JPH0142706B2 - - Google Patents

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JPH0142706B2
JPH0142706B2 JP12212585A JP12212585A JPH0142706B2 JP H0142706 B2 JPH0142706 B2 JP H0142706B2 JP 12212585 A JP12212585 A JP 12212585A JP 12212585 A JP12212585 A JP 12212585A JP H0142706 B2 JPH0142706 B2 JP H0142706B2
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needle
pattern
sewing machine
stitch
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JP12212585A
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Inventor
Nobuyuki Naganuma
Katsunori Muto
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Brother Industries Ltd
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Brother Industries Ltd
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Publication date
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、装飾模様を形成するミシンに係り、
特に装飾模様の1サイクルの形成終了時に送り量
を制御する装置に関する。
[従来の技術] 通常用いられる装飾模様の1サイクルの形成終
了後にミシンモータが自動停止するジグザグミシ
ンは、ミシンモータにより駆動される主軸の回転
に伴い上下往復運動を行ない、横方向揺動運動可
能に装着された縫針と、その縫針の上下往復運動
と調時して加工布に送り量可変の送り運動を付与
する送り装置と、前記縫針の揺動位置および送り
装置の送り運動の制御により形成される複数の装
飾模様中から所望の模様を選択するための模様選
択手段と、その選択された装飾模様の終端を検出
するための検出手段と、その検出手段による終端
検出に関連して前記ミシンモータを停止する停止
手段とを備えている。このミシンの送り装置は、
縫針の上下往復の各サイクルにおいて公知の四運
動送りを行なう送り歯を有しており、各サイクル
における送り歯の送り量は、全サイクルにおいて
縫針がミシンベツド面の下方に位置する間に設定
変更される。
[発明が解決しようとする問題点] しかしながら、1サイクル模様の形成終了後、
ミシンが自動停止し、新たな模様を選択した場
合、選択後の最初の送り量は、先に選択されてい
た1サイクル模様の終端の送り量がミシン停止前
に設定されているため、その送り量が新たな模様
の形成開始時に現われて、希望する位置に縫目を
形成することができなかつた。
本発明の目的は、1サイクル模様の形成終了後
に新たな模様を形成する際にその形成の最初に異
常な送りが現れるのを阻止するミシンの送り制御
装置の提供にある。
[問題点を解決するための手段] 上記問題点を解決すべく本発明のミシンの送り
制御装置は、ミシンモータにより駆動される主軸
の回転に伴い上下往復運動を行ない、横方向謡動
運動可能に装着された縫針と、その縫針の上下往
復運動と調時して加工布に送り量可変の送り運動
を付与する送り装置と、前記縫針の揺動位置およ
び送り装置の送り運動の制御により形成される複
数の装飾模様中から所望の模様を選択するための
模様選択手段と、その選択された装飾模様の終端
を検出するための検出手段と、その検出手段によ
る終端検出に関連して前記ミシンモータを停止す
る停止手段とを備え、前記装飾模様の1サイクル
の形成終了後に前記ミシンモータが自動停止する
ジグザグミシンにおいて、前記検出手段による終
端検出に関連して前記送り装置の送り量を零に設
定し、その設定状態を前記模様選択手段による新
たな模様選択まで保持する零送り設定手段を設け
たことを構成とする。
[作用および発明の効果] 上記構成よりなる本発明のミシンの送り制御装
置は、検出手段による終端検出に関連して送り装
置の送り量を零に設定し、その設定状態を模様選
択手段による新たな模様選択まで保持する零送り
設定手段を設けることにより、ミシンの停止前に
送り量が零に設定されるため、装飾模様の1サイ
クル形成によるミシン停止後に新たな模様を選択
して縫目を形成する際に、その新たな模様の最初
の送り運動は加工布に付与されず、異常な送りが
現われるのが防止される。従つて、新たな模様の
選択時に縫針が位置する直下方に最初の縫目が形
成され、作業者が希望する位置から確実に縫目形
成を開始することができる。
[実施例] つぎに本発明のミシンの送り制御装置を図に示
す一実施例に基づき説明する。
本実施例の適用されたミシン1の構造につい
て、第2図に基づき説明する。
ミシン1は、公知の縫目形成機構100、ミシ
ンフレーム400およびミシン1を制御する電気
