JP4043345B2 - 布類展張方法及び布類展張機 - Google Patents

布類展張方法及び布類展張機 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本願発明は、シーツのような大面積の布類を展張させるための布類展張方法及び布類展張機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
例えば、ランドリー工場においては、洗濯・乾燥後の布類をプレス機でプレスしたり、折畳み機で折畳む作業が行われるが、その次工程装置(以下、プレス機で説明する)に布類を供給する際には、予め布類をきれいに展張させておく必要がある。
【0003】
ところで、シーツのような大面積の布類を展張させるための布類展張機として、従来から図8〜図10に示すようなものがある(例えば、特許文献1の図1、図2)。
【0004】
この図8〜図10に示す従来の布類展張機は、大面積の布類Sの一辺の両端角部Sa,Saを保持して所定高位置まで移送する投入装置1と、投入装置1によって高位置まで移送された布類S1の両端角部Sa,Saを受取って左右方向に展張させる左右展張装置2と、左右展張装置2のほぼ直下方に設置されていて左右展張装置2で展張された布類S2の下方部を吸引して展張させる吸引装置3と、左右展張装置2及び吸引装置3で展張された布類S4を受渡す受渡し装置4と、受渡し装置4から布類S5を受取ってプレス機側に搬送する搬送装置6とを備えている。
【0005】
この従来の布類展張機では、図9に示すように投入装置1を左右に2基設置している。尚、この投入装置1は1基だけのもの、あるいは4基程度を左右方向に並設したものもある。この各投入装置1は、人の肩幅程度の間隔をもって左右一対のチャック11,11を有している。尚、この各チャック11は、以下の説明において投入側チャックという。この各投入側チャック11,11には、図9及び図10に示すようにそれぞれ左右に小間隔をもって2つのチャック部11a,11aを有している。そして、この各投入側チャック11,11は、布類Sの一辺の両端角部Sa,Saをそれぞれ保持した状態で、昇降装置(ロッドレスシリンダ)12により上方に移動せしめられる。
【0006】
左右展張装置2は、各投入側チャック11,11で保持されている布類両端角部Sa,Saを所定上方位置で受取る左右一対のチャック21,21を有している。尚、この左右展張装置2側のチャック21は、以下の説明において受取側チャックという。又、この各受取側チャック21,21は、投入側チャック11の2つのチャック部11a,11a間に出入り可能な1つのチャック部を有している(実際には、投入側チャック11の各チャック部11a,11aが受取側チャック21のチャック部を跨いで通過する)。
【0007】
この各受取側チャック21,21は、布類の両端角部Sa,Saを保持した状態で、それぞれ左右動装置(サーボモータ)22,22により相互に離間・近接方向に作動せしめられる。そして、各受取側チャック21,21を図9及び図10に符号21′,21′で示す位置(布類S2の上辺部Sbが緊張する位置)まで離間させることにより、該布類上辺部Sbを布類展張機の中央部においてきれいに展張させ得るようになっている。
【0008】
吸引装置3は、縦向きの吸引ボックス31内の空気を吸引機(バキュームファン)33で下方に吸引するようになっている。吸引ボックス31の吸気口32の近傍には、モータ38,38(図9)よって回転せしめられる送込みローラ37,37が設けられている。
【0009】
搬送装置6は、左右展張装置2から受渡し装置4を介して展張状態の布類S4を受取る前側コンベア(バキュームコンベア)61と、それに連続する後側コンベア(排出コンベア)62を有している。尚、後側コンベア62は、プレス機側に連続している。
【0010】
そして、図8〜図10の布類展張機は、次のように機能する。まず、洗濯・乾燥済みの大面積布類Sから、その一辺の両端角部Sa,Saを捜し出してそれぞれ投入装置1の各投入側チャック11,11に保持させる。そして、スタートボタンを押すと、各投入側チャック11,11が布類両端角部Sa,Saを保持したまま上動して(図10の上動工程▲1▼)、その布類両端角部を左右展張装置2の各受取側チャック21,21に受渡し(S1の状態)、その後、各投入側チャック11,11が元の待機位置まで下動し(図10の下動工程▲2▼)、次に該各受取側チャック21,21が左右外側に移動して(図10の離間工程▲3▼)、布類S1の上辺部Sbを展張させる(S2の状態)。続いて、送込みローラ37が送込み方向に高速回転(右回転)するとともに、切換ダンパ35が鎖線図示側に切換えられて吸引ボックス31内の空気が吸引され、布類の下端側がS3の状態を経てS4のように吸引ボックス31内に吸い込まれる。