JPH0160991B2 - - Google Patents

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JPH0160991B2
JPH0160991B2 JP58003579A JP357983A JPH0160991B2 JP H0160991 B2 JPH0160991 B2 JP H0160991B2 JP 58003579 A JP58003579 A JP 58003579A JP 357983 A JP357983 A JP 357983A JP H0160991 B2 JPH0160991 B2 JP H0160991B2
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JP
Japan
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signal
color
circuit
oscillator
phase
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Application number
JP58003579A
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English (en)
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JPS58124387A (ja
Inventor
Yan Reenderuto Fuan Deru Fuaruku Nikoraasu
Antoniusu Herarudasu Muuranzu Adorianusu
Kurisuchiaan Shumare Peteru
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Koninklijke Philips NV
Original Assignee
Koninklijke Philips Electronics NV
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Publication date
Application filed by Koninklijke Philips Electronics NV filed Critical Koninklijke Philips Electronics NV
Publication of JPS58124387A publication Critical patent/JPS58124387A/ja
Publication of JPH0160991B2 publication Critical patent/JPH0160991B2/ja
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    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N9/00Details of colour television systems
    • H04N9/44Colour synchronisation
    • H04N9/45Generation or recovery of colour sub-carriers

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Multimedia (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Processing Of Color Television Signals (AREA)
  • Color Television Systems (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 技術分野 本発明は、色副搬送波を発生する第1発振器
と、ライン周波信号を発生する第2発振器とを具
え、前記第1発振器が標準規格によつて規定され
る周波数安定度を有し、他に前記第2発振器の制
御下にて複合同期信号を発生するパルス回路と、
搬送色信号を得るように前記色副搬送波を変調す
るための変調回路も具えており、NTSCまたは
PAL標準規格に基づくカラーテレビジヨン方式
に使用するのに好適なカラーテレビジヨン用符号
化回路に関するものである。
背景技術 カラーテレビジヨン標準方式によれば、ライン
周波数に対する色副搬送波周波数の比はNTSC方
式では227.5に、PAL方式では283.7516に規定さ
れている。従来の符号化回路では斯かる比率を得
