JP2022072253A - 投射装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】反射光学素子を保持する投射光学系の筐体の熱による変形を抑制し、投射光学系の光学性能を維持することが可能な投射装置を提供する。【解決手段】投射装置(プロジェクター1)は、光源装置と、光源装置からの光を画像光に生成する画像生成部と、画像光を投射する投射光学系と、投射光学系を構成し、画像光を折り返して射出する反射光学素子(反射ミラー363)と、投射光学系を収容する投射光学筐体37と、投射光学筐体37において、反射光学素子(反射ミラー363)の位置に開口して形成される第1開口部372と、を備える。【選択図】図3
Description
本発明は、投射装置に関する。
従来、光源装置と、光源装置からの光を変調して画像情報に応じた画像光に生成する画像生成部と、画像光を投射する投射光学系と、を備えた投射装置(プロジェクター)が知られている。この投射装置において、特許文献1のプロジェクターでは、投射光学系に非球面の反射光学素子を用いて投射光を後方に射出させ、短焦点でスクリーンに画像を投射する構成が開示されている。また、特許文献2のプロジェクターでは、投射光学系に2つの反射光学素子を用いて、投射光の方向を変更して後方に射出させる構成が開示されている。
特許文献1,2を含め、反射光学素子を用いる投射光学系は、入射する光量が大きくなるため、特に反射光学素子は発熱しやすくなる。そのため、反射光学素子を保持する投射光学系の筐体に変形が生じやすくなり、投射光学系の光学性能に影響を与える。
投射装置は、光源装置と、前記光源装置からの光を画像光に生成する画像生成部と、前記画像光を投射する投射光学系と、前記投射光学系を構成し、前記画像光を折り返して射出する反射光学素子と、前記投射光学系を収容する投射光学筐体と、前記投射光学筐体において、前記反射光学素子の位置に開口して形成される第1開口部と、を備える。
1.第1実施形態
本実施形態に係る投射装置としてのプロジェクター1について説明する。
図1は、本実施形態に係るプロジェクター1の光学系30の概構成を示すブロック図である。図2は、投射光学装置36の外観を示す概略の斜視図である。図3は、投射光学筐体37を水平面で切断した場合の反射ミラー363の領域を示す概断面である。図4は、反射ミラー363の領域の外装筐体50を示す概断面図である。なお、図2以降の図面では、各部材を認識可能な大きさとするため、各部材の縮尺を適宜異ならせて図示している。
本実施形態に係る投射装置としてのプロジェクター1について説明する。
図1は、本実施形態に係るプロジェクター1の光学系30の概構成を示すブロック図である。図2は、投射光学装置36の外観を示す概略の斜視図である。図3は、投射光学筐体37を水平面で切断した場合の反射ミラー363の領域を示す概断面である。図4は、反射ミラー363の領域の外装筐体50を示す概断面図である。なお、図2以降の図面では、各部材を認識可能な大きさとするため、各部材の縮尺を適宜異ならせて図示している。
図1に示すように、投射装置の一例としてのプロジェクター1は、光源装置31から射出された光束を画像情報に応じて変調して画像光を生成し、生成した画像光をスクリーン(図示省略)などに投射する装置である。プロジェクター1の光学系30は、光源装置31、照明光学装置32、色分離光学装置33、光変調装置34、色合成装置35、及び投射光学装置36などを備えて構成されている。なお、光源装置31以降の照明光学装置32、色分離光学装置33、光変調装置34、色合成装置35が、光源装置31からの光を画像光に生成する画像生成部300となる。
光源装置31は、例えば、青色のレーザー光を射出するレーザー光源311、集光レンズ、蛍光層を有する発光素子、コリメートレンズ(いずれも図示省略)などを用いて構成される。照明光学装置32は、レンズアレイ、偏光変換素子、重畳レンズ(いずれも図示省略)などを用いて構成される。
光変調装置34は、色光(赤色(R)光、緑色(G)光、青色(B)光)毎に備える3つの透過型の液晶パネル341などを用いて構成される。詳細には、3つの液晶パネル341は、R光用の光変調素子の一例であるR光用液晶パネル341R、G光用の光変調素子の一例であるG光用液晶パネル341G、及びB光用の光変調素子の一例であるB光用液晶パネル341Bで構成される。色合成装置35は、クロスダイクロイックプリズム351を用いて構成される。
投射光学装置36は、本実施形態では平板に構成される反射光学素子としての反射ミラー363と、非球面に構成される反射光学素子としての反射ミラー364などを備えて構成されている。
光源装置31は、レーザー光源311の発光素子から射出される青色のレーザー光を励起光として集光レンズで集光し、波長変換素子(蛍光層)に入射させ、青色のレーザー光と併せて黄色のレーザー光を射出させ、コリメートレンズで平行化して照明光学装置32に向けて射出する。照明光学装置32は、光源装置31から射出された光に対し、照明光軸に直交する面内での照度を均一化し、光変調装置34(液晶パネル341)の表面に略重畳させる。色分離光学装置33は、照明光学装置32から射出された照明光束を、赤色(R)光、緑色(G)光、及び青色(B)光の3つの色光に分離し、対応する3つの液晶パネル341に導光する。
光変調装置34は、3つの液晶パネル341に入射した各色光に対し、画像情報(信号)に応じて、各液晶パネル341でそれぞれ変調して光学像を形成する。色合成装置35は、光変調装置34から色光毎に射出された光学像を、クロスダイクロイックプリズム351で合成し、合成した光学像を画像光として投射光学装置36に射出する。投射光学装置36は、色合成装置35から入射する画像光に対し、ズーム調整機能などを有し、画像光をスクリーンに拡大投射する。