このとき、この布類S4には、バキュームファン33の吸引作用により下方へのテンションがかけられて、該布類が方形状に展張される(図9、図10のS4の状態)。その後、切換ダンパ35が実線図示側に切換えられ、各受取側チャック21,21で保持されていた布類S4の上辺部Sbが吸着ボックス41の先端側上面に移乗(吸着・保持)され、該吸着ボックス41が鎖線図示するように後退し、そのとき布類上辺部Sbが前側コンベア(バキュームコンベア)61上に移乗され(符号S5の状態)、布類が展張状態のままで前側コンベア61及び後側コンベア62を経てプレス機側に供給される。尚、布類上辺部Sbを各受取側チャック21′,21′から吸着ボックス41側に移乗させると、該各受取側チャック21′,21′が相互に近接動作するとともに、次の布類受取り位置に移動する。
【0011】
このように、図8〜図10の布類展張機では、展張すべき布類の一辺の両端角部Sa,Saを捜し出して、それを各投入側チャック11,11に保持させるだけで、後は自動で方形状に展張させることができる。
【0012】
【特許文献】
特開2001−159067号公報(図1、図2)
【0013】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、図8〜図10に示す従来の布類展張機では、各投入側チャック11,11が布類両端角部Sa,Saを保持して鎖線図示(符号11′,11′)する受渡し位置まで上動した状態では、該各投入側チャック11′,11′が受取側チャック21,21に対して左右に干渉する位置にあって、そのままでは各受取側チャック21,21が離間方向に移動することができない。従って、布類上辺部Sbの展張動作は、図10に示すように、各投入側チャック11,11を布類両端角部Sa,Saを保持して上動させ(上動工程▲1▼)、布類両端角部Sa,Saを受取側チャック21,21に受渡した後(両投入側チャックが符号11′,11′の位置で一旦停止する)、両投入側チャック11′,11′を元の待機位置まで下動させ(下動工程▲2▼)、その後に両受取側チャック21,21を左右に離間させる(離間工程▲3▼)という順序で行う必要がある。
【0014】
このように、図8〜図10に示す従来の布類展張機では、両受取側チャック21,21で布類両端角部Sa,Saを受取った後、各受取側チャック21,21を左右に離間させるのに、上動させた投入側チャック11,11を受渡し位置(符号11′の位置)で一旦停止させ、続いて該各投入側チャック11′,11′を元の待機位置まで下動させるまでの待ち時間が必要であり、その分、受取側チャック21,21に対する拘束時間が長くなり、次の布類Sの展張開始時期が遅れる(作業能率が悪い)。即ち、投入装置1側で各投入側チャック11,11に次の布類両端角部Sa,Saを保持させても、受取側チャック21,21が所定位置に戻るまでは該投入側チャック11,11を上動させることができず、待ち時間ができて時間のロスが発生するという問題があった。
【0015】
尚、各投入側チャック11,11を上動させる際に、該各投入側チャック11,11を、各受取側チャック21,21の高さ位置を越えて該受取側チャック21,21に対して左右に干渉しない上方位置まで連続して上動させることが考えられるが、この場合は、布類両端角部Sa,Saを受取った各受取側チャック21,21が投入側チャック11,11に干渉することなく左右に離間することが可能である。ところが、この場合は、両受取側チャック21,21間において直線状に展張された布類上辺部Sbが各投入側チャック11,11の下動軌跡上に位置するために、受取側チャック21,21で保持している布類上辺部Sbを吸着ボックス41側に移乗させた後でないと、各投入側チャック11,11を下動させることができず、従って各投入側チャック11,11に対する次の布類両端角部Sa,Saを保持させる作業に待ち時間ができ、この場合も作業能率にロスが発生する。
【0016】
本願発明は、上記した従来の事情に鑑み、受取側チャックの拘束時間を短くし且つ受取側チャックで布類上辺部を保持した状態であっても投入側チャックを下動させ得るようにすることで、作業能率を向上させ得るようにした布類展張方法及び布類展張機を提供することを目的としている。
【0017】
【課題を解決するための手段】
本願発明は、上記課題を解決するための手段として次の構成を有している。
【0018】
本願請求項1の発明
本願請求項1の発明は、洗濯・乾燥後のシーツのような大面積布類を展張させるための布類展張方法を対象にしている。そして、この請求項1の布類展張方法は、シーツのような大面積の布類の一辺の両端角部を一対の投入側チャックで保持して所定高位置まで吊上げ、その吊上げ布類の各チャック保持部分を所定高位置に待機している一対の受取側チャックで受取り、該各受取側チャックを左右に離間させることで布類上辺部を左右に展張させるようにしている。
【0019】
