JPH0161079B2 - - Google Patents

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JPH0161079B2
JPH0161079B2 JP62017480A JP1748087A JPH0161079B2 JP H0161079 B2 JPH0161079 B2 JP H0161079B2 JP 62017480 A JP62017480 A JP 62017480A JP 1748087 A JP1748087 A JP 1748087A JP H0161079 B2 JPH0161079 B2 JP H0161079B2
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JP
Japan
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clothing
human
humanoid
movement position
shaped
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JP62017480A
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English (en)
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JPS63277099A (ja
Inventor
Yoshizo Nakamura
Eiji Morio
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Tokai Corp
Original Assignee
Tokai Corp
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Publication date
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Priority to JP1748087A priority Critical patent/JPS63277099A/ja
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  • Accessory Of Washing/Drying Machine, Commercial Washing/Drying Machine, Other Washing/Drying Machine (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、例えばクリーニング工場において、
洗濯後(脱水後)の浴衣や寝巻などの衣類を整形
した状態で後工程(例えばプレス工程)へ供給す
るための衣類の整形供給装置に関するものであ
る。
(従来技術) 従来から例えばクリーニング工場において、洗
濯後(脱水後)のまだ湿り状態にある衣類は、そ
のままではプレス工程などの成形・乾燥工程にか
けることができず、一旦手作業で衣類の皺伸し及
び整形作業を行つた後、後工程へ送られていた。
ところが、従来から行われている手作業による
衣類の整形方法では、その整形作業に熟練を要す
るとともに能率が悪いという問題があるほか、そ
の整形作業中は常時身体(特に腕)を動かさなけ
ればならないため、疲労が大きくなるという問題
があつた。
又、特開昭50−142892号公報には、洗濯後の衣
類を順次整形した状態で自動的に後工程側へ供給
し得るようにした衣類整形供給装置が示されてい
る。この公知の衣類整形供給装置では、整形すべ
き衣類を着せ掛けし得る人型を、昇降装置により
衣類着せ掛け及び整形作業を行う下動位置と人型
に着せ掛けた衣類を後工程側へ移送する移送装置
側に保持させる上動位置との上下2位置間を上下
動せしめ得るようになつている。そして、この公
知の衣類整形供給装置では、まず、人型を下動位
置に位置させた状態で該人型に衣類を着せ掛けた
後、人型内に格納されている左右腕部材をそれぞ
れ外方に張り出させ、続いて衣類を整形した後
に、人型を上動させて該人型に着せている衣類の
上端部を移送装置に保持させて後送させるように
構成されている。ところで、人型に衣類を着せる
