JPH0249078A - 水性インキ組成物 - Google Patents

水性インキ組成物

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JPH0249078A
JPH0249078A JP1089084A JP8908489A JPH0249078A JP H0249078 A JPH0249078 A JP H0249078A JP 1089084 A JP1089084 A JP 1089084A JP 8908489 A JP8908489 A JP 8908489A JP H0249078 A JPH0249078 A JP H0249078A
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compound
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JP1089084A
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Hisashi Chiaki
千秋 久
Sadahiko Matsubara
松原 貞彦
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Orient Chemical Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、テトラキスアゾスチルベン系染料を含むとこ
ろの、安定性が良好で而も安全性の高い、筆記具用、印
刷用及び記録用水性インキ組成物に関する。
[従来の技術] 筆記具等に用いられる水性インキ組成物は、公知の如く
、一般の水溶性染料を水及びグリコール系溶剤と溶解し
たものであって、以前より、適宜の添加物を加えること
によって、インキの溶解安定性と書写後の耐水性との2
つの相反する要求を同時に満たすべく努力がなされて来
たが、最近に至って、紙加工技術面から書写後の耐水性
向上がはかられ、一方、特にジェットインキ印刷法等に
おいて、染料自体を改質して、染料等の会合の少ない、
高度に安定性の良い水性インキが要求されている。
従来は、筆記具用水性インキ等に用いられる水溶性染料
、特に黒色染料には、l−アミノ−8−ナフトール−3
,6−ジスルホン酸(H酸)をカップル成分として含む
ポリアゾ染料が使用されて来た。
[発明が解決しようとする課題] ところが、H酸への酸性カップリングは、他の酸性カッ
プリングに比し反応性が悪く、得られた染料のロットば
らつきが大きく、またこれらのアミノ基を有する水溶性
ポリアゾ染料は会合性が強く、これらを用いて水性イン
キを製造した場合、初期の溶解性および安定性は良好で
あるが、経時安定性がなく、1〜2か月経過すると染料
の会合が起こり、ゲル化現象・粘度上昇から沈殿析出を
招来し、インキとしての性能が劣化するという大きな欠
点がある。
従って、如上の従来の水溶性染料は、特に最近普及し始
めたジェット印刷用インキの如く、厳しい溶解安定性が
要求され、少しのpal変化により安定性が左右される
如きことがない等の条件が要求されるものにあっては、
殆ど使用不可能に近い状態である。
また、従来、この種筆記具等用のインキにおいては、人
体に対する安全性についての配慮はそれほどでもなかっ
たが、近時においては、人体に対する毒性を低下させる
要求が高まっており、安全性の高いインキを提供するこ
とが大きな課題となりつつある。
因に、原出願日以後に出願公開された特開昭60−94
474号公報に開示された発明は、テトラキスアゾスチ
ルベン系染料を含有する水性インキ組成物に間するもの
であるが、その染料はアミノアゾ化合物であり、安全性
に対する配慮が十分なされたものとは認められない。
本発明は、従来存した如上の問題点に鑑み完成されたも
のであり、溶解性及び経時安定性が良好で而も安全性の
高い、筆記具用、印刷用及び記録用水性インキ組成物を
提供することを目的とする。
[課題を解決するための手段] 本発明者らは、上記目的を達成すべく鋭意研究を行なっ
た結果、アミノアゾ化合物に包含されない一定のテトラ
キスアゾスチルベン系染料を用いることにより、染料の
溶解安定性が良好であり、而も、その染料が変異原性試
験(エームズテスト)において陰性を示すものであって
