ワーク

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上型・下型によるプレス加工のワーク
    を、該上型下方からプレス側部のワークボックスに移送
    移載するプレス用ワーク取り出し装置にして、前記上型
    下方のワーク受け取りポジションと前記ワークボックス
    へのワーク放出ポジション間を、概ね90°回転自在に
    コーナー支承したワークトレイと、該ワークトレイに前
    端を連結して進退作動するエアーピストンロッドからな
    る前記ワークトレイの作動機構を備え、さらに、該作動
    機構は、前記エアーピストンロッドと連動してスライド
    作動し、かつ、緩衝用引きばねを両端に有する長尺体の
    速度緩衝用スライド板からなる前記ワークトレイの停止
    速度緩衝手段を備え、前記緩衝用引きばねの伸長によっ
    て前記ワークトレイの前記ワーク受け取りポジションと
    前記ワーク放出ポジションへの停止速度を緩衝ブレーキ
    する構造を特徴とするプレス用ワーク取り出し装置。
  2. 【請求項2】 ワーク放出ポジションに停止したワーク
    トレイをクランプ係止する係止部材と該係止部材のクラ
    ンプ係止解除用のエアー作動ピンを備え、該エアー作動
    ピンは該ワークトレイの作動機構の作動エアーと連動作
    動する構造からなる前記ワークトレイの停止位置のロッ
    ク・アンロック手段を備えた請求項1のプレス用ワーク
    取り出し装置。
  3. 【請求項3】 ワークトレイの作動機構が、エアーピス
    トンロッドの前死点位置においてシリンダー内エアーを
    排気孔から放出するエアーシリンダーと、該エアーシリ
    ンダーに遊嵌したエアーピストンロッドから成り、さら
    に、該エアーピストンロッドのリターン用引きばねを設
    けた構造からなる請求項1または請求項2のプレス用ワ
    ーク取り出し装置。
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