JPH01501608A - 工作物の両面を加工する方法及び装置 - Google Patents

工作物の両面を加工する方法及び装置

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JPH01501608A JP62505939A JP50593987A JPH01501608A JP H01501608 A JPH01501608 A JP H01501608A JP 62505939 A JP62505939 A JP 62505939A JP 50593987 A JP50593987 A JP 50593987A JP H01501608 A JPH01501608 A JP H01501608A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ± 本発明は工作物の両面を加工する方法に関し、本方法においては工作物は、特に 互いに平行でドラム軸のまわりに等角度間隔で配置されたスピンドル軸を持つ多 数のスピンドルを有するスピンドルドラム上で、順次第1グループと第2グルー プのスピンドルにその第1の側面ないし第2の側面を締付は固定され、また同方 法においては第1グループのスピンドルに未加工工作物が供給され、第2グルー プのスピンドルから加工済工作物が取り出され、かつ半加工工作物は第1の側面 の締付は固定から第2の側面の締付は固定へ交替しながら第1グループのスピン ドルから第2グループのスピンドルへ移し替えられる。さらに本発明は、多数の スピンドルを有し、工作物の第1の側面ないし第2の側面を締付は固定する第1 と第2のグループのスピンドルが順次設けられているスピンドルドラムと、未加 工工作物を供給する供給装置と、加工済工作物を搬出する搬出装置と、工作物把 持装置と、前記工作物把持装置と協働し、該工作物把持装置と共に操作ユニット を形成して半加工工作物を第1の側面の締付は固定から第2の側面の締付は固定 へ交替しながら第1のスピンドルから第2のスピンドルへ移し替える工作物保持 装置とを備え・工作物の両面を加工するマルチスピンドル自動旋盤に関する。
1つの加工サイクルにおいて回転部分の第1の側面と第2の側面、即ち、特に前 側と後側を加工することは、マルチスピンドル自動旋盤ではすでに知られている 。
即ち、ギルドマイスフ−出版物G?’10303Bu1076d 、第40頁に は1つのスピンドルドラムを有する6スピンドル自動旋盤が記載されており、同 自動旋盤ではチャック部品の前面を加工するために順次3つのスピンドル位置が 使用され、後面を加工するために順次他の3つのスピンドル位置が使用される。
この場合にはチャック部品の加工は次のように行われる。即ち、チャック部品は 1つのスピンドル位置においてスピンドルドラムへ挿入され、次に前面の加工の ために3つのスピンドル位置を通過し、次に後面の加工の前に移し替えられて、 その後に後面の加工のために3つのスピンドル位置を通過して、後面の加工が行 われた後に完成部品として取り出される。
この場合には、未加工工作物の供給装置は、チャック部品の前面を加工する第1 のスピンドル位置に設けられているので、常に未加工工作物はこのスピンドル位 置にあるスピンドルへ挿入されて、このスピンドルによって第1の側面を締付は 固定される。スピンドルドラムをそれぞれ1スピンドル位置あるいは1ステップ 歩道制御することによって、挿入されている未加工工作物は締付は固定している スピンドルと共に3つのスピンドル位置をすべて通過して前面を加工される。後 面の加工前に、工作物は方向を変えられて第2の側面を締付は固定されるが、こ れが可能なのは前面を加工する最後のスピンドル位置あるいは後面を加工する最 後のスピンドル位置においてである。そのために工作物はその後面を締め付けて いるスピンドルから取り出されて、方向を変えられて、同じスピンドルへ再び挿 入され、今度はこのスピンドルが工作物の加工済の前面を締付は固定しなければ ならない。後面の加工のためにさらに3つのスピンドル位置を通過した後に、加 工済の工作物は後面の加工のために設けられた叢後のスピンドル位置において、 加工済工作物を搬出する搬出装置へ引き渡される。
以上説明した装置では、スピンドルにはチャック部品の前面と後面を同時に締付 は固定できる締付は手段しか装備することができない、このことは一般的な部品 の場合でも困難をもたらす、というのは同一の締付は手段で必ずしも第1の側た めに1つのスピンドル位置を設け、加工済の工作物を搬出するために1つのスピ ンドル位置を設け、部品の方向を変えるために1つのスピンドル位置を設けなく てはならないからである。特に工作物の供給と搬出のためのスピンドル位置は通 常加工のために考えることはできないので、工作物の片側につき最大で2つのス ピンドル位置しか加工用には残されておらず、さらにこのスピンドル位置の一方 で工作物の方向転換を行わなければならない。
さらに、ギルドマイスター出版物GMO303Bu1076d 、第40頁には 、工作物の第1の側面と第2の側面を加工する他の方法が記載されており、これ は8スピンドル装置である。同装置で、も8つのスピンドルがスピンドルドラム 上に配置されており、各スピンドルにはその順序に従って1から8の通し番号が 付されている。スピンドル1.3.5及び7は前面を加工するために設けられて おり、したがって工作物の後面を締付は固定するのに適した締付は固定手段を装 備しており、偶数のスピンドル2.4,6.8は後面を加工するために設けられ ており、したがって工作物の前面を締付は固定するのに適した締付は固定手段を 有する。したがって工作物はスピンドルドラム上で順次交互にその前面あるいは 後面を締付は固定されるので、それぞれ他方側が加工に供される。このスピンド ルドラムには全部で8つのハウジング固定のスピンドル位置が設けられており、 上記の方法ではスピンドルドラムは2ステツプずつ歩道制御されるので、偶数の スピンドルのみが同じく偶数のスピンドル位置を通過し、奇数のスピンドル方は 奇数のスピンドル位置のみを通過する。互いに隣接している2つのスピンドル位 置は、未加工の工作物を供給し、加工済の工作物を搬出し、同時に方向転換装置 を介して半加工の工作物を偶数のスピンドルから奇数のスピンドルへ、あるいは その逆に移し替えるのに用いられる。
したがって、この種のマルチスピンドル自動旋盤では、たとえば未加工部品はス ピンドル位置1において奇数のスピンドルへ挿入されて、2ステツプ歩進でそれ ぞれスピンドル位置3.5.7において1加工サイクルを経た後に、半加工部品 として再びスピンドル位置1に達する。同スピンドル位置において新たな未加工 部品が同スピンドルへ挿入されると共に前記半加工部品は隣接の、たとえばスピ ンドル位ii2にあるスピンドルへ方向転換装置を介して移し替えられて、この スピンドルに入ったま\すべでの偶数の2スピンドル位置4゜6.8を通過する ので、この半加工部品は加工済部品として再びスピンドル位置2へ達して、そこ から搬出される。
この方法では、それぞれ2ステツプ制御が行われた後に次へ移る前に加工済部品 をスピンドル位W2にあるスピンドルから取り出し、半加工部品をスピンドル位 置1にあるスピンドルから取り出して、方向転換装置へ供給し、同方向転換装置 から半加工部品を取り出して、スピンドル位置2にあるスピンドルへ挿入して、 さらにスピンドル位置1にあるスピンドルへ未加工部品が供給される。
この方法及び装置の利点は、各スピンドルは工作物の前面あるいは後面のみを締 付は固定すればよく、したがって適当な1つの締付は手段を装備すれば済むこと である。もちろん、2ステツプ制御であるので前面の加工あるいは後面の加工の ためにそれぞれスピンドル位置の半分しか使用できないという問題は相変わらず 残っており、通常は供給装置、搬出装置及び方向転換装置のためにそれぞれ1つ のスピンドル位置が割り当てられているので、8スピンドル装置の場合には前面 加工及び後面加工のためにそれぞれ3つのスピンドル位置しか使用できない、さ らに、スピンドルが並べて配置されていることによって工作物の取扱いの障害に なるという困難さも生じる。というのは並んで配置されている2つのスピンドル 位置において未加工部品の供給装置と、加工済部品の搬出装置と方向転換及び移 替え装置を設けることは著しい困難を伴うからである。
従って本発明の目的は、冒頭で述べた種類の方法を改良して、工作物の加工に使 用できるスピンドル位置の数を増大させることである。
冒頭で述べた種類の方法において上記の目的は、本発明によれば次のようにして 解決される。すなわち、スピンドルドラムは1ステツプずつ歩道制御され、かつ スピンドルドラムに少なくとも1つの第1のスピンドル位置が設けられ、このス ピンドル位置においてただ1つのスピンドル位置を用いて未加工工作物の供給と 加工済工作物の搬出及び半加工工作物の移替えが行われ、かつ同スピンドル位置 においてドラムの歩道制御のたびに未加工工作物の供給と加工済工作物の搬出が 互いに交替する構成が採用されている。
本発明による解決方法によれば同時に多数の利点が得られる。すなわち工作物の 供給搬出及び移替えに1つのスピンドル位置しか必要とされないので、それだけ で既に工作物の加工に使用できるスピンドル位置の数が増大する。さらに1つの スピンドル位置へ1回アクセスするだけでよいことにより操作装置を簡単で小型 なものにすることができ、従来技術から知られている多数の供給装置、搬出装置 及び移替え装置を有するマルチスピンドル自動旋盤に比較して構造が著しく簡単 になり、かつ自動旋盤の制御が容易になる。さらに、各工作物のために使用でき るスピンドル位置の数が2倍になる。
というのは各工作物は各スピンドル位置を通り、したがって各スピンドル位置に おいて加工が可能になるからである。したがってたとえば本発明方法に基づいて 作動される6スピンドル装置の場合には、未加工部品は少くとも5つのスピンド ル位置において加工されて、再び第6のスピンドル位置へ達し、そこで第1のス ピンドルから第2のスピンドルへ移し替えられて、さらに同様に5つのスピンド ル位置を通過して加工される。ここではっきりさせるために従来技術に基づく方 法を参照すると、従来の方法では1回目に第1の3つのスピンドル位置において 前面加工が行われ、2回目に第2の3つのスピンドル位置において後面加工が行 われるにしろ、あるいは2ステップ歩道制御が使用されるにしろ、前面加工ある いは後面加工のために常にスピンドル位置の半数しか使用されないため、各スピ ンドル位置を通るのは第1グループのスピンドルかあるいは第2グループのスピ ンドルである。さらに従来技術には他の欠点もある。すなわち通常少くとも2つ のスピンドル位置が供給装置と搬出装置によって塞がれていることにより、6ス ピンドル装置の場合には通常2つのスピンドル位置が前面の加工に使用され、更 に2つのスピンドル位置のみが後面の加工に使用されるに過ぎない。工作物の加 工に使用されるスピンドル位置の数の増加は、多くの加工工程を必要とする複雑 な部品の場合に大変有利になる。というのは1つのスピンドル位置に対応して設 けることのできる加工工具の数はスペースの問題から無制限に多くすることがで きないので、通常は各スピンドル位置に互いに独立して移動可能なせいぜい3つ の工具しか設けられない。したがって本発明による解決方法の場合には最大でそ れぞれ5×3、すなわち15の工具を前面及び後面の加工に使用することができ るが、従来技術に基づく方法の場合には、最大でそれぞれ2×3、すなわち6の 工具しか使用できない。
さらにまた本発明の方法によれば、第1グループのスピンドルに挿入されるのは 工作物の第1の側面のみであり、第2グループのスピンドルへ挿入されるのは工 作物の第2の側面のみであるので、それぞれの締付は手段は工作物の第1の側面 及び第2の側面に適合させることができる。
すでに冒頭で述べたように上述の方法は、特に多数の加工工程を必要とする工作 物を加工しようとする場合に優れている。「単純な」工作物、すなわちわずかな 加工工程しか必要としない工作物を加工する場合には、本発明による方法は最適 に使用できることにはならないであろう。この理由から単純な工作物を加工する ためには本発明方法の他の実施例では、スピンドルドラムの少くとも1つの他の スピンドル位置が選択され、同スピンドル位置においても未加工工作物の供給と 加工済工作物の搬出及び半加工工作物の移替えが行われ、また同スピンドル位置 においてドラムの各歩道制御ごとに未加る可能性を最適に利用することができる ので、この単純な工作物の場合には第1の実施例の場合に比べて数をほぼ2倍に することができる。
