JPH0147172B2 - - Google Patents

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JPH0147172B2
JPH0147172B2 JP57041301A JP4130182A JPH0147172B2 JP H0147172 B2 JPH0147172 B2 JP H0147172B2 JP 57041301 A JP57041301 A JP 57041301A JP 4130182 A JP4130182 A JP 4130182A JP H0147172 B2 JPH0147172 B2 JP H0147172B2
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JP
Japan
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cleaning
tank
water
detergent
endoscope
Prior art date
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Application number
JP57041301A
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English (en)
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JPS58157435A (ja
Inventor
Tadahiko Ogasawara
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Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
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Publication date
Application filed by Olympus Optical Co Ltd filed Critical Olympus Optical Co Ltd
Priority to JP57041301A priority Critical patent/JPS58157435A/ja
Publication of JPS58157435A publication Critical patent/JPS58157435A/ja
Publication of JPH0147172B2 publication Critical patent/JPH0147172B2/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 この発明は内視鏡を洗浄水によつて洗浄する洗
浄装置に関する。
洗浄槽に収容された内視鏡に洗浄水を噴射させ
て洗浄する場合、単に洗浄水だけで行なつたので
は内視鏡に付着した汚物などが良好に除去されな
いので、この洗浄工程時に洗剤を噴射させて洗浄
効果を高めることが知られている。
洗浄工程時に洗剤を噴射させるには、洗浄水の
噴射時間と別に洗剤の噴射時間を設定することが
行なわれている。しかしながら、このようにして
洗剤の噴射時間を設定するようにしたのでは、そ
の設定操作が煩わしいばかりか、忘れてしまうこ
とがあるという問題が生じる。また、洗浄水の噴
射時間に対して洗剤の噴射時間をどの程度に設定
するかということが操作者に応じて異なるから、
その設定時間が少なすぎるときには十分な洗浄効
果が得られず、逆に多すぎるときには洗剤が洗浄
水によつて確実に洗い落されない状態で洗浄工程
が終了してしまうという問題も生じる。
さらに、洗浄水の噴射と別の時間帯で洗剤を噴
射させるようにしたのでは、洗剤を予め所定の濃
度に希釈しておかなければならないから、それを
収容しておく洗剤タンクが大形化し、しいては装
置全体が大形化してしまうという不都合が生じ
る。
この発明は上記事情にもとづきなされたもの
で、その目的とするところは、洗浄水による洗浄
時間を設定することにより、この洗浄水に洗剤を
添加し、しかもその添加時間が自動的に設定され
るようにした内視鏡の洗浄装置を提供することに
ある。
