JPH0156004B2 - - Google Patents

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JPH0156004B2
JPH0156004B2 JP11582679A JP11582679A JPH0156004B2 JP H0156004 B2 JPH0156004 B2 JP H0156004B2 JP 11582679 A JP11582679 A JP 11582679A JP 11582679 A JP11582679 A JP 11582679A JP H0156004 B2 JPH0156004 B2 JP H0156004B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
transmission
shaft
gear
case
pto
Prior art date
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Expired
Application number
JP11582679A
Other languages
English (en)
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JPS5639965A (en
Inventor
Norio Takahashi
Akiji Yasui
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Agricultural Machinery Co Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Agricultural Machinery Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Agricultural Machinery Co Ltd filed Critical Mitsubishi Agricultural Machinery Co Ltd
Priority to JP11582679A priority Critical patent/JPS5639965A/ja
Publication of JPS5639965A publication Critical patent/JPS5639965A/ja
Publication of JPH0156004B2 publication Critical patent/JPH0156004B2/ja
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  • Arrangement Of Transmissions (AREA)
  • Body Structure For Vehicles (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、トラクタ、特に中型(40PS)クラ
ス以下に適用して好適な農用トラクタに関する。
従来、小型及び中型トラクタ1は、第1図に示
すように、エンジンブロツク2とミツシヨンケー
ス3をクラツチハウジング5で結合して機体フレ
ームを構成している一体的構造型式よりなつてい
る。そして、該トラクタ1は、回向性能等により
前後輪の間隔Lが一定範囲に制限されており、更
に水田機能等によりその最低値上高さHが400mm
程度に押えられている。また、ミツシヨンケース
3上に位置する運転席6は、走行安定性等により
所定高さに制限されており、従つて足をのせるた
めのステツプ7の高さhも600mm程度に押えられ
ている。ところで、クラツチハウジング5には、
エンジンのクランクシヤフトと同軸上に伝動軸等
が収納されているため、該クラツチハウジング5
の上面高さは最高ステツプ高さhよりも高くなつ
てしまい、ハウジング5は運転席6の前方の中央
部上方に突出している。更に、ミツシヨンケース
3には主及び副変速歯車が収納されているため、
これらのチエンジレバー9,10が運転席6の前
方において上方に大きく突出している。
このため、ステツプ7はクラツチハウジング5
等の左右に別れて配置されることになり、運転者
は運転席6への乗降に際して、大きく突出してい
るクラツチハウジング5、ミツシヨンケース3及
びチエンジレバー9,10をまたがなければなら
ず、大変面倒であり、特に、近年トラクタ作業も
婦女子が行なう場合も多いが、体格の小さな婦女