、溶解性及び経時安定性に加えて安全性が高い水性イン
キ組成物が得られることを見出し、nに本発明を完成し
たものである。
すなわち、本発明は、 一般式 %式% は、H,CH3またはt −C4H、を示す、)を示し
、B1とB2は、同じでも異なっていてもよい、〕 で表わされるテトラキスアゾ染料を含むことを特徴とす
る、水性インキ組成物である。
本発明における一般式(I)で表わされるテトラキスア
ゾ染料は、例えば、4,4゛−ジアミノスチルベン−2
,2゛−ジスルホン酸を常法によりテトラゾ化し1次い
で得られた化合物を、一般式 %式%(1) [式中、Mは、H,Na、に、Li、またはで表わされ
る化合物とカップリングを行ない、得られたジスアゾ染
料を再度テトラゾ化し、次いで、得られた化合物を、一
般式 %式% (式中、Y+は、C0OH,mは、0または1、r】は
、0.1または2を示す、) で表わされる化合物、あるいは、一般式(式中、Y、は
、H,C1,CH,、OH。
OCH,、C0OHまたは5O3H,Zは、H9CH,
または1: −C4Hoを示す、)で表わされる化合物
の単独または両者の混合物とカップリングすることによ
り得られ、インキ用染料として、常用の酸・塩析及び脱
塩処理によって精製し、適量のアルカリでアルカリ塩と
なすことにより、溶解性・経時安定性の良い、而も安全
性の高い水溶性染料が得られる。さらに所望の色相を得
るためには、公知の水溶性染料で調色することができる
。なお、アルカリ源には、水酸化ナトリウム、水酸化カ
リウム、水酸化リチウム、アンモニア水等が用いられる
一般式(II)で示される化合物を例示すると、■−ア
ミノー5−ナフトールー7−スルホン酸。
2−アミノ−5−ナフトール−7−スルホン酸。
2−アミノ−8−ナノ1−−ルー6−スルホン酸等が挙
げられる。
一般式(III )で示される化合物を例示すると、1
−ナフトール、l−ナフトール−4−スルホン酸、l−
ナフトール−5−スルホン酸、l−ナフトール−8−ス
ルホン酸、2−ナフトール、2−ナフトール−6−スル
ホン酸、2−ナフトール−3,6−ジスルホン酸、2−
ナフトール−3−カルボン酸等が挙げられる。
一般式(IV )で示される化合物を例示すると。
フェノール、4−クロルフェノール。レゾルシノール、
フェノール−47スルホン酸、0−クレゾール、サリチ
ル酸、2−t−ブチル−4−ヒドロキシアニソール等が
挙げられる。
如上の製法にて得られるところの、本発明に係る一般式
(1)で示されるテトラキスアゾ染料の具体例を例示す
ると、以下の通りである。
本発明に係るインキ組成物に用いる溶剤としては、水の
他に、水と相溶して上記染料および活性剤等の添加剤を
よく溶解する性質を有し、適度の吸湿性を持ち、インキ
蒸発を適度に制御出来る溶剤が好ましく、例えば、エチ
レングリコール、ジエチレングリコール、チオジグリコ
ール等のグリコール系溶剤、アルコール系溶剤、セロソ
ルブ系溶剤、カルピトール系溶剤、ピロリドン系溶剤等
が挙げられる。添加剤としては、アルカノールアミン、
アニオン系、ノニオン系活性剤または両性活性剤が用い
られ、用途に応じて、防腐剤、防錆剤または金属封鎖剤
等を添加することもできる。
更に、必要に応じて、一般式CI)の染料と混合される
水溶性樹脂としては、天然または合成の水溶性樹脂が挙
げられる。
なお、上記各成分を添加して成る本発明インキ組成物中
における着色剤の割合は、用途に応じて1〜20%が好
適である。
[発明の効果] 本発明水性インキ組成物は、従来のポリアゾ染料よりな
る水性インキと比較し、色濃度等は遜色なく、染料の溶
解性及び経時安定性が良好であり、而も、その染料は変
異原性試験(エームズテスト)において陰性を示すもの
であって、安全性が高く、筆記具用インキ、ジェット印
刷用インキ及び記録計用インキ等として最適である。
[実施例1 次に1本発明の実施例を示す、なお、以下の記載中、「
染料陥」は、前記の本発明に係るテトラキスアゾ染料の
具体例に付された番号を示す。
宜」L憇」2 染料No、l(M=Na)        10   
部エチレングリコール       10  部ジエチ
レングリコール      10  部プロピレングリ
コール       5  部防腐剤        
      0,3部活性剤            
  0.2部蒸留水             64.
