JPH0142710B2 - - Google Patents

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JPH0142710B2
JPH0142710B2 JP14748485A JP14748485A JPH0142710B2 JP H0142710 B2 JPH0142710 B2 JP H0142710B2 JP 14748485 A JP14748485 A JP 14748485A JP 14748485 A JP14748485 A JP 14748485A JP H0142710 B2 JPH0142710 B2 JP H0142710B2
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JP
Japan
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edge
sewing machine
needle
feed
sewing
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Application number
JP14748485A
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JPS628786A (ja
Inventor
Nobuyuki Naganuma
Yasuhiro Shimizu
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Brother Industries Ltd
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Brother Industries Ltd
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Publication date
Application filed by Brother Industries Ltd filed Critical Brother Industries Ltd
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Publication of JPS628786A publication Critical patent/JPS628786A/ja
Publication of JPH0142710B2 publication Critical patent/JPH0142710B2/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、ジグザグミシンに関するものであ
り、特に加工布の縁(布縁という)から所定距離
だけ隔てて縫目線(複数の縫目から成る線)を形
成し得る布縁倣い縫ミシンに関するものである。
従来の技術 布縁倣い縫の可能なジグザグミシンは、米国特
許第4248168号の明細書によつてすでに知られて
いる。これは、加工布の側縁の位置が側縁検出器
によつて検出され、その検出信号に基づいて縫針
の揺動位置が制御されることにより、布縁から一
定距離隔てて縫目線が形成されるものである。縫
代が自動的に一定に保たれるのである。
このように縫針の揺動位置、すなわち加工布の
送り方向に直角な方向の位置が変えられるという
ジグザグミシンの特徴を利用すれば、側縁検出器
を始め簡単な装置の付加によつて布縁倣い縫の可
能なミシンを得ることができる。
発明が解決しようとする問題点 しかしながら、従来のこの種のミシンにおいて
は、加工布の側縁に沿つた一定縫代の倣い縫か
ら、その側縁と交差する端縁に沿つた同じ縫代の
倣い縫に移行することが困難であるという問題が
あつた。倣い縫は、例えばワイシヤツの襟や袖を
縫うのに好適なものであるが、これらの部分にお
いては布の縁が直角あるいは鋭角に交差してお
り、しかもこれら互いに交差する縁の何れに対し
ても同じ縫代で倣い縫を行うことが必要である。
このような縫製を行うためには一方の縁(側縁)
に沿つて倣い縫を行い、その縫目線の終点が他方
の縁(端縁)から縫代だけ内側の位置に達したと
き、ミシンを停止させて加工布を90度あるいはそ
れ以上の角度回動させ、それまでの端縁が側縁と
なる状態にした後倣い縫を再開することが必要で
ある。しかし、オペレータが縫目線の終点、すな
わち縫針の落下点と加工布の端縁との距離を目測
し、その距離が縫代に等しくなつたときミシンを