制御装置500に大別される。
前記縫目形成機構100は、縫針駆動機構11
0、天びん機構120、カマ131を駆動するカ
マ駆動機構130および加工布を図示しないスプ
リングの付勢力により下方に押圧する押え足14
1を含む布押え機構を備えている。また縫目形成
機構100は、布送り機構200と針棒揺動機構
300をさらに備えている。
前記縫針駆動機構110は、縫針101を上下
往復運動させる。ミシン1のメイン駆動力発生装
置であるミシンモータ111により上軸112
(主軸)が回転駆動させる。該上軸112は、縫
針101を保持する針棒113と、天びんクラン
ク114および針棒クランクロツド115を介し
て作動的に連結される。前記上軸112の中間位
置には半円板状の針上下シヤツター112a、タ
イミングシヤツター112bおよび円板状で円周
位置にスリツトが設けられた回転シヤツター11
2cがそれぞれ設けられている。この針上下シヤ
ツター112a、タイミングシヤツター112b
および回転シヤツター112cは、フオトカプラ
等により上軸112の回転状態を検出して電気制
御装置500にタイミング信号を出力するよう設
けられている。
前記カマ駆動機構130は、本実施例では全回
転式の正面ガマであるカマ131を駆動するもの
で、ミシンモータ111により回転駆動される下
軸132と作動的に連結される。なお本実施例に
示す全回転式の正面ガマの他に、半回転式または
全回転式よりなる側面ガマ、側面移動ガマ、正面
移動ガマなど他のカマを用いてもよい。
前記布送り機構200は、縫針101の上下往
復運動に調時して、加工布を正、逆両方向に移動
させる。この布送り機構200は、加工布に送り
運動を付与する送り歯201を上下方向に移動す
る送り歯上下送り機構210と送り歯201を水
平方向(前後方向)に移動する送り歯水平送り機
構220とからなる。
前記送り歯上下送り機構210は、前記下軸1
32の左側に設けられた上下駆動カム211によ
り駆動される。上下駆動カム211は、該上下駆
動カム211の運動を上下送り軸212に伝達
し、該上下送り軸212を回転往復運動させるレ
バー腕213の二又により挟まれている。上下送
り軸212の左端には、送り歯201が取付けら
れた送り台202の前端位置を上下往復させる上
下腕214が取付けられている。送り台202の
左端前部には、送り台202と上下腕214とが
常に当接するよう送り台202を下方へ付勢する
テンシヨンコイルスプリング215が取付けられ
ている。
前記送り歯水平送り機構220は、例えば入力
パルス数に応じた回転角とされるステツピングモ
ータ、電磁ソレノイド等を用いた送り調節用アク
チユエータ221により、加工布の送り量および
送り方向が設定されるよう設けられている。該送
り調節用アクチユエータ221は、左方に溝22
2aを有する送り調節器222を駆動連結する。
下軸132の右側には、水平送りカム223が設
けられている。該水平送りカム223の上方位置
には、中間部が回転自在に支持され、前端部が上
下方向の円弧往復運動とされる水平送りレバー2
24の後端部が当接する。該水平送りレバー22
4の前端部には、上端部の右方に前記送り調節器
222の溝222aの中で溝方向に摺動自在に支
持される送り角ゴマ225を有し、水平送りレバ
ー224の前端部に伝達された円弧往復運動を送
り調節器222の溝222aの水平方向のみの往
復運動に変換する送りリンク226が回転自在に
取付けられている。送り角ゴマ225と送りリン
ク226の上端部の間には、送り調節器222の
溝222aの傾き量に応じた水平方向の往復運動
を後方に伝達する水平送りリンク227の前端部
が回転自在に連結されている。水平送りリンク2
27の後端部は、水平送りリンク227により伝
達された水平方向の往復運動を軸回転往復運動に
変換するレバー228aを右端部に有し、該レバ
ー228aにより変換された軸回転往復運動を再
び水平方向の円弧往復運動に変換するレバー22
8bを左端側に有する水平送り軸228のレバー
228aが回転自在に連結されている。水平送り
軸228のレバー228bの上端は、送り台20
2の後端部と回転自在に連結されている。上記に
より送り歯は、送り調節器222の溝222aの
傾き角に応じた量だけ水平往復運動される。なお
水平送りレバー224の前端には、水平送りカム
223と水平送りレバー224の後端部とが常に
当接するようにテンシヨンコイルスプリング22
9が取付けられている。また本実施例に示す送り
歯水平送り機構220の他に、上軸112などに
三角カムを設け、該三角カムを二又ロツドで挟
み、該二又ロツドに設けられた送り角ゴマの摺動
運動範囲を送り調節器で設定することにより、加
工布の送り量および送り方向が設定される機構な
ど、他の送り歯水平送り機構を用いてもよい。
前記針棒揺動機構300は、例えば入力パルス
数に応じた回転角とされるステツピングモータ、
電磁ソレノイド等を用いた針棒揺動用アクチユエ
ータ301により、縫針101の揺動位置を決定
するよう設けられている。針棒揺動用アクチユエ
ータ301は、該針棒揺動用アクチユエータの動
力を上下方向の運動に変換する上下方向変換ギア
302を駆動する。上下方向変換ギア302は、
該上下方向変換ギア302の上下運動を上方に伝
達する伝達リンク303と連結される。該伝達リ
ンク303の上端は、L字形を呈し、曲折部が回
転自在に支持され、伝達リンク303により伝達
