JPH0153983B2 - - Google Patents

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JPH0153983B2
JPH0153983B2 JP58222817A JP22281783A JPH0153983B2 JP H0153983 B2 JPH0153983 B2 JP H0153983B2 JP 58222817 A JP58222817 A JP 58222817A JP 22281783 A JP22281783 A JP 22281783A JP H0153983 B2 JPH0153983 B2 JP H0153983B2
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JP
Japan
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parts
ink
dye
water
formula
Prior art date
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JP58222817A
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English (en)
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JPS60115671A (ja
Inventor
Hisashi Chiaki
Sadahiko Matsubara
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Orient Chemical Industries Ltd
Original Assignee
Orient Chemical Industries Ltd
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Publication date
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Priority to EP19840113422 priority patent/EP0146747B1/en
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Publication of JPH0153983B2 publication Critical patent/JPH0153983B2/ja
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Description

【発明の詳細な説明】
本発明は、安定性が良好で而も安全性の高い、
筆記具用、印刷用及び記録用水性インキ組成物に
関する。 従来、筆記具等に用いられる水性インキ組成物
は、公知の如く、一般の水溶性染料を水及びグリ
コール系溶剤を溶解したものであつて、適宜の添
加物を加えることによつて、インキの溶解安定性
と書写後の耐水性との2つの相反する要求を同時
に満すべく努力がなされて来たが、最近に至つ
て、紙加工技術面から書写後の耐水性向上がはか
られ、一方、特にジエツトインキ印刷法等におい
て、染料自体を改質して、染料等の合会合の少な
い、高度に安定性の良い水性インキが要求されて
いる。 ところで、従来、筆記具用水性インキ等に用い
らられた水溶性染料、特に色染料には、1−アミ
ノ−8−ナフトール−3,6−ジスルホン酸(H
酸)をカツプル成分として含むポリアゾ染料が使
用されて来たが、H酸への酸性カツプリングは、
他の酸性カツプリングに比し反応性が悪く、得ら
れた染料のロツトばらつきが大きく、またこれら
のアミノ基を有する水溶性ポリアゾ染料は会合性
が強く、これらを用いて水性インキを製造した場
合、初期の溶解性および安定性は良好であるが、
経時安定性がなく、1〜2か月経過すると染料の
会合が起り、ゲル化現象・粘度上昇から沈殿析出
を招来し、インキとしての性能が劣化するという
大きな欠点がある。 従つて、如上の従来の水溶性染料は、特に最近
普及し始めたジエツト印刷用インキの如く、厳し
い溶解安定性が要求され、少しのpH移動により
安定性が左右される如きことがない等の条件が要
求されるものにあつては、殆んど使用不可能に近
い状態である。 本発明者は、如上の問題点を解決せべく、種々
検討した結果、一般式 〔式中、Aは、
【式】(mは0また は1、nは0、1または2、MはH、Na、K、
LiまたはNH4を示す)を示し B1、B2は、
【式】(Y1nまたは
【式】 (Y1はCOOM、Y2はH、Cl、CH3、OH、