作業時には、該人型が作業員の背の高さよりやや
低位置にあつた方が着せ掛け作業がし易く、又、
人型に着せ掛けた衣類を整形する(前みごろ部、
袖などを伸ばして整える)際には前みごろ部又は
袖の高さが作業員のほぼ目の高さ程度にあつた方
が整形作業し易い。ところが、上記公知の衣類整
形供給装置では、衣類の人型に対する着せ掛け作
業および整形作業は、人型を下動位置の単一高さ
に位置させた状態で行わなければならず、例えば
人型下動位置の高さを衣類着せ掛け作業に適した
位置(作業員の背の高さより低位置)に設定した
場合には整形作業がし難くなり、逆に人型下動位
置の高さを整形作業に適した位置(人型に着せ掛
けられた衣類の前みごろ部の高さが作業員の目の
高さとほぼ同高さ位置)に設定した場合には衣類
着せ掛け作業がし難くくなるという問題があつ
た。
(発明の目的) 本発明は、上記した従来の衣類整形方法並びに
公知の衣類整形供給装置の問題点に鑑み、洗濯後
の浴衣や寝巻などの衣類を人型に着せ掛け且つ人
型上で整形させるだけで衣類も整形させた状態で
順次自動的に後工程へ供給することができるよう
にすることを第1の目的とし、さらに衣類を人型
を着せ掛けする際の作業及び人型に着せ掛けした
状態で整形する際の作業などをし易くし得るよう
にした衣類の整形供給装置を提案することを目的
とするものである。
(目的を達成するための手段) 本発明の衣類の整形供給装置は、基台上に設置
されていて、衣類着せ掛け用の人型本体に該人型
本体の左右各側部からそれぞれ人型本体内外に出
没可能なる如く設置されしかも外方突出時に人型
本体に着せ掛けられている衣類の袖を水平に広げ
た状態で支持することのできる左右の各腕部材と
該各腕部材を人型本体から出没操作するための腕
部材出し入れ装置とを備えた人型と、該人型を基
台上において上下動させ且つ該人型を下動位置と
上動位置とその上下中間位置の3位置においてそ
れぞれ停止せしめるための人型昇降装置と、人型
の設置位置の直上方位置にあつて人型が前記上動
位置まで上昇せしめられたときに該人型に整形さ
れた状態で着せ掛けられている衣類の上端部を表
裏両側から挟み込んで該衣類を整形された姿勢の
まま保持することのできる衣類保持装置と、該衣
類保持装置に保持された衣類を整形されたままの
形状で後送することのできる衣類移送装置とを備
えるとともに、前記腕部材出し入れ装置は前記人
型が下動位置にあるときには前記左右の各腕部材
を人型本体内に没入させ且つ人型が下動位置から
上下中間位置まで上動するときには前記各腕部材
とそれぞれ左右水平方向外方に張り出させしかも
人型が上動位置まで上昇して前記衣類保持装置が
人型に着せ掛けている衣類の上端部を保持した後
に各腕部材を人型本体内に没入させる如く操作さ
れ、さらに前記人型昇降装置は人型を下動位置か
ら上動位置まで上昇させ且つ前記各腕部材が人型
本体内に没入せしめられた後に人型を下動せしめ
る如く操作され、前記衣類移送装置は人型の上動
動作時には停止されており且つ上動位置にある人
型の各腕部材が人型本体内に没入された後に衣類
移送作用が開始される如く構成されていることを
特徴とするものである。
(作用) 本発明の衣類の整形供給装置は、 (1) 衣類着せ掛け用の人型本体に衣類の袖を水平
に広げた状態で支持することのできる腕部材を
人型本体から出没自在なる如く備えているの
で、衣類の着せ掛け時には腕部材を人型本体内
に没入させた状態で行うことができしかも衣類
着せ掛け後に腕部材を水平方向外方に張り出さ
せることにより衣類を整形させた状態で人型に
支持させることができる、 (2) 人型は下動位置と上動位置とその上下中間位
置との3位置においてそれぞれ停止させ得る如
くして上下動せしめられるようになつているの
で、衣類を人型に着せ掛ける際には該人型を下
動位置に位置せしめ、又人型に着せ掛けた衣類
を整形させる際には該人型を上下中間位置まで
上昇させた位置でそれぞれ作業を行うことがで
きる、 (3) 人型の直上方に、人型が上動位置まで上昇せ
しめられたときに人型に整形された状態で着せ
掛けられている衣類を整形されたままの姿勢で
保持することのできる衣類保持装置を備えてい
るので、人型が上動位置まで上昇せしめられる
と該人型に着せ掛けられている衣類を整形され
たままの姿勢で衣類保持装置に支持されるよう
になる、 (4) 衣類保持装置に保持された衣類を整形された