なお、光源装置31は、レーザー光源311(半導体レーザーダイオード)を用いた構成に限られず、LED(Light Emitting Diode)や放電型の光源ランプを用いることもできる。また、光変調装置34は、透過型の液晶パネル341に限られず、反射型の液晶パネルを用いたものや、マイクロミラー型の装置、例えば、DMD(Digital Micromirror Device)などを用いたものを利用することが可能である。
投射光学装置36は、図1、図2に示すように、詳細には、投射光学系360と、投射光学系360を内部に収容する投射光学筐体37とで構成される。また、投射光学系360は、屈折光学系361と、反射光学系362とで構成されている。
屈折光学系361は、複数のレンズ群で構成される。そして、これらのレンズ群により、入射する光を屈折させて、反射ミラー363に向けて射出する。反射光学系362は、平板の反射ミラー363、非球面の反射ミラー364などで構成される。平板の反射ミラー363は、屈折光学系361から入射した光を非球面の反射ミラー364に向けて反射させる。非球面の反射ミラー364は、平板の反射ミラー363から入射した光に対して、斜め上後方に拡大させて反射させる。反射ミラー364で反射した光は、図2に示すように、投射光学筐体37に設置された透光板374を透光してスクリーンなどに投射させる。なお、本実施形態のプロジェクター1は、反射光学素子(反射ミラー363,364)で画像光を折り返して射出する短焦点のプロジェクターとして構成されている。
図2に示すように、投射光学筐体37は、概L字形状に形成されており、反射ミラー363が設置されるコーナー部の外側壁部371には、矩形状の第1開口部372が形成されている。また、投射光学筐体37の先端部の上面373には、反射ミラー364からの反射光を透光させる透光板374が設置されている。
図3に示すように、本実施形態の平板の反射ミラー363は、矩形状に形成されている。図3に示すように、投射光学筐体37のコーナー部の外側壁部371の内面側には、内側壁部375が形成されている。また、内側壁部375には、第1開口部372に相対して矩形状の反射用開口部376が形成されている。なお、外側壁部371と内側壁部375とに囲まれて、反射ミラー363を挿入する挿入部378が形成される。
反射ミラー363は、挿入部378に挿入されて設置される。詳細には、反射ミラー363は、挿入部378において、外側壁部371と内側壁部375との間に挟まれる状態で設置される。内側壁部375の挿入部378側の面には、反射用開口部376の開口に沿って、反射ミラー363を当接させる基準面を構成する突起部377が形成されている。反射ミラー363は、反射面3631をこの突起部377に当接させて設置される。なお、反射ミラー363は、外側壁部371の内面側(挿入部378側の面)に設置される付勢部材38に、反射ミラー363の背面3632を付勢されることにより、突起部377に当接される。付勢部材38は、具体的には、板バネやコイルばねなどを用いることができる。
付勢部材38に付勢される反射ミラー363の背面3632と、外側壁部371の内面側とには、第1シール部材39が設置される。言い換えると、反射光学素子(反射ミラー363)と第1開口部372の周囲との間に第1シール部材39が設置される。なお、第1シール部材39は、矩形状の第1開口部372の開口に沿って矩形状で環状に形成されている。第1シール部材39は、投射光学筐体37の密閉状態を維持することで、第1開口部372から投射光学筐体37内部への塵埃の侵入を防止している。第1シール部材39は、弾性や通気性を有する部材を用いることができる。
本実施形態の反射ミラー363は、上述した構成により投射光学筐体37に保持される。なお、反射ミラー363を保持するものをホルダーとした場合、本実施形態の反射ミラー363は、投射光学筐体37の外側壁部371と内側壁部375とが概ねホルダーであり、投射光学筐体37に一体に設置される一体ホルダーと言うことができる。なお、一体ホルダーとしての外側壁部371と内側壁部375とは、反射ミラー363を保持すると共に反射ミラー363の熱を受熱する。
反射ミラー363が外側壁部371と内側壁部375との間に設置された場合、反射ミラー363の背面3632の一部が、第1開口部372を介して外部に露出する状態となる。また、露出した反射ミラー363の背面3632には、複数のフィン401を備えた放熱用のヒートシンク40が設置されており、このヒートシンク40のフィン401が、第1開口部372を介して外部に露出する状態となる。なお、反射ミラー363は、図3において二点鎖線で示すように、投射光学筐体37の内部を進む画像光に対して、反射用開口部376を介して、反射面3631で反射させて射出する。
図4は、反射ミラー363が保持される投射光学筐体37に相対する領域を示している。本実施形態のプロジェクター1は、光源装置31、画像生成部300(照明光学装置32、色分離光学装置33、光変調装置34、色合成装置35)、及び投射光学筐体37を収容する外装筐体50を備えている。
以降では、反射ミラー363を保持する一体ホルダーとしての外側壁部371、内側壁部375と、外装筐体50との関係について説明する。
図4に示すように、投射光学筐体37を外装筐体50の内部に収容した場合、反射ミラー363を保持する一体ホルダー(外側壁部371、内側壁部375)の第1開口部372に相対する外装筐体50の側壁部51には、矩形状に形成される第2開口部511が形成されている。そして、第2開口部511は、第1開口部372を露出する。なお、第2開口部511には、格子513が複数形成されている。
