JPH0268092A - 自動倣い縫ミシン - Google Patents

自動倣い縫ミシン

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JPH0268092A
JPH0268092A JP22065088A JP22065088A JPH0268092A JP H0268092 A JPH0268092 A JP H0268092A JP 22065088 A JP22065088 A JP 22065088A JP 22065088 A JP22065088 A JP 22065088A JP H0268092 A JPH0268092 A JP H0268092A
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JP
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signal
needle
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sewing
detecting
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JP22065088A
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Takafumi Tanaka
隆文 田中
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Brother Industries Ltd
Original Assignee
Brother Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野] 本発明は自動倣い縫ミシンに関し、特に検出器に複数の
受光イメージ素子を列設し、これらの受光イメージ素子
から時系列で入力した検出信号に基いて縫目形成基準線
や布端に倣って縫針の針落ち位置を決定するようにした
ものに関する。
〔従来技術〕
一般に、加工布に予め描いた縫目形成基準線に倣って縫
目を形成するようにしたものや、加工布の布端から所定
回離隔てた位置に縫目を形成するようにした自動倣い縫
い可能なミシンは既に知られている。
例えば、特開昭56−161085号公報には、複数の
光学ファイバーを列設し且つ光源を備えた検出器を押え
足に形成した開口部上に載置し、検出器から入力される
検出光を光電変換器で検出信号に変換して加工布に予め
描いた基準線位置を検出し、この検出した基準線位置に
縫針の針落ち位置が対応するように針揺動制御モータを
制御することにより、基準線に追従して縫目を形成する
ようにした自動倣いミシンが記載されている。
更に、特公昭62−19193号公報には、複数の光学
ファイバーを列設し且つ光源を備えた検出器を押え足に
形成した開口部上に載置し、検出器から入力される検出
光を光電変換器で検出信号に変換して加工布の右端位置
を検出し、この検出した右端位置に対して縫針の針落ち
位置が予め設定された位置となるように針揺動制御モー
タを制御■することにより、布端に倣って縫目を形成す
るよう?、こした自動制御ミシンが記載されている。
(発明が解決しようとする課題] 前記特開昭56−161085号公報に記載の自動倣い
ミシン及び特公昭62−19193号公報に記載の自動
制御ミシンにおいては、光電変換器は、複数の受光素子
を備えると共に、それらの受光素子を検出器の光学ファ
イバーに夫々接続し、各受光素子に供給される検出光を
信号処理しているので、制御装置には多数の光電変換素
子及び多数の光ファイバーを接続する接続端子が必要と
なるので制御装置が複雑化すること、制御装置において
多数の光ファイバーで検出した信号を同時処理するので
信号処理制御が複雑化して制御装置が複雑化すること、
検出精度の向上や検出範囲の拡大の要請に容易に対応で
きないこと、などの問題がある。
本発明の目的は、検出器に設けた複数の受光イメージ素
子からの検出信号を時系列で入力するように構成して、
制御系の構造を簡単化することである。
〔課題を解決するための手段〕
本発明の第1請求項に係る自動倣い縫ミシンは、第1図