るために2つの発振器の周波数を互いに個定さ
せ、また周波数の安定性を良くして如何なる情況
下でも上記比率がほぼ一定のままとなるようにし
ている。NTSC標準方式における最近の基準によ
れば、基準色副搬送波がすべての同期パルスの立
上り縁の50%の点にゼロ交差を有するように位相
関係を固定させる必要もある。なお、ここに云う
基準色副搬送波とは、色副搬送波バースト(色同
期信号)と同じ瞬時位相を有している連続信号の
ことを意味する。PAL標準方式の場合には斯様
な関係は目下審議中(E.B.U.Doc.11/22E.23Eお
よび25E)であり、この方式で重要なことは、1
つのフイールドの1つのラインにおけるライン同
期パルスの立上り縁の50%の点に外挿される色副
搬送波のEu′成分の位相をゼロとする必要がある
ことである。
発明の開示 本発明の目的は周波数および位相関係の双方に
対する必要条件を簡単な手段で満足させ得る上述
したタイプの符号化回路を提供することにある。
本発明によれば、カラーテレビジヨン用符号化
回路において、前記第2発振器の周波数および位
相の双方を再調整するために、前記符号化回路が
僅か1つの制御ループを具、該制御ループが、前
記複合同期信号中に存在する同期パルスの立上り
縁が該パルスの振幅値の1/2に達する瞬時におけ
る前記色副搬送波のゼロ値に対する該色副搬送波
の位相差を作動中に検出する位相比較段を含み、
該位相比較段が前記搬送色信号を受信する第1入
力端子と、前記複合同期信号を受信する第2入力
端子と、nを整数としたとき、サンプリング操作
を2nライン周期毎に1度行なうサンプルホール
ド回路に出力を供給する出力端子とを有し、前記
サンプルホールド回路が前記第2発振器用の制御
信号を発生するように構成したことを特徴とす
る。
なお、符号化回路が第2発振器の位相を再調整
するための位相制御ループを具えており、2nラ
イン周期毎に1度位相比較を行なうようにしたも
のは米国特許第4278994号に開示されている。し
かし、この従来の符号化回路は第2発振器の周波
数を再調整するための第2の制御ループも具えて
おり両制御ループにて得られる制御電圧を互いに
加算するようにしている。これに対し本発明は僅
か1つの制御ループによつて周波数と位相の2つ
の所望な関係を満足させることができ、従つて回
路も簡単になると云う認識に基いて成したもので
ある。さらに本発明は、位相比較は両発振器の信
号間でなく、搬送色信号と同期信号との間にて行
なう必要があると云う認識に基いて成したもので
ある。搬送色信号および同期信号は発振器から実
際上取出されるも、これらの信号は重畳段にて遅
延される。この遅延量は一般に可変であり、しか
も温度変動によつて一層変化する。本発明によれ
ば、カラーテレビジヨン信号が既に符号化されて
いる所で、しかもこの符号化信号が加えられる複
合同期信号によつて位相関係を確立させるため、
上述した遅延は自動的に補償される。本発明の好
適な実施に当つては、帰線消去回路を変調回路に
接続して、標準規格によつて規定される時間周期
中に発生するカラーバーストと一緒に搬送色信号
を得るようにし、位相比較段の第1入力端子を前
記変調回路から帰線消去回路への接続線に接続す
るようにする。
所要の精度を得るために、位相比較段は十分注
意して構成する必要がある。この目的のため、本
発明の好適な実施に当つては位相比較段の出力信
号が2つの値だけ、即ち同期パルスの立上り縁が
該パルスの振幅値の1/2に達する瞬時における色
副搬送波の正の位相での第1値と、前記瞬時にお
ける色副搬送波の負の位相での第2値との2つの
値だけを取り得るようにする。
PAL標準規格に基ずくカラーテレビジヨン方
式に使用するのに好適な本発明による符号化回路
によれば、nを偶数とし、かつサンプル−ホール
ド回路の出力端子を第2位相比較段の第1入力端
子に接続し、該第2位相比較段の第2入力端子に
は映像周波信号を供給して、該第2位相比較段の
出力端子から制御信号を供給するようにする。さ
らに本発明の他の好適例によれば、制御信号が予
定値以上となる際に第2位相比較段を不作動とす
る手段を設ける。
発明を実施するための最良の形態 以下本発明を図面につき説明する。
第1図はNTSC標準規格によるカラーテレビジ
ヨン信号に対する本発明による符号化回路の一部
を示したものであり、1は副搬送波発振器を示
す。この発振器によつて発生される正弦波信号の
周波数はNTSC標準規格によつて規定され、その
値はfSC−3.579545MHzであり、この信号を変調回
路2に供給する。変調回路2には既知の方法で発
生させるIおよびQ信号を供給する。変調回路2
により既知の方法で得られる搬送色信号を位相比
較段4の第1入力端子3に供給する。この比較段
4の第1入力端子5にはパルス整形器6から得ら