図4に示すように、投射光学筐体37を外装筐体50の内部に収容した場合、反射ミラー363を保持する一体ホルダー(外側壁部371、内側壁部375)の第1開口部372に相対する外装筐体50の側壁部51には、矩形状に形成される第2開口部511が形成されている。そして、第2開口部511は、第1開口部372を露出する。なお、第2開口部511には、格子513が複数形成されている。
また、図4に示すように、外装筐体50の内側の第2開口部511の周囲には、第2シール部材55が設置されている。なお、第2シール部材55は、矩形状の第2開口部511の開口に沿って矩形状で環状に形成されている。第2シール部材55は、外装筐体50と投射光学筐体37との密閉状態を維持することで、第2開口部511から外装筐体50内部への塵埃の侵入を防止している。
本実施形態によれば、以下の効果を得ることができる。
本実施形態のプロジェクター1において、投射光学系360(屈折光学系361、反射光学系362)を収容する投射光学筐体37に、反射ミラー363を保持する位置に開口して形成される第1開口部372を設けている。
この構成により、反射光学素子としての反射ミラー363は、画像光を反射して射出することで発熱するが、第1開口部372を介して投射光学筐体37の外部に反射ミラー363の熱を放熱させることができる。そのため、投射光学系360を収容する投射光学筐体37の熱による変形が抑制され、照明強度が高くても、例えば投射位置ずれなどを防止でき、光学性能を維持することが可能となる。
この構成により、反射光学素子としての反射ミラー363は、画像光を反射して射出することで発熱するが、第1開口部372を介して投射光学筐体37の外部に反射ミラー363の熱を放熱させることができる。そのため、投射光学系360を収容する投射光学筐体37の熱による変形が抑制され、照明強度が高くても、例えば投射位置ずれなどを防止でき、光学性能を維持することが可能となる。
本実施形態のプロジェクター1において、反射ミラー363を保持すると共に反射ミラー363の熱を受熱する投射光学筐体37に一体に設置される一体ホルダー(外側壁部371、内側壁部375)を備えている。そして、一体ホルダーの外側壁部371は反射ミラー363の背面3632の一部を、第1開口部372から投射光学筐体37の外に露出する。
この構成により、反射ミラー363の背面3632が露出することで、第1開口部372を介して投射光学筐体37の外部に反射ミラー363の熱を直接放熱させることができる。
この構成により、反射ミラー363の背面3632が露出することで、第1開口部372を介して投射光学筐体37の外部に反射ミラー363の熱を直接放熱させることができる。
本実施形態のプロジェクター1において、投射光学筐体37の外に露出する一体ホルダーの反射ミラー363の一部には、ヒートシンク40が構成されている。
この構成により、ヒートシンク40の放熱性を利用して効率的に反射ミラー363を冷却することができる。
この構成により、ヒートシンク40の放熱性を利用して効率的に反射ミラー363を冷却することができる。
本実施形態のプロジェクター1において、一体ホルダーでは、反射ミラー363と第1開口部372の周囲との間に、投射光学筐体37の密閉状態を維持する第1シール部材39を備えている。
この構成により、第1開口部372から投射光学筐体37内部への塵埃の侵入を防止することができる。
この構成により、第1開口部372から投射光学筐体37内部への塵埃の侵入を防止することができる。
本実施形態のプロジェクター1において、光源装置31、画像生成部300、及び投射光学筐体37を収容する外装筐体50を備え、外装筐体50は、第1開口部372を露出する第2開口部511が設置されている。
この構成により、更に反射ミラー363の発熱を抑制することができることで、投射光学筐体37の熱による変形が更に抑制される。
この構成により、更に反射ミラー363の発熱を抑制することができることで、投射光学筐体37の熱による変形が更に抑制される。
本実施形態のプロジェクター1において、外装筐体50に第2開口部511を有し、外装筐体50の内側の第2開口部511の周囲に、外装筐体50と投射光学筐体37との間に密閉状態を維持する第2シール部材55を備えている。
このように、第2シール部材55を備えることにより、外装筐体50内部への塵埃の侵入を防止することができる。
このように、第2シール部材55を備えることにより、外装筐体50内部への塵埃の侵入を防止することができる。
2.第2実施形態
図5は、本実施形態のプロジェクター1Aにおいて、本実施形態に係る反射ミラー363を保持する別体ホルダー60の概斜視図である。なお、図5は、別体ホルダー60を背面部613側から見た状態を示している。図6は、反射ミラー363を保持する別体ホルダー60を投射光学筐体37に設置した状態を示す概断面図である。図7は、反射ミラー363の角度調整を行って別体ホルダー60を投射光学筐体37に設置した状態を示す概断面図である。
図5は、本実施形態のプロジェクター1Aにおいて、本実施形態に係る反射ミラー363を保持する別体ホルダー60の概斜視図である。なお、図5は、別体ホルダー60を背面部613側から見た状態を示している。図6は、反射ミラー363を保持する別体ホルダー60を投射光学筐体37に設置した状態を示す概断面図である。図7は、反射ミラー363の角度調整を行って別体ホルダー60を投射光学筐体37に設置した状態を示す概断面図である。
図5に示すように、別体ホルダー60は、第1実施形態での一体ホルダーとは異なり、投射光学筐体37とは別体に構成されて反射ミラー363を保持するホルダーとなる。また、別体ホルダー60は、別体として投射光学筐体37に設置される。別体ホルダー60は、反射ミラー363の形状に合せて、概略矩形状に構成される。別体ホルダー60は、反射ミラー363を保持するホルダー本体61、ヒートシンク65、第1シール部材66等を備えて構成される。