以下、この発明の一実施例を図面を参照して説
明する。第1図中1は内視鏡の洗浄装置における
装置本体であり、この装置本体1の内部には上面
が開口した洗浄槽2(第4図に示す)が設けられ
ている。洗浄槽2の開口部は開閉自在なカバー3
によつて閉塞されている。そして、洗浄槽2の内
部に内視鏡(図示しない)を設置することによ
り、この内視鏡を洗浄水や薬液を用いて後述する
ごとく自動的に洗浄消毒することができるように
なつている。
装置本体1の上面部における前端の左端部分に
は凹所からなる内視鏡用の固定部位4が設けら
れ、この固定部位4には挿入部のみが洗浄可能な
形式の内視鏡を洗浄消毒するとき、その操作部を
設置するようになつている。また、固定部位4の
近傍には、この固定部位4に設置された操作部に
図示しないチユーブによつて接続されて内視鏡の
チヤンネルに洗浄水や薬液を供給するための複数
の供給口5…が設けられている。さらに、全体が
洗浄可能な内視鏡においては、操作部も洗浄槽2
内に設置されるので、そのときに使用する供給口
5…は洗浄槽2内に設けられている。
また、装置本体1の上面部における前端の右端
部分には操作パネルを構成するメインパネル部6
が設けられ、このメインパネル部6の下方である
装置本体1の前面上部にはサブパネル部8が設置
されている。上記メインパネル部6には第2図に
示すように比較的使用頻度の大きいスイツチ類と
表示器類が配設されている。スイツチ類としては
洗剤スイツチ10、消毒スイツチ11、オーパナ
イトスイツチ12、ストツプスイツチ13、スタ
ートスイツチ14および漏洩検査スイツチ15が
設けられている。また、ストツプスイツチ13を
除く各スイツチ10,11,12,14,15の
上方近傍にはそれぞれ各スイツチを操作したとき
にそのことを表示する表示ランプ16,17,1
8,19,20が設けられている。また、メイン
パネル部6には洗浄時における水洗工程とエアー
吹き工程を表示する表示部21a,21bおよび
消毒時における水洗工程とエアー吹き工程を表示
する表示部21c,21dが設けられ、またこれ
ら各表示部21a〜21dの上方には表示ランプ
22,23,24,25,26が設けられてい
る。なお、表示ランプ24は消毒工程を表示する
ためのものである。さらに、メインパネル部6に
は工程動作の残り時間を表示する4桁のLEDか
らなる時間表示器27が設けられ、また右側上部
には工程動作中に異常事態が生じたときにそのこ
とを表示する異常ランプ28が設けられている。
そして、上記スイツチ類はすべて接触するだけで
操作できるタツチ式スイツチであるとともに、外
面形状がメインパネル部6の表面から突出しない
シートスイツチ式となつている。さらに、表示器
類もメインパネル部6の表面から突出しないよう
に設けられている。つまり、メインパネル部6の
表面は全体としてフラツトな形状に構成されてい
る。
一方、上記サブパネル部8には第3図に示すよ
うにスイツチ類として押しボタン式の電源スイツ
チ31、クリツク式ダイヤルスイツチからなる水
洗時間設定タイマ32と消毒時間設定タイマ3
3、ツーアクシヨンスイツチからなるマニアル用
の水洗スイツチ34、エアースイツチ35および
洗浄槽2内の薬液を排出するための排出スイツチ
36が設けられている。上記ツーアクシヨンスイ
ツチは1回目の操作でオンし、2回目の操作でオ
フするようになつている。このように、サブパネ
ル部8には使用頻度の少ないものを中心として設
置されているので、このサブパネル部8が装置本
体1の前面部の奥まつた所にあつても使用上支障
をきたすことがない。
つぎに、装置本体1の内部構造を第4図にもと
づき説明する。装置本体1内には給水タンク4
0、洗剤タンク41および薬液タンク42が設け
られている。給水タンク40の上部は、フイルタ
43および第1の切換弁44を介して給水源であ
る水道水の蛇口45に接続されている。また、給
水タンク40内には第1の水位検知装置46が設
けられている。この第1の水位検知装置46は、
異なる高さの水位を検知する第1乃至第3の接点
部47a,47b,47cを有し、これら接点部
47a,47b,47cのオン−オフ状態により
各種機器を後述するごとく制御するようになつて
いる。また、給水タンク40の上部には連通管4
8が一端を接続している。この連通管48の他端
