JPH0144849B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0144849B2 JPH0144849B2 JP59156651A JP15665184A JPH0144849B2 JP H0144849 B2 JPH0144849 B2 JP H0144849B2 JP 59156651 A JP59156651 A JP 59156651A JP 15665184 A JP15665184 A JP 15665184A JP H0144849 B2 JPH0144849 B2 JP H0144849B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- wall
- joint
- fixed
- trailing
- plate
- Prior art date
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- Expired
Links
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Classifications
-
- E—FIXED CONSTRUCTIONS
- E02—HYDRAULIC ENGINEERING; FOUNDATIONS; SOIL SHIFTING
- E02D—FOUNDATIONS; EXCAVATIONS; EMBANKMENTS; UNDERGROUND OR UNDERWATER STRUCTURES
- E02D29/00—Independent underground or underwater structures; Retaining walls
- E02D29/16—Arrangement or construction of joints in foundation structures
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Environmental & Geological Engineering (AREA)
- Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
- General Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
- Mining & Mineral Resources (AREA)
- Paleontology (AREA)
- Civil Engineering (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Structural Engineering (AREA)
- Bulkheads Adapted To Foundation Construction (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
この発明は地中連続壁における接合部の土留工
法に関する。
法に関する。
地中連続壁は種々の地盤条件、施工条件等によ
つて壁体の長さが限定され、そのため壁体を複数
の単位壁体から構成しなければならず、互いに隣
接する単位壁体間には接合部が生じる。
つて壁体の長さが限定され、そのため壁体を複数
の単位壁体から構成しなければならず、互いに隣
接する単位壁体間には接合部が生じる。
従来、単位壁体間の接合工法としては各種提案
され、その1つに複数の単位壁体を接合部空間を
残して先に構築し、単位壁体の一方側の地盤を開
削した後、前記接合部空間にコンクリートを打設
して硬化させ、接合部を形成する工法がある。こ
の工法は単位壁体の一方側の開削空間と接合部空
間とが連通し、しかも接合部空間内の泥水が除去
されるので、接合部空間に残置するスライムを確
実に処理できるという利点があるものの、接合部
空間における非開削地盤からの土圧、地下水に対
する対策が充分であるとはいえず、地盤の崩壊や
地下水の漏洩を生じる恐れがあつた。
され、その1つに複数の単位壁体を接合部空間を
残して先に構築し、単位壁体の一方側の地盤を開
削した後、前記接合部空間にコンクリートを打設
して硬化させ、接合部を形成する工法がある。こ