OCH3、COMまたはSO3M、Zは、H、CH3また
はt−C4H9を示す。)を示し、B1とB2は、同じ
でも異なつていても、何れでもよい。〕 で表わされるテトラキスアゾ染料(但し、一般式 〔式中、B1及びB2並びにMは、上記定義の通り
であり、B1とB2は、同じでも異なつていてもよ
い。〕で表わされる染料を除く。)を用いることに
より、溶解安定性の良好な水性インキ組成物が得
られ、加うるに、該テトラキスアゾ染料は、変異
原性試験(エームステスト)においても陰性を示
すものであり、之を用いることにより溶解安定性
に加えて、より安全性の高い水性インキ組成物が
得られることを見出し、茲に本発明を完成したの
である。 本発明における一般式()で表わされるテト
ラキスアゾ染料は、4,4′−ジアミノスチルベン
−2,2′−ジスルホン酸を常法によりテトラゾ化
し、次いで得られた化合物を、一般式 (式中、mは、0または1、nは0、1または2
を示す。) で表わされる化合物とカツプリングを行ない、得
られたジスアゾ染料を再度テトラゾ化し、次い
で、得られた化合物を、一般式 (式中、Y1はCOOH、mは、0または1、nは
0、1または2を示す。) で表わされる化合物、あるいは一般式 (式中、Y2は、H、C1、CH3、OH、OCH3
COOHまたはSO3H、ZはH、CH3、またはt−
C4H9を示す。) で表わされる化合物の単独または両者の混合物と
カツプリングすることにより得られ、インキ用染
料として、常用の酸・塩析及び脱塩処理によつて
精製し、適量のアルカリでアルカリ塩となすこと
により、溶解性・経時安定性の良い、而も安全性
の高い水溶性染料が得られる。さらに所望の色相
を得るためには、公知の水溶性染料で調色するこ
とができる。なおアルカリ源には、水酸化ナトリ
ウム、水酸化カリウム、水酸化リチウム、アンモ
ニア水等が用いられる。 一般式()で示される化合物を例示すると、
1−アミノナフタレン、1−アミノ−4−ナフタ
レンスルホン酸、1−アミノ−5−ナフタレンス
ルホン酸、1−アミノ−6−ナフタレンスルホン
酸、1−アミノ−7−ナフタレンスルホン酸、1
−アミノ−8−ナフタレンスルホン酸、2−アミ
ノ−1−ナフタレンスルホン酸、5−アミノ−1
−ナフトール、1−アミノ−8−ナフトール−4
−スルホン酸、1−アミノ−8−ナフトール−
2,4−ジスルホン酸、1−アミノ−8−ナフト
ール−3,6−ジスルホン酸、1−アミノ−8−
ナフトール−4,6−ジスルホン酸等が挙げられ
る。 一般式()で示される化合物を例示すると、
1−ナフトール,1−ナフトール−4−スルホン
酸、1−ナフトール−5−スルホン酸、1−ナフ
トール−8−スルホン酸、2−ナフトール、2−
ナフトール−6−スルホン酸、2−ナフトール−
3,6−ジスルホン酸、2−ナフトール−3−カ
ルボン酸等が挙げられる。 一般式()で示される化合物を例示すると、
フエノール、4−クロルフエノール、レゾルシノ
ール、フエノール−4−スルホン酸、0−クレゾ
ール、サリチル酸、2−t−ブチル−4−ヒドロ
キシアニソール等が挙げられる。 如上の製法にて得られるところの、本発明に係
る一般式()で示されるテトラキスアゾ染料の
具体例を例示すると、以下の通りである。 本発明に係るインキ組成物に用いる溶剤として
は、水の他に、水と相溶して上記染料および活性
剤等の添加剤をよく溶解する性質を有し、適度の
吸湿性を持ち、インキ蒸発を適度に制御出来る溶
剤が好ましく、例えば、エチレングリコール、ジ
エチレングリコール、チオジグリコール等のグリ
コール系溶剤、アルコール系溶剤、セロソルブ系
溶剤、カルビトール系溶剤ピロリドン系溶剤等が
挙げられる。添加剤としては、アルカノールアミ
ン、アニオン系、ノニオン系活性剤または両性活
性剤が用いられ、用途に応じて、防腐剤、防錆剤
または金属封鎖剤等を添加することもできる。更
に、必要に応じて、一般式()の染料と混合さ
れる水溶性樹脂としては、天然または合成の水溶
性樹脂が挙げられる。 なお、上記各成分を添加して成る本発明インキ
組成物中における着色剤の割合は、用途に応じ
て、1〜20%が好適である。 斯くして得られた本発明に係る水性インキ組成
物は、従来のポリアゾ染料よりなる水性インキと
比較し、色濃度等は遜色なく、経時安定性良好
で、粘度上昇もなく、筆記具用インキ、ジエツト
印刷用インキ、記録計用インキ等として最適な水
性インキ組成物である。 以下に本発明の実施例を示す。なお、実施例中
の「染料No.」は、前記の本発明に係るテトラキス
アゾ染料の具体例に付された染料No.を示す。 実施例 1 染料No.5(M=NH4) 10部 エチレングリコール 10部 ジエチレングリコール 10部 チオジグリコール 5部 トリエタノールアミン 2部 防腐剤 0.3部 活性剤 0.2部 蒸留水 62.5部 以上の配合物を60〜70℃にて加熱・溶解し、工