子にとつては困難な作動を強いられていた。ま
た、運転席は左右に分かれた狭いステツプ7に足
をのせていなければならず、操縦時の姿勢が固定
的で、長時間の運転の場合は運転者の疲労が大変
大きかつた。
そこで、本発明は、機体前方に搭載したエンジ
ンに、クラツチ及び歯車伝動装置を収納する前部
ケースを連設し、また機体後方に後部ミツシヨン
ケースを配置し、これら前部ケース及び後部ミツ
シヨンケースを中間連結部材で結合してなるトラ
クタにおいて、前記前部ケース内の歯車伝動装置
により該歯車伝動装置の出力軸をエンジンクラン
ク軸中心線に対して下方に配設し、かつ前記中間
連結部材に、前記歯車伝動装置出力軸と同一水平
面に位置して複数の伝動軸を挿通し、またこれら
伝動軸の上方位置でかつ前記エンジンクランク軸
中心線の延長線の下方位置にて、前記中間連結部
材の上面を平坦面としてステツプ面を構成するこ
とを特徴とし、もつて運転席前方に広い平坦な足
のせ面を構成することにより、上述欠点を解消し
たトラクタを提供することを目的とするものであ
る。
以下、図面に沿つて本発明に基づく実施例を説
明する。
農用トラクタ11は、第2図及び第3図に示す
ように、前方に前輪12により前部シヤーシ13
と共に支持されているエンジンブロツク2を配置
し、また後方に後輪15により支持されている後
部ミツシヨンケース16を配置している。更に、
エンジンブロツク2後方には前部ケースである前
部ミツシヨンケース17が固着されており、該前
部ミツシヨンケース17と後部ミツシヨンケース
16とが中間連結部材である中間ケース19によ
り連結されて、各ケースが結合して機体フレーム
を構成している一体的構造形式により構成されて
いる。後部ミツシヨンケース16上には運転席6
が配設されており、また前部ミツシヨンケース1
7には上部ケース20が配設され、ケース20に
は上方に向けてステアリング21並びに主変速レ
バー22及びPTO変速レバー23が配置されて
いる。更に、中間ケース19はその下面が前部ミ
ツシヨンケース17及び後部ミツシヨンケース1
6と整列して最低地上高さHを保持していると共
に、その上面は最高ステツプ高さhになるように
押えられて、運転者の足をのせるための平坦面1
9aを構成している。また、中間ケース19の左
右両側から該中間ケースの上面19aと同一高さ
になるようにステツプ26が延設されており、更
に各ステツプ26は前部ミツシヨンケース17の
左右前方まで延び、その先端は上方に折り曲げら
れて熱風遮蔽板26aを構成していると共に、そ
の後方は左右後輪15を覆つているフエンダー2
7の間まで延びて泥よけ板26bを構成してい
る。また、ステツプ26はその前部でステー29
を介して前部ミツシヨンケース17に固定されて
おり、またその後部でステーを介して後部ミツシ
ヨンケース16から左右に突出している車輪ボス
30に固定されている。なお、図中31はエンジ
ン2の消音器、32は前輪12を駆動するために
後部ミツシヨンケース16から前方に延出されて
いる伝動軸、33はPTO軸である。
そして、第4図に示すように、前部ミツシヨン
ケース17はその前部がクラツチ室17aに、ま
た後部が歯車伝動装置を収納する変速歯車室17
bになるように隔壁17cにより仕切られてお
り、クラツチ室17aには主クラツチ35が収納
され、ケース17の略々中央部をクラツチ35よ
り変速歯車室17bに貫通して、エンジンクラン
ク軸線に整列して延びている主軸36が回転自在
に支持されている。また、変速歯車室17bには
主軸36の上下においてそれぞれ走行中間軸37
及びPTO中間軸39が回転自在に支持されてお
り、主軸36には歯数の異なる4個の歯車40…
が固定されていると共に、走行中間軸37及び
PTO中間軸39には主軸36の各歯車40…と
それぞれ常時噛合している各歯車41…及び42
…がそれぞれ回転自在に支持されている。また、
各歯車41…及び42…にはそれぞれ中間軸3
7,39に摺動のみ自在に支持され、かつ前記主
変速レバー22及びPTO変速レバー23により
操作される常時噛合い選択クラツチ43,43及
び45,45が選択的に噛合し得る。更に、走行
中間軸37端部には歯車46が固設されており、
歯車46は主軸36に回転自在に支持されている
歯車47を介して、PTO中間軸39に回転自在
に支持されている歯車49に連結されている。一
方、中間ケース19には同芯状に2重伝動軸を構
成しているPTO中間軸39′及び走行スリーブ軸
50が回転自在に挿通・支持されており、かつ両
PTO中間軸39,39′は整列して連結されてお