停止させることは容易ではなく、縫目線が長過ぎ
たり短過ぎたりして、加工布の互いに交差する縁
に沿つた縫目線の交差部分を美しく仕上げること
が困難であつた。
問題点を解決するための手段 本発明は、上記の問題点を解決するために、上
下往復運動及び横方向揺動運動が可能な縫針と、
その縫針の上下往復運動に調時して加工布に送り
運動を付与する送り装置と、縫針の揺動位置を制
御して縫目形成位置を変化させる針揺動制御モー
タとを備えたジグザグミシンにおいて、(a)加工布
の前記送り方向に延びる側縁を検出し、縫針の揺
動方向における側縁の位置に関する側縁位置信号
を発生する側縁検出器と、(b)加工布の前記送り方
向と交差する方向に延びる端縁を検出し、その送
り方向における端縁の位置に関する端縁位置信号
を発生する端縁検出器と、(c)加工布の側縁及び端
縁を含む縁部から縫目形成位置までの縫代を設定
し、縫代設定信号を発生する縫代設定手段と、(d)
縫針の揺動位置が加工布の側縁から設定された縫
代だけ離れた位置になるように側縁位置信号及び
縫代設定信号に従つて針揺動制御モータを制御す
る針揺動制御手段と、(e)加工布の端縁が縫針の落
下点から設定された縫代だけ離れた位置に到達す
るように端縁位置信号及び縫代設定信号に従つて
送り装置の作動を制御する送り制御手段とを設け
たものである。
本発明の望ましい態様においては、上記送り制
御手段が、前記端縁位置信号の値が前記縫代設定
信号に相当する値になるまで前記送り装置を駆動
するミシンモータを運転し、その両者の値が一致
した時にミシンモータを停止させるものとされ
る。
別の望ましい態様においては、送り制御手段
が、端縁検出器が前記加工布の端縁を最初に検出
したことに応答してミシンモータの速度を低下さ
せるものとされ、それとともに、あるいはそれと
は別に、送り装置の送り量を減少させるものとさ
れる。
作用および効果 本発明に係る布縁倣い縫ミシンにおいては、加
工布の側縁に沿つて一定の縫代で倣い縫が行われ
る際、送り制御手段が端縁検出器からの端縁位置
信号と縫代設定手段からの縫代設定信号とに従つ
て送り装置の作動を制御し、加工布の端縁が縫針
の落下点から縫代だけ離れた位置に到達するよう
にする。したがつてオペレータは縫針の落下点と
加工布の端縁との距離を目測することにより、加
工布の側縁に沿つた倣い縫を自分で終了させる必
要がなく、側縁に沿つた倣い縫と端縁に沿つた倣
い縫との交差部分を美しく仕上げることが容易と
なる。
特に送り制御手段がミシンモータを停止させる
ことによつて送り装置による加工布の送りを停止
させるものである場合には、送りの停止と同時に
縫針の上下往復運動も停止するため、送り停止
後、オペレータがミシンモータを停止させる必要
もなく、ミシンの自動停止後に加工布を側縁と端
縁との成す角度だけ回動させて倣い縫を再開すれ
ばよいため、側縁に沿つた倣い縫から端縁にそつ
た倣い縫への移行が一層容易となる。
また、端縁検出器が加工布の端縁を最初に検出
したことに応答してミシンモータの速度を低下さ
せられる態様においては、ミシンモータを所望の
時期に直ちに停止させることが可能となつて側縁
に沿つた倣い縫の終了点を正確に定めることがで
きる。
さらに、端縁検出器が加工布の端縁を最初に検
出したことに応答して送り装置の送り量が減少さ
せられる態様においては、大きな縫目ピツチで倣
い縫が行なわれる場合でも側縁に沿つた倣い縫の
終了点を正確に制御することができる。側縁に沿
つた倣い縫の終了点の位置には、少なくとも1縫
目ピツチに相当する誤差が生ずることを避け得
ず、縫目ピツチが大きい場合にはそれだけ誤差が
大きくなるのであるが、側縁に沿つた倣い縫の終
了点近傍において送り量が減少させられれば縫目
ピツチが小さくなり、それだけ倣い縫終了点の位
置誤差が減少するのである。もちろんこの部分に
おいては縫目の長さが不揃いとなるが、この不揃
いは余程注意して見ないと判らないものであり、
差支えはない。
実施例 以下、本発明の一実施例を図面に基づいて詳細
に説明する。
本実施例のミシンは、第2図に示すように、上
面が平らなベツド10とそのベツド10の右端か
ら立ち上がつた脚柱部12と、その脚柱部12の
上端から片持ち状にかつベツド10にほぼ平行に
延びる上方アーム14とからなるミシン機枠16
を備えている。上方アーム14の自由端の頭部1
8には、ミシンの主駆動源たるミシンモータの起
動、停止を制御する起動停止スイツチ20が設け
られ、上方アーム14には更にこのミシンによつ
て形成可能な複数種類の縫目模様を表す形象が表
示された表示板22と、縫目模様を選択するため
