JP4789561B2 - 内視鏡用洗浄消毒装置 - Google Patents

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Description

本発明は、洗浄槽に収容された内視鏡を洗浄・消毒する内視鏡用洗浄消毒装置に関する。
従来から、医療分野において、内視鏡を利用した医療診断が盛んに行われている。医療診断で使用された内視鏡は、看護師などによる予備洗浄後、内視鏡用洗浄消毒装置の洗浄槽内にて、洗浄、消毒、すすぎ、乾燥などの各種処理が施され、洗浄・消毒滅菌される。
内視鏡用洗浄消毒装置では、消毒工程で用いる消毒液を貯留するタンクを備え、消毒液の効力が失活した際などに、メーカーが販売する詰め替え用ボトルから上記タンクに消毒液を注入していた(特許文献1参照)。特許文献1に記載の装置では、通常使用する消毒液のタンクとは別に、給水系を消毒するための濃縮タイプの消毒液を貯留するタンクを設け、異なる種類の消毒液をそれぞれ独立して供給することができるようにしている。
ところで、消毒液には、従来ではグルタールが主に用いられていたが、近年、グルタールよりも消毒性能に優れ、人体や環境にも優しい他の製品(過酢酸やオルトフタルアルデヒドなど)が販売され始め、内視鏡用洗浄消毒装置においても、複数種類の消毒液を共用する機会が多くなってきた。
特開平7−132116号公報
消毒工程では、洗浄槽を消毒液で満たし、内視鏡を消毒液に所定時間浸漬させるが,この浸漬時間は消毒液の種類によって異なるため、上記のように複数種類の消毒液を共用する場合には、使用する消毒液に応じて浸漬時間を手動で設定する必要があった。
上記のように浸漬時間を手動で設定することは、ユーザーにとって煩わしいだけでなく、浸漬時間の設定を間違えた場合には、充分に消毒されないまま内視鏡を使用してしまうおそれがあり、最悪の場合には院内感染を引き起こす危険性があった。
本発明は、上記課題を鑑みてなされたものであり、使用する消毒液に応じた適正な浸漬時間を、自動的且つ確実に設定することができる内視鏡用洗浄消毒装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明は、洗浄槽に収容された内視鏡を洗浄・消毒する内視鏡用洗浄消毒装置において、消毒液を貯留する消毒液タンクと、前記消毒液タンクに消毒液を注入するための少なくとも1つの注入口と、専用容器のみ装着可能な構造を有し、前記専用容器に充填された消毒液を前記消毒液タンクに注入するための少なくとも1つの専用注入口と、いずれの注入口から消毒液が注入されたかを検知する注入検知手段と、前記注入検知手段の検知結果に応じて、消毒工程で前記内視鏡を消毒液に浸漬する浸漬時間の設定を自動的に変更する設定変更手段とを備えたことを特徴とする。
前記注入検知手段は、前記専用注入口から前記消毒液タンクに繋がる流路に設けられ、前記流路に前記専用注入口からの消毒液が流れたか否かを検知することが好ましい。
前記設定変更手段は、前記浸漬時間の設定範囲の下限値を変更することが好ましい。
本発明の内視鏡用洗浄消毒装置によれば、消毒液を貯留する消毒液タンクと、消毒液タンクに消毒液を注入するための少なくとも1つの注入口と、専用容器のみ装着可能な構造を有し、専用容器に充填された消毒液を消毒液タンクに注入するための少なくとも1つの専用注入口と、いずれの注入口から消毒液が注入されたかを検知する注入検知手段と、注入検知手段の検知結果に応じて、消毒工程で内視鏡を消毒液に浸漬する浸漬時間の設定を自動的に変更する設定変更手段とを備えたので、使用する消毒液に応じた適正な浸漬時間を、自動的且つ確実に設定することができる。したがって、ユーザーの手を煩わせることがなく、また、設定を間違って充分に消毒されないまま内視鏡を使用してしまうおそれがない。
