JPH0143788Y2 - - Google Patents

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JPH0143788Y2
JPH0143788Y2 JP5859783U JP5859783U JPH0143788Y2 JP H0143788 Y2 JPH0143788 Y2 JP H0143788Y2 JP 5859783 U JP5859783 U JP 5859783U JP 5859783 U JP5859783 U JP 5859783U JP H0143788 Y2 JPH0143788 Y2 JP H0143788Y2
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slider receiver
drive shaft
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grooved slider
switch
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、プルプツシユスイツチに係り、とく
に同軸上に可変抵抗器等を備えたプルプツシユス
イツチに関する。
従来よりプルプツシユスイツチ(PULL−
PUSHSWITCH)には、種々のものがあるが、
可変抵抗器など他の回転型電気部品等と一体的に
構成されたものは少ない。
一方、昨今における家電もしくは車載用音響機
器等は、小型化高性能化に向けて開発が進められ
ており、これがため操作部の数の減少および操作
ツマミの多機能化等の要請が根強く出されてい
る。この場合、多機能化に向けて必要とされるス
イツチ機能としては、同軸上にある他の回転型電
気部品の操作を制限することなく接一断の切換え
を容易にかつ確実に行い得ることであり、またそ
のための構造上の問題としては、余裕のないスペ
ース内で節度ある電極の位置ぎめをいかに設定す
るかという困難性にある。
これに対し、従来技術の多くは、例えば電極の
位置ぎめ手段が多くは不適切なため振動などの外
力によつてスイツチ機能が経時的に低下したり、
或いは接−断の動作位置の確認手段がないことか
らくる繰返えし操作回数の増加で接点の摩耗破損
が多い等の不都合があり、これがため耐久性およ
び操作性に欠けるという欠点があつた。
本考案の目的は、かかる従来技術の不都合を改
善し、耐久性増大を図るばかりでなく操作性を向
上させ、同時に小型化多機能化に対応し得るプル
プツシユスイツチを提供することにある。
このため、本考案では、固定部材と、この固定
部材の内部で軸方向に往復移動可能に配設された
駆動軸と、この駆動軸の端部に駆動軸に付勢され
て往復移動可能にかつ前記固定部材のガイド部に
ガイドされて回転不能に装着され更に外面にねじ
り突条を有する円筒状駆動体と、前記ねじり突条
に係合する凹溝部を設けかつ前記円筒状駆動体に
環着されてなり前記駆動体が前記駆動軸に付勢さ
れて往復移動した場合に前記ねじり突条に付勢さ
れて回転する円盤状の溝付摺動子受けとを備え、
該溝付摺動子受けに設けた接片と前記固定部材に
設けた電極からなり前記溝付摺動子受けの回転に
より切換えを設定し得るスイツチ機構と、該スイ
ツチ機構の切換えに応じて前記溝付摺動子受けを
係止する前記溝付摺動子受けと固定部材のいずれ
かに設けたばねと他方に設けた凹溝部とからなる
ばね係止機構とを備え、これによつて前記目的を
達成しようとするものである。
以下、本考案の一実施例を第1図ないし第6図
に基づいて説明する。
この実施例は、回転型電気部品として二連の可
変抵抗器に本考案を実施した場合の一例を示すも
ので、第1図はその外観側面図である。この第1
図において、1,2は各々駆動軸を示し、3は取
付ねじ部を、また4は固定用外装板を示す。前記
外側の駆動軸1はA部分に装備されている可変抵
抗器を調整するためのものであり、また、内側の
駆動軸2はB部分に装備されている可変抵抗器を
調整するためのものである。この内、前記内側の
駆動軸2は、その中心線に沿つた往復移動が可能
な構成となつており、又さらに第1図の左方に延
設されて、その端部のC部分に、本考案に係るス
イツチ部5が装備されている。
第3図は前記スイツチ部5の断面図を示し、第