前記他の実施例に示す2つのスピンドル位置は好ましくは工作物と他の工作物に 必要な加工ステージョンの数に応じて選択することができる。最も簡単な場合に は、前記2つのスピンドル位置はスピンドルドラムの対向する側に来るように、 すなわち特にスピンドルドラムの回転軸に対して鏡像を形成する位置に来るよう に選択される。
前述の方法においては、工作物を第1グループのスピンドルから第2グループの スピンドルへどのように移し替えるか、したがってまた第1の側面の締付固定か ら第2の側面の締付は固定への切替をどのように行うかについては、問題にされ ないことが多かった。このことについては当業者は多数の手段を熟知している。
移替えの最も簡単な方法は移替えにおいて工作物の多重の引渡しが行われること である。すなわち第1のスピンドルで移替え用に設けられているスピンドル位置 へ来る工作物は、スピンドルドラムがさらに歩道制御されて位置へ来る第2のス ピンドルによって締付は固定されるまでの間、多数の工作物把持装置に引き渡さ れる。
移替えにおいて、工作物保持装置の向きを変えずに工作物の引渡しのみが行われ ている限り、すなわち把持爪としてチャ、り把持爪あるいは前面把持爪が使用さ れる場合には、移替えにiいて工作物を奇数回引渡すだけでよく、この場合に工 作物は引渡し時に反対側を把持される。引渡し工程が奇数回行われることによっ て、必然的に工作物の締付は固定は第1の側面から第2の側面へ変化する。
しかしまた、移替え時に奇数回の引渡しを行う代わりに、移替えにおいて方向転 換を行うことも可能である。この場合には奇数回引渡しを行うことは不要である 。その代わりに、たとえば別体の方向転換装置を設けることが考えられ、あるい はまた工作物把持装置に工作物の方向を変える径方向把持爪を設けてもよい。
移替え時に失う時間をできるだけ少くするために、移替えを工作機械の作業室内 で行って工作物を移動させる区間をできるだけ少くし、それによってできるだけ 多くの時間を節約すると有利である。
しかしまた、たとえば移替え用に設けられているスピンドル位置においてさらに 加工工程を行わなければならない場合には、削りくずによって工作物が汚れるの を防止するために、作業室の外で方向転換を行うと有利である場合もある。しか しこのことは、作業室内で落ちて来る削りぐずが工作物から取り除きにクク、か つ第2の側面を締付は固定するときに削りくずを一緒に締付は固定してはならな い場合にも必要となる。このような場合には、たとえば工作物を作業室の外部で 方向転換させるときに徹底的にきれいにすることも可能である。
上記の実施例の砕肉において、どのステップにおいて移替えが最も効果的に行わ れるかについては説明がなされたが、どのようにしたら移替えが最も迅速かつ最 も容易に行われるかについては言及されていない、というのは本発明方法におい ては特に、本発明方法による個々の工程に必要とされる時間をできるだけ短くす ることが重要視されているからである。
この理由から本発明方法の範囲内では、移替えに、スピンドル軸に直交して18 0°回転可能で半加工の工作物の締付は固定の側面を交替するときに非常に迅速 かつ合理的に作動する工作物把持爪を使用すると、特に有利である。
すなわち、たとえば前述の工作物把持爪を使用しての本発明方法の他の実施例で は、選択されたスピンドル位置において半加工工作物の移替えは作業室内で次の ように行われる。
すなわち、半加工の工作物が工作物把持爪によってスピンドルから取り出されて 、工作物把持爪が18o°回転され、工作物は軸方向においてスピンドルへアク セス可能な工作物保持装置へ引き渡されて、ドラムが歩進制御された後に前記工 作物保持装置によって選択されたスピンドル位置にあるスピンドルへ挿入される 。したがって本発明方法のこの実施例においては、移替え−は、半加工の工作物 の加工済の側面を工作物把持爪によって把持し、工作物保持装置へ引き渡してま だ加工されてない側面を保持させ、さらにスピンドルドラムの歩道制御が行われ た後に前記工作物保持装置によって工作物をスピンドルへ挿入させることであっ て、この場合に工作物の加工済の側面が締付は固定されるので、今度はまだ加工 されていない側面を自由に加工することができる。加工領域内で行われるこの移 替え処理は、特に工作物保持装置がスピンドルに対して同軸に整合されている場 合にはきわめて時間を節約できるので、工作物をスピンドルから工作物保持装置 へ引き渡す場合にはスピンドルと同軸方向へ移動するだけでスピンドル軸と直交 する軸を中心に回転することができる。
また、上述の実施例とは異なる本発明方法の他の実施例によれば、選択されたス ピンドル位置において半加工工作物の移替えは加工領域内で次のように行われる 。すなわち半加工の工作物がスピンドルの軸方向にアクセス可能な工作物保持装 置によって取り出されて、工作物把持爪に引き渡され、工作物把持爪が180° 回転されて、スピンドルドラムがさらに歩道制御された後に前記工作物把持爪に よって選択されたスピンドル位置にあるスピンドルへ挿入される。この方法も前 述の実施例と全く同様に迅速に行うことができるが、半加工の工作物が工作物保 持装置によってスピンドルから取り出されることのみが異なっている。この方法 は、後述するように、棒状材料を加工する場合に特に使用される。
前述の実施例は特に、工作物把持爪によって半加工の工作物を軸方向に、すなわ ちたとえば前側あるいは後側を把持する場合に使用される。
特に棒状部品に使用される本発明方法の他の実施例においては、選択されたスピ ンドル位置において半加工の工作物の移替えは加工領域内で次のように行われる 。すなわち、半加工の工作物は径方向に把持され、選択されたスピンドル位置に いる第1のスピンドルから取り出されて、作業室内に留まったま\工作物把持爪 が180°回転することによって方向転換されて、スピンドルドラムがさらに歩 道制御された後に選択されたスピンドル位置において第2のスピンドルに締付は 固定されている加工済の工作物が取り出された後に、半加工の工作物がこのスピ ンドルへ挿入される。したがって本発明方法のこの実施例の場合には、半加工の 工作物をさらに工作物保持装置へ引き渡すことは不要である。というのは、たと えば棒状部品などの工作物は、特にその中央領域を径方向に把持され、工作物把 持爪が180°回転することによって、スピンドルドラムがさらに歩道制御され た後はすでに加工されている側面が次のスピンドルへ挿入可能であるからである 。
本発明方法のこの実施例の場合にも、半加工の工作物の移替えが加工領域を出る ことな(行え、したがって移替え時間が非常に短縮されるという利点がある。
以上説明した本発明方法の実施例においては、単に半加工の工作物の移替えにつ いてのみ詳しく説明したが、さらに、工作物把持爪として二重爪が使用され、加 工済の工作物が選択されたスピンドル位置にいるスピンドルから取り出されて、 加工領域から運び出されると、特に時間を節約するのに好ましいことを付言して おく、この本発明に係る方法にはさらに、加工済の工作物をたとえば落下させて 、つかみ上げる従来技術とは異なり、工作物をつかみ上げるための装置を必要と せず、さらに把持爪によって加工済の工作物を、たとえば工作物移送装置の規定 された位置へ引き渡すことができるという利点がある。
以上説明して来た本発明方法の実施例においては、工作物がどのようにして第1 グループのスピンドルへ供給されるがということについては、触れられていない 。すなわち、たとえば所定の部品の場合には未加工の工作物を第1グループのス ピンドルに対して同軸に供給することが可能である。すなわち、たとえば棒状材 料の形状の未加工工作物はスピンドルを通して同軸に移動させることができるの で、把持爪に他の作動が課せられることもな(、加工領域内に工作物を挿入する ための他の装置を設けることも不要である。
このように未加工の工作物を軸方向に供給する場合に、工作物の前進すなわち工 作物をスピンドルから所定量抜出すことができるようにするために、工作物が当 接するストッパをさらに設けなければならない、したがって、工作物把持爪が未 加工の工作物を同軸に供給する際の規制を行うストッパとして使用され、それに よって工作物把持爪がこの工作物を挿入しないですみ、かつ他のストッパを設け なくて済む場合には、きわめて簡単でかつ時間を節約できる。
工作物を第1グループのスピンドルに対して同軸に供給することのできないすべ ての場合において、本発明方法では特に時間を節約し、できるだけ容易に処理を 行うことができるようにするために、二重爪を用いて未加工の工作物を加工領域 へ挿入して、かつ選択されたスピンドル位置にある第1のスピンドルへ挿入する 構成が採用されている。
工作物が供給、取出し及び移替え用に設けられているスピンドル位置を除いた多 数のスピンドル位置で加工される本発明方法の最も簡単な実施例の場合にも、加 工に使用できるスピンドル位置に関する冒頭で述べた利点は得られる。この場合 に必ずしもすべてのスピンドル位置でなくてもよく、たとえば1つのスピンドル 位置において他の側面には適していない工具の組合せを用いて1面の加工のみを 行うこともできる。
1つのスピンドル位置を供給、取出し及び移替え用にあけておくことによって、 工作物の損傷を招く危険のある削りくずによる工作物締付固定装置全体及び把持 装置の汚染に関する問題も、容易に回避することができる。
しかしまた、多くの場合に、工作物を供給、取出し及び移替え用に設けられてい るスピンドル位置において加工することは必要であり、かつ有利である。このこ とはたとえば1つの部品に関する加工時間を最適にしなければならない場合であ る。というのは通常は操作全体に必要な時間はスピンドルドラムの歩道制御後に 行われる切削工程よりも短いので、通常は供給、取出し及び移替え用に設けられ ているスピンドル位置において使用できる時間は操作によって完全には使い果た されず、かつそれによって貴重な加工時間が延長される。
従って例えば、供給、取出し及び移替え用に設けられているスピンドル位置にお いて工作物を最終仕上げすることは問題なく遂行できる。
供給、取出し及び移替え用に設けられているスピンドル位置における工作物の加 工は、移替えの際に工作物を切取る場合には常に必要である。このことは、工作 物の材料として棒状材料が使用される場合、及びたとえば要求される表面精度に よって部品の長さ全体にわたって締付は装置で締め付けて加工することが必要な 場合には常に言えることである。
切取るためには、工作物を工作物把持爪によって、あるいは工作物保持装置によ って回転して保持することが必要である。
切取り時に工作物が同期して保持され、それによって同期しない場合に生じる不 規則な部分が生じない場合には、特に工作物をきれいにかつ正確に切り取ること ができる。その他、切取り時に工作物を同期して支持することは、同時に工作物 を移替えるために最初に引渡すことを意味しているので、切取り工程自体が移替 えに組み込まれ、したがって移替えをきわめて迅速に行うことができる。
さらに、本発明の目的は、一般的な種類のマルチスピンドル自動旋盤を改良して 、それによって前述の方法を実施することができるようにすることである。
この目的は冒頭で述べた種類のマルチスピンドル自動旋盤において本発明によれ ば次のようにして解決される。すなわちスピンドルドラムは1ステツプずつ歩進 制御され、スピンドルドラムに1つのスピンドル位置が設けられ、そのスピンド ル位置で、未加工の工作物の供給装置と、加工済の工作物自体、あるいは工作物 把持装置や操作ユニットと協働する搬出装置とが機能に応じて設けられており、 かつスピンドルドラムが歩道制御されるごとに交互に未加工の工作物が供給され 、あるいは加工済の工作物が搬出される構成が採用されている。
この本発明に係るマルチスピンドル自動旋盤は、前述の本発明方法と同じ利点を 有する。さらに、本発明に係るマルチスピンドルは、1つの工作物把持装置しか 必要としないという事実に基づいて、より簡単に構成することができ、したがっ てより安価に形成することができることを付言しておく。
「単純な」工作物については、本発明に係るマルチスピンドル自動旋盤の可能性 を最適に利用するために、スピンドルドラムに少くとも1つの他のスピンドル位 置が設けられ、そのスピンドル位置に未加工工作物を供給する他の供給装置と、 加工済の工作物自体、あるいは他の工作物把持装置と協働して、また他の操作ユ ニットと協働して搬出する搬出装置とが機能に応じて設けられており、かつ同ス ピンドル位置においてスピンドルドラムが歩道制御されるごとに交互に未加工工 作物の供給あるいは加工済工作物の搬出が可能であると、特に有利である。