の工法は単位壁体の一方側の開削空間と接合部空
間とが連通し、しかも接合部空間内の泥水が除去
されるので、接合部空間に残置するスライムを確
実に処理できるという利点があるものの、接合部
空間における非開削地盤からの土圧、地下水に対
する対策が充分であるとはいえず、地盤の崩壊や
地下水の漏洩を生じる恐れがあつた。
すなわち従来は、先行単位壁体の前部仕切板お
よび後行単位壁体の後部仕切板にそれぞれ設けた
土留板を接合部空間において突き合せ、両土留板
により土圧、地下水圧に対抗させるようにしてい
るが、両土留板間に間隙が生じるのを避けること
ができず、土圧、地下水圧に充分対抗させること
が困難であつた。そのため薬液注入工等の補助工
法を併用したり、あるいは地盤の開削にともなつ
て土留板に補強板をあてがつているのが現状であ
る。
よび後行単位壁体の後部仕切板にそれぞれ設けた
土留板を接合部空間において突き合せ、両土留板
により土圧、地下水圧に対抗させるようにしてい
るが、両土留板間に間隙が生じるのを避けること
ができず、土圧、地下水圧に充分対抗させること
が困難であつた。そのため薬液注入工等の補助工
法を併用したり、あるいは地盤の開削にともなつ
て土留板に補強板をあてがつているのが現状であ
る。
この発明は上記のような従来工法のもつ欠点を
排除し、補助工法等を併用したりすることなく、
接合部空間における非開削地盤に対する土留、止
水性を完全なものとし、地盤の崩壊や地下水の漏
洩を確実に防止することができる地中連続壁にお
ける接合部の土留工法を提供することを目的とす
る。
排除し、補助工法等を併用したりすることなく、
接合部空間における非開削地盤に対する土留、止
水性を完全なものとし、地盤の崩壊や地下水の漏
洩を確実に防止することができる地中連続壁にお
ける接合部の土留工法を提供することを目的とす
る。
すなわちこの発明は、先行溝孔を掘削した後、
あらかじめ前記溝孔の巾とほぼ等しい巾を有する
1対の前後部仕切板間に壁体用鉄筋篭を横向きに
固着するとともに、この前後部仕切板に前記鉄筋
篭の反対側において前後部継手鉄筋を横向きに固
着し、さらに前後部仕切板の一側端に前記鉄筋篭
の反対側において直角向きに張出すように前後部
土留板の一側端を固着し、この土留板の他側端に
周壁に軸方向に沿つた長溝を形成した前後部受け
パイプを前記長溝の反対側において固着してなる
組立体を前記先行溝孔内に挿入設置し、次いで前
後部仕切板間にコンクリートを打設硬化させて先
行単位壁体を構築し、次いで前記先行溝孔の端壁
と前部仕切板との間の空間を含む後行溝孔を掘削
した後、この後行溝孔内に前記と同様の組立体を
挿入設置して、この後行組立体の後部受けパイプ
と先行単位壁体の前部受けパイプとを間隔を置い
て対向させるとともに、後行組立体の後部継手鉄
筋と先行単位壁体の前部継手鉄筋とを重ね合せ、
次いで後行組立体の前後部仕切板間にコンクリー
トを打設硬化させて後行単位壁体を構築し、次い
であらかじめ両側端に注入パイプを固着するとと
もに、両側面に可撓性チユーブを各1対固着した
継手板であつて、その挿入設置時に前記各可撓性
チユーブが前記受けパイプに当接しない位置に設
けられた継手板を対向した前記前後部受けパイプ
間にその長溝を経て挿入設置して、前記注入パイ
プを前後部受けパイプ内に位置させ、次いで前記
各可撓性チユーブにモルタルを圧入して該チユー
ブを膨張させ、それにより前後部受けパイプと前
記継手板との間の間隙を閉塞した後、前記注入パ
イプにモルタルを注入してその内部と、前後部受
けパイプおよび注入パイプ間とに充填することを
特徴とする地中連続壁における接合部の土留工法
にある。
あらかじめ前記溝孔の巾とほぼ等しい巾を有する
1対の前後部仕切板間に壁体用鉄筋篭を横向きに
固着するとともに、この前後部仕切板に前記鉄筋
篭の反対側において前後部継手鉄筋を横向きに固
着し、さらに前後部仕切板の一側端に前記鉄筋篭
の反対側において直角向きに張出すように前後部
土留板の一側端を固着し、この土留板の他側端に
周壁に軸方向に沿つた長溝を形成した前後部受け
パイプを前記長溝の反対側において固着してなる
組立体を前記先行溝孔内に挿入設置し、次いで前
後部仕切板間にコンクリートを打設硬化させて先
行単位壁体を構築し、次いで前記先行溝孔の端壁
