JP2016051121A - 投射光学装置及び画像投射装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】光学系の温度上昇を抑制可能な投射光学装置を提供すること。【解決手段】それぞれ外周の一部に平坦面が形成されている複数のレンズと、前記複数のレンズを保持する略中空円筒状のレンズホルダと、前記複数のレンズの各平坦面と前記レンズホルダとの間隙が連通して形成される通気口と、を有する投射光学装置。【選択図】図6

Description

本発明は、投射光学装置及び画像投射装置に関する。
従来から、PCやビデオカメラ等から送信される画像データを、スクリーン等に投射して表示するプロジェクタが広く用いられている。このようなプロジェクタでは、例えば光源が発する熱や、光源からの光が投射された部分に生じる熱等によって様々な不具合が発生し、表示画像の品質が低下する場合がある。
そこで、断熱層である介装体によって、光源を含む発熱領域と回路基板等を含む熱抑制領域とにプロジェクタの内部を区画するプロジェクタの熱対策構造が提案されている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1に係る熱対策構造によれば、介装体によって発熱領域の光源から生じる熱が遮断され、熱抑制領域の回路基板等の温度上昇が抑制されることで、回路基板の故障や動作不良といった不具合が抑制される。
しかしながら、上記した特許文献1に係る構造では、光源と同じ発熱領域に設けられているレンズ等の光学系は、光源からの熱や光源から照射された光の赤外成分の影響を受けて温度が上昇する可能性がある。例えばレンズやレンズを保持するレンズホルダが温度上昇して熱膨張すると、レンズの位置ずれ等により投射方向や焦点位置が変動し、表示画像の品質が低下する場合がある。
本発明は上記に鑑みてなされたものであって、光学系の温度上昇を抑制可能な投射光学装置を提供することを目的とする。
本発明の一態様の投射光学装置によれば、それぞれ外周の一部に平坦面が形成されている複数のレンズと、前記複数のレンズを保持する略中空円筒状のレンズホルダと、前記複数のレンズの各平坦面と前記レンズホルダとの間隙が連通して形成される通気口と、を有する。
本発明の実施形態によれば、光学系の温度上昇を抑制可能な投射光学装置が提供される。
第1の実施形態における画像投射装置を例示する斜視図である。 第1の実施形態における画像投射装置を例示する側面図である。 第1の実施形態における外装カバーが外された画像投射装置を例示する斜視図である。 第1の実施形態における投射光学装置を例示する斜視図である。 第1の実施形態における投射光学装置を例示する断面図である。 第1の実施形態における投射光学装置を例示する断面概略図である。 第1の実施形態における投射光学装置を例示する断面概略図である。 第2の実施形態における投射光学装置を例示する断面概略図である。 第2の実施形態における投射光学装置を例示する断面概略図である。 第3の実施形態における投射光学装置を例示する断面概略図である。 第4の実施形態における投射光学装置を例示する断面概略図である。 第4の実施形態における投射光学装置を例示する断面概略図である。 第4の実施形態における風量制御処理のフローチャートを例示する図である。
以下、図面を参照して発明を実施するための形態について説明する。各図面において、同一構成部分には同一符号を付し、重複した説明を省略する場合がある。
[第1の実施形態]
(画像投射装置の構成)
まず、第1の実施形態における画像投射装置1の構成について、図1から図3に基づいて説明する。
図1は、第1の実施形態における画像投射装置1を例示する斜視図であり、図2は、画像投射装置1を例示する側面図である。また、図3は、外装カバー11が外された画像投射装置1を例示する斜視図である。なお、以下に示す図面において、X方向は画像投射装置1の幅方向、Y方向は奥行き方向、Z方向は高さ方向である。
図1及び図2に示されるように、画像投射装置1は、スクリーン2に画像を投射する投射光学装置10、投射光学装置10を覆う外装カバー11、外部機器に接続される外部端子12、各種操作を受け付ける操作部13を有する。
外部端子12は、例えばRGB端子、ビデオ端子、音声端子等であり、外部機器と接続する際に用いられる。操作部13は、例えば電源ボタン、メニュー表示ボタン、決定ボタン等のハードキーで構成されている。