前記スピンドル位置の配置は、原則的にはそれぞれの部品に必要な加工工程に適 合させることができる。好ましくは前記スピンドル位置は互いに対向して配置さ れ、特にマルチスピンドル自動旋盤の互いに対向する側からアクセスできるよう に配置される。
以上述べた実施例では、工作物把持装置の構造については詳しく述べられていな い。すなわち特に工作物を移し替えるときに時間を短縮するために、工作物把持 装置にスピンドル軸に直交して延びる軸を中心に回転可能な工作物把持爪が設け られていると有利である。この種の工作物把持爪を用いると、すでに方法に関し て述べたように、半加工の工作物を非常に効果的かつ迅速に移し替えることがで きる。
この把持爪が180°回転するために加工領域から外へ出ると、貴重な時間を費 すことになるので外へ出ないで済むようにするために、好ましくはマルチスピン ドル自動旋盤の加工領域は、該加工領域内で少くとも1つの工作物を把持した把 持爪がスピンドル軸に直交する軸を中心に回転可能であるよることが問題になる ので、工作物把持爪が、スピンドル軸に対して平行に整合されかつスピンドル軸 と直交する軸に関して180°の回転角度で互いに偏位して配置されている2つ の位置に固定可能であると有利である。すなわち最も簡単な場合には工作物把持 爪はこの2つの位置に正確に位置決め可能で、かつ同把持爪を一方の位置から他 方の位置へ移動させる駆動装置を有している0把持爪の他の回転位置を必要とす る本発明の実施例の場合には、把持爪が任意の角度位置で回転可能及びその位置 で固定可能であることも考えられる。
特に前記の実施例に対応して工作物把持爪、を容易に180゜回転させることが できるようにするために、工作物把持装置に把持爪に連続しかつその長手軸を中 心に回転可能なアームが設けられていると、有利である。しかし本発明の範囲内 にあるアームの移動可能性は必ずしもそれだけに限らないので、たとえば同じ側 に2つの把持爪が存在する場合には、アームを長手方向にも移動可能にすること が必要になる。
前述の本発明に係るマルチスピンドル自動旋盤の実施例の場合には、工作物把持 装置の外観がどのようであるかについてはまだ述べられていない、したがってた とえば工作物把持装置に二重爪が設けられていると好都合であって、それによっ てこの工作物把持装置は可能な限り短い時間で工作物の交換を行うことができる 。この場合に二重爪の構造としては多数のものが考えられ、たとえば工作物把持 装置のアームの同じ側に2つの把持爪を配置することができる。しかしまた、2 つの把持爪を互いに対向し、かつ互いに同軸になるように配置することも可能で ある。
工作物は通常スピンドルの締付は手段内に挿入し、かつこれから取り出さなけれ ばならないので、そのような場合には工作物把持装置をスピンドルの回転軸に対 して平行に移動可能にすることによって、工作物の正確な抜取りと挿入を保証で きることが必要である。
以上説明して来たマルチスピンドル自動旋盤の実施例においては、工作物把持装 置を加工領域の外部に配置して、そこへ把持して入れるようにしてもよい、しか しそうすると、加工工程の間安全°上の理由から、そしてまだ加工領域内には多 量の冷却剤及び澗滑荊が吹き付けられていることにより、また個々の作業工程で 飛散した削りくずによって塞がってしまうので、加工領域を開放しておかなけれ ばならないとぅ欠点が生じる。したがって本発明に係るマルチスピンドル自動旋 盤の好ましい実施例では、工作物把持装置は加工領域内に配置されており、かつ 選択されたスピンドル位置にも加工領域の外部に配置された工作物移送装置もア クセスし得る範囲内にあるので、工作物把持装置の工作物把持爪は、特に移替え の間、加工領域が閉鎖されていても作業することができ、かつ未加工の工作物を 把持しそして/あるいは加工済の工作物を取り出すためだけに加工領域を開放す るだけでよい。
工作物把持装置の移動可能性を工作物把持爪が行う動作にできるだけ多く適合さ せるために、工作物把持装置にはスピンドルに対してほぼ平行な揺動軸が設けら れているのでたとえば工作物把持装置が揺動軸の長手方向へ移動すると、自動的 にスピンドル軸に対して平行に移動することになる。
特に軸部品を把持するためには、工作物把持爪が径方向把持爪であると好都合で あることが明らかにされており、すでに本発明方法に関して説明したように、好 ましくはこの径方向把持爪によって工作物保持装置への引渡しを省略することが できる。というのは径方向把持爪が回転するとそれ以上の引渡しを行わずに軸部 品の方向転換が行われるからであって、したがって径方向把持爪が180°回転 すると軸部品のすでに加工された側面が選択されたスピンドル位置にいるスピン ドルへ挿入可能となる。
軸部品あるいは径方向把持爪によって把持する同様な部品を加工するのでない場 合、すなわち特に把持される部品を加工しようとする場合には、工作物把持爪が 軸方向把持爪であると好都合であることが明らかにされており、軸方向把持爪に よって把持すべき部品の前面あるいは端面から把持することができる。
工作物保持装置についてはまだ詳しく説明していない。すなわち、たとえば加工 領域を狭くして場所を節約するためには、工作物保持装置を加工領域の外部に配 置すると好都合である。そうするとさらに、工作物保持装置に設けられている締 付は手段の汚れに関して何ら問題が生じないという利点が得られる。
もちろん、工作物をできるだけ迅速に移し替えなければならないすべての場合に おいて、工作物保持装置が加工領域の内部に配置され、ていると好都合である。
というのはこの場合には工作物を移動させなければならない距離が著しく短縮さ れるからである。
工作物保持装置が対応するスピンドル位置に対して同軸に配置されている場合に は、工作物保持装置の特に効果的な配置が得られる。というのはそれによって工 作物保持装置は非常に迅速にスピンドルへ接近することができ、あるいはこのス ピンドルから離れることができるからであって、特に把持する際の心出しと工作 物のスピンドルへの挿入を省くことができる。
特に最後に挙げた例の場合には、工作物保持装置は対応するスピンドル方向にお いて往復移動することができるので、さらに工作物把持装置を使用せずに工作物 をスピンドルから工作物保持装置へ引き渡すこと、あるいはその逆が可能となる 。
本発明に係る装置の全く異なった他の実施例においては、工作物保持装置を工作 物把持爪に配置することも考えられるので、きわめて場所をとらない構造が提供 され、この場合にはさらに工作物保持装置も直接加工領域内で使用することがて きる。
以上説明したすべての実施例において、工作物ν%1の側面の締付固定から第2 の側面の締付は固定へと締付けがどのように交替されるかについてはまだ説明さ れていない、このためにたとえば、すでに本発明方法に関して説明したように、 多重の引渡しを行うことができる。しかしこのことは通常何回も締付は固定した り、あるいは把持したりする工程によって時間がかかるので、本発明の枠内で工 作物保持装置を工作物の方向転換装置とすることができるので、工作物の第1の 側面から第2の側面への締付は替えは、可能な限り少い引渡し操作によって行う ことができる。
特に、工作物を回転させて工作物保持装置へ引き渡し、あるいは切り取る実施例 においては、工作物保持装置にチャックが設けられていると有利であって、この 場合には特に、移替え前に工作物を不規則部分を生じることなく切り取ろうとす ると、工作物保持装置が同期スピンドルであることが必要となる。
しかしまた、本発明装置は棒状材料を直接加工するのにも適しているので、予め 未加工部品を規定の長さに形成することは不要である。この理由から棒状材料用 に設けられている本発明装置の実施例の場合には、未加工工作物の供給装置が、 それ用に設けられているスピンドル位置に対応した棒状のガイドであることが望 ましい、この場合には(チャックで把持される部品とは異なり)それぞれ第1の スピンドルへの未加工工作物の供給は、この第1のスピンドルが供給、搬出及び 移替え用に設けられているスピンドル位置へ来たときに、直接行われる。この場 合に、工作物把持爪に棒状材料が前進するときに規制部材として用いられるスト ッパ面が設けられ、かつ好ましくは棒状材料がストッパ面に当接したことを表示 する押しボタンが設けられていると有利であることが明らかすでに本発明に係る マルチスピンドル自動旋盤に関して説明したように、本発明の大きな利点は、第 1と第2のスピンドルに工作物の第1の側面と第2の側面を締付は固定するため の異なる締付は手段が設けられ、それによって締付は手段をそれぞれの要請に適 合させることができることである。
しかしまた、本発明に係るマルチスピンドル自動旋盤の成る特殊な実施B様の場 合には、第1と第2のスピンドルに工作物の両側を締め付けることができる締付 は手段が設けられていると有利である。というのは同じ締付は手段で締め付ける ことによって何も問題が生じない場合には、この種のマルチスピンドル自動旋盤 は自在に使用可能となるからである。
以上の説明においては、本発明に係るマルチスピンドル自動旋盤について、個々 のスピンドル位置において工作物を加工することに関しては詳しく述べられてい ない。工作物を加工するために設けられている各スピンドル位置に工具保持体が 設けられていると有利である。それによって工作物の供給、搬出及び移替え用の スピンドル位置は別として、少くとも各スピンドル位置に工具保持体が設けられ る。しかしまた、工作物の供給、搬出及び移替え用のスピンドル位置を同時に加 工に使用しようとする場合には、本発明によれば、このスピンドル位置にも少く とも1つの工具保持体が設けられる。
各スピンドル位置における工作物の加工は、本発明によれば、1つあるいは多数 のスピンドル位置に多数の工具保持体を設けることによって効果的に行うことが できるので、これらのスピンドル位置において同時に多数の切削工程を行うこと ができる。
本発明により、各スピンドル位置において前面の加工と後面の加工を行おうとす る場合には、工具保持体が少くとも1つの方向においてスピンドルへアクセス可 能であることが必要であるので、それぞれそのスピンドル位置において加工され るのが前面であるか後面であるかによって、それに応じて工具保持体をアクセス させることができる。
しかし、多数の工具保持体が少くとも1つの平面において移動可能である場合に は、本発明に係るマルチスピンドル自動旋盤はよりフレキシブルに構成され、か つ多数の工具保持体が3つの立体方向すべてに移動可能である場合には、最大の 柔軟性を得ることができる。
本発明の枠内では各スピンドル位置において工作物の前面と後面とを加工するこ とができ、かつ各スピンドル位置に設けられる工具保持体の数はスペースの関係 から任意に多くすることはできないので、好ましくは工具保持体に自在工具が装 備される。
同一の1つの工具保持体を用いて種々の加工工程を行う他の方法は、本発明によ れば工具保持体に組合せ工具、すなわちたとえば両側に異なる種類の工具を有し 、工具保持体を移動させることによって前記具なる工具を互いに独立して使用で きる種類の工具を装備することによって実現される。
以下の説明及び図面に示す幾つかの実施例は本発明の他の特徴及び利点を示すも のである0図面において、第1図は本発明に係るマルチスピンドル自動旋盤の第 1の実施例の概略斜視図、 第2図は、工具支持装置と工作物保持装置がない状態の第1図の2−2線に沿っ た断面図、 第3図は、第2の実施例の第2図に相当する断面図、第4図は第1の実施例によ って把持された部品を加工するスピンドルドラムの概路上面図で、工作物保持装 置は偏位して示されており、すべての工作物については単にその外形のみが示さ れており、 第5図、第6図及び第7図は把持された部品を加工する本発明方法による操作工 程を示す概略説明図、第8図は第2の実施例によるスピンドルドラムの第4図に 相当する概路上面図、 第9図は棒状材料を加工するスピンドルドラムの第4図と同様の概路上面図、 第1O図、第11図及び第12図は棒状材料を加工する本発明方法を示す第5図 、第6図及び第7図に相当する概略説明図、 第13図は棒状材料を加工する発明方法を用いて各スピンドル位置で行われる具 体的な切削工程を対比して示す説明図で、縦の各列には同時に行われる全切削工 程が概略図示されており、右の列と左の列は1ステツプずつずれており、第14 図は、棒状材料を加工する第2の実施例によるスピンドルドラムの第8図に相当 する概路上面図、第15図は、二重爪の変形列の一部破断側面図、第16図は第 3の実施例の第2図と同様な断面図である。
