JP2015011272A - 投射光学装置及び画像投影装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】低コスト化を図りつつ、投射レンズ保持部の温度上昇を抑制し、投影画像の画質悪化を抑制できる。
【解決手段】画像生成部30としてのDMD33などで生成された画像を、投射レンズ保持部としてのレンズホルダ41などによって保持された投射レンズ44を介して投影面としてのスクリーンに向けて投射する投射光学装置において、投射レンズ保持部としてのレンズホルダ41を覆って光を遮る遮光部としての遮光部材45を備えた。
【選択図】図7

Description

本発明は、画像をスクリーン等の投影面に投射する投射光学装置及び画像投影装置に関するものである。
従来から、パソコンやビデオカメラ等からの画像データを基に、光源から出射される光を用いて画像生成部により画像を生成する。その画像を、レンズ及びミラーなどの複数の光学素子、および、複数枚の投射レンズを有する投射レンズ群の投射光学装置によってスクリーン等の投影面に投射して表示する画像投影装置が知られている。画像生成部は、DMD(Digital Mirror Device)を備えている。投影レンズ群は、投射レンズ保持部のレンズホルダによって保持されている。
特許文献1には、光源からの白色光をカラーホイールによってRGBに分光されて画像生成部のDMDへ導かれ、DMDによって変調信号に応じて画像が生成され、その画像を投影光学装置としての投射光学部の投射レンズ群で拡大投射する画像投影装置が記載されている。
従来の画像投影装置における投射光学部の一例を、図を用いて以下に説明する。
図9は、従来の画像投影装置の投射光学部100における光路の様子を示す概略斜視図である。図9に示すように、光源(不図示)からの光L1は、回転するカラーホイール(不図示)を通り、時分割でR、G、Bの光に分離される。このカラーホイールは、円盤形状のものであり、モータ(不図示)のモータ軸に固定され、回転方向にR(レッド)、G(グリーン)、B(ブルー)などのフィルタが設けられている。カラーホイールにより分離された光は、ライトトンネル101へ入射する。ライトトンネル101は、四角筒形状であり、その内周面が鏡面となっている。ライトトンネル101に入射した光は、ライトトンネル101内周面で複数回反射しながら、均一な面光源にされて2枚のリレーレンズ102へ向けて出射する。2枚のリレーレンズ102を透過し、平面ミラー103、凹面ミラー104により反射され、DMD105に導光される。DMD105によって変調信号に応じて画像が生成される。生成された画像の光は、複数枚の投射レンズを保持する投射レンズ保持部としてのレンズホルダ106の入射口から投射レンズ群に入射され拡大投射される。
上記光源は直進性の高いものを使用することが望ましいがコスト高になる。そのため、直進性の低い低コストの光源を使用している。図9に示すように、光源からの光L1は、カラーホイールを介してライトトンネル101の入射口の入射面に対して角度をもって入射する。この入射光はライトトンネル101の内周面の鏡面で複数回反射されながら均一な面光源にされ、2枚のリレーレンズ102を透過している。リレーレンズ102ではライトトンネル101に入射した際の角度を解消できず、リレーレンズ102を透過した光は平面ミラー103に角度をもって入射していた。この角度をもった光は、平面ミラー103での当初の反射方向からずれて反射し、当初の反射方向に配置されている凹面ミラー104に向かわずに凹面ミラー104に隣接するレンズホルダ106の照射箇所107に向かっていた。照射箇所107に向かった光L2は、DMD105に達しない光であり、画像を生成しない光である。この光L2を不使用光という。平面ミラー103によって反射され凹面ミラー104によって当初の反射方向に反射された光L3は、DMD105に導光され、画像生成のために使用される。この光L3を使用光という。レンズホルダ106の照射箇所107では、不使用光L2の赤外成分によって加熱され温度上昇が始まる。この結果、レンズホルダ106が熱膨張し、保持している投射レンズの位置が投射方向に変動することで、焦点距離が変動する。また、レンズホルダ106の熱が、投射レンズに伝わり、投射レンズが熱変形する虞がある。これらにより、投射レンズから出射した画像の光は、狙いの投射方向から外れた方向に進み、スクリーン等の投影面上における投影画像の歪み等となって画質を悪化させていた。図9に示す従来例の画像投影装置と上記特許文献1の画像投影装置とは、カラーホイールの設置位置やリレーレンズの枚数で、互いの構成が異なるが、低コスト化を図ったことによって生じる上記課題は上記特許文献1の画像投影装置でも同様に生じる課題である。
