JPH01502639A - ヒトインターロイキン―2の合成についてコードする組換えプラスミドDNApPR―1L2―19、その工学的作出方法及びそれを含有するヒトインターロイキン―2産生細菌大腸菌VN2ジェネティカVL903(pPR―1L2―19)株 - Google Patents
ヒトインターロイキン―2の合成についてコードする組換えプラスミドDNApPR―1L2―19、その工学的作出方法及びそれを含有するヒトインターロイキン―2産生細菌大腸菌VN2ジェネティカVL903(pPR―1L2―19)株Info
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- JPH01502639A JPH01502639A JP88502088A JP50208888A JPH01502639A JP H01502639 A JPH01502639 A JP H01502639A JP 88502088 A JP88502088 A JP 88502088A JP 50208888 A JP50208888 A JP 50208888A JP H01502639 A JPH01502639 A JP H01502639A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
ヒトインターロイキン−2の合成についてコードする組換えプラスミドDNA
PH−IL2−19、その工学的作出方法及びそれを含有するヒトインターロイ
キン−2産生細菌大腸菌VNnジエネテイカVL903(PR−IL2−19)
株
発明の分野
本発明は遺伝子工学技術に関し、更に詳しくは、ヒトインターロイキン−2の合
成についてコードする新規組換えプラスミドDNApPR−IL2−19、その
工学的作出方法及びそのDNAを含有するヒトインターロイキン−2産生細菌大
腸菌(Eseherlchia coll) V N IIジェネf4力VL9
03c PR−IL−2−19)株に関する。
従来技術
天然ヒトインターロイキン−2、即ちT細胞増殖因子は、分子質量的15,00
0ダルトンのポリペプチド鎖をもつ糖タンパク質であって、それはレブチン又は
対応抗原での活性化によりT細胞から産生される。インターロイキン−2は複合
作用イムノモジュレータ(lssunom−odulator)であって、特に
それは1928球の活性化に基づき免疫応答を促進し、胸腺細胞の有糸分裂誘発
を高め、T細胞等の細胞毒性活性を誘導する。したがって、インターロイキン−
2は悪性変性、細菌もしくはウィルス感染、免疫不全関連疾患、自己免疫疾患等
のような免疫障害の治療に際して非常に有効である。ヒト血清から又はニアカッ
ト(Yurkat)糸細胞培地から直接回収される天然インターロイキン−2は
、その性質及び−床的有効性を研究するには不十分な非常に限られた量で得られ
るにすぎない。別のインターロイキン−2供給源は、遺伝子工学の方法によって
得られてインターロイキン−2遺伝子含有組換えプラスミドを有しかつこの遺伝
子の効果的発現を確保した微生物株で代表される。
組換えプラスミドDNA PLcMuBil 201のようなヒトインターロイ
キン−2についてコードする組換えプラミスドDNA及びそれを含む大腸菌に1
2ΔH1Δt rp (PLcMuHi 1 201)株は当業界で公知である
〔デボス・アール、ブレチンク・ジー、ケルトレ・エッチ、サイモンズ・ジー、
デグレーブφダブル、タバニア・ジェイ、レモウト争イー、フィアーズ・ダブル
、1983年、ヌクレイツク・アシッド・リサーチ、第11巻、第4307−4
323頁(Devos R,、Plaetlnck G、+Cheroutre
H,+S1mons G、+Degrave V、、Tavernler J
、、Re5aut E、、Flers W、1t98slNucleic Ac
1d Re5earch、11.4:107−4323) )。
この組換えDNA分子において、インターロイキン−2遺伝子の転写はバクテリ
オファージλの調節単位P L OLによりコントロールされ、遺伝子のタンパ
ク質産物の翻訳開始はファージMuのSD配列に基づき結合リポソームのハイブ
リッド領域を工学的に作出することによって確保される。大腸菌に12Δ)II
Δtrp(PLcMuHil 201)産生株の培養により確保されるヒトイン
ターロイキン−2の最大収率は、細胞タンパク質全量の5〜10%である。
上記組換えプラスミドDNA及びそれを含む株は、PLプロモーターで確保され
るコントロール下での遺伝子IL2の発現のために、温度感受性cIリプレッサ
