JP6659803B1 - 投射レンズ及び投射装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】回転筒側と固定筒側で電気的な導通が必要な投射レンズにおいて、回転筒の回転可能範囲が360°以上となる場合でも、ケーブルのねじれの懸念が無い投射レンズ及び投射装置を提供する。【解決手段】投射レンズは、筐体から入射した光を出射する光学系を収容するレンズ鏡胴であって、光軸周りに回転する第1回転筒と、第1回転筒が回転可能に取り付けられる第1固定筒とを有するレンズ鏡胴と、電気的な導通を行うための第1導通部であって、第1固定筒に設けられた固定電極と、第1回転筒に設けられ、第1回転筒の回転に伴って回転する回転電極とを有し、回転電極は、固定電極と対向する位置に配置され、少なくとも予め設定された回転位置において固定電極と接触する第1導通部とを備える。【選択図】図10

Description

本開示の技術は、投射レンズ及び投射装置に関する。
画像をスクリーンに投射する投射装置としてのプロジェクタが広く普及している。プロジェクタは、例えば、液晶表示素子(LCD;Liquid Crystal Display)又はDMD(Digital Micromirror Device:登録商標)等の画像形成パネルと、画像形成パネルで形成される画像をスクリーンに投射する投射レンズとを備えている。
このようなプロジェクタにおいて、画像の投射方向を変更可能な投射レンズを備えたプロジェクタが開発されている(特許文献1参照)。特許文献1に記載のプロジェクタでは、本体部に画像形成パネルが収容され、本体部の外周面に投射レンズが取り付けられている。
特許文献1に記載のプロジェクタにおいて、投射レンズには、画像形成パネルで形成された画像を表す光束が本体部から入射する。投射レンズは、入射側から順に、第1光軸、第2光軸、及び第3光軸の3つの光軸を持つ屈曲光学系を備えている。第1光軸は、本体部から入射する光束に対応する光軸であり、第2光軸は、第1光軸に対して90°屈曲している。第3光軸は、第2光軸に対して90°屈曲しており、スクリーンに向けて光束を出射する出射光軸である。
投射レンズは、入射側端部、中間部、及び出射側端部を有している。入射側端部は、第1光軸に対応している。中間部は、第2光軸に対応している。出射側端部は、第3光軸に対応している。入射側端部は、本体部に対して回転不能に取り付けられており、中間部は、入射側端部に対して第1光軸周りに回転する。出射側端部は、中間部に連結されており、中間部が回転すると、出射側端部も第1光軸周りに回転する。また、出射側端部は、中間部に対して第2光軸周りに回転する。このように、出射側端部が第1光軸及び第2光軸周りに回転することで、投射方向が変更される。
国際公開第2018/055964号
このような投射レンズにおいて、屈曲光学系を収容するレンズ鏡胴は、例えば、中間部に対して出射側端部を回転させるために、中間部を通る光軸周りに回転する回転筒と、回転筒が回転可能に取り付けられる固定筒とを有している。
このようなレンズ鏡胴には、例えば、合焦に用いるフォーカス用モータなどの電気駆動部が設けられる。電気駆動部が出射側端部に設けられている場合には、電気駆動部を駆動するために本体部に設けられた電源及び制御基板から、電力及び制御信号を送信するための導通部が必要となる。
導通部としてケーブルを用いた場合、ケーブルが回転筒と固定筒を跨いで配置されると、回転筒の回転に伴ってケーブルがねじれてしまうという問題がある。このような問題は、回転筒の回転可能範囲が360°以上を超える場合に、特に問題となる。
本開示の技術は、回転筒側と固定筒側で電気的な導通が必要な投射レンズにおいて、回転筒の回転可能範囲が360°以上となる場合でも、ケーブルのねじれの懸念が無い投射レンズ及び投射装置を提供することを目的とする。
本開示の投射レンズは、電気光学素子を有する投射装置の筐体に取り付けられる投射レンズであって、筐体から入射した光を出射する光学系を収容するレンズ鏡胴であって、光軸周りに回転する第1回転筒と、第1回転筒が回転可能に取り付けられる第1固定筒とを有するレンズ鏡胴と、電気的な導通を行うための第1導通部であって、第1固定筒に一体的に設けられた固定電極と、第1回転筒に設けられ、第1回転筒の回転に伴って回転する回転電極とを有し、回転電極は、固定電極と対向する位置に配置され、少なくとも予め設定された回転位置において固定電極と接触する第1導通部と、第1回転筒及び第1固定筒の一方に設けられた第1押圧部と、を備え、固定電極と回転電極は、光軸方向において対向して配置され、
第1押圧部は、一端に回転体を有し、
第1押圧部は、第1回転筒及び第1固定筒の一方から光軸方向に突出して、第1回転筒及び第1固定筒の他方と回転体を当接させることで、第1回転筒と第1固定筒の間に間隔を形成し、
さらに、第1回転筒が第1固定筒に対して回転する場合において、第1押圧部は、回転体を自転させながら間隔を保持し、かつ、回転電極は、間隔内において光軸周りに回転しながら固定電極と接触する。
固定電極及び回転電極の一方は、光軸周りの周方向に延在する平面電極であり、他方は、平面電極と部分的に接触する部分接触電極であり、平面電極と前記部分接触電極は、接触状態を保ちながら相対的に回転することが好ましい。
部分接触電極は、弾性変形した状態で平面電極と接触することが好ましい。
部分接触電極は、複数有り、複数の部分接触電極は、リング状電極の周方向において、間隔を空けて配置されていることが好ましい。
固定電極及び回転電極の一方は、導電膜を有する導電突起部であり、他方は弾性変形をする弾性導電部であり、回転位置において、導電突起部と弾性導電部が接触することが好ましい。
第1回転筒に取り付けられ、第1回転筒の回転に伴って回転する回転部を備えており、回転電極は、回転部に取り付けられていることが好ましい。
第1回転筒及び第1固定筒の一方に設けられ、第1回転筒及び第1固定筒から突出する第1突出部と、第1回転筒及び第1固定筒の他方に設けられ、第1突出部と対向及び当接する第1当接面と、第1回転筒及び第1固定筒の少なくとも一方を第1入射側光軸方向に押圧することにより、第1突出部を第1当接面に押し当てる第1押圧部と、を備え、固定電極及び回転電極は、光軸方向において対向して配置されていることが好ましい。
第1押圧部は、第1回転筒及び第1固定筒の一方に設けられており、第1回転筒及び第1固定筒の他方に設けられ、かつ、第1入射側光軸方向において第1押圧部と対向して配置され、出射側鏡胴部の回転位置にかかわらず、第1押圧部からの押圧を受ける第1被押圧面と、第1被押圧面において、第1入射側光軸周りの周方向に間隔を空けて形成され、第1押圧部と嵌合する少なくとも1つの第1嵌合穴とを備えており、出射側鏡胴部が第1入射側光軸周りに回転する際に、第1押圧部が第1嵌合穴に嵌合する嵌合状態と、第1押圧部が第1嵌合穴から離脱する離脱状態とが切り替わることが好ましい。
光軸に対して、第1導通部は、第1押圧部よりも外側に配置されていることが好ましい。
光学系は、筐体から入射した光を出射する出射側光軸と、出射側光軸よりも入射側に配置され、出射側光軸に対して屈曲した第1入射側光軸の少なくとも2つの光軸を備えた屈曲光学系であり、レンズ鏡胴は、出射側光軸を有する出射側光学系を収容し、第1入射側光軸周りに回転する出射側鏡胴部と、出射側鏡胴部よりも入射側に配置され、第1入射側光軸が通る第1入射側鏡胴部であって、第1回転筒と、固定筒とを有し、第1回転筒は、出射側鏡胴部の回転に伴って第1入射側光軸周りに回転する第1入射側鏡胴部と、を備えていることが好ましい。
屈曲光学系は、第1入射側光軸よりも入射側に配置され、第1入射側光軸に対して屈曲した第2入射側光軸を備えており、さらに、第1入射側鏡胴部よりも入射側に配置され、第2入射側光軸が通る第2入射側鏡胴部であって、第1入射側鏡胴部の回転に伴って第2入射側光軸周りに回転する第2回転筒と、第2回転筒が回転可能に取り付けられる第2固定筒とを有する第2入射側鏡胴部と、を備えていることが好ましい。
第2回転筒側と第2固定筒側の電気的な導通を行うための第2導通部を備えていることが好ましい。
光軸周り光軸周り
第1固定筒に対する第1回転筒の回転可能範囲は、360°以上であり、第2固定筒に対する第2回転筒の回転可能範囲は、360°未満であり、第2導通部は、配線であることが好ましい。
第1回転筒の回転位置を検出する回転位置検出機構を備えており、回転位置検出機構は、回転位置毎に異なる複数のパターンが形成されたパターン形成部と、複数のパターンを光学的に読み取るフォトセンサとを有し、パターン形成部及びフォトセンサは、第1回転筒の回転に伴って相対的に回転することが好ましい。
第1押圧部及び第2押圧部の少なくとも一方は、1回転筒又は第2回転筒の周方向において、間隔を空けて少なくとも3つ配置されていることが好ましい。
本開示の投射装置は、上記投射レンズを備えている。
本開示の別の投射レンズは、電気光学素子を有する投射装置の筐体に取り付けられる投射レンズであって、筐体から入射する光の第1光軸、第1光軸に対して屈曲した第2光軸、及び第2光軸に対して屈曲した第3光軸を有する屈曲光学系と、第1光軸が通る第1鏡胴部、第2光軸が通る第2鏡胴部、及び第3光軸が通り、光を出射する出射光学系を収容する第3鏡胴部を有するレンズ鏡胴であって、第3鏡胴部は、第2鏡胴部に対して第2光軸周りに回転し、第2鏡胴部は、第3鏡胴部の回転に伴って回転する第1回転筒と、第1回転筒が回転可能に取り付けられる第1固定筒とを有し、かつ、第2鏡胴部は、第1鏡胴部に対して、第1光軸周りに回転し、第1鏡胴部は、第2鏡胴部の回転に伴って回転する第2回転筒と、第2回転筒が回転可能に取り付けられる第2固定筒とを有するレンズ鏡胴と、第1回転筒側と第1固定筒側の間で電気的な導通を行うための第1導通部と、第2回転筒側と第2固定筒側の間で電気的な導通を行うための第2導通部とを備えており、第1固定筒に対する第1回転筒の回転可能範囲は、360°以上であり、第2固定筒に対する第2回転筒の回転可能範囲は、360°未満であり、第1導通部は、ケーブルレス方式の導通部であり、第2導通部は、ケーブル方式の導通部であることが好ましい。