図5、図6に示すように、ホルダー本体61は、前面部611、側面部612、背面部613を有し、この3つの面部に囲まれて反射ミラー363を差し込む挿入部614が形成される。前面部611には、別体ホルダー60用の反射用開口部615が上下方向に延びて形成されている。反射用開口部615の挿入部614側の内面には、反射ミラー363を当接させる基準面を構成する突起部616が形成されている。
反射ミラー363は、下方向から挿入部614に挿入され、反射面3631をこの突起部616に当接させて設置する。なお、本実施形態では、反射ミラー363は、ホルダー本体61の弾性や図示省略する係合部により、第1実施形態の付勢部材38は用いずに支持固定される。
ホルダー本体61の背面部613の中央部には、複数のフィン651が形成されたヒートシンク65が設置される。また、ホルダー本体61の背面部613のヒートシンク65の周囲には、第1実施形態の第1シール部材39と同様の部材となる別体ホルダー60用の第1シール部材66が設置される。なお、第1シール部材66は、矩形状で環状に形成されている。
このように構成される別体ホルダー60は、図6に示すように、外側壁部371と内側壁部375とに囲まれる挿入部378に挿入されて投射光学筐体37に設置される。別体ホルダー60を挿入部378に挿入した場合、前面部611と内側壁部375とは接着剤68(図6では図示を省略)により固定される。
別体ホルダー60を挿入部378に挿入することで投射光学筐体37に設置した場合、別体ホルダー60の一部としての背面部613が、第1開口部372から投射光学筐体37の外に露出する状態となる。そして、別体ホルダー60と第1開口部372の周囲との間には、投射光学筐体37の密閉状態を維持する第1シール部材66が位置する状態となる。第1シール部材66は、投射光学筐体37の密閉状態を維持することで、第1開口部372から投射光学筐体37内部への塵埃の侵入を防止している。
また、投射光学筐体37の外に露出する別体ホルダー60の一部としての背面部613には、ヒートシンク65が構成されている。このヒートシンク65は、複数のフィン651を有しており、第1開口部372を介して外部に露出する状態となる。なお、反射ミラー363は、図6において二点鎖線で示すように、投射光学筐体37の内部を進む画像光に対して、反射用開口部376,615を介して、反射面3631で反射させて射出する。
ホルダー本体61には、図5に示すように、反射ミラー363を保持する位置の上方向に、反射ミラー363の設置角度を調整可能とする箱型の調整用係合部618が形成されている。本実施形態では、反射ミラー363(別体ホルダー60)を投射光学筐体37に設置する際、挿入部378に別体ホルダー60を挿入した後、入射光に対して反射光が所定の方向に射出されるように反射ミラー363の角度を調整(変更)することができる。なお、設置角度を調整する際には、調整用治具(図示省略)を調整用係合部618に係合させて、別体ホルダー60の角度を調整して行う。
反射ミラー363(別体ホルダー60)の角度調整を行った場合、図7に示すように、外側壁部371と内側壁部375に対して平行ではなく角度を持った状態となる。その場合、前面部611と内側壁部375とには、角度を持った隙間が形成される。
本実施形態ではこのような隙間に対して、別体ホルダー60の前面部611の外面に接着剤68を塗布して、内側壁部375の挿入部378側の内面に固定させることで、別体ホルダー60を投射光学筐体37に固定する。なお、本実施形態では、接着剤68としてUV硬化型の接着剤を用いている。また、第1シール部材66は、反射ミラー363(別体ホルダー60)の角度調整を行ったことによる角度変化にも対応して、密閉状態を維持する。
本実施形態によれば、以下の効果を得ることができる。
本実施形態のプロジェクター1Aにおいて、反射ミラー363が別体ホルダー60に保持された場合にも、投射光学筐体37に、第1開口部372を設けることで、第1開口部372を介して投射光学筐体37の外部に反射ミラー363の熱を放熱させることができる。
本実施形態のプロジェクター1Aにおいて、反射ミラー363を保持すると共に反射ミラー363の熱を受熱する投射光学筐体37に別体に設置される別体ホルダー60を備えている。そして、別体ホルダー60の背面部613の一部を、第1開口部372から投射光学筐体37の外に露出する。
この構成により、別体ホルダー60の背面部613の一部が露出することで、第1開口部372を介して投射光学筐体37の外部に反射ミラー363の熱を直接放熱させることができる。
この構成により、別体ホルダー60の背面部613の一部が露出することで、第1開口部372を介して投射光学筐体37の外部に反射ミラー363の熱を直接放熱させることができる。
本実施形態のプロジェクター1Aにおいて、投射光学筐体37の外に露出する別体ホルダー60の背面部613の一部には、ヒートシンク65が構成されている。
この構成により、ヒートシンク65の放熱性を利用して効率的に反射ミラー363を冷却することができる。
この構成により、ヒートシンク65の放熱性を利用して効率的に反射ミラー363を冷却することができる。
本実施形態のプロジェクター1Aにおいて、別体ホルダー60では、別体ホルダー60と第1開口部372の周囲との間に、投射光学筐体37の密閉状態を維持する第1シール部材66を備えている。
この構成により、第1開口部372から投射光学筐体37内部への塵埃の侵入を防止することができる。
この構成により、第1開口部372から投射光学筐体37内部への塵埃の侵入を防止することができる。
本実施形態のプロジェクター1Aにおいて、別体ホルダー60が、投射光学筐体37に対して、反射光の角度を変更するために角度を持って配置された場合、別体ホルダー60の第1シール部材66は、密閉状態を維持している。
