JP2007156230A - 光学絞り装置、および、プロジェクタ - Google Patents

光学絞り装置、および、プロジェクタ Download PDF

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Abstract

【課題】耐久性の良い光学絞り装置、および、プロジェクタを提供すること。
【解決手段】光学絞り装置は、光束を通過可能とする開口部Bの開口面積を変更して光束の光量を調整する遮光羽根532を備え、遮光羽根532の光束入射端面には、光束を反射させる光反射層62が設けられ、光反射層62は、光束入射側に向かうにつれて光束の光軸Aから離間する方向へ伸びる法線を有する傾斜面D´を備え、傾斜面D´は、遮光羽根532により開口面積が縮小された際に、光軸Aを中心とする円弧状に形成されている。
【選択図】図3

Description

本発明は、光学絞り装置、および、プロジェクタに関する。
従来、光源から射出された光束を変調して光学像を形成し、当該光学像を拡大投射するプロジェクタ等において、光束の光軸上に形成された開口の面積を、光軸に直交する面内にて移動自在な複数の遮光羽根により変化させる光学絞り装置が採用されている(例えば、特許文献1参照)。
特開平9−189935号公報
しかしながら、特許文献1に記載の光学絞り装置のように、光源から射出された光束を遮光羽根により遮光すると、遮光羽根の温度は、500〜600℃に上昇することが知られている。この遮光羽根上で生じた熱は、遮光羽根表面を劣化させるなど、光学絞り装置の動作不全を引き起こす恐れがある。
本発明の目的は、耐久性の良い光学絞り装置、および、プロジェクタを提供することにある。
前記した目的を達するために、本発明の光学絞り装置は、入射した光束の光量を調整する光学絞り装置であって、移動自在に構成され移動することで前記光束を通過可能とする開口面積を変更して前記光束の光量を調整する遮光羽根を備え、前記遮光羽根は、移動自在に構成され前記光束を遮光可能とする遮光羽根基体と、前記遮光羽根基体の光束入射端面に設けられ、前記光束を反射させる光反射部とを有していることを特徴とする。
本発明によれば、光学絞り装置に入射した光束のうち、遮光羽根に照射された一部の光束は、光反射部により反射される。このように、光反射部は反射によって光束を遮光するため、遮光羽根上における熱の発生が抑制される。従って、熱による遮光羽根の劣化、および、光学絞り装置の動作不全を防止することができ、光学絞り装置の耐久性を向上させることができる。
本発明では、前記光反射部の光束入射端面には、光束入射側に向かうにつれて前記光束の光軸から離間する方向へ伸びる法線を有する傾斜面が形成され、前記傾斜面は、前記遮光羽根基体が移動して前記開口面積が縮小された際に、前記光軸を中心とする略円弧状に延出形成されていることが好ましい。
ここで、一般的に、光学絞り装置の光束入射側には、光束の光軸に沿って光学素子や光源装置等が設けられている。しかしながら、例えば、光源装置に、光源から射出された放射光を反射して光束を平行化させるリフレクタが備えられている場合、反射部で反射された反射光がリフレクタ内に入射されると、リフレクタから射出される光束に照度ムラが生じる恐れがある。
これに対し、本発明によれば、光反射部の傾斜面に照射された反射光は、傾斜面の傾きから、光束入射側に向かうにつれて光軸から離れる向きに反射される。すなわち、反射光が、光学絞り装置の光束入射側に設けられた光学素子や光学装置等へ入射することを防ぐことができる。従って、光束における照射ムラの発生、および、反射光が照射されることによる光学素子の劣化を防ぐことができる。
本発明では、前記光反射部の光束入射端面には、前記光軸を中心とする放射方向に連続して複数の前記傾斜面が形成され、前記複数の傾斜面は、前記放射方向の中心に向かうにつれて、前記傾斜面の傾斜方向に沿う幅寸法がしだいに狭くなるように形成されていることが好ましい。
一般的に、光束の光軸に直交する断面における光の強度分布は、光軸に近づくほど強くなる。これに対し、本発明によれば、傾斜面は、光軸に近づくにつれて傾斜面の傾斜方向に沿う幅寸法がしだいに狭くなるように形成されているので、光軸付近の強度の高い光束を広範囲に分散させて反射させることができる。すなわち、光反射部で反射された反射光の強度分布の偏りを低減することができる。従って、強度の強い反射光が照射されることにより周囲の部材が劣化・損傷されることを防ぐことができる。
本発明では、前記光反射部の光束入射端面は、凹凸状に形成されていることが好ましい。
本発明によれば、光反射部に照射された光束は、凹凸状の光束入射表面によって乱反射される。このように、乱反射されることによって、反射光の強度分布の偏りを低減することができる。従って、強度の強い反射光が照射されることにより周囲の部材が劣化・損傷されることを防ぐことができる。
本発明では、前記遮光羽根は、熱伝導性材料から構成され、かつ、前記遮光羽根基体および前記光反射部の間に介在配置されて前記光反射部と熱伝達可能に接続する熱伝導部を備えていることが好ましい。