の機能ブロック図に示すように、上下往復運動及び横方
向揺動運動可能に支持され下端に縫針が取付けられる針
棒と、針棒を揺動駆動する揺動用アクチュエータと、揺
動用アクチュエータを制御する揺動制御手段とを備えた
ミシンにおいて、加工布に予め描かれた縫目形成基準線
を検出するための、送り方向と直交する方向に列設され
た複数の受光イメージ素子を有する検出手段と、縫針の
上下運動と調時した所定のタイミング毎に、検出手段の
複数の受光イメージ素子からの検出信号を所定の順序で
時系列で入力する信号入力制御手段と、信号入力制御手
段により入力された検出信号に基いて基準線位置を求め
る信号処理手段と、信号処理手段で求められた基準線位
置に縫針の針落ち位置が対応するように揺動制御手段に
指令する縫製位置制御手段とを設けたものである。
本発明の第2請求項に係る自動倣い縫ミシンは、第1図
の機能ブロック図に示すように、上下往復運動及び横方
向揺動運動可能に支持され下端に縫針が取付けられる針
棒と、針棒を揺動駆動する揺動用アクチュエータと、揺
動用アクチュエータを制御Bする揺動制御手段とを備え
たミシンにおいて、布送り方向に沿って延びる加工布の
布端を検出するための、送り方向と直交する方向に列設
された複数の受光イメージ素子を有する検出手段と、縫
針の上下運動と調時した所定のタイミング毎に、検出手
段の複数の受光イメージ素子からの検出信号を所定の順
序で時系列で入力する信号入力制御手段と、信号入力制
御手段により入力された検出信号に基いて加工布の布端
位置を求める信号処理手段と、信号処理手段で求められ
た布端位置に対して縫針の針落ち位置が設定された位置
となるように揺動制御手段に指令する縫製位置制御手段
とを設けたものである。
[作用] 本発明の第1請求項に係る自動倣い縫ミシンにおいては
、信号入力制御手段は検出手段に列設された複数の受光
イメージ素子からの検出信号を所定の順序で時系列で入
力し、この検出信号は順次信号処理手段に供給される。
これらの複数の検出信号のうち加工布に予め描かれた縫
目形成基準線に対応する受光イメージ素子から入力され
る検出信号のレベルはその基準線以外の加工布に対応す
る受光イメージ素子から入力される検出信号のレベルよ
り小さくなる。従って、信号処理手段は時系列で供給さ
れる各検出信号のレベルの大きさに基いて基準線の位置
を求め、この基準線位置に関する情報が縫製位置制御手
段に供給される。縫製位置制御手段はこの情報に基いて
基準線位置に縫針の針落ち位置を対応させるように揺動
制御手段に指令するので、揺動制御手段はこの指令に基
いて揺動用アクチュエータを駆動することにより針棒を
揺動させる。その結果、基準線に倣って倣い縫が実行さ
れる。
ここで、基準線位置の検出精度を向上させる場合、或い
は検出器による基準線の検出範囲を拡大する場合に検出
手段の受光イメージ素子数を増大したときでも、信号入
力制御手段は受光イメージ素子からの検出信号を所定の
順序で時系列で入力するので、信号入力制御手段による
検出信号の入力制御や信号処理手段による基準線位置の
検出制御が複雑化することもない。
本発明の第2請求項に係る自動倣い縫ミシンにおいては
、信号入力制御手段は検出手段に列設された複数の受光
イメージ素子からの検出信号を所定の順序で時系列で入
力し、この検出信号は順次信号処理手段に供給される。
これらの複数の検出信号のうち加工布に対応する受光イ
メージ素子から入力される検出信号のレベルは布端を境
にして加工布に対応しない受光イメージ素子から入力さ
れる検出信号のレベルより小さくなる。従って、信号処
理手段は時系列で供給される各検出信号のレベルの大き
さに基いて布端の位置を求め、この布端位置に関する情
報が縫製位置制御手段に供給される。縫製位置制御手段
はこの情報に基いて布端位置に縫針の針落ち位置を対応
させるように揺動制御手段に指令するので、揺動制御手
段はこの指令に基いて揺動用アクチュエータを駆動する
ことにより針棒を揺動させる。その結果、布端に倣って
倣い縫が実行される。
ここで、布端位置の検出精度を向上させる場合、或いは
検出器による布端の検出範囲を拡大する場合に検出手段
の受光イメージ素子数を増大したときでも、信号入力制
御手段は受光素子からの検出信号を所定の順序で時系列