ーの遺伝子(clts857)を有する常在性プラスミドを更に必要とするか又
は受容体として突然変異対立遺伝子clを有する欠陥プロファージを含んだ株の
使用を必要とするといった、いくつかの欠点を有している。その結果必然的に株
受容体の範囲が限られてしまい、しかもインターロイキン−2遺伝子含有プラス
ミドと適合プラスミド又は欠陥プロファージの対応領域との再CA依存性組換え
に起因して大規模産生用培養条件下において組換えプラスミドが不安定になって
しまう。
更に、リポソーム結合ハイブリッド領域の編成のために比較的短いSD配列を用
いた場合には、大腸菌の翻訳装置の潜在力を極限まで引き出すことができず、ひ
いては産生株細胞中におけるヒトインターロイキン−2合成レベルを比較的低い
ものにしてしまう。
その結果必然的に大規模培養時の産生株バイオマス中におけるインターロイキン
−2含有量を著しく低下させてしまい、結局純粋タンパク質の継続的回収を困難
にして所望産物の収率を低下させてしまう。
発明の開示
ヒトインターロイキン−2の合成についてコードする組換えプラスミドDNA
PR−IL−2−19、その工学的作出方法及びそれを含有する細菌大腸菌VN
nジエネティカVL903 (PR−IL2−19)株は新規であって、これま
で文献で非公知である。
本発明は、ヒトインターロイキン−2の合成についてコードする新規組換えプラ
スミドDNA、その工学的作出方法、確実に高収率でインターロイキン−2を産
生ずるそれを含有したインターロイキン−2高産生株に関する。
この目的は、ヒトインターロイキン−2の合成についてコードする組換えプラス
ミドDNA PR−IL2−19が、3850bpの大きさを有しかつ下記ユニ
ットニー PH10及び ML24を基礎にして作られるべp p
クターブラミスド PR124Bの大きさ3400bpの BamHI−Bgl
II断片;
−プラスミド BR−322を基礎にして工学的に作出され、Co1E1−レプ
リコン、アンピシリンに対して安定な(耐性の)遺伝子並びに発現が大腸菌トリ
プトファンオペロンのプロモーター及びSD配列により確保されているヒトイン
ターロイキン−2遺伝子のkDNAコピーを有する大きさ5400bpのプラス
ミド AA1213−23において、5tulの制限領域をBgl■制限領域で
置換えることにより作られるプラスミドpAA1213−23Bの大きさ450
bpのCfr13−BglII断片;
からなり、しかも下記特徴を有することによって達成されるニ
ー Co I E I−レプリコンの複製開始領域、ファージλの温度感受性リ
プレッサーc I t 5857の遺伝子、アンピシリン耐性遺伝子、ファージ
fdのρ非依存性転写ターミネーターのタンデム(tande厘)、成熟ヒトイ
ンターロイキン−2の配列についてコードするファージλのcro遺伝子の調節
領域PROR1SD配列及びATG開始コドンを有する;
−c r o遺伝子の調節領域PROR及びATGコドンとインターロイキン−
2の遺伝子配列及びfd転写ターミネータ−との組合せは、次のヌクレオチド配
列:5′−・・・TAAGGAGGTTGTATGGCC・・・−3′(TAA
GGAGGT及びATG−各々、cro遺伝子のSD配列及び開始コドン、CC
C−インターロイキン−2の最初のAlaコドン)を有するリポソーム結合ハイ
ブリッド領域が形成され、インターロイキン−2遺伝子の終結コドンの後にfd
ρ非依存性転写ターミネータ−のタンデムが位置するように行われるニー制限酵
素C1al (その位置がカウント(0)の開始箇所である)、Xbal(約9
90)、BglII (約1250) 、Ps t 1 (約3070)の独特
な認識領域を有する;
−コレクシジン・オブ・カルチャーズ・オブ◆マイクロオルガニズムズ番オブΦ
ジ・オールユニオンのリサーチ・インスティテユート・オブ拳アンタイバイオテ
ィックス(Collection of Cu1tures of Mlcro
organlsss orthe A11−Union Re5earch I
n5titute of Antlblotles)に1987年1月12日付
で寄託され、第1869号として登録されている。
本発明による組換えプラスミドDNAの工学的作出方法は、以下の通りであるニ
ブラスミドpBR−322を基礎にして工学的に作出されかつCo I E I
−レプリコン、アンピシリン耐性遺伝子並びに発現が大腸菌トリプトファンオペ
ロンのプロモーター及びSD配列により確保されているヒトインターロイキン−
2遺伝子のkDNAコピーを有する大きさ5400bpのプラスミド AA12