は上記洗浄槽2に連通していて、給水タンク40
内の空気抜きおよび給水タンク40に洗浄水が供
給されすぎたときに上記洗浄槽2に逃がすように
なつている。さらに、給水タンク40の底部には
給水管49が接続されている。この給水管49は
第2の切換弁50を介して第1の液体ポンプ51
に連通している。また、給水管49の中途部は、
第3の切換弁52とオリフイス53を介して上記
洗剤タンク41に接続され、さらに第2の液体ポ
ンプ54およびフイルタ55を介して洗浄槽2内
に設けられる回転ノズル55に接続されている。
この回転ノズル55は第1のモータ56によつて
回転駆動されるようになつている。
また、上記薬液タンク42内には第2の水位検
知装置57が設けられている。この第2の水位検
知装置57は、薬液タンク42に貯える薬液の異
なる高さの水位を検知する第1乃至第3の接点部
58a,58b,58cを有し、これら接点部5
8a,58b,58cのオン−オフ状態により各
種機器を後述するごとく制御するようになつてい
る。上記薬液タンク42の底部は第4の切換弁5
9を介して上記第1の液体ポンプ51に連通して
いる。また、薬液タンク42の上部には第2のモ
ータ60によつて図示せぬカムを介して切換えら
れる3ポジシヨンの第5の切換弁61が接続され
ている。すなわち、第5の切換弁61には2つの
流出口および1つの流入口が形成されていて、流
出口の一方に上記薬液タンク42が接続されてい
る。他方の流出口には排液ポンプ62が接続さ
れ、流入口は上記洗浄槽2の底部に接続されてい
る。そして、第5の切換弁61は、洗浄槽2と薬
液タンク42を連通させる第1の状態、洗浄槽2
からの液体の流出を遮断する第2の状態および洗
浄槽2と排液ポンプ62とを連通させる第3の状
態に切換わるようになつている。
また、上記第1の液体ポンプ51の吐出側には
第6の切換弁63が接続されている。この第6の
切換弁63は2つの流出口を有し、その一方は上
記洗浄槽2に連通し、他方は第1の逆止弁64を
介して混合ヘツダ65に接続されている。この混
合ヘツダ65には第2の逆止弁66を介して上記
第2の液体ポンプ54の吐出側が接続されている
とともに、第3の逆止弁67を介して第1のエア
ーポンプ68が接続されている。この第1のエア
ーポンプ68と上記第3の逆止弁67との間には
第7の切換弁69が接続されていて、この第7の
切換弁69が閉の状態に作動したときにだけ上記
混合ヘツダ65に圧縮空気が供給されるようにな
つている。さらに、混合ヘツダ65には装置本体
1の外部に設けられた供給口5…と同様の供給口
5…が設けられ、全体が洗浄可能な内視鏡を洗浄
するときにその供給口5…に内視鏡のチヤンネル
70が接続されるようになつている。
また、上記洗浄槽2内には第3の水位検知装置
71が設けられている。この第3の水位検知装置
71は異なる高さの水位を検知する第1の接点部
72aと第2の接点部72bを有し、これら接点
部72a,72bのオン−オフ状態により各種機
器を後述するごとく制御するようになつている。
さらに、装置本体1内には第2のエアーポンプ
73が設けられている。この第2のエアーポンプ
73からの圧縮空気はリーリーフ弁74を介して
内視鏡のユニバーサルコードのコネクタ75に設
けられた接続口(図示せず)から内視鏡の内部に
供給される。したがつて、内視鏡全体を洗浄槽2
内で洗浄水に潰けた状態で圧縮空気を供給すれ
ば、内視鏡の外皮に孔が穿いている場合にそこか
ら漏れる空気により、そのことを検知することが
できるようになつている。また、内視鏡を洗浄あ
るいは消毒するときに圧縮空気を供給しておけ
ば、内視鏡の外皮に孔が穿いていても、そこから
洗浄水や薬液が内部に浸入するのを防ぐことがで
きる。
一方、上記第1の水位検知装置46の第1乃至
第3の接点部47a,47b,47cは第5図に
示すように制御部としてのCPU76に接続され
ている。そして、洗浄装置をスタートさせる前か
ら第1の接点部47aがオンしていたならば、給
水タンク40に洗浄水が十分に供給されているこ
とであるから、CPU76からの信号によつて第
1の切換弁44が閉じられる。洗浄装置をスター
トさせ、洗浄工程に入ると、給水タンク40の水
位が低下する。そして、第2の接点部47bがオ
フになると、その信号によつてCPU76により