で入力するので、信号入力制御手段による検出信号の入
ツノ制御や信号処理手段による基準線位置の検出制御が
複雑化することもない。
〔発明の効果〕
本発明の第1請求項に係る自動倣い縫ミシンによれば、
以上説明したように、検出手段からの信号を時系列で入
力して処理するので信号入力と信号処理の制御が簡単化
し制御装置が簡単化する。
加えて、基準線位置の検出精度を向上させるため或いは
検出器による基準線の検出範囲を拡大するために検出手
段の受光イメージ素子数を増大した場合でも、信号入力
制御手段は検出信号を所定の順序で時系列で入力するの
で、検出器の変更に伴う検出信号の入力制御及び基準線
位置の検出制御が複雑化することもない。
本発明の第2請求項に係る自動倣い縫ミシンによれば、
第1請求項と同様の効果が得られる。
〔実施例〕
以下、本発明の実施例について図面に基いて説明する。
本実施例は電子制御式ジグザグミシンに本発明を適用し
たものである。
第2図に示すように、ミシンMのアーム部2内には針棒
12を上下動させる針棒上下駆動装置とその針棒12を
横方向に揺動させる針棒揺動駆動装置及び天秤駆動装置
とが組込まれ、ベツド部4内には加工布Wを布送りする
送り歯20の上下動のための上下送り駆動装置と送り歯
20の前後動のための前後送り駆動装置とが組込まれて
おり、針棒12は針棒揺動駆動装置を介して針揺動制御
モータ55(第5図参照)で駆動され、送り歯20は前
後送り駆動装置を介して送り制御Bモータ54(第5図
参照)で駆動され、また針棒上下駆動装置と天秤駆動装
置及び上下送り駆動装置とは図示外のミシンモータで駆
動される。
前記針棒12の下端には縫針14が取付けられ、針棒1
2の直ぐ後方に配設された押え棒16の下端部には押え
足18が着脱可能に取付けられている。
第3図・第4図に示すように、この押え足18には左右
方向に長い針孔22が形成されると共に、その針孔22
の直ぐ前方に矩形状の開口部24が形成されており、こ
の開口部24に対向するように押え足18の上面には検
出器26が取付けられている。検出器26には、送り方
向と直交する方向に受光部を下方に向けた複数のCCD
 (電荷結合素子)を左右方向に一列に配設したCCD
型リニアイメージセンサ28(以下、センサという)が
開口部24に対向して設けられると共に、このセンサ2
8に近接して投光用の光源30が装着されている。この
センサ28を構成するイメージセンサの画素の総数をn
とすると、1番目の画素は縫針14の揺動範囲の左限揺
動位置に対応すると共に、n番目の画素はその右限揺動
位置に対応している。またn / 2番目の画素は針揺
動中心位置に対応している。
前記ベツド部4に配設された針板32には複数のスリッ
トが形成されており、このスリットを挿通して送り歯2
0が針板32から上方へ突出可能であり、この送り歯2
0は送り制御モータ54で駆動される前後送り駆動装置
により前後方向に送り駆動される。
頭部8には、第2図に示すように縫製運転を開始或いは
停止するためのスタート/ストップスイッチ34が設け
られ、脚柱部6の機枠10には所望の縫製模様を選択す
るテンキーからなる模様選択スイッチ36、加工布Wの
送り量を任意に調節する送り調節ボリューム38、縫針
14の揺動量を任意に調節する針揺動調節ボリューム4
0、右端からの倣い幅を設定する倣い幅設定ボリューム
42、加工布Wの布端に倣って倣い縫するための倣い縫
スイッチ44などが設けられている。
次に、ミシンMの制御系の全体構成について、第5図の
構成図に基いて説明する。
前記模様選択スイッチ36には模様選択カウンタ45が
接続されており、模様選択スイッチ36の操作回数をカ
ウントし、そのカウント(直を縫目データ発生装置46
に供給する。このとき、模様選択カウンタ45のカウン
ト値に応じて選択された縫目模様が図示外の表示器に表
示される。
縫目データ発生装置46は、縫製可能な多数の縫目模様
の夫々について各縫い動作毎の送りデータと針揺動デー
タとを対にした縫目データを模様番号と対応させて予め
格納しており、模様選択カウンタ45のカウント値に対
応する縫目データの送りデータを送り演算装置47に供
給する一方、その針揺動データを針揺動演算装置48に
供給する。この縫目データ発生装置46には、前記針棒
