JPH018770Y2 - - Google Patents
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- JPH018770Y2 JPH018770Y2 JP1986116213U JP11621386U JPH018770Y2 JP H018770 Y2 JPH018770 Y2 JP H018770Y2 JP 1986116213 U JP1986116213 U JP 1986116213U JP 11621386 U JP11621386 U JP 11621386U JP H018770 Y2 JPH018770 Y2 JP H018770Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- seat ring
- pressure contact
- ball
- ring
- contact surface
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- XEEYBQQBJWHFJM-UHFFFAOYSA-N Iron Chemical group [Fe] XEEYBQQBJWHFJM-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims description 10
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 claims description 6
- 229920003002 synthetic resin Polymers 0.000 claims description 6
- 239000000057 synthetic resin Substances 0.000 claims description 6
- 239000013013 elastic material Substances 0.000 claims description 4
- 239000012530 fluid Substances 0.000 description 22
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 6
- 239000000463 material Substances 0.000 description 3
- 230000006835 compression Effects 0.000 description 2
- 238000007906 compression Methods 0.000 description 2
- 230000000994 depressogenic effect Effects 0.000 description 2
- XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N water Substances O XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- 239000004809 Teflon Substances 0.000 description 1
- 229920006362 Teflon® Polymers 0.000 description 1
- 238000005516 engineering process Methods 0.000 description 1
- 238000009434 installation Methods 0.000 description 1
- 238000003754 machining Methods 0.000 description 1
- 239000012528 membrane Substances 0.000 description 1
Landscapes
- Taps Or Cocks (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
(イ) 産業上の利用分野
この考案はボールバルブ用シートリングの固定
構造に関するものである。
構造に関するものである。
(ロ) 従来の技術
従来、ボールバルブに使用されているシートリ
ングは、ゴム素材のものが多く用いられている。