この構成により、別体ホルダー60を用いて反射ミラー363の角度調整を行った場合にも、第1開口部372から投射光学筐体37内部への塵埃の侵入を防止することができる。
この構成により、別体ホルダー60を用いて反射ミラー363の角度調整を行った場合にも、第1開口部372から投射光学筐体37内部への塵埃の侵入を防止することができる。
3.第3実施形態
図8は、本実施形態に係るプロジェクター1Bの外観を示す概斜視図である。なお、図8は、外装筐体50の背面部52から見た状態を示している。
図8は、本実施形態に係るプロジェクター1Bの外観を示す概斜視図である。なお、図8は、外装筐体50の背面部52から見た状態を示している。
本実施形態のプロジェクター1Bは、外装筐体50内部に第1実施形態の図4に示す構成となる反射ミラー363や投射光学筐体37が収容されている。また、外装筐体50の側壁部51には、図4に示すように、第2開口部511や複数の格子513が形成されている。なお、外装筐体50の側壁部51は、背面部52から内面側に傾斜して形成されている。
本実施形態では、外装筐体50には、背面部52から内面側に窪んだ凹部53が形成されている。そして、凹部53と側壁部51とは、図8に示すように、連設した状態に形成されている。言い換えると、凹部53は、第2開口部511に連設されている。
凹部53には、複数の外部電子機器(図示省略)からの画像信号等を入力するための複数の入力端子581を備えるインターフェース部58が設置されている。また、凹部53には、電源ケーブル(図示省略)と接続する電力供給用のインレットコネクター582等が設置されている。
本実施形態によれば、以下の効果を得ることができる。
本実施形態のプロジェクター1Bにおいて、外装筐体50は、インターフェース部58を備えた凹部53を備えている。そして、凹部53は、第2開口部511に連設されている。
この構成により、インターフェース部58を凹部53に備え、凹部53と第2開口部511とは連設することで、プロジェクター1Bの背面部52の近くに通気を阻害する障害物等が設置されている場合でも、背面部52から内面側に窪む凹部53や、インターフェース部58の隙間などを冷却に利用することができる。また、インターフェース部58と同様に、第2開口部511を外観的に目立たなくでき、また、シンプルなデザインとすることができる。
この構成により、インターフェース部58を凹部53に備え、凹部53と第2開口部511とは連設することで、プロジェクター1Bの背面部52の近くに通気を阻害する障害物等が設置されている場合でも、背面部52から内面側に窪む凹部53や、インターフェース部58の隙間などを冷却に利用することができる。また、インターフェース部58と同様に、第2開口部511を外観的に目立たなくでき、また、シンプルなデザインとすることができる。
4.第4実施形態
図9、図10は、本実施形態に係るプロジェクター1Cの内部を示す概斜視図である。図9、図10では、プロジェクター1Cの外装筐体の図示を省略している。
図9、図10は、本実施形態に係るプロジェクター1Cの内部を示す概斜視図である。図9、図10では、プロジェクター1Cの外装筐体の図示を省略している。
図9、図10に示すように、プロジェクター1Cの内部(図示省略する外装筐体の内部)において、図面視で、右側には、光学系30を構成する光源装置31と画像生成部300とが配置されている。中央には、画像生成部300に接続する光学系30を構成する投射光学装置36(投射光学筐体37)が配置されている。また、投射光学系360左側で隣の位置には、プロジェクター1Cの動作を制御する制御用回路基板76を含めた制御部75が配置されている。プロジェクター1Cの図示省略する外装筐体は、投射光学筐体37、画像生成部300、光源装置31、制御部75を収容する。
本実施形態のプロジェクター1Cにおける外装筐体内部の配置は、プロジェクター1Cの奥行き方向を短くした構造としている。そのため、投射光学装置36を中心位置に配置し、一方(右側)に、画像生成部300、光源装置31を備え、他方(左側)にプロジェクター1Cの動作を制御する制御部75等を配置している。
外装筐体の内部には、冷却ファン70を備えている。冷却ファン70は、外装筐体内で制御用回路基板76が配置された第1空間S1と、投射光学筐体37の第1開口部372が面する第2空間S2とに連通し、第1空間S1及び第2空間S2に冷却風Wを流動させる。
冷却ファン70は、本実施形態では、ファンの回転軸方向から吸気した空気を、回転による遠心力方向に吐出する構造となる、いわゆるシロッコファンを用いている。なお、冷却ファン70は、シロッコファンに限らず、ファンの回転軸方向から吸気した空気を、同方向に吐出する構造となる、いわゆる軸流ファンを用いることも可能である。
図9では、冷却ファン70は、第1空間S1と第2空間S2と外装筐体とに概略挟まれて設置される。そして、冷却ファン70は、第1空間S1と第2空間S2との大気を吸気して、外装筐体と画像生成部300との間の空間に吐出することで冷却風Wを流動させている。なお、冷却ファン70から吐出された冷却風Wは、本実施形態では、冷却ファン70の吐出側にダクト(図示省略)が設置されており、この投射光学装置36の入射側、画像生成部300に沿うダクトに冷却風Wを流動して、外装筐体の側面に形成される排気口(図示省略)から外装筐体の外部に排気される。この場合、冷却ファン70の吸気により、第1空間S1(制御用回路基板76)と第2空間S2(反射ミラー363)とを冷却している。
なお、本実施形態では、冷却ファン70から吐出された冷却風Wの全てを排気口から外部に排気しているが、吐出された冷却風Wの一部を光学系30の画像生成部300(例えば、光変調装置34の液晶パネル341)や光源装置31などが設置される空間に流動させた後、外部に排気する構成としてもよい。