図1において、内視鏡用洗浄消毒装置2は、箱状の装置本体10と、装置本体10にヒンジで開閉自在に取り付けられた蓋11とから構成される。この内視鏡用洗浄消毒装置2は、装置本体10の上面に設けられた洗浄槽12に使用済みの内視鏡30(図2参照)を収容し、洗浄、消毒、すすぎ、乾燥などの各種処理を施して、内視鏡30を洗浄・消毒滅菌するものである。
装置本体10の上面手前には、操作パネル13、および表示パネル14が配されている。また、装置本体10の前面中央には、後述する専用容器56の装填室59(図3参照)を覆う扉15が設けられている。操作パネル13は、上記各種処理の内容に関する設定や洗浄開始/停止、消毒液注入作業などを指示するための多数のボタンからなる。表示パネル14は、各種設定画面、処理の残り時間、トラブル発生時の警告メッセージなどを表示する。
蓋11は、洗浄槽12に使用済みの内視鏡30を収容する際や、消毒滅菌後の内視鏡30を取り出す際に開閉操作される。消毒滅菌を行っている際には、蓋11により洗浄槽12の開口部が覆われ、外部に洗浄水や消毒液が飛散しないようになっている。また、蓋11の上面は、透明なのぞき窓となっており、洗浄や消毒滅菌の様子を視認することが可能となっている。
洗浄槽12内には、噴射装置16、洗浄水を供給する給水口17、消毒液を供給する消毒液供給口18、および洗浄水、消毒液を排出するとともに、詳しくは後述するように、消毒液注入作業で消毒液としてグルタールを注入するための注入口である排液口19などが設けられている。
噴射装置16は、洗浄槽12の略中央に配されており、円筒状の回転体20と、回転体20の周面に複数設けられたノズル21とからなる。内視鏡30の洗浄時には、回転体20が回転されるとともに、ノズル21から洗浄水が噴射される。
図2に示すように、使用済みの内視鏡30は、手元操作部31が洗浄槽12の側面に設けられたカプラ32の近傍に載置され、回転体20の周辺に巻き回された状態で洗浄槽12内に収容される。カプラ32は、手元操作部31の吸引ボタンの装着口33、送気・送水ボタンの装着口34、および鉗子口35にチューブ36を介して接続されている。このカプラ32からチューブ36を経由して、洗浄水や消毒液が内視鏡30内部の送気・送水チューブ、吸引チューブ、および鉗子挿通用チューブに供給され、これにより内視鏡30の内部管路の洗浄・消毒滅菌が行われる。
図3において、装置本体10の上部には、水道水の蛇口などの水供給源とホースなどで接続され、給水口17に繋がる給水路40が配されている。給水路40は、その途中に配された第1電磁弁41によって開閉される。
第1電磁弁41が開かれると、給水路40に水供給源からの水(水道水)が流れ、この水道水が給水口17から洗浄水として洗浄槽12に供給される。なお、図示はしていないが、給水路40には、ノズル21やカプラ32が繋がれており、これらの箇所にも洗浄水が供給されるようになっている。
装置本体10の下部には、消毒液タンク42が配設されている。消毒液タンク42には、内視鏡30の消毒に使用する薬液(例えば、グルタール、オルトフタルアルデヒド、過酢酸、酸性水、二酸化塩素、過酸化水素など)が貯留される。本実施形態では、排液口19からグルタールが、後述する専用注入口55から過酢酸やオルトフタルアルデヒドがそれぞれ消毒液タンク42に注入される。
消毒液タンク42内には、上下限水位を検知するための水位センサ43、44が設けられている。これらの水位センサ43、44は、フロートスイッチやイオンプローブなどからなる。
消毒液タンク42には、消毒液供給口18に繋がる消毒液供給路45と、排液口19に繋がる消毒液注入・回収路46と、後述する外部排液口50に繋がる消毒液排液路47とが接続されている。消毒液供給路45の途中には、消毒液タンク42内の消毒液を洗浄槽12に向けて吸い上げる第1ポンプ48が配されている。