投射光学装置10は、図3に示されるように、画像投射装置1の実線で囲まれた部分に設けられている。投射光学装置10は、画像投射装置1に入力される画像データに基づいて生成される表示画像を、図2に示されるようにスクリーン2等に投射する。
画像投射装置1は、上記した構成を有し、例えば外部端子に接続されるPCやビデオカメラ等から入力される画像データに基づいて表示画像を生成し、生成した投射画像を投射光学装置10によりスクリーン2等に投射して表示する。
(投射光学装置の構成)
次に、第1の実施形態における投射光学装置10の構成について、図4及び図5に基づいて説明する。図4は、第1の実施形態における投射光学装置10の斜視図であり、図5は、投射光学装置10のXY断面図である。
図4に示されるように、投射光学装置10は、投射光学系110、光源120を有する。また、図5に示されるように、投射光学装置10は、カラーホイール125、ライトトンネル126、リレーレンズ127、平面ミラー128、凹面ミラー129、デジタルミラーデバイス(以下、「DMD(Digital mirror device)」という)130を有する。
カラーホイール125は、例えば周方向の異なる部分にR(レッド)、G(グリーン)、B(ブルー)の各色のフィルタが設けられている円盤である。カラーホイール125は、高速回転することで光源120から照射される光をRGB各色に時分割してライトトンネル126に導く。
ライトトンネル126は、例えば板ガラスを張り合わせることで形成され、四角筒状の形状を有する。ライトトンネル126は、カラーホイール125を透過したRGB各色の光をリレーレンズ127に導く。
リレーレンズ127は、二枚のレンズで構成され、ライトトンネル126から出射された光の軸上色収差を補正しつつ集光する。
平面ミラー128及び凹面ミラー129は、リレーレンズ127から出射された光を反射して、DMD130の画像生成面上に集光する。
DMD130は、可動式の複数のマイクロミラーが格子状に配列された画像生成面を有する。DMD130の各マイクロミラーは、鏡面がねじれ軸周りに傾動可能に設けられており、投射する表示画像に基づいてON/OFF駆動される。マイクロミラーは、例えば「ON」の場合には、光源120からの光を投射光学系110に反射する方向に傾斜角度が制御される。また、マイクロミラーは、例えば「OFF」の場合には、光源120からの光を不図示のOFF光板に向けて反射する方向に傾斜角度が制御される。
このように、DMD130は、投射する表示画像に基づいて各マイクロミラーの傾斜角度が制御され、光源120から出射された光を変調して表示画像の各画素を生成する。
投射光学系110は、複数のレンズを有し、DMD130により生成される表示画像の反射光をスクリーン2等に拡大して投射する。投射光学系110の構成については後述する。
投射光学装置10は、このような構成を有し、光源120から照射される光から表示画像を生成し、投射光学系110によりスクリーン2等に表示画像を拡大投射する。
(投射光学系)
次に、第1の実施形態における投射光学系110の構成について説明する。
図6は、第1の実施形態における投射光学系110の構成を例示するYZ断面概略図である。
図6に示されるように、投射光学系110は、複数のレンズL1〜L14、レンズホルダ111を有し、凹面ミラー129の反射光からDMD130によって生成される表示画像を拡大投射する。
複数のレンズL1〜L14は、それぞれ外周の一部に平坦面D1〜D14が形成されており、平坦面D1〜D14が光軸OAに対して同じ側であって互いに平行になるように設けられている。なお、以下の説明において、複数のレンズL1〜L14、平坦面D1〜D14を、それぞれ単にレンズL、平坦面Dという場合がある。
レンズホルダ111は、略中空円筒状の形状を有し、各レンズLが光軸OAに沿って配列されるように、各レンズLの平坦面D以外の外周を保持する。なお、レンズホルダ111は、例えばズームレバー等の操作に応じて各レンズLの間隔を変えることができるように構成されてもよい。
投射光学系110には、各レンズLの平坦面Dとレンズホルダ111の内周面との間隙が連通して通気口114が形成されている。このような通気口114によって、投射光学装置10に設けられている光源120が発する熱等が投射光学系110の外部に排出され、各レンズLやレンズホルダ111の温度上昇が抑制される。