第1図は全体を符号10で示すマルチスピンドル自動旋盤の第1の実施例の詳細 を示すものであって、図には基台12とその上に取り付けられたハウジング部分 14及び16が示されており、ハウジング部分14と16の間にはマルチスピン ドル自動旋盤10の加工領域18が区画形成されている。
同様に基台12上に支持されているスピンドルドラム20はほとんどハウジング 部分14によって覆われているので、図ではスピンドルドラム20の加工領域1 8側の端面22しか見えない、スピンドルドラム20はほぼ水平に延びる回転軸 24を中心に回転可能であって、かつこのスピンドルドラムには全部で6本のス ピンドルS、−S4が設けられており、これらスピンドルS、〜S、はスピンド ルドラム20内においてそのすべてのスピンドル軸26がスピンドルドラムの回 転軸24に対して平行で、同回転軸から同じ距離を有し、さらに同回転軸24に 関して互いに等角度間隔を有するように配置されている。
特に第2図から明らかなようにスピンドルS、〜S6は、隣接し合う2本のスピ ンドル間の角度間隔に相当する角度ずつ歩道制御可能なスピンドルドラム20に よって、全部で6つのスピンドル位置I〜■へ移動可能であって、この場合にス ピンドル位置はハウジングに対して固定的に決定されており、スピンドルドラム 200回転につられて移動することばない、第2図に示すスピンドルドラム20 0制御位置においては、スピンドルS、はスピンドル位置Iに対応しており、ス ピンドルS2は位置■に対応している。スピンドルドラム20は矢印28で示す 反時計方向に回転する制御方向に従って歩道制御されるので、次の歩道ではスピ ンドルS、はスピンドル位置■に対応し、スピンドルS2はスピンドル位置■に 対応する。
各スピンドル81〜S6にはそれぞれ締付手段が設けられており、第2図の実施 例では締付手段はチャック30である。
このチャック30は、たとえば第5図に示す工作物Wの第1の側面W、あるいは 第2の側面W2を締め付けることのできる位置になければならない、工作物Wは 、順に設けられているスピンドルが工作物Wの第1の側面W、あるいは第2の側 面W2を交互に締め付けるように、スピンドルS、−S。
内に配置されている。たとえば第2図に示す実施例ではスピンドルSIが工作物 Wの第1の側面WIを締め付け、スピンドルS!が工作物Wの第2の側面W2を 締め付けることになるので、したがって工作物Wの第1の側面W1はスピンドル S+ 、Ss 、Ss内で締め付けられ、工作物Wの第2の側面W2はスピンド ルSt 、Ss 、S、内で締め付けられる。
スピンドル位置■には第1の工作物把持装置34が設けられており、この把持装 置によってハウジング部分14の加工領域18側の端面36上でスピンドルドラ ム2oの何方においてスピンドル軸26に対してほぼ平行な揺動軸38を中心に 回動可能に軸承されているアーム40が把持されており、こΦアームはスピンド ル軸に対してほぼ垂直な面に延びており、かつこのアームの外方端部には互いに 対向している2つの工作物把持爪G、とG2からなる二重爪42が設けられてい る。工作物把持装置34のアーム40の長さは、把持装置34がスピンドル位置 ■へ揺動して来たときに(第2図)工作物把持爪G、とGtがこのスピンドル位 置■にあるスピンドル(第2図ではスピンドル6)に対して同軸状となり、それ によってスピンドル6が締付は固定されている工作物Wを捕捉することができる ように選択されている。この位置において工作物WをスピンドルShから取り出 し、あるいはまたスピンドル6に挿入することができるようにするために、工作 物把持装置34のアーム40はその揺動軸38方向へ移動することができるよう に軸承されている。
揺動軸38を中心にアーム40が揺動することによって工作物把持装置34は工 作物移送装置44に対応する位置(第2図中1点鎖線で示す)へ揺動移動するこ とができ、このとき二重爪42は円形の揺動軌跡46に沿って移動する。工作物 移送装置44は加工領域18の外部に設けられており、かつハウジング部分14 の前面48に沿って配置されている。
詳しく言うと工作物移送装置44には支持体50と、ガイド52を通って支持さ れているコンベヤベルト54とが設けられており、コンベヤベルト54には工作 物Wに適合した切欠部56が形成されている。工作物Wはほぼ水平な位置で切欠 部56内に保持されているので、切欠部56内に保持されている工作物Wの軸線 58は垂直方向に延びている。
二重爪42が移送装置44内にある工作物W(その軸線58はほぼ垂直方向に延 びている)にもアクセスし、かつスピンドル位置■にある工作物W(その軸線は スピンドル軸26に対して平行で、したがってほぼ水平に延びている)にもアク セスできるようにするために、二重爪42は工作物把持装置34のアーム40の 、スピンドル軸26に対して直交して延びる長手軸線60を中心に回転可能でな ければならない。
工作物移送装置44は次のように制御される。すなわちそれぞれ切欠部56が、 その中に収容されているあるいは収容されることになる工作物Wの軸線58が、 工作物移送装置44に対応した位置にある二重爪42の把持爪G、あるいはG! の一方と同軸状に位置することによって、工作物Wを切欠部56へ挿入しあるい はそこから取り出すことができるように、制御される。
スピンドルS t ”’ S &内に保持されている工作物Wをスピンドル位’ fl I〜■において加工するために、各スピンドル位置I〜■には工具キャリ ジ62が設けられており、この工具キャリジには工具66を有する工具ホルダ6 4が支持されている。工具キャリジにはそれぞれ同工具キャリジに対応する各ス ピンドル位21〜■に従ってそれぞれのスピンドル位置に対応する番号1〜■と aあるいはbの符号が付されている。
したがってたとえばスピンドル位置Iには符号1.で示す工具キャリジ62が設 けられており、スピンドル位置■には符号■、と■1で示す2つの工具キャリジ 62が設けられている。これらの工具キャリジは通常は、互いに垂直をなす2つ の方向で決められる少なくとも1つの平面内を移動することができる。なお、工 作物把持装置34がアクセスするスピンドル位置■には符号■1で示す工具キャ リジ62も設けられていることを付言しておく。したがって各スピンドル位21 〜■において、スピンドル5l−3&内に締付は固定されている工作物Wをそれ ぞれの工具キャリジ62に支持された工具66を用いて加工することができる。
さらに、特に第1図から明らかなように、各スピンドル位置I−Vにはさらに他 の工具保持装置68が設けられており、この工具保持装置68はそれぞれスピン ドル軸26に対して平行に、それぞれのスピンドルS、−SS内に締付は固定さ れた工具の方向へ摺動することができる。これら工具保持装置68にはそれぞれ 工具70が支持されている。好ましくは工具保持装置68の工具70は孔を形成 したり環状溝を刻設するのに用いられ、工具66の方は主として工作物Wの側面 の加工に用いられる。最も単純な場合には、工具保持装置68はそれぞれのスピ ンドル軸26に対して同軸状に設けられ、かつ工具70としてドリルを有する。
後述するように、工具66と工具70が互いに独立して使用することのできる2 つの刃を有する少なくとも部分的に組み合わせられる組合せ工具であると、特に 有利である。すなわち、たとえば工具70の一方に孔を形成する切削プレートを 設け、反対側にねじを刻設する切削プレートを設けることができる。もちろんこ の場合には工具保持装置68は対応するスピンドル軸に対して平行にだけではな く、垂直にも移動可能でければならず、それによって、切削プレートのそれぞれ 一方だけを使用することができる。同じことが工具キャリジ62についてもあて はまり、工具キャリジ62が組合せ工具ヲ有する場合には、それぞれのスピンド ル軸26に対して径方向72のみに移動できるだけではなく、さらにこの径方向 72に対して垂直な少なくとも1方向に移動できなければならない。この方向と しては、たとえばそれぞれのスピンドル軸26に対して平行な方向が考えられる 。しかしまた、この方向がハウジング部分14の端面36に対して平行であって もよい。
本発明に係る装置の第1の実施例においては、スピンドル位置■には工具保持装 置68は設けられておらず、その代わりに押込装置74として形成された工作物 保持装置が設けられており、この工作物保持装置はこのスピンドル位置■にある スピンドルのスピンドル軸26と同軸状に配置されており、かつ同スピンドル軸 方向に摺動可能である。押込装置74のそれぞれのスピンドル側の端部には締付 は手段が設けられており、この締付は手段はたとえば舌片あるいはチャックなど とすることができる。押込装置74はスピンドル位置■にいるスピンドルの方向 において、同スピンドル内に締付は固定されている工作物Wの自由な側面W、あ るいはW2ヘアクセスできる距離だけ移動することができる。
本発明に係るマルチスピンドル自動旋盤10の第2の実施例においては、スピン ドルドラム20の回転軸24を含んで延設する鉛直な中心平面25に関して鏡像 を形成する位置に第2の工作物把持装置34′が設けられており、これは工作物 把持装置34と同一である。したがって工作物把持装置34′の各部分には工作 物把持装置34の場合と同一の参照符号にダッシュをつけた符号が付されている 。この工作物把持装置34′の説明については、工作物把持装置34の説明と同 様であることを付言しておく。
工作物把持装置34′にも同様に工作物移送装置44′が設けられており、この 工作物移送装置44′は工作物移送装置44と同様の部分を有するので、同一部 分についてはすべて同一の参照符号が付されているが、工作物把持装置44′の 場合にはさらに符号にダッシュが加えられている。
さらに、スピンドル位置■にも押込装W74′として形成された工作物保持装置 が設けられており、これは押込装置74と同一の操作を行うことができる。
本発明に係るマルチスピンドル自動旋盤の第1の実施例の機能を、把持される部 品である工作物Wを例にとって第4図〜第7図を用いて説明する。ここではスピ ンドルS、−S。
のチャック30は把持される部品である工作物Wの第1の側面W1と第2の側面 W2を締付は固定するのに適していることを前提としている。特にスピンドルS t 、S3 、Ssは工作物Wの第1の側面Wlを締付は固定するのに適し、ス ピンドルsz、s、、s、は工作物W4の第2の側面wtを締付は固定するのに 適しているものとする。
本発明方法を実施することについては、第4a図と第4b図にその概略が示され ている。これらの図では工作物W自体は示されておらず、単にその締付は外形の みが1点鎖線で示されている。第4 ’a図と第4b図の違いは、第4b図に示 されるスピンドルドラム20は第4a図に比べて1ステップ歩進されていること である。したがって第4b図においてはスピンドルS4がスピンドル位?&VI にあるが、第4a図においてはスピンドル位置■にあるのはスピンドルS、であ る。
第4a図に示すように、把持される部品Wの第1の側面W。
を締付は固定するために設けられているスピンドルS、がスピンドル位置■に到 着すると、次に示す処理段階が実行される。
まず、スピンドルS、内に第1の側面W、を締付は固定されている把持部品W1 .は、スピンドル位置1〜■を通る加工工程を既に経ており、したがって半加工 部品W、となっており、この半加工部品W1は図示しない爪G2によって取り出 され、見やすくするために第4図の左側にずらして示されている押込装置74へ 供給され、この押込装置74もこの半加工部品Whの第1の側面W1を捕捉する 。続いて「空」になったスピンドルS、には、工作物移送装置44から供給され る未加工の工作物あるいは未加工部品Wrが爪G、によって挿入されて、同スピ ンドルSl内に締付は固定される。
次には第4b図に示すように、スピンドルドラム20が1ステップ歩進される。
スピンドルS、内に締付は固定されている未加工部品W、。
がスピンドル位置lに位置して、そこで所定のプログラムに従って加工される。