13−23を5julの制限領域をBa1p
■制限領域で置換えることにより修正し:得られたプラスミド AA1213−
23Bを制限酵素Cf r13で処理し、得られたDNA分子の1本鎖末端を大
腸菌DNAポリメラーゼIのフレノウ断片で後補完し、しかる後インターロイキ
ン−2遺伝子を含むプラスミド AA1213−23BのCf r13断片をア
ガロ−スゲル中でのプレバラティブ電気泳動により回収し、ファージT4のDN
Aリガーゼにより、ブラ・スミドpPR40及び ML24を基礎にしぞ工学的
に作出されたベクター分子 PH124B (制限酵素BamH1で予め開裂さ
れ、制限領域におけるDNAの1本鎖末端がSIエンドヌクレアーゼにより削除
されている)中に組込み、しかる後得られた混合体を制限酵素Bg1mで処理し
、DNA分子をT4DNAリガーゼにより環状型に結合せしめ:大腸菌C600
細胞を得られた混合体により形質転換し;形質転換株をアンピシリン含有培地に
接種し、28℃の温度で培養し、しかる後42℃の温度で増殖速度が低下するも
のについて選択し、選択されたクローンからプラスミド PR−IL2−19を
回収する;その場合に断片組合せの正確性は、DNA開始領域の結合部分におけ
る以前には不存在の制限酵素BspRI認識配列の復元によって確認される。
本発明のプラスミドは、バクテリオファージλの転写開始レギニレーター遺伝子
c I t 5857がその分子中に存在しかつインターロイキン−2遺伝子の
発現がPRプロモーターのコントロール下にあることで特徴付けられる。この環
境が、インターロイキン−2遺伝子についてコードするプラスミドと適合常在性
プラスミド又は欠陥プロファージと間の潜在的なrecA依存性組換えを回避す
ることを可能にしている。バクテリオファージλのcro遺伝子のSD配列及び
AUGコドンがヒトインターロイキン−2遺伝子のコード領域と結合している組
換えプラスミド PR−IL2−19の工学的作出方法は、マトリックスRNA
5’末端領域の最適−次及び立体構造を有するインターロイキン−2遺伝子の結
合リポソームのハイブリッド領域の産生を確実化している。
本発明はヒトインターロイキンを産生じかつ組換えプラスミドDNA PR−I
L2−19を含む大腸菌VN■ジェネfイカVL903c PR−IL2−19
)株にも関するが、これは本発明によると大腸菌中への組換転子工学的作出方法
によって得られる。本発明の株はコレクション・オブΦカルチャーズ・オブ・マ
イクロオルガニズムズ・オブージ番オールユニオン参リサーチ・インスティテユ
ート争オブ・アンタイバイオティックスに1987年1月12日付で寄託され、
第1869号として登録された。本発明の株によれば、大規模培養条件下でヒト
インターロイキン−2の安定的蓄積を確保し、かつ細胞タンパク質全量の8〜1
2%に相当する(8〜10)X10ツ
きる。
発明を実施するための最良の形態
本発明による組換えプラスミドDNA PR−IL2−19の工学的作出方法は
数段階で行われる。
プラスミド BR−322を基礎にして工学的に作出され、Co1EI−レブリ
フン、アンピシリン耐性遺伝子並びに発現が大腸菌トリプトファンオペロンのプ
ロモーター及びSD配列により確保されているヒトインターロイキン−2遺伝子
の,DNAコピーを有する大きさ5400bpのプラスミド AA1213−2
3を、5tul制限領域をBglI[制限領域で置換えることにより修正してプ
ラスミド AA1212−23Bを生成し、これを制限酵素Cf r13で処理
し、得られたDNA分子の1本鎖末端を大腸菌DNAポリメラーゼIのフレノウ
断片で補完する。しかる後低融点アガロースゲルでのプレバラティブ電気泳動に
よつてインターロイキン−2遺伝子を含むプラスミド AA1213−23Bの
Cfr13断片を単離する。
次いで、ベクタープラスミド PH124Bを工学的に作出する。そのためには
、プラスミド PH10のDNA中制限酵素BglIIの認識領域において削除
をエキソヌクレアーゼBa131により行ない、BamHI認識領域がファージ
λのリポソーム結合領域直後に位置するプラスミド PRlooを得、その結果
開始AUGコドン領域において下記配列:
AUGGATCC
amHI
を形成させる。
次いで、慣用的遺伝子工学操作により、プラスミドpPR100の最小PstI
−BamHI断片をプラスせしめてプラスミド PH124を生成し、その中に
オリボヌクレオチドリンカ−によってXbaIO代わりに制限酵素BglII認
識領域を導入して、プラスミドpPR124Bを得る。