図10においても、冷却ファン70は、第1空間S1と第2空間S2と外装筐体とに概略挟まれて設置される。そして、冷却ファン70は、第2空間S2の大気を吸気して、第1空間S1に吐出することで冷却風Wを流動させている。この場合、冷却ファン70の吸気により、第2空間S2(反射ミラー363)を冷却し、吐出により、第1空間S1(制御用回路基板76)を冷却している。なお、冷却ファン70が吐出する冷却風Wを、ダクト(図示省略)を設置して、外装筐体の例えば前面側に形成される排気口(図示省略)から外装筐体の外部に排気させる構成でもよい。
本実施形態によれば、以下の効果を得ることができる。
本実施形態のプロジェクター1Cにおいて、投射光学筐体37、画像生成部300、及び光源装置31を収容する外装筐体を備え、外装筐体内で投射光学系360の隣に位置する制御用回路基板76を備えている。そして、外装筐体内で制御用回路基板76が配置された第1空間S1と、投射光学筐体37の第1開口部372が面する第2空間S2とに連通して、第1空間S1及び第2空間S2に冷却風Wを流動させる冷却ファン70を備えている。
この構成によれば、冷却ファン70を用いることにより、第1空間S1や第2空間S2の大気を吸気することや、吸気した大気を吐出することにより、自然対流による冷却よりも強制的に空気の流動を作ることで、第1空間S1での制御用回路基板76や、第2空間S2での反射ミラー363などに対する冷却効果を向上させることができる。
この構成によれば、冷却ファン70を用いることにより、第1空間S1や第2空間S2の大気を吸気することや、吸気した大気を吐出することにより、自然対流による冷却よりも強制的に空気の流動を作ることで、第1空間S1での制御用回路基板76や、第2空間S2での反射ミラー363などに対する冷却効果を向上させることができる。
5.第5実施形態
図11は、本実施形態に係るプロジェクター1Dの内部を示す概断面図である。
本実施形態のプロジェクター1Dは、第1実施形態とは異なる投射光学装置80を備えている。
図11は、本実施形態に係るプロジェクター1Dの内部を示す概断面図である。
本実施形態のプロジェクター1Dは、第1実施形態とは異なる投射光学装置80を備えている。
投射光学系800は、中継レンズ郡801、反射光学系802、及び広角レンズ系805で構成されている。中継レンズ郡801は、複数のレンズで構成され、画像生成部300の色合成装置35(図1)からの入射光を反射光学系802に導く。
反射光学系802は、平板に構成される2つの反射光学素子を備えている。2つの反射光学素子は、入射側に設置される第1反射光学素子としての第1反射ミラー803と、射出側に設置される第2反射光学素子としての第2反射ミラー804とで構成される。反射光学系802は、第1反射ミラー803と第2反射ミラー804とにより、入射光を反射させて方向を変更して折り返し、広角レンズ系805に導く。
広角レンズ系805は、広角レンズ系805の射出側端部に位置する広角レンズ806を含めて構成され、第1反射ミラー803及び第2反射ミラー804を経た入射光を、広角レンズ806を介して射出して拡大投射する。
投射光学装置80は、上述する投射光学系800と、投射光学系800を内部に収容する投射光学筐体81とで構成されている。図11に示すように、投射光学筐体81は、概C字形状に形成されており、第1反射ミラー803及び第2反射ミラー804が設置されるコーナー部の外側壁部811と外側壁部812には、矩形状の開口部813,814がそれぞれ形成されている。なお、開口部813,814は、第1実施形態における第1開口部(具体的には、第1開口部372)に対応する。
また、第1反射ミラー803及び第2反射ミラー804は矩形状に形成され、それぞれ、第1実施形態での一体ホルダー(図示省略)の構成により保持された状態となる。そして、一方の開口部813の内面側には第1反射ミラー803が保持されており、他方の開口部814の内面側には第2反射ミラー804が保持されている。なお、図11では、一体ホルダーの詳細な構成は図示省略している。
そして、開口部813を介して第1反射ミラー803の背面8031が、投射光学筐体81から外部に露出している。同様に、開口部814を介して第2反射ミラー804の背面8041が、投射光学筐体81から外部に露出している。図11において、画像光の光軸における進行方向を二点鎖線で概念的に示している。
プロジェクター1Dは、投射光学装置80や画像生成部300などの光学系30A、及び制御部(図示省略)などを収容する外装筐体90を備えている。外装筐体90は、図11に示すように、外側壁部811,812を含む概C字形状の投射光学筐体81の外面を、投射光学系800の射出側から入射側にわたって、所定の隙間を有して覆うように構成されている。言い換えると、外装筐体90と投射光学筐体81との間に、投射光学系800の射出側から投射光学筐体81の第1開口部(開口部813,814)を介して投射光学系800の入射側に連通し、冷却風Wを流動するダクト95を備えている。
そして、広角レンズ806が設置される投射光学筐体81の射出側端部(投射光学系800の射出側)と射出側端部を覆う外装筐体90の先端部とに挟まれて、開口部G1が構成されている。言い換えると、開口部G1は、ダクト95の開口部と言うことができる。