スピンドル位置■にはスピンドルS、が到着しており、このスピンドルS、には 工作物Wの第2の側面W!が締付は固定されている。第2の側面W!を締付は固 定されている工作物Wはすでにスピンドル位置1〜■を2度通過しており第1回 目は第2の側面W2を加工されて半加工部品W1にされ、第2回目は第1の側面 W、を加工されて完成部品Wfにされている。この完成部品W、は爪Glによっ てスピンドルSIから取り出されて、工作物移送装置44へ供給される。続いて 「空」になったスピンドルS、には押込装置24からその第1の側面W1を締付 は固定された半加工部品W1が送られて来るので、この半加工部品の第2の側面 W:をスピンドルS6によって締付は固定することができる。その後にスピンド ルドラム20が再び1ステップ歩進されるので、今度はスピンドルS、がスピン ドル位置■へ来る。スピンドルS、内に締付は固定されている半加工部品Wkは 後続のすべてのスピンドル位置1〜■を通過して、完成部品W、として再びスピ ンドル位置■へ到着するので、そこから取り出すことができる。
スピンドルS、がスピンドル位置■へ来ると、第4a図で述べたのと同じ状況、 すなわち第4a図で説明したのと同じ加工工程が繰り返されるが、スピンドル位 置■へ来るのはスピンドルS、ではなくスピンドルS、であることのみが異なっ ている。
第4a図と第4b図に示す本発明方法を、次のように要約することができる。即 ち、 まずスピンドル位置■において未加工部品W、、の第1の側面WrIがスピンド ルSt 、Ss、Ssのいずれかに締付は固定される。未加工部品W、はこの締 結状態でスピンドル位置1〜■を通過して、その第2の側面W、2を加工された 後に半加工部品W1としてスピンドル位置■へ到着する。この位置において半加 工部品W1は取り出されて、押込装置74へ取り付けられて、そこで次のステッ プを待ち次のステップが来ると押込装置74によってスピンドルS、、S−・  S6のいずれかに挿入されて、第2の側面W2を締付は固定される。
したがってスピンドル位置1〜Vを通過するときに第1の側面WkIを加工する ことができるので、この半加工部品W、は完成部品Wfとしてスピンドル位置■ へ到着し、そこから取り出すことができる。
次に、未加工部品W1.が供給され、半加工部品W、が移し変えられ、完成部品 Wfが取り出されるときにスピンドル位置■で行われる工程について第5図〜第 7図を用いて説明する。
まず最初に、工作物移送装置44によって未加工部品としての工作物W、、が供 給されて、切欠部56内に次のように、すなわち工作物把持装置34が工作物移 送装置44に対応する位置(第2図において1点鎖線で示す)にあるときに工作 物Wrの第2の側面Wr!が工作物把持爪G、にょって捕捉されることができる ように、位置決めされる。工作物把持装置34は揺動軸38を中心に揺動してス ピンドル位置■に対応する位置へ移動され、このとき同時に二重型42がアーム 40の長手軸60を中心に所定距離回転されて、二重型42は、爪G2がスピン ドルSIと対向した状態でスピンドル位tVIにあるスピンドルSlに対して同 軸状になる。故に爪G。
に第2の側面Wr2を把持されている工作物W、、はスピンドルS1と反対側に ある。この位置において二重型42は、スピンドル位置■内にあるスピンドルS Iとこのスピンドル位置に対応する押込装置74との間に位置する(第5a図) 。
スピンドルS+、S!、S%は工作物Wの第1の側面WIを締付は固定するため に設けられていることはすでに説明した。この理由から、第5a図に示すように 、スピンドルS。
には第1の側面Wlを締付は固定されて1サイクルの加工工程を経て半完成状態 に加工された工作物W1が支持されている。すなわちスピンドルSl内に締付は 固定されている工作物W、はスピンドルドラム20の6歩進前にスピンドル位置 ■においてスピンドルS1へ挿入されており、スピンドル位置I−Vを通過する 際に工具66と70によって加工されて半加工部品にされているので、第5a図 に示すように段付きの孔80を有し、かつ周囲82にも加工を施されている。
工作物把持装置34は、矢印100で示すように、揺動軸3日の方向においてス ピンドルsIまで移動されるので、把持爪G2はスピンドルS1内に締付は固定 されている工作物Wkの第2の側面W1□を把持することができる(第5b図) 。
スピンドルS1内に締付は固定されている工作物wkを把持爪G2によって把持 することができるようにするために、スピンドルS1のチャック30が開放され る。それによって工作物把持装置34は再び揺動軸38の方向においてスピンド ルS、から矢印102の方向へ移動することができるので、二重型42は再びス ピンドルS、と押込袋274との間に位置する(第5C図)0次に矢印104で 示すように二重型42が180°回転することによって、未加工部品W、を有す る把持爪G、がスピンドルS、と向き合う(第5d図)。
未加工部品W、、のスピンドルSlへの挿入は、揺動軸38に対して平行に工作 物把持装置34を矢印106で示すようにスピンドルS、方向へ新たに移動させ ることによって行われるので、工作物W、の第1の側面wrsがスピンドルS1 のチャック30へ挿入されて、次に締付は固定することができる(第5e図)0 把持爪G、が開放した後に、工作物把持装置34は再び矢印108で示すように スピンドルSIから離れる方向へ移動されて、スピンドルS、と押込装置74と の間の位置に来る。したがって未加工部品WrはスピンドルS1内に締付は固定 されて、次にスピンドル位fiI−Vのすべてを通過する加工サイクルを経るこ とができる(第5f図)。
このためスピンドルドラム20は1ステップ歩進されるので、第6a図に示すよ うに、スピンドルS、がスピンドル位置■へ来る。すると第6b図に破線で示す 未加工部品Wrを有するスピンドルS、がスピンドル位21へ来て、そこでたと えば工具66によって加工される。
スピンドルドラム20がさらに歩進される前あるいはその間に工作物把持装置3 4は揺動軸38に対して平行に押込装置74方向へ移動されるので、把持爪G、 内に保持されている半加工部品W6は押込装置74の締付は手段76によって捕 捉することができる。
すでに冒頭で述べたように、スピンドルSt 、Ss 、S&は工作物Wの第2 の側面W2を締付は固定するために設けられている。第6a図に示すスピンドル Shはスピンドル位置■に来たときには、完成部品を示す工作物Wfを保持して いる。この工作物は、後述するように、6歩道前に半加工部品W1としてスピン ドル位置■においてスピンドルS、に挿入されており、スピンドル位gI−Vを 含む1加エサイクルを経ており、そのときに工作物Wfはたとえば他の段付き孔 84を形成され、さらに第1の側面Wflに対応する周囲86にも加工を施され ている。したがって工作物Wfは完成部品としてスピンドル位置■へ来ている。
把持爪G2が開放した後に、工作物把持装置34は揺動軸38に対して平行に矢 印112で示すスピンドルS6方向へ移動されるので、把持爪G、は完成部品W 、の第1の側面Wf。
を捕捉することができる(第6b図)。
スピンドルS6のチャック30が開放されるので、工作物把持装置34は矢印1 14方向へ移動して、二重型42がスピンドルS、と押込袋W74との間に来る 位置へ達することができる(第6C図)。完成部品W、を取り出すために、二重 型を有する工作物把持装置全体が揺動されて工作物移送装置44に対応する位置 へ移動され、同時に長手軸60を中心に90°回転されて、完成部品Wfはコン ベヤベルト54の切欠部56へ移し変えられることができ、このコンベヤベルト の切欠部からは予め未加工部品としての工作物W、、が取り出されている。
二重爪42はもはや押込装置74とスピンドルS6との間には位置していないの で、押込装置74は矢印116で示すように第6c図に示す位置からスピンドル S、の方向へ移動して、スピンドルShに半加工部品W1を引き渡すことができ る(第6d図)。半加工部品を引き渡した後に押込装置74は矢印118で示す ようにスピンドルS6から離れる方向へ移動して、再び初期位置へ戻る(第6e 図)。スピンドルS。
内には半加工部品Whの第2の側面W1□が締付は固定されており、この半加工 部品Wkは次gこスピンドルドラムが歩進することによってスピンドル位置I〜 ■における加工サイクルを経ることができる。
スピンドルドラム20が新たに1ステップ歩進された後に、スピンドル位置■に はスピンドルS、が現われ、このスピンドルS、には半加工部品W6の第1の側 面W11が締付は固定されている(第7図)。したがって第5a図の場合と同一 の状況となり、第5図と第と6図に示されているのと同じ工程が実施される。も ちろんそのためには前板て工作物把持装置34によって工作物移送装W44から 未加工部品W、を取り出すことができなければならず、そのためには工作物移送 装置は加工の完了した工作物Wfの挿入後に所定距離移動して、把持爪G、はそ れに続く切欠部56内に再び未加工部品W。
を把持することができる。スピンドル位置■にあるスピンドルS、において、そ の前にスピンドルSlがスピンドル位置■にあったときに説明したすべての引渡 しが行われて、スピンドルドラム20はまた1ステップ歩進されるので、スピン ドル位置■にはスピンドルS4が現われて、第6a図と同じ状況となり、その結 果第6a図〜第6e図で説明した引渡しが行われる。
第8a図と第8b図には、第3図に示す第2の実施例に基づきマルチスピンドル 自動旋盤で本発明方法を実施することの概略が示されている。
ここでも第8a図と第8b図とは第8b図に示すスピンドルドラム20が第8a 図に示すスピンドルドラムより1ステップ歩進されている点で互いに異なってお り、その結果として第8b図においてはスピンドルS、がスピンドル位置■に来 ているが、第8a図ではスピンドルSIがスピンドル位置■に来ている。
第4a図と第4b図に示す第1の実施例とは異なり、第2の実施例の場合には、 スピンドル位置■において未加工部品W、として供給され完成部品Wfとして運 び出される工作物Wと、スピンドル位置■において未加工部品■、として供給さ れ完成部品V、として運び出される工作物Vが同時に加工される。
第8a図に示すように、スピンドルS1がスピンドル位置■に到達すると、そこ で第1の側面v1を締付は固定されておりしたがってすでに第2の側面を半製品 Vhに加工されている工作物Vが取り出されて、見やすくするために左へずらし て示されている押込装置74へ供給され、この押込装置も工作物の第1の側面W 、を捕捉する。スピンドル位置■へ到着したこの半製品v1は元はスピンドル位 tI[[(第8b図参照)で未加工部品v7として挿入され、第1の側面を締付 は固定され、したがってスピンドル位置■とVで第2の側面を加工されている。
そして「空」になったスピンドルSIへ外部から工作物Wの未加工部品W、が挿 入されて、同様に第1の側面W、を締付は固定される。この未加工部品W、、は スピンドル位置Iと■を通過するときに第2の側面を加工されて、半加工部品W 。
としてスピンドル位置■へ達する(第8b図参照)。ここでこの半加工部品W1 がスピンドルから取り出されて、押込装置74′に挿入され、このとき同時に空 になったスピンドルに未加工部品V7が供給される。
第8b図ではスピンドルドラム20は1ステップ歩進されており、すなわち今度 はスピンドルS6がスピンドル位置■へ来ている。このスピンドル位置■には第 2の側面W2を締付は固定された完成部品W、が来ており、ここから運び出され る。この完成部品Wfは前に半加工部品として(第8a図)スピンドル位置■に おいて押込装置74′から取り出されてスピンドルへ挿入され、このスピンドル 内に第2のN面wzを締付は固定されている。したがってこの半加工部品Wkは スピンドル位置■とVを通過するときに第2の側面Wbtを加工されて、完成部 品W、としてスピンドル位置■へ到着している。
空のスピンドルShには、その前の歩道時に押込装置74へ供給された半加工部 品v1が挿入されてその第2の側面v1を締付は固定される。この半加工部品v 1はスピンドル位Wlと■を通過し、そこで第1の側面W□を加工されて、完成 部品V、としてスピンドル位置■へ到着する(第8a図参照)、このスピンドル 位置■において完成部品vfが取り出されて運び去られ、このときに同時に、す でに説明したように、「空になった」スピンドルに半加工部品W1が挿入されて 、その第2の側面Wbxを締付は固定される。