第1ポンプ48が作動されると、消毒液供給路45に第1ポンプ48によって吸い上げられた消毒液タンク42内の消毒液が流れ、この消毒液が消毒液供給口18から洗浄槽12に供給される。なお、図示はしていないが、消毒液供給路45には、給水路40と同様に、ノズル21やカプラ32が繋がれており、これらの箇所にも第1ポンプ48によって消毒液が供給されるようになっている。
消毒液注入・回収路46は、第2電磁弁49を介して、排液口19と外部排液口50とを繋ぐ排液路51に接続されている。消毒液注入・回収路46、および排液路51は、第2電磁弁49によって開閉される。
第2電磁弁49が作動されて、消毒液注入・回収路46側が開、排液路51の上流側が閉となると、消毒液注入作業で排液口19から注入された消毒液、または消毒工程で排液口19から排液された消毒液が、消毒液注入・回収路46を経由して消毒液タンク42に注入、あるいは回収される。
消毒液排液路47の途中には、第3電磁弁52が接続されている。第3電磁弁52が作動されると、消毒液排液路47、排液路51を介して、消毒液タンク42内の消毒液が外部排液口50から外部に排液される。
排液路51の第2電磁弁49の上流側には、第4電磁弁53が接続されている。第4電磁弁53には、過酢酸やオルトフタルアルデヒドを注入するための専用消毒液注入路54が接続されている。排液路51は、この第4電磁弁53によっても開閉され、専用消毒液注入路54側と外部排液口50側とに流路が切り替えられる。
専用消毒液注入路54には、専用注入口55を介して、消毒液として過酢酸やオルトフタルアルデヒドが充填された専用容器56が接続される。専用注入口55には、専用容器56の開口部56aの形状に合わせたアタッチメントが設けられており、専用容器56のみが装着可能な構造となっている。なお、専用容器56は、例えば特開2004−121832号公報に記載されるように、専用注入口55のアタッチメントに装着されるまで薄膜などで液密に保たれ、アタッチメントに装着したときに薄膜が破られて開口部56aを構成する注ぎ口が露呈するようになっている。
専用消毒液注入路54の途中には、専用容器56の消毒液を吸引する第2ポンプ57と、消毒液の通過を検知する注入検知センサ58とが設けられている。第2電磁弁49の消毒液注入・回収路46側が開、排液路51の下流側が閉の状態で、第4電磁弁53が作動されて、排液路51の上流側が閉、専用消毒液注入路54側が開となり、第2ポンプ57が作動されると、専用容器56の消毒液が、専用消毒液注入路54、排液路51、消毒液注入・回収路46を経由して、消毒液タンク42に注入される。
専用容器56は、装置本体10の前面中央の内部に設けられた装填室59に装填される。装填室59には、専用容器56の装填を検知するための装填検知センサ60が設けられている。なお、専用容器56の装填を検知の方法としては、例えば、特開2004−121832号公報に記載の、装填状態を検知する複数の装填検知センサで行う方法が用いられる。
排液路51の第2電磁弁49の下流側には、第5電磁弁61が接続されている。排液路51は、この第5電磁弁61によっても開閉され、循環系(図示せず)側と外部排液口50側とに流路が切り替えられる。
第2電磁弁49の消毒液注入・回収路46側が閉、排液路51の上流側が開、且つ第4電磁弁53の専用消毒液注入路54側が閉、排液路51の上流側が開の状態で、第5電磁弁61が作動されて、排液路51の下流側が開、循環系側が閉となると、排液口19から排水された洗浄水が、外部排液口50から外部に排液される。
洗浄槽12の裏面には、超音波振動子62が固着されている。超音波振動子62は、洗浄槽12に洗浄水を貯めて内視鏡30が完全に洗浄水に浸漬された状態で作動され、洗浄水に超音波を放射して内視鏡30に付着した汚れを超音波洗浄する。