12が1往復上下運動する毎にその最上位置のおきに1
個のタイミングパルス(TP)を発生するタイミング信
号発生器56が接続されており、このタイミングパルス
(TP)が供給される毎に縫目データ発生装置46は送
りデータを送り演算装置47に供給すると共に、針揺動
データを針揺動演算装置48に供給する。
送り演算装置47には送り量調節装置49が接続され、
針揺動演算装置4Bには針揺動調節装置50が接続され
ている。送り量調節装置49は、送り調節ボリューム3
8で設定された送り量調節データに対応するデジタル信
号を送り演算装置47に供給する。送り演算装置47は
、送り量調節装置49から供給される送り調節信号に基
いて縫目データ発生装置46から供給される送りデータ
を補正し、この補正した送りデータに基いて送り制御モ
ータ54を駆動する駆動パルス数及び駆動方向を演算に
より求め、この駆動パルス数信号及び駆動方向信号を送
り駆動制御回路51に供給する。
針揺動調節装置50は、針揺動調節ボリューム40で設
定された針揺動量調節データに対応するデジタル信号を
針揺動演算装置48に供給する。
針揺動演算装置48は、針揺動調節装置50から供給さ
れる針揺動調節信号に基いて縫目データ発生装置46か
ら供給される針揺動データを補正し、この補正した針揺
動データに基いて針揺動制御モータ55を駆動する駆動
パルス数及び駆動方向を演算により求め、この駆動パル
ス数信号及び駆動方向信号をマルチプレクサ52を経て
針揺動制御回路53に供給する。
その結果、送り駆動制御回路51は送りに関する駆動パ
ルス数信号及び駆動方向信号に基いて送り制御モータ5
4を制御し、また針揺動制御回路53は針揺動に関する
駆動パルス数信号及び駆動方向信号に基いて針揺動制御
モータ55を制御し、送り歯20の送り量と縫針140
針揺動量とが適宜制御されて、模様選択スイッチ36で
選択した縫目模様が加工布Wに形成される。
前記倣い縫スイッチ44は模様選択カウンタ45とマル
チプレクサ52とに接続されており、このスイッチ44
がON状態に設定されたときには倣い縫信号NSを出力
する。模様選択カウンタ45は、この倣い縫信号NSを
入力したときにそのカウント値をリセットする。これに
より、縫目データ発生装置46は直線縫いに関する縫目
データの送りデータを送り演算装置47に供給すると共
に、針揺動量「零」の針揺動データを針揺動演算装置4
8に供給する。一方、マルチプレクサ52はこの倣い縫
信号NSを入力したときには、倣い縫制御装置57から
の針揺動データを針揺動制御回路53に供給する状態に
切り換えられる。
次に、倣い縫制御装置57について説明する。
検出信号入力装置5日には、クロックパルス発生器59
及びリニアイメージセンサ28が接続されており、検出
信号入力装置58は第6図(a)に示すクロックパルス
発生器59からのクロック信号をセンサ28に供給する
ことにより、第6図(C)に示すようにセンサ28を構
成するn個の画素のうち左方から右方へつまり1番目の
画素からn番目の画素に順次時系列で各画素の電荷量つ
まり検出信号(検出パルス信号)を入力し、この検出パ
ルス信号をクロック信号と同期して順次コンパレータ6
2のプラス端子に出力する。これらの検出パルスのうち
基準線りに対応する画素から入力される検出パルス信号
のレベルは基準線り以外の加工布Wに対応する画素から
入力される検出パルス信号のレベルより小さくなってい
る。更に、検出信号入力装置58にはスタートパルス発
生器60が接続されており、タイミング信号発生器56
からタイミングパルスTPを入力する毎に、第6図(b
)に示すクロックパルスのパルス幅よす大きいパルス幅
のスタートパルスを検出信号入力装置58に出力する。
これにより、検出信号入力装置58はスタートパルスの
立ち下がりのタイミングでセンサ28から検出パルス信
号を時系列で入力する。尚、前記クロックパルスの周波
数は非常に高く、検出信号入力装置58はスタートパル
スの立ち下がり以降微小時間でセンサ28の各画素の検
出パルス信号を全て入力することができる。
コンパレータ62は、そのプラス端子に検出信号入力装
置58からの検出パルス信号が供給されると共に、その
マイナス端子には2つの抵抗からなる分圧抵抗器61か
らの基準電圧Vaが供給されるので、第6図(d)に示