4図はその分解斜視図を示す。
この第3図および第4図において、10は固定
部材としての基板(フエノール樹脂製)を示し、
また11は同じく固定部材としての絶縁ケースを
示す。これらの固定部材に囲まれた空間内に、前
述した駆動軸2が延設され、その端部に円筒状の
駆動体12が係止用のEリングにより軸方向の動
きを規制されて装着され、この駆動体12を中心
部に配設した状態で円盤状の溝付摺動子受け13
が装備されている。
この内、円筒状の駆動体12は、第4図に示す
ようにその外周部に、中心線に対して適当にねじ
られた突条12Aを有しており、さらに端部には
駆動体12が回転するのを止めるための係止部1
2B,12Cが形成されている。この駆動体12
の係止部12B,12Cは、前記絶縁ケース11
に形成されたガイド溝11A,11Bに拘束され
て軸方向の動きのみが許容された状態となつてい
る。このため、当該駆動体12は、前記駆動軸2
の回転力には何ら拘束されず、一方当該駆動軸2
の中心線に沿つた往復移動に際しては、一体的に
往復移動することができるようになつている。
また、前記溝付摺動子受け13は円筒状のボス
部13Aとその外周中央部から外側に向けて延設
された円盤部13Bとにより構成され、そのボス
部13A部分の貫孔13C内に凹溝部13D(第
6図参照)が形成され、この凹溝部13Dが前述
した円筒状駆動体12の突条12Aに係合するよ
うになつている。さらに当該溝付摺動子受け13
は、そのボス部13Aの両端部が、各々前記基板
10および絶縁ケース11によつて回転自在に支
承されている。このため、前述した円筒状駆動体
12が往復移動すると、その突条12Aに係合さ
れかつ案内されて溝付摺動子受け13が往復回転
運動を行い得るようになつている。この場合、前
記突条12Aのねじり角は、本実施例では前記溝
付摺動子受け13が回転角30゜の範囲で往復回転
なし得るように所定の角度に設定されている。
さらに、前記基板10には、第4図に示すよう
に中央部に形成された駆動軸用の貫孔10Aを取
り囲むようにしてスイツチ用の電極面14,15
が装着され、又この各電極面14,15は電極端
子16,17に各々導通された状態となつてい
る。この基板10の電極面14,15に対向する
側の前記溝付摺動子受け13には、第6図に示す
ように金属製の摺動子片18が固着されている。
この摺動子片18には、同図B,Cに示すように
ばね効果を付された接片18A,18Bが中心点
に対し対称位置に形成されている。そして、この
接片18A,18Bが前記基板10の各電極面1
4,15に各々摺接するように装備されている。
この場合、前記基板10の電極面14,15の
内、いづれか一方の電極14の一部には、第4図
に示すように絶縁コート14Aが付されている。
このため前記電極面14,15上を、溝付摺動子
受け13の回転に伴つて摺動子片18の接片18
A,18Bが当接しながら往復回転移動すると、
一方の接片18Aが前記絶縁コート14A上に摺
接した場合は基板10の電極端子16,17相互
間が導通せず断となり、これ以外の場合は該電極
端子16,17相互間が導通して接となるように
機能する。従つて、基板10上の電極面14,1
5と溝付摺動子受け13の摺動子片18とによ
り、単極単投型のスイツチ機構19が構成されて
いる。
また、前記基板10とは反対側の溝付摺動子受
け13の回転面には、近接した二箇所に有底溝1
3E,13Fが形成され、その間に凸部13Gが
形成された状態となつている。そして、この有底
溝13E,13Fおよび凸部13Gに対向して、
第5図の如く絶縁ケース11に装着された円板状
板ばね20が配設されている。この円板状板ばね
20には比較的強いばね効果を備えた位置固定用
の摺動突起部20Aが形成されており、前記溝付
摺動子受け13が回転してそのいづれかの有底溝
13E,13Fに摺動突起部20Aが落ち込むこ
とにより、当該溝付摺動子受け13が効果的に係
止されるようになつている。この場合、前記摺動
突起部20Aのばね効果が比較的大きいことか
ら、これが前記溝付摺動子受け13の有底溝13
E,13Fに落ち込んだ際にその当接音が効果的
に発せられ、これによつて溝付摺動子受け13が
係止されたことを外部のオペレータに知らしむる
ことができる。