に操作される模様選択スイツチ24とが設けられ
ている。また、脚柱部12には布縁倣い縫を行う
ために操作される倣い縫スイツチ26と、縫代を
設定するために操作される縫代設定器28とが設
けられている。
第3図は頭部18のカバーを外した状態を示し
ており、ミシン機枠16に固定の突起34には針
棒台36が軸38によつて垂直面内において揺動
可能に取り付けられている。この針棒台36に針
棒40が上下方向に摺動可能に取り付けられてお
り、その下端に縫針42が固定されている。針棒
40が針棒抱き44等を介してミシンモータに接
続されており、ミシンモータの駆動によつて針棒
40および縫針42が上下往復運動をさせられる
ようになつている。また、針棒台36にはZ連杆
46等を介して図示しない針揺動制御モータが接
続されており、この針揺動制御モータによつて針
棒台36が揺動させられることにより、縫針42
の横方向揺動位置が一定の範囲内において変更さ
れるようになつている。
頭部18の下部には2個のフオトセンサ48お
よび50が固定されており、ベツド10上の針板
52の各フオトセンサ48および50の真下の位
置には反射面54および56が形成されている。
フオトセンサ48は第4図aに示すように赤外線
を反射面54に向かつて放射する発光素子58
と、反射面54で反射してきた赤外線を受ける受
光素子60とを備えるとともに、それら発光素子
58および受光素子60を保持するホルダ62
と、図示を省略する信号処理回路とを備えてい
る。また、受光素子60の直前には赤外線の通過
は許容するが、他の波長の光は遮断する光学フイ
ルタ64が設けられている。発光素子58と受光
素子60とは横方向、すなわち縫針42の揺動方
向に平行な直線上に小距離を隔てて配置されてお
り、反射面54は両者の中点Pを通る円弧面とさ
れている。したがつて、この中点Pと反射面54
上の任意の一点Qとを結ぶ直線は反射面54と直
交するとともに、発光素子58と点Qとを結ぶ直
線と受光素子60と点Qとを結ぶ直線とのなす角
θを二等分することとなり、発光素子58から点
Qに向かつて放射された光は正確に受光素子60
に向かつて反射される。その結果、発光素子58
自体は直線性のある範囲がごく狭い安価なもので
あるにもかかわらず、第4図bに示すように、任
意の基準位置から加工布66の側縁までの距離x
とフオトセンサ48の出力電圧Vとの間に直線関
係が成立する有効検出範囲が広くなつている。フ
オトセンサ48と反射面54とは加工布66の側
縁位置を検出する側縁検出器を構成している。
フオトセンサ50と反射面56とは、それぞれ
上記フオトセンサ48および反射面54と同じ構
造のものであるが、これらとは直角な方向性をも
つて配置されており、加工布66の端縁位置も検
出する端縁検出器を構成している。
前記針板52には横方向に長い針穴68が形成
されるとともに複数のスロツトが形成され、これ
らのスロツトから送り歯70が出没可能とされて
いる。送り歯70は縫針42と共通の駆動源であ
るミシンモータによつて、縫針42の上下往復運
動と調時した送り運動を与えられるようになつて
いる。送り歯70、ミシンモータおよび両者を連
結するリンク機構によつて、送り装置が構成され
ているのである。
第1図に本ミシンの制御装置を示す。この制御
装置はデイスクリート回路として示されている
が、主要部をコンピユータで構成することも可能
である。前記模様選択スイツチ24が図の左端に
示されている。この模様選択スイツチ24には模
様選択カウンタ80が接続されており、模様選択
スイツチ24の操作回数をカウントし、そのカウ
ント内容を縫目データ発生装置82に供給する。
また、図示はしないが、このカウント内容に応じ
て前記表示板22に配設されている複数の発光ダ
イオードが発光させられ、選択された縫目模様が
示されるようになつている。
縫目データ発生装置82は形成可能な縫目模様
の各々に対応した縫目データを記憶しており、そ
れらの縫目データ中から模様選択カウンタ80の
カウント内容に対応した縫目データを選択し、そ
の選択した縫目データに含まれている送りデータ
および針揺動データを、縫針42の上下往復運動
に調時してタイミングパルス発生器83からタイ
ミングパルスが供給される毎に、それぞれマルチ
プレクサ84および86を経て送り駆動制御回路
88および針揺動制御回路90に供給する。送り
駆動制御回路88は供給された送りデータに基づ
いて送り制御モータ92を制御する。送り制御モ
ータ92は、前記ミシンモータと送り歯70とを
連結するリンク機構中に設けられた送り制御機構