図4において、CPU70は、内視鏡用洗浄消毒装置2の各部の動作を統括的に制御する。ROM71には、内視鏡用洗浄消毒装置2を動作させるために必要なプログラムやデータが記憶されている。CPU70は、このROM71から、プログラムやデータを作業用メモリであるRAM72に読み出し、各種処理に応じた制御を実行する。また、CPU70は、操作パネル13の操作入力に応じて各部を動作させ、表示パネル14に画面を表示させる。さらに、CPU70は、前述の各種センサからの検知信号を受けて、これに応じた制御を各部に実行させる。
操作パネル13が操作されて消毒液注入作業が指示され、注入検知センサ58が作動した場合、すなわち、専用容器56に充填された消毒液が消毒液タンク42に注入された場合、CPU70は、消毒工程において内視鏡30を消毒液に浸漬する時間(以下、浸漬時間という。)の設定範囲を、専用容器56に充填された消毒液、つまり過酢酸やオルトフタルアルデヒドの性能に合わせた値(5分〜30分)とする。
一方、消毒液注入作業中に注入検知センサ58が作動していない場合、すなわち、排液口19から消毒液が消毒液タンク42に注入された場合は、浸漬時間の設定範囲を、排液口19から注入される消毒液、つまりグルタールの性能に合わせた値(15分〜30分)とする。
次に、上記構成を有する内視鏡用洗浄消毒装置2による内視鏡30の洗浄・消毒滅菌の処理手順を、図5のフローチャートを参照して説明する。内視鏡30による検査の終了後、作業者は、まず、内視鏡用洗浄消毒装置2の電源をオンし、使用済みの内視鏡30をシンクなどで軽く水洗い(予備洗浄)し、内視鏡30に付着している汚物などを洗い流す。
予備洗浄後、作業者は、手元操作部31がカプラ32の近傍に位置するように、内視鏡30を回転体20の周辺に巻き回して洗浄槽12内に収容し、吸引ボタンの装着口33、送気・送水ボタンの装着口34、および鉗子口35にチューブ36を接続した後、蓋11を閉めて操作パネル13を操作し、洗浄・消毒滅菌工程を開始させる。
洗浄・消毒滅菌工程の開始が指示されると、内視鏡用洗浄消毒装置2では、CPU70の制御の下に、噴射装置16および第1電磁弁41が作動され、回転体20を回転させながらノズル21から水を噴射して、内視鏡30の外表面を洗浄する前洗浄が行われる。また、カプラ32、およびチューブ36を介して、内視鏡30の内部管路に水が導入され、内部管路が洗浄される。この前洗浄で使用された水は、排液口19を介して外部排液口50に排水される。
前洗浄後、CPU70により第1電磁弁41が作動されて、水供給源からの水道水が給水口17から洗浄槽12に供給される。そして、内視鏡30が完全に洗浄水に浸漬された状態とされた後、CPU70の制御の下に、超音波振動子62が作動され、洗浄水に超音波を放射して内視鏡30に付着した汚れを落とす超音波洗浄が行われる。超音波洗浄で使用された水は、排液口19を介して外部排液口50に排水される。
超音波洗浄後、前洗浄時と同様に、内部管路が洗浄される。そして、超音波洗浄前と同様に、給水口17から洗浄槽12に洗浄水が供給され、内視鏡30の外表面および洗浄槽12の汚れを洗い流すすすぎが行われる。すすぎに使用された水は、排液口19を介して外部排液口50に排水される。
すすぎ後、CPU70により第1ポンプ48が作動され、消毒液供給口18から洗浄槽12に消毒液が供給され、内視鏡30が消毒液に完全に浸漬された状態とされる。また、カプラ32、およびチューブ36を介して、内視鏡30の内部管路に消毒液が導入され、内部管路が消毒される。
内視鏡30を消毒液に所定時間浸漬させた後、CPU70により第2電磁弁49が作動されて、排液路51の下流側が閉、消毒液注入・回収路46側が開となり、消毒液は排液口19から排液され、消毒液注入・回収路46を経由して、消毒液タンク42に回収される。
消毒後、超音波洗浄後のすすぎと同様のすすぎが2回行われ、ノズル21やカプラ32から図示しない機構でエアー、またはアルコールが供給される乾燥工程を経て、内視鏡30の洗浄・消毒滅菌工程が終了する。