れる複合同期信号を供給する。この目的のため、
パルス整形器6にはライン(水平)周波発振器7
により発生され、周波数がfH=15.734265KHzの正
弦波信号であるライン周波信号と、フイールド信
号源8によつて発生され、周波数がfV=2/525fHに 相当するフイールド周波信号を供給する。端子5
に現われる信号は特にライン同期パルスを含んで
おり、これらパルスの縁部は規定の勾配を有して
おり、しかもこれらパルスは規定の時間間隔で順
次現われる。発振器1および7は、例えば水晶発
振器のような極めて安定なものとする。なお、発
振器1は温度変化によつて生ずる変動をも補償す
る安定な発振器とする。従つて、この発振器1の
周波数安定度は1〜106のオーダとするのに対し、
発振器7の周波数安定度は1〜105のオーダとす
る。
変調回路2はライン帰線消去期間中には色副搬
送波が現われるように構成する。変調回路2から
の信号を帰線消去回路9に供給し、この回路9に
はパルス整形器6からのライン帰線消去信号も供
給する。回路9によつて得られる信号はNTSC標
準規格に基づく搬送色信号であるため、色副搬送
波はライン帰線消去期間中における規定のバース
ト期間中に得られるだけである。なお変調回路2
および帰線消去回路9の構成については本出願人
の出願に係る特開昭57−90027号(特開昭57−
202191号公報)に詳述されており、これを参照す
ることができる。
回路9によつて得られる搬送色信号を重畳段1
4に供給する。この重畳段14には輝度信号Yお
よびパルス整形器6からの複合同期信号も供給す
る。重畳段14の出力信号は複合映像信号であ
り、この信号を符号化回路の出力端子15から取
り出すことができる。
位相比較段4はこれに供給される2つの入力信
号間の位相を比較する。NTSC標準規格によれ
ば、位相比較段4の入力端子3に供給する色副搬
送波信号はライン同期パルスの立上り縁の50%の
点にてゼロ交差を有するようにする必要がある。
位相がその点からずれている場合、即ちライン同
期パルスがその振幅値の1/2に達する瞬時に色副
搬送波のゼロ交差が発生しない場合には、そのず
れを表わす電圧が位相比較段4の出力端子10に
現われるようにする。この電圧をサンプル−ホー
ルド回路11に供給する。この回路11は分周回
路12によつて発生されるスイツチング信号によ
つて作動させる。分周回路12にはパルス整形器
6からライン周波信号を供給し、この信号の周波
数を1/2に分周する。サンプル−ホールド回路1
1の出力端子に現われる制御電圧は低減通過フイ
ルタ13によつて平滑化し、この平滑化電圧を発
振器7に供給してこの発振器を再調整する。上述
した制御ループをこのように用いると、位相比較
段4にて求めた位相偏移によつて発振器7は再調
整される。これに応答して、発振器7が発生する
信号の周波数が変化し、この結果端子5に供給さ
れる同期パルスがシフトされ、即ちライン同期パ
ルスの立上り縁の50%の点が、端子3に供給され
る色副搬送波のゼロ交差と一致するようになる。
標準規格では周波数fSCとfHとの比を227.5に等
しくするように規定している。この数は455/2
に相当し、これは奇数を2で割つた数であり、こ
のために所定瞬時における副搬送波と、つぎのラ
イン周期での対応する瞬時における同じ搬送波と
の間の位相差は既知の如く180゜となる。このこと
からして回路11によるサンプリングはライン周
波数の1/2所、即ち2ライン期間毎に1度行なう
ようにする。制御ループは定められた安定な制御
点を有しており、これは制御ループ平衡が乱れた
ら、この制御ループがそれ自体を再調整する制御
特性上の点である。この点では副搬送波がゼロ値
を所定方向に通過する。そこで、制御ループの作
動により、副搬送波のゼロ交差が第2ライ毎にラ
イン同期パルスの立上り縁の50%の点と一致する
ようにする場合には、周波数fSCとfHとの比を2で
割れる整数とすることができる。発振器1およ7
の前述した周波数安定性の点からして、斯かる数
値は454または456のような455以外の数とするこ
とができず。また454よりも小さいか、或いは456
よりも大きな数とすると公差が1/455、即ち約
0.2%よりも大きくなり、これは発振器を作動さ
せる公差以上となる。そこで第1図に示す制御ル
ープの作用によつて位相および周波数の関係が正
確に満足されるようにして、2つの発振器間での
余分な周波数結合が無意味なものとなるようにす
る。なお、色副搬送波発振器の周波数を所定の密
の公差で規定すれば、ライン発振器の周波数は、
このライン発振器を色副搬送波発振器と同程度に
正確なものとしなくても色副搬送波発振器の周波
数と同じ公差に規定される。これは周波数偏移を