と前部仕切板との間の空間を含む後行溝孔を掘削
した後、この後行溝孔内に前記と同様の組立体を
挿入設置して、この後行組立体の後部受けパイプ
と先行単位壁体の前部受けパイプとを間隔を置い
て対向させるとともに、後行組立体の後部継手鉄
筋と先行単位壁体の前部継手鉄筋とを重ね合せ、
次いで後行組立体の前後部仕切板間にコンクリー
トを打設硬化させて後行単位壁体を構築し、次い
であらかじめ両側端に注入パイプを固着するとと
もに、両側面に可撓性チユーブを各1対固着した
継手板であつて、その挿入設置時に前記各可撓性
チユーブが前記受けパイプに当接しない位置に設
けられた継手板を対向した前記前後部受けパイプ
間にその長溝を経て挿入設置して、前記注入パイ
プを前後部受けパイプ内に位置させ、次いで前記
各可撓性チユーブにモルタルを圧入して該チユー
ブを膨張させ、それにより前後部受けパイプと前
記継手板との間の間隙を閉塞した後、前記注入パ
イプにモルタルを注入してその内部と、前後部受
けパイプおよび注入パイプ間とに充填することを
特徴とする地中連続壁における接合部の土留工法
にある。
以下図面に示す一実施例について説明する。
第1図に示すように、この発明工法に使用する
組立体1は後述する溝孔の巾とほぼ等しい巾を有
する1対の前後部仕切板2a,2bを具え、仕切
板2a,2bはこの例では鉄板3の両側端に溝形
鋼3′を固着して形成されている。仕切板2a,
2b間には多数の縦向鉄筋4に横向鉄筋5を固着
してなる壁体用鉄筋篭6が横向きに固着されてい
る。また仕切板2a,2bには鉄筋篭6の反対側
において、多数の前部継手鉄筋7aと、多数の縦
向鉄筋8に横向鉄筋9を固着してなる後部継手鉄
筋7cとが固着され、さらに仕切板2a,2bの
一側端には鉄筋篭6の反対側において直角向きに
張出すように前後部土留板10a,10bの一側
端が固着されている。この土留板10a,10b
の他側端には周壁に軸線方向に沿つた長溝11が
形成された前後部受けパイプ12a,12bが長
溝11の反対側において固着されている。13は
コンクリート漏洩防止用のシートである。
組立体1は後述する溝孔の巾とほぼ等しい巾を有
する1対の前後部仕切板2a,2bを具え、仕切
板2a,2bはこの例では鉄板3の両側端に溝形
鋼3′を固着して形成されている。仕切板2a,
2b間には多数の縦向鉄筋4に横向鉄筋5を固着
してなる壁体用鉄筋篭6が横向きに固着されてい
る。また仕切板2a,2bには鉄筋篭6の反対側
において、多数の前部継手鉄筋7aと、多数の縦
向鉄筋8に横向鉄筋9を固着してなる後部継手鉄
筋7cとが固着され、さらに仕切板2a,2bの
一側端には鉄筋篭6の反対側において直角向きに
張出すように前後部土留板10a,10bの一側
端が固着されている。この土留板10a,10b
の他側端には周壁に軸線方向に沿つた長溝11が
形成された前後部受けパイプ12a,12bが長
溝11の反対側において固着されている。13は
コンクリート漏洩防止用のシートである。
次に上記のような組立体1を使用して地中連続
壁を構築する工法に基づき、その接合部の土留工
法について説明する。
壁を構築する工法に基づき、その接合部の土留工
法について説明する。
第2図に示すように地盤Eに掘削機により先行
溝孔14を掘削し、その際溝孔14には従来と同
様に泥水を満たしながら掘削を行い、壁面の崩壊
を防ぐ。
溝孔14を掘削し、その際溝孔14には従来と同
様に泥水を満たしながら掘削を行い、壁面の崩壊
を防ぐ。
次に組立体1を先行溝孔14内に挿入設置し、
前後部仕切板2a,2bを支持材(図示せず)に
よつて支持したうえ、仕切板2a,2b間にコン
クリートを打設して硬化させ、先行単位壁体15
を構築する。次に第3図に示すように前部仕切板
2aと先行溝孔14の端壁との間の空間S1(第2
図参照)を含む後行溝孔16を掘削した後、この
後行溝孔16内に組立体1と同様の組立体17を
挿入設置し、この組立体17の後部受けパイプ1
2bと先行単位壁体15の前部受けパイプ12a
とを間隔を置いて対向させるとともに、組立体1
7の後部継手鉄筋7bと先行単位壁体15の前部
継手鉄筋7aとを重ね合せる。
前後部仕切板2a,2bを支持材(図示せず)に
よつて支持したうえ、仕切板2a,2b間にコン
クリートを打設して硬化させ、先行単位壁体15
を構築する。次に第3図に示すように前部仕切板