又、この請求項1の布類展張方法では、投入側チャックを、各受取側チャックの高さ位置を越えて該各受取側チャックに対して左右に干渉しない上方位置まで連続して上動させて、その間に投入側チャックで保持している布類両端角部を各受取側チャックに受渡し、続いて各投入側チャックが各受取側チャックに対して左右に干渉しない位置まで上動した直後に各受取側チャックを左右に離間させ、さらに各投入側チャックを該投入側チャックの下動時に各受取側チャックで保持している布類に干渉しない手前側位置に変位させた後、各投入側チャックを元の待機位置まで下動させるようにしている。
【0020】
即ち、この請求項1の布類展張方法では、まず、各投入側チャックで布類両端角部を保持させた状態で、該各投入側チャックを各受取側チャックの高さ位置を越える上方位置(受取側チャックに対して左右に干渉しない位置)まで連続して上動させる。すると、投入側チャックが受取側チャックにすれ違うときに各投入側チャックで保持していた布類両端角部をそれぞれ受取側チャックに受渡す。そして、各投入側チャックが受取側チャックに対して左右に干渉しない位置まで上動した直後に(投入側チャックがまだ上動中であってもよい)、各受取側チャックを左右に離間させる(布類上辺部が直線状に展張される)。次に空の各投入側チャックを布類に干渉しない手前側位置に変位させ、その状態で該投入側チャックを元の待機位置まで下動させる。尚、各受取側チャックで展張・保持された布類上辺部は後続装置側に移乗され、空になった各受取側チャックは次の布類を投入する各投入側チャックに対応する位置まで戻される。
【0021】
この請求項1の布類展張方法では、布類両端角部を保持した投入側チャックを、受取側チャックを越える(両チャックが左右に干渉しない)位置まで上動させた時点で、布類両端角部を受取った各受取側チャックを左右に離間させるようにしているので、該受取側チャックの離間動作の待ち時間を短くできる。又、布類両端角部を受取側チャックに受渡した空の投入側チャックは、手前側に変位させた状態(布類上辺部に干渉しない状態)で下動させるので、該投入側チャックの下動動作に障害となるものはない。
【0022】
本願請求項2の発明
本願請求項2の発明も、上記請求項1と同様に、洗濯・乾燥後のシーツのような大面積布類を展張させるための布類展張方法を対象にしている。そして、この請求項2の布類展張方法も、シーツのような大面積の布類の一辺の両端角部を一対の投入側チャックで保持して所定高位置まで吊上げ、その吊上げ布類の各チャック保持部分を所定高位置に待機している一対の受取側チャックで受取り、該各受取側チャックを左右に離間させることで布類上辺部を左右に展張させるようにしている。
【0023】
そして、この請求項2の布類展張方法では、投入側チャックを上動させて布類両端角部を受取側チャックに受渡し、続いて投入側チャックを受取側チャックに対して左右に干渉しない手前側位置に変位させ、その直後に各受取側チャックを左右に離間させるとともに、各投入側チャックを元の待機位置まで下動させるようにしている。
【0024】
この請求項2の布類展張方法では、各投入側チャックの上動限界高さは、投入側チャックで保持している布類両端角部を受取側チャックに受渡し得る位置まででもよい。この場合、布類両端角部の受渡し時点では、各受取側チャックは投入側チャックに対して左右に干渉する位置にあって、このままでは受取側チャックが左右に離間できない。そこで、この請求項2の布類展張方法では、布類両端角部を投入側チャックから受取側チャックに受渡した直後に、各投入側チャックを手前側に変位させる(受取側チャックが左右に干渉しなくなる)ことにより、各受取側チャックの左右離間動作を許容するとともに、各投入側チャックの下動動作も許容するようになる。
【0025】
本願請求項3の発明
本願請求項3の発明は、上記請求項1の布類展張方法を行うための布類展張機を対象にしている。そして、この請求項3の布類展張機は、シーツのような大面積の布類の一辺の両端角部を一対の投入側チャックで保持して所定高位置まで吊上げ、その吊上げ布類の各チャック保持部分を所定高位置に待機している一対の受取側チャックで受取り、各受取側チャックを左右に離間させることで布類上辺部を左右に展張させるようにしたものである。尚、この請求項3の布類展張機における基本的構成は、図8及び図9の従来例のものを採用できる。
【0026】
そして、この請求項3の布類展張機では、各投入側チャックの昇降装置として、各投入側チャックを、各受取側チャックの高さ位置を越えて該各受取側チャックに対して左右に干渉しない上方位置まで上動させ得るものを使用している。
【0027】
又、この請求項3の布類展張機では、各投入側チャックを前後に変位させる前後動装置を備えている。この前後動装置は、各投入側チャックの上動時に該各投入側チャックで保持している布類両端角部を各受取側チャックに受渡し得る奥側位置と、各投入側チャックの下動時に該各投入側チャックが各受取側チャック間に展張された布類上辺部に干渉しない手前側位置との間で前後に変位させ得るようになっている。