10Hz、即ち約2.10-6の公差を許容する標準規格に
基いて副搬送波発振器を作動させる場合である。
斯かる必要条件は副搬送波周波数とライン周波数
との比に課せられる必要条件よりも多数倍も厳し
いものである。
作動中、例えば温度作用により発振器1と7と
の間の位相関係が損われ、即ちライン同期パルス
がその振幅値の1/2に達する瞬時に色副搬送波の
ゼロ値が発生しなくなつたり、また両発振器の周
波数がほぼ正しい値を維持し続けたりすることが
起り得る。この場合、前記制御ループの作用によ
り発振器7の周波数は変更される。従つて、この
発振器の周波数は位相偏移中規定値からずれるよ
うになる。色副搬送波周波数は極めて高い安定性
を呈するものとする必要があるので、前述したよ
うに発振器1は制御せずに、発振器7を制御する
ような制御を行なうのが好適である。
第1図の例では、回路2による変調後で、しか
も帰線消去回路9による抑制以前に発振器1と7
によつて発生される信号間の位相を比較する。こ
の位相比較は回路の別の個所、例えば発振器1と
パルス整形器6との間で行なえることは明らかで
ある。しかし、この場合には安定性、特に後続す
る段の温度安定性を十分高いものとして、これら
の後続段によつて導入される遅延量を温度変動の
ある場合でも一定としなければならないと云う欠
点がある。第1図の例ではカラーテレビジヨン信
号が既に符号化されている所で、しかも特に段1
4にて符号化信号に加えられる複合同期信号によ
つて位相関係を確立するので、上記遅延は自動的
に補償される。フイールド帰線消去期間中に斯か
る同期信号によつて導入される余分な情報は回路
11によつて除去される。位相比較段4は絶えず
作動しているので、その信号は何等影響されな
い。回路11によるサンプリングは第2ライン毎
に行わなければならないと云うのではなく、2n
番目のライン毎に既知の方法でサンプリングし得
ることは明らかであり、ここにnは任意の数とす
るも、大き過ぎない整数値とする。この結果発振
器7にはさらに条件が課せられるが、この条件は
簡単に満足させることができる。
位相比較段4は第2図に示すように、2個の
npnトランジスタ21よび22を結合して成る差
動増幅器を具えている。トランジスタ21のベー
スは0.5Vの直流電圧に調整されるべく端子3に
交流接続し、またトランジスタ22のベースは端
子5に直接接続する。両トランジスタのエミツタ
は相互接続して電流源23に接続する。トランジ
スタ21のコレクタは抵抗24を介して5V給電
に接続し、トランジスタ22のコレクタは抵抗2
5を介して前記給電源に接続する。端子5におけ
るパルスは正に向うパルスとし、これらパルスの
縁部間の電圧は0Vから1Vの何れかとする。
端子3に現われる正弦波のゼロ交差が端子5に
現われるパルスの立上り縁の50%点と一致し、か
つ上記正弦波が負方向にゼロ値を通過する場合に
は、パルス立上り縁が上記50%点に達する瞬時に
トランジスタ21と22が同程度に導通し、斯か
る瞬時以前にはトランジスタ21の方がトランジ
スタ22よりも高度に導通し、上記瞬時以降はト
ランジスタ22の方がトランジスタ21よりも高
度に導通する。トランジスタ21のコレクタに現
われる正に向うパルスをnpnトランジスタ26の
ベースに供給すると共に、トランジスタ22のコ
レクタに現われる負に向うパルスをnpnトランジ
スタ27のベースに供給する。このための条件は
正弦波の振幅を1V以下とする必要があることで
ある。実際上端子3に現われる正弦波は、端子5
に現われるパルスがそのパルスの50%点に達する
瞬時よりも多少早いか、または多少遅れてゼロ値
に達する。従つて、トランジスタ21および22
のコレクタに現われるパルスの縁部は端子3およ
び5に現われる信号間の位相差に依存する瞬時に
発生する。
トランジスタ26および27のエミツタは相互
接続して、npnトランジスタ28のコレクタに接
続する。このトランジスタ28のエミツタは別の
npnトランジスタ29のエミツタと電流源30と
に接続する。トランジスタ28のベースは正の直
流電圧に接続し、トランジスタ29のベースは端
子5に接続する。トランジスタ29のコレクタに
は2個のnpnトランジスタ31と32の両エミツ
タを接続する。トランジスタ27のコレクタをト
ランジスタ31のベースに接続すると共にトラン
ジスタ32のコレクタも接続し、これらの共通接
続点Aを抵抗34を介して給電源に接続する。同
様に、トランジスタ26のコレクタをトランジス
タ32のベースとトランジスタ31のコレクタと
に接続し、これらの共通接続点Bを抵抗33を介
して給電源に接続する。
端子5にパルスが発生している期間中はトラン
ジスタ28は導通せず、トランジスタ29が導通
する。端子5にパルスの立上り縁が生ずる以前の