本開示の別の投射装置は、上記投射レンズを備え、筐体は、中央部と、突出部と、突出部に隣り合った窪み部とを有し、窪み部には、投射レンズが配置されている。
本開示によれば、回転筒側と固定筒側で電気的な導通が必要な投射レンズにおいて、回転筒の回転可能範囲が360°以上となる場合でも、ケーブルのねじれの懸念が無い光軸周り。
プロジェクタの平面図である。 横置きにした状態のプロジェクタの斜視図である。 縦置きにした状態のプロジェクタの斜視図である。 プロジェクタを使用して画像をスクリーンに投射している様子を示す図である。 投射レンズの側面図である。 投射レンズの縦断面図である。 投射レンズの外観斜視図である。 図7とは別の投射レンズの外観斜視図である。 投射レンズの分解斜視図である。 第1押圧部及び第1導通部の説明図である。 ボールプランジャの説明図である。図11Aは嵌合状態を示し、図11Bは離脱状態を示す。 第2押圧部の説明図である。 第1導通部及び第2導通部の説明図である。 固定電極及び回転電極の説明図である。 第2鏡胴部の縦断面図である。 第1係合部の説明図である。図16Aは、第1係合部の平面図であり、図16Bは、第1係合部の断面図である。 第1係合部及び第1押圧部の関係を示す説明図である。図17Aは、第1押圧部を示す平面図であり、図17Bは、第1係合部の断面図である。 第1係合部の模式図である。 第2光軸の方向が水平方向の姿勢の投射レンズの斜視図である。 回転力T1と回転規制力F1の説明図である。 回転力T2と回転規制力F2の説明図である。 回転位置検出機構の説明図である。 パターン形成部の説明図である。 第1回転筒の回転位置の遷移図である。図24Aは初期位置を示す。図24Cは初期位置から90°回転した位置を示す。図24Bは中間位置を示す。 第2光軸A2の方向が重力方向の場合の投射レンズの図である。
以下、本開示の技術の実施形態の一例を、図面を参照しつつ説明する。
なお、本明細書にて用いる「第1」、「第2」、及び「第3」等などの用語は、構成要素の混同を避けるために付したものであり、プロジェクタ又はレンズ内に存在する構成要素の数を限定するものではない。
図1に示すように、本実施形態のプロジェクタ10は、投射装置に相当し、投射レンズ11と、本体部12とを備える。本体部12は、筐体に相当する。投射レンズ11の一端部は本体部12に取り付けられている。図1は、プロジェクタ10を使用しない場合に、投射レンズ11を収納した収納状態を示している。
本体部12は、ベース部12Aと、突出部12Bと、収納部12Cとを備えている。ベース部12Aは、画像形成ユニット26(図4参照)及び制御基板(図示せず)等の主要部品を収容する。
ベース部12Aは、中央部に相当する。ベース部12Aは、図1に示す平面視において、横長の略矩形状である。突出部12Bは、ベース部12Aの一辺から突出している。突出部12Bは略矩形状であり、突出部12Bの幅は、ベース部12Aの一辺の長さの略半分程度である。そのため、本体部12は、ベース部12Aと突出部12Bとを合わせた全体として、平面視において、略L字形状である。
収納部12Cは、投射レンズ11を収納する。図1において、収納部12Cは、突出部12Bの左横に生じる空間であり、突出部12Bと同様に平面視において略矩形状をしている。つまり、図1において、本体部12の外周面のうち、上側の側面12D及び左側の側面12Eを、側面12Dと側面12Eとが交差する方向に延長したと仮定する。この延長された各側面12D及び側面12Eを外縁として画定される空間が、収納部12Cである。そのため、本体部12は、単体では略L字形状であるが、収納部12Cを含めた全体としてみると、平面視において略矩形状になる。収納部12Cは、プロジェクタ10を縦置きした場合の突出部12Bの高さに対して、ベース部12A側に窪んでいる部分と見ることもできるため、窪み部に相当する。
投射レンズ11は、プロジェクタ10を使用しない場合においては、矩形状の収納部12Cから出っ張らないよう変形されたうえで、収納部12Cに収納される。そのため、図1に示すように、収納状態においては、プロジェクタ10は、L字状の本体部12と投射レンズ11とを組み合わせた全体として、略直方体形状になり、外周面の凹凸が少なくなる。これにより、収納状態においては、プロジェクタ10の持ち運び及び収納がしやすい。
投射レンズ11には、画像形成ユニット26で形成された画像を表す光束が本体部12から入射する。投射レンズ11は、入射した光束に基づく画像光を、光学系により拡大して結像する。これにより、投射レンズ11は、画像形成ユニット26で形成された画像の拡大像をスクリーン36(図4参照)に投射する。
投射レンズ11は、一例として、光軸を2回屈曲させる屈曲光学系(図2及び図3参照)を有しており、図1に示す収納状態では、投射レンズ11は、全体として、上方に凸の略U字形状をしている。投射レンズ11は、入射側端部14A、中間部14B、及び出射側端部14Cを備えている。中間部14Bの両端のうちの一端には、入射側端部14Aが接続され、中間部14Bの両端のうちの他端には、出射側端部14Cが接続される。入射側端部14Aには、本体部12からの光が入射する。出射側端部14Cには、出射レンズ16が設けられている。本体部12から入射側端部14Aに入射された光は中間部14Bを介して出射側端部14Cに導かれる。出射側端部14Cは、本体部12から入射側端部14A及び中間部14Bを介して導かれた光を出射レンズ16からスクリーン36に向けて光を出射する。
入射側端部14Aは、本体部12に取り付けられる。入射側端部14Aの取り付け位置は、図1の左右方向において、突出部12Bに隣接した位置であり、ベース部12Aの中央付近に位置する。投射レンズ11の収納状態において、中間部14Bは、ベース部12Aの中央付近から、突出部12Bとは反対の端部側、すなわち、図1において左側に延びている。出射側端部14Cの角部14Dと、突出部12Bの角部12Fとは、図1における左右方向において略対称をなす位置に配置される。
出射側端部14Cの外形は、突出部12Bの外形とほぼ同様の形状で形成されており、投射レンズ11の外形と本体部12の外形とに統一感を持たせている。このため、収納状態においては、投射レンズ11の外形が、あたかも本体部12の外形の一部を構成するようなデザインになっている。
図2及び図3に示すように、投射レンズ11は、屈曲光学系を備えている。屈曲光学系は、第1光軸A1、第2光軸A2、及び第3光軸A3を有する。第2光軸A2は、第1光軸A1に対して90°屈曲した光軸である。第3光軸A3は、第2光軸A2に対して90°屈曲した光軸である。
入射側端部14Aは、本体部12に対して回転不能に取り付けられている。中間部14Bは、入射側端部14Aに対して第1光軸A1周りに回転可能である。中間部14Bには、出射側端部14Cが連結されているため、中間部14Bが入射側端部14Aに対して回転すると、出射側端部14Cも第1光軸A1周りに回転する。第1光軸A1周りの回転可能範囲は360°未満であり、本例においては180°である。第1光軸A1周りの回転可能範囲が360°未満に制限されているのは、突出部12Bが入射側端部14Aに隣接している状態において、突出部12Bと投射レンズ11との干渉を防止するためである。
また、出射側端部14Cは、中間部14Bに対して第2光軸A2周りに回転可能である。中間部14Bとは異なり、第2光軸A2周りの出射側端部14Cの回転に制限はない。例えば、出射側端部14Cを360°以上回転させることも可能である。
まとめると、出射側端部14Cは、第1光軸A1と第2光軸A2との2軸を回転軸として回転可能である。これにより、ユーザは、本体部12を移動させることなく、投射レンズ11の投射方向を変化させることができる。
図2は、設置面18に対して、プロジェクタ10を横置きにした状態を示し、図3は、設置面18に対して、プロジェクタ10を縦置きにした状態を示す。このように、プロジェクタ10は、横置きの姿勢及び縦置きの姿勢で使用することが可能である。
図3に示すように、突出部12Bの側面12Dには、操作パネル22が設けられている。操作パネル22は、複数の操作スイッチを有する。操作スイッチは、例えば、電源スイッチ及び調整用スイッチ等である。調整用スイッチは、各種の調整を行うためのスイッチである。調整用スイッチには、例えば、スクリーン36に投射された画像の画質調整、及び台形補正を行うためのスイッチが含まれる。
中間部14Bの一面には、第1ロック解除スイッチ24A及び第2ロック解除スイッチ24Bが設けられている。投射レンズ11には、第1回転ロック機構と、第2回転ロック機構とが設けられている。第1回転ロック機構は、入射側端部14Aに対する中間部14Bの第1光軸A1周りの回転をロックする。第2回転ロック機構は、中間部14Bに対する出射側端部14Cの第2光軸A2周りの回転をロックする。第1ロック解除スイッチ24Aは、第1回転ロック機構に対して、中間部14Bの回転のロックを解除する指示を入力する操作スイッチである。第2ロック解除スイッチ24Bは、第2回転ロック機構に対して、出射側端部14Cの回転のロックを解除する指示を入力する操作スイッチである。
図4に示すように、本体部12には、画像形成ユニット26が設けられている。画像形成ユニット26は、投射する画像を形成する。画像形成ユニット26は、画像形成パネル32、光源34、及び導光部材(図示せず)等を備えている。画像形成パネル32は、電気光学素子の一例である。
光源34は、画像形成パネル32に光を照射する。導光部材は、光源34からの光を画像形成パネル32に導光する。画像形成ユニット26は、例えば、画像形成パネル32としてDMDを使用した反射型の画像形成ユニットである。DMDは、周知の通り、光源34から照射される光の反射方向を変化させることが可能な複数のマイクロミラーを有しており、各マイクロミラーを画素単位で二次元に配列した画像表示素子である。DMDは、画像に応じて各マイクロミラーの向きを変化させることで、光源34からの光の反射光のオンオフを切り替えることにより、画像に応じた光変調を行う。