【0028】
この請求項3の布類展張機は、上記請求項1の布類展張方法を行うためのものであり、布類両端角部を保持した投入側チャックを上動させて布類両端角部を各受取側チャックに受渡し、さらに該投入側チャックが受取側チャックを越える(両チャックが左右に干渉しない)位置まで上動した時点で、布類両端角部を受取った各受取側チャックを左右に離間させることができる。又、投入側チャックから布類両端角部を受取側チャックに受渡した後、前後動装置により投入側チャックを手前側に変位させるが、投入側チャックが上動位置において手前側に位置している状態では、投入側チャックの下動軌跡中に障害物はない(展張されている布類上辺部に対して投入側チャックが干渉することがない)。
【0029】
本願請求項4の発明
本願請求項4の発明は、上記請求項2の布類展張方法を行うための布類展張機を対象にしている。そして、この請求項4の布類展張機は、シーツのような大面積の布類の一辺の両端角部を一対の投入側チャックで保持して所定高位置まで吊上げ、その吊上げ布類の各チャック保持部分を所定高位置に待機している一対の受取側チャックで受取り、各受取側チャックを左右に離間させることで布類上辺部を左右に展張させるようにしたものである。尚、この請求項4の布類展張機における基本的構成は、図8及び図9の従来例のものを採用できる。
【0030】
そして、この請求項4の布類展張機では、各投入側チャックの昇降装置として、各投入側チャックを、該各投入側チャックで保持している布類両端角部を各受取側チャックに受渡す高さまで上動させ得るものを使用している。この場合、投入側チャックが最上動した位置において、該投入側チャックが受取側チャックに対して左右に干渉する位置にあってもよい。
【0031】
又、この請求項4の布類展張機にも、各投入側チャックを前後に変位させる前後動装置を備えているが、この前後動装置は、各投入側チャックを、各投入側チャックの上動時に各投入側チャックで保持している布類両端角部を受取側チャックに受渡し得る奥側位置と、各投入側チャックの上動位置において各投入側チャックが各受取側チャックに対して左右に干渉しない手前側位置との間で前後に変位させ得るようになっている。
【0032】
この請求項4の布類展張機は、上記請求項2の布類展張方法を行うためのものであり、布類両端角部を保持した投入側チャックを上動させて布類両端角部を該各受取側チャックに受渡し、その直後に前後動装置により投入側チャックを手前側に変位させることで、布類両端角部を受取った各受取側チャックを左右に離間させることができる。又、空になった投入側チャックは、手前側に変位させた状態で下動させると、受取側チャッや該両受取側チャック間に展張されている布類上辺部に干渉することがない。
【0033】
【発明の効果】
本願請求項1の発明の効果
本願請求項1の発明の布類展張方法では、布類両端角部を保持した各投入側チャックを、受取側チャックを越える(両チャックが左右に干渉しない)位置まで上動させた時点で、布類両端角部を受取った各受取側チャックを左右に離間させ且つ空の投入側チャックを手前側に変位させた状態(布類に干渉しない状態)で元の待機位置まで下動させるようにしているので、受取側チャックの離間動作の待ち時間を短縮でき、且つ投入側チャックの下動軌跡中に障害物がないので、布類1枚当たりの処理時間を短縮できるという効果がある。
【0034】
本願請求項2の発明の効果
本願請求項2の発明の布類展張方法では、投入側チャックから布類両端角部を受取側チャックに受渡した時点で、投入側チャックを受取側チャックに対して手前側位置(両チャックが左右に干渉しない位置)に変位させ、その直後に各受取側チャックを左右に離間させるとともに、各投入側チャックを元の待機位置まで下動させるようにしている。この場合、受取側チャックを離間させる動作は、布類両端角部を受渡した後、投入側チャックを手前側に変位させる動作を待つ必要があるが、図8〜図10の従来例のように、投入側チャックを待機位置まで下動させた後に受取側チャックを離間させるものより、受取側チャックの離間動作の待ち時間を短くできる(布類1枚当たりの処理時間を短縮できる)という効果がある。又、この請求項2では、上記請求項1の場合より、投入側チャックを早期に下動させることができるので、該投入側チャックに対する次の布類両端角部の装着作業を早期に行える。
【0035】
本願請求項3の発明の効果
この請求項3の発明の布類展張機は、布類両端角部を保持した投入側チャックを上動させて布類両端角部を該受取側チャックに受渡した後、投入側チャックが受取側チャックを越える位置まで上動した時点で、布類両端角部を受取った各受取側チャックを左右に離間させることができる。又、投入側チャックから布類両端角部を受取側チャックに受渡した後、投入側チャックを前後動装置により手前側に変位させて該投入側チャックを下動させることができる。