本実施形態では、外装筐体90の底部の内面側と、投射光学筐体81の中継レンズ郡801を保持する領域とに挟まれて、冷却ファン71(本実施形態ではシロッコファン)が設置されている。そして、冷却ファン71が駆動することにより、図11に示すように、開口部G1から、外装筐体90と投射光学筐体81との隙間(ダクト95の内部)に外気を吸気する。吸気された外気は冷却風Wとして、外装筐体90と投射光学筐体81との隙間(ダクト95の内部)を流動して冷却ファン71から吐出される。冷却ファン71から吐出された冷却風Wは、排気口91を介して外装筐体90(プロジェクター1D)の外部へ排気される。なお、図11では、本実施形態の冷却風Wの流動の方向を実線矢印で模式的に図示している。この冷却風Wの流動により、開口部814,813を介して、第2反射ミラー804、第1反射ミラー803が冷却される。なお、冷却ファン71から吐出された冷却風Wは、外装筐体90内を流動させて他の発熱する構成部を冷却するように構成してもよい。
本実施形態によれば、以下の効果を得ることができる。
本実施形態のプロジェクター1Dにおいて、投射光学装置80や画像生成部300などの光学系30A、及び制御部(図示省略)などを収容する外装筐体90を備え、外装筐体90と投射光学筐体81との間に、投射光学系800の射出側から投射光学筐体81の第1開口部(開口部814,813)を介して投射光学系800の入射側に連通し、冷却風Wを流動するダクト95と、冷却風Wを送風する冷却ファン71とを備えている。
この構成によれば、ダクト95を流動する冷却風Wにより、第1反射ミラー803、第2反射ミラー804を冷却することができる。
この構成によれば、ダクト95を流動する冷却風Wにより、第1反射ミラー803、第2反射ミラー804を冷却することができる。
6.変形例1
第1実施形態のプロジェクター1において、投射光学筐体37の外に露出する一体ホルダーの反射ミラー363の一部には、ヒートシンク40が構成されている。しかし、これには限定されず、投射光学筐体37の外に露出する一体ホルダーの反射ミラー363の一部には、ヒートシンク40に熱を伝えるヒートパイプが構成されていてもよい。この構成により、効率的に冷却を行うことができる。
第1実施形態のプロジェクター1において、投射光学筐体37の外に露出する一体ホルダーの反射ミラー363の一部には、ヒートシンク40が構成されている。しかし、これには限定されず、投射光学筐体37の外に露出する一体ホルダーの反射ミラー363の一部には、ヒートシンク40に熱を伝えるヒートパイプが構成されていてもよい。この構成により、効率的に冷却を行うことができる。
7.変形例2
第2実施形態のプロジェクター1Aにおいて、投射光学筐体37の外に露出する別体ホルダー60の一部としての背面部613には、ヒートシンク65が構成されている。しかし、これには限定されず、投射光学筐体37の外に露出する別体ホルダー60の背面部613の一部には、ヒートシンク65に熱を伝えるヒートパイプが構成されていてもよい。この構成により、効率的に冷却を行うことができる。
第2実施形態のプロジェクター1Aにおいて、投射光学筐体37の外に露出する別体ホルダー60の一部としての背面部613には、ヒートシンク65が構成されている。しかし、これには限定されず、投射光学筐体37の外に露出する別体ホルダー60の背面部613の一部には、ヒートシンク65に熱を伝えるヒートパイプが構成されていてもよい。この構成により、効率的に冷却を行うことができる。
8.変形例3
第4実施形態のプロジェクター1Cにおいて、冷却ファン70は、第1空間S1と第2空間S2との間に配置する必要はない。いずれにしても、冷却ファン70は、外装筐体内で制御用回路基板76が配置された第1空間S1と、投射光学筐体37の第1開口部372が面する第2空間S2とに連通し、第1空間S1及び第2空間S2に冷却風Wを流動させることであればよい。
第4実施形態のプロジェクター1Cにおいて、冷却ファン70は、第1空間S1と第2空間S2との間に配置する必要はない。いずれにしても、冷却ファン70は、外装筐体内で制御用回路基板76が配置された第1空間S1と、投射光学筐体37の第1開口部372が面する第2空間S2とに連通し、第1空間S1及び第2空間S2に冷却風Wを流動させることであればよい。
9.変形例4
第5実施形態では、入射側の第1反射光学素子(第1反射ミラー803)と、射出側の第2反射光学素子(第2反射ミラー804)とは、それぞれの開口部813,814に位置している。言い換えると、入射側の第1反射ミラー803と射出側の第2反射ミラー804とに対応して開口部813,814が形成されている。しかし、これには限定されず、少なくとも入射側の第1反射ミラー803に対応させて開口部813を形成することでよい。一般的に、入射側の第1反射ミラー803の方が、射出側の第2反射ミラー804に比べて発熱量が多くなるため、少なくとも入射側の第1反射ミラー803に対応させて開口部813を形成することにより、効率的に冷却することができる。
第5実施形態では、入射側の第1反射光学素子(第1反射ミラー803)と、射出側の第2反射光学素子(第2反射ミラー804)とは、それぞれの開口部813,814に位置している。言い換えると、入射側の第1反射ミラー803と射出側の第2反射ミラー804とに対応して開口部813,814が形成されている。しかし、これには限定されず、少なくとも入射側の第1反射ミラー803に対応させて開口部813を形成することでよい。一般的に、入射側の第1反射ミラー803の方が、射出側の第2反射ミラー804に比べて発熱量が多くなるため、少なくとも入射側の第1反射ミラー803に対応させて開口部813を形成することにより、効率的に冷却することができる。
10.変形例5
第5実施形態では、第1反射ミラー803、第2反射ミラー804の背面8031,8041を開口部813,814から露出させている。しかし、これには限定されず、この背面8031,8041にヒートシンクを設置する構成としてもよい。この構成により、更に第1反射ミラー803、第2反射ミラー804を冷却することができる。
第5実施形態では、第1反射ミラー803、第2反射ミラー804の背面8031,8041を開口部813,814から露出させている。しかし、これには限定されず、この背面8031,8041にヒートシンクを設置する構成としてもよい。この構成により、更に第1反射ミラー803、第2反射ミラー804を冷却することができる。