本発明は以上の問題点に鑑みなされたものであり、その目的は、低コスト化を図りつつ、投射レンズ保持部の温度上昇を抑制し、投影画像の画質悪化を抑制できる投射光学装置及び投影画像装置を提供することである。
上記目的を達成するために、請求項1の発明は、画像生成部で生成された画像を、投射レンズ保持部によって保持された投射レンズを介して投影面に向けて投射する投射光学装置において、前記投射レンズ保持部を覆って光を遮る遮光部を備えたことを特徴とするものである。
本発明によれば、低コスト化を図りつつ、投射レンズ保持部の温度上昇を抑制し、投影画像の画質悪化を抑制できるという特有な効果が得られる。
本実施形態に係るプロジェクタ1を示す斜視図である。 本実施形態に係るプロジェクタ1を示す右側面図である。 (a)外装カバーを外したプロジェクタ1の内部構成と配置を示す斜視図、(b)は(a)の太線枠で囲まれた部分の斜視図である。 図3の断面線の横断面図である。 図3の断面線の縦断面図である。 リレーレンズ周辺の拡大斜視図である。 (a)は実施例の投射光学部40を示す側面図であり、(b)は(a)中の点線で囲んだ箇所の拡大図であり、(c)は斜視図である。 (a)は変形例の投射光学部40を示す側面図であり、(b)は(a)中の点線で囲んだ箇所の拡大図である。 従来の画像投影装置の投射光学部100における光路の様子を示す概略斜視図である。
以下、本発明が適用される画像投影装置としてのプロジェクタ1の実施形態について説明する。
図1は、本実施形態に係るプロジェクタ1を示す斜視図である。図2は右側面図である。図1及び図2に示すように、プロジェクタ1の上面には、ユーザがプロジェクタ1を操作するための操作ボタン等の操作部11が設けられている。また、スクリーン200に映し出されている投影画面を拡大したり、縮小したりするズームレバー12が設けられている。プロジェクタ1の正面には、装置電源を供給するためのACインレット13、パソコンやビデオカメラ等の外部機器と接続するための外部入力端子14、投影画像の光を出射する投射レンズ15、装置環境の照度を検出するセンサ16などが設けられている。プロジェクタ1における外装カバーの右側面には、冷却用の空気を取り入れる吸気口17が設けられている。この吸気口17から外気を吸気する。吸引された外気は、熱源の光源や駆動基板へ移動しながら光源や駆動基板を冷却する。その後、排気ファン(不図示)により排気口(不図示)から排気される。
図3(a)は外装カバーを外したプロジェクタ1の内部構成と配置を示す斜視図、図3(b)は図3(a)の太線枠で囲まれた部分の斜視図である。図4は図3の横断面図であり、図5は図3の縦断面図である。図6はリレーレンズ周辺の拡大斜視図である。
図3〜図5に示すように、プロジェクタ1は、光源21の光をDMD33に導く照明光学部20と、光源21からの光を用いて画像を生成する画像生成部30と、投影画像を出射する投射光学装置としての投射光学部40とを有している。照明光学部20は、光源21、カラーホイール22、ライトトンネル23、2枚のリレーレンズ24(図6参照)を有している。そして、ハロゲンランプ、メタルハライドランプ、高圧水銀ランプなどの光源21からの光は、図4の矢印で示すように、回転するカラーホイール22を通ることにより時分割でR、G、Bの光に分離される。このカラーホイール22は、円盤形状のものであり、モータ25のモータ軸に固定され、回転方向にR(レッド)、G(グリーン)、B(ブルー)などのフィルタが設けられている。カラーホイール22により分離された光は、ライトトンネル23へ入射する。ライトトンネル23は、四角筒形状であり、その内周面が鏡面となっている。ライトトンネル23に入射した光は、ライトトンネル23の内周の鏡面で複数回反射しながら、均一な面光源にされて2枚のリレーレンズ24へ向けて出射する。図4の矢印で示すように、2枚のリレーレンズ24を透過し、平面ミラー31、凹面ミラー32により反射され、画像生成部30のDMD33の画像生成面上に集光して結像される。