【0036】
従って、この請求項3の布類展張機では、上記請求項1の布類展張方法を行うことができる(布類1枚当たりの処理時間を短縮できる)という効果がある。
【0037】
本願請求項4の発明の効果
この請求項4の発明の布類展張機は、布類両端角部を保持した投入側チャックを上動させて布類両端角部を各受取側チャックに受渡し、その直後に前後動装置により投入側チャックを手前側に変位させることで、布類両端角部を受取った各受取側チャックを左右に離間させることができる。又、空になった投入側チャックは、手前側に変位させた状態で下動させても、受取側チャッや該両受取側チャック間に展張されている布類上辺部に干渉することがない。
【0038】
従って、この請求項4の布類展張機では、上記請求項2の布類展張方法を行うことができる(布類1枚当たりの処理時間を短縮できるとともに、投入側チャックに対する次の布類両端角部の装着作業を早期に行える)という効果がある。
【0039】
【発明の実施の形態】
以下、図1〜図7を参照して本願実施形態の布類展張方法及び布類展張機を説明すると、図1〜図4には本願請求項1及び3に対応する第1実施形態、図5〜図7には本願請求項2及び4に対応する第2実施形態が示されている。尚、この各実施形態の布類展張機は、シーツのような大面積の布類Sをきれいに展張させてプレス機や折畳み機のような次工程装置側に搬送するものである。
【0040】
図1〜図4の第1実施形態
図1〜図4に示す第1実施形態の布類展張機は、後述する前後動装置5を除いて図8〜図10に示す従来例の布類展張機とほぼ同構造のものが採用されている。即ち、この実施形態の布類展張機にも、従来例の布類展張機と同構造の、投入装置1と、左右展張装置2と、吸引装置3と、受渡し装置4を備えている。又、搬送装置6は、前側コンベア61と後側コンベア62とを有するのは上記の従来例と同じであるが、後側コンベア62の一部62aを前部側に延出させて、例えば枕カバーやバスタオルのような小面積布類を後側コンベア62の前部62a上に直接載せ掛け得るようにしている。尚、その場合、投入装置1は図示しない揺動装置(伸縮シリンダ)で上方に跳ね上げておく。
【0041】
投入装置1は、この第1実施形態では図2に示すように左右方向に2基設けている。この各投入装置1,1は、矩形のカバー13の内面側に左右2本の昇降装置(ロッドレスシリンダ)12,12を上下方向に向けて設置し、該各昇降装置12,12にそれぞれ投入側チャック11,11を上下に移動自在に取付けている。各投入側チャック11,11は、適宜の小間隔をもって左右2つのチャック部11a,11aを有している。そして、この各投入側チャック11,11は、布類Sの一辺の両端角部Sa,Saをそれぞれ保持した状態で、各昇降装置12,12により上方に移動せしめられる。
【0042】
左右展張装置2は、各投入側チャック11,11で保持されている布類両端角部Sa,Saを所定上方位置で受取る左右一対の受取側チャック21,21を有している。この各受取側チャック21,21は、投入側チャック11の2つのチャック部11a,11a間に出入り可能な1つのチャック部を有している(実際には、投入側チャック11の各チャック部11a,11aが受取側チャック21のチャック部を跨いで通過する)。
【0043】
この第1実施形態では、各昇降装置(ロッドレスシリンダ)12,12は、従来例(図8)のものより上方側に長くしており、図1及び図2に符号11′で示すように、各投入側チャック11,11を受取側チャック21,21の高さ位置を越える上方位置まで上動させ得るようになっている。そして、各投入側チャック11,11が図1及び図2に符号11′で示す最上動位置まで上昇した状態では、該各投入側チャック11,11が該受取側チャック21,21に対して左右に干渉しないようになっている。
【0044】
投入装置1は、カバー13の下部寄り位置を支持アーム10に軸14で枢支されており、該投入装置1の上部側が軸14を中心に前後に揺動し得るようになっている。尚、支持アーム10も図示しない揺動装置(伸縮シリンダ)で上下に揺動せしめられるが、通常は図1の下動状態で固定的に使用される。
【0045】
支持アーム10と投入装置1のカバー13間には、投入装置1を前後に揺動させる前後動装置5が設けられている。この前後動装置5には伸縮シリンダ51が採用されている。
【0046】
そして、この前後動装置5は、投入側チャック11,11を上動させるときには、伸縮シリンダ51が伸長状態であって投入装置1を図1に実線図示する奥側に位置せしめるとともに、投入側チャック11,11で保持していた布類両端角部Sa,Saを受取側チャック21,21に受渡した後には、伸縮シリンダ51を縮小させて投入装置1を図1に鎖線図示(符号1′)する手前側に位置せしめるようになっている。尚、投入装置1が奥側位置にあるときには、投入側チャック11,11の上動時に該投入側チャック11,11で保持していた布類両端角部Sa,Saを受取側チャック21,21に受け渡すことができ、他方、投入装置1が手前側位置(図1の符号1′の位置又は図3の位置)にあるときには、空の投入側チャック11,11が下動しても受取側チャック21,21や該受取側チャック21,21間に展張されている布類上辺部Sbに干渉しないようになっている。