次いで、インターロイキン−2遺伝子をもつプラスミド AA1213−238
のCf r13断片を、制限酵素BamHIで開裂されかつSIエンドヌクレア
ーゼでスペースが設けられた1本鎖DNA末端をもつベクター分子 PH124
B中にファージT4DNAリガーゼによって組込み、DNA直鎖分子の環化をD
NAリガーゼT4により行う。かくして得られた混合体を大腸菌C600細胞を
形質転換するために用い、形質転換株をアンピシリン含有培地に接種し、28℃
の温度で培養し、しかる後42℃の温度で増殖速度が低下するものについて選択
を行う。こうして選択されたクローンからpPR−IL2−19と命名されたプ
ラスミドDNAを回収するが、ここにおいて断片配置の正確性はDNA開始領域
の結合部分における以前には不存在の制限酵素BspRI認識配列の復元によっ
て確認される。
本発明の大腸菌VNIIジエネテイカVL903(PR−IL2−19)株は、
組換えプラスミドDNA PR−IL2−19による大腸菌受容株の形質転換に
よって産生される。受容株としては、大腸菌C600、大腸菌VNnジエネテイ
カvL−903〔オールユニオン・コレクシシン・オブ拳インダストリアル・マ
イクロオルガニズムズ・オブ・ジ・オールユニオン・リサーチφインステイテユ
ート・オブ・ジエネテイツクス・アンド・セレクション伊オブ・インダストリア
ル・マイクロオルガニズムズ(All−Union Co11eet1on o
fIndustrial MicroorganIss+s of the A
11−Union Re5ear−ch In5t1tute of Gene
tics and 5election or Industr−Ial M1
croorganiss+s)に寄託され1第BKI[MB3546号として登
録されている〕及び他の大B菌に12誘導体株が使用可能である。形質転換後、
組換えクローンは温度28℃のアンピシリン含有培地上で選択される。
本発明による株、PRプロモーター抑制条件下でのヒトインターロイキン−2の
合成、アンピシリン耐性及び温度42℃での細胞培養時における低い増殖速度に
よって特徴付けられる。
本発明による株は、大規模培養条件下においてヒトインターロイキン−2の安定
的蓄積を確実化することができ、しかも大腸菌VNI[ジエネティカVL903
(PR−IL2−19)細胞中において細胞タンパク質全量の8〜12%に相当
する(8〜10)×107u n / 1まで合成能を高めている。
大腸菌VNIIジェネティカvL903(pPR−■L2−19)株は下記の特
徴を有している。
形態特性:まっすぐな桿状、遅い動作性、糸状体形成が可能、グラム陰性、非胞
子形成、各細胞の大きさ3〜5μmの細胞。
培養特性:細胞は濃厚な液体の通常の合成、半合成及び複合培地上でよく増殖す
る。寒天ホツチンガー(Hot−tinger)ブロス又はLブロス上で増殖さ
せた場合、それらは平坦円形で若干粗粒性の粘液被覆コロニーを形成する。カサ
ミン酸含有M9又はLブロスのような液体培地中で増殖させた場合には、それら
は均一な懸濁液を形成する。
生理学−生化学上の特性:細胞は5〜40℃(最適−37℃)範囲内の温度、6
.7〜7.5のpHで増殖することができる。炭素源としては、炭水化物(例え
ば、サッカロース)及びアミノ酸が使用される。それらはメチオニンに関して栄
養要求性を示す。窒素源としては、アンモニウム型の無機塩並びにペプトン、ト
リプトン、酵母エキス及びアミノ酸の形の有機化合物が使用可能である。
抗生物質耐性:本株は、液体培地及び寒天栄養培地で増殖させた場合に100m
g/1以内の濃度でアンピシリンに耐性である。
プラスミドの安定性:寒天培地上で細胞貯蔵中、継続的再播種中及び抗生物質含
有液体培地で深栄養中に、プラスミドの消失又は再形成は生じない。
本発明は、本発明によるプラスミドの工学的作出方法、株の産生方法、その培養
方法の具体的態様によって更に説明されるが、それは添付図面によっても説明さ
れる:図面中、
第1図−組換えプラスミド PR−IL2−19の物理的遺伝子地図;
第2図一本発明による組換えプラスミド PR−IL2−19の作成経路を示し
た図。
例 1
本発明による組換えプラスミドの工学的作出は、3段階で行われる。最初にベク
タープラスミド BR124Bが工学的に作出される。
プラスミド PH10のDNA3μgをトリスHCI(pH8,0)10mM、
MgC126mM、2−メルカプトエタノール6mM%NaC1150mM含有
の制限−1緩衝液60μl中制限酵素BglIIにより開裂させる。DNAを2