ここで、投射光学装置10では、ライトトンネル126の光出口から傾斜した方向に出射される不要光が存在する。このような不要光は、DMD130に向かわずに投射光学系110のレンズホルダ111等に照射され、レンズホルダ111の温度上昇の要因となる。しかし、本実施形態に係る投射光学系110では、不要光によって加熱されたレンズホルダ111の熱が通気口114から外部に排出されるため、レンズホルダ111の温度上昇が抑制される。
さらに、DMD130からの反射光の赤外成分によって生じる各レンズLの熱が、同様に通気口114から外部に排出されることで、各レンズLの温度上昇が抑制される。
このように、各レンズLの平坦面Dとレンズホルダ111の内周面との間隙が連通して形成される通気口114によって、各レンズLやレンズホルダ111の温度上昇が抑制される。したがって、各レンズLやレンズホルダ111の温度上昇による熱膨張が抑制され、各レンズLの位置ずれ等により投射方向や焦点位置が変動するような不具合が低減される。
なお、第1の実施形態における投射光学系110では、通気口114を空気が流れ易くなるように、各レンズLの平坦面Dが光軸OAに対して同じ側であって互いに平行になるように設けられている。しかし、通気口114内で空気の流通が可能であれば、各レンズLの平坦面Dは、互いに非平行であって光軸OAの周方向において異なる位置に設けられてもよい。
また、図7に示されるように、Z方向における平坦面Dと光軸OAとの距離Hは、全てのレンズLにおいて一定でなくてもよい。例えば、DMD130や光源120に近く、加熱されて温度上昇し易いレンズLが、他のレンズLに比べて通気口114側に突出するように、Z方向における平坦面Dと光軸OAとの距離Hが大きくなるように設けられてもよい。
図7に例示される構成では、Z方向におけるレンズL9の平坦面D9と光軸OAとの距離H1、レンズL10の平坦面D10と光軸OAとの距離H2が、他のレンズLの平坦面Dと光軸OAとの距離Hよりも大きくなるように設けられている。このように通気口114に突出するレンズL9,L10は、通気口114に放熱し易くなり、温度上昇がより低減される。
したがって、熱に敏感なレンズLや、温度上昇し易い位置に設けられているレンズLを通気口114に突出させ、レンズLの平坦面Dを段違いに構成することで、レンズLの熱膨張をより抑制することが可能になる。
以上で説明したように、第1の実施形態に係る投射光学装置10によれば、通気口114における放熱効果によって、投射光学系110のレンズLやレンズホルダ111等の温度上昇が抑制される。このため、投射光学装置10では、レンズLやレンズホルダ111等の熱膨張に起因する投射方向や焦点位置の変動が低減される。したがって、投射光学装置10を備える画像投射装置1では、投射光学装置10において投射方向や焦点位置の変動が低減されることで、表示画像の品質を保つことが可能になっている。
[第2の実施形態]
次に、第2の実施形態について図面に基づいて説明する。なお、既に説明した実施形態と同一構成部分についての説明は省略する。
図8は、第2の実施形態における投射光学系110の構成を例示するYZ断面概略図である。図8に示されるように、第2の実施形態における投射光学系110には、放熱板115が設けられている。
放熱板115は、例えば熱伝導性の高いアルミニウムや銅等の金属材料で形成された板状部材であり、投射光学系110に設けられている複数のレンズLの各平坦面Dの少なくとも一つに当接するように設けられている。なお、放熱板115は、表面積が増大して放熱効果が向上するように、例えば通気口114側の面にX方向又はY方向に延伸する複数のリブを有してもよい。
このような構成により、DMD130からの反射光の赤外成分等に起因してレンズLに生じる熱が、放熱板115を介して通気口114に放熱され、レンズLの温度上昇がより抑制される。
また、図9に示されるように、熱に敏感なレンズLや、温度上昇し易い位置に設けられているレンズLには、放熱板115から通気口114に突出する突出部Pが設けられてもよい。
図9に例示される構成では、レンズL4,L9,L10に、それぞれ放熱板115から通気口114に突出する突出部P4,P9,P10が設けられている。このように突出部P4,P9,P10を有するレンズL4,L9,L10は、放熱板115により放熱されると同時に、通気口114に流れる空気による冷却効果が得られ、温度上昇がより低減される。
以上で説明したように、第2の実施形態に係る投射光学装置10では、通気口114及び放熱板115の放熱効果によって、投射光学系110のレンズLやレンズホルダ111等の温度上昇が抑制される。したがって、投射光学装置10においてレンズLやレンズホルダ111等の熱膨張に起因する投射方向や焦点位置の変動が低減され、画像投射装置1による表示画像の品質が保たれる。