光源34の一例としては、白色光源が挙げられる。白色光源は、白色光を発する。白色光源は、例えば、レーザ光源と蛍光体とを組み合わせることで実現される光源である。レーザ光源は、蛍光体に対して青色光を励起光として発する。蛍光体は、レーザ光源から発せられた青色光によって励起されることで黄色光を発する。白色光源は、レーザ光源から発せられる青色光と、蛍光体から発せられる黄色光とを組み合わせることで、白色光を発する。画像形成ユニット26には、さらに、光源34が発する白色光を、青色光B(Blue)、緑色光G(Green)、及び赤色光R(Red)の各色光に時分割で選択的に変換する回転カラーフィルタが設けられている。B、G、及びRの各色光が画像形成パネル32に選択的に照射されることで、B、G、及びRの各色の画像情報が担持された画像光が得られる。こうして得た各色の画像光が、投射レンズ11に選択的に入射されることで、スクリーン36に向けて投射される。各色の画像光は、スクリーン36上で統合されて、スクリーン36には、フルカラーの画像Pが表示される。
図5及び図6に示すように、投射レンズ11は、レンズ鏡胴40を備えている。レンズ鏡胴40は、屈曲光学系を収容する。レンズ鏡胴40は、第1鏡胴部41、第2鏡胴部42、及び第3鏡胴部43を備えている。第1鏡胴部41、第2鏡胴部42、及び第3鏡胴部43の各々は、レンズを収容している。第1鏡胴部41に収容されているレンズは、第1光軸A1上に配置されている。第2鏡胴部42に収容されているレンズは、第2光軸A2上に配置されている。第3鏡胴部43に収容されているレンズは、第3光軸A3上に配置されている。第1鏡胴部41の中心軸は、第1光軸A1と略一致している。第2鏡胴部42の中心軸は、第2光軸A2と略一致している。第3鏡胴部43の中心軸は、第3光軸A3と略一致している。なお、図5及び図6は、図2及び図4で示した状態におけるレンズ鏡胴40を示している。なお、本実施形態においては、説明を簡略化するため、各々レンズの詳細な構成は省略して1枚のレンズのように表現している。しかし、各々レンズは、複数枚のレンズであってもよい。
第1鏡胴部41は、最も入射側に位置する鏡胴部であり、第3鏡胴部43は、最も出射側に位置する鏡胴部であり、第2鏡胴部42は、第1鏡胴部41と第3鏡胴部43の間に位置する鏡胴部である。
さらに、レンズ鏡胴40は、第1ミラー保持部44および第2ミラー保持部46を備えている。第1ミラー保持部44は、第1ミラー48を保持し、第2ミラー保持部46は、第2ミラー49を保持する。第1ミラー48及び第2ミラー49は、それぞれ、屈曲光学系を構成する光学素子の1つであり、光軸を屈曲させる反射部である。第1ミラー48は、第1光軸A1を屈曲させることで第2光軸A2を形成する。第2ミラー49は、第2光軸A2を屈曲させることで第3光軸A3を形成する。第1ミラー保持部44は、第1鏡胴部41と第2鏡胴部42との間に配置されている。第2ミラー保持部46は、第2鏡胴部42と第3鏡胴部43との間に配置されている。
第2鏡胴部42の内筒42Bの先端部と、その先端部に保持されているレンズL22とは、第2ミラー保持部46の内部にまで入り込んでいる。これによって、レンズL22と第2ミラー49との距離が小さくなり、第2ミラー49を小型化してもレンズL22からの光を反射出来る。また、第2ミラー49の小型化と共に第2ミラー保持部46の小型化も出来る。
レンズ鏡胴40は、出射レンズ16等の一部を除いて、外装カバー50で覆われている。外装カバー50は、第1外装カバー50A、第2外装カバー50B、及び第3外装カバー50Cを有する。第1外装カバー50Aは、入射側端部14Aに対応している外装カバーであり、第2外装カバー50Bは、中間部14Bに対応する外装カバーであり、第3外装カバー50Cは、出射側端部14Cに対応する外装カバーである。
第1外装カバー50Aは、第1鏡胴部41を覆い、入射側端部14Aの外周面を構成する。第2外装カバー50Bは、主として、第1ミラー保持部44と第2鏡胴部42とを覆い、中間部14Bの外周面を構成する。第3外装カバー50Cは、主として、第2ミラー保持部46と第3鏡胴部43とを覆い、出射側端部14Cの外周面を構成する。
また、図7及び図8にも示すように、レンズ鏡胴40の外周面には、各種のアクチュエータが配置されている。具体的には、第1鏡胴部41の外周面には、ズーム用モータ51が設けられており、第2ミラー保持部46の外周面には、フォーカス用モータ52が設けられている。また、第1ミラー保持部44の外周面には、ソレノイド53(図6参照)が設けられており、第2鏡胴部42の外周面には、ソレノイド54が設けられている。ソレノイド53は、第1回転ロック機構を構成する。ソレノイド54は、第2回転ロック機構を構成する。ズーム用モータ51、フォーカス用モータ52、ソレノイド53、及びソレノイド54は、電気駆動部の一例である。
図6において、第1鏡胴部41は、内筒41A、外筒41B、ズームレンズ鏡胴41C、カム筒41D、及びフォーカス調整筒41Eを備えている。内筒41Aの第1光軸A1における入射側の端部には、内筒41Aの径方向の外側に向けて突出するフランジ56が設けられている。フランジ56は、本体部12に対して内筒41Aを回転不能に固定する。外筒41Bは、内筒41Aの出射側に配置されており、内筒41Aの外周面の一部を覆う。外筒41Bは、内筒41Aに対して第1光軸A1周りに回転可能に取り付けられている。
第1鏡胴部41は、第1光学系L1を保持する。第1光学系L1は、例えば、レンズFA、レンズ群Z1及びレンズZ2で構成され、第1光軸A1上に配置される。レンズ群Z1は、レンズZ11及びレンズZ12で構成される。内筒41A内には、カム筒41Dとズームレンズ鏡胴41Cとが収容されている。ズームレンズ鏡胴41Cは、2群のズームレンズを有する。2群のズームレンズは、レンズ群Z1とレンズZ2とで構成されている。
カム筒41Dには、第1のカム溝(図示せず)及び第2のカム溝(図示せず)が形成されている。第1のカム溝は、レンズ群Z1を移動させるためのカム溝である。第2のカム溝は、レンズZ2を移動させるためのカム溝である。レンズ群Z1のレンズ保持枠には、第1のカムピン(図示せず)が設けられている。レンズZ2のレンズ保持枠には、第2のカムピン(図示せず)が設けられている。第1のカム溝には、第1のカムピンが挿し込まれ、第2のカム溝には、第2のカムピンが挿し込まれる。
カム筒41Dが第1光軸A1周りに回転すると、レンズ群Z1は、第1のカム溝に沿って、第1光軸A1に沿って移動し、レンズZ2は、第2のカム溝に沿って、第1光軸A1に沿って移動する。このように、レンズ群Z1及びレンズZ2が第1光軸A1に沿って移動すると、レンズ群Z1の第1光軸上の位置が変化し、レンズZ2の第1光軸A1上の位置が変化し、レンズ群Z1とレンズZ2との間隔が変化する。これにより、ズームが行われる。
カム筒41Dは、ズーム用モータ51の駆動によって回転する。内筒41Aの外側には、円筒状のギヤ58が設けられている。ギヤ58は、ズーム用モータ51の駆動によって内筒41Aの周囲を回転する。ギヤ58には、カム筒41Dを回転させるための駆動ピン(図示せず)が設けられている。ギヤ58が回転すると、駆動ピンも内筒41Aの周方向に回転し、その回転に伴ってカム筒41Dが回転する。内筒41Aには、駆動ピンとの干渉を防止するために、駆動ピンを挿通させる挿通溝(図示せず)が周方向に形成されている。
また、ズームレンズ鏡胴41Cの内部には、レンズZ11とレンズZ12の間に、固定絞りStが設けられている。固定絞りStは、本体部12から入射した光束を絞る。固定絞りStをズームレンズ鏡胴41C内に設けることで、光束の入射高に関わらず、結像面の中心と周辺の画像の大きさが変化しないテレセントリックな光学系が実現される。
フォーカス調整筒41Eは、内筒41Aの入射側の端部に取り付けられており、内筒41Aに対して第1光軸A1周りに回転可能である。フォーカス調整筒41Eの出射側の端部の外周面と、内筒41Aの内周面には、それぞれネジ溝が形成されており、各ネジ溝が噛み合う。内筒41Aは本体部12に対して固定されているため、フォーカス調整筒41Eが内筒41Aに対して回転すると、ネジの作用によってフォーカス調整筒41Eが第1光軸A1に沿って移動する。
フォーカス調整筒41Eは、フォーカス調整用のレンズFAを保持する。レンズFAは、第1光軸A1に沿って移動することで、投射レンズ11の全系の合焦位置と画像形成パネル32との相対的な位置を調整する。投射レンズ11の本体部12への取り付けに際しては、画像形成パネル32に対する投射レンズ11の取り付け位置に個体差が生じる。フォーカス調整筒41Eは、こうした製造時の個体差を吸収して、投射レンズ11の全系の合焦位置と画像形成パネル32との相対的な位置を略同じにするために設けられる。
外筒41Bの外周面には、第1回転位置検出センサ59が設けられている。第1回転位置検出センサ59は、内筒41Aに対する外筒41Bの回転位置を検出する。
第1ミラー保持部44は、外筒41Bの出射側の端部に取り付けられている。このため、第1ミラー保持部44は、内筒41Aに対する外筒41Bの第1光軸A1周りの回転に伴って、第1光軸A1周りに回転する。第1ミラー保持部44は、第1ミラー48の反射面が、第1光軸A1及び第2光軸A2のそれぞれに対して45°の角度をなす姿勢で第1ミラー48を保持する。第1ミラー48は、ガラス等の透明部材に反射膜をコーティングした鏡面反射型のミラーである。
第2鏡胴部42は、外筒42Aと内筒42Bとを備えている。外筒42Aは、入射側の端部が第1ミラー保持部44に取り付けられている。内筒42Bは、外筒42Aに対して第2光軸A2周りに回転可能に取り付けられている。
第2鏡胴部42は、第2光学系L2を保持する。第2光学系L2は、例えば、レンズL21及びレンズL22で構成され、第2光軸A2上に配置される。外筒42Aは、レンズL21を保持する。内筒42Bは、レンズL22を保持する。