光反射部において反射されずに吸収された光は、光反射部で熱を発生させる。これに対し、本発明によれば、光反射部と熱伝達可能に接続された熱伝導部が、光反射部内の熱を吸収し拡散させることで、光反射部の高温化を防ぐことができる。また、光反射部および遮光羽根基体の間に熱伝導部を介在させることで、熱が遮光羽根基体に伝わりにくく、熱による遮光羽根基体の劣化を防ぐことができる。
本発明では、前記遮光羽根は、光透過性材料から構成され、前記光反射部の光束入射端面を被覆する光透過カバー部を備えていることが好ましい。
本発明によれば、光透過カバー部で光反射部を被覆することで、光反射部の損傷や脱落を防ぐことができる。
本発明では、前記遮光羽根は、前記遮光羽根基体の光束入射端面に設けられ、前記光束入射端面の凹凸形状を軽減する基体表面緩和部を備えていることが好ましい。
本発明によれば、基体表面緩和部を遮光羽根基体の光束入射端面に設けることにより、光束入射端面上の凹凸を軽減させることができる。これにより、光反射部を基体表面緩和部上に形成した際に、遮光羽根の光束入射端面上の凹凸が光反射部の表面に現れることを防ぐことができる。
本発明では、前記遮光羽根基体の光束入射端面には、研磨処理が施されていることが好ましい。
研磨処理として、例えば、バフ加工等が挙げられる。本発明によれば、遮光羽根基体の光束入射端面に研磨処理を施すことで、遮光羽根基体の光束入射端面上の凹凸を軽減される。これにより、光反射部を遮光羽根基体の光束入射端面上に形成した際に、遮光羽根の光束入射端面上の凹凸が光反射部の表面に現れることを防ぐことができる。
本発明のプロジェクタは、光源装置と、前記光源装置から射出された光束を画像情報に応じて変調する光変調装置と、前記光変調装置にて変調された光束を拡大投射する投射光学装置とを備えたプロジェクタであって、前述したいずれかの光学絞り装置を備え、前記光学絞り装置は、前記光源装置から射出され前記光変調装置に至る光束の光路中に配設され、前記光源装置から前記光変調装置に照射される光束の光量を調整することを特徴とする。
本発明によれば、前述した光学絞り装置と同様の効果を奏することができる。従って、プロジェクタの耐久性を向上させることができる。
<第1実施形態>
以下、本発明の第1実施形態を図1〜図5に基づいて説明する。
〔プロジェクタ1の構成〕
図1は、プロジェクタ1の概略構成を模式的に示す図である。
プロジェクタ1は、光源から射出される光束を画像情報に応じて変調して光学像を形成し、形成した光学像をスクリーン(図示略)上に拡大投射するものである。このプロジェクタ1は、図1に示すように、外装筺体2と、投射光学装置としての投射レンズ3と、光学ユニット4等を備える。
なお、図1において、図示は省略するが、外装筺体2内において、投射レンズ3および光学ユニット4以外の空間には、プロジェクタ1内部を冷却する冷却ファン等で構成される冷却ユニット、プロジェクタ1内部の各構成部材に電力を供給する電源ユニット、およびプロジェクタ1全体を制御する制御装置等が配置されるものとする。
外装筺体2は、合成樹脂等から構成され、図1に示すように、投射レンズ3および光学ユニット4を内部に収納配置する全体略直方体状に形成されている。この外装筺体2は、図示は省略するが、プロジェクタ1の天面、前面、背面、および側面をそれぞれ構成するアッパーケースと、プロジェクタ1の底面、前面、および背面をそれぞれ構成するロアーケースとで構成され、前記アッパーケースおよび前記ロアーケースは互いにねじ等で固定されている。
なお、外装筺体2は、合成樹脂等に限らず、その他の材料にて形成してもよく、例えば、金属等により構成してもよい。
光学ユニット4は、前記制御装置による制御の下、光源から射出された光束を、光学的に処理して画像情報に対応した光学像(カラー画像)を形成するユニットである。この光学ユニット4は、図1に示すように、外装筺体2の背面に沿って延出するとともに、外装筺体2の側面に沿って延出する平面視略L字形状を有している。なお、この光学ユニット4の詳細な構成については、後述する。
投射レンズ3は、光学ユニット4にて形成された光学像(カラー画像)を図示しないスクリーン上に拡大投射する。この投射レンズ3は、筒状の鏡筒内に複数のレンズが収納された組レンズとして構成されている。
〔光学ユニットの詳細な構成〕
光学ユニット4は、図1に示すように、照明光学装置41と、色分離光学装置42と、リレー光学装置43と、光学装置44と、光学絞り装置5と、これら装置41〜44,5を内部に収納配置するとともに、投射レンズ3を所定位置で支持固定する光学部品用筐体45とを備える。
照明光学装置41は、光学装置44を構成する後述する液晶パネルの画像形成領域をほぼ均一に照明するための光学系である。この照明光学装置41は、図1に示すように、光源装置411と、第1レンズアレイ412と、第2レンズアレイ413と、偏光変換素子414と、重畳レンズ415とを備える。