ここで、DMD33の画像生成面には、可動式の複数のマイクロミラーが格子状に配列されている。各マイクロミラーは、鏡面をねじれ軸周りに所定角度傾斜させることができ、「ON」と「OFF」の2つの状態を持たせることができる。マイクロミラーが「ON」のときは、照明光学部20からの光を投射光学部40の投射レンズに向けて反射する。「OFF」のときは、照明ブラケットなどの側面に保持されたOFF光板(不図示)に向けて光源21からの光を反射する。従って、各ミラーを個別に駆動することにより、画像データの画素ごとに光の投射を制御することができ、画像を生成することができる。なお、OFF光板(不図示)に向けて反射された光は、熱となって吸収され外側の空気の流れで冷却される。また、2枚のリレーレンズ24は、図6に示すように、板バネ状のレンズ押さえ部材26により両端がレンズブラケット27の突き当て面27aに押し付けられることにより、位置決め保持されている。
パソコンやビデオカメラ等から入力される映像データを基に映像を生成し、その映像を表示装置に表示したり、図1に示すプロジェクタ1として、図2の投影面であるスクリーン200等に投影表示したりする。プロジェクタ1として広く知られた液晶プロジェクタは、近来、液晶パネルの高解像化、光源ランプの高効率化に伴う明るさの改善、低価格化などが進んでいる。また、画像表示素子であるDMDを利用した小型で、軽量なプロジェクタ1が普及し、オフィスや学校のみならず家庭においても広く利用されるようになってきている。光源21からの光が、照明光学部20内で、照射された白色光をカラーホイール22によってRGBに分光されて、画像生成部30のDMD33へ導かれ、変調信号に応じて画像形成するDMD33とその画像を投射光学部40で拡大投射する。
(実施例)
次に、上記実施形態におけるプロジェクタ1における投射光学部40の実施例について説明する。
図7(a)は、本実施例の投射光学部40を示す側面図であり、図7(b)は図7(a)中に点線で囲まれた箇所の部分拡大図であり、図7(c)は図7(a)の斜視図である。図7(a)に示すように、投射光学部40のレンズホルダ41には、フォーカスギヤ42が長穴43から露出して設けられており、フォーカスギヤ42にアイドラギヤ(不図示)が噛み合っている。アイドラギヤには、レバーギヤ(不図示)が噛み合っており、レバーギヤの回転軸には、図1のズームレバー12が固定されている。ズームレバー12の先端部分は、図1に示すように装置本体から露出している。ズームレバー12を動かすと、レバーギヤ、アイドラギヤを介して、フォーカスギヤ42が長穴43の穴縁に沿って回動する。フォーカスギヤが回動すると、投射光学部40内の光学系を構成する複数の投射レンズ44が、それぞれ所定の方向(図7(a)の双方向矢印A)へ移動し、投影画像の大きさが調整される。図7(b)に示すように、レンズホルダ41の外周面には、レンズホルダ41の厚み方向で形成される少なくとも2つの第1段差部41a及び第2段差部41bが互いに隣り合って設けられている。第1段差部41aは、レンズホルダ41の厚み方向に対し直交する方向である投射方向において投射光学部40の投射側に設けられ、第2段差部41bは、投射方向において第1段差部41aの上流側に設けられている。遮光部としての遮光部材45は筒状をなし、段差部41aの端面や段差面に、遮光部材45の厚み方向に対し直交する方向の一方の端部の端面や内周面を、例えば接着剤を用いた接合等で接合させて設けられている。遮光部材45が、レンズホルダ41の外周面全体を覆うように設けられている。これにより、比較的に安価な光源を用いたことで生じた光が、レンズホルダ41に照射されることを防ぐことができる。よって、レンズホルダ41の温度上昇を抑制できる。
また、遮光部材45の内周面がレンズホルダ41の第1段差部41aにおける段差面に沿って延びるように形成される。この結果、レンズホルダ41の第2段差部41bの段差面と遮光部材45の内周面との間には、第1段差部41aの段差面と第2段差部41bの段差面との間の段差に相当する間隙を有する空気層46が形成される。光源からの光、あるいは光源以外からの光を含む光L4が遮光部材45の外周面に照射されると、その照射箇所では輻射熱H1が発生する。その発生した輻射熱H1が、放射熱H2として、遮光部材45の内部を伝熱し、遮光部材45の内周面及び外周面、かつ遮光部材45の厚み方向に対し直交する方向の他方の端部における端面から、遮光部材45の周囲へ放出される。これらの放射熱H2のうち、遮光部材45の内周面から放出される放射熱H2が、熱伝導性の低い空気層46によって、第2段差部41bの段差面に伝熱し難くなっている。遮光部材45のように空気層46を形成したことで、レンズホルダ41に対する断熱性が高くなっている。これにより、遮光部材で生じた輻射熱がレンズホルダ41に伝熱してしまう事態を抑制することができる。