本例において、第2光学系L2は、リレーレンズとして機能する。より具体的には、第1鏡胴部41の第1光学系L1は、第1ミラー保持部44内において、中間像を形成する。第2光学系L2は、この中間像を被写体として、中間像を表す光束を第2ミラー保持部46及び第3鏡胴部43に中継する。
第2鏡胴部42において、第2ミラー保持部46は、内筒42Bの出射側の端部に取り付けられている。このため、第2ミラー保持部46は、外筒42Aに対する内筒42Bの第2光軸A2周りの回転に伴って、第2光軸A2周りに回転する。
外筒42Aの外周面には、第2回転位置検出センサ60が設けられている。第2回転位置検出センサ60は、外筒42Aに対する内筒42Bの回転位置を検出する。
第2ミラー保持部46は、第2ミラー49の反射面が、第2光軸A2及び第3光軸A3のそれぞれに対して45°の角度をなす姿勢で第2ミラー49を保持する。第2ミラー49は、第1ミラー48と同様の鏡面反射型のミラーである。
第2ミラー保持部46の出射側の端部46Aは、第3鏡胴部43を構成している。第3鏡胴部43は、端部46Aに加えて、固定筒43Aと、出射レンズ保持枠43Bと、フォーカスレンズ鏡胴43Cとを備えている。
第3鏡胴部43は、第3光学系L3を保持する。第3光学系L3は、例えば、レンズL31、レンズL32、及び出射レンズ16で構成され、第3光軸A3上に配置される。端部46Aは、中心軸が第3光軸A3と略一致する筒状部であり、レンズL31を保持するレンズ保持枠として機能する。
端部46Aの出射側には、固定筒43Aが取り付けられている。固定筒43Aの出射側の端部には、出射レンズ保持枠43Bが取り付けられている。固定筒43Aは、内周側で、フォーカスレンズ鏡胴43Cを第3光軸A3方向に移動可能に保持する。フォーカスレンズ鏡胴43Cは、フォーカス用のレンズL32を保持する。
固定筒43Aの外周には、ギヤ62が設けられている。ギヤ62は、フォーカス用モータ52の駆動によって、固定筒43Aの周方向に回転する。ギヤ62の内周面には、ネジ溝が形成されている。固定筒43Aの外周面にも、ネジ溝が形成されている。ギヤ62の内周面のネジ溝と固定筒43Aの外周面のネジ溝とは互いに噛み合う。そのため、ギヤ62が回転すると、固定筒43Aに対して、ギヤ62が第3光軸A3方向に移動する。ギヤ62には、駆動ピン62Aが設けられており、駆動ピン62Aは、フォーカスレンズ鏡胴43Cに挿し込まれている。従って、ギヤ62の移動に伴って、フォーカスレンズ鏡胴43Cも第3光軸A3に沿って移動する。このフォーカスレンズ鏡胴43Cの移動により、投射レンズ11の合焦位置として、スクリーン36と投射レンズ11との間の距離に応じた合焦位置が調節される。
ここで、本例において、第3光軸A3は、本体部12から投射レンズ11に入射した光を出射する出射側光軸の一例であり、第2光軸A2は、第3光軸A3よりも入射側に配置され、第3光軸A3に対して屈曲した第1入射側光軸の一例であり、第1光軸A1は、第2光軸A2よりも入射側に配置され、第2光軸A2に対して屈曲した第2入射側光軸の一例である。
また、第3鏡胴部43は、出射側光軸が通る出射側鏡胴部の一例である。第2鏡胴部42は、出射側鏡胴部よりも入射側に配置され、第1入射側光軸が通る第1入射側鏡胴部の一例である。第1鏡胴部41は、第1入射側鏡胴部よりも入射側に配置され、第2入射側光軸が通る第2入射側鏡胴部の一例である。
また、第2鏡胴部42において、内筒42Bは、第3鏡胴部42の回転に伴って第1入射側光軸(第2光軸A2)回りに回転する第1回転筒の一例である。外筒42Aは、第1回転筒が取り付けられる第1固定筒の一例である。第1鏡胴部41において、外筒41Bは第2入射側光軸(第1光軸A1)回りに回転する第2回転筒の一例であり、内筒41Aは第2固定筒の一例である。
図7から図9に示すように、第2ミラー保持部46の入射側の端部には、第2鏡胴部42の内筒42Bの一端と連結される回転部64が設けられている。内筒42Bと回転部64が連結されることで、第3鏡胴部43及び第2ミラー保持部46の第2光軸A2周りの回転に伴って内筒42Bが回転する。回転部64は、内筒42Bの直径よりも大きく、内筒42Bよりも径方向に広がるフランジ形状をしている。
外筒42Aの出射側の端部には、入射側の端部よりも直径が大きい幅広部66が設けられている。図6に示すように、回転部64の入射側の面64Aと、幅広部66の出射側の端面66Aとは、第2光軸A2方向において、対向して配置されている。
回転部64の出射側の面64Bには、4つのボールプランジャ68が取り付けられている。ボールプランジャ68は、後述するように、第1固定筒である外筒42Aを第2光軸A2方向に押圧する第1押圧部の一例である。第2ミラー保持部46は、第3鏡胴部43と第2鏡胴部42とを接続する第1接続フレームの一例である。第1押圧部の一例であるボールプランジャ68は、第1接続フレームの外周面の一例である回転部64の面64Bに取り付けられている。
回転部64の面64Bには、ボールプランジャ68を取り付けるための取り付け穴69が形成されている。取り付け穴69は、ボールプランジャ68の数に対応して、4つ形成されている。ボールプランジャ68の軸回りの外周面にはネジが形成されており、ネジが取り付け穴69と係合することで、ネジの作用によってボールプランジャ68が回転部64に固定される。また、ボールプランジャ68は、ネジの作用によって第2光軸A2方向の取り付け位置を調整可能である。
4つの取り付け穴69は、一例として、第2光軸A2周りの周方向において、90°間隔で配置されている。4つのボールプランジャ68は、各取り付け穴69に取り付けられることで、第2光軸A2周りの周方向において90°の間隔を空けて配置される。
幅広部66の面66Aは、第2光軸A2方向において、ボールプランジャ68と対向して配置される。幅広部66の面66Aは、ボールプランジャ68からの押圧を受ける第1被押圧面の一例である。ボールプランジャ68は、第2光軸A2周りの第3鏡胴部43の回転に伴って回転する。幅広部66の面66Aは、第3鏡胴部43の回転位置にかかわらず、ボールプランジャ68からの押圧を受ける。
図10に示すように、面66Aには、4つのボールプランジャ68のそれぞれの端部が嵌合する4つの嵌合穴70が形成されている。嵌合穴70は、第1嵌合穴の一例である。4つの嵌合穴70は、4つのボールプランジャ68に対応して、第2光軸A2周りの周方向に90°の間隔を空けて配置される。
図11に示すように、ボールプランジャ68は、周知のように、本体内部に設けられるバネ68Bと本体の一端部に設けられたボール68Aとを有している。ボール68Aは、バネ68Bの押圧力によって本体の一端部から突出する方向に押圧されている。ボールプランジャ68は、第3鏡胴部43が第2光軸A2周りに回転する際に、図11Aに示す、ボールプランジャ68が嵌合穴70と嵌合する嵌合状態と、図11Bに示す、ボールプランジャ68が嵌合穴70から離脱する離脱状態とが切り替わる。
また、図10において、内筒42Bの外周面には、ボールベアリング72を取り付ける取り付け穴73が形成されている。ボールベアリング72は、内筒42Bの径方向に突出する第1突出部の一例である。ボールベアリング72は、後述するように、内筒42Bを外筒42Aに対して回転可能に係合させる第1係合部を構成する。ボールベアリング72は、軸部とヘッド部とを有しており、ヘッド部がボールベアリングとして機能する軸付きのボールベアリングである。ボールベアリング72の軸部が取り付け穴73に嵌合することにより、ボールベアリング72が内筒42Bに固定される。ボールベアリング72が内筒42Bに固定された状態では、ボールベアリング72が内筒42Bの径方向に突出する。
ボールベアリング72は、3つ設けられている。3つのボールベアリング72は、内筒42Bにおいて、第2光軸A2周りの周方向に120°の間隔を空けて配置されている(図14も参照)。幅広部66において、第2光軸A2周りの周方向の外周面には、3つのボールベアリング72を挿入可能な挿入穴66Bが形成されている。挿入穴66Bは、内筒42Bを外筒42Aの内部に挿入した状態で、外筒42Aの外部から、ボールベアリング72を外筒42Aの内部に進入させるために設けられる。
また、図9に加えて図12にも示すように、第1鏡胴部41において、第2回転筒である外筒41Bにも、4つのボールプランジャ74が設けられている。ボールプランジャ74は、後述するように、第2固定筒である内筒41Aを第1光軸A1方向に押圧する第2押圧部の一例である。第1ミラー保持部44は、第2鏡胴部42と第1鏡胴部41とを接続する第2接続フレームの一例である。ボールプランジャ74は、第1ミラー保持部44に取り付けられており、第1ミラー保持部44の内部に配置されている。第1ミラー保持部44は、第2押圧部を保持する押圧部保持部材の一例である。第1ミラー保持部44は、外筒41Bと分離可能である。
第1ミラー保持部44には、取り付け穴69と同様に、ボールプランジャ74を取り付けるための取り付け穴44Aが形成されている。取り付け穴44Aは、ボールプランジャ74の数に対応して、4つ形成されている。ボールプランジャ68と同様に、ボールプランジャ74の軸回りの外周面にはネジが形成されており、ネジが取り付け穴44Aと係合することで、ネジの作用によってボールプランジャ74が第1ミラー保持部44に固定される。また、ボールプランジャ74は、ネジの作用によって第1光軸A1方向の取り付け位置を調整可能である。
4つの取り付け穴44Aは、一例として、ボールプランジャ68の取り付け穴69と同様に、第1光軸A1周りの周方向において、90°間隔で配置されている。4つのボールプランジャ74は、各取り付け穴44Aに取り付けられることで、第1光軸A1周りの周方向において90°の間隔を空けて配置される。