光源装置411は、図1に示すように、放射状の光線を射出する光源ランプ416と、この光源ランプ416から射出された放射光を反射し所定位置に収束させるリフレクタ417と、リフレクタ417にて収束される光束を光軸Aに対して平行化する平行化凹レンズ418とを備える。光源ランプ416としては、ハロゲンランプやメタルハライドランプ、高圧水銀ランプが多用される。また、リフレクタ417としては、回転楕円面を有する楕円面リフレクタで構成されているが、回転放物面を有する放物面リフレクタで構成してもよい。この場合には、平行化凹レンズ418を省略した構成とする。
第1レンズアレイ412は、光軸方向から見て略矩形状の輪郭を有する小レンズがマトリクス状に配列された構成を有している。各小レンズは、光源装置411から射出される光束を、複数の部分光束に分割している。
第2レンズアレイ413は、第1レンズアレイ412と略同様な構成を有しており、小レンズがマトリクス状に配列された構成を有している。この第2レンズアレイ413は、重畳レンズ415とともに、第1レンズアレイ412の各小レンズの像を光学装置44の後述する液晶パネルの画像形成領域に結像させる機能を有している。
偏光変換素子414は、第2レンズアレイ413と重畳レンズ415との間に配置され、第2レンズアレイ413からの光を略1種類の偏光光に変換するものである。
具体的に、偏光変換素子414によって略1種類の偏光光に変換された各部分光は、重畳レンズ415によって最終的に光学装置44の後述する液晶パネルの画像形成領域にほぼ重畳される。偏光光を変調するタイプの液晶パネルを用いたプロジェクタでは、1種類の偏光光しか利用できないため、ランダムな偏光光を発する光源装置411からの光の略半分を利用できない。このため、偏光変換素子414を用いることで、光源装置411からの射出光を略1種類の偏光光に変換し、光学装置44での光の利用効率を高めている。
色分離光学装置42は、図1に示すように、2枚のダイクロイックミラー421,422と、反射ミラー423とを備え、ダイクロイックミラー421,422により照明光学装置41から射出された複数の部分光束を赤、緑、青の3色の色光に分離する機能を有している。
リレー光学装置43は、入射側レンズ431、リレーレンズ433、および反射ミラー432,434を備え、色分離光学装置42で分離された色光を赤色光用の液晶パネルまで導く機能を有している。
この際、色分離光学装置42のダイクロイックミラー421では、照明光学装置41から射出された光束の赤色光成分と緑色光成分とが透過するとともに、青色光成分が反射する。ダイクロイックミラー421によって反射した青色光は、反射ミラー423で反射し、フィールドレンズ419を通って青色光用の液晶パネルに達する。このフィールドレンズ419は、第2レンズアレイ413から射出された各部分光束をその中心軸(主光線)に対して平行な光束に変換する。他の緑色光および赤色光用の液晶パネルの光入射側に設けられたフィールドレンズ419も同様である。
ダイクロイックミラー421を透過した赤色光と緑色光のうちで、緑色光はダイクロイックミラー422によって反射し、フィールドレンズ419を通って緑色光用の液晶パネルに達する。一方、赤色光はダイクロイックミラー422を透過してリレー光学装置43を通り、さらにフィールドレンズ419を通って赤色光用の液晶パネルに達する。なお、赤色光にリレー光学装置43が用いられているのは、赤色光の光路の長さが他の色光の光路の長さよりも長いため、光の拡散等による光の利用効率の低下を防止するためである。すなわち、入射側レンズ431に入射した部分光束をそのまま、フィールドレンズ419に伝えるためである。なお、リレー光学装置43には、3つの色光のうち赤色光を通す構成としたが、これに限らず、例えば、青色光を通す構成としてもよい。
光学装置44は、光変調装置としての3つの液晶パネル441(赤色光用の液晶パネルを441R、緑色光用の液晶パネルを441G、青色光用の液晶パネルを441Bとする)と、3つの入射側偏光板442と、3つの射出側偏光板443と、クロスダイクロイックプリズム444とを備える。
3つの入射側偏光板442は、図1に示すように、各フィールドレンズ419の光路後段にそれぞれ配置される。これら入射側偏光板442は、偏光変換素子414で偏光方向が略一方向に揃えられた各色光が入射され、入射された光束のうち、偏光変換素子414で揃えられた光束の偏光方位と略同一方向の偏光光のみ透過させ、その他の光束を吸収するものである。これら入射側偏光板442は、図示は省略するが、サファイアあるいは水晶等の透光性基板上に偏光膜が貼付された構成を有している。
3つの液晶パネル441は、図1に示すように、各入射側偏光板442の光路後段にそれぞれ配置される。これら液晶パネル441は、図示は省略するが、一対の透明なガラス基板に電気光学物質である液晶が密閉封入された構成を有し、前記制御装置から出力される駆動信号に応じて、所定の画素位置の前記液晶の配向状態が制御され、各入射側偏光板442から射出された偏光光束の偏光方位をそれぞれ変調する。