ままの形状で後送するための衣類移送装置を備
えているので、人型に着せ掛けた衣類は順次整
形された状態で自動的に後工程側へ移送される
ようになる、 等の作用が得られる。
(実施例) 第1図ないし第6図を参照して本発明の実施例
を説明すると、この実施例の衣類の整形供給装置
は、例えばクリーニング工場において洗濯済の多
数枚の衣類(例えば浴衣、寝巻など)を順次整形
した状態で次の工程(例えばプレス工程)へ供給
することができるようにしたものであり、又この
実施例では所定間隔を隔てて配置された左右一対
の縦壁1,1にそれぞれ同構造の衣類整形供給装
置が一基づつ設けられている。
左右一対の縦壁1,1間の間隔Lは、該両縦壁
1,1間に衣類着せ掛けのための2つの作業スペ
ースが確保されるように設計されている(例えば
間隔L=2800mm程度)。
この実施例の各衣類の整形供給装置は、左右の
縦壁1,1に対して水平面内で弧回動なる如く枢
着されている基台2と、該基台2の上部に設置さ
れていて整形すべき衣類が着せ掛けられる人型3
と、該人型3を下動位置と上動位置とその上下中
間位置との3位置でそれぞれ停止させ得る如くし
て上下動せしめる人型昇降装置4と、人型3に着
せ掛けられた衣類を整形されたままの姿勢で保持
するための衣類保持装置5と、該衣類保持装置5
に保持された衣類を整形されたままの姿勢で後工
程側へ移送するための衣類移送装置6を備えて構
成されている。
基台2は、矩形板状のものが採用されており、
その一端部2aを縦壁1の一端側下部において軸
20で枢着して水平面内で弧回動自在なる如く取
付けられている。そしてこの基台2は、この装置
の使用時には第2図に実線図示する如く両縦壁
1,1間の作業スペース内に張り出し可能で且つ
不使用時には第2図に鎖線2′で示す如く作業ス
ペースから外側に退避せしめ得る如くされてい
る。
人型3は、衣類着せ掛け用の人型本体11に、
該人型本体11の左右各側部からそれぞれ人型本
体内外に出没可能なる如く設置された左右一対の
腕部材21,21と該各腕部材21,21をそれ
ぞれ人型本体11から出没操作するための腕部材
出し入れ装置22,22とを備えて構成されてい
る。
人型本体11は、内部が中空で人の肩部から腰
の位置までの範囲の高さを有する腕なしの胸像の
形状に形成されている。又該人型本体11の上端
部には肩幅方向の全長の長さを有し且つ適宜高さ
範囲(例えば20〜30mm)だけ上方に突出する薄板
状(厚さ約2〜3mm程度)に形成された肩掛部1
2が設けられている。この肩掛部12は、衣類Y
が人型本体11に着せ掛けられたときに衣類Yの
肩部を支持するものである。
左右の各腕部材21,21は、細幅(20〜30mm
程度)で適宜長さ(例えば600〜700mm程度)を有
しさらに上記人型本体11の肩掛部12とほぼ同
厚さ(2〜3mm程度)を有する棒状のものが採用
されている。
前記人型本体11の内部には、左右の各腕部材
21,21をそれぞれ出没自在にガイドするため
の円弧状のガイド溝13,13が設けられてい
る。この各ガイド溝13,13は、人型本体11
内における左右両側部寄り位置にそれぞれ縦向き
に形成されている。又、人型本体11の左右両側
部の上方寄り位置には、左右各腕部材21,21
をそれぞれ出没させるために窓穴14,14が形
成されている。
左右の各腕部材21,21は、その各基端部2
1a,21aがそれぞれ前記ガイド溝13,13
に沿つて上下方向に弧回動自在なる如くして装着
されており、さらに該腕部材21の基端部21a
がガイド溝13の下端付近まで下動している状態
では腕部材21全体が完全に人型本体11内に没
入せしめられ又該腕部材21の基端部21aがガ
イド溝13の上端付近まで上動している状態では
腕部材基端側の一部を残してその大部分が人型本
体11の側部から水平方向外方に突出するように
なつている。又各腕部材21,21の外方突出状
態ではそれぞれ前記人型本体11側の肩掛部12
の高さと同高さに位置するようになつている。
人型本体11には、その下端からさらにかなり
の長さ(例えば60〜70cm程度)だけ下方に突出す
る支柱15が一体に取付けられている。
又、この人型本体11には、前記腕部材21,
21をそれぞれ人型本体内外に出没操作するため
の左右一対の腕部材出し入れ装置22,22が設
けられている。この実施例では腕部材出し入れ装