ングは、ゴム素材のものが多く用いられている。
(ハ) 考案が解決しようとする問題点
しかしながら、ボールとの接触面にいて円滑性
がなく、しかも耐摩耗性においても欠点がある。
がなく、しかも耐摩耗性においても欠点がある。
なぜならば、シートリングがボールと圧接する
部分は、ボールの球状面になじむべく凹状曲面に
形成されていることから、シートリングとボール
表面とは面接触となつており、面接触による摩擦
抵抗も大きくバルブ開閉のためのハンドル操作に
強い力を必要とした。
部分は、ボールの球状面になじむべく凹状曲面に
形成されていることから、シートリングとボール
表面とは面接触となつており、面接触による摩擦
抵抗も大きくバルブ開閉のためのハンドル操作に
強い力を必要とした。
また、高圧下で使用した際、シートリングが変
形しやすく、また固定も充分でないため、洩れを
生じたり、操作力が大きくなつたりする欠点があ
つた。
形しやすく、また固定も充分でないため、洩れを
生じたり、操作力が大きくなつたりする欠点があ
つた。
(ニ) 課題を解決するための手段
本考案では、ボールバルブのシート陥設溝に嵌
合固定するシートリングの固定構造において、弾
性素材よりなるシートリングの断面形状を、略方
形状に形成し、しかも、略方形状の内側角部をボ
ールとの圧接面とし、同圧接面の部分を円弧形状
断面を有する凸状曲面に形成し、断面略方形状の
凸状曲面を含んだ二面にわたつて合成樹脂膜を貼
着すると共に、同シートリングの内部に環状鉄芯
を埋設し、しかも同鉄芯はシートリングの圧接面
に相応するシートリング内環周縁部に至らない状
態で埋設してシートリングを構成し、しかも、か
かるシートリングを凸状曲面の圧接面がボールと
圧接する状態に配設すると共に、ボールバルブ本
体に半ば嵌入した固定部材の外側及び同本体に連
設した鍔の基端内側にて略方形断面の陥設溝を形
成して、同溝中にシートリングを収納し、しか
も、鍔取付ボルトの締付力により同リングの圧接
面を除く周側面、後側面、内周面の三面を、同溝
の内側面にて圧迫固定したことを特徴とするボー
ルバルブ用シートリングの固定構造を提供せんと
するものである。
合固定するシートリングの固定構造において、弾
性素材よりなるシートリングの断面形状を、略方
形状に形成し、しかも、略方形状の内側角部をボ
ールとの圧接面とし、同圧接面の部分を円弧形状
断面を有する凸状曲面に形成し、断面略方形状の
凸状曲面を含んだ二面にわたつて合成樹脂膜を貼
着すると共に、同シートリングの内部に環状鉄芯
を埋設し、しかも同鉄芯はシートリングの圧接面
に相応するシートリング内環周縁部に至らない状
態で埋設してシートリングを構成し、しかも、か
かるシートリングを凸状曲面の圧接面がボールと
圧接する状態に配設すると共に、ボールバルブ本
体に半ば嵌入した固定部材の外側及び同本体に連
設した鍔の基端内側にて略方形断面の陥設溝を形
成して、同溝中にシートリングを収納し、しか
も、鍔取付ボルトの締付力により同リングの圧接
面を除く周側面、後側面、内周面の三面を、同溝
の内側面にて圧迫固定したことを特徴とするボー
ルバルブ用シートリングの固定構造を提供せんと
するものである。
(ホ) 作用・効果
この考案によれば、次のように作用効果を奏す
る。
る。
() 素材にゴム等の弾性体を使用し、かつ圧
接面に合成樹脂膜を貼着したために、ボールと
接触する圧接面の滑りがよくボールの回転を円
滑に行うことができ、しかも素材は弾性体であ
るため、ボールへの圧接面の圧接作用は充分に
行なわれる。
接面に合成樹脂膜を貼着したために、ボールと
接触する圧接面の滑りがよくボールの回転を円
滑に行うことができ、しかも素材は弾性体であ
るため、ボールへの圧接面の圧接作用は充分に
行なわれる。
() 圧接面の形状は断面半円弧状の凸状曲面
であるため、ボールとの圧接時には、ボールの
曲面と圧接面の凸状曲面とが接触することにな
り、凸状曲面どうしの接触によりボールとシー
トリングとは線接触に近い圧接状態となり、接
触面積は可及的少なく、従つて圧接面とボール
表面との摩擦抵抗を少なくすることができ、ボ
ールの回動を円滑にしうると共に、凸状曲面ど
うしの接触であること及び一方の曲面は弾性素
材であること等により、かえつて双方の圧接は
強固になされシート効果を有効に発揮すること
ができ、従来のようにボールの曲面になじむ凹