3つの射出側偏光板443は、図1に示すように、各液晶パネル441の光路後段にそれぞれ配置される。これら射出側偏光板443は、入射側偏光板442と略同様の構成を有し、図示は省略するが、透光性基板上に偏光膜が貼付された構成を有している。なお、射出側偏光板443を構成する前記偏光膜は、光束を透過する透過軸が、入射側偏光板442にて光束を透過する透過軸に略直交するように配置される。
クロスダイクロイックプリズム444は、射出側偏光板443の光路後段に配置され、各射出側偏光板443から射出された色光毎に変調された光学像を合成してカラー画像を形成する光学素子である。このクロスダイクロイックプリズム444は、4つの直角プリズムを貼り合わせた平面視正方形状をなし、直角プリズム同士を貼り合わせた界面には、2つの誘電体多層膜が形成されている。これら誘電体多層膜は、液晶パネル441R,441Bから射出され各射出側偏光板443を介した各色光を反射し、液晶パネル441Gから射出され射出側偏光板443を介した色光を透過する。このようにして、各液晶パネル441にて変調された各色光が合成されてカラー画像が形成される。
光学絞り装置5は、図1に示すように、第1レンズアレイ412と第2レンズアレイ413との間に配設され、前記制御装置による制御の下、後述する複数の遮光羽根が移動することで光束を透過可能とする開口面積を変更して光源装置411から射出され第1レンズアレイ412を介した光束の光量を調整するものである。
なお、光学絞り装置5の具体的な構成については、後述する。
〔光学絞り装置5の構成〕
図2は、光学絞り装置5の概略構成を示す図である。具体的に、図2は、光学絞り装置5を光束入射側(第1レンズアレイ412側)から見た分解斜視図である。図2では、説明の便宜上、光学絞り装置5を通過する光束の光軸をZ軸、該Z軸と直交する2つの軸をX軸(水平軸)およびY軸(垂直軸)とする。
光学絞り装置5は、図2に示すように、ベース体51と、電磁アクチュエータ52と、2枚の遮光体53と、カバー体54とを備えている。
ベース体51は、第2レンズアレイ413(図1)の光束入射側に配置され、後述する電磁アクチュエータ52および遮光体53を支持する。なお、ベース体51は、合成樹脂材の射出成型により形成されている。ベース体51は、Z軸方向と直交する矩形状の基板510を備え、基板510の周縁は、−Z軸方向へ僅かに立設されている。
基板510は、略中央に形成された開口511と、+Y軸方向端部において+Z軸方向側へ膨出された膨出部512と、X軸方向両縁部においてY軸方向に沿って2本づつ形成され、それぞれ−Z軸方向へ突出する計4本のスライドピン513とを備えている。
開口511には、光束が通過される。また、膨出部512の−Z軸方向端面のX軸方向中央部には、−Z軸方向側へ突設された支持軸5121が形成されている。
電磁アクチュエータ52は、光学絞り装置5が組み立てられた際に、ベース体51の膨出部512の−Z軸方向側に形成された凹部内に収容される。電磁アクチュエータ52は、電磁コイル、永久磁石(図示略)、および、当該永久磁石に固定された回動部材521を備えている。
電磁アクチュエータ52は、前記制御装置による制御の下、電気的なエネルギを機械的なエネルギに変換して、電磁コイルに対し永久磁石を回転させることで、回動部材521を、支持軸5121を中心に回動させるものである。
回動部材521は、Z軸方向と略平行な円柱軸を有する略円柱形状を有し、前記円柱軸に沿って貫通形成された軸受孔5211と、円柱側面において径方向外側へ向かって延設された2本のシャフト5212とを備えている。
軸受孔5211には、ベース体51の支持軸5121が挿通される。これにより、回動部材521は、支持軸5121を回動軸としてZ軸回りに回動可能に支持される。
2本のシャフト5212は、互いに対向位置に形成され、それぞれ先端部において−Z軸方向へ突出するシャフト軸5213を備えている。
2枚の遮光体53は、それぞれ電磁アクチュエータ52の−Z軸方向側に配置される。各遮光体53は、電磁アクチュエータ52に駆動されて、光束を通過可能とする開口部Bの開口面積を変更し、遮光体53間を通過する光束の光量を調節する。なお、遮光体53は、合成樹脂材の射出成型により一体的に形成されている。合成樹脂材としては、ポリフェニレンサルファイド樹脂以上の優れた耐熱性および耐久性を有する合成樹脂材であることが好ましい。
遮光体53は、Y軸方向に沿う長尺板状のスライドアーム531と、スライドアーム531からX軸方向に沿って延設された平板状の遮光羽根532とを備えている。このうち、−X軸方向側の遮光体53Aでは、遮光羽根532は、スライドアーム531の−Y軸方向端部から延出され、+X軸方向側の遮光体53Bでは、遮光羽根532は、スライドアーム531のY軸方向略中央部から延出されている。