置22はエアシリンダが採用されており、該エア
シリンダ22のチユーブ側を前記支柱15の下端
部に連結し他方エアシリンダ22のロツド側を前
記腕部材21の基端部21aに連結して取付けら
れている。そしてこのエアシリンダ22を最縮小
させた状態では第1図に示すように腕部材21全
体を人型本体11内に没入させ且つエアシリンダ
22を最伸長させた状態では第4図及び第5図に
示すように腕部材21を人型本体11の側部から
外方に突出させるようになつている。又該各腕部
材21,21が人型本体11の側部から外方に突
出たれた状態では、該各腕部材21,21はそれ
ぞれ前記肩掛部12と同高さ位置において水平姿
勢に維持されるようになつている。
人型3は、その支柱15部分が基台2上に設け
られた箱状のガイド部材16にガイドされて、水
平面内で回動不能状態で上下動可能なる如く支持
されている。
人型3は基台2上において人型昇降装置4によ
つて昇降せしめられるようになつている。この人
型昇降装置4は、2段階伸縮可能なエアシリンダ
が採用されており、該エアシリンダ4の最縮小状
態では人型3を下動位置(第1図)に位置せし
め、エアシリンダ4の中間伸長状態では人型3を
上下中間位置(第4図)に位置せしめ、さらにエ
アシリンダ4の最伸長状態では人型3を上動位置
(第5図)に位置せしめるようになつている。人
型3の下動位置(第1図)においては、人型本体
11の肩掛部12の高さが作業員の背の高さより
かなり低位置(地面から肩掛部12までの高さが
例えば1250mm程度)となり、又、人型3の上下中
間位置(第4図)においては、該肩掛部12の高
さが作業員のほぼ目の高さ位置(地面から肩掛部
12までの高さが例えば1550mm程度)となり、さ
らに人型3の上動位置(第5図)においては該肩
掛部12が作業員の背の高さよりかなり上方位置
(地面から肩掛部12までの高さが例えば1850mm
程度)となるようにそれぞれ設定されている。
人型3設置位置の直上方位置には、該人型3が
上動位置まで上昇せしめられたときに、第5図及
び第6図に示すように人型3に着せ掛けられてい
る衣類Yの上端部Ybを表裏両側から挟み込んで
該衣類Yを整形されたままの姿勢で保持すること
のできる衣類保持装置5が設けられている。この
衣類保持装置5は、この実施例では次に説明する
衣類移送装置6の一部となる第1送りベルト61
の始端部61aと、該第1送りベルト始端部61
aに対して近接・離間方向に揺動可能なる如く設
置された押えベルト51とを有している。上記第
1送りベルト始端部61aと押えベルト51との
間には人型3の上端部が下方から差し込み可能な
る差し込み空所55が形成されている。押えベル
ト51は、該押えベルト51の軸を支持している
揺腕52をエアシリンダ53で押し引き揺動させ
ることによつて上記差し込み空所55内の間隔を
変化せしめ得るようになつている。即ち、該エア
シリンダ53が縮小している状態では押えベルト
51が第6図において実線図示する如く第1送り
ベルト始端部61aに対して離間して上記差し込
み空所55の間隔が大きくなり、又エアシリンダ
53が伸長している状態では押えベルト51が鎖
線図示する如く第1送りベルト始端部61aに近
接して差し込み空所55の間隔が小さくなるよう
になつている。そして、上記差し込み空所55の
間隔が大きい状態では、該差し込み空所55内に
衣類Yを着せ掛けしている人型3の上端部が差し
込み可能となり、又差し込み空所55の間隔が小
さくなると、該差し込み空所55内に差し込まれ
た人型上端部(衣類上端部Yb)を表裏両側から
挟着保持し得るようになつている。尚、この実施
例では該衣類保持装置5は、押えベルト51を揺
動させて差し込み空所55間に衣類Yの上端部
Ybを挟着保持し得るようにしているが、他の実
施例では、差し込み空所55間の間隔を、人型3
に着せ掛けられている衣類Yの上端部Ybの厚さ
(腕部材21又は肩掛部12の厚さ+衣類上端部
Ybの生地の厚さ)とほぼ同じかそれよりわずか
に小さい範囲としておき、人型3の上動時に該人
型3に着せ掛けられている衣類Yの上端部Ybを
該差し込み空所55内に圧入させて保持させるよ
うにすることもできる。
押えベルト51は後述するように間欠的に駆動
される第1送りベルト61と同期してしかも該第
1送りベルト61と等速度で循環走行せしめられ
るようになつている。