第1の切換弁44が開かれて給水タンク40に洗
浄水が供給される。すなわち、給水タンク40の
水位は第1の接点部47aと第2の接点部47b
との間で制御される。また、洗浄装置をスタート
させる前から第2の接点部47bがオフのときに
は、洗浄工程に必要な洗浄水が給水タンク40に
予め貯えられていないことなので、そのときには
CPU76からの信号によつて洗浄装置をスター
トさせることができないようになつている。さら
に、第3の接点部47cが洗浄工程などの途中で
オフになつたときには、給水タンク40に洗浄水
がなくなつたことを示すから、それによつて
CPU76から信号が出力されて第1の液体ポン
プ51、第2の液体ポンプ54、第1のモータ5
6、排液ポンプ62、第1のエアーポンプ68が
停止し、第2のモータ60によつて第5の切換弁
61が洗浄槽2を遮断した状態にするとともに、
第2の切換弁50、第3の切換弁52、第4の切
換弁59が閉の状態に切換わる。すなわち、洗浄
装置が停止させられる。さらに、このときメイン
パネル部6に設けられた異常ランプ28が点灯す
るとともに、図示せぬブザーが鳴つてそのことを
表示する。
また、上記第2の水位検知装置57の第1乃至
第3の接点部58a,58b,58cは第6図に
示すように制御部である上記CPU76に接続さ
れている。この第1の接点部58aは薬液タンク
42内の水位が異常上昇(洗浄水の流入などによ
る)したことを検知するもので、この第1の接点
部58aが洗浄装置を作動させる前からオンのと
きにはCPU76からの信号によつて消毒工程を
スタートさせることができないようになつてい
る。また、洗浄工程の途中である薬液回収時にオ
ンしたときには、CPU76からの信号によつて
第1の液体ポンプ51、第2の液体ポンプ54、
第1のモータ56、排液ポンプ62、第1のエア
ーポンプ68が停止し、第2のモータ60によつ
て第5の切換弁61が洗浄槽2を遮断した状態に
するとともに、第2の切換弁52、第4の切換弁
59が閉の状態に切換わる。すなわち、洗浄装置
が停止させられる。さらに、このときメインパネ
ル部6に設けられた異常ランプ28が点灯すると
ともに、図示せぬブザーが鳴つてそのことを表示
する。また、第2の接点部58bが薬液タンク4
2の薬液を洗浄槽2に移して浸漬消毒工程を開始
する以前にオンのときは正常であるが、浸漬消毒
工程を開始した以後で、薬液の回収工程中を除く
ときにオンになつたときには薬液タンク42に洗
浄槽2から薬液が漏れてその水位が上昇するため
であるから、第1の接点部58aが途中でオンし
たときと同様に各種の機器が制御され、洗浄装置
が停止するとともに異常ランプ28が点灯し、ブ
ザーが鳴る。ただし、このとき排液ポンプ62は
停止し、第5の切換弁61は洗浄槽2と薬液タン
ク42とを連通させた状態、すなわち消毒工程を
中断して薬液を回収する状態となる。また、上記
第2の接点部58bが初めからオフであるならば
薬液タンク42に内視鏡を浸漬消毒をするに十分
な薬液が入れられていないことであるので、
CPU76からの信号によつて消毒工程をスター
トさせることができない。さらに、第3の接点部
58cは消毒工程時に薬液タンク42の水位が所
定以上にあつてオンになつたとき、すなわち洗浄
槽2に所定量の薬液を供給し、1度オフになつた
のち、洗浄槽2からの薬液が薬液タンク42に漏
れたときに、第1の接点部58aが途中でオンし
たときと同様に各種の機器がCPU76からの信
号で制御され、洗浄装置の動作が停止させられ
る。
また、第3の水位検知装置71の第1の接点部
72aと第2の接点部72bは第7図に示すよう
に制御部であるCPU76に接続されている。第
1の接点部72aは洗浄槽2の水位が異常に上昇
しすぎたことを検知するもので、この第1の接点
部72aが消毒工程中などにオンすると、第2の
モータ60によつて第5の切換弁61が洗浄槽2
と排液ポンプ62とを連通する状態に切換わると
ともに排液ポンプ62が作動して洗浄槽2内の液
体を排出する。また、このとき他の機器のうち、
第1の液体ポンプ51は停止し、第4の切換弁5
9は閉となる。さらに、第2の接点部72bは洗
浄槽2の適正水位を検知するもので、消毒工程中
にオンすると、薬液が洗浄槽2に適正水位に供給
されたことであるから、第4の切換弁59を閉じ