状態は上述した場合とは反対の状態にあり、立上
り縁の50%点の瞬時にて両トランジスタは同程度
に導通する。斯かる瞬時以前およびその瞬時にト
ランジスタ26および27はそれらのベースに供
給される信号を増幅する。トランジスタ31と3
2はフリツプ−フロツプを成し、これは端子5に
パルスが発生している間作動状態にあり、しかも
50%点の瞬時に共通接続点AおよびBにおける高
い方の電圧によつて定められる状態に持たらされ
る。この状態は上記瞬時以降ずつと維持される。
フリツプ−フロツプの状態変化は累積特性を呈す
るため、差動増幅器21,22によつて検出され
る位相偏移が極めて小さくても点Aには正に向う
パルスが発生し、また点Bには負に向うパルスが
現われるようになる。点BかAのどちらかに斯様
なパルスが発生しなくなるのに応じて点Bまたは
Aには供給電圧が現われる。点AとBとの電圧間
の差は2個のnpnトランジスタ35および36と
電流源37とによつて形成される差動増幅器によ
つて増幅される。トランジスタ36のコレクタは
npnトランジスタ38のベースに接続し、このト
ランジスタ38のエミツタは給電源に、コレクタ
はコレクタ抵抗39および端子10に接続する。
トランジスタ38はスイツチとして作動しこのト
ランジスタのベースには負に向うパルスか、或い
はほぼ5Vに相当する電圧が現われる。最初のケ
ースではトランジスタ38が導通するため、振幅
が約5Vに正に向うパルスが端子10に得られる。
他の場合にはトランジスタ38が導通しなくなる
ため、端子10の電圧は0Vになる。
前述した所から明らかなように、位相比較段4
によつて発生される信号は、端子5に現われるパ
ルスの立上り縁がその振幅値の1/2を越える瞬時
に端子3に現わわれる正弦波の極性に応じて2つ
の値を取り得るだけである。トランジスタ21と
22によつて決定される電圧差は基値として用い
られる。従つて、作動中は約5Vの振幅値を有す
る一連のパルスが端子10に現われる。このデイ
ジタル信号はアナログ位相検波器によつて発生さ
れる信号よりも遥かに確かなものであり、斯かる
アナログ位相検波器の信号値は入力信号間の位相
偏移の関数として絶えず変化するので、その値は
位相偏移がゼロとなる際に正規な値となるように
する必要がある。比較すべき信号の周波数が高
く、しかもその信号がパルス状でなく正弦波形で
あることからして、安定なアナログ位相検波器を
実現するのは極めて困難であり、例えば5゜の位相
偏移は約4nsに対応する。
第2図に示す例では分周回路12をD−フリツ
プ−フロツプ形態のものとし、これにクロツク信
号としてライン周波数のパルスを供給し、このフ
リツプ−フロツプのD−入力端子は−入力端子
に接続する。クロツクパルスの立上り縁は端子5
に現われる対応するパルスの立上り縁の後ではあ
るが、このパルスの中央瞬時以前に発生するよう
にする。このようにすることにより、等価パルス
はスキツプされなくなる。サンプル−ホールド回
路11は回路12のライン周波数の1/2の信号が
クロツク信号として供給されるD−フリツプ−フ
ロツプ形態のものとする。このフリツプ−フロツ
プのD−入力端子を端子10に接続する。フイル
タ13に接続するQ出力端子に現われる信号値は
回路12のクロツク入力端子に現われる各第2パ
ルスの最初の半部の期間中に端子10に現われる
信号値に相当す。この結果、端子10に現われる
フイールド周波成分を有する同期信号成分は除去
される。
制御ループが末だ同期引込み状態にない場合に
は、端子3および5における信号間の位相偏移の
極性が多数のライン周期にわたつては変化しない
ためにフリツプ−フロツプ11のQ出力端子にお
ける信号も変化しなくなると云うことが起り得
る。このような場合、斯かる信号は正弦波信号で
あり、この繰返し速度は発振器7の周波数とその
発振器の所要周波数との差周波数に相当する。フ
イルタ13によつて平滑化される制御電圧は低周
波電圧である。制御ループが同期引込み状態にな
つた後には位相偏移の極性が変化する割合いが高
くなり、上記繰返し速度はずつと高くなる。最終
的には位相偏移は低い正の値と低い負の値との間
にて絶えず変化するようになる。従つて、フリツ
プ−フロツプ11のQ出力端子の信号はクロツク
信号の1周期の間は論理0となり、つぎのクロツ
ク信号の周期中は論理1となるため、その出力信
号は方形波信号となり、その周波数はライン周波
数の1/4に相当し、しかもリプルが極めて小さい
直流電圧に平滑化される。従つて、発振器7の周
波数は殆ど変化しなくなる。
第3図はPAL標準方式に好適な本発明による
符号化回路の一部を示したものであり、この場合
にも単一の制御ループによつてライン発振器の位
相と周波数の双方を再調整する。なお、この第3
図において第1および2図に示したものと同一部