状曲面のシートリングに比較しシート効果はは
るかに向上する。又圧接面がボール表面に圧接
された場合は、弾性素材の作用により凸状曲面
の圧接面は、ボールの凸状曲面に押圧されてや
や凹状に変形することになるが、この場合の凹
状変形も当初からの凹状曲面と異なり、当初は
凸状曲面のものが押圧されてボールの曲面にな
じんで凹状となつたものであることから、圧接
面積は少なくても充分なシート効果を発揮する
ことができる。
であるため、ボールとの圧接時には、ボールの
曲面と圧接面の凸状曲面とが接触することにな
り、凸状曲面どうしの接触によりボールとシー
トリングとは線接触に近い圧接状態となり、接
触面積は可及的少なく、従つて圧接面とボール
表面との摩擦抵抗を少なくすることができ、ボ
ールの回動を円滑にしうると共に、凸状曲面ど
うしの接触であること及び一方の曲面は弾性素
材であること等により、かえつて双方の圧接は
強固になされシート効果を有効に発揮すること
ができ、従来のようにボールの曲面になじむ凹
状曲面のシートリングに比較しシート効果はは
るかに向上する。又圧接面がボール表面に圧接
された場合は、弾性素材の作用により凸状曲面
の圧接面は、ボールの凸状曲面に押圧されてや
や凹状に変形することになるが、この場合の凹
状変形も当初からの凹状曲面と異なり、当初は
凸状曲面のものが押圧されてボールの曲面にな
じんで凹状となつたものであることから、圧接
面積は少なくても充分なシート効果を発揮する
ことができる。
() シートリングの中部に環状鉄芯を埋設し
ているため、リング形状は確実に保持されるこ
とになり、ボールの回動にともなうシートリン
グのめくれを防止でき、特にシートリングの圧
接面が凸面になつていることからボール面に圧
迫されてめくれの可能性がでてくるのを充分に
防止できる。
ているため、リング形状は確実に保持されるこ
とになり、ボールの回動にともなうシートリン
グのめくれを防止でき、特にシートリングの圧
接面が凸面になつていることからボール面に圧
迫されてめくれの可能性がでてくるのを充分に
防止できる。
() シートリングの圧接面が断面円弧状であ
るから、シートリングが流体の流入、排出口部
分に位置した場合、流体の流れは断面円弧状部
分にあたつても円滑に流れ、流体の流れに支障
をきたさない。特に消防用機器に使用するボー
ルバルブにおいては、高水圧の水流を受けるた
めわずかの抵抗もバルブ開閉に支障をきたすも
のであるが、本考案では水流に面した部分が断
面円弧状である為円滑な流れを確保できる。
るから、シートリングが流体の流入、排出口部
分に位置した場合、流体の流れは断面円弧状部
分にあたつても円滑に流れ、流体の流れに支障
をきたさない。特に消防用機器に使用するボー
ルバルブにおいては、高水圧の水流を受けるた
めわずかの抵抗もバルブ開閉に支障をきたすも
のであるが、本考案では水流に面した部分が断
面円弧状である為円滑な流れを確保できる。
() シートリングが、圧接面を除いてすべて
陥設溝中に収納され、しかも、同リングの圧接
面を除く周側面、後側面、内周面の三面が同陥
設溝の内側面により圧迫固定されているため、
高圧下での使用においても、同シートリングの
固定が確実であり、また変形したりすることが
なく、洩れの発生及び操作力の増加が防止され
る。
陥設溝中に収納され、しかも、同リングの圧接
面を除く周側面、後側面、内周面の三面が同陥
設溝の内側面により圧迫固定されているため、
高圧下での使用においても、同シートリングの
固定が確実であり、また変形したりすることが
なく、洩れの発生及び操作力の増加が防止され
る。
() また、上記の圧迫固定が鍔取付ボルトの
締付力によつて行われることから、同圧迫固定
用の部材又は構造を別途に設ける必要がなく、
構造が簡単になると共に、シートリング取付と
鍔取付とを同時に行うことができるので、組立
作業が簡単かつ容易になる。
締付力によつて行われることから、同圧迫固定
用の部材又は構造を別途に設ける必要がなく、
構造が簡単になると共に、シートリング取付と
鍔取付とを同時に行うことができるので、組立
作業が簡単かつ容易になる。
() また、陥設溝を形成する各部材の工作に
際し、同溝部分の工作を、例えば施盤の正面切
削のような簡単な工作機械と、単純な作業によ
つて容易に行うことができ、コスト面での利点