るとともに第1の液体ポンプ51が停止する。ま
た、消毒工程中に薬液が洗浄槽2に所定量供給さ
れてオンとなつたのちにオフになつたときには、
洗浄槽2から薬液が薬液タンク42あるいは排液
ポンプ62側に漏れていることであるから、この
ときには第2の水位検知装置57の第1の接点部
58aが消毒工程の途中でオンしたときと同様に
各種の機器が制御されて洗浄装置が停止するよう
になつている。
つぎに、上記洗浄装置によつて内視鏡を洗浄消
毒する工程について説明する。まず、内視鏡を洗
浄槽2に設置するが、この内視鏡が全体を洗浄消
毒可能な場合にはその全体を洗浄槽2内に設置す
る。そして、内視鏡の各種チヤンネル70と供給
口5とを図示せぬチユーブで接続する。また、内
視鏡の漏洩検査用のコネクタ75に設けられた接
続口には第2のエアーポンプ73を図示せぬチユ
ーブで接続する。このような準備が終つたなら
ば、カバー3を開いたままサブパネル部8の電源
スイツチ31をオンし、作動可能な状態とする。
つぎに、メインパネル部6の漏洩検査スイツチ1
5を押すと、直ちにメインパネル部6の表示ラン
プ20が点灯し、漏洩検査中であることを表示す
る。この表示は漏洩検査が全て完了するまで点灯
し続ける。これと同時に第2のモータ60が作動
して第5の切換弁61を閉の状態にし、洗浄槽2
を遮断する。なお、この第5の切換弁61の切換
え動作はこれに組込まれたリミツトスイツチによ
つて正しく規制される。このようにして洗浄槽2
の流出が完全に遮断された直後に、第2のエアー
ポンプ73が作動を開始し、圧縮空気を内視鏡の
内部空間に供給する。一方、第2のエアーポンプ
73が作動後、一定時間T1経過すると、第2の
切換弁50が開となるとともに、第6の切換弁6
3が洗浄槽2側に通じる状態に切換わり、さらに
第1の液体ポンプ51が作動する。したがつて、
給水タンク40内の洗浄水が洗浄槽2に設けられ
た第3の水位検知装置71の第2の検知部72b
がオンするまで供給される。このように、洗浄槽
2へ注水されると、洗浄槽2内に設置された内視
鏡はその全体が水中に没する。そして、この内視
鏡の内部は上述したように圧縮空気で加圧されて
いるから、内視鏡の外皮に亀裂やピンホールなど
の漏洩個所があると、そこから気泡が噴出する。
したがつて、これを観察して確認することにより
その漏洩個所を発見することができる。
また、所定の時間内に再度漏洩検査スイツチ1
5を押すと、動作時間が延長されるが、押されな
い場合には所定時間経過後第2のモータ60が自
動的に作動して第5の切換弁61を排出側に切換
えるとともに、この切換え終了後に排液ポンプ6
2が作動して洗浄槽2内の水を排出する。また、
第2のエアーポンプ73も停止するが、内視鏡の
内部空間の加圧状態はしばらく続く。そして、洗
浄槽2内の水が全て排出され終ると、終了ブザー
がなり、そのことを知らせる。
つぎに、洗浄水による洗浄工程と薬液による消
毒工程の動作を説明する。洗浄工程のみを選択す
るときにはその洗浄工程だけが行なわれるが、消
毒工程を選択すると、この前工程として洗浄工程
が行なわれる。そこで、消毒工程を選択した場合
について説明する。まず、水洗時間設定タイマ3
2と消毒時間設定タイマ33とを所定時間に設定
したのち、スタートスイツチ14をオンすると、
その表示ランプ19が点灯し、また全工程の残り
時間が時間表示器27に表示される。また、第2
のモータ60が作動して第5の切換弁61を排出
側に切換える。この後直ちに第2の液体ポンプ5
1が作動するとともに第1のモータ56が作動し
て回転ノズル55を回転させる。また、これと同
時に第7の切換弁69が閉に切換わるとともに第
1のエアーポンプ68が作動する。したがつて、
内視鏡の各種チヤンネル70には第2の液体ポン
プ54によつて給水タンク40から送られた洗浄
水と第1のエアーポンプ68から送られた圧縮空
気とが混合ヘツダ65で混合した状態で送り込ま
れる。すなわち、チヤンネル70にはいわゆる気
泡流が送り込まれるので、チヤンネル70を効果
的に洗浄することができる。また、給水タンク4
0の洗浄水は第1のエアーポンプ68によつて回
転ノズル55にも送られ、洗浄槽2内で内視鏡の
表面に洗浄水が吹き付けられる。
一方、この洗浄工程において洗浄水に洗剤を添
加することもできる。洗剤を添加する場合にはス