このように、種々効果的に機能するばね係止機
構21が、絶縁ケース11に固着された板ばね2
0と前記溝付摺動子受け13の有底溝13E,1
3Fおよび凸部13Gとにより構成されている。
続いて、上記実施例の全体的動作について説明
する。
まず、第3図に示す如く駆動軸2が引き戻され
た状態にあつては、同筒状駆動体12も一体的に
引き戻されているため、溝付摺動子受け13は第
3図の右方向から見て右回転いつぱいに回転され
た状態にあり、従つて、スイツチ機構19は接状
態となつている。またばね係止機構21の板ばね
20の摺動突起部20Aは溝付摺動子受け13の
有底溝13Eを選択した状態となつており、とく
に外力が印加されない限りその状態が維持され
る。
次に、第3図の状態から駆動軸2を同図左方に
押し進めると、前記円筒状駆動体12も前述した
ように回転することなく絶縁ケース11内を一体
的に押し進められる。そして、同筒状駆動体12
のねじり突条12Aに付勢された溝付摺動子受け
13は、第3図の右方向からみて左回転いつぱい
(回転角約30゜)に回転する(図示せず)。このた
め、溝付摺動子受け13の接片18Aが絶縁コー
ト14A上に摺接してスイツチ機構19は断状態
となる。また、ばね係止機構21の板ばね20の
摺動突起部20Aは溝付摺動子受け13の凸部1
3Gをのりこえて有底溝13Fを選択した状態と
なつており、とくに外力が印加されない限りその
状態が維持される。
そして、プル(PULL)又はプツシユ
(PUSH)を繰り返すたびに上記動作が繰り返え
し行われる。
第7図は、上記実施例が単極単投方式のプルプ
ツシユスイツチであるのに対し、単極双投方式の
プルプツシユスイツチとするための基板30部分
の例示である。これを更に詳述すると、基板30
の中央部には駆動軸2用の貫孔30Aが形成さ
れ、この貫孔30Aと同心円弧状に図の如く電極
面31,32が形成されている。この各電極面3
1,32部分は、前述した実施例の電極面14,
15の内の一方の電極面14と全く同様に、第7
図の上半分に示すように各電極面31,32の一
部に各々絶縁コート31A,32Aが付された状
態となつている。また、これらの円弧状の電極面
31,32と前記貫孔30Aとの間に相当する部
分に、リン青銅製で半円弧状のばね電極34が装
備されている。その他の主たる構成は前述した実
施例と同一にしてある。そして、ばね電極34
は、前述した溝付摺動子受け13に装着されてい
る金属製摺動子片18に常時当接し得るように形
成され装備されている。このため、溝付摺動子受
け13の往復回転により摺動子片18の接片18
A,18Bのいづれかが前記電極面31又は32
を切換て選択し、ばね電極34に導通せしめるこ
とが可能となる。このばね電極34および前記電
極面31,32の各々には電極端子34A,3
5,36が装備され、これにより所定の外部回路
を効果的に切換えることができるようになつてい
る。その他の作用効果は前述した実施例と全く同
一となつている。
以上のように、本考案によると、固定部材と、
この固定部材の内部で軸方向に往復移動可能に配
設された駆動軸と、この駆動軸の端部に駆動軸に
付勢されて往復移動可能にかつ前記固定部材のガ
イド部にガイドされて回転不能に装着され更に外
面にねじり突条を有する円筒状駆動体と、前記ね
じり突条に係合する凹溝部を設けかつ前記円筒状
駆動体に環着されてなり前記駆動体が前記駆動軸
に付勢されて往復移動した場合に前記ねじり突条
に付勢されて回転する円盤状の溝付摺動子受けと
を備え、該溝付摺動子受けに設けた接片と前記固
定部材に設けた電極からなり前記溝付摺動子受け
の回転により切換えを設定し得るスイツチ機構
と、該スイツチ機構の切換えに応じて前記溝付摺
動子受けを係止する前記溝付摺動子受けと固定部
材のいずれかに設けたばねと他方に設けた凹溝部
とからなるばね係止機構とを備えた構成を採用し
たので、駆動軸の押圧動作および引き戻し動作に
よつてスイツチ機構の接点の切換えを適格に行う
ことができ、スイツチ機構の切換えごとに溝付摺
動子受けを係止するばね係止機構を設けたので、
外部からの振動によるスイツチ機構の接点のガタ
ツキを防止し切換え操作を円滑に行うことがで
き、さらにばね係止機構の係止音(節度音)によ
りスイツチ機構の切換え動作を確認することがで