よって、低コスト化を図りつつ、レンズホルダの温度上昇を抑制でき、投射レンズの熱変形や焦点距離の変動を抑制することで、投射レンズの投影画像の画質悪化を抑制できる。また、投影面に投射する画像に影響が生じることなく、良好な画像を投影面に投射することができる。
なお、遮光部材45は、レンズホルダ41とは別体のものであるが、レンズホルダ41と一体に形成された構成にしてもよい。また、遮光部材45は、輻射熱が発生し難い材料である樹脂などで形成することが好ましい。これにより、遮光部材45に光が照射されたとしても輻射熱が発生し難く、投射レンズ44へ伝わる熱を減らせる。更に、遮光部材45の材料を金属で形成することが好ましい。金属の遮光部材45では、遮光部材自体の伝熱効果が高くなり、遮光部材45で発生した輻射熱が遮光部材45の全体に拡がる。これにより、遮光部材45で発生した輻射熱を遮光部材45の外周全面から放出でき、投射レンズ44へ伝わる熱を減らせる。
(変形例)
次に、上記実施形態におけるプロジェクタ1における投射光学部40の変形例について説明する。
図8は、本変形例の投射光学部40を示す側面図である。本変形例の投射光学部40における遮光部としての遮光部材47は、焼結金属又はセラミックで形成されている。焼結金属やセラミックは、焼結体と呼ばれるもので、内部に空隙(空間)47aを多く有する多孔質物である。本変形例でも上記実施例と同様にレンズホルダ41の外周面全体を空気層46を介して覆っており、レンズホルダ41に光H4が照射することを防ぐことができる。よって、レンズホルダ41の温度上昇を抑制できる。また、遮光部材47を焼結金属やセラミックで形成することで遮光部材47に断熱性をもたせている。具体的には、光が照射された照射箇所では、輻射熱H1が発生する。その発生した輻射熱H1は、遮光部材47の内部へ伝熱し始める。焼結金属やセラミックの内部には、空隙(空間)47aが多く点在している。その空隙47aは、熱伝導性が低いので、輻射熱H1がこれらからなる遮光部材47の内部を伝熱し難くなっている。そのため、遮光部材47の内周面側に到達する輻射熱H1が少なくなり、空気層46へ放出される放射熱H2が減る。これにより、上記空気層46の高い断熱性とともに、遮光部材で生じた輻射熱がレンズホルダ41に伝熱してしまう事態を抑制することができる。
よって、低コスト化を図りつつ、レンズホルダの温度上昇をより一層抑制でき、投射レンズの投影画像の画質悪化を抑制でき、投影面に投射する画像に影響が生じることなく、良好な画像を投影面に投射することができる。
なお、上記実施形態では、投射レンズが投影面に対向する装置の正面側に設けられている、いわゆる横型のプロジェクタの場合について説明したが、本発明は、他の構成や他の方式のプロジェクタにも適用できる。例えば、投射レンズが装置の上面に設けられ、投射レンズからの画像光を曲面ミラーで反射させて投影面に投射する、いわゆる縦型のプロジェクタにも適用できる。
以上に説明したものは一例であり、本発明は、次の態様毎に特有の効果を奏する。
(態様1)
画像生成部で生成された画像を、投射レンズ保持部によって保持された投射レンズを介して投影面に向けて投射する投射光学装置において、投射レンズ保持部を覆って光を遮る遮光部を備えた。
これによれば、上記実施形態について説明したように、遮光部としての遮光部材45又は遮光部材47によって投射レンズ保持部としてのレンズホルダ41を覆うことにより、比較的に安価な光源を用いたことで生じる光や光源以外からの光が、レンズホルダ41に照射されることを防ぐことができる。この結果、低コスト化を図りつつ、光の赤外成分によるレンズホルダ41の温度上昇を抑制でき、レンズホルダ41や投射レンズ44の熱変形を防ぐことができる。投影面としてのスクリーン200に投射する画像に影響が生じることなく、良好な画像を投影面に投射することができる。
(態様2)
(態様1)において、遮光部は、投射レンズ保持部から離間して設けられている。これによれば、上記実施形態の実施例について説明したように、遮光部としての遮光部材45に光が照射され遮光部材45の温度が上昇し始めても、遮光部材45と投射レンズ保持部としてのレンズホルダ41との間に形成された空気層46は断熱性を有しているので、遮光部材45に光が照射したことで生じた輻射熱がレンズホルダ41に伝熱し難い。これにより、遮光部材の温度上昇を抑制でき、レンズホルダ41や投射レンズ44の熱変形を防ぐことができる。