続いて、消毒液タンク42に消毒液を注入する消毒液注入作業の処理手順について、図6のフローチャートを参照して説明する。まず、操作パネル13が操作されて消毒液注入作業が指示されると、消毒液タンク42が満タンで上限水位センサ43が作動していた場合は、消毒液タンク42内の消毒液を排液して消毒液を入れ替えるか否かの選択を促すメッセージが表示パネル14に表示される。
そして、作業者により排液の実施が選択された場合は、CPU70により第3電磁弁52が作動されて、消毒液排液路47、排液路51を介して、消毒液タンク42内の消毒液が全て外部排液口50から外部に排液される。一方、作業者により排液の実施が選択されなかった場合は、消毒液注入作業が終了される。
操作パネル13が操作されて消毒液注入作業が指示されたときに、上限水位センサ43が作動せず、下限水位センサ44が作動していた場合は、上記で作業者により排液の実施が選択された場合と同様に強制排液が行われる。消毒液タンク42が空で上下限水位センサ43、44が両方とも作動していなかった場合は、何も行われずに次の処理に移行される。
強制排液後、または消毒液タンク42が空であることが検知された後、専用容器56が装填室59に装填されていて装填検知センサ60が作動していた場合は、CPU70の制御の下に、第2電磁弁49の消毒液注入・回収路46側が開、排液路51の下流側が閉、第4電磁弁53の排液路51の上流側が閉、専用消毒液注入路54側が開となり、第2ポンプ57が作動され、専用容器56の消毒液が消毒液タンク42へ注入され始める。
専用容器56の消毒液の注入が開始された後、注入検知センサ58が作動していた場合は、そのまま消毒液の注入が続行される。一方、装填検知センサ60が作動していなかった場合、あるいは、専用容器56が空で注入検知センサ58が作動していなかった場合は、専用容器56の消毒液の注入は行われず、排液口19から消毒液が消毒液タンク42に注入される。
また、このとき、注入される消毒液の性能に合わせた値に浸漬時間の設定範囲がCPU70により変更される。すなわち、注入検知センサ58で専用容器56の消毒液の注入が検知された場合は、浸漬時間の設定範囲が過酢酸やオルトフタルアルデヒドの性能に合わせた5分〜30分とされ、排液口19から消毒液が注入された場合は、グルタールの性能に合わせた15分〜30分とされる。
消毒液の注入が開始されて所定時間経過した後、下限水位センサ44が作動していた場合は、そのまま消毒液の注入が続行される。一方、下限水位センサ44が作動していなかった場合は、消毒液が不足していることを警告して消毒液の注ぎ足しを促すエラーメッセージが表示パネル14に表示され、消毒液注入作業が終了される。
下限水位センサ44が作動して再び所定時間経過した後、上限水位センサ43が作動した場合は、消毒液注入作業が終了される。一方、上限水位センサ43が作動しなかった場合は、上記で下限水位センサ44が作動していなかった場合と同様に、エラーメッセージが表示パネル14に表示され、消毒液注入作業が終了される。なお、エラーメッセージが表示されて作業者が消毒液を注ぎ足す際には、消毒液注入作業が終了される前と同じ注入方法のみが受け付けられる。
以上詳細に説明したように、内視鏡用洗浄消毒装置2は、グルタールを消毒液タンク42に注入するための排液口19とは別に、専用容器56の過酢酸やオルトフタルアルデヒドを消毒液タンク42に注入するための専用注入口55を有し、この専用注入口55を専用容器56のみ装着可能な構造とし、専用注入口55から消毒液が注入されたことを注入検知センサ58で検知して、これに応じて浸漬時間の設定範囲を自動的に変更するようにしたので、作業者が手動で浸漬時間の設定を変更する必要がない。また、例えば、検査を待つ被験者が大勢いた場合に、作業者が洗浄時間を短縮化させたいがために、あるいは単純に間違えて、浸漬時間を短く設定してしまうといった人為的ミスがなくなる。
なお、消毒液タンク42の容量は、専用容器56の容量と略同一であることが好ましい。これにより、専用容器56の消毒液を注入した際に、余った消毒液を排液する必要がなくなる。