分を示すものには同一符号を付して示してある。
この場合には、fSCとfHとの比を約283.75、即ち11
35/4に等しくするので、回路11によるサンプリ
ング作用は4ライン周期毎、つまり4n番目のラ
イン毎に1度行なう必要がある。このことからし
て、発振器の公差は1対1135、即ち約0.09%以下
とする必要がある。この要求はNTSC標準規格の
場合よりも厳しいが、これは例えば水晶発振器に
よつて達成することができる。
第3図の例では変調回路2に対する変調信号を
差信号R−YおよびB−Yとする。分周回路12
の出力信号は回路2における信号系列を確めるた
めのPAL識別信号である。この信号の周波数を
JK−フリツプ−フロツプ51によつて1/2に分周
する。発振器1と7との間の位相関係が正しい場
合には、PAL標準規格の25Hz−オフセツトによ
り、フリツプ−フロツプ11のQ−出力端子に現
われる信号の周波数を25Hzに等しくする。この出
力信号をコンデンサ52を介して位相検波器53
の第1入力端子に供給する。
D−フリツプ−フロツプ54によつて映像周波
数、即ち25Hzの信号を発生させ、この信号をコン
デンサ55を介して位相検波器53の第2入力端
子に供給する。この信号は各像の第1フイールド
に対しては正である。制御ループの作用によつ
て、位相検波器53の両入力端子に供給される双
方共正に向う縁部となる立上り縁が、ほぼ同時に
発生するようにする。フイルタ13によつて平滑
化される制御電圧を発振器7に供給する。フイル
タ13は特にコンデンサ56を具えている。符号
化回路のスイツチ・オン時点には発振器7の公称
周波数に対するこの発振器の離調が25Hz以上にな
ることがある。この離調の極性が25Hzの所望オフ
セツトに対して正しくない場合には、制御ループ
はそれ自体が不正確な値に調整されるようにな
る。このようなことをなくすために、平滑化制御
電圧を増幅器57の反転入力端子にも供給し、こ
の増幅器の非反転入力端子を抵抗58を介して接
地すると共に、抵抗59を介してこの増幅器の出
力端子に接続する。回路素子57,58および5
9はシユミツトトリガ回路を形成する。平滑化制
御電圧が抵抗58と59によつて定められる予定
値よりも高くなる場合には、増幅器57の出力電
圧が0Vにならなくなる。この電圧がフリツプ−
フロツプ11をリセツし、またスイツチ60を作
動させるため、コンデンサ56は抵抗値の比較的
低い抵抗61を介して放電し、その後は同期引込
みが可能となり、増幅器57の出力電圧はゼロと
なる。
第3図の回路はPAL標準方式および映像周波
オフセツトを規定するPAL−N−標準方式に好
適であることは明らかである。fSC−227.25fHとす
るPAL−M−標準方式ではオフセツトがないた
め、位相検波器53およびシユミツトトリガ57
とそれに関連する回路素子を省くことによつて第
3図の回路を簡単な構成とすることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はNTSC標準規格の場合における本発明
による符号化回路の一部分を示すブロツク線図;
第2図は第1図の回路の一部を詳細に示した回路
図;第3図はPAL標準規格の場合における本発
明符号化回路の一部分を示すブロツク線図であ
る。 1……副搬送波発振器、2……変調回路、4…
…位相比較段、6……パルス整形器、7……ライ
ン周波信号発振器、8……フイールド信号源、9
……帰線消去回路、1……サンプル−ホールド回
路、12……分周回路、13……低域通過フイル
タ、14……重畳段、15……符号化回路出力端
子、21,22,26,27,28,29,3
1,32,35,36……npnトランジスタ、2
3,30,37……電流源、24,25,33,
34,39……抵抗、51……JK−フリツプ−
フロツプ、52,55,56……コンデンサ、5
3……位相検波器、54……D−フリツプ−フロ
ツプ、57……増幅器、60……スイツチ。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 色副搬送波を発生する第1発振器と、ライン
    周波信号を発生する第2発振器とを具え、前記第
    1発振器が標準規格によつて規定される周波数安
    定度を有し、他に前記第2発振器の制御下にて複
    合同期信号を発生するパルス回路と、搬送色信号
    を得るように前記色副搬送波を変調するための変
    調回路も具えており、NTSCまたはPAL標準規
    格に基づくカラーテレビジヨン方式に使用するの
    に好適なカラーテレビジヨン用符号化回路におい
    て、前記第2発振器の周波数および位相の双方を
    再調整するために、前記符号化回路が僅か1つの