2aと先行溝孔14の端壁との間の空間S1(第2
図参照)を含む後行溝孔16を掘削した後、この
後行溝孔16内に組立体1と同様の組立体17を
挿入設置し、この組立体17の後部受けパイプ1
2bと先行単位壁体15の前部受けパイプ12a
とを間隔を置いて対向させるとともに、組立体1
7の後部継手鉄筋7bと先行単位壁体15の前部
継手鉄筋7aとを重ね合せる。
次いで組立体17の前後部仕切板2a,2b間
にコンクリートを打設して硬化させ、後行単位壁
体18を構築する。
にコンクリートを打設して硬化させ、後行単位壁
体18を構築する。
次に対向した前後部受けパイプ12a,12b
間に継手板19を挿入設置する。第5図に示すよ
うに継手板19の両側端には注入パイプ20が固
着され、また両側面には各1対の受板21が固着
され、各受板21の注入パイプ20側には可撓性
チユーブ22が固着されており、継手板19は前
後部受けパイプ10a,10bの長溝11を経て
挿入設置される。
間に継手板19を挿入設置する。第5図に示すよ
うに継手板19の両側端には注入パイプ20が固
着され、また両側面には各1対の受板21が固着
され、各受板21の注入パイプ20側には可撓性
チユーブ22が固着されており、継手板19は前
後部受けパイプ10a,10bの長溝11を経て
挿入設置される。
継手板19の設置後、チユーブ22にモルタル
23を圧入して第5図鎖線で示すように膨張さ
せ、それにより前後部受けパイプ12a,12b
と継手板19との間の間隙を閉塞する。各チユー
ブ22は継手板19の挿入設置時に受けパイプ1
0a,10bに当接しない位置に設けられている
ので、継手板19の挿入設置時に受けパイプ10
a,10bによつて損傷されることがなく、受け
パイプ12a,12bと継手板19との間の間隙
を確実に閉塞できる。次に注入パイプ20にモル
タル23を圧入し、その内部と、前後部受けパイ
プ10a,10bおよび注入パイプ20間とに該
モルタルを充填し、このようにして前後部土留板
10a,10bが継手板19およびモルタル23
を介して一体化された土留壁24を先行および後
行単位壁体15,18間の接合部空間S2に形成す
る。以下同様にして単位壁体およびその間に土留
壁を順次形成する。
23を圧入して第5図鎖線で示すように膨張さ
せ、それにより前後部受けパイプ12a,12b
と継手板19との間の間隙を閉塞する。各チユー
ブ22は継手板19の挿入設置時に受けパイプ1
0a,10bに当接しない位置に設けられている
ので、継手板19の挿入設置時に受けパイプ10
a,10bによつて損傷されることがなく、受け
パイプ12a,12bと継手板19との間の間隙
を確実に閉塞できる。次に注入パイプ20にモル
タル23を圧入し、その内部と、前後部受けパイ
プ10a,10bおよび注入パイプ20間とに該
モルタルを充填し、このようにして前後部土留板
10a,10bが継手板19およびモルタル23
を介して一体化された土留壁24を先行および後
行単位壁体15,18間の接合部空間S2に形成す
る。以下同様にして単位壁体およびその間に土留
壁を順次形成する。
所定数の単位壁体を前記のようにして構築した
ら、第4図に示すように単位壁体の一方側の地盤
を掘削し、その開削空間S2と接合部空間S2とを連
通させ、接合部空間S2内の泥水を除去する。その
際土留壁24には単位壁体15,18の他方側の
地盤Eから土圧および地下水圧が作用するが、土
留壁24は前記のように一体化されているのでそ
れらの圧力に充分対抗して地盤の崩壊が防止さ
れ、また地下水の漏洩も防止される。
ら、第4図に示すように単位壁体の一方側の地盤
を掘削し、その開削空間S2と接合部空間S2とを連
通させ、接合部空間S2内の泥水を除去する。その
際土留壁24には単位壁体15,18の他方側の
地盤Eから土圧および地下水圧が作用するが、土
留壁24は前記のように一体化されているのでそ
れらの圧力に充分対抗して地盤の崩壊が防止さ
れ、また地下水の漏洩も防止される。
次に接合部空間S2の周壁に付着しているスライ
ムを除去して清浄とした後、接合部空間S2にコン
クリートを打設して硬化させ、このようにして単
位壁体15,18が一体化された地中連続壁が構
築される。
ムを除去して清浄とした後、接合部空間S2にコン