業用濾紙で濾過して黒色インキを得た。 得られたインキ組成物をサインペン容器にセツ
トし、筆記テストを行なつたところ、ペン先部分
でのインキのかすれがなく、常時円滑にインキが
流出し、筆跡は色調鮮明であつた。また室温で6
か月以上放置しても安定しており、1μのメンプ
ランフイルターで濾過テストを行なつたところ、
濾過性良好であつた。 実施例 2 染料No.7(M=Na) 10部 を実施例1に用いた染料の代りに使用して、爾余
の点においては実施例1の場合と同様にしてイン
キ組成物を得た。 比較例 1 脱塩精製したC.I.ダイレクト ブラツク154 10
部を実施例1に用いた染料の代りに使用して、爾
余の点においては実施例1の場合と同様にしてイ
ンキ組成物をた。 比較例 2 C.I.フード エロー3 5.5部 C.I.フード バイオレツト 2 1.5部 C.I フード ブルー 2 3部 エチレングリコール 10部 ジエチレングリコール 10部 プロピレングリコール 5部 防腐剤 0.3部 活性剤 0.2部 蒸留水 64.5部 以上の配合物を実施例1の場合と同様にして安
全性の高い黒色インキを得た。 尚、該インキにトリエタノールアミンを加えたと
ころ変色を認めた。 実施例および比較例の筆記用インキの性能表1
に示す。 表中、経時安定性、粘度変化および1μメンプ
ランフイルターによる過性は、何れも6か月室
温放置したインキの性状を示す。
【表】 (註)◎:非常に良い 〇:良い △:やや悪い ×:非常に悪い 実施例 3 染料No.10(M=Na) 5部 N−メチルピロリドン 11部 ジエチレングリコール 2部 トリエタノールアミン 1部 防腐剤 0.2部 蒸留水 80.8部 以上の配合物を30〜40℃で混合し、充分溶融さ
せた後、ボアーサイズ0.8μのメンプランフイルタ
ーにて濾過精製し、赤味黒色ジエツト印刷用イン
キを得た。得られたインキは、溶液として、安定
性に優れ、インキによる目詰りを起こさず、ジエ
ツト印刷方式による印刷物は鮮明な色調を示し
た。 耐水性コート紙(例えば、三菱製紙社製IJ−マ
ツトコートM8(商品名)およびIJ−M−BW(商
品名)等への印刷物の耐水性は、良好であつた。 実施例 4〜13 染料(表2に示す) 5部 ジエチレングリコール 11部 トリエタノールアミン 2部 防腐剤 0.2部 蒸留水 81.8部 以上の配合物を実施例3と同様に処理して、そ
れぞれインキ組成物を得た。得られた各インキの
安定性およびコート紙にジエツト印刷した時の色
相について、表2にまとめた。 比較例 3 脱塩精製したC.I.ダイレクト ブラツク 195
部を実施例4〜13に用いた染料の代りに使用し
て、〓余の点においては実施例4〜13の場合と同
様にして赤味黒色インキを得た。普通記録紙への
印刷物の耐水性は良好であつたが、長時間使用中
目詰りを起した。 表中インキ安定性は、6か月室温放置したイン
キの0.8μメンプランフイルターによる過テスト
によつた。
【表】
【表】

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 一般式 〔式中、Aは、【式】(mは、0ま たは1、nは、0、1または2、Mは、H、Na、
    K、LiまたはNH4を示す。)を示し、 B1及びB2は、【式】または 【式】(Y1は、COOM、Y2は、H、Cl、 CH3、OH、OCH3、COOMまたはSO3M、Zは、
    H、CH3またはt−C4H9を示す。)を示し、B1
    B2は同じでも異なつていてもよい。〕 で表わされるテトラキスアゾ染料 (但し、一般式 〔式中、B1及びB2並びにMは、上記定義の通り
    であり、B1とB2は、同じでも異なつていてもよ
    い。〕 で表わされる染料を除く。)を含むことを特徴と
    する、水性インキ組成物。
JP58222817A 1983-11-25 1983-11-25 水性インキ組成物 Granted JPS60115671A (ja)

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CN102660133B (zh) 2006-06-13 2015-08-19 日本化药株式会社 偶氮化合物和包含它的染料偏振膜
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JPS6094474A (ja) * 1983-10-28 1985-05-27 Ricoh Co Ltd 水性インク組成物

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