倍容量のエタノールで再沈降させる。沈降物をH2O20μlに溶解する。エキ
ソヌク−レアーゼBa131でのDNA処理をNaC13M。
CaG1260mM、MgCl260mM、pH8,0トリスHCI 100m
M、エチレンジアミン四酢酸0.5mM含有緩衝液30μl中温度30℃で3分
間行う。DNAを2倍容量のエタノールで再沈降させる。
沈降物をH2O10μlに溶解する。制限酵素BamHIでの処理を上記制限−
1緩衝液含有30μl容量サンプル中で行う。DNAの1本鎖3′末端領域の補
完をトリスHC1(pH8,0)10mM、MgC1210mM、DNA調製物
2.ug含有サンプル20u l中容デオキシリボヌクレオシド三リン酸30μ
l、DNA酵素5単位で大腸菌DNAポリメラーゼlのフレノウ断片を用いて行
い、反応混合物からエタノールで沈降させ、H2O100μlに溶解する。直鎖
プラスミドDNAの結合を結合用緩衝液(トリスHCI (pH7,6)60m
M、MgC110mM、2−メルカプトエタノール10 m M sアデノシン
三リン酸0.4mM)及びDNA1μg含有サンプル中ファージT4DNAリガ
ーゼにより温度16℃で12時間行う。得られた混合体を大腸菌C600細胞の
形質転換用に使う。形質転換能力/ml)耐性コロニーを選択する。それらから
プラスミドDNAをバーンボイム(Birnbolm)及びドリー(Doli)
により示された修正法で単離し、しかる後それを制限分析用に使う。その結果、
特有の開裂BamHI領域を組込んだプラスミド PRlooが得られる。次い
でプラスミド PR124を作成する。そのために、プラスミド ML24DN
A2μgを制限−1緩衝液40μm中制限酵素BamHI及びPstIで一緒に
開裂させる。
温度0℃でファージT4のDNAリガーゼにより制限酵素BamHI及びPst
Iでのプラスミド PR100DNA加水分解から得られた断片と結合させる。
得られたDNA調製物を大腸菌C600細胞の形質転換用に使い、アンピシリン
含有培地で形質転換株を選択し、しかる後温度42℃で細胞培養時にクロラムフ
ェニコール300μg/ml含有培地でCm’クローンを選択する。
こうして選択されたクローンからプラスミドDNAを単離し、制限分析により試
験する。その結果、制限酵素BamHI開裂領域を組込んだプラスミド PR1
24が得られる。
次いで、プラスミド PR124DNA3μgをトリスHCI (pH7,9)
10mM、MgC126mM。
2−メルカプトエタノール6mM5NaC1150mM含有制限−1緩衝液70
μl中制限酵素Xbalにより開裂し、DNAを2倍容量のエタノールで再沈降
させる。沈降物をH2O15μlに溶解する。DNAの1本鎖3′末端領域の補
完をトリスHCI (pH8,0)10mM、MgCl210mM、DNA調製
物2ug含有サンプル20μl中各デオキシリボヌクレオシド三リン酸30μ1
1酵素5単位で大腸菌DNAポリメラーゼlのフレノウ断片との処理により行う
。反応混合物からDNAをエタノールで再沈降させ、H2O100μlに溶解す
る。直鎖プラスミドDNAと8glリンカ−との結合は、結合用緩衝液(pH7
,6トリスHCl60mM、MgC1210mM、2−メルカプトエタノール1
0mM、アデノシン三リン酸0.4mM) 、プラスミドDNA2μg及びリン
カ−0,5μg含有サンプル中16℃で12時間ファージT4のDNAリガーゼ
により行う。結合後、反応混合物からDNAをエタノールで沈降させ、制限−2
緩衝液(pH7,6)リスHCI 6mM、2−メルカプトエタノール6mM。
NaC150μl)含有サンプル40μl中に溶解し、制限酵素BglIIでの
酵素加水分解゛に供する。DNAを再度エタノールで沈降させ、溶解し、環化さ
せるが、そのためには結合用緩衝液240μl中プラスミドDNA調製物1μg
をファージT4DNAリガーゼで処理する。
得られた混合体を用いて、大腸菌C600細胞を形質転換させる。
(100μg/ml)耐性コロニーを選択し、それらからプラスミドDNA査回
収し、制限分析用に使う。その結果、出発ベクター分子 PR124と比べ最初
のXbalI認識配列の代わりに独特なりglII開裂領域を有するプラスミド
PR124Bが得られる(第2図)。
次いで、プラスミド PR124BのDNA3μgを制限−1緩衝液含有サンプ
ル12m中で制限酵素BamElにより開裂する。反応をDNAのフェノール性
腺タンパク質及びエタノールでの核酸前沈降により停止させる。沈降物をH2O
20μmに溶解する。制限酵素によるDNA開裂で形成される1本鎖末端の除去