クリートを打設して硬化させ、このようにして単
位壁体15,18が一体化された地中連続壁が構
築される。
この発明は上記のようであつて、先行および後
行単位壁体を構築した後、両単位壁体間の接合部
空間において、先行単位壁体の前部土留板と後行
単位壁体の後部土留板とが継手板およびモルタル
を介して一体化された土留壁を形成するので、土
圧、地下水圧に充分対抗し、地盤の崩壊や地下水
の漏洩を確実に防止することができる。また前記
のような土留壁は前後部土留板に受けパイプを設
け、両受けパイプ間に継手板を挿入設置した後モ
ルタルを注入するという簡単な作業をもつて形成
することができ、安価に施工できるという効果を
有する。さらに各可撓性チユーブは継手板の挿入
設置時に受けパイプに当接することがなく、した
がつて継手板の挿入が円滑に行われるのに加え、
受けパイプによつて損傷されることがないので、
モルタルを圧入して膨張させた可撓性チユーブに
よつて受けパイプと継手板との間の間隙を確実に
閉塞することができ、受けパイプ内に注入される
モルタルの洩れを防止することができる。
行単位壁体を構築した後、両単位壁体間の接合部
空間において、先行単位壁体の前部土留板と後行
単位壁体の後部土留板とが継手板およびモルタル
を介して一体化された土留壁を形成するので、土
圧、地下水圧に充分対抗し、地盤の崩壊や地下水
の漏洩を確実に防止することができる。また前記
のような土留壁は前後部土留板に受けパイプを設
け、両受けパイプ間に継手板を挿入設置した後モ
ルタルを注入するという簡単な作業をもつて形成
することができ、安価に施工できるという効果を
有する。さらに各可撓性チユーブは継手板の挿入
設置時に受けパイプに当接することがなく、した
がつて継手板の挿入が円滑に行われるのに加え、
受けパイプによつて損傷されることがないので、
モルタルを圧入して膨張させた可撓性チユーブに
よつて受けパイプと継手板との間の間隙を確実に
閉塞することができ、受けパイプ内に注入される
モルタルの洩れを防止することができる。
第1図はこの発明工法に使用する組立体の一例
を示す平面図、第2ないし4図はこの発明工法の
施工手順を示す平面断面図、第5図は土留壁の要
部を拡大して示す平面断面図。 1,17……組立体、2a,2b……前後部仕
切板、6……壁体用鉄筋篭、7a,7b……前後
部継手鉄筋、10a,10b……前後部土留板、
11……長溝、12a,12b……前後部受けパ
イプ、14……先行溝孔、15……先行単位壁
体、16……後行溝孔、18……後行単位壁体、
19……継手板、20……注入パイプ、22……
可撓性チユーブ、23……モルタル、24……土
留壁。
を示す平面図、第2ないし4図はこの発明工法の
施工手順を示す平面断面図、第5図は土留壁の要
部を拡大して示す平面断面図。 1,17……組立体、2a,2b……前後部仕
切板、6……壁体用鉄筋篭、7a,7b……前後
部継手鉄筋、10a,10b……前後部土留板、
11……長溝、12a,12b……前後部受けパ
イプ、14……先行溝孔、15……先行単位壁
体、16……後行溝孔、18……後行単位壁体、
19……継手板、20……注入パイプ、22……
可撓性チユーブ、23……モルタル、24……土
留壁。
Claims (1)
- 1 先行溝孔を掘削した後、あらかじめ前記溝孔
の巾とほぼ等しい巾を有する1対の前後部仕切板
間に壁体用鉄筋篭を横向きに固着するとともに、
この前後部仕切板に前記壁体用鉄筋篭の反対側に
おいて前後部継手鉄筋を横向きに固着し、さらに
前後部仕切板の一側端に前記壁体用鉄筋篭の反対
側において直角向きに張出すように前後部土留板
の一側端を固着し、この土留板の他側端に周壁に
軸方向に沿つた長溝を形成した前後部受けパイプ
を前記長溝の反対側において固着してなる組立体
を前記先行溝孔内に挿入設置し、次いで前後部仕
切板間にコンクリートを打設硬化させて先行単位
壁体を構築し、次いで前記先行溝孔の端壁と前部
仕切板との間の空間を含む後行溝孔を掘削した
後、この後行溝孔内に前記と同様の組立体を挿入
設置して、この後行組立体の後部受けパイプと先
行単位壁体の前部受けパイプとを間隔を置いて対
向させるとともに、後行組立体の後部継手鉄筋と
先行単位壁体の前部継手鉄筋とを重ね合せ、次い
で後行組立体の前後部仕切板間にコンクリートを
打設硬化させて後行単位壁体を構築し、次いであ