を駆動し、送り歯70によつて加工布66に与え
られる送り量を調節するものである。一方、針揺
動制御回路90は針揺動データに基づいて針揺動
制御モータ94を制御し、それによつて縫針42
の揺動位置を変更する。
以上の構成によつて各種の縫目模様が形成され
るのであるが、前記倣い縫スイツチ26が操作さ
れればその出力信号ETの立ち上がりに応じて模
様選択カウンタ80がリセツトされ、それまでい
かなる縫目模様が選択されていても直線縫が選択
された状態となるようにされている。この倣い縫
スイツチ26の出力信号ETは模様選択カウンタ
80以外にも以下に詳述するように制御装置の各
部に供給され、それによつてミシンが倣い縫を行
う状態となる。
前記フオトセンサ48の出力電圧はA/D変換
器100によりデジタル信号である側縁データ
Ddに変換され、加算器102に供給されるよう
になつている。この加算器102には縫代データ
メモリ104から縫代データDwも供給されるよ
うになつている。縫代データメモリ104には前
記縫代設定器28の各出力電圧に対応した縫代デ
ータが記憶されており、縫代設定器28の操作に
応じて種々の縫代データを加算器102に供給す
る。加算器102は前記タイミングパルス発生器
83からタイミングパルスが供給される毎にA/
D変換器100から供給される側縁データDdと
縫代データメモリ104から供給される縫代デー
タDwとを加算して、針位置データDpを求める。
針位置データDpは縫代データDwだけの差を保つ
て側縁データDdに追従するデータであることと
なる。マルチプレクサ86は、倣い縫スイツチ2
6の出力信号ETがローレベルの間は前述のよう
に縫目データ発生装置82から供給される針揺動
データを針揺動制御回路90に供給する状態とな
つているが、出力信号ETがハイレベルの間は加
算器102から供給される針位置データDpを針
揺動制御回路90に供給する状態となる。
縫代データメモリ104からの縫代データDw
は、比較器106にも供給されるようになつてい
る。この比較器106には前記フオトセンサ50
の出力電圧がA/D変換器107によつてデジタ
ル信号に変換された端縁データDeも供給される
ようになつており、比較器106は倣い縫スイツ
チ26の出力信号ETがハイレベルの間、すなわ
ち倣い縫が選択されている間のみ作動し、端縁デ
ータDeが縫代データDwと等しくなつたとき停止
信号SPを起動停止指令回路108に供給する。
起動停止指令回路108は前記起動停止スイツチ
20の操作に応じてミシンモータ制御装置110
に対してミシンモータの起動、停止を指令するも
のであるが、比較器106から停止信号が供給さ
れた場合には起動停止スイツチ20の操作とは無
関係に、ミシンモータ制御装置110に停止指令
信号を供給する。
上記A/D変換器107からの端縁データDe
は別の比較器112にも供給されるようになつて
いる。この比較器112には減速開始位置設定器
114も接続されており、比較器112は倣い縫
スイツチ26の出力信号がハイレベルの間作動し
て端縁データDeが減速開始位置設定値Dfより大
きいとき減速信号GSを出力する。本実施例にお
いては、減速開始位置設定値Dfが加工布66の
端縁から反射面56がわずかに表れたときの端縁
データDeと等しい値に設定されており、比較器
112はフオトセンサ50が始めて加工布66の
端縁を検出したことに応答して減速信号GSをミ
シンモータ制御装置110に供給することとな
る。ミシンモータ制御装置110は常にはミシン
モータ駆動回路118に対してミシンモータ12
0を高速で回転させることを指令する高速指令信
号を出力しているが、上記のように減速信号GS
が供給された場合には低速指令信号を供給する状
態に変わる。ミシンモータ駆動回路118はこの
低速指令信号に基づいてミシンモータ120をい
つでも直ちに停止し得る速度まで減速する。
上記比較器112からの減速信号GSは前記マ
ルチプレクサ84にも供給されるようになつてい
る。マルチプレクサ84は減速信号GSがローレ
ベルのあいだは前述のように縫目データ発生装置
82から供給される送りデータを送り駆動制御回
路88に供給する状態にあるが、減速信号GSが
ハイレベルになれば微小送り設定器122からの
微小送りデータを送り駆動制御回路88に供給す
る状態となる。送り駆動制御回路88はこの微小
送りデータに基づいて送り制御モータ92を駆動
し、送り歯70による加工布66の送り量を予め
定められた微小量に低下させる。
以上の説明から明らかなように、本実施例にお