【0047】
第1実施形態の布類展張機(図1〜図4)におけるその他の構成において、従来例のもの(図8〜図10)と同符号を付しているものは、相互に同機能をするものであり、これらの装置類の構造、機能等の説明は、従来技術の項の説明を援用する。尚、受渡し装置4の吸着ボックス41内の空気は、吸引機42で吸引されて吸着ボックス41の前半部上面(多数の小孔が形成されている)に布類上辺部Sbを吸着させ得るようになっている。又、この吸着ボックス41は、左右一対の伸縮シリンダ43,43で図1の実線図示位置と鎖線図示位置との間で進退せしめられる。
【0048】
この第1実施形態の布類展張機は、次のように作動する。まず、大面積の布類Sの一辺の両端角部Sa,Saを捜して、その両端角部Sa,Saを一対の投入側チャック11,11でそれぞれ保持させた後、スタートボタンを押すと、各投入側チャック11,11が布類両端角部Sa,Saを保持したまま上動し(図4の上動工程▲1▼)→投入側チャック11,11が左右展張装置2の受取側チャック21,21に出会ったときに布類両端角部Sa,Saを各受取側チャック21,21に受渡し(図2のS1の状態)→さらに投入側チャック11,11がチャック21,21に対して左右に干渉しない位置まで上動した時点で各受取側チャック21,21を左右に離間させて(図4の離間工程▲2▼)、布類の上辺部Sbを展張させる(上辺部展張布類S2となる)。尚、投入側チャック11,11は布類両端角部を受取側チャック21,21に受渡した後も若干高さだけ上動し、最終的に符号11′(図1、図2、図4)で示すように受取側チャック21,21を若干高さだけ越えた位置において停止する。このとき、投入側チャック11,11は受取側チャック21,21に対して左右に干渉しない位置にある。次に、投入側チャック11,11から受取側チャック21,21に布類両端角部Sa,Saを受渡した後、前後動装置5により投入装置1を図1の符号1′及び図3に示すように手前側に変位させる(図4の手前側変位工程▲3▼)。尚、図4の手前側変位工程▲3▼は、布類両端角部の受渡し後であれば、投入側チャック11,11の上昇中でも停止後でもよい。この状態(手前側変位状態)では、図3に示すように、上動位置にある空の投入側チャック11,11も手前側に変位しており、該投入側チャック11,11の下動軌跡中に障害物はなくなる。即ち、図3の手前側変位状態では、投入側チャック11,11が両受取側チャック21,21で展張されている布類上辺部Sbより手前側に離間した位置で下動するようになっており、その下動時に投入側チャック11,11が布類上辺部Sbに干渉することはない。そして、各投入側チャック11,11は、手前側に変位した後、適宜の時期に元の待機位置(図3の符号11″の位置)まで下動せしめられ(図4の下動工程▲4▼)、続いて前後動装置5により投入装置1の上部側が奥側に変位せしめられ、各投入側チャック11,11が次の布類の両端角部Sa,Saを保持し得る待機状態になる。又、両受取側チャック21,21間で布類上辺部Sbが展張されると、送込みローラ37が送込み方向に高速回転(右回転)するとともに、切換ダンパ35が鎖線図示側に切換えられて吸引ボックス31内の空気が吸引されて、布類の下端側がS3の状態を経てS4のように吸引ボックス31内に吸い込まれる。このとき、この布類S4には、バキュームファン33の吸引作用により、下方へのテンションがかけられて、該布類が方形状に展張される。その後、送込みローラ37が停止し、切換ダンパ35が実線図示側に切換えられ、各受取側チャック21′,21′で保持されていた布類S4の上辺部Sbが吸着ボックス41の先端側上面に吸着・保持され、該吸着ボックス41が鎖線図示するように後退し、そのとき布類上辺部Sbが前側コンベア(バキュームコンベア)61上に移乗されて(符号S5の状態)、展張状態のままで前側コンベア61及び後側コンベア62を経てプレス機側に供給される。又、受取側チャック21′,21′から吸着ボックス41側に布類上辺部Sbが移乗されると、該各受取側チャック21′,21′が、次の布類を処理する投入装置1に対応する位置に速やかに移動し、そこで待機する。
【0049】