すように加工布Wに予め描いた縫目形成基準線L(以下
、基準線という)に対応する画素からの低いレベルの検
出パルス信号をカットし、基準電圧Va以上の検出パル
ス信号に対応するパルス信号を平滑化回路63に出力す
る。
平滑化回路63は、ダイオードD1と抵抗R1とコンデ
ンサC1で構成したものであり、第6図(e)に示すよ
うにコンパレータ62から出力される各パルス信号を平
滑した平滑信号をコンパレ−タ65のマイナス端子に出
力する。
コンパレータ65は、そのマイナス端子に平滑信号が供
給されると共に、そのプラス端子には分圧梃抗器64か
らの基準電圧vbが供給されるので、第6図(f)に示
すように基準電圧vb以上のときにr L Jレベルと
なりそれ以外のときには「H」レベルとなる基準線位置
を検出するための基準線位置検出用パルス信号を微分回
路66に出力する。
微分回路66は、コンデンサC2と抵抗R2及びダイオ
ードD2で構成したものであり、第6図(g)に示すよ
うに基準線位置検出用パルス信号の立ち上がりに対応し
て発生する微分信号をモノマルチ67に出力する。
モノマルチ67は、第6図(h)に示すように、基準線
りに対応する微分信号が入力されたときにr)(Jレベ
ルとなる基準位置信号をANDゲート68に出力する。
ANDゲート68は、第6図(i)に示すように、この
基準位置信号とコンパレータ62からのパルス信号とを
入力しており、基準位置信号がrHJレベルになるまで
のコンパレータ62からのパルス信号を信号処理装置6
9に出力する。
ここで、前記モノマルチ67にはスタートパルス発生器
60が接続されており、スタートパルスの立ち上がりの
タイミング毎にモノマルチ67をリセットつまり「L」
レベルにする。
信号処理装置69は、CPUやROM及びRAMなどを
備えたマイクロコンピュータからなっており、倣い縫ス
イッチ44の操作による倣い縫信号NSを入力したとき
に針揺動制御モータ55を駆動させて縫針14を揺動中
心位置へ移動させて初期化し且つこのときの縫針14の
針位置データとしてn / 2に対応するパルス数をメ
モリに記憶すると共に、次に説明する制御により基準線
位置に縫針14を対応させるためにこの基準線位置を求
める。また、信号処理装置69は、ANDゲート68か
ら供給されるパルス数に基いて演算により基準線位置を
求める演算制御も行なう。従って、ANDゲート68か
ら供給されるパルス数が「1」のときには基準線位置が
センサ28の1番目の画素の位置に対応しており、信号
処理装置69は縫針14を左限揺動位置に対応する針揺
動データを出力する、またパルス数が「n」のときには
基準線位置がセンサ28のn番目の画素の位置に対応し
ており、信号処理装置69は縫針14を右限揺動位置に
対応する針揺動データを出力する。
即ち、第7図に示すように、縫製運転を開始したときに
は先づスタートパルス発生器60からのスタートパルス
の立ち下がりのタイミングから前記クロックパルスに同
期してANDゲート68より供給されるパルス信号のパ
ルス数をカウントし、このカウント値(パルス数−N1
)から縫針14の初期化に伴いメモリに予め記憶した針
位置データ(n/2のパルス数=N0とする)を引き算
して求めた差分データ(パルス数=N2)に対応する基
準線位置データを新規の針位置データ(針揺動データ)
として出力すると共に、新規のパルス数N1をメモリに
記憶する。これ以降においては、信号処理装置69は、
今回入力したパルス数N。
から前回の縫目形成位置つまりメモリに記憶した前回の
パルス数N0を引き算した差分データNtに対応する基
準線位置データを順次新規の針揺動データとしてマルチ
プレクサ52を介して針揺動制御回路53に出力し且つ
パルス数N1をメモリに記憶する。前記タイミング信号
発生器56には信号処理装置69が接続されており、ミ
シンモータの回転に伴って発生するタイミングパルスを
受ける毎にこれら一連の制御を実行する。
上記のように構成されたミシンMで倣い縫をする場合に
は、オペレータは予めチャコペーパなどで加工布Wに縫
目形成基準線りを描く。そして、先づ加工布Wをその縫
目形成基準線りが針孔22の略中央に位置するようにベ
ツド部4上にセントし、倣い縫スイッチ44を操作する
。これにより、模様選択カウンタ45は倣い縫信号NS