衣類移送装置6は、衣類保持装置5によつて整
形されたままで保持されている衣類Yを順次後工
程側へ移送させるためのものであり、第1送りベ
ルト61、第2送りベルト62及び第3送りベル
ト63などを順次接続させて構成されている。第
1送りベルト61はモータ(クラツチつき)60
によつて後述するタイミングに合せて間欠的にし
かも2段に分けて駆動されるようになつている。
尚、第2送りベルト62及び第3送りベルト63
はそれぞれ連続駆動せしめられる。
第1送りベルト61は、その下端部が人の背の
高さよりやや高い位置(例えば地上より190cm程
度の高さ)に設置されている。又第2送りベルト
62はその始端部62a(高位置にある)から終
端側62bに向けて下降傾斜せしめられている
が、この第2送りベルト62では、その始端側6
2aを中心として終端側62bを上下に揺動可能
としており、使用時には第2送りベルト62の終
端側62bを第3図に実線図示する如く下動位置
に位置せしめ、不使用時には該終端側62bを鎖
線図示する如く上動位置に位置せしめ得るように
している。尚、第3送りベルト63も同様にその
始端側62aが上下に揺動可能とされており、不
使用時には鎖線63′で示すようにその始端側を
上方に位置せしめ得るようにしている。このよう
に第2送りベルト62及び第3送りベルト63の
低位置部分を上方に位置させることができるよう
にしておけば、この装置の不使用時に該第2及び
第3送りベルト62,63の下方スペースを他の
用途に使用することが可能となる。
基台2上には、人型3の前面より適宜間隔(例
えば120mm程度)だけ前側に離間させた位置に、
人型3に着せ掛けた衣類Yの前みごろ部Ycが下
方に垂れ下るのを防止するための前みごろ部押え
装置7が設けられている。この前みごろ部押え装
置7は、衣類Yの前みごろ部Ycを押える押え板
71と、該押え板71を人型3の前面側に近接・
離間方向に操作するための操作機構72を備えて
いる。この操作機構72は、エアシリンダ73
と、押え板71を人型3の前面に近接させる際に
斜め下方位置から斜め上方位置に向けて案内する
ためのガイド74とを有しており、人型3に衣類
Yを着せ掛ける際にはエアシリンダ73を第3図
において実線図示する如く縮小させて押え板71
を衣類着せ掛け作業の邪魔にならない下方で且つ
人型前面から離間する位置まで後退させておき、
人型3に衣類Yを着せ掛け後にはエアシリンダ7
3を鎖線図示する如く伸長させて押え板71を人
型3に着せ掛けている衣類Yの前みごろ部Ycに
接触するまで斜め上方に前進させるように操作さ
れる。
次に、人型昇降装置(エアシリンダ)4、腕部
材出し入れ装置(エアシリンダ)22,22、前
みごろ部押え装置(エアシリンダ73)、衣類保
持装置(エアシリンダ53)、衣類移送装置6な
どの作動タイミングについてこの衣類の整形供給
装置の使用方法と関連づけながら説明すると、こ
れらの装置4,22,73,53,6は足踏みス
イツチ10によつて順次、次に示すようなタイミ
ングで作動する。即ち、人型3が第1図に示すよ
うに下動位置にあるとき(人型昇降装置として使
用されているエアシリンダ4が最縮小していると
き)には、各腕部材出し入れ装置(エアシリン
ダ)22,22は縮小されていて各腕部材21,
21が人型本体内に没入している。又この状態で
は衣類保持装置5の押えベルト51及び衣類移送
装置6の第1送りベルト61はそれぞれ停止さ
れ、しかも差し込み空所55は開放されており、
さらに第2及び第3の各送りベルト62,63は
それぞれ連続駆動せしめられている。人型3が下
動位置にあるとき(第1図)に作業員M(第2図)
の手作業によつて該人型3に衣類Yが着せ掛けら
れるが、このときには各腕部材21,21が人型
本体11内に没入しているため、衣類Yの着せ掛
け作業が容易となる。又、人型3に衣類Yを着せ
掛ける際には、衣類Yの片側を人型3の裏側に回
して該衣類Yの左右両側を人型3の前側で合せる
必要があるが、そのとき、作業員Mは衣類Yの片
側を持つた手を人型3の上方から人型後方に回す
必要がある。このとき、人型は下動位置(人型上
部が作業員Mの背の高さよりかなり下方位置にあ
る)にあるので、該人型3への衣類着せ掛け作業
が容易に行える。尚、第1図に示す状態では、人
型3に着せ掛けられている衣類Yの袖Ya,Yaは
自重で下方に垂れ下つている。