り、また走行スリーブ軸50は歯車49のボスに
連結している。即ち、歯車伝動装置の出力軸を構
成するPTO中間軸39及び歯車49ボス部は、
エンジンクランク軸に整列している主軸36に対
して下方に転移され、かつ該下方に転移した軸に
整列してPTO中間軸39′及び走行スリーブ軸5
0が中間ケース19内を後部ミツシヨンケース1
6に向けて挿通している。なお、本実施例は軸3
9′,50を2重軸構造としたが、これら軸を同
一水平面にて互に横方向に平向して中間ケース1
9内に配置しても良い。更に、PTO中間軸3
9′は後部ミツシヨンケース16に回転自在に支
持されているPTO軸33に整列した状態で連結
されており、PTO軸33はケース16の後方よ
り一部突出している。また、走行スリーブ軸50
はクラツチ51を介して、後部ミツシヨンケース
16内においてPTO軸33に遊嵌されている歯
車52に連結しており、更に、後部ミツシヨンケ
ース16にはPTO軸33の上方に副変速分配軸
53が及びその上方に副変速軸54がそれぞれ回
転自在に支持されている。PTO軸33には各中
間歯車組55…が回転自在に支持されており、ま
た副変速分配軸53には歯車56a、高速歯車組
56b及び低速歯車56dが固定状態で、また中
速歯車56c及び超低速歯車56eが回転自在に
支持されており、更に副変速軸54には運転席6
の側方に突出している副変速レバー59(第2図
及び第3図)により操作されて、分配軸53上の
歯車組56b…eの適宜歯車に噛合し得る選択歯
車組60が摺動のみ自在に支持されている。ま
た、副変速軸54には歯車61が固設されてお
り、歯車61は分配軸53及びPTO軸33にそ
れぞれ回転自在に支持されている歯車62,63
を介して、前記伝動軸32に摺動のみ自在に支持
され、かつ前輪駆動切換えレバー65により操作
される歯車66に連結し得る。更に、副変速軸5
4の先端にはデフピニオン67が形成されてお
り、ピニオン67はデイフアレンシヤルギヤ69
等を介して左右の後輪15に連結している。
従つて、本トラクタ11によると、エンジン2
の回転は前部ミツシヨンケース17において、主
クラツチ35、主軸36、歯車40,41及び主
変速レバー22で切換えられる噛合い選択クラツ
チ43を介して、所定速度に変速されて走行中間
軸37に伝達され、一方歯車40,42及び
PTO変速レバー23で切換えられる噛合い選択
クラツチ45を介してPTO中間軸39に伝達さ
れる。更に、走行中間軸37の回転は歯車46,
47,49を介して、中間ケース19内の走行ス
リーブ軸50に伝達されると共に、PTO中間軸
39の回転はスリーブ軸50に同芯状に内装され
ているPTO中間軸39′に伝達されて、後部ミツ
シヨンケース16に伝達される。走行スリーブ軸
50の回転は、クラツチ51を介して歯車52に
伝達され、更に歯車56a及び副変速分配軸53
又は各歯車組55を介してそれぞれ異なる速度で
回転されている高、中、低、超低速の歯車56
b,56c,56d,56eに伝達され、更にこ
れら歯車のいずれかに副変速レバー59で切換え
られる選択歯車組60が噛合することにより副変
速軸54に伝達され、更にデフピニオン67及び
デイフアレンシヤルギヤ69を介して後輪15に
伝達される。同時に、副変速軸54の回転は歯車
61,62,63及び切換えレバー65により操
作される歯車66を介して伝動軸32に伝達さ
れ、前輪12を回転する。また、PTO中間軸3
9′の回転は一部がケース16より後方へ突出し
ているPTO軸33に伝達される。
以上説明したように、本発明によれば、前部ケ
ース17内の歯車伝動装置により該歯車伝動装置
の出力軸39,49をエンジンクランク軸中心線
36に対して下方に配設し、かつ中間連結部材1
9に、前記歯車伝動装置出力軸39,49と同一
水平面に位置して複数の伝動軸39′,50を挿
通し、またこれら伝動軸の上方位置でかつ前記エ
ンジンクランク軸中心線の延長線の下方位置に
て、前記中間連結部材の上面19aを平坦面とし
てステツプ面を構成したので、中間連結部材19
を、複数の伝動軸39′,50を挿通するもので
ありながら、上下方向に対して薄く構成すること
ができ、前後輪の間隔L、最低地上高さH及び最
高ステツプ高さhを従来と略々同様に保持したま
まで、中間連結部材19上面に平坦面19aを確
保することができ、該中間連結部材上面19aに
て広い平坦なステツプ面を構成することができ
る。これにより、運転者は従来のように運転席6
前方の中央部に大きく突出しているクラツチハウ