タートスイツチ14をオンする前に洗剤スイツチ
10を入れておく。すると、水洗時間設定タイマ
32によつて設定された洗浄時間に応じて所定時
間だけ第3の切換弁52が開き、洗浄水に洗剤タ
ンク41内の洗剤が添加されていわゆる洗剤洗い
が行なわれる。たとえば、水洗時間設定タイマ3
2を3分に設定すると、洗浄開始と同時に最初の
1分間だけ洗剤が添加され、5分のときには洗浄
開始後1分経過してから2分間だけ洗剤が添加さ
れる。さらに、6分のときには洗浄開始後1分経
過してから3分間だけ洗剤が添加される。すなわ
ち、洗剤スイツチ10を入れると、水洗時間設定
タイマ32によつて設定された洗浄時間に応じて
洗剤が添加される時間が自動的に設定され、しか
も洗剤洗い後は必ず洗浄水のみを供給して洗剤を
除去する、いわゆるリンス工程が一定時間行なわ
れる。
このリンス工程が終了すると、第2の液体ポン
プ54が停止し、洗浄水の供給が停止する。ま
た、同時に第1のモータ56が止まり、回転ノズ
ル65の回転が停止する。しかし、第1のエアー
ポンプ68はその後も一定時間作動して内視鏡の
チヤンネル70内に空気のみを供給し、その中に
残つた洗浄水を排出する。なお、排液ポンプ62
は洗浄槽2内の洗浄水が完全になくなるまで作動
して自動的に停止する。
以上が洗浄工程であり、洗浄工程だけが選択さ
れたときにはここで終る。しかし、消毒スイツチ
11を押して消毒工程を選択したときには洗浄工
程につづいて消毒工程が行なわれる。
すなわち、第2のモータ60が作動して第5の
切換弁61が遮断状態に切換わる。この直後に第
4の切換弁59が開き、また第1の液体ポンプ5
1が作動することにより、薬液タンク42の薬液
を洗浄槽2に供給する。そして薬液中に内視鏡が
十分に浸る状態になると、第3の水位検知装置7
1の第2の接点部72bがオンしてそのことを検
知し、この検知信号がCPU76に入力される。
これによつて第6の切換弁63が切換わり、薬液
を内視鏡のチヤンネル70に供給する。そして、
チヤンネル70内に薬液が満たされて第3の水位
検知装置57の第3の接点部58cがオフになつ
たときに第4の切換弁59が閉じ、かつ第1の液
体ポンプ51が停止する。すなわち、内視鏡はそ
の外表面のみならずチヤンネル70内も薬液によ
つて浸漬消毒される。
そして、消毒時間設定タイマ33によつて設定
された時間が経過すると、薬液の回収動作が行な
われる。すなわち、第2のモータ60が作動して
第5の切換弁61の流入口が薬液タンク42に通
じる状態に切換わり、洗浄槽2内の薬液を薬液タ
ンク42に戻すとともに、第1のエアーポンプ6
8が作動して内視鏡のチヤンネル70に入り込ん
でいる薬液も排出させて回収する。
この回収が終ると、再び第2のモータ60が作
動して第5の切換弁61が排出側に切換わり、排
液ポンプ62が作動を開始する。また、これと同
時に第1のエアーポンプ68および第2の液体ポ
ンプ54が作動して、上述したと同様なリンス動
作、つまり洗剤が添加されることなく気泡流によ
る水洗いが行なわれ、内視鏡の外表面はもちろん
のことチヤンネル70内もすすがれる。このリン
ス工程が終ると、第2の液体ポンプ54が停止
し、第1のエアーポンプ68だけが作動を継続し
てチヤンネル70内の水切りを行なう。
また、上記消毒工程において消毒スイツチ11
に代りオーバナイトスイツチ12をオンさせる
と、内視鏡を薬液に浸漬する時間が長時間、たと
えば10時間程度継続させたのち、上述したリンス
工程と水切り工程が行なわれる。このようなオー
バナイト消毒は、耐薬品性に優れた内視鏡を確実
に消毒する場合などに用いられる。
一方、サブパネル部35に設けられたマニユア
ル用の水洗スイツチ34あるいはエアースイツチ
35をオンさせることにより上述した水洗いや水
切りを行なうことができ、また薬液タンク42の
薬液を交換する場合には排出スイツチ36をオン
させれば、第1の液体ポンプ51、排液ポンプ6
2、第4、第5、第6の切換弁59,61,63
が作動して薬液が排出される。
ところで、上記構成の洗浄装置によつて洗浄工
程中に洗剤によるいわゆる洗剤洗いをしたい場合
には、スタートスイツチ14をオンさせる前に洗
剤スイツチ10をオンさせればよい。そして、洗
剤スイツチ10をオンさせることにより、水洗時
間設定タイマ32によつて定められた洗浄時間に