が多い。
際し、同溝部分の工作を、例えば施盤の正面切
削のような簡単な工作機械と、単純な作業によ
つて容易に行うことができ、コスト面での利点
が多い。
() また、シートリングの断面を略方形状に
形成したその内側各部を曲面とし、その曲面が
凸状曲面となつて圧接面を形成しているので、
陥設溝中に嵌入した場合、圧接面にかかる球面
摺動による荷重があらゆる方向に分散しても、
可及的にシートリングの後背位の面で受止める
ことができ、確実なシートリングの固定が行え
る。
形成したその内側各部を曲面とし、その曲面が
凸状曲面となつて圧接面を形成しているので、
陥設溝中に嵌入した場合、圧接面にかかる球面
摺動による荷重があらゆる方向に分散しても、
可及的にシートリングの後背位の面で受止める
ことができ、確実なシートリングの固定が行え
る。
() また、合成樹脂膜を、シートリングの断
面略方形状における凸状曲面を含んだ二面に貼
着しているので、膜が強い摺動によつても剥離
されるおそれがない。
面略方形状における凸状曲面を含んだ二面に貼
着しているので、膜が強い摺動によつても剥離
されるおそれがない。
() また、環状鉄芯がシートリングの圧接面
に相応するシートリング内環周縁部に至らない
状態で埋設されているので、シートリングの圧
接面として作用する部分には、鉄芯がなく、従
つて、ボール球面への圧接が密着状に行えるた
めシート効果を向上できる。
に相応するシートリング内環周縁部に至らない
状態で埋設されているので、シートリングの圧
接面として作用する部分には、鉄芯がなく、従
つて、ボール球面への圧接が密着状に行えるた
めシート効果を向上できる。
(XI) また、固定部材をボールバルブ本体に半
ば嵌入させたことから、同部材の突出部分を鍔
取付作業時の位置決めに利用することができ
て、バルブの組立作業を正確かつ容易にするこ
とができる。
ば嵌入させたことから、同部材の突出部分を鍔
取付作業時の位置決めに利用することができ
て、バルブの組立作業を正確かつ容易にするこ
とができる。
(ヘ) 実施例
この考案の実施例を図面にもとずき詳説すれ
ば、Aはボールバルブ本体であり、同本体A内に
は、回転軸1により回転可能なボール2が内蔵さ
れており、ボール2には流体通過用の孔3が設け
ら、同孔3はボールバルブ本体Aの両端に開口し
た流体流入口4及び流体排出口5に連通状態とな
つたときボールバルブの開放がなされ、流体通過
用の孔3と流体流入口4、流体排出口5との閉塞
がなされたときボールバルブの閉塞がなされるべ
く構成されており、ボール2を回転軸1により回
転せしめることによりその開放、閉鎖の作動を行
うものである。
ば、Aはボールバルブ本体であり、同本体A内に
は、回転軸1により回転可能なボール2が内蔵さ
れており、ボール2には流体通過用の孔3が設け
ら、同孔3はボールバルブ本体Aの両端に開口し
た流体流入口4及び流体排出口5に連通状態とな
つたときボールバルブの開放がなされ、流体通過
用の孔3と流体流入口4、流体排出口5との閉塞
がなされたときボールバルブの閉塞がなされるべ
く構成されており、ボール2を回転軸1により回
転せしめることによりその開放、閉鎖の作動を行
うものである。
ボールバルブ本体Aの両端の流体流入口4及び
流体排出口5にはそれぞれ、流入口用鍔6を有し
た流入管6′及び、排出口用鍔7を有した流出管
7′連設されているものであり、具体的には鍔取
付ボルト17を介して、流入口用鍔6と流出口用
鍔7をボールバルブ本体Aに締付け固定してい
る。
流体排出口5にはそれぞれ、流入口用鍔6を有し
た流入管6′及び、排出口用鍔7を有した流出管
7′連設されているものであり、具体的には鍔取
付ボルト17を介して、流入口用鍔6と流出口用
鍔7をボールバルブ本体Aに締付け固定してい
る。
そして、ボール2は、ボールバルブ本体A内部
における流体流入口4、流体排出口5の口縁部に
固定したシートリングBにより圧接されバルブ閉
塞時のシート作用を営む。
における流体流入口4、流体排出口5の口縁部に
固定したシートリングBにより圧接されバルブ閉
塞時のシート作用を営む。
シートリングBの構造は次のとおりである。
すなわち、素材はゴム等の弾性体を使用してお
り、シートリングBの外側部は断面略方形状に形
成して周側面8と後側面9及び内側面15を構成
しており、ボール2との圧接部分は略方形状の内