内筒41Aの出射側の端面41A1は、第1光軸A1方向において、ボールプランジャ74と対向して配置される。端面41A1は、ボールプランジャ74からの押圧を受ける第2被押圧部の一例である。ボールプランジャ74は、第1光軸A1周りの第2鏡胴部42の回転に伴って回転する。内筒41Aの端面41A1は、第2鏡胴部42の回転位置にかかわらず、ボールプランジャ74からの押圧を受ける。
内筒41Aの端面41Aには、4つのボールプランジャ74のそれぞれの端部が嵌合する4つの嵌合穴76が形成されている。嵌合穴76は、第2嵌合穴の一例である。4つの嵌合穴76は、4つのボールプランジャ74に対応して、第1光軸A1周りの周方向に90°の間隔を空けて配置される。
4つのボールプランジャ74は、第2鏡胴部42が第1光軸A1周りに回転する際に、ボールプランジャ74が嵌合穴76と嵌合する嵌合状態と、ボールプランジャ74が嵌合穴76から離脱する離脱状態とが切り替わる。こうしたボールプランジャ74の動作は、ボールプランジャ68について図11において示したのと同様である。
また、図9に示すように、内筒41Aの外周面には、ボールベアリング72と同様のボールベアリング78を取り付けるための取り付け穴41A2が形成されている。ボールベアリング78は、内筒41Aから突出する第2突出部の一例である。第2突出部として機能するボールベアリングは、後述するように、外筒41Bを内筒41Aに対して回転可能に係合させる第2係合部を構成する。
ボールベアリング78は、ボールベアリング72と同様に、3つ設けられている。3つのボールベアリング78は、内筒41Aにおいて、第1光軸A1周りの周方向に120°の間隔を空けて配置されている。外筒41Bにおいて、第2光軸A2周りの周方向の外周面には、3つのボールベアリング78を挿入可能な挿入穴41B1が形成されている。挿入穴41B1は、内筒41Aを外筒41Bの内部に挿入した状態で、外筒41Bの外部から、ボールベアリング78を外筒41Bの内部に進入させるために設けられる。
また、内筒42Bの外周面において、内筒42Bが外筒42Aに取り付けられた状態で、外筒42Aの内周面と対向する部分には、パターン形成部80が設けられている。後述するように、パターン形成部80と第2回転位置検出センサ60とは、第2回転位置検出機構を構成する。
外筒42Aの幅広部66の端面66Aと、回転部64の面64Aとの間には、第1導通部82が設けられている。第1導通部82は、外筒42A側と内筒42B側の間で電気的な導通を行う。例えば、光軸方向において、内筒42B側には、第2ミラー保持部46の外周面に、フォーカス用モータ52が配置されている。一方、外筒42A側において、例えば、本体部12内には、フォーカス用モータ52に電力を供給する電源及び制御信号を送信する制御基板が設けられている。第1導通部82は、電源からの電力及び制御基板からの制御信号をフォーカス用モータ52に送信するために用いられる。第1導通部82は、ケーブルレス方式の導通部で構成されている。
図13に示すように、コネクタ83Aは、例えば金属切片(図示せず)などを介して第1導通部82と電気的に接続されている。コネクタ83Aは、内筒42Bの第2光軸A2周りの回転に伴って回転する。また、コネクタ83Aは、フォーカス用モータ52とケーブル86Aを介して電気的に接続されている。
図10に示すように、第2ミラー保持部46の回転部64と外筒42Aの幅広部66において、ボールプランジャ68よりも、回転電極82Bと固定電極82Aが外側に配置されている。この結果、ケーブル86Aを回転部64の外側から引き出すことが出来るため、他の部材の干渉が減少し、フォーカス用モータ52とケーブル86Aとの電気的な接続が容易に行える。
また、コネクタ83Bは、外筒42Aに設けられている(図9も参照)。コネクタ83Bは、例えば金属切片(図示せず)などを介して第1導通部82と電気的に接続されている。また、コネクタ83Bは、本体部12の電源及び制御基板とケーブル86Bを介して電気的に接続されている。
図10において、第1導通部82は、外筒42Aに設けられた固定電極82Aと、内筒42Bに設けられた回転電極82Bとの1組の電極で構成される。回転電極82Bは、内筒42Bと連結された回転部64に取り付けらており、内筒42Bに対して間接的に設けられている。そのため、回転電極82Bは、内筒42Bの回転に伴って回転する。固定電極82Aは、外筒42Aの幅広部66の面66Aに取り付けられており、外筒42Aに対して直接的に設けられている。外筒42Aは第2光軸A2周りに回転しないため、固定電極82Aも第2光軸A2周りに回転しない。
固定電極82Aは、第2光軸A2周りの周方向に延在する平面電極である。より具体的には平面電極はリング状の電極である。回転電極82Bは、固定電極82Aと部分的に接触する部分接触電極である。回転電極82Bは、4つ設けられており、4つの回転電極82Bは、リング状の固定電極82Aの周方向に間隔を空けて配置されている。
4つの回転電極82Bは、リング状の取り付け板84に取り付けられる。取り付け板84は、回転部64に取り付けられる。これにより、4つの回転電極82Bは、内筒42Bに間接的に設けられ、内筒42Bの回転に伴って回転する。取り付け板84には、コネクタ83Aも取り付けられる。固定電極82Aと回転電極82Bは、接触状態を保ちながら相対的に回転する。すなわち、固定電極82Aと回転電極82Bは、常時接触した状態で相対的に回転する。
外筒42A及び内筒42Bの径方向において、第1導通部82は、ボールプランジャ68よりも外側に配置されている。
図10に加えて、図14にも示すように、回転電極82Bは、弾性を有し、かつ導電性の切片82B1で形成されている。切片82B1は帯状をしている。切片82B1は、長手方向の中間部において、切片82B1の両端が、固定電極82Aに向かう方向に屈曲している。切片82B1は、長手方向の両端において固定電極82Aと接触する。
切片82B1が取り付けられる取り付け板84と、固定電極82Aとの間隔D1は、切片82B1に対して外力が加わっていない状態の厚みよりも狭い。このため、切片82B1は、弾性変形した状態で、固定電極82Aと接触する。切片82B1は弾性力の作用により、切片82B1の両端を固定電極82Aに向けて押圧する。そのため、回転電極82Bが固定電極82Aに圧接される。
また、図10に示すように、回転電極82Bは、互いに異なる電気信号が入力される2つ1組の切片82B1を有している。固定電極82Aも2つ設けられており、2つの固定電極82Aは、それぞれ各切片82B1と接触する。これらは、電力供給用及び制御信号送信用のそれぞれの電極として使用される。
図13に示すように、第2鏡胴部42において、第1回転筒である内筒42B側と、第1固定筒である外筒42A側の間で電気的な導通を行うための第1導通部82は、ケーブルレス方式の導通部である。これに対して、第1鏡胴部41において、第2回転筒である外筒41B側と、第2固定筒である内筒41A側との間の電気的な導通を行うための第2導通部は、ケーブル86Bを利用するケーブル方式の導通部である。
図15及び図17に示すように、第2鏡胴部42において、外筒42Aの内周面には、収容溝88が形成されている。図16Aに示すように、外筒42Aの内周面において、収容溝88は、第2光軸A2周りの周方向の全周に形成されている。収容溝88は、ボールベアリング72の少なくとも一部を収容可能である。内筒42Bは、内筒42Bから突出するボールベアリング72を収容溝88に収容した状態で、外筒42Aに対して回転する。
図16Bに示すように、収容溝88の内部において、第2光軸A2方向において出射側の一面には、ボールベアリング72と当接する当接面88Aが形成されている。ボールベアリング72と当接面88Aとは、第2光軸A2方向において対向して配置される。当接面88Aは、第1当接面の一例である。ボールベアリング72と当接面88Aによって第1係合部が構成される。
図17において、図17Aに示すように、ボールプランジャ68は、回転部64に設けられている。図17Bに示すように、ボールプランジャ68は、外筒42Aの面66Aを第2光軸A2方向に押圧する。この押圧により、内筒42Bに設けられたボールベアリング72が、外筒42Aの収容溝88に形成された当接面88Aに押し当てられる。ボールベアリング72が当接面88Aに押し当てられることで、ボールベアリング72と収容溝88とのガタ付きが抑制される。
図18は、複数のボールベアリング72と、複数のボールプランジャ68との実際の相対的な位置関係を無視して、ボールベアリング72とボールプランジャ68の機能が明確になるように示した模式図である。
図18に示すように、ボールプランジャ68がは、頂部68Cを有している。頂部66Cは、ボールプランジャ68の外周部のうち、端面66Aから最も離れた部分である。 ボールプランジャ68が取り付けられる回転部64とボールベアリング72の間隔D2は、固定されている。回転部64に対するボールプランジャ68の取り付け位置は、ボールプランジャ68のネジの作用によって調整可能である。そのため、ボールプランジャ68の回転部64に対する挿入量を多くすれば、ボールプランジャ68の頂部68Cとボールベアリング72との間隔D3が狭くなり、反対に挿入量を少なくすれば間隔D3は広くなる。
間隔D3を狭くするほど、ボールベアリング72の当接面88Aに対する押圧力は強くなる。押圧力が強いほど、外筒42Aに対する内筒42Bのガタ付きは抑制される。
また、押圧力が強いほど、ボールベアリング72と当接面88Aの摩擦力及びボールプランジャ68と面66Aとの摩擦力が大きくなる。これらの摩擦力に起因して、内筒42Bの回転を規制する回転規制力、すなわち、出射側端部14Cの第2光軸A2周りの回転を規制する回転規制力が発生する。回転規制力が大きいと、出射側端部14Cを回転させるための操作力も大きくなる。一方、回転規制力が小さいと、出射側端部14Cが不用意に回転してしまうおそれもある。これらの事情を考慮して、ボールプランジャ68の押圧力に基づいて発生する回転規制力が設定される。