をSlエンドヌクレアーゼにより行う。そのためには、DNAをpH4,4CH
COONgCooN、ZnSO44,5mM、NaC1250mM含有サンプル
50μm中温度20℃で20分間Slエンドヌクレアーゼ30単位で加水分解す
る。反応をフェノール処理により停止させ、DNAをエタノールで再沈降させる
。沈降物をH2O15μlに溶解する。
しかる後、プラスミド AA1213−23Bを作成する。そのためには、プラ
スミド BR−322から工学的に作出されかつCo1EI−レプリコン、アン
ピシリン耐性遺伝子並びに発現が大腸菌トリプトファンオペロンのプロモーター
及びSD配列により確保されているヒトインターロイキン−2遺伝子のDNAコ
ピーを有する大きさ5400bpのプラスミド AA1213−2BDNA3μ
gを、制限−1緩衝液(pH7,9トリスHC110mMSMgC126mM、
2−メルカプトエタノール6mM、NaC1150mM)含有サンプル30μl
中制限酵素5tullO単位で開裂し、しかる後DNAをエタノール添加により
反応混合物から沈降させる。沈降物をH2O20μl中遠心分離により分離する
。直鎖化プラスミドDNAと8glnリンカ−との結合を結合用緩衝液(p)1
7.6)リスMCl60mM、MgCl210mM、2−メルカプトエタノール
10 m M sアデノシン三リン酸0.4mM)、プラスミドDNA2μg及
びリンカ−0,5μg含有サンプル30μl中T4DNAリガーゼ20単位によ
り行う。
結合後、反応混合物からDANをエタノールで沈降させ、制限−2緩衝液(pH
7,7)リスMCI 6mM。
M g C126m M12−メルカプトエタノール6mM5NaC150mM
)含有サンプル40μmに溶解して制限酵素Bg1mによる酵素加水分解に供す
る。DNAを再度エタノールで沈降させ、溶解し、DNA分子の環化を行うが、
そのためには結合用緩衝液240μl中プラスミドDNA調製物1μgを74D
NAリガ一ゼ2単位で処理する。得られた混合体を用いて、大腸菌C600細胞
を形質転換させる。形質転換能力は、初期プラスミドpAA1213−23 1
μgにっき5X106コロニ一以内である。アンピシリン(100μg/ml)
耐性クローンを選択し、プラスミドDNAをバーンボイム及びドリーの修正法に
従いそれらから回収し、制限分析用に使う。こうして得られたプラスミド AA
1213−23Bは、 AA1213−23の出発組換え分子と比較した場合、
以前の5tul認識配列の代わりに独特なりg1m開裂領域を有している(第2
図)。
プラスミドpAA1213−238 DNA30ugを制限−1緩衝液含有サン
プル100μl中で制限酵素Cf r13 (200単位活性)により開裂する
。酵素加水分解産物を電界強度5 V / c mでトリス酢酸緩衝液系中低融
点アガロース1.1%ゲルの電気泳動に付す。鎖長750bpのインターロイキ
ン−2遺伝子含有DNA断片を含むゲルゾーンを切出し、DNA溶出を行う。大
腸菌DNAポリメラーゼIのフレノウ断片によりDNAの1本鎖末端を補完する
ために、ゲルから単離された断片をpH8,0)リスHC110mMlM g
C1210mM含有サンプル20μl中各デオキシリボヌクレオシド三リン酸′
3:0μmで処理する。反応を加熱停止し、混合物からDNAをエタノールで沈
降させ、H2O20μlに溶解する。
次いで、先に得た直鎖化プラスミド BR124B調製物を AA1213−2
3B断片と結合させる。そのために、プラスミドDNAIμg及び断片2μgを
結合用緩衝液中ファージT4DNAリガーゼで処理するが、反応混合物容量は3
0μmである。DNAの沈降と沈降物のH2O20μm中への溶解との後に、沈
降物を前記のように制限酵素Ba1IIで処理し、DNAを再度エタノールで沈
降させ、溶解し、DNA直鎖分子の結合を容ff1300μ1以内の反応混合物
中ファージT4DNAリガーゼによる酵゛素調製物処理で行い、環状型とする。
得られた調製物を大腸菌C600細胞の形質転換用に使い、しかる後温度28℃
で1日間細胞を培養しながらアンピシリン含有培地中で形質転換株を選択する。
得られた形質転換株の中から、温度42℃で増殖能の低下を示すものを選択する
。これらのクローンからプラスミドDNAを前記のように単離し、制限分析に供
する。得られたプラスミド PR−IL2−19.(第2図)中、ファージλc
ro遺伝子の第一コトン及びヒトインターロイキン−2のAIJLコドンについ
てコードするDNAの結合領域部分において、制限エンドヌクレアーゼBspR
1の開裂領域が形成される。
例 2
