JP2519124B2 - パイプ - Google Patents

パイプ

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JP2519124B2
JP2519124B2 JP2283364A JP28336490A JP2519124B2 JP 2519124 B2 JP2519124 B2 JP 2519124B2 JP 2283364 A JP2283364 A JP 2283364A JP 28336490 A JP28336490 A JP 28336490A JP 2519124 B2 JP2519124 B2 JP 2519124B2
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▲しん▼市 豊福
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、地中壁、補強体、止水体等の地下構造物を
パイプルーフ工法により構築するために用いるパイプに
関する。
(従来の技術) パイプルーフ工法においては、一般に、円筒状の主体
部と、該主体部の外周面に該主体部の長手方向へ伸びる
複数の係合部とを備える複数のパイプが用いられてい
る。各パイプは、隣り合うパイプの係合部が互いに係合
するように、シールド型トンネル掘削機と元押し装置と
を用いる管推進工法により敷設される。
前記掘削機は、一般に、余掘り量を少なくしかつパイ
プの敷設精度を高める目的で、パイプの主体部の断面積
とほぼ同じ断面積の範囲は掘削するが、係合部の断面形
状に対応する範囲は掘削しないように構成されている。
しかし、係合部を主体部の外周面に有する従来のパイ
プでは、管推進工法による推進時に、係合部が土中に押
し込まれるから、大きな推進抵抗が係合部により発生
し、したがって大きな推力を発生する元押し装置を必要
としていた。
(解決しようとする課題) 本発明は、管推進工法による推進時に、大きな推進抵
抗が発生しない、パイプを提供することを目的とする。
(解決手段、作用、効果) 本発明のパイプは、円筒状の主体部と、該主体部から
これの外側に突出しかつ前記主体部の長手方向へ伸びる
突出部とからなる。前記主体部は、該主体部の長手方向
の一端から他端まで連続する内部空間と、該主体部の長
手方向の一端から他端まで連続する間隙であって前記内
部空間を前記主体部の周りの外部空間に連通させる間隙
とを有する。前記内部空間の深さは、前記主体部の厚さ
より小さい。
各パイプは、自己の内部空間内に次に敷設されるパイ
プの突出部を受け入れ、自己の突出部が敷設済のパイプ
の内部空間内に受け入れられるように、管推進工法によ
り敷設される。
このため、本発明のパイプによれば、敷設時に突出部
が敷設済のパイプの内部空間内となるように配置される
から、隣り合うパイプを係合させる係合手段による大き
な推進抵抗が発生することはない。
前記主体部は、前記間隙を形成する一対の縁部を有す
るほぼ円筒状の第1の部材と、該第1の部材の内側に前
記第1の部材と一体的に配置され、前記第1の部材の長
手方向の一端から他端まで連続する耐食性の円筒状の第
2の部材と、前記内部空間を前記両縁部と共同して前記
第1の部材の内側に形成する第3の部材とからなり、前
記第3の部材は、前記第1の部材の内側に配置されてお
り、また少なくとも一部が前記第2の部材に埋め込まれ
ている、ことが好ましい。
これにより、パイプの製作時には、第1の部材を第3
の部材の外側の型枠として利用することができる。ま
た、パイプの敷設後には、第3の部材が耐食性を有する
から、第1の部材が腐食等により劣化しても、パイプの
機能を損なうおそれがなく、したがって敷設されたパイ
プ内に硬化物を充填しなくてもよい。
前記突出部は第1の板状部と該第1の板状部の幅方向
一端縁に一体的に続く第2の板状部とによりT字状の断
面形状を有する第4の部材からなることができる。この
場合、前記第4の部材は、前記第1の板状部の幅方向他
端縁において第1の部材12に固定されており、また前記
第1の板状部は、前記間隙の幅より小さい厚さを有して
おり、前記第2の板状部は前記間隙の幅より大きくかつ
前記内部空間より小さい幅を有する。