きるので、従来の如く確認のための繰り返えし操
作が不要となり、前述したように駆動軸の端部に
スイツチ機構およびばね機構を装備したので、小
型化が可能となりまた同軸上に装備された可変抵
抗器等の構成および操作とは全く独立してスイツ
チ機能をなし得ることが可能となり、同時に組立
が容易となり、以上のように構成され機能するの
で、従来のものよりも耐久性および操作性を大幅
に改善することができ、生産性の向上を図り得る
という小型化可能で実用的なプルプツシユスイツ
チを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す外観側面図、
第2図は第1図の−線に沿つた断面図、第3
図は第1図のC部分を示す拡大部分断面図、第4
図は第3図の分解斜視図、第5図は絶縁ケース部
分を示す断面図、第6図Aは溝付摺動子受けを示
す正面図、第6図Bは同図Aの右側面図、第6図
Cは同図Aの背面図、第7図は他の実施例を示す
基板部分の斜視図である。 2……駆動軸、10……固定部材としての基
板、11……固定部材としての絶縁ケース、12
……円筒状駆動体、12A……ねじり突条、13
……溝付摺動子受け、19……スイツチ機構、2
1……ばね係止機構。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 固定部材と、この固定部材の内部で軸方向に往
    復移動可能に配設された駆動軸と、この駆動軸の
    端部に駆動軸に付勢されて往復移動可能にかつ前
    記固定部材のガイド部にガイドされて回転不能に
    装着され更に外面にねじり突条を有する円筒状駆
    動体と、前記ねじり突条に係合する凹溝部を設け
    かつ前記円筒状駆動体に環着されてなり前記駆動
    体が前記駆動軸に付勢されて往復移動した場合に
    前記ねじり突条に付勢されて回転する円盤状の溝
    付摺動子受けとを備え、該溝付摺動子受けに設け
    た接片と前記固定部材に設けた電極からなり前記
    溝付摺動子受けの回転により切換えを設定し得る
    スイツチ機構と、該スイツチ機構の切換えに応じ
    て前記溝付摺動子受けを係止する前記溝付摺動子
    受けと固定部材のいずれかに設けたばねと他方に
    設けた凹溝部とからなるばね係止機構とを備えた
    ことを特徴とするプルプツシユスイツチ。
JP5859783U 1983-04-19 1983-04-19 プルプツシユスイツチ Granted JPS59164126U (ja)

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JP5859783U JPS59164126U (ja) 1983-04-19 1983-04-19 プルプツシユスイツチ

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JP5859783U JPS59164126U (ja) 1983-04-19 1983-04-19 プルプツシユスイツチ

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JPS59164126U JPS59164126U (ja) 1984-11-02
JPH0143788Y2 true JPH0143788Y2 (ja) 1989-12-19

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JP5859783U Granted JPS59164126U (ja) 1983-04-19 1983-04-19 プルプツシユスイツチ

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP6659803B1 (ja) * 2018-11-02 2020-03-04 富士フイルム株式会社 投射レンズ及び投射装置

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JPS59164126U (ja) 1984-11-02

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