なお、専用注入口55からだけでなく、排液口19から専用容器56の消毒液を注入することも可能である。この場合、上記実施形態のように、専用注入口55から消毒液を注入した場合の浸漬時間の設定範囲の下限値を5分とし、排液口19から消毒液を注入した場合の15分よりも短くしておけば、排液口19から専用容器56の消毒液を注入した場合は浸漬の時間が不必要に長くなるという制約はあるが、少なくとも消毒不足の危険は回避されるので、製品の安全性は依然として確保される。
上記実施形態では、注入口、および専用注入口として、排液口19、および専用注入口55を1つずつ設けた例を挙げて説明したが、注入口、および専用注入口の個数は複数であってもよい。また、同じ専用容器用の専用注入口を複数設けてもよい。さらに、上記実施形態では、消毒液を注入する注入口として、洗浄水や消毒液を排液する排液口19を用いているが、排液口と注入口を別々に設けてもよく、その他の配管や部品の配置なども、本発明の主旨を逸脱しない範囲で適宜変更することが可能である。
上記実施形態では、専用消毒液注入路54に注入検知センサ58を設けているが、排液口19側に設けてもよい。また、専用容器56の消毒液を吸い上げる第2ポンプ57を専用消毒液注入路54に設けているが、消毒液注入・供給路46に設けてもよい。
上記実施形態では、前洗浄用の装置として噴射装置16を設けているが、この代わりに、若しくはこれに加えて、洗浄槽12の四囲にスプレーノズルを設けてもよい。また、洗浄槽12に酵素洗剤を供給する機構やミクロバルブを発生させる機構を設けてもよく、装置の仕様に応じて適宜追加変更することができる。
上記実施形態では、蛇口から直接水道水を導入しているが、給水路40に水道水の雑菌を除去するフィルタを設けてもよい。
内視鏡用洗浄消毒装置の概略構成を示す斜視図である。 洗浄槽に内視鏡を収容した様子を示す平面図である。 装置本体内部の構成を示す平面図である。 内視鏡用洗浄消毒装置の電気的構成を示すブロック図である。 洗浄・消毒滅菌工程の処理手順を示すフローチャートである。 消毒液を消毒液タンクに注入する消毒液注入作業の処理手順を示すフローチャートである。
符号の説明
2 内視鏡用洗浄消毒装置
12 洗浄槽
16 噴射装置
17 給水口
18 消毒液供給口
19 排液口(注入口)
30 内視鏡
42 消毒液タンク
43、44 上下限水位センサ
46 消毒液注入・回収路
48 第1ポンプ
51 排液路
54 専用消毒液注入路
55 専用注入口
56 専用容器
57 第2ポンプ
58 注入検知センサ
60 装填検知センサ
70 CPU

Claims (2)

  1. 洗浄槽に収容された内視鏡を洗浄・消毒する内視鏡用洗浄消毒装置において、
    消毒液を貯留する消毒液タンクと、
    前記消毒液タンクに消毒液を注入するための少なくとも1つの注入口と、
    専用容器のみ装着可能な構造を有し、前記専用容器に充填された消毒液を前記消毒液タンクに注入するための少なくとも1つの専用注入口と、
    いずれの注入口から消毒液が注入されたかを検知する注入検知手段と、
    前記注入検知手段の検知結果に応じて、消毒工程で前記内視鏡を消毒液に浸漬する浸漬時間の設定を自動的に変更する設定変更手段とを備え
    前記注入口からも前記専用容器に充填された消毒液を注入可能であり、
    前記設定変更手段は、前記専用注入口から消毒液を注入した場合の浸漬時間の設定範囲の下限値を、前記注入口から注入した場合よりも短く設定することを特徴とする内視鏡用洗浄消毒装置。
  2. 前記注入検知手段は、前記専用注入口から前記消毒液タンクに繋がる流路に設けられ、前記流路に前記専用注入口からの消毒液が流れたか否かを検知することを特徴とする請求項1に記載の内視鏡用洗浄消毒装置。
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