さらに、前記主体部は、前記第2の部材に埋め込まれ
た1以上の鉄筋を備えることができる。
(実施例) 第1図を参照するに、パイプ10は、ほぼ円形の断面形
状を有する筒状のおよび金属製の第1の部材12と、該第
1の部材の内側に一体的に配置されかつ第1の部材と共
同して主体部を構成する筒状のおよびコンクリート製の
第2の部材14と、第1の部材12の内側に配置された金属
製の第3の部材16と、第1の部材12の外側に配置された
金属製の第4の部材18とを含む。
第1の部材12は、その長手方向の一端から他端まで連
続する間隙20を形成する一対の縁部12a,12bを有する。
第2の部材14内には、複数の鉄筋22を用いた鉄筋篭が埋
め込まれている。鉄筋22は、第3の部材16に溶接しても
よい。
第2,第3および第4の部材14,16,18は、第1の部材12
の長手方向の一端から他端まで連続して伸びている。
第3の部材16は、コ字状の断面形状を有している。第
3の部材16は、間隙20を介して第1の部材12の周りの外
部空間に連通する内部空間24を第1の部材12の両縁部12
a,12bと共同して第1の部材12の内側に形成するよう
に、第1の部材12の縁部12a,12bの近傍に溶接等により
固定されている。内部空間24は、第1の部材12の長手方
向の一端から他端まで連続する。
第4の部材18は、第1の板状部18aと、該第1の板状
部の幅方向一端縁に一体的に続く第2の板状部18bとに
よりT字状の断面形状を有する。第1の板状部18aは間
隙20の幅より小さい厚さを有しており、第2の板状部18
bは間隙20の幅より大きくかつ空間20より小さい幅を有
する。第4の部材18は、第1の板状部18aの幅方向他端
縁において第1の部材12に固定されている。
敷設時、各パイプ10が第1の部材12の直径とほぼ同じ
直径を有するシールド型トンネル掘削機の後端に連結さ
れた後、元押装置により、掘削機とともに発進用立坑か
ら到達用立坑に向けて前進されることにより、ほぼ水平
に敷設される。
前進時、各パイプ10は、その第2の板状部18bが第1
図において2点鎖線で示す敷設済みのパイプ10の内部空
間24内となるように、維持される。したがって、第3お
よび第4の部材16,18により大きな推進抵抗を生じるこ
とはない。パイプ10に作用する土圧は、第1および第2
の部材12,14により受けられる。
複数のパイプ10を順次敷設することにより、第2図に
示すように、複数のパイプからなる地下構造物26が構築
される。地下構造物の断面形状は、四角形、円形、コ字
状、U字状、V字状、逆U字状、逆V字状等の他の形状
であってもよい。
各パイプ10は、地下構造物26の内側に目的とする構造
物を構築した後、撤去してもよいし、撤去しなくてもよ
い。敷設されたパイプ10を撤去しない場合は、敷設後、
第2の部材14内にモルタル等の硬化物を充填してもよ
い。
しかし、パイプ10は、鉄筋22を埋め込んだコンクリー
ト製の第2の部材14が第1の部材12の内側に配置されて
いるから、第2の部材14内に硬化物を充填しなくてもよ
い。この場合、時間の経過により第1の部材12が腐食し
ても、第2の部材14はパイプとしても機能を維持する。
したがって、パイプ10によれば、これを地中に敷設した
後に、敷設されたパイプを上水用、下水用、電気配線用
等のパイプとして使用することができる。
第1の部材12の軸線を中心とする第3および第4の部
材16,18のなす角度は、第1図に示す実施例のように180
度である必要はなく、構築すべき地下構造物の断面形状
に応じて任意な角度とすることができる。
敷設時、水ガラスのような硬化剤を封入した1以上の
袋を内部空間24内に配置した状態で、パイプ10を敷設す
ることが好ましい。このようにすれば、内部空間24が前
記袋により閉鎖されるから、内部空間24が水道として作
用することを防止することができる。
前記袋は、次のパイプの敷設時に次のパイプの第4の
部材18により破壊することが好ましい。これにより、内
部空間24は、前記袋内の硬化剤が時間の経過とともに内
部空間24内において凝結、固化することにより、閉鎖さ
れる。
パイプ10を用いるパイプルーフ工法においては、各パ
イプ10を敷設するに先立って、たとえば、第3の部材16