ヒトインターロイキン−2の産生株である大腸菌VN■ジエネfイfyVL90
3(PR−IL2−19)株の産生を下記方法で行う。ヒトインターロイキン−
2の合成についてコードするプラスミド PR−IL2−19を大腸菌VNIr
ジェネティカVL903受容株細胞中に形質転換により導入するが、この受容法
はオールユニオン・コレクション・オブ・インダストリアル・マイクロオルガニ
ズムズ・オブ・ジ・オールユニオン・リサーチ・インスティテユート・オブ・ジ
エネティックス・アンド・セレクション・オブ・インダストリアル・マイクロオ
ルガニズムズに寄託され、第BKnM B−3546号として登録されている。
大腸菌VNnジエネテイカVL903細胞の形質転換能力は1.初期プラスミド
PR−IL2−19 1μgにつき約106クローンである。形質転換株を温
度28℃で1日間の細胞培養後アンピシリン(100μg/ml)含有培地上で
選択する。選択されたクローンからプラスミドDNAを回収し、その PR−I
L2−19調製物との同一性を制限分析により確認する。ヒトインターロイキン
−2の産生株である大腸菌VL903(PR−IL2−19)株を得る。
例 3
大IMllilVL90B(PR−IL2−19)株をアンピシリン50μg/
ml含有傾斜寒天ホッチンガー培地上温度28℃で14時間増殖させる。傾斜培
地上で増殖されたバイオマスを播種物質産生用に使う。そのため、細胞をアンピ
シリン100μg/ml含有ホッチンガー培itt1100mlと共、に750
m1エルレンマイヤーフラスコ内に移し、シェーカー上温度28℃24Orpm
で6時間増殖させる。播種培地の光学濃度は1.5〜2.5単位である。
発酵をpH,温度、撹拌速度及び曝気のコントロール系装備発酵器中で行う。発
酵のために、アンピシリン100μg/ml及びグルコース10g/l含有ホッ
チンガー培地を用いる。播種培養物を全部で5〜10%の量で導入する。アンモ
ニア水の供給によりこのレベルを維持しながら、pH6,6〜6.8で培養を行
う。最初の発酵を温度28℃で550nmの光学濃度3.5まで導き、しかる後
温度を42〜45℃まで5分間かけて上昇させることにより熱誘導を行い、次い
で発酵を更に2時間続ける。
そのプロセスの終了後、ヒトインターロイキン−2の活性を調べるために、培養
液1mlから細胞を遠心分離により沈降させ、沈降物を温度20℃で40分間塩
化グアニジン8M溶液1mlに再懸濁しておく。しかる後、残渣を遠心除去し、
上澄液中に含まれるインターロイキン−2両分の活性を調べる。こうして得られ
たインターロイキン−2の生物学的活性は(8〜10)×107MU/1である
。
全細胞タンパク質中に占める合成ヒトインターロイキン−2の割合を調べるため
に、培養液1mlから細胞を遠心分離により沈降させ、前記方法に従い処理する
。調製物を0.1%ドデシル硫酸ナトリウムの存在下15%アクリルアミドゲル
での電気泳動により分析する。ゲル中で分離したタンパク質を常法に従いクマシ
ーR−250′サーバ’ (KumassI R−250“5erva ” )
溶液(西独)で染色する。ゾーン内のタンパク質量を濃度計で染色ゲルの走査後
に調べる。細胞内で合成された成熟ヒトインターロイキン−2に相当するゾーン
の確認は、マーカータンパク質の電気泳動活性との比較に基づき及びニトロセル
ロースフィルター上への分離されたタンパク質のプロットにより行い、しかる後
インターロイキン−2に対するマウスモノクローナル抗体及び西洋ワサビペルオ
キシダーゼで複合化された抗マウスウサギ抗体含有溶液中での処理によりインタ
ーロイキンゾーンを展開させる。適切な染色操作後、インターロイキンゾーンを
ニトロセルロースフィルターの非染色バックグラウンドに対する褐色バンドとし
て展開させる。細胞中で合成されるインターロイキン−2遺伝子タンパク質産物
の占有率は、全細胞タンパク質量の12%以内である。
産業上の利用可能性
ヒトインターロイキン−2の合成についてコードする本発明の組換えプラスミド
DNA PR−IL2−19は、高活性のヒトインターロイキン−2産生株の作
成に際して有用である。ヒトインターロイキン−2産生株大腸菌VNIIジェネ
f4力VL903 (PR−IL2−19)は、医薬に適用可能なヒトインター
ロイキン−2る。
浄書(内容に変更なし)
手続補正書坊式)
Claims (3)