この第1図の状態から足踏みスイツチ10を操
作すると、人型昇降装置となるエアシリンダ4が
第1段分(例えば30mm程度)だけ伸長して人型3
を第4図に示す中間位置まで上昇させるとともに
各腕部材出し入れ装置(エアシリンダ)22,2
2が伸長して各腕部材21,21がそれぞれ外方
に張り出すようになる。このとき衣類Yの各袖
Ya,Yaはそれぞれ腕部材21,21によつて持
ち上げられて水平姿勢に支持される。このとき人
型3に着せ掛けている衣類Yの前みごろ部Ycや
両袖Ya,Yaをきれいに整形する必要があるが、
人型3が上下中間位置まで上昇されていて人型3
に着せ掛けされている衣類Yの前みごろ部Ycが
作業員の目の高さとほぼ同高さに位置しており、
該衣類の整形作業がし易くなる。そして続いて足
踏みスイツチ10を操作すると前みごろ部押え装
置7のエアシリンダ73が伸長せしめられて押え
板71が人型3に着せ掛けられている衣類Yの前
みごろ部Ycを押えるとともに、人型昇降装置
(エアシリンダ)4が最伸長せしめられて第5図
及び第6図に示すように人型3の上端部が衣類保
持装置5の差し込み空所55内に差し込まれる。
このときには人型3に着せ掛けられている衣類Y
は整形されたままとなつている。続いて足踏みス
イツチ10を操作すると衣類保持装置5のエアシ
リンダ53が伸長して押えベルト51が第6図に
おいて鎖線図示する如く第1送りベルト61の始
端部61aに近接して両ベルト51と61で人型
3に着せ掛けされている衣類Yの上端部Ybを表
裏両側から挟着保持しそれに続いて(あるいは再
度足踏みスイツチ10を操作することにより)押
えベルト51と送りベルト61が同時にそれぞれ
矢印A方向、矢印B方向(第6図)にごくわずか
な範囲(例えば3〜5cm)づつ走行した後にそれ
ぞれ一時的に停止するようになる。このとき押え
ベルト51と送りベルト61とで衣類Yの上端部
Yb(右側の袖Yaの端部から左側の袖Yaの端部ま
で全長さ範囲)を両側から挟んだままで該衣類Y
の上端部Ybを両腕部材21,21及び肩掛部1
2から若干高さだけ浮き上らせるようになる。そ
れに続いて(あるいは再度足踏みスイツチ10を
操作することにより)各腕部材出し入れ装置(エ
アシリンダ)22,22が縮小してそれぞれ腕部
材21,21が人型本体11内に没入し、その後
に例えば足踏みスイツチ10を操作することによ
り押えベルト51及び送りベルト61がそれぞれ
同時に駆動されて該両ベルト51,61間に保持
されている衣類Yを整形されたままの姿勢で上方
に送り上げて(人型3から抜き取つて)送りベル
ト61上に載せさらに続いて第2送りベルト62
及び第3送りベルト63上を経て整形されたまま
の姿勢で次の工程(例えばプレス工程)側へ供給
されるようになる。押えベルト51及び第1送り
ベルト61は、衣類Yが該第1送りベルト61か
ら第26262側に移乗せしめられた後に駆動が停止
される。又衣類保持装置5のエアシリンダ53も
縮小して押えベルト51が第1送りベルトの始端
部61aから離間するようになる。他方、人型3
から衣類Yが抜き取られた後、例えば足踏みスイ
ツチ10を操作することにより前みごろ部押え装
置7のエアシリンダ73が縮小して押え板71が
元の待機位置まで後退せしめられるとともに人型
昇降装置(エアシリンダ)4も最縮小して人型3
が元の下動位置まで降下せしめられる。
このようにこの衣類の整形供給装置を使用する
と、整形すべき衣類Yを下動位置にある人型3に
着せ掛け、続いて人型3を上下中間位置まで上動
させた状態で前みごろ部Yc及び袖Ya,Yaを整
えるだけで該衣類を順次自動的に整形された状態
で次の工程側に供給できる。
この衣類の整形供給装置の不使用時には、基台
2を第2図において符号2′で示すように作業ス
ペースから外側に退避させた位置に旋回させてお
き、さらに第2送りベルト62及び第3送りベル
ト63をそれぞれ第3図において鎖線62′及び
63′で示すように上方に持ち上げておくことに
より、両縦壁1,1間の作業スペースを他の用途
(例えば手作業のシーツ掛け作業場所など)に使
用することが可能となる。
(発明の効果) 本発明の衣類の整形供給装置は次のような効果
がある。
(1) 衣類Yを人型3に着せ掛ける際に腕部材2
1,21を人型本体11内に没入させた状態で
行うことができるので、衣類Yを人型3に着せ
掛けるときの作業を簡単に行うことができる。