いては縫代設定器28および縫代データメモリ1
04が縫代設定手段を構成し、加算器102、マ
ルチプレクサ86および針揺動制御回路90が針
揺動制御手段を構成している。また、比較器10
6、起動停止指令回路108、ミシンモータ制御
装置110、比較器112、減速開始位置設定器
114、ミシンモータ駆動回路118、微小送り
設定器122、マルチプレクサ84、送り駆動制
御回路88等が送り制御手段を構成している。
本ミシンにおいて、倣い縫スイツチ26が操作
されれば、その出力信号ETが模様選択カウンタ
80、マルチプレクサ86、比較器106,11
2等に供給され、ミシンは倣い縫モードに設定さ
れる。
したがつて、オペレータが縫代設定器28を操
作して所望の縫代を設定するとともに、加工布6
6をそれの縫目線を形成すべき位置が針穴68の
ほぼ中央に位置する状態でベツド10上に載置
し、起動停止スイツチ20を操作すれば倣い縫が
開始される。ミシンモータ制御装置110がミシ
ンモータ駆動回路118を介してミシンモータ1
20を高速で回転させ、縫針42が上下往復運動
させられるとともに送り歯70に送り運動が付与
され、かつ針揺動制御回路90が加算器102か
らマルチプレクサ86を経て供給される針位置デ
ータDpに基づいて針揺動制御モータ94を制御
し、縫針42の揺動位置が加工布66の側縁から
縫代だけ隔たつた位置に制御されるのである。
このようにして倣い縫が行われている間は反射
面56が加工布66によつて完全に覆われている
が、第5図に示すように側縁129に沿つた縫目
線130が加工布66の端縁132に近づいたと
き、反射面56の一部がその端縁132から表れ
る。その結果、フオトセンサ50が反射面56に
よつて反射された赤外線を受け、A/D変換器1
07から比較器112に供給される端縁データ
Deが減速開始位置設定器114の減速設定値Df
より大きくなり、比較器112から減速信号GS
がミシンモータ制御装置110とマルチプレクサ
84とに供給される。
この減速信号GSを受けたミシンモータ制御装
置110はミシンモータ駆動回路118を介し
て、ミシンモータ120をいつでも停止し得るよ
うに予め定められた速度まで減速し、一方、マル
チプレクサ84は微小送り設定器122からの微
小送りデータを送り駆動制御回路88に供給す
る。これによつて縫製速度が低下させられるとと
もに、縫目ピツチが予め定められた微小ピツチに
減縮される。
この状態で、第6図に示すように1ないし数個
の縫目が形成された後、フオトセンサ50および
A/D変換器107から供給される端縁データ
Deが縫代設定器28及び縫代データメモリ10
4から供給される縫代データDwと等しくなり、
比較器106が停止信号SPを出力する。起動停
止指令回路108がこの停止信号に応答して、ミ
シンモータ制御装置110に停止指令信号を供給
し、ミシンモータ120が停止させられる。この
際ミシンモータ120は直ちに停止し得る低速で
運転されており、縫目ピツチも微小とされている
ため、縫目線130が端縁132から正確に縫代
W1に等しい距離W2だけ隔たつた点まで形成され
た状態で側縁129に沿つた倣い縫が停止され
る。
そこでオペレータが加工布66を回動させてそ
れまでほぼ横方向すなわち縫針42の揺動方向に
延びていた端縁132が前後方向、すなわち送り
歯70の送り方向に延びる状態とし、起動停止ス
イツチ20を操作してミシンモータ120を起動
させれば、それまでの端縁132を新しい側縁と
してそれに沿つた倣い縫が行われる。
このように、側縁129に沿つた倣い縫が端縁
132から正確に縫代W1に等しい距離W2だけ隔
たつた点において自動的に停止され、その状態に
おいてオペレータは加工布66を回動させればよ
いため、側縁129に沿つた倣い縫から端縁13
2に沿つた倣い縫への移行が容易であり、両倣い
縫によつて形成される縫目線130の交差部が美
しく仕上げられることとなる。
なお、本実施例においては、起動停止指令回路
108から停止指令信号が発せられると同時にミ
シンモータ120が停止させられるようになつて
いるが、縫針42が針下位置に達したとき針下位
置信号を発する針位置検出器をミシンモータ制御
回路110に接続し、起動停止指令回路108か
ら停止指令信号が発せられた後針下位置信号が始
めて発せられたとき、ミシンモータ120が停止
させられるようにすることも可能である。このよ
うにすれば、側縁に沿つた倣い縫から端縁に沿つ
た倣い縫に移行する際、加工布66を貫通してい
る縫針42を中心として加工布を回動させること
ができるため、両縁に沿つた縫目線の交差部を一
