JPH01607A - 水密ビニル絶縁電線・ケ−ブル - Google Patents

水密ビニル絶縁電線・ケ−ブル

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JPH01607A
JPH01607A JP62-156177A JP15617787A JPH01607A JP H01607 A JPH01607 A JP H01607A JP 15617787 A JP15617787 A JP 15617787A JP H01607 A JPH01607 A JP H01607A
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JP
Japan
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watertight
pvc
vinyl
cable
compound
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Pending
Application number
JP62-156177A
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JPS64607A (en
Inventor
畑田 道則
利夫 丹羽
享 高橋
和夫 太田
Original Assignee
株式会社フジクラ
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Publication date
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Publication of JPS64607A publication Critical patent/JPS64607A/ja
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は、架空配電線等に用いられろ水密ビニル絶縁電
線・ケーブルに関するものである。
〈従来の技術〉 架空配電線には、例えばポリエチレン絶縁架橋ポリエチ
レン絶縁電線等があり、架線張力と侵入水分との相乗効
果により応力腐蝕が生じ易く、断線することがあるため
、電線内への水分の侵入を防ぐべく、水密コンパンドを
用いて対処している。
このような水密性絶縁電線にあっては、次のような特性
が要求される。
■先ず、水密コンパンドと電線導体との密着性が良好で
、導体側への水分の侵入が十分に抑えられること。
■一方、口出し時等の作業性を考慮して、水密コンパン
ドが塩化ビニル(PVC)等の絶縁体ともよく密着し、
皮剥ぎの際、水密コンパンドが導体側に残留しないこと
、つまり、上記導体との密着力より、絶縁体とのそれが
大きいこと。
■架線時、電線を引っ張ることになるが、その際の張力
に十分耐え得る強度があって、容易に破断し゛ないこと
従来、この種の水密コンパンドとしては、エチレン酢酸
ビニル共重合体、エチレン−アクリル酸エチル共重合体
等“が使用されている。
〈発明が解決しようとする問題点〉 ところが、上記従来の水密コンパンドにあっては、pv
c絶縁体との密着性が悪く、上記0項の口出し性に問題
があった。
本発明は、このような従来の問題点に鑑みてなされたも
のである。
〈問題点を解決するための手段及びその作用〉か−る本
発明の特徴とする点は、水密コンパンドが、ポリ塩化ビ
ニル(PVC)、エチレン−塩化ビニル共重合体(E−
PVC)、あるいはエチレン酢酸ビニル−塩化ビニル共
重合体(E V A−p−vc)を主成分とする組成物
100重量部とポリエステル系接着剤10〜200重量
部からなる水密ビニル絶縁電線・ケーブルにある。
ココテ、PVC,E−PVC,あるいはEVA−pvc
を主成分として用いたのは、PvC絶縁体との密着性が
良好となるからである。このようなPvCとしては、例
えば三井東圧化学工業■のビニクロン、理研ビニル工業
■のビニルコンパウンド等、E−PVCとしては、例え
ば東洋曹達工業■のリエーロンE、徳山種水工業■のP
VC−VE等、EVA−PVCとしては、例えば徳山種
水工業■のPVC−TG、日本ゼオン■のグラフトマー
等が挙げられる。
また、ポリエステル系接着剤を添加するのは、密着性、
特に導体との密着性を改善するためであり、その添加量
を上記PVC,E−PVC1あるいはEVA−PVCを
主成分とする組成物100重量部に対して、10〜20
0重量部としたのは、10重量部未満では、密着が悪く
、十分な水密性が得られず、また200重量部を越える