(2) 衣類Yを人型3に着せ掛けた後に腕部材2
1,21を人型本体11から外方に張り出させ
ることにより、人型3上で垂れ下つている袖
Ya,Yaを自動的に整形(水平方向外方に延ば
した状態)させることができる。
(3) 人型3が上動位置まで上昇せしめられると該
人型3に着せ掛けられている衣類Yの上端部
Ybが衣類保持装置5によつて整形されたまま
の姿勢で支持され、続いて衣類移送装置6によ
つて衣類保持装置5に保持されている衣類Yが
整形されたままの状態で後工程側に供給される
ようになつているので、衣類Yの整形から後工
程への供給までの作業を自動でしかも短時間で
行うことができる。
(4) 人型昇降装置4により、人型3を下動位置と
上動位置とその上下中間位置の3位置でそれぞ
れ停止せしめ得る如く上下動させるようにして
いるので、人型3に衣類Yを着せ掛けする際に
は該人型3を衣類着せ掛け作業に適した下動位
置に、又人型3に着せ掛けられた衣類Yを整形
する際には該人型3を衣類整形作業に適した上
下中間位置にそれぞれ位置させることができ、
衣類Yの着せ掛け作業及び整形作業をそれぞれ
容易に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例にかかる衣類の整形供
給装置の正面図、第2図は第1図の平面図、第3
図は第1図の−矢視図、第4図及び第5図は
それぞれ第1図の状態変化図、第6図は第5図の
右側面図である。 1……構造物(縦壁)、2……基台、3……人
型、4……人型昇降装置、5……衣類保持装置、
6……衣類移送装置、7……前みごろ部押え装
置、11……人型本体、21……腕部材、22…
…腕部材出し入れ装置。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 基台2上に設置されていて、衣類着せ掛け用
    の人型本体11に該人型本体11の左右各側部か
    らそれぞれ人型本体内外に出没可能なる如く設置
    されしかも外方突出時に人型本体11に着せ掛け
    られている衣類Yの袖Ya,Yaを水平に広げた状
    態で支持することのできる左右の各腕部材21,
    21と該各腕部材21,21を人型本体11から
    出没操作するための腕部材出し入れ装置22とを
    備えた人型3と、該人型3を基台2上において上
    下動させ且つ該人型3を下動位置と上動位置とそ
    の上下中間位置の3位置においてそれぞれ停止せ
    しめるための人型昇降装置4と、人型3の設置位
    置の直上方位置にあつて人型3が前記上動位置ま
    で上昇せしめられたときに該人型3に整形された
    状態で着せ掛けられている衣類Yの上端部を表裏
    両側から挟み込んで該衣類Yを整形された姿勢の
    まま保持することのできる衣類保持装置5と、該
    衣類保持装置5に保持された衣類Yを整形された
    ままの形状で後送することのできる衣類移送装置
    6とを備えるとともに、前記腕部材出し入れ装置
    22は前記人型3が下動位置にあるときには前記
    左右の各腕部材21,21を人型本体11内に没
    入させ且つ人型3が下動位置から上下中間位置ま
    で上動するときには前記各腕部材21,21をそ
    れぞれ左右水平方向外方に張り出させしかも人型
    3が上動位置まで上昇して前記衣類保持装置5が
    人型3に着せ掛けている衣類Yの上端部を保持し
    た後に各腕部材21,21を人型本体11内に没
    入させる如く操作され、さらに前記人型昇降装置
    4は人型3を下動位置から上動位置まで上昇させ
    且つ前記各腕部材21,21が人型本体11内に
    没入せしめられた後に人型3を下動せしめる如く
    操作され、前記衣類移送装置6は人型3の上動動
    作時には停止されており且つ上動位置にある人型
    3の各腕部材21,21が人型本体11内に没入
    された後に衣類移送作用が開始される如く構成さ
    れていることを特徴とする衣類の整形供給装置。
JP1748087A 1987-01-27 1987-01-27 衣類の整形供給装置 Granted JPS63277099A (ja)

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