ジング5及びチエンジレバー9,10をまたぐこ
となく乗降することができ、またステツプ面は広
い平坦面となつているので、居住性が良く、長時
間の運転によつても疲労が少ない。
また、複数の伝動軸39′,50を、同芯状に
配置された多重軸にて構成すると、上面19aが
ステツプ面となる中間連結部材19部分の構造を
コンパクトにまとめることができる。
更に、複数の伝動軸が、走行伝動軸50及び
PTO伝動軸39′であると、エンジン2からのト
ルクを前部ケース17の歯車伝動装置にて走行系
とPTO系に分離し、該分離したトルクをそれぞ
れ後部ミツシヨンケース16に伝達することがで
き、後部ミツシヨンケース16内のミツシヨンケ
ースの構造を簡単化することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来例によるトラクタを示す側面図、
第2図は本発明によるトラクタを示す平面図、第
3図はその側面図、第4図はその伝動装置を示す
断面図である。 11…トラクタ、2…エンジン、16…後部ミ
ツシヨンケース、17…前部(ミツシヨン)ケー
ス、19…中間連結部材(中間ケース)、19a
…平坦面、26…ステツプ、26a…熱風遮蔽
板、26b…泥よけ板、27…フエンダー、35
…クラツチ、40〜49…歯車伝動装置(主速及
びPTO歯車変速装置)、39,49…歯車伝動装
置出力軸、39′,50…伝動軸、52〜60…
副変速装置。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 機体前方に搭載したエンジンに、クラツチ及
    び歯車伝動装置を収納する前部ケースを連設し、
    また機体後方に後部ミツシヨンケースを配置し、
    これら前部ケース及び後部ミツシヨンケースを中
    間連結部材で結合してなるトラクタにおいて、 前記前部ケース内の歯車伝動装置により該歯車
    伝動装置の出力軸をエンジンクランク軸中心線に
    対して下方に配設し、かつ前記中間連結部材に、
    前記歯車伝動装置出力軸と同一水平面に位置して
    複数の伝動軸を挿通し、またこれら伝動軸の上方
    位置でかつ前記エンジンクランク軸中心線の延長
    線の下方位置にて、前記中間連結部材の上面を平
    坦面としてステツプ面を構成したことを特徴とす
    るトラクタ。 2 前記複数の伝動軸が、同芯状に配置された多
    重軸からなる特許請求の範囲第1項記載のトラク
    タ。 3 前記複数の伝動軸が、走行伝動軸及びPTO
    伝達軸からなる特許請求の範囲第1項記載のトラ
    クタ。
JP11582679A 1979-09-10 1979-09-10 Tractor Granted JPS5639965A (en)

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JP1958684A Division JPS61160365A (ja) 1984-02-06 1984-02-06 トラクタ

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JPS5639965A JPS5639965A (en) 1981-04-15
JPH0156004B2 true JPH0156004B2 (ja) 1989-11-28

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JP11582679A Granted JPS5639965A (en) 1979-09-10 1979-09-10 Tractor

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Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6076422A (ja) * 1983-09-30 1985-04-30 Iseki & Co Ltd トラクタのミツシヨン機構
JPS60118574U (ja) * 1984-01-20 1985-08-10 株式会社クボタ 農用トラクタ

Also Published As

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JPS5639965A (en) 1981-04-15

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