層美しく仕上げることが可能となる。
また、前記実施例においては、フオトセンサ5
0が始めて端縁を検出したことに応答して、ミシ
ンモータ120の減速と縫目ピツチの縮小とが行
われるようにされていたが、縫代設定器28によ
つて設定される縫代より一定値だけ大きい距離の
位置に端縁が達したとき、ミシンモータ120の
減速等が行われるようにすることも可能であり、
このようにすれば、他の縫目より短い縫目の数を
縫代の変更とは無関係に必要最小限度の数とする
ことができる。ただし、ミシンモータの減速およ
び/または縫目ピツチの縮小自体を省略すること
も可能である。
さらに、側縁検出器および端縁検出器として、
透過型フオトセンサ等別の形態の検出器を使用す
ることも可能であり、縫代設定器28は必ずしも
オペレータの操作により縫代の設定値を変え得る
ものとする必要はない。
その他ミシンの機構部ならびに制御装置の構成
を変更するなど、当業者の知識に基づいて種々の
変形、改良を施した態様で本発明を実施すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例である布縁倣い縫ミ
シンの制御装置を示すブロツク図である。第2図
は上記布縁倣い縫ミシンの外観を示す斜視図であ
り、第3図はそのミシンの頭部のカバーを外した
状態を示す斜視図である。第4図は上記ミシンに
おける側縁検出器としてのフオトセンサおよび反
射面を概念的に示す説明図である。第5図および
第6図は上記ミシンによる布縁倣い縫の実行状況
を示す説明図である。 {28:縫代設定器、104:縫代データメモ
リ}、42:縫針(縫代設定手段)、{48:フオ
トセンサ、54:反射面}(側縁検出器)、{5
0:フオトセンサ、56:反射面}(端縁検出
器)、70:送り歯(送り装置)、{84:マルチ
プレクサ、88:送り駆動制御回路、106:比
較器、108:起動停止指令回路、110:ミシ
ンモータ制御装置、112:比較器、114:減
速開始位置設定器、118:ミシンモータ駆動回
路、122:微小送り設定器}(送り制御手段)、
{86:マルチプレクサ、90:針揺動制御回路、
102:加算器}(針揺動制御手段)、94:針揺
動制御モータ。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 上下往復運動及び横方向揺動運動が可能な縫
    針と、その縫針の上下往復運動に調時して加工布
    に送り運動を付与する送り装置と、前記縫針の揺
    動位置を制御して縫目形成位置を変化させる針揺
    動制御モータとを備えたジグザグミシンにおい
    て、 加工布の前記送り方向に延びる側縁を検出し、
    前記縫針の揺動方向における側縁の位置に関する
    側縁位置信号を発生する側縁検出器と、 前記加工布の前記送り方向と交差する方向に延
    びる端縁を検出し、その送り方向における端縁の
    位置に関する端縁位置信号を発生する端縁検出器
    と、 前記加工布の側縁及び端縁を含む縁部から縫目
    形成位置までの縫代を設定し、縫代設定信号を発
    生する縫代設定手段と、 前記縫針の揺動位置が前記加工布の側縁から前
    記設定された縫代だけ離れた位置になるように前
    記側縁位置信号及び縫代設定信号に従つて前記針
    揺動制御モータを制御する針揺動制御手段と、 前記加工布の端縁が前記縫針の落下点から前記
    設定された縫代だけ離れた位置に到達するように
    前記端縁位置信号及び縫代設定信号に従つて前記
    送り装置の作動を制御する送り制御手段と を設けたことを特徴とする布縁倣い縫ミシン。 2 前記送り制御手段が、前記端縁位置信号の値
    が前記縫代設定信号に相当する値になるまで前記
    送り装置を駆動するミシンモータを運転し、その
    両者の値が一致した時にミシンモータを停止させ
    るものである特許請求の範囲第1項記載の布縁倣
    い縫ミシン。 3 前記送り制御手段が、前記端縁検出器が前記
    加工布の端縁を最初に検出したことに応答して前
    記ミシンモータの速度を低下させるものである特
    許請求の範囲第2項記載の布縁倣い縫ミシン。 4 前記送り制御手段が、前記端縁検出器が前記
    加工布の端縁を最初に検出したことに応答して前
    記送り装置の送り量を減少させるものである特許
    請求の範囲第1項記載の布縁倣い縫ミシン。
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