(態様3)
(態様1)又は(態様2)において、遮光部は、樹脂で形成する。これによれば、上記実施形態の実施例について説明したように、樹脂は光が照射されても輻射熱は発生し難い。このため、遮光部としての遮光部材45に光が照射されたとしても輻射熱が発生し難く、投射レンズ44へ伝わる熱を減らせる。
(態様4)
(態様1)又は(態様2)において、遮光部は、金属で形成する。これによれば、上記実施形態の実施例について説明したように、遮光部としての遮光部材45で発生した輻射熱を遮光部材45の外周全面から放出でき、投射レンズ44へ伝わる熱を減らせる。
(態様5)
(態様1)又は(態様2)において、遮光部は、焼結体で形成する。これによれば、上記実施形態の変形例について説明したように、内部に空隙を多く有する多孔質物である焼結体で、遮光部としての遮光部材47を形成することで、遮光部材47に断熱性をもたせている。これにより、遮光部材47で生じた輻射熱をレンズホルダ41へ放射される事態を抑制できる。よって、レンズホルダ41の温度上昇を抑制することができる。
(態様6)
(態様5)において、焼結体は、焼結金属、あるいはセラミックである。これによれば、上記変形例について説明したように、焼結体としての焼結金属あるいはセラミックで遮光部としての遮光部材47を形成されることで、遮光部材47の内部に多くの空隙を形成し、熱伝導性の低い空隙によって遮光部材47で生じた輻射熱を伝熱し難くできる。これにより、遮光部材47で生じた輻射熱をレンズホルダ41へ放射される事態を抑制できる。よって、レンズホルダ41の温度上昇を抑制することができる。
(態様7)
光源21と、光源21からの光を用いて画像を生成する画像生成部30と、複数の光学素子を備え、画像を投影面に向けて投射する投射光学部40とを備えた画像投影装置のプロジェクタ1において、上記投射光学部として、(態様1)〜(態様6)のいずれかの投射光学装置を用いたことを特徴とする。これによれば、上記実施形態について説明したように、画像を生成する光以外の光による投影画像の画質悪化を抑制できる。
1 プロジェクタ
11 操作部
12 ズームレバー
13 ACインレット
14 外部端子
15 投射レンズ
16 センサ
17 吸気口
20 光源部
21 光源
22 カラーホイール
23 モータ
24 ライトトンネル
25 リレーレンズ
26 レンズ押さえ部材
27 レンズブラケット
27a 突き当て面
30 画像生成部
31 平面ミラー
32 凹面ミラー
33 DMD
40 投射光学部
41 レンズホルダ
41a 第1段差部
41b 第2段差部
42 フォーカスギヤ
43 長穴
44 投射レンズ
45 遮光部材
46 空気層
47 遮光部材
47a 空隙
100 投射光学部
101 ライトトンネル
102 リレーレンズ
103 平面ミラー
104 凹面ミラー
105 DMD
106 レンズホルダ
107 照射箇所
200 スクリーン
特開2008−051919号公報

Claims (7)

  1. 画像生成部で生成された画像を、投射レンズ保持部によって保持された投射レンズを介して投影面に向けて投射する投射光学装置において、
    前記投射レンズ保持部を覆って光を遮る遮光部を備えたことを特徴とする投射光学装置。
  2. 請求項1記載の投射光学装置において、
    前記遮光部は、前記投射レンズ保持部から離間して設けられていることを特徴とする投射光学装置。
  3. 請求項1又は2に記載の投射光学装置において、
    前記遮光部は、樹脂で形成することを特徴とする投射光学装置。
  4. 請求項1又は2に記載の投射光学装置において、
    前記遮光部は、金属で形成することを特徴とする投射光学装置。
  5. 請求項1又は2に記載の投射光学装置において、
    前記遮光部は、焼結体で形成することを特徴とする投射光学装置。
  6. 請求項5記載の投射光学装置において、
    前記焼結体は、焼結金属、あるいはセラミックであることを特徴とする投射光学装置。
  7. 光源と、前記光源からの光を用いて画像を生成する画像生成部と、複数の光学素子を備え、前記画像を投影面に向けて投射する投射光学部とを備えた画像投影装置において、
    上記投射光学部として、請求項1〜6いずれかの投射光学装置を用いたことを特徴とする画像投影装置。
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