したがって、マルチスピンドル自動旋盤の第2の実施例の場合には、本発明方法 は次のように行われる。すなわちスピンドル位?IEVIにおいて未加工部品W rがスピンドルSl+S、、S、のいずれかによって第1の側面を締付は固定さ れて、このスピンドルと共にスピンドル位iffと■を通過して、半加工部品W 1としてスピンドル位置■へ到着し、そこで取り出されて半加工部品W1として 押込装置74′へ挿入される。この押込装置74′内では半加工部品W1がスピ ンドルドラム20の次の歩道を待機しているので、スピンドル位置ビンドルS!  、Sa 、Saのいずれかへ挿入されて、そのスピンドルにより第2の側面W □を締付は固定される。この締付は固定された状態で半加工部品W&はスピンド ル位置■とVを通過し、そこで第2の側面に加工を施される。そして半加工部品 Wk、が完成部品W、としてスピンドル位置■へ到着すると、そこで取り出され て運び去られる。工作物Vに関しても同様であって、必ずスピンドル位置■を通 ることはもちロンである。未加工部品vrがスピンドル位置■においてスピンド ルs、、s、、ssのいずれかへ挿入されて、そこで第1の側面■、Iを締付は 固定される。この締付は固定状態においてスピンドル位置■と■を通過してそこ で第2の側面V、を加工されて、半加工部品■1としてスピンドル位置■へ達す る(第8a図参照)。ここで未加工部品vhが取り出されて押込装置74へ挿入 される0次の歩道の後に半加工部品V1は再び押込装置74から取り出されて、 スピンドルSt、Sa、Sbのいずれかへ挿入されて、そこで第2の側面■、、 2を締付は固定される。次に第1の側面V11の加工がスピンドル位置Iと■に おいて行われ、完成品までに加工された半加工部品■1が完成部品■、として再 びスピンドル位置■へ達し、そこから運び出される。
スピンドル位置■と■で行われる各入替工程は第5図〜第7図の入替工程と同様 であるが、このスピンドル位置■と■で入れ替えられる半加工部品Wk、V、は このスピンドル位置で供給されるのではなく、それぞれ他方のスピンドル位置で 供給されることだけが異なっている。したがってその他の点については、第5図 〜第7図に関する説明の該当する箇所を参照するとよい。
上述の説明から明らかなように、工作物WとVは原則的に異なる工作物とするこ とができるが、しかし、スピンドルSt 、Sa 、Ss及びスピンドBy S  z * S a + S bが装備を変えることなく、工作物WとVの第1の 側面ないし第2の側面を締付は固定することができるという類領性を持たなけれ ならない。しかしまた本発明方法の枠内で同一の工作物Wと■を加工することも でき、その場合にはこれら工作物Wと■に関してはそれぞれ全部で4つの加工位 置があれば十分なので、本発明に係るマルチスピンドル自動旋盤の効率を2倍に することができる。
本発明に係るマルチスピンドル自動旋盤の第1の実施例では、棒状材料の加工も 行うことができる。したがってこのような場合には工作物Wは未加工の把持され る部品として供給されるのではなく、棒状材料の形で供給される。この理由から スピンドルSt 、Sa 、Ssにはそれぞれチャック3oが設けられておらず 、それぞれコレット32が設けられており、この場合に棒状材料120はコレッ ト32に対して同軸状にスピンドルSt 、S2 、S%を通して供給される。
さらに工作物保持装置は押込装置ではなく、同期スピンドル74であって、この 同期スピンドルはスピンドル位置■にあるスピンド第1図と第2図に示す第1の 実施例によるマルチスピンドル自動旋盤で棒状材料を加工する本発明方法を実施 する概略が第9a図と第9b図に示されている。ここでは工作物W′自体は図示 されておらず、それぞれ締付は外形のみが1点鎖線で示されている。
第9a図から明らかなように、スピンドル位置■ではスピンドルSIに入った半 加工部品Wh′が到着している。しかしこの半加工部品はまだスピンドルS、な いしそのコレット32を通して同軸に移動される棒状材料と結合されている。
この理由からスピンドル位置■においては半加工部品w1′の単純な付は変えは 行われず、コレットに対して同軸に配置された同期スピンドルが半加工部品上に 移動されて、これを捕捉し、そして同期スピンドル74によって半加工部品W、 ’が棒状材料120から切り取られる。それによって半加工部品Wh′は同期ス ピンドル74へ引き渡されるので、棒状材料を後方へ移動させることによって新 たな未加工部品w1′をスピンドル位置1−Vにおいて加工に供することができ る。
スピンドルドラム20が1ステップ歩進した後に、スピンドルS、がスピンドル 位置■へ到着する。この状況は第9b図に示されている。この位置においてスピ ンドルS、にはすでに完成部品W、′が支持されており、これが運び去られる。
「空」になったスピンドルS、には同期スピンドル74内に一時的に保持されて いた半加工部品Wh′が、スピンドルSl上に第2の側面W、を締付は固定され るように挿入される。
その後にスピンドルS、はスピンドル位置■〜■を通過することができ、半加工 部品Wk′は完成部品Wf′として再びスピンドル位置■へ到着するので、これ をそこから取り出すことができる。
したがって要約すると、スピンドル位置■において棒状材料120を前へ摺動さ せることによってスピンドルS1.S2+S、へ未加工部品W、′がセットされ 、この未加工部品はスピンドル位置1〜■を通過した後に再びスピンドル位置■ へ到着して、同期スピンドル74によって切り取ることにより半加工部品Wh’ としてスピンドル位置■から取り出されて、同期スピンドル74内へ一時的に保 持された後に半加工部品W1′として再びスピンドルSt 、Sa 、S6へ挿 入されて、第2の側面W。′を締付は固定されてスピンドル位置1〜■を通過す るので、完成部品Wf′として再びスピンドル位置■へ到着する。
スピンドル位置■で行われる個々の処理工程について第10図〜第12図を用い て以下で説明する。
スピンドル位置■にスピンドルS、が現われるとすぐに、スピンドルSlが工作 物W1−を保持する。この工作物Wkはそれ以前のスピンドル位fI〜■におけ る加工サイクルによってたとえば溝122ないし孔124を形成されており、半 加工部品となっている。この半加工部品はもちろんまだ棒状材料120と結合さ れており、かつそれによって棒状材料120を締付は固定している。コレット3 2もまだスピンドルSl上に締付は固定されている(第10a図)、半加工の工 作物w1′を切り取るために、初期位置においてはスピンドルS、がら離れて配 置されている同期スピンドル74が矢印126方向にスピンドルSl上へ移動す るので、そのチャック76が工作物Wh′の第2の側面W1′を締付は固定する ことができる(第10b図)、スピンドルSIと同期スピンドル74が共に回転 された後に、スピンドル位置■に対応する工具キャリジ■、とこれに保持されて いる工具66によって工作物W1′の切り取りが行われ、このときに切取り後に 工作物Wh′は同期スピンドル゛74のチャック76内に締付は固定されたま\ である。次に同期スピンドル74が矢印128で示すようにスピンドルS1から 離れる方向に初期位置へ戻され、スピンドルS1内の棒状材料120はコレ、ト 32を一時的にゆるめて同期スピンドル74方向へ所定距離移動することができ 、未加工部品であるこの工作物W1′はスピンドルS1内へ締付は固定されて、 スピンドル位置■〜■における次の加工サイクルに使用することができるので、 スピンドルドラム20が6ステツプ歩進した後にスピンドル位置■には溝122 及び孔124を有する半加工の工作物Wb′が到着する。
棒状材料120を前へ移動させるときの棒の前進距離を正確に決定し、かつ測定 しなければならないので、このために把持爪G、が棒の移動路においてスピンド ルS、の所定距離前方へ移動されて、それによって棒の前進を規制するス)7パ として用いられると有利である。
スピンドルドラム20がさらに1ステップ歩進された後にスピンドルS、はスピ ンドル位71に来て、スピンドルS6がスピンドル位置■へ来て(第11a図) 、このときにさらに同期スピンドル74のチャック76内には半完成の工(11 W、′が保持されている。未加工部品である工作物を有しスピンドル位21にい るスピンドルS、は、第11a図では点線で示されている。
この位置において工作物把持装置34はスピンドル位置■に対応する位置へ揺動 されるので、二重爪42はスピンドル軸26と同軸となり、したがって同期スピ ンドル74に対しても同軸となる。
スピンドルS6には工作物Wf′の第2の側面が保持されており、この工作物W f′はスピンドル位fI〜Vにおける先立つ加工サイクルにおいてさらに溝12 6と孔12Bを形成されており、完成部材として示されている。完成部品であっ てまだスピンドルS、内に締付は固定されている工作物Wf′を二重爪42の工 作物把持爪GIへ引き渡すこと及び半加工部品であってまだ同期スピンドル74 内に締付は固定されている工作物Wh′の把持爪G2への引渡しは、工作物把持 装置34をその揺動軸38の方向においてスピンドルS6まで移動させ、同時に 同期スピンドル74を同方向へ移動させることによって行われるので、把持爪G 、は完成部品Wf′の第1の側面W、、’を捕捉し、把持爪G2も半加工部品W h′の第1の側面wh、 ’を捕捉することになる(第11b図)。
把持爪G、と02が閉鎖され、かつスピンドルS、のチャック30と同期スピン ドル74のチャック76が開放された後、同期スピンドル74と工作物把持装置 34が矢印132で示すようにスピンドルS、から離れる方向へ移動されるので 、第7C図に示すように、同期スピンドル74は初期位置へ戻り、二重爪42は スピンドルS、と同期スピンドル74との間に位置する。
二重爪42がアーム40の長手軸60を中心に180°回転した後に、半加工部 品Wb’を有する把持爪42はスピンドルS1内へ向くので(第1id図)、半 加工部品は二重爪42が矢印134方向へ移動することによってスピンドルS6 の自由なチャック30へ挿入されて、そこで締イ1け固定される(第1ie図) 0把持爪G2が開放された後に、工作物把持装置34は再び矢印136で示すよ うにスピンドルS6から離れる方向へ所定距離移動されて、二重爪42はスピン ドルS6と同期スピンドル74との間に位置する(第11f図)。
したがってスピンドルS6内には半加工部品W、′が締付は固定されており、こ の半加工部品はスピンドル位zl−Vにおける次の加工サイクルを経ることがで き、かつこの加工サイクルを経た後にスピンドル位置■に完成部品Wf′として 到着する。
把持爪G1内には完成部品Wf′のみが保持されており、この完成部品Wf′は 工作物把持装置34が揺動軸38を中心に揺動して工作物移送装置44に対応す る位置へ移動することによって、工作物移送装置44の切欠部56の1つへ放出 される。したがってこの第2の実施例の場合には、工作物移送装置44は完成部 品の搬出に用いられるだけであって、未加工部品の供給には用いられない。
次の工程として、スピンドルドラム20が1ステップ歩進されるので、スピンド ルSSがスピンドル位置■へ現われ(第12図)、このスピンドルS、はスピン ドルS、と同様にそれ以前に加工サイクルを経ていることによって形成された半 加工部品を保持している。この半加工部品についてもスピンドルS、内の半加工 部品の場合と同様なことが行われ、すなわち同期スピンドル74の助けによって 切取りが行われるので、次に半加工部品Wh′の第2の側面W1□′が同期スピ ンドル74のチャック76に締付は固定される。現在スピンドル位置lにいるス ピンドルS、は1点鎖線で描き加えられている。同様に把持爪42も1点鎖線で 記入されており、把持爪42はこの位置において完成部品を工作物移送装置44 に引き渡す。
初めに説明した本発明に係るマルチスピンドル自動旋盤の第1と第2の実施例を 用いて、未加工の工作物Wrの供給、完成まで加工された工作物Wfの搬出、及 び第1のスピンドルとも称すべきスピンドルSt −Ss 、Ssから第2のス ピンドルとも称すべきスピンドルSt 、S4.S6への半加工部品の移し変え 、同時に工作物の第1の側面W、の締付は固定から第2の側面W2の締付は固定 への切り替えをチャックで把持される部品と棒状部品について例を挙げて説明を 行った。しかし、スピンドル位置1−Vにおける加工工程についての説明は行わ れていない。