本例では、次のように設定される。まず、図19及び図20に示すように、第2光軸A2の方向が、重力方向Gと直交する水平方向Hの場合において、重力の作用によって、出射側端部14Cを第2光軸A2周りに回転させる回転力をT1とする。回転力T1は、出射側端部14Cの重心O1位置に作用する回転力である。回転力T1は、第3鏡胴部43を第2光軸A2周りに回転させる回転力に相当する。
また、第2光軸A2の方向が水平方向Hの場合において、出射側端部14Cの第2光軸A2周りの回転を規制する回転規制力であって、第1押圧部であるボールプランジャ68の押圧力に基づいて発生する回転規制力をF1とする。回転規制力F1は、第3鏡胴部43の第2光軸A2周りの回転を規制する回転規制力に相当する。
これら回転力T1と回転規制力F1の関係は、次の式(1)を満足するように設定される。
F1T1・・・・式(1)
回転力T1と回転規制力F1の関係が、式(1)を満足すると、投射レンズ11の姿勢を、図19及び図20に示す姿勢とした場合でも、出射側端部14Cの光の出射方向が重力の作用によって回転しまうことが無い。
また、第1鏡胴部41においても、第2鏡胴部42における第1係合部と同様の第2係合部が設けられている。第2係合部は、第2突出部に相当するボールベアリング78と、第1光軸A1方向において、ボールベアリング78と対向して配置される第2当接面(図示せず)とで構成される。第2当接面は、外筒41Bの内周面に形成され、ボールベアリング78を収容する収容溝の内部の一面に形成される。収容溝及び第2当接面は、第2鏡胴部42の収容溝88及び第1当接面88Aと同様の構成であるため、図示及び説明を省略する。
第2鏡胴部42と同様に、第1鏡胴部41においても、第2押圧部であるボールプランジャ74の押圧力が強いほど、内筒41Aに対する外筒41Bのガタ付きは抑制される。
また、ボールプランジャ74の押圧力が強いほど、ボールベアリング78と当接面(図示せず)の摩擦力及びボールプランジャ74と端面41A1(図12参照)との摩擦力が大きくなる。これらの摩擦力に起因して、外筒41Bの回転を規制する回転規制力、すなわち、中間部14B及び出射側端部14Cの第1光軸A1周りの回転を規制する回転規制力が発生する。回転規制力が大きいと、中間部14B及び出射側端部14Cを回転させるための操作力も大きくなる。一方、回転規制力が小さいと、中間部14B及び出射側端部14Cが不用意に回転してしまうおそれもある。これらの事情を考慮して、ボールプランジャ74の押圧力に基づいて発生する回転規制力が設定される。
本例では、次のように設定される。図21に示すように、まず、第1光軸A1の方向が、重力方向Gと直交する水平方向Hの場合において、重力の作用によって、中間部14B及び出射側端部14Cを第1光軸A1周りに回転させる回転力をT2とする。回転力T2は、中間部14B及び出射側端部14Cの重心O2位置に作用する回転力である。回転力T2は、第2鏡胴部42及び第3鏡胴部43を第1光軸A1周りに回転させる回転力に相当する。
また、第1光軸A1の方向が水平方向Hの場合において、中間部14B及び出射側端部14Cの第1光軸A1周りの回転を規制する回転規制力であって、第2押圧部であるボールプランジャ74の押圧力に基づいて発生する回転規制力をF2とする。回転規制力F2は、第2鏡胴部42及び第3鏡胴部43の第1光軸A1周りの回転を規制する回転規制力に相当する。
これら回転力T2と回転規制力F2の関係は、次の式(2)を満足するように設定される。
F2T2・・・・式(2)
回転力T2と回転規制力F2の関係が、式(2)を満足すると、投射レンズ11の姿勢を、図21に示す姿勢とした場合でも、中間部14B及び出射側端部14Cの光の出射方向が重力の作用によって回転しまうことが無い。
また、回転力T2は、中間部14Bの重さが影響する分、回転力T1よりも大きいため、回転規制力F1と回転規制力F2の関係は、次の式(3)を満足するように設定される。
F1<F2・・・・式(3)
また、図22から図24に示すように、パターン形成部80及び第2回転位置検出センサ60で構成される第2回転位置検出機構は、第2鏡胴部42において、外筒42Aに対する内筒42Bの第2光軸A2周りの回転位置を検出する。内筒42Bが回転すると、第3光軸A3が通る第3鏡胴部43が第2光軸A2周りに回転する。投射レンズ11のように、複数の光軸が互いに回転する屈曲光学系を備えている場合、光軸の回転に応じて、スクリーン36に投射される画像Pの表示姿勢が変化する。第2回転位置検出機構は、内筒42Bの回転位置を検出し、検出した回転位置を本体部12の制御基板に送信する。
図23に示すように、パターン形成部80には、例えば、内筒42Bの回転位置毎に異なる複数のパターンが形成されている。第2回転位置検出センサ60は、例えば、複数のパターンを光学的に読み取るフォトセンサである。
パターン形成部80には、例えば、90°間隔で設定された4つの回転位置P1からP4を示す4個のパターンに加えて、各回転位置P1からP4のそれぞれの間の回転位置を2つずつ示すパターンが形成されている。すなわち、パターン形成部80は、合計で12個の異なるパターンが形成されている。第2回転位置検出センサ60は、12個の異なるパターンを光学的に読み取り、各パターンに応じた回転位置を表す検出信号を本体部12の制御基板に送信する。回転位置P1と回転位置P2との間には2つのパターンがあり、これらのパターンにより、第2回転位置検出センサ60は、 45°単位で現在の回転位置を検出することができる。
図24において、図24Aに示す内筒42Bの回転位置が初期の回転位置P1で、図24Cに示す回転位置が回転位置P1から反時計方向に90°回転した回転位置P4だとする。図24Aに示す状態では、第2回転位置検出機構は、回転位置P1を表す検出信号を本体部12に送信する。そして、図24Bに示すように、内筒42Bが回転位置P1から反時計方向の回転を開始すると、第2回転位置検出機構は、回転位置P1と回転位置P4の間の回転位置に応じた検出信号を送信する。そして、内筒42Bが反時計方向に90°回転すると、第2回転位置検出機構は、回転位置P4を表す検出信号を送信する。本実施形態では、回転位置P1から回転位置P4は、ボールプランジャ68が嵌合穴70に挿入される位置に対応している。よって、この回転位置P1からP4において投射レンズ11は安定して画像を投射することができる。言い換えれば、本実施形態の第2回転位置検出機構は、ボールプランジャ68が嵌合穴70に挿入される位置と挿入されない位置とを共に検出することができる。
制御基板は、受信した回転位置に基づいて、画像形成ユニット26を制御する。これにより、画像Pの表示姿勢が適切な姿勢に切り替わる。
なお、第1鏡胴部41には、内筒41Aに対する外筒41Bの回転位置を検出する第1回転位置検出機構が設けられている。第1回転位置検出機構は、外筒41Bに設けられた第1回転位置検出センサ59と、パターン形成部80と同様の内筒41Aに設けられたパターン形成部で構成される。
第1回転位置検出機構及び第2回転位置検出機構により、第2鏡胴部42の回転位置及び第3鏡胴部43の回転位置が検出される。正確には、本体部12の制御基板は、これらの2つの回転位置の組み合わせに応じて、画像Pの表示姿勢を切り替える。
以下、上記構成による作用について説明する。まず、投射レンズ11の収納状態においては、投射レンズ11が収納部(窪み部)12Cに収まるため、図1に示すように、平面視において、プロジェクタ10は、全体として、略直方体形状である。このため、収納状態においては、プロジェクタ10の持ち運び及び収納がしやすい。
プロジェクタ10を使用する場合は、使用場面に応じて、プロジェクタ10を、図2に示す横置き姿勢又は図3に示す縦置き姿勢で、使用場所に設置する。そして、投射レンズ11において、出射側端部14C及び中間部14Bを、第1光軸A1周りに回転することにより、出射レンズ16を外部に露出する。さらに、出射側端部14Cを第2光軸A2周りに回転することにより、出射レンズ16の投射方向を変更する。
出射側端部14Cを第2光軸A2周りに回転させると、出射側端部14C内の第3鏡胴部43が第2光軸A2周りに回転する。内筒42Bは、第3鏡胴部43の回転に伴って第2光軸A2周りに回転する。第2鏡胴部42おいて、内筒42Bと外筒42Aは、第1突出部の一例であるボールベアリング72と第1当接面の一例である当接面88Aを備えている。そして、第1押圧部の一例であるボールプランジャ68は、第2光軸A2方向において外筒42Aを押圧して、ボールベアリング72を当接面88Aに押し当てる。このため、内筒42Bは、ガタ付きが抑制された状態で、外筒42Aに対して回転する。
このため、第1回転筒である内筒42Bの第2光軸A2周りの回転に伴う光軸ブレを抑制することができる。
また、第1突出部の一例として、ボールベアリング72を使用するため、第1突出部と第1当接面との摩擦力が軽減される。そのため、ボールベアリング72を使用しない場合と比べて、光軸ブレを抑制しつつ、第1回転筒の一例である内筒42Bをスムーズに回転させることができる。
また、ボールプランジャ68は、第3鏡胴部43が第2光軸A2周りに回転する際に、図11Aに示す、ボールプランジャ68が嵌合穴70と嵌合する嵌合状態と、図11Bに示す、ボールプランジャ68が嵌合穴70から離脱する離脱状態とが切り替わる。
ボールプランジャ68の嵌合状態と離脱状態とが切り替わることにより、ボールプランジャ68が離脱状態から嵌合状態に変化した場合、ユーザは、触覚及び/又は音を通じてクリック感を感じられるため、嵌合穴70で規定された回転位置を検知することができる。嵌合穴70は、90°間隔で配置されている。そのため、予め設定された画像Pの4つの表示姿勢に対応する4つの回転位置をユーザは検知することができる。
また、嵌合穴70と嵌合する第1押圧部の一例としてボールプランジャ68を使用したため、バネ68Bの弾性変形により、嵌合状態と離脱状態の切り替えをスムーズに行うことができる。
また、ボールプランジャ68は、第2ミラー保持部46の外周面に設けられているため、メインテナンス時の着脱に便利である。