スライドアーム531は、長手方向(Y軸方向)に沿って陥設されたスライド溝5311と、+Y軸方向端部に矩形状に陥設された接続孔5312とを備えている。スライド溝5311には、光学絞り装置5が構成された際に、ベース体51のスライドピン513がY軸方向に摺動可能に係合される。接続孔5312には、光学絞り装置5が構成された際に、回動部材521のシャフト軸5213がX軸方向に摺動可能に係合される。
遮光羽根532は、遮光体53の移動に伴ってY軸方向に往復移動し、開口部Bの開口面積を変更する。遮光羽根532の具体的な構成については後述する。
回動部材521の回動に応じて、シャフト軸5213が接続孔5312を摺動しながら、遮光体53を移動させる。すると、各遮光体53は、スライドピン513をスライド溝5311に摺動させながら、Y軸方向に沿って互いに異なる向きへ移動する。これにより、開口部Bの開口面積は、遮光羽根532によって拡大・縮小され、遮光体53を通過する光束の光量が調節される。
カバー体54は、遮光体53の−Z軸方向側に配置され、ベース体51とともに、電磁アクチュエータ52および遮光体53を収容する。なお、カバー体54は、合成樹脂材の射出成型により形成されている。カバー体54は、基板510とほぼ同寸法の矩形状板であり、略中央に形成された開口541と、+Y軸方向端部のX軸方向両縁にそれぞれ形成された2本のレール溝542とを備える。
開口541には、光源装置411から射出された光束が通過される。レール溝542は、カバー体54の+X軸方向中央部を中心とする円弧状に陥設されている。レール溝542には、光学絞り装置5が組み立てられた際に、接続孔5312を介したシャフト軸5213の先端が挿通される。
〔遮光羽根532の構成〕
図3は、遮光羽根532の構成を説明するための図であり、(A)は、遮光体53A,53Bを光束入射側から見た平面模式図、(B)は、遮光体53Aを構成する遮光羽根532の光軸Aに沿う断面図,(C)は、遮光体53Bを構成する遮光羽根532の光軸Aに沿う断面図である。なお、図3においても、図2と同様に、光学絞り装置5を通過する光束の光軸をZ軸、該Z軸と直交する2つの軸をX軸(水平軸)およびY軸(垂直軸)とする。
遮光羽根532は、スライドアーム531から延設された遮光羽根基体5320と、遮光羽根基体5320の−Y軸方向端面(光束入射端面)に設けられた光反射面部6とを備えている。
遮光羽根基体5320の開口部B側縁は、そのX軸方向中央部が略V字状に切り欠かれている。
光反射面部6は、遮光羽根基体5320の−Z軸方向端面上に面状に設けられ、複数層から構成されている。光反射面部6は、遮光羽根532により開口部Bの開口面積が縮小された際に、遮光羽根532上に照射された光束を反射する。光反射面部6は、遮光羽根基体5320側から順に、基体表面緩和部としての樹脂コーティング層60と、熱伝導部としての熱伝導層61と、光反射部としての光反射層62と、光透過カバー部としてのカバー層63とを備えている。
遮光羽根基体5320には、図3(B),(C)に示すように、−Z軸方向に突出する複数の山形条Cが形成されている。この山形条Cを構成する両側方の傾斜面のうち、開口部Bに対し反対側に形成される傾斜面Dは、もう一方の開口部B側に形成される傾斜面Eよりも、遮光羽根基体5320上で占める面積の割合が大きくなっている。
さらに、この山形条Cは、図3(A)に示すように、遮光羽根532により開口部Bの開口面積が最も縮小された際に、光軸Aを中心とする放射方向に連続して複数形成されている。さらに、山形条Cは、光軸Aに近づくにつれて、傾斜面Dの傾斜方向に沿う幅寸法がしだいに狭くなるように形成されている。
樹脂コーティング層60は、合成樹脂材が遮光羽根基体5320上に一様にコーティングされて形成されたものである。樹脂コーティング層60は、図3(B),(C)に示すように、遮光羽根基体5320の山形条Cの外形に沿う表面を有している。
熱伝導層61は、樹脂コーティング層60に銅が一様に蒸着されて形成されたものであり、優れた熱伝導性を有する。熱伝導層61は、図3(B),(C)に示すように、遮光羽根基体5320の山形条Cの外形に沿う表面を有している。
なお、本実施形態では、コスト低減のため熱伝導層61に銅を用いた。しかし、熱伝導層61は、優れた熱伝導性を有する金属(例えば、銀など)で形成されていればよく、また、メッキ処理によって形成されていてもよい。
光反射層62は、熱伝導層61上に銀合金を一様に蒸着されて形成されたものであり、優れた光反射効率を有する。光反射層62は、山形条Cの外形に沿う山形条C´および傾斜面D´を有している。これにより、後述するカバー層63を透過して光反射層62に照射された光は、傾斜面D´に反射され、傾斜面D´と直交する方向へ放射される。すなわち、傾斜面D´に反射された光は、−Z軸方向側に向かうにつれて光軸Aから離間される方向へ放射される。
また、光反射層62の山形条C´は、山形条Cと同様に光軸Aに近づくにつれて、傾斜面D´の傾斜方向に沿う幅寸法がしだいに狭くなるように形成されている。