5部以上の配合物を60〜70℃にて加熱・瀉解し、工
業用濾紙で濾過して黒色インキを得た。
得られたインキ組成物をサインペン容器にセットし、筆
記テストを行なったところ、ペン先部分でのインキのか
すれがな(、常時円滑にインキが流出し、筆跡は色調鮮
明であった。また室温で6か1以上放置しても安定して
おり、1μのメンブランフィルタ−で濾過テストを行な
ったところ、濾過性良好であった。
比」虹遡」2 脱塩精製したC、1.ダイレクト ブラック1910部
を実施例1に用いた染料の代りに使用して、両帝の点に
おいては実施例1の場合と同様にしてインキ組成物を得
た。
L股亘ユ C,1,フード エロー 3   5,5部C,l フ
ード バイオレット 21.5部C,1,フード ブル
ー 2   3  部を実施例1に用いた染料の代りに
使用して、両帝の点においては実施例1の場合と同様に
して安全性の高い黒色インキを得た。
尚、該インキにトリエタノールアミンを加えたところ変
色を認めた。
実施例および比較例の筆記用インキの性能を表1に示す
表中、経時安定性・粘度変化および1μメンブランフィ
ルタ−による濾過性は、何れも6か月室温tl装置した
インキの性状を示す。
表    1 ○:良い Δ:やや悪い ×:非常に悪い 友l目11 染料隨2 (M=Na) ジエチレングリコール トリエタノールアミン 防腐剤 蒸留水             81.8部以上の配
合物を30〜40℃で混合し、充分溶解させた後、ボア
ーサイズ0.8μのメンブランフィルタ−にて濾過精製
し、青味黒色ジェット印刷用インキを得た。得られたイ
ンキは、溶液として、安定性に優れ、インキによる目詰
りを起こさずジェット印刷方式による印刷物は鮮明な色
調を示した。
耐水性コート紙(例えば、三菱製紙社製IJ−マッドコ
ートM8(商品名)およびIJ−M−BW(商品名)等
への印刷物の耐水性は、良好であった。
衷JJ九ユ 染料No、4(M =Na)        5   
部トリエチレングリコール     lO部ヂオジグリ
コール         2  部N−メチルピロリド
ン       1  部防腐剤          
    0.2部蒸留水             8
1.8部以上の配合物を実施例2と同様に処理し4て、
黒色ジェット印刷用インキを得た。得られたインキは、
溶液として安定性に優れ、インキによる目詰りを起こさ
ず、コート紙への印刷物の耐水性は、良好であった。
L狡■ユ 脱塩精製したC、1.ダイレクト ブラック195部を
実施例2に用いた染料の代りに使用して、!I余の点に
おいては実施例2の場合と同様にして赤味黒色インキを
得た。普通記録紙への印刷物の耐水性は良好であったが
、長時間使用中目詰りを起した。
匿笠■」 脱塩精製したC、1.ダイレクト ブラック1545部
を実施例3に用いた染料の代りに使用して、口金の点に
おいては実施例3の場合と同様にして黄味黒色インキを
得た。普通記録紙への印刷物の耐水性は良好であったが
、長時間使用中目詰りを起した。
1iヱまニュ 実施例2の組成物において、染料に2にかえで本発明の
染料を各々5部使用して、口金の点においては実施例2
の場合と同様にしてインキ組成物を得た。得られた各イ
ンキの安定性およびコート紙にジェット印刷した時の色
相について1表2にまとめた。
表中インキ安定性は、6か月室温放置したインキの0.
8μメンブランフィルタ−による濾過テストによった。
表  2 比較例5 このエームズテストにより求められたコロニ総数の、対
照に対する倍率を、表3に示す。
なお、表3において、−欄は、薬物代謝活性化酵素S−
9を加えなかった場合の倍率を示し、+欄は、薬物代謝
活性化酵素S−9を加えた場合の倍率を示す。
表    3 染料No、 2、染料No、 5及び下記比較例5の化
合物をそれぞれ含む検体液について、菌株TA100及
び菌株TA98を用いて、突然変異したコロニー総数を
求めた。
表3に明らかなように、本発明におけるテトラキスアゾ
染料については、対照に対する倍率が2以下、すなわち
陰性であるが、比較例5の化合物については、菌株TA
98を用いた場合、2.4倍、特に薬物代謝活性化酵素
S−9の存在下で47倍という、極めて高い変異原性陽
性を示した。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼ 〔式中、Mは、H、Na、K、Li、またはNH_4を
    示し、 B_1及びB_2は、▲数式、化学式、表等があります
    ▼または▲数式、化学式、表等があります▼ (mは、0または1、nは、0、1または2、Y_1は
    、COOM、Y_2は、H、Cl、CH_2、OH、O
    CH_3、COOMまたはSO_3M、Zは、H、CH
    _3またはt−C_4H_9を示す。)を示し、B_1
    とB_2は、同じでも異なっていてもよい。〕 で表わされるテトラキスアゾ染料を含むことを特徴とす
    る、水性インキ組成物。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0499621A1 (en) * 1989-11-07 1992-08-26 Bio Technology General Corp IMPROVED METHOD FOR PURIFYING RECOMBINANT COPPER / ZINC (CU-ZN) SUPEROXIDE DISISMUTASE FROM BACTERIA OR EUKARYOTIC CELLS.
US7031451B1 (en) 1999-07-22 2006-04-18 Nec Infrontia Corporation Electronic apparatus and multi-functional telephone apparatus

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US7031451B1 (en) 1999-07-22 2006-04-18 Nec Infrontia Corporation Electronic apparatus and multi-functional telephone apparatus

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