は備えるが第4の部材18を備えないパイプ、または、第
4の部材18の代りにさらに第3の部材16を備えるパイプ
を配置してもよい。この場合、最初に敷設されるパイプ
は、その主体部の直径とほぼ同じ直径を有するシールド
型トンネル掘削機の後端に連結された後、元押装置によ
り、掘削機とともに発進用立坑から到達用立坑に向けて
前進されることにより、ほぼ水平に敷設される。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明のパイプの一実施例を示す断面図、第2
図は本発明の複数のパイプを用いて構築された地下構造
物の一実施例を示す断面図である。 10:パイプ、12,14,16,18:第1,2,3,4の部材、20:間隙、2
2:鉄筋、24:内部空間、12a,12b:縁部。

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】円筒状の主体部と、該主体部からこれの外
    側に突出しかつ前記主体部の長手方向へ伸びる突出部と
    からなり、前記主体部は、該主体部の長手方向の一端か
    ら他端まで連続する内部空間と、該主体部の長手方向の
    一端から他端まで連続する間隙であって前記内部空間を
    前記主体部の周りの外部空間に連通させる間隙とを有
    し、前記内部空間の深さは前記主体部の厚さより小さ
    い、パイプ。
  2. 【請求項2】前記主体部は、前記間隙を形成する一対の
    縁部を有するほぼ円筒状の第1の部材と、該第1の部材
    の内側に前記第1の部材と一体的に配置され、前記第1
    の部材の長手方向の一端から他端まで連続する耐食性の
    円筒状の第2の部材と、前記内部空間を前記両縁部と共
    同して前記第1の部材の内側に形成する第3の部材とか
    らなり、前記第3の部材は、前記第1の部材の内側に配
    置されており、また少なくとも一部が前記第2の部材に
    埋め込まれている、請求項(1)に記載のパイプ。
  3. 【請求項3】前記突出部は第1の板状部と該第1の板状
    部の幅方向一端縁に一体的に続く第2の板状部とにより
    T字状の断面形状を有する第4の部材からなり、前記第
    4の部材は前記第1の板状部の幅方向他端縁において第
    1の部材12に固定されており、前記第1の板状部は前記
    間隙の幅より小さい厚さを有しており、前記第2の板状
    部は前記間隙の幅より大きくかつ前記内部空間より小さ
    い幅を有する、請求項(2)に記載のパイプ。
  4. 【請求項4】さらに、前記主体部は前記第2の部材に埋
    め込まれた1以上の鉄筋を備える、請求項(2)に記載
    のパイプ。
  5. 【請求項5】ほぼ円筒状の第1の部材であって該第1の
    部材の長手方向の一端から他端まで連続する間隙を形成
    する一対の縁部を有する第1の部材と、前記第1の部材
    の内側に前記第1の部材と一体的に配置され、前記第1
    の部材の長手方向の一端から他端まで連続するコンクリ
    ート製の円筒状の第2の部材と、前記第1の部材の内側
    に配置された第3の部材であって前記間隙を介して前記
    主体部の周りの外部空間に連通しかつ前記第1の部材の
    長手方向の一端から他端まで連続する内部空間を前記両
    縁部と共同して前記第1の部材の内側に形成する第3の
    部材と、前記第1の部材の外側に配置され、前記第1の
    部材の長手方向へ伸びる第4の部材とからなり、前記第
    3の部材は少なくとも一部が前記第2の部材に埋め込ま
    れており、前記第4の部材は、第1の板状部と該第1の
    板状部の幅方向一端縁に一体的に続く第2の板状部とに
    よりT字状の断面形状を有しかつ前記第1の板状部18a
    の幅方向他端縁において第1の部材12に固定されてお
    り、前記第1の板状部は前記間隙の幅より小さい厚さを
    有しており、前記第2の板状部は前記間隙の幅より大き
    くかつ前記内部空間より小さい幅を有する、パイプ。
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