また、第1押圧部の一例であるボールプランジャ68は複数設けられている。そのため、第1回転筒の一例である内筒41Aを安定した状態で回転させることができる。また、ボールプランジャ68は、少なくとも3つ設けられている。3つのボールプランジャ68によって、内筒41A及び外筒41Bは、3点で支持されるため、さらに、安定した状態で回転させることができる。
また、図19及び図20に示すように、第2光軸A2が水平方向Hの場合において、重力の作用によって、出射側鏡胴部の一例である第3鏡胴部43が第2光軸A2周りに回転する回転力T1よりも、第3鏡胴部43の回転を規制する回転規制力F1の方が大きい。そのため、図19に示す状態でも、第2鏡胴部42が不用意に回転することが抑制される。
また、第1鏡胴部41では、第2回転筒の一例である外筒41Bが第2固定筒の一例である内筒41Aに対して第1光軸A1周りに回転する。第1鏡胴部41においても、ボールベアリング78を備えている。
このため、第2回転筒の一例である外筒41Bの第1光軸A1周りの回転に伴う光軸ブレを抑制することができる。
また、図21に示すように、第2光軸A2が水平方向Hの場合において、重力の作用によって、出射側鏡胴部の一例である第3鏡胴部43及び第2鏡胴部42が第1光軸A1周りに回転する回転力T2よりも、第3鏡胴部43及び第2鏡胴部42の回転を規制する回転規制力F2の方が大きい。そのため、図21に示す状態でも、第3鏡胴部43及び第2鏡胴部42が不用意に回転することが抑制される。
さらに、回転規制力F1は、回転規制力F2よりも小さい。回転規制力F1及び回転規制力F2の大小関係は、回転力T1及び回転力T2に応じて設定される。そのため、第3鏡胴部43の回転規制力F1が必要以上に大きくならなくて済む。
また、第1突出部の一例であるボールベアリング72は、第1回転筒の一例である内筒42Bに設けられている。第1固定筒の一例である外筒42Aの内周面に形成された収容溝88の一面に当接面88Aが形成されている。このため、ボールベアリング72を外筒42Aの内周面に設け、かつ、収容溝88を内筒42Bの外周面に形成する場合と比較して、組み立てしやすい。
というのも、ボールベアリング72を外筒42Aの内周面に設ける場合は、ボールベアリング72のヘッド部が、外筒42Aの径方向において内向きになってしまうためである。なお、ボールベアリング72を外筒42Aに設けてもよい。
また、ボールプランジャ74は、第1ミラー保持部44に取り付けられており、第1ミラー保持部44の内部に配置されている。そして、第1ミラー保持部44は、外筒41Bと分離可能である。これによって、第1ミラー保持部44と外筒41Bとを分離することでボールプランジャ74が露出するため、ボールプランジャ74の交換及び修理が容易となる。
また、図24において、ボールプランジャ68と嵌合穴70の数は同数になっている。しかし、嵌合穴70の数がボールプランジャ68の数よりも少なくても良い。具体例としては、ボールプランジャ68を4つとし、嵌合穴70の数を2つとしても良い。この場合、少なくとも2つのボールプランジャ68は嵌合穴70には嵌らない状態となる(図11Bの状態)。図11Bのようなボールプランジャ68が嵌合穴70に嵌らない場合は、図11Aのようなボールプランジャ68が嵌合穴70に嵌る場合に比べ、バネ68Bがボール68Aを強く押圧するため、回転規制力が強くなる。言い換えれば、投射レンズ11が少なくとも一つ以上の嵌合穴70と複数のボールプランジャ68を備えており、嵌合穴の数がボールプランジャ68の数よりも少なくすることで、両者の数が同数の場合と比較して、回転規制力が強くなる。
また、複数のボールプランジャは、押圧力が異なる2種類以上のボールプランジャが含まれていてもよい。
例えば、図25に示すように、第1鏡胴部41に設けられる複数のボールプランジャ74において、押圧力が相対的に大きな第1ボールプランジャ74Aと、押圧力が相対的に小さな第2ボールプランジャ74Bとを設けてもよい。第2光軸A2の方向を重力方向Gとした場合において、第1ボールプランジャ74Aは、出射側に配置される。第2ボールプランジャ74Bは、入射側に配置される。
図25に示す投射レンズ11の姿勢は、図4に示す姿勢である。このような構成とした場合には、押圧力に基づいて発生する回転規制力F3を大きくすることができる。回転規制力F3が大きいと、投射レンズ11に対して第1光軸A1周りに回転させる回転力T3を加えた場合でも、投射レンズ11が不用意に横に倒れてしまうことがより抑制される。このように、複数のボールプランジャの押圧力を異ならせることで、有利な効果が得られる場合がある。この場合、第2ボールプランジャ74Bの押圧力も合わせて大きくしてしまうと、中間部14Bを入射側端部14Aに対して回転させる際の回転規制力が過度に強くなってしまう場合があるからである。
また、本例においては、第1押圧部として、第2光軸A2方向において対向する第1被押圧面を押圧する例で説明した。第1押圧部を、第1回転筒及び第1固定筒のガタ付き抑制ではなく、ユーザにクリック感を感じさせる目的を主とする場合は、第1押圧部の押圧方向は、第2光軸A2と平行でなくてもよい。例えば、第1回転筒及び第1固定筒の第2光軸A2周りの周方向の側面を第1被押圧面として、第2光軸A2に対して直交する方向から第1被押圧面を押圧する第1押圧部を設けてもよい。
また、本例の投射レンズ11は、第1回転筒の一例である外筒42Aに設けられた固定電極82Aと、第1回転筒の一例である内筒42Bに設けられた回転電極82Bとを有する第1導通部82を備えている。そのため、第1回転筒側と第1固定筒側で電気的な導通が必要な投射レンズにおいて、第1回転筒の回転可能範囲が360°以上となる場合でも、ケーブルのねじれの懸念が無い。
また、図10に示すように、固定電極82Aはリング状電極であり、回転電極82Bは、リング状電極と部分的に接触する部分接触電極であり、これらは接触状態を保ちながら相対的に回転する。このように固定電極82Aと回転電極82Bは常時接触するため、接触と離間とを繰り返す場合と比べて、接触状態が安定する。但し、固定電極82Aは、リング状に設けられた電極ではなく、部分的に形成された電極であっても良い。
また、部分接触電極の一例である回転電極82Bは、図14に示すように、弾性変形した状態でリング状電極の一例である固定電極82Aと接触するため、接触状態がより安定する。また、部分接触電極の一例である回転電極82Bは、帯状の切片82B1であり、切片82B1の中間部において、切片82B1の両端がリング状電極に向かう方向に屈曲しており、両端がリング状電極と接触する。そのため、接触状態がより安定する。
また、部分接触電極は、複数有り、複数の部分接触電極は、リング状電極の周方向において、間隔を空けて配置されている。そのため、接触状態がより安定する。
また、外筒42A及び内筒42Bの径方向において、第1導通部82は、ボールプランジャ68よりも外側に配置されている。そのため、ケーブルの引き回しがしやすい。
また、第1鏡胴部41において、第2回転筒の一例である外筒41B側と、第2固定筒の一例である内筒41A側の電気的な導通を行うための第2導通部として、ケーブル86Bを利用したケーブル方式の導通部が設けられている。
第1鏡胴部41において、第2回転筒である外筒41Bの回転可能範囲は180°であり、360°未満である。一方、第2鏡胴部42において、第1回転筒である内筒42Bの回転可能範囲は360°以上である。回転筒の回転可能範囲が360°未満の場合は、回転可能範囲が360°以上の場合と比べて、ケーブルのねじれの懸念が少ない。
第1導通部82のように固定電極82A及び回転電極82Bで構成されたケーブルレス方式の導通部は、ケーブル方式の第2導通部よりもコストが高い。そのため、ケーブルのねじれの懸念が少ない第1鏡胴部41において、ケーブル方式を採用することで、信頼し得が高い導通の確保とコストをの抑制することができる。
なお、ケーブルレス方式の導通部として、固定電極82A及び回転電極82Bを有する導通部を例に説明したが、ケーブルレス方式の導通部としては、非接触給電方式を採用してもよい。非接触給電方式としては、電磁誘導を利用する方式及び磁気共鳴を利用する方式等があり、これらのいずれでもよい。
また、固定電極82Aと回転電極82Bの一方が、特開2001−203022号公報に開示されているような、弾性変形する弾性導電部(例えばスプリングコネクタ)であっても良い。他方は、筒部に突起を設け、その突起の表面に導電膜付けた導電突起部とすればよい。これによって、第2回転筒の回転によって、特定の回転位置で導電突起部が弾性導電部を押圧する。そして、その押圧力と弾性導電部の弾性部材(例えばスプリング)の反発力で、両部材が密接し、電気的に導通する。
上記実施形態においては、光軸が2回屈曲した3つの光軸を有する投射レンズを例に説明したが、光軸が1回屈曲した2つの光軸を有する投射レンズに本開示の技術を適用してもよい。また、4つ以上の光軸を有する投射レンズに本開示の技術を適用してもよい。4つ以上の光軸を有する投射レンズの場合は、4つ以上のうち光軸のうち相対的に出射側にある光軸が出射側光軸であり、出射側光軸よりも入射側の直前にある光軸が第1入射側光軸である。
なお、上記例では、各々電気駆動部51〜54として、モータ及びソレノイドを挙げたが、電気によって駆動する部品であれば他の機構を含む。例えば、特開2017−142726号に記載のように、投射装置であるプロジェクタ10が投影面に文字などを描画出来る電子ペンを備えている場合もある。この場合、電気駆動部は、電子ペンの描画に伴う発光を撮像する撮像素子の駆動部でもよい。
電気光学素子に相当する画像形成パネル32としては、DMDの代わりにLCDを使用した透過型画像形成パネルを用いてもよい。また、DMDの代わりにLED(Light emitting diode)及び/又は有機EL(Electro luminescence)のような自発光型素子を用いたパネルを用いても良い。反射部としては、鏡面反射型の代わりに、全反射型のミラーを用いてもよい。