    制御ループを具え、該制御ループが、前記複合同
    期信号中に存在する同期パルスの立上り縁が該パ
    ルスの振幅値の1/2に達する瞬時における前記色
    副搬送波のゼロ値に対する該色副搬送波の位相差
    を作動中に検出する位相比較段を含み、該位相比
    較段が前記搬送色信号を受信する第1入力端子
    と、前記複合同期信号を受信する第2入力端子
    と、nを整数としたとき、サンプリング操作を
    2nライン周期毎に1度行なうサンプル−ホール
    ド回路に出力を供給する出力端子とを有し、前記
    サンプル−ホールド回路が前記第2発振器用の制
    御信号を発生するように構成したことを特徴とす
    るカラーテレビジヨン用符号化回路。 2 特許請求の範囲1項記載の符号化回路におい
    て、帰線消去回路を前記変調回路に接続して、標
    準規格によつて規定さる時間周期中に発生するカ
    ラーバーストと一緒に搬送色信号を得るように
    し、前記位相比較段の第1入力端子を前記変調回
    路から帰線消去回路への接続線に接続したことを
    特徴とするカラーテレビジヨン用符号化回路。 3 特許請求の範囲1記載の符号化回路におい
    て、前記位相比較段の出力信号が2つの値だけ、
    即ち前記同期パルスの立上り縁が該パルスの振幅
    値の1/2に達する瞬時における色副搬送波の正の
    位相での第1値と、前記瞬時における色副搬送波
    の負の位相での第2値との2の値だけを取り得る
    ようにしたことを特徴とするカラーテレビジヨン
    用符号化回路。 4 特許請求の範囲3記載の符号化回路におい
    て、前記位相比較段が前記第1および第2入力端
    子に現われる信号の振幅値を比較する差動増幅器
    と、前記同期パルスの発生中作動する双安定素子
    とを具えていることを特徴とするカラーテレビジ
    ヨン用符号化回路。 5 PAL標準規格に基づくカラーテレビジヨン
    方式に使用するのに好適な特許請求の範囲1記載
    の符号化回路において、前記nを偶数とし、かつ
    前記サンプル−ホールド回路の出力端子を第2位
    相比較段の第1入力端子に接続し、該該2位相比
    較段の第2入力端子には映像周波信号を供給し
    て、該第2位相比較段の出力端子から前記制御信
    号を供給するようにしたことを特徴とするカラー
    テレビジヨン用符号化回路。 6 特許請求の範囲5記載の回路において、前記
    制御信号が予定値以上となる際に前記第2位相比
    較段を不作動とする手段を設けたことを特徴とす
    るカラーテレビジヨン用符号化回路。
JP58003579A 1982-01-14 1983-01-14 カラ−テレビジヨン用符号化回路 Granted JPS58124387A (ja)

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NL8200127A NL8200127A (nl) 1982-01-14 1982-01-14 Kleurentelevisiekodeerschakeling.
NL8200127 1982-01-14

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JPS58124387A JPS58124387A (ja) 1983-07-23
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DE (1) DE3300533C2 (ja)
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GB (1) GB2113951B (ja)
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GB2113951B (en) 1985-10-09
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US4511915A (en) 1985-04-16
JPS58124387A (ja) 1983-07-23
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DE3300533A1 (de) 1983-07-21
FR2519829B1 (fr) 1985-06-14
GB8300569D0 (en) 1983-02-09
FR2519829A1 (fr) 1983-07-18

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