[第3の実施形態]
次に、第3の実施形態について図面に基づいて説明する。なお、既に説明した実施形態と同一構成部分についての説明は省略する。
図10は、第3の実施形態における投射光学系110の構成を例示するYZ断面概略図である。図10に示されるように、第3の実施形態における投射光学系110には、ヒートパイプ116が設けられている。
ヒートパイプ116は、投射光学系110に設けられている複数のレンズLの各平坦面Dの少なくとも一つに当接するように設けられている。ヒートパイプ116により、レンズLが冷却され、DMD130からの反射光の赤外成分等に起因するレンズLの温度上昇が抑制される。
なお、ヒートパイプ116は、第2の実施形態において例示された放熱板115と共に投射光学系110に設けられてもよい。この場合において、ヒートパイプ116は、例えばレンズLの平坦面Dに当接する放熱板115の通気口114側の面に設けられ、放熱板115を介してレンズLの平坦面Dに当接するように構成される。
また、放熱板115とヒートパイプ116との間には、例えば熱伝導性が高く弾性変形可能な材料で形成された伝熱シートが設けられてもよい。伝熱シートにより、放熱板115とヒートパイプ116とが密着され、ヒートパイプ116による冷却効果が向上する。さらに、ヒートパイプ116は、レンズLの放熱板115から通気口114に突出する突出部Pに当接するように設けられてもよい。
このように、投射光学系110に放熱板115及びヒートパイプ116が設けられることで、放熱板115による放熱効果及びヒートパイプ116による冷却効果を同時に得ることが可能になり、レンズLの温度上昇がより抑制される。
以上で説明したように、第3の実施形態に係る投射光学装置10では、通気口114による放熱効果に加えて、ヒートパイプ116による冷却効果によって、投射光学系110のレンズLやレンズホルダ111等の温度上昇が抑制される。したがって、投射光学装置10においてレンズLやレンズホルダ111等の熱膨張に起因する投射方向や焦点位置の変動が低減され、画像投射装置1による表示画像の品質が保たれる。
[第4の実施形態]
次に、第4の実施形態について図面に基づいて説明する。なお、既に説明した実施形態と同一構成部分についての説明は省略する。
図11は、第4の実施形態における投射光学系110の構成を例示するYZ断面概略図である。図11に示されるように、第4の実施形態における投射光学系110には、通気口114に送風する送風手段としてファン117が設けられている。
ファン117は、通気口114に送風し、投射光学装置10において光源120から生じる熱等を通気口114から外部に排出すると同時に、投射光学系110のレンズLやレンズホルダ111を冷却する。このように、第4の実施形態における投射光学系11では、ファン117がレンズLやレンズホルダ111を冷却することで、レンズLやレンズホルダ111の温度上昇が抑制される。
なお、本実施形態に係る投射光学系110において、例えば熱に敏感なレンズLや、温度上昇し易いレンズL等が通気口114側に突出して平坦面Dが段違いになるように構成されてもよい。このような構成により、通気口114側に突出するレンズLは、ファン117からの風を受けて冷却され易くなる。
また、ファン117は、上記した各実施形態において例示された放熱板115及びヒートパイプ116の少なくとも一方と共に設けられてもよい。放熱板115による放熱効果や、ヒートパイプ116による冷却効果と共に、ファン117による冷却効果が得られ、投射光学系110におけるレンズLやレンズホルダ111の温度上昇がより抑制される。
さらに、図12に示されるように、例えば投射光学系110に取り付けられている温度検出手段118の温度検出結果に基づいて、制御手段119がファン117の風量を制御する構成であってもよい。
温度検出手段118は、例えば熱電対等であり、レンズホルダ111の外周面に取り付けられる。なお、温度検出手段118は、本実施形態とは異なる位置に設けられてもよく、異なる位置に複数設けられてもよい。
制御手段119は、例えばCPU,ROM,RAM等を有し、CPU及びRAMが協働してROMに記憶されているプログラムを実行することで、温度検出手段118の温度検出結果に基づいてファン117の風量を制御する。