未加工部品を半加工部品に加工する加工サイクルの場合に第1のスピンドルに保 持されている未加工部品も、半加工部品を完成部品に仕上げる加工サイクルの場 合に第2のスピンドルに保持されている半加工部品も全スピンドル位fi1〜■ を通過するので、本発明によればスピンドル位置1−Vには、できるだけ各スピ ンドル位置■〜Vにおいて工作物の加工を行うことができるように、工具66及 び/あるいは70が設けられている、これはマルチスピンドル自動旋盤のNC’ ffAjBを十分に利用すれば簡単に行うことができる。というのは工1キャリ ジ62も工具保持装置68もそれぞれスピンドル位置にあるのが第1のスピンド ルであるか、あるいは第2のスピンドルであるかに応じて、加工すべき部分に従 って制御することができるので、たとえば未加工部品を半加工部品に加工する場 合に使用される自在工具を半加工部品を完成部品に加工する場合とは異なる切削 目的に使用することができるからである。
さらに、すでに述べたように2つの刃を有する組合せ工具を使用することができ るので、一方の刃を未加工部品を半加工部品に加工するサイクルに使用し、他方 の刃を半加工部品を完成部品に加工するサイクルに使用することもできる。
もちろん、各スピンドル位置において多数の工具を同時に使用することも可能で ある。たとえば第2図に示すスピンドル位置![[、TV、Vにおいて、工具キ ャリジI[1,、IV、 、 V。
の工具66と工具キャリジmb 、 IV、 、 V、の工具とを同時に使用す ることも可能である。さらに、加えてこれらのスピンドル位置に対応する工作物 保持装置68の工具7oを使用することも考えられる。
このように各スピンドル位置1−Vにおいて工具を多重に使用できることによっ て、特に複雑な切削目的の場合に工作物Wの加工が容品になり、したがって1個 を仕上げるのに要する時間が極めて短縮される。
さらに述べておかなければならないことは、スピンドル位置■に対応する工具キ ャリジ■、も、棒状部品を切り取る以外にチャック部品の場合あるいは棒状部品 の場合にも他の加工工程、たとえば部品をねじ切るのにも使用できるということ である。というのは通常はそれぞれの制御ステップの間において十分な時間を使 用できるからである。すなわち個々の制御ステップ間の時間は、スピンドル位置 ■〜■のいずれかにおいて最も長く続く加工時間によって決定されているので、 スピンドル位置■にあるスピンドルと把持爪との間及び同期スピンドルと押込装 置との間で部品を引き渡す各引渡し工程に要する時間は問題にならない。
本発明に係るマルチスピンドル自動旋盤の第1の実施例を用いて、多数の加工工 程について各スピンドル位fi1〜■において棒状材料を加工する際の個々の作 業工程を例示して、第1のスピンドルs、、S!、ssあるいは第2のスピンド ルSz、Sa、Si内に締付は固定されている工作物の異なる加工あるいは一部 同一の加工についてもう1度詳しく説明する。そのために第13a図〜第13f 図にはスピンドル位WI〜■において同一時点で加工を行われるすべての工作物 が示されており、この場合に左の縦の列においてはスピンドル位置Iには第1の スピンドルがいて、したがってスピンドル位置■には第2のスピンドルがいて、 以下同じく・・・、そして左の纒の列においてはスピンドル位置Iには第2のス ピンドルがいて、スピンドル位置■には第1のスピンドルがいる。左の列の一番 上から開始される未加工部品を半加工部品へ加工するときの未加工部品の推移は 、黒い太い矢印で示されてい第2図から明らかなように、スピンドル位置!に対 応するのは工具66を有する工具キャリジ1.のみであって、本実施例では前記 工具66には未加工部品である円筒状の工作物Wの外表面142に環状の溝14 0を形成するための平坦な刃が設けられている。同時にスピンドル位置Iにはさ らに工具70を有する工具保持装置68も設けられており、この工具70には未 加工部品である円筒状の工作物W、/の端面148に孔146を形成するための ドリル144が取り付けられている。
したがって、第13a図に示すように、第1のスピンドルSt 、Ss 、Ss 内に締付は固定されている未加工部品をスピンドル位置Iにおいて加工する場合 には環状の溝114と孔146が形成される。
これに対してスピンドル位置Iでは第2のスピンドルs2゜S、、sb内に第2 の側面Wf!′を締付は固定されているすでに半加工部品として加工されている 工作物が待機しており、したがって単にドリル144のみが使用され、このドリ ル144ハ端面148と反対側の端面152に孔150を形成するのに用いられ る。
スピンドル位置Iにおいて未加工部品を加工するのと同時に・スピンドル位置■ (第13b図)においては、通常のバイトとして形成され工具キャリジ■8に支 持されている工具66によって第2のスピンドル内に締付は固定された半加工部 品の加工が行われ、前記工具66は端面152を削り取って段部154を形成す るのに用いられる。さらに、このスピンドル位置にはドリル156を有する工具 保持装置68も設けられており、同ドリルは端面152の孔150をより深くす るのに用いられる。スピンドル位置■において第1のスピンドルのいずれかに締 付は固定されている工作物W、′の場合には、同じ工具153 、156によっ て加工が行われ、この場合にバイト153は端面148から環状溝140まで外 表面142を削り取るのに用いられ、ドリル156は孔146を深くするのに用 いられる。
スピンドル位置m(第13c図)においては、工具キャリジ■、に保持された幅 広の溝バイト158を使用することができ、この溝バイトは第1のスピンドルに 締付は固定されているすべての工作物Wにおいて溝140を拡幅するのに用いら れる。
同時に、このスピンドル位置に対応する工具保持装置68内には内側加工バイト 160が取り付けられており、このバイト160によって孔146の拡幅が行わ れる。第2のスピンドル内に締付は固定されている工作物の場合には、この内側 加工バイト160は孔150の前部領域の拡幅にも使用される。溝バイト158 は使用されずに、工具キャリジ■、に保持されている他の溝バイト162が使用 されて、この溝バイト162は段部154に溝164を形成するのに用いられる 。
スピンドル位置■(第13d図)においては、第2のスピンドル内に締付は固定 されているすべての工作物W、′の段部154の領域にねじが設けられこのねじ は工具キャリジ■、に支持されたねじバイト166によって形成される。このス ピンドル位置においては、第1のスピンドル内に締付は固定されているすべての 工作物W、′にもねしバイト166が使用されさらにまた、工具キャリジ■、に 支持されている他の溝バイト168並びにこのスピンドル位置に対応する工具保 持装置68内に取り付けられている内側バイト170が、孔146内に環状溝を 形成するのに使用される。
スピンドル位置■(第13e図)において、第2のスピンドル内に締付は固定さ れている工作物W、、′には工具キャリジV、に支持された溝バイト172及び スピンドル位置■に対応する工具保持装置68に支持され多目的に使用可能なバ イト174が使用される。このバイト174の方は、第2のスピンドル内に締付 は固定されている工作物W、′にも使用されるが、溝バイト172の方は使用さ れず、その代わりに工具キャリジ■1上に取り付けられているドリルが孔を形成 するのに使用される。
結局、スピンドル位置■(第13f図)においては、第1のスピンドル内に締付 は固定されている半加工部品を工具スライダ■、に支持されている前述の切取り 工具178によって切り取ることのみが行われる。第2のスピンドルに固定され てスピンドル位置■へ来る加工の終了した工作物にはこのスピンドル位置ではも う加工は行われない。
第14a図と第14b図においては、第3図に示す第2の実施例に基づくマルチ スピンドル自動旋盤において本発明方法を実施することについて示されており、 この場合には第9a図と第9b図におけるのと弓モ同様に棒状材料の加工が行わ れて棒状材料を前進させることによって未加工部品W、′とvr′がチャック片 へ供給され、かつ完成部品Wf’とvf′が取り出される。
この方法は工作物W′に関して以下のように行われる。すなわちスピンドル位置 ■においては各スピンドルSt、Ss。
S、において棒状材料が前進されるので、未加工部品W 、 1が加工に供され る。この未加工部品wrIはスピンドルドラム20が歩進されることによってス ピンドル位i11と■を通過して半加工部品Wk′としてスピンドル位置■へ達 する。
ここで同期スピンドル74′によって切り取られて次の歩道までこの同期スピン ドル74′内に留まる0次の歩道においてスピンドル位置■にはスピンドルS!  、Sa 、Saのいずれかが到着するので、半加工部品Wb’が同期スピンド ル74′から同スピンドルへ挿入され、しかもその第2の側面Wk!′が締付は 固定される。この締付は固定状態でスピンドル位置■と■において第2の側面の 加工が可能となる0次に半加工部品W、′が完成部品W、′としてスピンドル位 置■に到着し、この位置においてスピンドルから取り出されて運び去られる。
スピンドル位置■から開始される工作物Vの通過も同様に進行する。この場合に もスピンドル位置■にいるスピンドルS+、Ss、Ss内で棒状材料が前進され るので、未加工部品V 、 Iが供給される。この未加工部品V、、′はスピン ドル位置■と■を通過して半加工部品vk′としてスピンドル位置■に達しく第 14a図)、そこで同期スピンドル74によって切り取られて、スピンドルドラ ム20(第14b図)がさらに歩進されるまで前記同期スピンドル内に留まる( 第14b図)。
次に半加工部品y、lが、第2の側面W1□′を締付は固定されるようにスピン ドルSt 、Sa 、Sbのいずれかへ挿入されて、スピンドル位置Iと■を通 過して完成部品に加工されるので、完成部品vf′として再びスピンドル位置■ へ達しく第14a図)、そこで取り出されて運び去られる。
したがってマルチスピンドル自動旋盤の第2の実施例で行われる本発明方法は第 9a図と第9b図における方法と類領しているが、それぞれの半加工部品Wゎ′ とv1′の付は変えは同半加工部品Wb’とvk′が供給されたスピンドル位置 ■。
■で行われるのではなく、それぞれ対向するスピンドル位置で行われることが異 なる。
すでに説明したように、好ましくは把持爪61を棒状材料を前進させる際のスト ッパとして用いることができるようにするために、第15図に示すように、把持 爪61の内側の把持面210が棒状材料の端面212の移動を規制するス)7バ として用いられ、さらに前記把持面210と端面212の間において把持面21 0の形成する面を越えてボタンスイッチ216の接触子214が突出しているの で、端面212が把持面210に当接すると、ボタンスイッチ216は接触子を 介して操作されてこの接触を制御装置へ知らせるので、制御装置は棒状材料の存 在を検知する。
第16図に示す本発明に係るマルチスピンドル自動旋盤の第3の実施例は、二重 爪42の形状だけが第1の実施例とは異なっており、この二重爪は第16図で符 号42#で示されている。この二重爪42#は特に、軸部分として形成されてい る工作物Zのほぼ中央領域を径方向に把持するために設け42及び42′とは異 なっている。というのは二重爪42と42′は工作物の前面あるいは端面を把持 しており、したがって軸方向把持爪として示されているからである。
好ましくは二重爪42′はその揺動軸38に対して相対的に次のように配置され ている。すなわち把持爪G1あるいはG、内に保持されている工作物2の長手軸 200は揺動軌跡円46と交っているので、二重爪42#と揺動軸38との径方 向の距離を変化させずに各工作物Zは二重爪42′を揺動軸38を中心に単に揺 動させることによってスピンドル位置■内のスピンドル軸26に対して同軸に整 合させることができる。
第2の実施例によるマルチスピンドル自動旋盤は原理的には第5図〜第7図に示 す第1の実施例によるマルチスピンドル自動旋盤と全(同様に作動するが、1つ だけ次の点が異なる。すなわち二重爪が第5C図から第5d図に示すように回転 した後に半加工部品Zk′は、さらに歩進が行われた後にスピンドル位置■へ来 るスピンドルへ挿入可能な位置へすでに向けられているので、第6d図に示す第 2のスピンドルへの半加工部品の挿入は押込装置74でなく把持爪42″によっ て行うことができる。
本方法の詳細を、第5図〜第7図においてすでに詳細に述ペた流れを用いて説明 するが、第1の実施例と異なる部分についてのみ示す。
第16図に示すものは、第5a図に示す状況に相当する。