と、密着性が強過ぎて、口出し性が悪化するからである
このようなポリエステル系接着剤としては、例えば東亜
合成化学工業■のPES、東洋紡績■のバイロン等が挙
げられる。
このような組成からなる水密コンパンドの引張強度は、
架線時の引張力に十分耐え得るよう、0.5〜2.5k
g/cdの範囲に設定する。
つまり、0.5 kg/cd未満では、強度不足でコン
パンドに絶縁等の破断が生ずる恐れがあり、また、2.
5 kg/cdより大きいときには、水密コンパンドの
溶融粘度が高くなり、導体への圧入に支障が生じ、充填
不足から水密性の悪化が起こるからである。
このような引張強度の調整は、PVC,E−PVC,E
VC−PVCの重合度、可塑剤の添加置部等により、行
うとよい。
また、このように水密コンパンドの組成物には、通常の
PvCに用いられる添加剤、例えば可塑剤、安定剤等を
必要に応じて適量添加できる。
この水密ビニル絶縁電線・ケーブルの製造にあたっては
、水密コンパンドの圧入上絶縁体の被覆とをコモンヘッ
ドによって同時に行ってもよいし、あるいは別々に行う
タンデム方式によってもよい。
〈実施例〉 上述した特性を有する種々の水密コンパンドを用いて、
導体断面積60M”の水密ビニル絶縁電線を製造した(
実施例1〜7)、比較のため、本発明要件を欠(水密コ
ンパンドを用いた同種の水密ビニル絶縁電線を製造した
(比較例1〜4)。
そして、これらの各電線について、水密性、口出し性(
皮剥性)、密着性の各特性試験を行い、その特性を調べ
た。
(1)水密性試験 長さ50C11の電線の片端に1.0 kg/am”の
水圧を24時間加え、他端からの漏水の有無を調べた。
(2)口出し性試験 電線の絶縁体にナイフ等で切れ目を入れ、巾251で円
周方向の皮剥ぎを行い、水密コンパンドの導体上への残
留の有無を調べた。
(3)密着性試験 長さ3mの電線の片端を固定し、この固定点から2mの
位置に可動チャックを取付け、500kgの荷重を15
分間加え、導体の露出の有無を調べた。
これらの各結果を示すと、第1表の如(である。
上記の第1表から、本発明要件を満足させる水密ビニル
絶縁電線の場合、すべての特性において、極めて優れて
いることが判る。
〈発明の効果〉 このように本発明によれば、次のような優れた効果を有
する水密ビニル絶縁電線・ケーブルを得ることができる
■ポリエステル系接着剤の添加により、水密コンパンド
と導体との密着性がよく、水分の侵入が有効に防止され
、応力腐蝕断線等のない優れた水密性が得られる。
■水密コンパンドのベース材料として、pvc。
E−PVC,あルイはEVA−PVCを主成分とするた
め、同一または同種の樹脂であるPVC絶縁体との密着
性がよく、かつその密着力が導体とのそれよりも大きい
ので、口出し時、水密コンパンドは導体上に残留するこ
とはなく、口出し性に優れている。
■また、この水密コンパンドは、引張強度が特定範囲(
0,5〜2.5kg/cia)に設定されているため、
架線時の引張に対しても十分耐えることができ、コンパ
ンドが破断して、電線・ケーブルの内部導体が抜けたり
する恐れはない。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)水密コンパンドが、ポリ塩化ビニル(PVC)、
    エチレン−塩化ビニル共重合体(E−PVC)あるいは
    エチレン酢酸ビニル−塩化ビニル共重合体(EVA−P
    VC)を主成分とする組成物100重量部とポリエステ
    ル系接着剤10〜200重量部からなる水密ビニル絶縁
    電線・ケーブル。
  2. (2)上記水密コンパンドの引張強度が0.5〜2.5
    kg/cm^2である特許請求の範囲第1項記載の水密
    ビニル絶縁電線・ケーブル。
JP62156177A 1987-06-23 1987-06-23 Watertight pvc-insulated electric wire and cable Pending JPS64607A (en)

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JPH01607A true JPH01607A (ja) 1989-01-05
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62128403A (ja) * 1985-11-28 1987-06-10 株式会社フジクラ 水密ビニル絶縁電線

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