図13は、第4の実施形態における風量制御処理のフローチャートを例示する図である。
図13に示されるように、まずステップS101にて、制御手段119は、温度検出手段118から検出温度を取得する。続いてステップS102にて、制御手段119は、取得した検出温度と、予め設定されている閾値とを比較する。
制御手段119は、検出温度が閾値よりも大きい場合には、ステップS103にて、ファン117の回転数を上げて風量を「強」に設定する。ファン117から送られる風量が大きくなることで、投射光学系110のレンズLやレンズホルダ111の冷却効果が増大する。
また、制御手段119は、検出温度が閾値以下の場合には、ステップS104にて、ファン117の回転数を下げて風量を「弱」に設定する。このように、レンズLやレンズホルダ111の温度が上昇していない場合には、ファン117の回転数を下げて、騒音を低減すると共に消費電力を低減することが可能になる。
なお、制御手段119は、予め設定される複数の閾値に基づいてファン117の風量を多段階に制御してもよい。投射光学系110のレンズLやレンズホルダ111の温度に応じてファン117を適した風量に制御し、電力を浪費することなくレンズLやレンズホルダ111を冷却することが可能になる。
以上で説明したように、第4の実施形態に係る投射光学装置10では、ファン117が通気口114に送風することで、投射光学系110のレンズLやレンズホルダ111等が冷却されて温度上昇が抑制される。したがって、投射光学装置10においてレンズLやレンズホルダ111等の熱膨張に起因する投射方向や焦点位置の変動が低減され、画像投射装置1による表示画像の品質が保たれる。
以上、実施形態に係る投射光学装置及び画像投射装置について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の範囲内で種々の変形及び改良が可能である。例えば、投射光学系110におけるレンズLの構成や、レンズホルダ111の形状等は、上記した各実施形態とは異なる構成であってもよい。
1 画像投射装置
10 投射光学装置
110 投射光学系
111 レンズホルダ
114 通気口
115 放熱板
116 ヒートパイプ
117 ファン(送風手段)
118 温度センサ(温度検出手段)
119 制御手段
120 光源
130 デジタルミラーデバイス(DMD)
D 平坦面
L レンズ
P 突出部
特開2008−51919号公報

Claims (10)

  1. それぞれ外周の一部に平坦面が形成されている複数のレンズと、
    前記複数のレンズを保持する略中空円筒状のレンズホルダと、
    前記複数のレンズの各平坦面と前記レンズホルダとの間隙が連通して形成される通気口と、を有する
    ことを特徴とする投射光学装置。
  2. 前記複数のレンズは、前記各平坦面が光軸に対して同じ側であって互いに平行になるように設けられている
    ことを特徴とする請求項1に記載の投射光学装置。
  3. 前記複数のレンズは、前記平坦面の位置が段違いに設けられている
    ことを特徴とする請求項2に記載の投射光学装置。
  4. 前記複数のレンズの前記各平坦面の少なくとも一つに当接して放熱する放熱板を有する
    ことを特徴とする請求項1から3の何れか一項に記載の投射光学装置。
  5. 前記複数のレンズの少なくとも一つは、前記放熱板から前記通気口に突出する突出部を有する
    ことを特徴とする請求項4に記載の投射光学装置。
  6. 前記複数のレンズの前記各平坦面の少なくとも一つに当接して冷却するヒートパイプを有する
    ことを特徴とする請求項1から5の何れか一項に記載の投射光学装置。
  7. 前記通気口に送風する送風手段を有する
    ことを特徴とする請求項1から6の何れか一項に記載の投射光学装置。
  8. 前記レンズホルダに取り付けられている温度検出手段と、
    前記温度検出手段による温度検出結果に基づいて、前記送風手段の風量を制御する制御手段と、を有する
    ことを特徴とする請求項7に記載の投射光学装置。
  9. 請求項1から8の何れか一項に記載の投射光学装置を有する
    ことを特徴とする画像投射装置。
  10. 投射する表示画像に基づいて、光源から出射された光を変調して前記複数のレンズに導くデジタルミラーデバイスを有する
    ことを特徴とする請求項9に記載の画像投射装置。
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