- 1.ヒトインターロイキン−2の合成についてコードする組換えプラスミドDN ApPR−IL2−19であって、 3850bpの大きさを有し、かつ下記ユニット:−pPR40及びpML24 を基礎にして作られるベクタープラミスドpPR124Bの大きさ3400bp のBamHI−BglII断片; −プラスミドpBR−322を基礎にして工学的に作出され、ColEI−レプ リコン、アンピシリン耐性遺伝子並びに発現が大腸菌トリプトファンオペロンの プロモーター及びSD配列により確保されているヒトインターロイキン−2遺伝 子のkDNAコピーを有する大きさ5400bpのプラスミドpAA1213− 23において、StuIの制限領域をBglII制限領域で置換えることにより 作られるプラスミドpAA1213−23Bの大きさ450bpのCfr13− BglII断片;からなり、しかも下記特性: −ColEI−レプリコンの複製開始領域、ファージλの温度感受性リブレッサ ーcIts857の遺伝子、アンピシリン耐性遺伝子、ファージfdのρ非依存 性転写ターミネーターのタンデム、成熟ヒトインターロイキン−2の配列につい てコードするファージλのcro遺伝子の調節領域PROR、SD配列及びAT G開始コドンを有する; −cro遺伝子の調節領域PROR及びATGコドンとインターロイキン−2の 遺伝子配列及びfd転写ターミネーターとの結合は、次のヌクレオチド配列:5 ′−…TAAGGAGGTTGTATGGCC…−3′(TAAGGAGGT及 びATG−各々、cro遺伝子のSD配列及び開始コドン;GCC−インターロ イキン−2の最初のAlaコドン)を有するリボソーム結合ハイブリッド領域が 形成され、その一方でインターロイキン−2遺伝子の終結コドンの後にfdρ非 依存性転写ターミネ−ターのタンデムが位置するように行われる;−制限酵素C laI(その位置がカウント(0)の開始箇所である)、XbaI(約990) 、BglII(約1250)、PstI(約3070)の独特な認識領域を有す る; −コレクション・オブ・カルチャーズ・オブ・マイクロオルガニズムズ・オブ・ ジ・オールユニオン・リサーチ・インスティテュート・オブ・アンタイバイオテ ィックスに1987年1月12日付で寄託され、第1869号として登録されて いる; を有することを特徴とする組換えプラスミドDNApPR−IL2−19。
- 2.組換えプラスミドDANpPR−IL2−19の工学的作出方法であって、 プラスミドpBR−322を基礎にして工学的に作出されかつColEI−レプ リコン、アンピシリン耐性遺伝子並びに発現が大腸菌トリブトファンオペロンの プロモーター及びSD配列により確保されているヒトインターロイキン−2遺伝 子のkDNAコピーを有する大きさ5400bpのプラスミドpAA1213− 23をStuIの制限領域をBalII制限領域で置換えることにより修正し; 得られたプラスミドpAA1213−23Bを制限酵素Cfr13で処理し、得 られたDNA分子の1本鎖末端を大腸菌DNAポリメラーゼ1のクレノウ断片で 補完し、しかる後得られたヒトインターロイキン−2遺伝子を含むプラスミドp AA1213−23BのCfr13断片をアガロースゲル中でのプレパラティブ 電気泳動により単離し、ファージT4のDNAリガーゼにより、プラスミドpP R40及びpML24を基礎にして工学的に作出されたベクター分子pPR12 4B(BamHIで予め開裂され、制限領域におけるDNAの1本鎖末端がSI エンドヌクレアーゼにより削除されている)中に組込み、しかる後得られた混合 体を制限酵素BglIIで処理し、DNA分子をT4DNAリガーゼにより環状 型に結合せしめ;こうして得られた混合体を大腸菌C600細胞を形質転換する ために用い;形質転換株をアンピシリン含有培地に接種し、28℃の温度で培養 し、しかる後42℃の温度で増殖速度が低下するものについて選択し、選択され たクローンからプラスミドpPR−IL2−19を回収する;その場合に断片結 合の正確性は、DNA開始領域の結合部分における以前には不存在の制限酵素B spR1認識配列の復元によって確認される;ことを特徴とする方法。
- 3.大腸菌中への組換えプラスミドDNApPR−IL2−19の導入による遺 伝子工学の方法によって作られ、かつコレクション・オブ・カルチャーズ・オブ ・マイクロオルガニズムズ・オブ・ジ・オールユニオン・リサーチ・インスティ テュート・オブ・アンタイバイオティックスに1987年1月12日付で寄託さ れ第1869号として登録された請求項1に記載の組換えプラスミドDNApP R−IL2−19を含有したヒトインターロイキン−2産生株大腸菌VNIIジ ェネティカVL903(pPR−IL2−19)。
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