JPH0194544A - 光学式記録再生装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔技術分野〕 本発明は記録媒体に光ビームを照射することによって、
情報の記録又は再生を行なう光学式記録再生装置に関し
、特に、％波長板及び偏光ビームスプリッタによって媒
体からの反射光を照射光と分離する光学式記録再生装置
に関する。

〔従来技術〕

従来の光学式記録再生装置の構成の一例の概略図を第３
図に示す。光源１例えば半導体レーザから放射された光
束は、コリメータレンズ２で平行光とされた後、偏光ビ
ームスプリッタ３を透過し、％波長板４を通って円偏光
となシ対物レンズ５で集光されて、透明基板６を介して
情報記録面７上でスポットを形成する。情報記録面７上
で反射された光束は再び対物レンズ５、Ｋ波長板４を通
って投光時とは偏光方向が９０°異なる直線偏光となり
、偏光ビームスプリッタ３で反射されて、センサーレン
ズ８で集光され光検出器９に導かれる。

前記従来例において％波長板４は偏光ビームスプリッタ
３に光学接着剤で接合されるかあるいは単独に保持され
ていた。

しかしながら％波長板４を光学接着剤によッテ偏光ビー
ムスプリッタ３に接合する場合には、前記接着剤の固着
後の内部応力の不均一性によって屈折率の偏シなどが生
じ、光束内に収差を発生させ、性能劣化の要因となった
。

また、Ｋ波長板４を単独に保持する場合には、保持する
だめの機構が必要となるため、構成が複雑になるだけで
なく、前記保持機構に要する空間のため光学系を小型化
する上で制約を受ける。

以上の従来例の欠点を解決するための一発明が特開昭６
０−１４０５５２号公報で報告されておシ、その概略の
構成図を第４図に示す。第４図において、第３図と共通
する部分には同一の符号を付しである。

第４図の構成は第３図に示した従来例とほぼ同じである
が、％波長板４と対物レンズ５とを同一保持体１０で固
定することで、第３図の従来例の欠点の除去を試みたも
のである。

しかしながら第４図に示した構成例では、オートフォー
カスやオートトラッキングにおいて対物レンズ系を駆動
する際に、前記対物レンズ系を構成する部品数が多く、
重量がかさむので不利であった。また、有限光学系では
、入射光束の偏光方向に応じて％波長の位相差をつける
精度が悪くなる欠点を有していた。

〔発明の概要〕

本発明の目的は、上記従来技術の欠点を解消し、小型で
簡単な構成を有し、しかも情報信号の忠実な記録・再生
が可能な光学式記録再生装置を提供することにある。

本発明の上記目的は、Ｋ波長板を対物レンズの内部に一
体に形成することによって達成される。

〔実施例〕

以下、本発明の詳細を実施例を用いて説明する。

第１図は本発明による光学式記録再生装置の一実施例を
示す概略構成図である。第１図において第３図、第４図
と共通する部分には同一の符号を付しである。

この実施例は第３図、第４図の従来例と比較すると、％
波長板の位置、また特に、対物レンズの構造が異なって
おシ、光源１例えば半導体レーザ、コリメータレンズ２
、偏光ビームスプリッタ３、対物レンズ２０、センサー
レンズ８、光検出器９などから構成されている。対物レ
ンズ２０は、出力光が入射する側の対物レンズ面２０１
、％波長板２０２及び反射光が入射する側の対物レンズ
面２０５とからなる。

このようにに波長板を対物レンズ内に形成することで情
報の記録再生時のサーボが安定となる系を構成できる。

また、％波長板が保護されることになるので環境特性が
すぐれている。

第２図は、第１図における対物レンズ２０内に形成され
る％波長板２０２の形状を示している。

％波長板は入射する光束の直交する各偏光方向の成分に
対してに波長の位相差を生じさせる作用を持つ。入射光
束の偏光方向に応じて精度良く％波長の位相差をつける
ためには％波長板を通過する光束内のどの位置において
もに波長板での光路長が等しくなければならない。

第２図（ａ）に示すように、％波長板に入射する光束が
平行光束の場合には、平行平面の％波長板３０において
３１ａ、３１ｂ、３１ｃのどの位置でも入射光に対する
に波長板の厚みが等しくなるため、直交する各偏光に対
して正確にに波長の位相差を与える。

しかしながら、発散又は収束光の内に平行平面のに波長
板を挿入すると、通過する光束内の位置によって入射光
に対する％波長板の厚みが異なることになるため、正確
に％波長の位相差を与えることができなくなる。

そこで、第２図（ｂ）に示すごとく、発散入射光束の場
合には、％波長板３２の各面に発散光束の発束中心点３
４を曲率中心とする曲率をつける。すると、入射光束の
位置−３３ａ。

３３ｂ、３３ｃに依らず、入射光束にとって％波長板は
どこの位置でも同じ厚みとなる。即ち、３３ａ、３３ｂ
、３３ｃのどの位置においても入射光線と％波長板３２
の表面とは直交する。

また、第２図（Ｃ）に示すごとく入射光が収束光の場合
には、％波長板３５の各表面に収束中心３７を曲率中心
とする曲率をつければ良い。すると、（ｂ）と同様に入
射光束の位置３６ａ、３６．ｂ、３６ｃに依らず入射光
束にとって％波長板の厚みは一定となシ、正確に％波長
の位相差を与えることができる。

〔発明の効果〕

以上説明したように、本発明はに波長板を対物レンズ内
部に一体に形成したので、情報信号の忠実な記録・再生
が可能であるとともに、組立工程の簡易化や光学系の小
型化が実現できる。そしてまた、Ｚ波長板がレンズで保
護されることになるので環境特性に優れた効果を有する
ものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に基づく光学式記録再生装置の一実施例
を示す概略構成図、第２図（ａ）。 （ｂ）、（Ｃ）は夫々本発明における％波長板の形状を
示す略断面図、第３図及び第４図は夫々従来の光学式記
録再生装置の例を示す概略構成図である。 １・・・光源 ２・・・コリメータレンズ ３・・・偏光ビームスプリッタ ６・・・透明基板 ７・・・情報記録面 ８・・・センサーレンズ ９・・・光検出器 ２０・・・対物レンズ ２（ｈ　、２０２・・・対物レンズ面 ２０２・・・％波長板 男３図

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）光源と、該光源から出射した光束を記録媒体上に
   集光する対物レンズと、前記媒体で反射された光束を光
   源からの光束と分離して光検出器に導く偏光ビームスプ
   リッタと、該偏光ビームスプリッタと媒体との間の光路
   中に配された４分の１波長板とから成る光学式記録再生
   装置において、 前記４分の１波長板が前記対物レンズの内部に一体に形
   成されたことを特徴とする 光学式記録再生装置。
2. （２）前記４分の１波長板は、これを通過する光束内の
   どの位置においても光路長が等しくなるような形状であ
   る特許請求の範囲第１項記載の光学式記録再生装置。