側角部を曲面として断面円弧状の凸状曲面とした
圧接面10を構成している。
り、シートリングBの外側部は断面略方形状に形
成して周側面8と後側面9及び内側面15を構成
しており、ボール2との圧接部分は略方形状の内
側角部を曲面として断面円弧状の凸状曲面とした
圧接面10を構成している。
しかも、圧接面10、すなわち、断面略方形状
のシートリングにおける凸状曲面を含んだ二面に
は合成樹脂膜11(商標登録名:テフロン)を貼
着しておき、シートリングBの内部には、環状鉄
芯12を埋設している。しかも、同鉄芯12はシ
ートリングBの圧接面10に相応するシートリン
グ内環周縁部10−aに至らない状態で埋設して
いる。
のシートリングにおける凸状曲面を含んだ二面に
は合成樹脂膜11(商標登録名:テフロン)を貼
着しておき、シートリングBの内部には、環状鉄
芯12を埋設している。しかも、同鉄芯12はシ
ートリングBの圧接面10に相応するシートリン
グ内環周縁部10−aに至らない状態で埋設して
いる。
かかる構成のシートリングBは、流体流入口4
と流体排出口5に設けたシート陥設溝13,14
に周側面8、後側面9及び内周面15を密着して
嵌合固定されている。
と流体排出口5に設けたシート陥設溝13,14
に周側面8、後側面9及び内周面15を密着して
嵌合固定されている。
すなわち、陥設溝13,14は、ボールバルブ
本体Aに半ば嵌入したリング状の固定部材16の
外側面内周縁に直角状の切欠溝を形成すると共
に、同本体Aに連設された流入及び排出口用鍔
6,7の本体A側の基端内周縁に略矩形断面の切
欠溝を形成して固定部材16と同鍔6,7との間
にシートリングBを収納すべき断面略方形状の陥
設溝14を形成している。
本体Aに半ば嵌入したリング状の固定部材16の
外側面内周縁に直角状の切欠溝を形成すると共
に、同本体Aに連設された流入及び排出口用鍔
6,7の本体A側の基端内周縁に略矩形断面の切
欠溝を形成して固定部材16と同鍔6,7との間
にシートリングBを収納すべき断面略方形状の陥
設溝14を形成している。
従つて、この陥設溝14に収納されたシートリ
ングBは、圧接面10を除く、周側面8、後側面
9、内周面15の三面が、鍔取付ボルト17の締
付力により固定部材16外側と上記鍔内側とで形
成された陥設溝14の内側面で圧迫固定されてい
る。
ングBは、圧接面10を除く、周側面8、後側面
9、内周面15の三面が、鍔取付ボルト17の締
付力により固定部材16外側と上記鍔内側とで形
成された陥設溝14の内側面で圧迫固定されてい
る。
なお、固定部材16と上記鍔のボールバルブ本
体A側内周縁は、略円錐形状に面取り加工されて
おり、シートリングBの圧接面10はこの円錐形
状の面取り加工面から僅かにボール2の方向に突
出している。従つて、高圧下の使用において、シ
ートリングBが流体の圧力にさらされる部分が少
なく、また、圧接面10を除く三面が圧迫固定さ
れていることから、同リングBの変形がなく、洩
れ、及び操作力の増加が防止されている。
体A側内周縁は、略円錐形状に面取り加工されて
おり、シートリングBの圧接面10はこの円錐形
状の面取り加工面から僅かにボール2の方向に突
出している。従つて、高圧下の使用において、シ
ートリングBが流体の圧力にさらされる部分が少
なく、また、圧接面10を除く三面が圧迫固定さ
れていることから、同リングBの変形がなく、洩
れ、及び操作力の増加が防止されている。
上記実施例においては、ボールバルブ本体Aの
ボール2に対しシートリングBが流体流入口4及
び流体排出口5のそれぞれの口縁部に位置した状
態の構成で説明したが、シートリングBは必ずし
も流体流入口、流体排出口の双方に位置するもの
ではなく、消火栓に使用されるボールバルブにお
いては流体排出口部分にのみシートリングBは位
置する。
ボール2に対しシートリングBが流体流入口4及
び流体排出口5のそれぞれの口縁部に位置した状
態の構成で説明したが、シートリングBは必ずし
も流体流入口、流体排出口の双方に位置するもの
ではなく、消火栓に使用されるボールバルブにお
いては流体排出口部分にのみシートリングBは位
置する。
第1図は、本考案のボールバルブ用シートを使
用したボールバルブの断面説明図。第2図は、本
考案のボールバルブ用シートを示す正面図。第3