本実施形態のような銀合金製の光反射層62では、照射光のうち98%の光が反射される。反射されなかった残り2%の照射光は、熱エネルギに変換され、光反射層62で熱を発生させる。前述したように、この光反射層62で生じた熱は、下層の熱伝導層61に効率よく吸収される。
なお、光反射層62は、銀合金のメッキ処理により形成されていてもよい。また、光反射層62は、70%以上の光反射効率を有する金属から形成されていることが好ましく、例えば、82%の光反射効率を有するアルミニウムの蒸着またはメッキ処理により形成されていてもよい。
カバー層63は、光反射層62上に透明のスプレー樹脂材を吹き付けることにより形成されたものであり、優れた光透過性を有する。カバー層63は、下層の光反射層62上を被覆することで光反射層62を保護している。なお、図3(B),(C)に示すように、カバー層63の−Z軸方向端面は、X軸方向に沿う平坦状である。
〔光学絞り装置5の作用〕
図1〜図5に基づいて、光学絞り装置5の作用について説明する。図4は、開口部Bの開口面積拡大時の遮光体53を示す模式的平面図、図5は、開口部Bの開口面積縮小時の遮光体53を示す模式的平面図である。なお、図4,図5においても、図2と同様に、光学絞り装置5を通過する光束の光軸をZ軸、該Z軸と直交する2つの軸をX軸(水平軸)およびY軸(垂直軸)とする。
まず、遮光体53の動作について説明する。
前述したように、各遮光体53は、回動部材521の回動に応じて、Y軸方向に沿って互いに異なる向きへ往復移動し、開口部Bの開口面積を変更する。
具体的には、図4に示すように、回動部材521が、−Z軸方向側から見て右回りに回動すると、−X軸方向側の遮光体53Aは−Y軸方向へ移動し、+X軸方向側の遮光体53Bは+Y軸方向へ移動する。すなわち、各遮光羽根532がY軸方向へ互いに離間し、開口部Bの開口面積が拡大される。このとき、光学絞り装置5を通過する光束の光量は増加する。
一方、図5に示すように、回動部材521が、支持軸5121に対し−Z軸方向側から見て左回りに回動すると、遮光体53Aは+Y軸方向へ移動し、遮光体53Bは−Y軸方向へ移動する。すなわち、各遮光羽根532がY軸方向へ互いに接近し、開口部Bの開口面積が縮小される。このとき、光学絞り装置5へ入射された光束は、遮光羽根532によって遮光され、光学絞り装置5から射出される光束の光量が減少する。
次に、図3を用いて光反射面部6の作用について説明する。
遮光羽根532により、開口部Bの開口面積が縮小されると、カバー体54の開口541から入射された光束の一部は、遮光羽根532に照射される。
遮光羽根532に照射された照射光は、カバー層63を透過し、光反射層62に高い光反射効率で反射される。このとき、光反射層62には山形条C´が形成され、前述したように、傾斜面E´より傾斜面D´の面積が広いことから、照射光の大部分は、光反射層62の傾斜面D´により反射される。
傾斜面D´に反射された反射光は、−Z軸方向側に向かうにつれて光軸Aから離間する方向へ放射される。
一方、光反射層62で反射されなかった照射光は、熱エネルギに変換され、光反射層62において熱を発生させる。この光反射層62で発生された熱は、熱伝導層61に吸収され、やがて周囲に拡散される。
本実施形態によれば、光学絞り装置5に入射した光束のうち、遮光羽根532に照射された一部の光束は、光反射層62により反射される。このように、光反射層62は、高い光反射効率を有する反射によって光束を遮光するため、遮光羽根532上における熱の発生が抑制される。従って、熱による遮光羽根532の劣化、および、光学絞り装置5の動作不全を防止することができ、光学絞り装置5およびプロジェクタ1の耐久性を向上させることができる。
さらに、光反射層62の傾斜面D´に照射された反射光は、傾斜面D´の傾きから、−Y軸方向側に向かうにつれて光軸Aから離れる向きに反射される。すなわち、反射光が、光学絞り装置5の光束入射側に設けられた第1レンズアレイ412やリフレクタ417内へ入射することを防ぐことができる。従って、光束の照射ムラの発生、および、反射光が照射されることによる各光学素子の劣化を防ぐことができる。
一般的に、光束の光軸Aに直交する断面における光の強度分布は、光軸Aに近づくほど強くなる。これに対し、本実施形態によれば、傾斜面D´は、光軸Aに近づくにつれて傾斜面D´の傾斜方向に沿う幅寸法がしだいに狭くなるように形成されているので、光軸A付近の強度の高い光束を広範囲に分散させて反射させることができる。すなわち、光反射層62で反射された反射光の強度分布の偏りを低減することができる。従って、強度の強い反射光が照射されることにより、周囲の部材が劣化・損傷されることを防ぐことができる。
そして、樹脂コーティング層60を遮光羽根基体5320上に設けることにより、遮光羽根基体5320の凹凸を軽減させることができる。これにより、光反射層62を金属の蒸着により形成した際に、遮光羽根基体5320上の凹凸が光反射層62の表面に現れることを防ぐことができる。