でリセットされるので、縫目データ発生装置46は直線
纏いを選択した状態になる。また、信号処理装置69は
倣い縫信号NSにより縫針I4を揺動中心位置へ移動さ
せて初期化し且つこのときの縫針14の針位置データに
対応するパルス数N0をメモリに記憶する。
そして、オペレータがスタート/ストップスイッチ34
を操作して縫製運転を開始したときには、タイミング信
号発生器56からのタイミングパルスTPが縫目データ
発生装置46、スタートパルス発生器60及び信号処理
装置69に供給される。
これにより、信号処理装置69は制御を開始すると共に
、第6図(b)に示すようにスタートパルス発生器60
は、タイミングパルスTPを受けた時期toから時期t
1に至るスタートパルスでモノマルチ67をリセットす
る。一方、検出信号入力装置58はこのスタートパルス
を入力した後の時期t2以降から、クロックパルスに同
期してセンサ28から検出パルス信号を時系列で順次入
力しつつコンパレータ62に出力する(第6図(C)参
照)。コンパレータ62はこの検出パルス信号のうち基
準線りに対応して基準電圧Va以下の電圧のパルスをカ
ットしたパルス信号(第6図(d)参照)を平滑化回路
63に供給する。平滑化回路63はそのパルス信号を受
けて第6図(e)に示すように平滑信号を発生してコン
パレータ65に供給し、コンパレータ65は基準電圧v
b以上の平滑信号に対応して「L」レベルとなる基準線
位置検出用パルス信号を微分回路66に出力する。微分
回路66は基準線位置検出用パルス信号の立ち上がりに
対応する時期t3のときに発生する微分信号をモノマル
チ67に出力し、モノマルチ67は微分信号に対応して
時期t3のときにrH,レベルとなる基準位置信号をA
NDゲート68に出力するので、ANDゲート68は時
期t3に至るまでのコンパレータ62から出力されるパ
ルス信号を信号処理装置69に供給する。
信号処理装置69は、クロックパルス発生器59からの
クロックパルスと同期してANDゲート6日から供給さ
れるパルス数をカウントし、このカウント値N、から予
めメモリに記憶した針位置データN0を引き算して求め
た差分データN2に対応する新規の針位置データを針揺
動データとしてマルチプレクサ52を経て針揺動制御回
路53に供給する。これにより、針揺動制御回路53は
針揺動制御モータ55を制御して縫針14を基準線りに
対応する針落ち位置に移動させる。その結果、縫目デー
タ発生装置46から供給される送りデータに基いて送り
駆動制御装置51が送り制御モータ54を制御するので
、加工布Wに付された基準線りに倣って倣い縫が実行さ
れる。
ここで、基準線位置の検出精度を向上させる場合や基準
線りの検出範囲を拡大する場合に、検出器26に列設す
る画素数を増大させたときでも、検出信号入力装置58
はセンサ28から時系列で検出信号を入力するので、そ
の入力制御が複雑化せず、信号処理装置69による基準
線位置の検出制御も複雑化することもない。
次に、ミシンMの制御系の倣い縫制御装置57を第9図
に示すように部分的に変更して、センサ28Aで加工布
Wの布端Waを検出するようにし、この布端Waから倣
い幅設定ボリューム42で設定される倣い幅分隔てて倣
い縫するように倣い縫制御装置5’?Aを構成してもよ
い。これに伴って、第8図に示すように検出器26Aに
は前記検出器26に列設した画素数(n個)よりも多い
数(a個)の画素が列設(1番目〜a番目)されており
、検出器26Aはその基端部でベツド部4に取付けられ
ると共にその検出部は押え足18Aに載置されている。
尚、押え足18Aには検出器26Aに対応して開口部2
4Aが形成されている。また、第9図に示す変更部分以
外の制御系については、第5図に示すものと同様である
即ち、前記検出信号入力装置58はセンサ28Aから入
力した検出パルス信号をクロックパルスに同期して順次
コンパレータ62に供給する(第10図(C)参照)。
これらの検出パルスのうち加工布Wに対応する画素から
入力される検出パルス信号のレベルは布端Waを境にし
て加工布Wに対応しない画素から入力される検出パルス
信号のレベルより小さくなっている。
信号処理装置69Aには、クロックパルス発生器59、
スタートパルス発生器60、ANDゲート68及びタイ
