JPH0210868Y2 - - Google Patents

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JPH0210868Y2
JPH0210868Y2 JP1985038710U JP3871085U JPH0210868Y2 JP H0210868 Y2 JPH0210868 Y2 JP H0210868Y2 JP 1985038710 U JP1985038710 U JP 1985038710U JP 3871085 U JP3871085 U JP 3871085U JP H0210868 Y2 JPH0210868 Y2 JP H0210868Y2
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valve
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closing
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は流体管路、主として上・下水道の配
管中に配設される開閉弁に関するものである。
(従来の技術) 従来、この種の開閉弁は、第7図に示すよう
に、略球形の弁室6′を有する弁箱2′と該弁箱
2′の弁室6′の入口と出口に形成された両弁座7
a′,7b′に対し、開閉軸11′を中心として開閉
動作可能に取付けられた弁子10′とを備え、前
記弁室6′の出入口に形成された両弁座7a′,7
b′にはシールパツキン9a′,9b′が嵌着される。
さらに、弁子10′の開閉中心をなす開閉軸1
1′の軸心は、弁室6′の中心O′を通る一つの線
上に設定され、弁子10′は、弁室6′の中心
O′と同心をなす球体状に形成され、この弁子1
0′の中心には弁室6′の入口と出口とを連通する
流路18′が貫設された構造となつているが一般
的である。
(考案が解決しようとする問題点) 上記した従来のものにおいて、開閉軸11′を
中心として弁子10′を開閉動作するときには、
弁子10外周のシール面10a′,10b′が、弁座
7a′,7b′のシールパツキン9a′,9b′に対し圧
接状態で摺動し、このときの弁子10′とシール
パツキン9a′,9b′との摩擦力によつてシールパ
キン9a′,9b′が摩耗される問題点があつた。
さらに、弁子10′が半開き状態にあるときに
は、弁子10′の外周面と弁室6′との間の隙間
S′の一端がパツキン7a′,7b′によつて塞がれる
構造上、この隙間S′部分に対し、流体内に混入さ
れた砂やごみ等が溜まり、これが原因となつて、
弁子10′の開閉動作に支障をきたすという問題
点もあつた。
(問題点を解決するための手段) 上記した従来の問題を解決するために、この考
案は、略球形の弁室を有する弁箱と、該弁箱の弁
室出口側に形成された弁座に対し開閉軸を中心と
して開閉動作可能に取付けられた弁子と、該弁子
と弁座との間に介装された弾性体よりなるシール
パツキンとを主体として構成され、前記弁子の開
閉軸の軸心は、弁室の中心に対し弁室出口の弁座
側へ所定量だけ偏心した位置に設定され、前記弁
子は弁室の中心とほぼ同心をなしかつ略扇形球状
に形成され、さらに、前記開閉軸の外端部に取付
けられるハンドルと弁箱外側との間には前記弁子
を全開、全閉の両位置において停止させるストツ
パ手段が配設され、このストツパ手段は、前記ハ
ンドルの基部に設けられた当接片と、前記弁箱外
側に設けられかつ前記ハンドルによつて弁子を全
開位置まで回動したときに前記当接片と当接する
ストツパ片と、前記弁箱外側に進退可能に螺合さ
れかつ前記ハンドルによつて弁子を全閉位置まで
回動したときにその先端面が前記当接片と当接す
る調整ねじとを備えている構成にしたものであ
る。
(作用) 上記したように構成される開閉弁において、弁
室の中心に対し弁室出口の弁座側へ所定量だけ偏
心している開閉軸を中心として弁子を開閉動作さ
せ、弁子の閉鎖時において、この弁子の押圧力に
よつて、弁座と弁子との間のシールパツキンを弾
性変形させてシールすることで、シールパツキン
の摩耗が防止される。
また、弁子を略扇形球状に形成することで該弁