光反射層62において反射されずに吸収された光は、光反射層62で熱を発生させる。これに対し、本実施形態によれば、光反射層62と熱伝達可能に接続された熱伝導部61が、光反射層62の熱を吸収し拡散させることで、光反射層62の高温化を防ぐことができる。また、光反射層62および遮光羽根基体5320の間に熱伝導部61を介在させることで、熱が遮光羽根基体5320に伝わりにくく、熱による遮光羽根基体5320の劣化を防ぐことができる。
また、カバー層63で光反射層62を被覆することで、光反射層62の損傷や脱落を防ぐことができる。
本実施形態では、ベース体51、遮光体53およびカバー体54を、合成樹脂材の射出成型で形成することから、金属材と比べて形成が容易であり、コストダウンを図ることができる。
各部材51,53,54が合成樹脂製であることから、金属製に比べて軽量化できる。従って、金属製である場合と比べ、電磁アクチュエータ52による応答周波数を向上させることができる。さらに、電磁アクチュエータ52の駆動量が小さくできるため、駆動における消費電力の削減を図ることができる。
また、各部材51,53,54が合成樹脂製であることから、電磁アクチュエータ52による駆動時に、部材同士が摺動するシャフト軸5213および接続孔5312間、スライドピン513およびスライド溝5311間における摩擦音を低減させることができる。従って、光学絞り装置5の駆動による騒音を抑制させることができる。
<第2実施形態>
本発明の第2実施形態について、図6に基づいて説明する。図6は、光反射面部6Aの構成を説明するための図であり、(A)は、遮光体53を光束入射側から見た平面模式図、(B)は、光反射面部6Aの光軸Aに沿う断面図である。なお、図6は、図2と同様に、光学絞り装置5を通過する光束の光軸をZ軸、該Z軸と直交する2つの軸をX軸(水平軸)およびY軸(垂直軸)とする。
本実施形態のプロジェクタ1は、第1実施形態と比較して、光反射面部6Aの構成が異なる。
光反射面部6Aにおいて、図6に示すように、遮光羽根基体5320Aは、山形条C(図3)を備えておらず、これにより、熱伝導層61Aの−Z軸方向端面は、平坦となっている。
光反射層62Aの−Z軸方向端面は、不規則で細かい凹凸621Aを有している。さらに、凹凸621Aは、光軸Aに近づくほど形成密度が高くなっている。本実施形態では、凹凸621Aは、細かい砂の粒を光反射層62Aの−Z軸方向端面に高圧で吹き付けて付着させることにより形成されている。なお、この凹凸621Aの形成方法は、本実施形態の例に限らない。
本実施形態によれば、光反射層62Aに照射された照射光は、凹凸621Aによって乱反射される。乱反射されることによって、反射光は各方向均等な強度で放射される。従って、強度の強い反射光が照射されることにより、周囲の部材が劣化・損傷されることを防ぐことができる。
さらに、光反射層62Aにおいて、凹凸621Aが光軸Aに近づくほど密に形成されているので、光軸A付近の強度の高い光をより細かく乱反射させることができる。
〔前記実施形態の変形〕
本発明を実施するための最良の構成などは、以上の記載で開示されているが、本発明はこれに限定されるものではない。すなわち、前記実施形態は、本発明を限定するものではないから、それらの形状、材質などの限定の一部若しくは全部の限定を外した部材の名称での記載は、本発明に含まれるものである。
前記実施形態では、遮光羽根532が光軸Aと直交して直線状に往復移動する光学絞り装置5を採用したが、本発明では、光学絞り装置5と異なる型の光学絞り装置を採用してもよい。例えば、遮光羽根が光軸と直交する面内で回転移動する丸型光学絞り装置、また、遮光羽根が回動する扉型光学絞り装置を採用してもよい。
本発明では、傾斜面D,D´の遮光羽根基体5320に対する傾斜角度は、遮光羽根532上の傾斜面D,D´において一様でなくてもよい。例えば、反射光を光軸Aから離れる方向へ反射できる傾斜角度であれば、各傾斜面D,D´によって傾斜角度を変化させてもよい。傾斜面D,D´の傾斜角度を工夫することによって、例えば、反射光の強度分布をより一層均一化させることができる。
また、第1実施形態において、光反射層62のY軸方向端面(傾斜面D´,E´)に、凹凸を形成してもよい。
前記実施形態では、遮光羽根532が熱伝導性の低い合成樹脂製であるため、遮光羽根基体5320,5320Aおよび光反射層62,62Aの間に熱伝導層61,61Aを介在させたが、遮光羽根532が熱伝導性の高い材質、例えば、アルミニウム製、セラミック製などである場合、熱伝導層61,61Aは特に設けなくても良い。
本発明では、カバー層63は特に設けなくてもよい。
本発明では、図7に示すように、遮光羽根基体5320にバフ掛け等の研磨処理を施し、遮光羽根基体5320上の凹凸を軽減させてから、遮光羽根基体5320上に樹脂コーティング層60を設けてもよい。このように、遮光羽根基体5320の光束入射端面に研磨処理を施すことにより、遮光羽根基体5320上の凹凸が光反射層62の表面に現れることを防ぐことができる。なお、樹脂コーティング層60を設けず、研磨処理を施した遮光羽根基体5320上に、直接熱伝導層61を設けてもよい。