応じて所定時間だけ第3の切換弁52が開き、洗
剤タンク41内の洗剤が洗浄水に添加される。す
なわち、上述したように洗浄時間を3分に設定し
たときには洗浄開始と同時に最初の1分間だけ洗
剤が添加され、残りの2分間が洗浄水だけによつ
て洗浄される。同様に設定時間が5分のときには
洗浄開始後1分経過してから2分間だけ洗剤が添
加され残りの2分が洗浄水だけによる洗浄が行な
われ、さらに設定時間が6分のときには洗浄開始
後1分経過してから2分間だけ洗剤が添加されて
残りの2分が洗浄水だけによる洗浄がなされる。
すなわち、洗剤の添加時間は洗浄時間を設定す
ることによつて自動的に所定の時間に設定される
から、洗剤洗いを忘れたり、操作者により洗剤洗
いの時間が一定しないなどのことがない。また、
洗浄水に洗剤を添加したのちに必ず洗浄水だけに
よる洗浄があるから、内視鏡から洗剤を確実に洗
い落すことができ、さらに洗剤を洗浄水に添加す
るため、洗剤タンク41には洗剤原液を貯えれば
よく、よつて洗剤タンク41の容量を小さくする
ことができる。
以上述べたようにこの発明は、洗浄時間の設定
を行なうと、洗剤の添加時間が自動的に設定さ
れ、しかもその添加動作が洗浄工程のうちの後期
を除いた時期に行なわれる。したがつて、洗剤洗
浄のあとに洗剤ぬきの洗浄であるすすぎが必ず行
なわわれることになる。そのため、使用者が洗浄
時間の設定を行なうだけで洗剤洗浄およびすすぎ
が行なえ、すすぎ忘れが生じるのが確実に防止さ
れるから、すすぎ忘れの洗剤が付着した内視鏡を
患者に使用するという危険をなくすことができ、
内視鏡の洗浄装置として安全性に優れる。さら
に、洗浄水に洗剤を添加した洗剤洗いを行なうた
め、洗剤は原液の状態で装置内に貯えられるか
ら、希釈して貯える場合に比べ容積が少なくてす
み、その分だけ装置を小形化することができる。
【図面の簡単な説明】
図面はこの発明の一実施例を示し、第1図は洗
浄装置の斜視図、第2図はメインパネル部の平面
図、第3図はサブパネル部の平面図、第4図は洗
浄装置の内部に設けられる機器類の配管系統図、
第5図は第1の水位検知装置の作動説明図、第6
図は第2の水位検知装置の作動説明図、第7図は
第3の水位検知装置の作動説明図、第8図は内視
鏡の漏洩検査時のタイムチヤート図、第9図は洗
浄工程と消毒工程とのタイムチヤート図である。 2……洗浄槽、32……水洗時間設定タイマ、
41……洗剤タンク、52……第3の切換弁。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 収容される内視鏡を洗浄水で噴射洗浄する内
    視鏡洗浄装置において、洗浄水を内視鏡に向けて
    噴射する噴射洗浄手段と、この噴射洗浄手段の動
    作時間を設定する設定手段と、上記噴射される洗
    浄水に洗剤を添加するものであつて上記設定され
    る動作時間の少なくとも後期を除いた時期に上記
    決定された時間だけ動作する洗剤添加手段とを具
    備したことを特徴とする内視鏡洗浄装置。
JP57041301A 1982-03-16 1982-03-16 内視鏡洗浄装置 Granted JPS58157435A (ja)

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Citations (3)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS558755A (en) * 1978-07-03 1980-01-22 Tokyo Shibaura Electric Co Cleaner charging device of washing machine* etc*
JPS5573236A (en) * 1978-11-27 1980-06-02 Olympus Optical Co Washing device of endoscope
JPS5584198A (en) * 1978-12-21 1980-06-25 Tokyo Shibaura Electric Co Device for injecting liquid additive of washing machine

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