ミング信号発生器56が接続されると共に、前記倣い幅
設定ボリューム42で設定される設定電圧をA/D変換
器70で変換した倣い幅信号Saが追加して供給されて
いる。更に、コンパレータ65のプラス端子には平滑化
回路63が接続され、そのマイナス端子には分圧抵抗器
64の基準電圧Vaが供給されている。
信号処理装置69Aは第11図に示すように、布端Wa
から縫目形成位置までの倣い幅に対応する倣い幅信号S
aに基いてパルス数N4を求め、ANDゲート68から
供給されるパルス信号のパルス数N3からパルス数N4
を引き算してパルス数NSを求め、このパルス数N、に
対応する針揺動データをマルチプレクサ52に供給する
一方、パルス数N、をメモリに記憶する。
上記のように構成されたミシンMで倣い縫をする場合に
は、先づ加工布Wをその縫目形成線が針孔22の略中央
に位置するようにベツド部4上にセットし、倣い縫スイ
ッチ44を操作する。これにより、信号処理装置69A
は倣い縫信号NSにより縫針14を揺動中心位置へ移動
させて初期化し且つこのときの縫針14の針位置データ
に対応するパルス数N、をメモリに記憶する。
そして、オペレータがスタート/ストップスイッチ34
を操作して縫製運転を開始したときには、第10図に示
すように検出信号入力装置58はスタートパルス発生器
60からのスタートパルスを入力した時期L6以降にお
いて、クロックパルスに同期してセンサ28Aから検出
パルス信号を順次時系列で入力してコンパレータ62に
出力する。
そして、この検出パルス信号は、前述と同様に平滑化回
路63、コンパレータ65、微分回路66、モノマルチ
67及びANDゲート68を介して信号処理装置69A
に供給される。
信号処理装置69Aは、クロックパルス発生器59から
のクロックパルスと同期して時期t7から時期t8に至
りANDゲート68から供給されるパルス数N3をカウ
ントし、このカウント値N3から倣い幅信号Saに対応
するパルス数N4を引き算して新規(今回)のパルス数
N、を求め、更に今回のパルス数N、から予めメモリに
記憶した前回のパルス数N、を引き算して求めた差デー
タに対応する新規の針位置データを針揺動データとして
マルチプレクサ52を介して針揺動制御回路53に供給
する。これにより、針揺動制御回路53は針揺動制御モ
ータ55を制御して縫針14を布端Waから倣い幅設定
ボリューム42で設定した倣い幅に対応する針落ち位置
に移動させる。
その結果、縫目データ発生装置46から供給される送り
データに基いて送り駆動制御装置51が送り制御モータ
54を制御するので、加工布Wの布端Waに倣って倣い
縫が実行される。
ここで、布端位置の検出精度を向上させる場合や布端の
検出範囲を拡大する場合に、検出器26に列設する画素
数を増大させたときでも、検出信号入力装置58はセン
サ28から時系列で検出信号を入力するので、その入力
制御が複雑化せず、信号処理装置69による基準線位置
の検出制御も複雑化することもない。
以上説明したように、検出信号入力装置58は、センサ
28・28Aからの検出パルス信号を時系列で入力制御
するので、基準線位置や布端Waの検出精度を向上させ
るために、或いは基準線位置や布端Waの検出範囲を拡
大するために検出器26・26Aに列設する画素数を増
大した場合でも、検出信号入力装置58による検出パル
ス信号の入力制御や信号処理装置69・69Aによる基
準線位置及び右端位置の検出制御が複雑化することがな
く、また検出信号入力装置58や信号処理装置69・6
9Aが大型化することもない。
尚、前記リニアイメージセンサ28は、基準線りなどを
光学的な画像情報で検知するので、基準線りは布地と識
別できる物質であればよく、基準線りを描く物質は光反
射物質以外のものを用いることも可能である。
また、検出器26・26Aに列設するセンサとしてCC
Dイメージセンサや他のイメージセンサを用いることも
可能である。
また、上記実施例における制御回路をマイクロコンピュ
ータを主体として構成することも可能であり、必要に応
じて検出信号入力装置58、信号処理装置69・69A
を含む倣い縫制御装置57・57Aに種々の変形や改良
を施すことが可能である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の構成を示す機能ブロック図、第2図〜