11.変形例6
第5実施形態では、冷却風Wとして外気を開口部G1から取り込み、外装筐体90と投射光学筐体81との隙間(ダクト95)内を流動させて、冷却ファン71から吐出することで、第1反射ミラー803、第2反射ミラー804を冷却している。しかし、これには限定されず、内部に設置する冷却ファン71から吐出した空気を冷却風Wとして、外装筐体90と投射光学筐体81との隙間(ダクト95)内を流動させて、開口部G1からプロジェクター1Dの外部に排気させることで、第1反射ミラー803、第2反射ミラー804を冷却することでもよい。
第5実施形態では、冷却風Wとして外気を開口部G1から取り込み、外装筐体90と投射光学筐体81との隙間(ダクト95)内を流動させて、冷却ファン71から吐出することで、第1反射ミラー803、第2反射ミラー804を冷却している。しかし、これには限定されず、内部に設置する冷却ファン71から吐出した空気を冷却風Wとして、外装筐体90と投射光学筐体81との隙間(ダクト95)内を流動させて、開口部G1からプロジェクター1Dの外部に排気させることで、第1反射ミラー803、第2反射ミラー804を冷却することでもよい。
12.変形例7
前記実施形態では、平板の反射ミラー363,803,804に対して冷却を行うことを説明したが、反射ミラーは、凹状の反射ミラーであってもよく、特に限定されるものではない。
前記実施形態では、平板の反射ミラー363,803,804に対して冷却を行うことを説明したが、反射ミラーは、凹状の反射ミラーであってもよく、特に限定されるものではない。
1,1A,1B,1C,1D…プロジェクター、31…光源装置、300…画像生成部、360,800…投射光学系、363,364,803,804…反射光学素子としての反射ミラー、37,81…投射光学筐体、372,813,814…第1開口部。
Claims (11)
- 光源装置と、
前記光源装置からの光を画像光に生成する画像生成部と、
前記画像光を投射する投射光学系と、
前記投射光学系を構成し、前記画像光を折り返して射出する反射光学素子と、
前記投射光学系を収容する投射光学筐体と、
前記投射光学筐体において、前記反射光学素子の位置に開口して形成される第1開口部と、を備えることを特徴とする投射装置。 - 請求項1に記載の投射装置であって、
前記反射光学素子は、入射側の第1反射光学素子と、射出側の第2反射光学素子とを備え、
少なくとも前記第1反射光学素子は、前記第1開口部に位置することを特徴とする投射装置。 - 請求項1または請求項2に記載の投射装置であって、
前記反射光学素子を保持すると共に前記反射光学素子の熱を受熱する前記投射光学筐体に一体に設置される一体ホルダー、又は前記投射光学筐体に別体に設置される別体ホルダーを備え、
前記一体ホルダーは前記反射光学素子の一部を、又は前記別体ホルダーは前記別体ホルダーの一部を、前記第1開口部から前記投射光学筐体の外に露出することを特徴とする投射装置。 - 請求項3に記載の投射装置であって、
前記投射光学筐体の外に露出する前記一体ホルダーの前記反射光学素子の一部、又は前記別体ホルダーの一部には、ヒートシンクが構成されていることを特徴とする投射装置。 - 請求項3または請求項4に記載の投射装置であって、
前記一体ホルダーは、前記反射光学素子と前記第1開口部の周囲との間に、又は前記別体ホルダーは、前記別体ホルダーと前記第1開口部の周囲との間に、前記投射光学筐体の密閉状態を維持する第1シール部材を備えることを特徴とする投射装置。 - 請求項5に記載の投射装置であって、
前記別体ホルダーが、前記投射光学筐体に対して、反射光の角度を変更するために角度を持って配置された場合、
前記別体ホルダーの前記第1シール部材は、前記密閉状態を維持することを特徴とする投射装置。 - 請求項1~請求項6のいずれか一項に記載の投射装置であって、
前記投射光学筐体、前記画像生成部、及び前記光源装置を収容する外装筐体を備え、
前記外装筐体は、前記第1開口部を露出する第2開口部を有することを特徴とする投射装置。 - 請求項7に記載の投射装置であって、
前記外装筐体は、インターフェース部を備えた凹部を備え、
前記凹部は、前記第2開口部に連設されていることを特徴とする投射装置。 - 請求項1~請求項6のいずれか一項に記載の投射装置であって、
前記投射光学筐体、前記画像生成部、及び前記光源装置を収容する外装筐体を備え、
前記外装筐体内で前記投射光学系の隣に位置する制御用回路基板を備え、
前記外装筐体内で前記制御用回路基板が配置された第1空間と、前記投射光学筐体の前記第1開口部が面する第2空間とに連通し、前記第1空間及び前記第2空間に冷却風を流動させる冷却ファンを備えることを特徴とする投射装置。 - 請求項1~請求項6のいずれか一項に記載の投射装置であって、
前記投射光学筐体、前記画像生成部、及び前記光源装置を収容する外装筐体を備え、
前記外装筐体と前記投射光学筐体との間に、前記投射光学系の射出側から前記投射光学筐体の前記第1開口部を介して前記投射光学系の入射側に連通し、冷却風を流動するダクトと、前記冷却風を送風する冷却ファンとを備えることを特徴とする投射装置。 - 請求項5または請求項6のいずれか一項に記載の投射装置であって、
前記投射光学筐体、前記画像生成部、及び前記光源装置を収容する外装筐体を備え、
前記外装筐体は、前記第1開口部を露出する第2開口部を有し、
前記外装筐体の内側の前記第2開口部の周囲に、前記外装筐体と前記投射光学筐体との密閉状態を維持する第2シール部材を備えることを特徴とする投射装置。
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