この第1実施形態の布類展張機では、布類両端角部Sa,Saを保持している投入側チャック11,11が上動して、該布類両端角部Sa,Saを受取側チャック21,21に受渡した後、投入側チャック11,11が受取側チャック21,21に干渉しない位置まで上動した時点で(まだ投入側チャック11,11の上動余地が残っている時点でもよい)、各受取側チャック21,21が左右に離間するようになっているので、受取側チャック21,21の離間動作の待ち時間を短縮できる。又、布類両端角部Sa,Saを受渡した空の投入側チャック11,11を手前側に変位させた状態で元の待機位置まで下動させるようにしているので、投入側チャック11,11の下方に布類上辺部Sbが展張されていても、該投入側チャック11,11を待ち時間なく下動させることができる。従って、この布類展張機を使用すると布類1枚当たりの処理時間を短縮でき、作業効率を向上させることができる。
【0050】
図5〜図7の第2実施形態
図5〜図7に示す第2実施形態の布類展張機では、昇降装置(ロッドレスシリンダ)12の上動側ストロークを第1実施形態のものより短くし、投入側チャック11,11が符号11′で示す受取側チャック21,21への受渡し位置までしか上動しないものが採用されている。尚、この第2実施形態における昇降装置12の上動側ストロークは、図8〜図10の従来例のものと同じである。
【0051】
そして、この第2実施形態の布類展張機にも、第1実施形態と同様の前後動装置5(伸縮シリンダ51)が使用されている。尚、この第2実施形態の布類展張機におけるその他の構成は、第1実施形態のものと同じであるので、該第1実施形態の説明を援用する。
【0052】
この第2実施形態の布類展張機は、次のように作動する。まず、布類両端角部Sa,Saを保持させた状態で投入側チャック11,11を上動させる(図7の上動工程▲1▼)と、投入側チャック11,11で保持していた布類両端角部Sa,Saを受取側チャック21,21に受渡すが、投入側チャック11,11は布類両端角部を受渡した直後に(符号11′の位置で)停止する。この状態では、投入側チャック11′が受取側チャック21,21に対して左右に干渉する位置にある。そして、次に、前後動装置5の伸縮シリンダ51が縮小して投入装置1を符号1′(図5)のように手前側に変位させる(図7の手前側変位工程▲2▼)。この状態では、図6に示すように投入側チャック11が受取側チャック21の左右動軌跡より手前側に位置しており、該受取側チャック21,21の左右動を許容する。そして、各投入側チャック11,11が手前側に変位した直後に各受取側チャック21,21を左右に離間させて(離間工程▲3▼)、両受取側チャック21,21間で布類上辺部Sbを展張させる。他方、上方位置にある空の投入側チャック11′,11′は、手前側に変位した後、適宜の時期に昇降装置12によって下動せしめられて元の待機位置まで戻される(図7の下動工程▲4▼)。その後、前後動装置5の伸縮シリンダ51が伸長して投入装置1の上部側が奥側に変位せしめられ、各投入側チャック11,11が次の布類の両端角部Sa,Saを保持する待機状態になる。尚、各受取側チャック21,21間に保持されている布類S2は、第1実施形態の場合と同様に、順次展張処理された後、吸着ボックス41を介して前側コンベア61に移乗され、さらに後側コンベア62を経てプレス機側に供給される。
【0053】
この第2実施形態の布類展張機では、布類両端角部Sa,Saを保持している投入側チャック11,11が上動して、該布類両端角部Sa,Saを受取側チャック21,21に受渡した直後に前後動装置5が作動(伸縮シリンダ51が縮小)して投入側チャック11′,11′を手前側に変位させ、その後に各受取側チャック21,21が離間動作をするようになっているので、第1実施形態の場合より受取側チャック21,21の離間動作の待ち時間が僅かに長くなるが、従来例(図8〜図10)のものより受取側チャック21,21の離間動作の待ち時間を大幅に短縮できる。又、この第2実施形態のものでは、投入側チャック11,11を第1実施形態の場合より早期に下動させることができるので、該投入側チャック11,11に対する次の布類両端角部の装着作業を早期に行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願第1実施形態の布類展張機の縦断面図(図2の中央縦断面図)である。
【図2】図1の布類展張機の左側面図である。
【図3】図1の投入装置部分の状態変化を示す説明図である。
【図4】図2の布類展張機の作動順序を示す説明図である。
【図5】本願第2実施形態の布類展張機の縦断面図である。
【図6】図5の投入装置部分の状態変化を示す説明図である。
【図7】図5の布類展張機の作動順序を示す説明図である。
【図8】従来の布類展張機の縦断面図(図9の中央縦断面図)である。
【図9】図8の布類展張機の左側面図である。
【図10】図8の布類展張機の作動順序を示す説明図である。
【符号の説明】
1は投入装置、2は左右展張装置、5は前後動装置、6は搬送装置、11は投入側チャック、12は昇降装置、21は受取側チャック、51は伸縮シリンダ、Sは布類、Saは布類角部、Sbは布類上辺部である。

Claims (4)