子の小形・軽量化が図られる。さらに、開閉軸の
外端部に取付けられるハンドルと弁箱外側との間
に配設されるストツパ手段の調整ねじを進退させ
て弁子の全閉位置を微調整することで、弁座と弁
子との間のシールパツキンの圧着力が過不足なく
調整される。
(実施例) 以下、この考案の一実施例を図面にしたがつて
説明する。
開閉弁1を縦断面で表わした第1図において、
弁箱2は、入口側の第1の箱部3と、出口側の第
2の箱部4とが、その対向面に形成されたフラン
ジ3a,4aにおいて、分離可能にボルト5締結
されて構成され、これら第1、第2の両箱部3,
4内には略球形状の弁室6が形成されている。ま
た、第1の箱部3の入口外周部と、第2の箱部4
の出口の外周部には配管用の接続フランジ3b,
4bが形成されている。
上記した弁箱2の第2の箱部4の弁室出口側に
は弁座7が形成されており、該弁座7には環状の
溝8が凹設されており、該溝8には合成樹脂、ゴ
ム等の弾性部材よりなるシールパツキン9が嵌着
されている。
弁箱2の第1の箱部4の左右両側壁には、第3
図に示すように、弁子10の開閉軸用軸受孔を有
するボス部3c,3dが形成されている。そし
て、これら両ボス部3c,3dの軸受孔にそれぞ
れ密嵌された第1、第2の両開閉軸11,12の
内端部軸回りには、これら開閉軸11,12を中
心としかつ弁座7に対し開閉動作する弁子10が
組付けられている。この弁子10の開閉動作は、
第1の開閉軸11の外端部軸回りに取付けられた
ハンドル13によつて行なわれる。さらに、弁箱
10を全開、全閉の両位置において、正確に停止
させるために、ハンドル13の基部と、第1の開
閉軸11を第1の箱部3のボス部3cに対し止着
している押え板14との間は、第2図に示すよう
に、ストツパ手段15,16,17が配設されて
いる。
前記ストツパ手段は、前記ハンドル13の基部
に設けられた当接片17と、前記押え板14の外
端面に設けられかつハンドル13によつて弁子1
0を全開位置まで回動したときに前記当接片17
と当接するストツパ片16と、前記押え板14の
外端面に設けられた突片に進退可能に螺合されか
つ前記ハンドル13によつて弁子10を全閉位置
まで回動したときにその先端面が前記当接片17
と当接する調整ねじ15とを備えている。
上記弁子10の第1、第2の両開閉軸11,1
2の軸心Aは、第1図に示すように、弁室6の中
心Oに対し、弁室出口の弁座7側へは寸法L1だ
け、弁室の一側(第1図では右側)へは寸法L2
だけそれぞれ偏心した位置に設定されている。
上記第1、第2の両開閉軸11,12を中心と
して開閉動作する弁子10は、弁室6の中心Oと
同心をなしかつ略扇形球状に形成されている。そ
して、弁子10外周面に形成された凸球面のシー
ル面10aは、第1図と第3図に示すように、弁
子10が全閉状態にあるときに、弁座7のシール
パツキン9に圧接し、第5図又は第6図に示すよ
うに、弁子10が全開あるいは半開状態にあると
きには、該弁子10と弁室6の内周壁面との間に
所定の隙間Sが生じるように、弁子10のシール
面10aの曲率半径(球R)が設定されている。
この実施例は、上述したように構成されるもの
であり、したがつて、ハンドル13によつて、第
1の開閉軸11をほぼ90゜の範囲において回動す
ることで、弁子10は第1、第2の開閉軸11,
12を中心として開閉動作される。
上記弁子10の閉鎖方向への動作時において、
弁子10は弁室6の中心Oに対し弁室出口の弁座
7側へ所定量だけ偏心している第1、第2の開閉
軸11,12を中心として閉じ動作するため、弁
子10は弁座7に向けて押し出され、全閉位置付
近から全閉位置までの間において弁子10外周の
シール面10aが弁座7のシールパツキン9に対
して圧接する。このため、弁子10のシール面1
0aと弁座7のシールパツキン9との間の摩擦接
触による移動範囲並びに摩擦力を可及的に小さく
なし得、シールパツキン9の摩耗を防止して耐久
性の向上を図ることができる。
また、第5図に示すように、弁子10をほぼ半
開き状態としたときあるいは第6図に示すように
全開にしたときには、弁室6と弁子10のシール
面10aとの間には砂やごみ等が通過しうる隙間
Sが設定される構造上、この隙間Sに対し、流体