図は、第2図−線における断面図。 A:ボールバルブ本体、B:シートリング、
1:回転軸、2:ボール、4:流体流入口、5:
流体排出口、8:周側面、9:後側面、10:圧
接面、11:合成樹脂膜、12:環状鉄芯、1
5:内周面、16:固定部材。
用したボールバルブの断面説明図。第2図は、本
考案のボールバルブ用シートを示す正面図。第3
図は、第2図−線における断面図。 A:ボールバルブ本体、B:シートリング、
1:回転軸、2:ボール、4:流体流入口、5:
流体排出口、8:周側面、9:後側面、10:圧
接面、11:合成樹脂膜、12:環状鉄芯、1
5:内周面、16:固定部材。
Claims (1)
- ボールバルブのシート陥設溝14に嵌合固定す
るシートリングBの固定構造において、弾性素材
よりなるシートリングBの断面形状を、略方形状
に形成し、しかも、略方形状の内側角部をボール
2との圧接面10とし、同圧接面10の部分を円
弧形状断面を有する凸状曲面に形成し、断面略方
形状の凸状曲面を含んだ二面にわたつて合成樹脂
膜11を貼着すると共に、同シートリングBの内
部に環状鉄芯12を埋設し、しかも同鉄芯12は
シートリングBの圧接面10に相応するシートリ
ング内環周縁部10−aに至らない状態で埋設し
てシートリングBを構成し、しかも、かかるシー
トリングBを凸状曲面の圧接面10がボール2と
圧接する状態に配設すると共に、ボールバルブ本
体Aに半ば嵌入した固定部材16の外側及び同本
体Aに連設した鍔の基端内側にて略方形断面の陥
設溝14を形成して、同溝14中にシートリング
Bを収納し、しかも、鍔取付ボルト17の締付力
により同リングBの圧接面10を除く周側面8、
後側面9、内周面15の三面を、同溝14の内側
面にて圧迫固定したことを特徴とするボールバル
ブ用シートリングの固定構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1986116213U JPH018770Y2 (ja) | 1986-07-28 | 1986-07-28 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1986116213U JPH018770Y2 (ja) | 1986-07-28 | 1986-07-28 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6262071U JPS6262071U (ja) | 1987-04-17 |
JPH018770Y2 true JPH018770Y2 (ja) | 1989-03-09 |
Family
ID=31000593
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1986116213U Expired JPH018770Y2 (ja) | 1986-07-28 | 1986-07-28 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH018770Y2 (ja) |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4913729A (ja) * | 1972-05-18 | 1974-02-06 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5175622U (ja) * | 1974-12-12 | 1976-06-14 | ||
JPS51122429U (ja) * | 1975-03-31 | 1976-10-04 |
-
1986
- 1986-07-28 JP JP1986116213U patent/JPH018770Y2/ja not_active Expired
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4913729A (ja) * | 1972-05-18 | 1974-02-06 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6262071U (ja) | 1987-04-17 |
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