工作物把持爪42″は所定距離揺動されて、把持爪G2はスピンドル位置■にお いてスピンドルSl内に締付は固定されている半加工部品Z、を把持し、かつス ピンドルS1から取り出すことができる。同時に二重爪42″の把持爪G1内に はすでに未加工部品Zrが把持されている。半加工部品Z1がスピンドルSlか ら取り出された後に、第5C図に示す第1の実施例の場合と同様に二重爪42# がアーム40の長手軸60を中心に180°回転されるので、未加工部品Z、は すでにスピンドルSlに対して同軸に整合されており、かつ第5e図と同様にス ピンドルS、へ挿入することができる。
未加工部品Z、の挿入後にスピンドルドラムはさらに歩進されるので、今度は第 6a図と同様にスピンドル位置■にはスピンドルShが到着し、このスピンドル S、によって完成部品Zfが保持される。空になった把持爪G+ はすでに、現 在スピンドル位置■にいるスピンドルS、に対して同軸に整合されているので、 完成部品Ztは第6b図と同様に把持されて、かつスピンドルS、から取り出さ れる。
次に二重爪42″が所定角度揺動されて、把持爪G2内に保持されすでに向きを 変えている半加工部品Z1はスピンドルS6に対して同軸に整合され、続いて第 6d図と同様に引渡しを行うことができ、この引渡しはすでに述べたように、第 1の実施例ではさらに必要であった押込装置74によって行われているのではな く、直接把持爪G2によって行われる。
次に完成部品が取り出されて、第1の実施例と同様に工作物移送装置44上へ載 置される。
田際鵡審磐牛 一一一−M−−−kPcT/DE ε7100459国際調査報告

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.特に互いに平行であってドラム軸のまわりに等角度間隔で配置されたスピン ドル軸を有する多数のスピンドルを備えたスピンドルドラム上で、工作物が順次 第1グループのスピンドル及び第2グループのスピンドルにその第1の側面ない し第2の側面を締付け固定され、第1グループのスピンドルに未加工の工作物が 供給され、第2グループのスピンドルから加工の終了した工作物が取り出され、 かつ半分加工された工作物が第1の側面の締付固定から第2の側面の締付固定へ 変化されると同時に第1グループのスピンドルから第2グループのスピンドルへ 移し替えられる、工作物を両面加工する方法において、 スピンドルドラムが1ステップずつ歩進され、スピンドルドラムの少くとも1つ のスピンドル位置が選択され、そのスピンドル位置において未加工の工作物の供 給と加工の終了した工作物の取出し及び半分加工された工作物の移替えが行われ 、かつ同スピンドル位置においてドラムが歩進する毎に未加工の工作物の供給と 加工済工作物の取出しが互いに交替することを特徴とする工作物の両面を加工す る方法。 2.スピンドルドラムの少くとも1つの他のスピンドル位置が選択され、そのス ピンドル位置において他の未加工工作物の供給と他の加工済工作物の取出し及び 半加工工作物の移替えが行われ、かつ同スピンドル位置においてドラムが歩進す る毎に他の未加工工作物の供給と他の加工済工作物の取出しが互いに交替するこ とを特徴とする請求項1に記載の方法。 3.両スピンドル位置が工作物と他の工作物に必要な加工部署の数に従って選択 されることを特徴とする請求項2に記載の方法。 4.移替えには、工作物の多重引渡しが含まれることを特徴とする請求項1から 3までのいずれか1項に記載の方法。 5.移替えには、工作物の奇数の引渡しが含まれることを特徴とする先行する請 求項のいずれか1項に記載の方法。 6.移替えに、方向転換が含まれることを特徴とする請求項1から4までのいず れか1項に記載の方法。 7.移替えが工作機械の加工領域内で行われることを特徴とする請求項6に記載 の方法。 8.移替えに、スピンドル軸に対して横方向に180°回転可能な工作物把持体 が使用されることを特徴とする先行する請求項のいずれか1項に記載の方法。 9.選択されたスピンドル位置において、半分加工された工作物の移替えが加工 領域内で次のように、すなわち半分加工された工作物が工作物把持爪によってス ピンドルから取り出され、工作物把持爪が180°回転され、工作物が軸方向に おいてスピンドルへアクセス可能な工作物保持装置へ引渡され、さらに歩進が行 われた後に前記工作物保持装置によって選択されたスピンドル位置にあるスピン ドルへ挿入されるように、行われることを特徴とする請求項8に記載の方法。 10.選択されたスピンドル位置において半分加工された工作物の移替えが加工 領域内で次のように、すなわち半分加工された工作物が軸方向においてスピンド ルへアクセス可能な工作物保持装置から取り出された、工作物把持爪へ引き渡さ れ、工作物把持爪が180°回転されて、さらに歩進が行われた後に前記工作物 把持爪によって選択されたスピンドル位置にあるスピンドルへ挿入されるように 、行われることを特徴とする請求項8に記載の方法。 11.半分加工された工作物が工作物把持爪によって軸方向に把持されることを 特徴とする請求項10に記載の方法。 12.選択されたスピンドル位置において半分加工された工作物の移替えが加工 領域内で次のように、すなわち工作物が径方向に把持され、選択されたスピンド ル位置にある第1のスピンドルから取り出され、加工領域内で工作物把持爪の1 80°の回転によって方向を転換されて、スピンドルドラムの歩進により選択さ れたスピンドル位置にある第2のスピンドル内に締付け固定された加工済工作物 の取出しの後に、同スピンドルへ半加工工作物が挿入されるように、行われるこ とを特徴とする請求項8に記載の方法。 13.工作物把持爪として二重爪が使用され、この二重爪によって加工済工作物 が選択された位置にあるスピンドルから取り出されて、かつ加工領域から取り出 されることを特徴とする請求項9から12までのいずれか1項に記載の方法。 14.未加工の工作物が第1群のスピンドルに対して同軸に供給されることを特 徴とする請求項9から13までのいずれか1項に記載の方法。 15.工作物把持爪が、工作物が同軸に供給される場合に位置を規制するストッ パとして使用されることを特徴とする請求項14に記載の方法。 16.未加工の工作物が二重爪によって加工領域へ搬入され、選択されたスピン ドル位置にある第1のスピンドルへ挿入されることを特徴とする請求項13から 15までのいずれか1項に記載の方法。 17.移替えの際に、工作物の切取りが行われることを特徴とする先行する請求 項のいずれか1項に記載の方法。 18.切取りの際に、工作物が同期状態に保たれることを特徴とする請求項17 に記載の方法。 19.特に互いに平行でドラム軸を中心に等角度間隔で配置されたスピンドル軸 を持つ多数のスピンドルを有し、工作物の第1の側面ないし第2の側面を締付け 固定する第1グループと第2グループのスピンドルが順次配置されたスピンドル ドラムと、 未加工の工作物を供給する少くとも1つの供給装置と、加工済の工作物を運び去 る少くとも1つの搬出装置と、少くとも1つの工作物把持装置と、 工作物把持装置と協働し、同工作物把持装置と共に半加工工作物をその第1の側 面の締付け固定から第2の側面の締付け固定へ交替しながら第1のスピンドルか ら第2のスピンドルへ移し替えるための操作ユニットを形成する工作物保持装置 とを備え、 特に請求項1から18までのいずれか1項に記載の方法を実施するための、工作 物の両面を加工するマルチスピンドル自動旋盤において、 スピンドルドラム(20)が1ステップずつ歩進制御可能であって、 スピンドルドラム(20)の少くとも1つのスピンドル位置(VI)が選択され て、このスピンドル位置では未加工の工作物(Wr)の供給装置と加工済の工作 物(Wf)自体の搬出、あるいは工作物把持装置(34)と協働して、また操作 ユニット(34,74)と協働して搬出する搬出装置が機能に応じて設けられて おり、また同スピンドル位置においてスピンドルドラム(20)が歩進制御され るごとに交互に未加工工作物(Wr)の供給あるいは加工済工作物(Wf)の搬 出が可能であることを特徴とする、工作物の両面を加工するマルチスピンドル自 動旋盤。 20.スピンドルドラム(20)の少くとも1つの他のスピンドル位置(III )が選択されて、そのスピンドル位置では他の未加工工作物(Vr)の供給装置 と他の加工済工作物(Vf)自体の搬出あるいは他の工作物把持装置(34′) と協働して、また他の操作ユニット(34′,74′)と協働して搬出を行う搬 出装置とが機能に応じて設けられており、また同スピンドル位置においてスピン ドルドラム(20)が歩進制御されるごとに交互に他の未加工工作物(Vr)の 供給あるいは他の加工済工作物(Vf)の搬出が可能であることを特徴とする請 求項19に記載のマルチスピンドル自動旋盤。 21.前記選択されたスピンドル位置(III,VI)が互いに対向して配置さ れていることを特徴とする請求項19又は20に記載のマルチスピンドル自動旋 盤。 22.工作物把持装置(34,34′)に、スピンドル軸(26)に対して直交 して延びる軸(60)を中心に回転可能な工作物把持爪(42,42′,42′ ′)が設けられていることを特徴とする請求項19から21項までのいずれか1 項に記載のマルチスピンドル自動旋盤。 23.加工領域(18)が次のように、すなわち同領域内において工作物把持爪 (42,42′,42′′)が少くとも1つの把持された工作物(W,V)と共 にスピンドル軸(26)に対して直交して延びる軸(60)を中心に回転可能で あるように、形成されていることを特徴とする請求項22に記載のマルチスピン ドル自動旋盤。 24.工作物把持爪(42,42′,42′′)が、スピンドル軸に対して整合 しかつスピンドル軸に対して直交して延びる軸に関して180°の回転角度で互 いに偏位して配置される少くとも2つの位置に固定可能であることを特徴とする 請求項22又は23に記載のマルチスピンドル自動旋盤。 25.工作物把持装置(34,34′)に、工作物把持爪(42,42′,42 ′′)を支えかつ長手軸(60,60′)を中心に回転可能なアームが設けられ ていることを特徴とする請求項24に記載のマルチスピンドル自動旋盤。 26.工作物把持爪が二重爪(42,42′,42′′)であることを特徴とす る請求項24又は25に記載のマルチスピンドル自動旋盤。 27.工作物把持装置(34,34′)が、スピンドル(S1〜S6)の回転軸 (26)に対して平行に移動可能であることを特徴とする請求項19から26ま でのいずれか1項に記載のマルチスピンドル自動旋盤。 28.工作物把持装置(34,34′)が加工領域(18)内であって選択され た両スピンドル位置(VI,III)と、加工領域(18)の外部に配置された 工作物移送装置(44)とが設けられていることを特徴とする請求項19から2 7までのいずれか1項に記載のマルチスピンドル自動旋盤。 29.工作物把持装置(34,34′)には、スピンドル軸(26)に対してほ ぼ平行な揺動軸(38)が設けられていることを特徴とする請求項19から28 までのいずれか1項に記載のマルチスピンドル自動旋盤。 30.工作物把持爪(42,42′,42′′)が径方向把持爪であることを特 徴とする請求項19から29までのいずれか1項に記載のマルチスピンドル自動 旋盤。 31.工作物把持爪(42,42′,42′′)が軸方向把持爪であることを特 徴とする請求項19から29までのいずれか1項に記載のマルチスピンドル自動 旋盤。 32.工作物保持装置(74,74′)が加工領域(18)の内部に配置されて いることを特徴とする請求項21から31まてのいずれか1項に記載のマルチス ピンドル自動旋盤。 33.工作物保持装置(74,74′)が、選択されたスピンドル位置(VI, III)に対して同軸に配置されていることを特徴とする請求項32に記載のマ ルチスピンドル自動旋盤。 34.工作物保持装置(74,74′)が、関連するスピンドルの方向に往復移 動可能であることを特徴とする請求項19から33までのいずれか1項に記載の マルチスピンドル自動旋盤。 35.工作物保持装置(74,74′)が同期スピンドルであることを特徴とす る請求項19から34までのいずれか1項に記載のマルチスピンドル自動旋盤。 36.工作物把持爪(42)に、棒状材料が前進する際の規制手段として用いら れるストッパ面(210)が設けられていることを特徴とする先行する請求項の いずれか1項に記載のマルチスピンドル自動旋盤。 37.工作物把持爪(42)に、ストッパ面(210)の接触を検知するセンサ (216)が設けられていることを特徴とする請求項36に記載のマルチスピン ドル自動旋盤。
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