内に混入された砂やごみ等がかみ込む不具合を防
止することができる。
また、弁子10は、略扇形球状に形成され、該
弁子10の小形・軽量化が積極的に図られている
ため、弁子10の開閉動作を小さい力で円滑に行
うことができる。しかも、弁子10が全開あるい
は半開状態にある場合、弁室6内に圧送される流
体の圧力損失、乱流、キヤビテエーシヨン等は、
弁子10が、略扇形球状に小形化された分だけ軽
減される。
なお、上記実施例では弁箱2の弁室出口に形成
された弁座7に対しシールパツキン9を嵌着した
が、弁子10外周のシール面10aにシールパツ
キンを嵌着してもよい。
(考案の効果) 以上述べたように、この考案によれば弁室の中
心に対し弁室出口の弁座側へ所定量だけ偏心して
いる開閉軸を中心として弁子を開閉動作させ、弁
子の閉鎖時において、この弁子の押圧力によつ
て、弁座と弁子との間のシールパツキンを弾性変
形させてシールすることで、シールパツキンの摩
耗を防止することができ、シールパツキンの耐久
性の向上を図ることができる。
さらに、弁子を略扇形球状に形成することで該
弁子の小形・軽量化を図ることができ、この分だ
け弁子の開閉動作を軽快かつ円滑になし得るとと
もに、弁室内に圧送される流体の圧力損失、乱流
等を軽減することができる効果がある。
さらに、開閉軸の外端部に取付けられるハンド
ルと弁箱外側との間に配設されるストツパ手段の
調整ねじを、弁箱外側において進退させて弁子の
全閉位置を容易に微調整することができるととも
に、弁座と弁子との間のシールパツキンの圧着力
を過不足なく正確に調整することができる。この
結果、シールパツキンに対する圧着力の過剰が原
因となるシールパツキンの早期の弾性劣化や、圧
着力の不足によるシール不良を防止することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
図面の第1図〜第5図はこの考案の一実施例を
示すもので、第1図は全閉状態の開閉弁を示す縦
断面図、第2図は側面図、第3図は第2図の−
線縦断面図、第4図は第2図の−線平面
図、第5図は半開状態の開閉弁を示す縦断面図、
第6図は全開状態の開閉弁を示す縦断面図であ
る。第7図は従来のものを示す縦断面図である。 1……開閉弁、2……弁箱、6……弁室、7…
…弁座、9……シールパツキン、10……弁子、
11……第1の開閉軸、12……第2の開閉軸。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 略球形の弁室を有する弁箱と、該弁箱の弁室出
    口側に形成された弁座に対し開閉軸を中心として
    開閉動作可能に取付けられた弁子と、該弁子と弁
    座との間に介装された弾性体よりなるシールパツ
    キンとを主体として構成され、前記弁子の開閉軸
    の軸心は、弁室の中心に対し弁室出口の弁座側へ
    所定量だけ偏心した位置に設定され、前記弁子は
    弁室の中心とほぼ同心をなしかつ略扇形球状に形
    成され、さらに、前記開閉軸の外端部に取付けら
    れるハンドルと弁箱外側との間には前記弁子を全
    開、全閉の両位置において停止させるストツパ手
    段が配設され、このストツパ手段は、前記ハンド
    ルの基部に設けられた当接片と、前記弁箱外側に
    設けられかつ前記ハンドルによつて弁子を全開位
    置まで回動したときに前記当接片と当接するスト
    ツパ片と、前記弁箱外側に進退可能に螺合されか
    つ前記ハンドルによつて弁子を全閉位置まで回動
    したときにその先端面が前記当接片と当接する調
    整ねじとを備えていることを特徴とする開閉弁。
JP1985038710U 1985-03-18 1985-03-18 Expired JPH0210868Y2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS52105328A (en) * 1976-02-27 1977-09-03 Honeywell Gmbh Rotary control valve

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