また、前記実施形態では、ベース体51、遮光体53およびカバー体54は、合成樹脂製としたが、本発明では、各部材51,53,54は、アルミニウム、ステンレス等の軽量な金属製であってもよい。
前記実施形態では、光学絞り装置5は、第1レンズアレイ412と第2レンズアレイ413との間に配設されていたが、これに限らず、光源装置411から射出され各液晶パネル441に至る光束の光路中であれば、いずれの位置に配設しても構わない。
前記実施形態では、光学絞り装置5をプロジェクタ1に搭載した構成を説明したが、光学絞り装置5は、プロジェクタ1に限らず、その他の光学機器、例えば、DLP(Digital Light Processing)、LED(Light Emitting Diode)等を用いた透過型表示装置、リアプロジェクタ、および、カメラ等に搭載した構成を採用しても構わない。また、光学絞り装置5をカメラに搭載した場合には、絞り装置として用いる構成の他、レンズシャッタ等として用いても構わない。
本発明は、光学絞り装置、および、プロジェクタに利用することができる。
本発明の第1実施形態に係るプロジェクタの光学ユニットを示す模式図。 前記実施形態に係る光学絞り装置を示す分解斜視図。 前記実施形態に係る遮光羽根の構成を説明するための図。 前記実施形態に係る光学絞り装置の作用を説明するための図。 前記実施形態に係る光学絞り装置の作用を説明するための図。 本発明の第2実施形態に係る遮光羽根の構成を説明するための図。 前記実施形態の変形例に係る遮光羽根の構成を説明するための図。
符号の説明
1…プロジェクタ、3…投射レンズ(投射光学装置)、411…光源装置、441,441R,441B, 441G…液晶パネル(光変調装置)、5…光学絞り装置、532…遮光羽根、61, 61A…熱伝導層、62, 62A…光反射層(光反射部)、621A…凹凸、63…カバー層、A…光軸、B…開口部、D´…傾斜面。

Claims (9)

  1. 入射した光束の光量を調整する光学絞り装置であって、
    移動自在に構成され移動することで前記光束を通過可能とする開口面積を変更して前記光束の光量を調整する遮光羽根を備え、
    前記遮光羽根は、
    移動自在に構成され前記光束を遮光可能とする遮光羽根基体と、
    前記遮光羽根基体の光束入射端面に設けられ、前記光束を反射させる光反射部とを有していることを特徴とする光学絞り装置。
  2. 請求項1に記載の光学絞り装置において、
    前記光反射部の光束入射端面には、光束入射側に向かうにつれて前記光束の光軸から離間する方向へ伸びる法線を有する傾斜面が形成され、
    前記傾斜面は、前記遮光羽根基体が移動して前記開口面積が縮小された際に、前記光軸を中心とする略円弧状に延出形成されていることを特徴とする光学絞り装置。
  3. 請求項2に記載の光学絞り装置において、
    前記光反射部の光束入射端面には、前記光軸を中心とする放射方向に連続して複数の前記傾斜面が形成され、
    前記複数の傾斜面は、前記放射方向の中心に向かうにつれて、前記傾斜面の傾斜方向に沿う幅寸法がしだいに狭くなるように形成されていることを特徴とする光学絞り装置。
  4. 請求項1〜請求項3のいずれかに記載の光学絞り装置において、
    前記光反射部の光束入射端面は、凹凸状に形成されていることを特徴とする光学絞り装置。
  5. 請求項1〜請求項4のいずれかに記載の光学絞り装置において、
    前記遮光羽根は、熱伝導性材料から構成され、かつ、前記遮光羽根基体および前記光反射部の間に介在配置されて前記光反射部と熱伝達可能に接続する熱伝導部を備えていることを特徴とする光学絞り装置。
  6. 請求項1〜請求項5のいずれかに記載の光学絞り装置において、
    前記遮光羽根は、光透過性材料から構成され、前記光反射部の光束入射端面を被覆する光透過カバー部を備えていることを特徴とする光学絞り装置。
  7. 請求項1〜請求項6のいずれかに記載の光学絞り装置において、
    前記遮光羽根は、前記遮光羽根基体の光束入射端面に設けられ、前記光束入射端面の凹凸形状を軽減する基体表面緩和部を備えていることを特徴とする光学絞り装置。
  8. 請求項1〜請求項7のいずれかに記載の光学絞り装置において、
    前記遮光羽根基体の光束入射端面には、研磨処理が施されていることを特徴とする光学絞り装置。
  9. 光源装置と、前記光源装置から射出された光束を画像情報に応じて変調する光変調装置と、前記光変調装置にて変調された光束を拡大投射する投射光学装置とを備えたプロジェクタであって、
    請求項1〜請求項8のいずれかに記載の光学絞り装置を備え、
    前記光学絞り装置は、前記光源装置から射出され前記光変調装置に至る光束の光路中に配設され、前記光源装置から前記光変調装置に照射される光束の光量を調整することを特徴とするプロジェクタ。
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