  1. シーツのような大面積の布類(S)の一辺の両端角部(Sa,Sa)を一対の投入側チャック(11,11)で保持して所定高位置まで吊上げ、その吊上げ布類(S1)の各チャック保持部分(Sa,Sa)を所定高位置に待機している一対の受取側チャック(21,21)で受取り、該各受取側チャック(21,21)を左右に離間させることで布類上辺部(Sb)を左右に展張させるようにした布類展張方法であって、
    前記投入側チャック(11,11)は、前記各受取側チャック(21,21)の高さ位置を越えて該各受取側チャック(21,21)に対して左右に干渉しない上方位置まで連続して上動させて、その間に投入側チャック(11,11)で保持している布類両端角部(Sa,Sa)を各受取側チャック(21,21)に受渡し、続いて該各投入側チャック(11,11)が各受取側チャック(21,21)に対して左右に干渉しない位置まで上動した直後に前記各受取側チャック(21,21)を左右に離間させ、さらに各投入側チャック(11,11)を、該投入側チャック(11,11)の下動時に各受取側チャック(21,21)に保持されている布類に干渉しない手前側位置に変位させた後、該各投入側チャック(11,11)を元の待機位置まで下動させるようにした、
    ことを特徴とする布類展張方法。
  2. シーツのような大面積の布類(S)の一辺の両端角部(Sa,Sa)を一対の投入側チャック(11,11)で保持して所定高位置まで吊上げ、その吊上げ布類(S1)の各チャック保持部分(Sa,Sa)を所定高位置に待機している一対の受取側チャック(21,21)で受取り、該各受取側チャック(21,21)を左右に離間させることで布類上辺部(Sb)を左右に展張させるようにした布類展張方法であって、
    前記投入側チャック(11,11)を上動させて布類両端角部(Sa,Sa)を前記受取側チャック(21,21)に受渡し、続いて該投入側チャック(11,11)を該受取側チャック(21,21)に対して左右に干渉しない手前側位置に変位させ、その直後に前記各受取側チャック(21,21)を左右に離間させるとともに、該各投入側チャック(11,11)を元の待機位置まで下動させるようにした、
    ことを特徴とする布類展張方法。
  3. シーツのような大面積の布類(S)の一辺の両端角部(Sa,Sa)を一対の投入側チャック(11,11)で保持して所定高位置まで吊上げ、その吊上げ布類(S1)の各チャック保持部分(Sa,Sa)を所定高位置に待機している一対の受取側チャック(21,21)で受取り、該各受取側チャック(21,21)を左右に離間させることで布類上辺部(Sb)を左右に展張させるようにした布類展張機であって、
    前記各投入側チャック(11,11)の昇降装置(12,12)として、各投入側チャック(11,11)を前記各受取側チャック(21,21)の高さ位置を越えて該各受取側チャック(21,21)に対して左右に干渉しない上方位置まで上動させ得るものを使用するとともに、
    前記各投入側チャック(11,11)を、該各投入側チャック(11,11)の上動時に各投入側チャック(11,11)で保持している布類両端角部(Sa,Sa)を前記各受取側チャック(21,21)に受渡し得る奥側位置と、各投入側チャック(11,11)の下動時に該各投入側チャック(11,11)が各受取側チャック(21,21)に保持されている布類上辺部(Sb)に干渉しない手前側位置との間で前後に変位させる前後動装置(5)を備えた、
    ことを特徴とする布類展張機。
  4. シーツのような大面積の布類(S)の一辺の両端角部(Sa,Sa)を一対の投入側チャック(11,11)で保持して所定高位置まで吊上げ、その吊上げ布類(S1)の各チャック保持部分(Sa,Sa)を所定高位置に待機している一対の受取側チャック(21,21)で受取り、該各受取側チャック(21,21)を左右に離間させることで布類上辺部(Sb)を左右に展張させるようにした布類展張機であって、
    前記各投入側チャック(11,11)の昇降装置(12,12)として、各投入側チャック(11,11)を該各投入側チャック(11,11)で保持している布類両端角部(Sa,Sa)を前記各受取側チャック(21,21)に受渡す高さまで上動させ得るものを使用するとともに、
    前記各投入側チャック(11,11)を、各投入側チャック(11,11)の上動時に該各投入側チャック(11,11)で保持している布類両端角部(Sa,Sa)を前記受取側チャック(21,21)に受渡し得る奥側位置と、各投入側チャック(11,11)の上動位置において該各投入側チャック(11,11)が各受取側チャック(21,21)に対して左右に干渉しない手前側位置との間で前後に変位させる前後動装置(5)を備えた、
    ことを特徴とする布類展張機。
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