らかじめ両側端に注入パイプを固着するととも
に、両側面に可撓性チユーブを各1対固着した継
手板であつて、その挿入設置時に前記各可撓性チ
ユーブが前記受けパイプに当接しない位置に設け
られた継手板を対向した前記前後部受けパイプ間
にその長溝を経て挿入設置して、前記注入パイプ
を前後部受けパイプ内に位置させ、次いで前記各
可撓性チユーブにモルタルを圧入して該チユーブ
を膨張させ、それにより前後部受けパイプと前記
継手板との間隙を閉塞した後、前記注入パイプに
モルタルを注入してその内部と、前後部受けパイ
プおよび注入パイプ間とに充填することを特徴と
する地中連続壁における接合部の土留工法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15665184A JPS6136416A (ja) | 1984-07-27 | 1984-07-27 | 地中連続壁における接合部の土留工法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15665184A JPS6136416A (ja) | 1984-07-27 | 1984-07-27 | 地中連続壁における接合部の土留工法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6136416A JPS6136416A (ja) | 1986-02-21 |
JPH0144849B2 true JPH0144849B2 (ja) | 1989-09-29 |
Family
ID=15632311
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP15665184A Granted JPS6136416A (ja) | 1984-07-27 | 1984-07-27 | 地中連続壁における接合部の土留工法 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JPS6136416A (ja) |
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Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPS5277414A (en) * | 1975-12-23 | 1977-06-29 | Toda Construction | Continuous underground wall construction method |
JPS57100216A (en) * | 1980-12-10 | 1982-06-22 | Taisei Corp | Connection of continuous underground walls and coupling structure therefor |
-
1984
- 1984-07-27 JP JP15665184A patent/JPS6136416A/ja active Granted
Patent Citations (2)
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JPS5277414A (en) * | 1975-12-23 | 1977-06-29 | Toda Construction | Continuous underground wall construction method |
JPS57100216A (en) * | 1980-12-10 | 1982-06-22 | Taisei Corp | Connection of continuous underground walls and coupling structure therefor |
Also Published As
Publication number | Publication date |
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JPS6136416A (ja) | 1986-02-21 |
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