上記例では、光源34としてレーザ光源を用いている例を説明したが、これに限らず、水銀ランプ及び/又はLEDを光源34として用いても良い。また、上記例では、青色レーザ光源と黄色蛍光体を用いたが、これに限らず、黄色蛍光体の代わりに緑色蛍光体と赤色蛍光体を用いても良い。また、黄色蛍光体の代わりに緑色レーザ光源と赤色レーザ光源を用いても良い。
本明細書において、「A及び/又はB」は、「A及びBのうちの少なくとも1つ」と同義である。つまり、「A及び/又はB」は、Aだけであってもよいし、Bだけであってもよいし、A及びBの組み合わせであってもよい、という意味である。また、本明細書において、3つ以上の事柄を「及び/又は」で結び付けて表現する場合も、「A及び/又はB」と同様の考え方が適用される。
本明細書に記載された全ての文献、特許出願及び技術規格は、個々の文献、特許出願及び技術規格が参照により取り込まれることが具体的かつ個々に記された場合と同程度に、本明細書中に参照により取り込まれる。
10 プロジェクタ(投射装置)
11 投射レンズ
12 本体部(筐体)
12A ベース部(中央部)
12B 突出部
12C 収納部(窪み部)
12D、12E 側面
12F 角部
14A 入射側端部
14B 中間部
14C 出射側端部
14D 角部
16 出射レンズ
18 設置面
22 操作パネル
24A 第1ロック解除スイッチ
24B 第2ロック解除スイッチ
26 画像形成ユニット
32 画像形成パネル(電気光学素子)
34 光源
36 スクリーン
40 レンズ鏡胴
41 第1鏡胴部
41A 内筒
41A1 端面
41A2 取り付け穴
41B 外筒
41B1 挿入穴
41C ズームレンズ鏡胴
41D カム筒
41E フォーカス調整筒
42 第2鏡胴部
42A 外筒
42B 内筒
43 第3鏡胴部
43A 固定筒
43B 出射レンズ保持枠
43C フォーカスレンズ鏡胴
44 第1ミラー保持部
46 第2ミラー保持部
46A 第2ミラー保持部の出射側の端部
48 第1ミラー
49 第2ミラー
50 外装カバー
50A 第1外装カバー
50B 第2外装カバー
50C 第3外装カバー
51 ズーム用モータ
52 フォーカス用モータ
53、54 ソレノイド
56 フランジ
58、62 ギヤ
59 第1回転位置検出センサ
60 第2回転位置検出センサ
62A 駆動ピン
64 回転部
64A 入射側の面
64B 出射側の面
66 幅広部
66A 端面
66B 挿入穴
68 ボールプランジャ
68A ボール
68B バネ
68C 頂部
69 取り付け穴
70 嵌合穴
72、78 ボールベアリング
73 取り付け穴
A1 第1光軸
74 ボールプランジャ
74A 第1ボールプランジャ
74B 第2ボールプランジャ
80 パターン形成部
82 第1導通部
82A 固定電極
82B 回転電極
82B1 切片
83A、83B コネクタ
84 取り付け板
86A、86B ケーブル
88 収容溝
88A 当接面
A2 第2光軸
A3 第3光軸
D1 間隔
D2 間隔
D3 間隔
F1、F2、F3 回転規制力
FA フォーカス調整用のレンズ
G 重力方向
H 水平方向
L1 第1光学系
L2 第2光学系
L21、L22 レンズ
L3 第3光学系
L31 レンズ
L32 フォーカス用のレンズ
O1、O2 重心
P 画像
P1〜P4 回転位置
St 固定絞り
T1、T2、T3 回転力
Z1 レンズ群
Z11、Z12 レンズ(ズームレンズ)
Z2 レンズ(ズームレンズ)

Claims (16)

  1. 電気光学素子を有する投射装置の筐体に取り付けられる投射レンズであって、
    前記筐体から入射した光を出射する光学系を収容するレンズ鏡胴であって、光軸周りに回転する第1回転筒と、前記第1回転筒が回転可能に取り付けられる第1固定筒とを有するレンズ鏡胴と、
    電気的な導通を行うための第1導通部であって、前記第1固定筒に設けられた固定電極と、前記第1回転筒に設けられ、前記第1回転筒の回転に伴って回転する回転電極とを有し、前記回転電極は、前記固定電極と対向する位置に配置され、少なくとも予め設定された回転位置において前記固定電極と接触する第1導通部と、
    前記第1回転筒及び前記第1固定筒の一方に設けられた第1押圧部と、を備え、
    前記固定電極と前記回転電極は、光軸方向において対向して配置され、
    前記第1押圧部は、一端に回転体を有し、
    前記第1押圧部は、前記第1回転筒及び前記第1固定筒の一方から前記光軸方向に突出して、前記第1回転筒及び前記第1固定筒の他方と前記回転体を当接させることで、前記第1回転筒と前記第1固定筒の間に間隔を形成し、
    さらに、前記第1回転筒が前記第1固定筒に対して回転する場合において、前記第1押圧部は、前記回転体を自転させながら前記間隔を保持し、かつ、前記回転電極は、前記間隔内において前記光軸周りに回転しながら前記固定電極と接触する、投射レンズ。
  2. 前記固定電極及び前記回転電極の一方は、前記光軸周りの周方向に延在する平面電極であり、他方は、前記平面電極と部分的に接触する部分接触電極であり、
    前記平面電極と前記部分接触電極は、接触状態を保ちながら相対的に回転する請求項1に記載の投射レンズ。
  3. 前記部分接触電極は、弾性変形した状態で前記平面電極と接触する請求項2に記載の投射レンズ。
  4. 前記部分接触電極は、複数有り、
    前記複数の部分接触電極は、前記光軸周りの周方向において、間隔を空けて配置されている請求項2又は3に記載の投射レンズ。
  5. 前記固定電極及び前記回転電極の一方は、導電膜を有する導電突起部であり、他方は弾性変形をする弾性導電部であり、
    前記回転位置において、前記導電突起部と前記弾性導電部が接触する請求項1に記載の投射レンズ。
  6. 前記第1回転筒に取り付けられ、前記第1回転筒の回転に伴って回転する回転部を備えており、
    前記回転電極は、前記回転部に取り付けられている請求項1から5のいずれか1項に記載の投射レンズ。
  7. 前記第1回転筒及び前記第1固定筒の一方に設けられ、前記第1回転筒及び前記第1固定筒の一方から突出する第1突出部と、
    前記第1回転筒及び前記第1固定筒の他方に設けられ、前記第1突出部と対向及び当接する第1当接面と、を備え、
    前記第1押圧部は、前記第1回転筒及び前記第1固定筒の少なくとも一方を前記光軸方向に押圧することにより、前記第1突出部を前記第1当接面に押し当てる、
    請求項1から6のいずれか1項に記載の投射レンズ。
  8. 前記第1回転筒及び前記第1固定筒の他方に設けられ、かつ、前記光軸方向において前記第1押圧部と対向して配置され、前記第1押圧部からの押圧を受ける第1被押圧面と、
    前記第1被押圧面において、記第1押圧部と嵌合する少なくとも1つの第1嵌合穴とを備えており、
    前記第1回転筒が前記光軸周りに回転する際に、前記第1押圧部が前記第1嵌合穴に嵌合する嵌合状態と、前記第1押圧部が前記第1嵌合穴から離脱する離脱状態とが切り替わる請求項7に記載の投射レンズ。
  9. 前記光軸に対して、前記第1導通部は、前記第1押圧部よりも外側に配置されている請求項1から8のいずれか1項に記載の投射レンズ。
  10. 前記光学系は、前記筐体から入射した光を出射する出射側光軸と、前記出射側光軸よりも入射側に配置され、前記出射側光軸に対して屈曲した第1入射側光軸の少なくとも2つの光軸を備えた屈曲光学系であり、
    前記レンズ鏡胴は、
    前記出射側光軸を有する出射側光学系を収容し、前記第1入射側光軸周りに回転する出射側鏡胴部と、
    前記出射側鏡胴部よりも入射側に配置され、前記第1入射側光軸が通る第1入射側鏡胴部であって、前記第1回転筒と、前記第1固定筒とを有し、前記第1回転筒は、前記出射側鏡胴部の回転に伴って前記第1入射側光軸周りに回転する第1入射側鏡胴部と、
    を備えている請求項1から9のいずれか1項に記載の投射レンズ。
  11. 前記屈曲光学系は、前記第1入射側光軸よりも入射側に配置され、前記第1入射側光軸に対して屈曲した第2入射側光軸を備えており、
    さらに、前記第1入射側鏡胴部よりも入射側に配置され、前記第2入射側光軸が通る第2入射側鏡胴部であって、前記第1入射側鏡胴部の回転に伴って前記第2入射側光軸周りに回転する第2回転筒と、前記第2回転筒が回転可能に取り付けられる第2固定筒とを有する第2入射側鏡胴部と、
    を備えている請求項10に記載の投射レンズ。
  12. 前記第2回転筒側と前記第2固定筒側の電気的な導通を行うための第2導通部を備えている請求項11に記載の投射レンズ。
  13. 前記第1固定筒に対する前記第1回転筒の回転可能範囲は、360°以上であり、
    前記第2固定筒に対する前記第2回転筒の回転可能範囲は、360°未満であり、
    前記第2導通部は、ケーブル方式である請求項12に記載の投射レンズ。
  14. 前記第1回転筒の回転位置を検出する回転位置検出機構を備えており、
    前記回転位置検出機構は、
    回転位置毎に異なる複数のパターンが形成されたパターン形成部と、前記複数のパターンを光学的に読み取るフォトセンサとを有し、
    前記パターン形成部及び前記フォトセンサは、前記第1回転筒の回転に伴って相対的に回転する請求項1から請求項13の何れか1項に記載の投射レンズ。
  15. 前記第1押圧部は、前記回転体としてのボールと、押圧力によって前記一端から前記ボールを突出させるバネとを有するボールプランジャであり
    前記ボールプランジャは、前記第1回転筒及び前記第1固定筒の一方から突出し、かつ、前記バネの押圧力が付与された前記ボールによって前記第1回転筒及び前記第1固定筒の他方押圧する、請求項1から請求項14の何れか1項に記載の投射レンズ。
  16. 請求項1から15のいずれか1項に記載の投射レンズを備えた投射装置。
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