第11図は本発明の実施例を示すもので、第2図はミシ
ンの斜視図、第3図は検出器を押え足に取り付けた状態
を示す部分斜視図、第4図は縫目形成基準線を検出する
検出器及び押え足を示す部分平面図、第5図はミシンの
制御系の構成図、第6図は倣い縫制御装置の動作タイム
チャート、第7図は縫目形成基準線に倣う倣い縫におけ
る縫針の針位置制御を説明する説明図、第8図は加工布
の布端を検出する検出器及び押え足の第3図相当図、第
9図は変形例に係る倣い線制御を行なう制御系の部分構
成図、第10図は変形例に係る倣い縫制御装置の動作タ
イムチャート、第11図は布端に倣う倣い縫における第
7図相当図である。 M・・ミシン、 W・・加工布、  12・・針棒、1
4・・縫針、 26・26A・・検出器、28・28A
・・CCDイメージセンサ、  42・・倣い幅設定ボ
リューム、 44・・倣い縫スイッチ、 53・・針揺
動制御回路、 55・・針揺動制御モータ、 57・5
7A・・倣い縫制御装置、 5B・・検出信号入力装置
、 60・・スタートパルス発生器、 69・69A・
・信号処理装置。 特許出願人  ブラザー工業株式会社 第3図 第8図

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)上下往復運動及び横方向揺動運動可能に支持され
    下端に縫針が取付けられる針棒と、前記針棒を揺動駆動
    する揺動用アクチュエータと、前記揺動用アクチュエー
    タを制御する揺動制御手段とを備えたミシンにおいて、 加工布に予め描かれた縫目形成基準線を検出するための
    、送り方向と直交する方向に列設された複数の受光イメ
    ージ素子を有する検出手段と、前記縫針の上下運動と調
    時した所定のタイミング毎に、前記検出手段の複数の受
    光イメージ素子からの検出信号を所定の順序で時系列で
    入力する信号入力制御手段と、 前記信号入力制御手段により入力された検出信号に基い
    て前記基準線位置を求める信号処理手段と、 前記信号処理手段で求められた基準線位置に縫針の針落
    ち位置が対応するように前記揺動制御手段に指令する縫
    製位置制御手段とを設けたことを特徴とする自動倣い縫
    ミシン。
  2. (2)上下往復運動及び横方向揺動運動可能に支持され
    下端に縫針が取付けられる針棒と、前記針棒を揺動駆動
    する揺動用アクチュエータと、前記揺動用アクチュエー
    タを制御する揺動制御手段とを備えたミシンにおいて、 布送り方向に沿って延びる加工布の布端を検出するため
    の、送り方向と直交する方向に列設された複数の受光イ
    メージ素子を有する検出手段と、前記縫針の上下運動と
    調時した所定のタイミング毎に、前記検出手段の複数の
    受光イメージ素子からの検出信号を所定の順序で時系列
    で入力する信号入力制御手段と、 前記信号入力制御手段により入力された検出信号に基い
    て前記加工布の布端位置を求める信号処理手段と、 前記信号処理手段で求められた布端位置に対して縫針の
    針落ち位置が設定された位置となるように前記揺動制御
    手段に指令する縫製位置制御手段とを設けたことを特徴
    とする自動倣い縫ミシン。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH031897A (ja) * 1989-05-30 1991-01-08 Juki Corp 布端千鳥縫いミシン
JP2007513656A (ja) * 2003-12-15 2007-05-31 フリツツ・ゲガウフ・アクチエンゲゼルシヤフト・ベルニナ・ネーマシイネンフアブリーク ミシンにおける針の運動を制御するための方法及び装置

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01230388A (ja) * 1988-03-11 1989-09-13 Janome Sewing Mach Co Ltd 自動ミシン

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