された上下運動を左右の円弧運動に変換する連結
レバー304の右端と回転自在に連結される。針
棒113を上下方向に摺動自在に支持する針棒台
305は、上端部がミシンフレーム400に回転
自在に支持されている。連結レバー304の下端
部と針棒台305の下端部は、ジグザグ連桿30
6により連結され、連結レバー304の下端部の
左右の円弧運動を針棒台305の下端部に伝達す
る。上記により針棒揺動用アクチユエータ301
の作動により針棒113が左右方向に駆動され
る。なお本実施例では振り子式の針棒揺動機構を
示したが、円弧式など他の針棒揺動機構を用いて
も良い。
前記ミシンフレーム400は、ミシン1の外形
を形成する(第3図参照)。このミシンフレーム
400は、基台とされるベース部410、該ベー
ス部410の一端に直立させられた脚柱部42
0、該脚柱部によつて片持状に支持されたブラケ
ツトアーム430および該ブラケツトアーム43
0の自由端に形成された頭部440から構成され
る。
前記ベース部410内には、カマ駆動機構13
0、布送り機構200および電気制御装置500
が収納されている。脚柱部420内にはミシンモ
ータ111、送り調節用アクチユエータ221お
よび針棒揺動用アクチユエータ301等が収納さ
れている。ブラケツトアーム430および頭部4
40内には、縫針駆動機構110、天びん機構1
20、針棒揺動機構300および布押え機構等が
収納されている。
前記脚柱部420の前面の下部には、ミシンモ
ータ111の回転速度の調節を行う速度調節つま
み421が設けられている。該速度調節つまみ4
21の上方(図示上側)には布送り機構200に
よる加工布の送り量設定を行う送り量設定つまみ
422が設けられている。該送り量設定つまみ4
22の左側(図示左側)隣部には、送り量設定つ
まみ422の影響を与えるようにするか(この状
態を“手動”という)、与えないようにするか
(この状態を“自動”という)を選択する送り手
動−自動切換スイツチ423が設けられている。
送り量設定つまみ422の上方には、針棒揺動機
構300による縫針101の振り幅量の設定を行
う振り幅設定つまみ424が設けられている。該
振り幅設定つまみ424の左側隣部には、振り幅
設定つまみ424の影響を与えるようにするか、
与えないようにするかを選択するための振幅手動
−自動切換スイツチ425が設けらている。振り
幅設定つまみ424の右側の上方には、縫い方ま
たは縫目模様の選択を行うために、各模様に対応
する模様番号を入力する複数の操作キー426が
設けられている。該操作キー426の右方には、
操作キー426により選択された模様を連続して
形成するか、1サイクル指定(ボタンホール、は
と目、文字、円形、図柄など同一位相の1めぐり
が完了するとミシン1が停止する)によるかを選
択する連続−1サイクル指定切換スイツチ427
が設けられている。前記操作スイツチ426の上
方には、操作キー426により入力された模様番
号を発光ダイオード、液晶等により表示する表示
装置428が設けられている。
前記ブラケツトアーム430の正面には、ミシ
ン1の形成可能な縫い方、縫目模様の形象431
が複数表示された表示パネル432,433が設
けられている。右側の表示パネル433は、該表
示パネル433の下部に設けられた表示パネル切
換レバー434を操作することにより、表示パネ
ル433の表示する縫い方、縫目模様の内容が切
換わるよう設けられている。
前記頭部440の前面の右側下部には、ミシン
モータの起動および停止を指示する起動停止スイ
ツチ441が設けられている。該起動停止スイツ
チ441の上方には、加工布の送り方向を変換
し、止め縫い、返し縫いなどバツク縫いを指示す
るリターンスイツチ442が設けられている。該
リターンスイツチ772の上方には、ミシンモー
タ111の停止時に、縫針101を上方位置で停
止させるか、下方位置で停止させるかの設定を行
う針位置切換スイツチ443が設けられている。
該針位置切換スイツチ443の上方には、針位置
切換スイツチ443の設定状態を発光ダイオード
等の点灯により表示する針停止位置表示ランプ4
44が設けられている。
つぎに上記の如く構成されたミシン1を制御す
る電気制御装置500を第1図に基づいて説明す
る。
電気制御装置500は、タイミング信号発生器
501、針位置検出器502、模様選択装置50
3、データ読出装置504、縫目データメモリ5
05、ラツチ506、送り駆動回路507、針揺
動駆動回路508、終端検出回路509、ワンサ
イクル指定装置510、起動停止指定装置51
1、モータ制御回路512、およびモータ駆動回
路513に大別される。
タイミング信号発生器501は、縫針101の
軌跡(第4図参照)に対応し、送り変更許可信号
FTおよび針揺動許可信号BT(第4図参照)を発
生する。送り変更許可信号FTは、上軸112に
設けられた針上下シヤツター112aの回転位置
をフオトカプラ等で検出し、加工布の送り量およ
び送り方向の変更許可位置で“Hi”の出力とさ
れる。針揺動許可信号BTは、送り変更許可信号
FT同様、針上下シヤツター112aの回転位置
をフオトカプラ等で検出し、縫針101の揺動位
置の変更許可位置で“Hi”の出力とされる。
針位置検出器502は、上述の針位置切換スイ
ツチ443と連動して作動する。針位置切換スイ
ツチ443を縫針101が上方位置で停止するよ
うに設定した場合、上軸112に設けられた上述
の回転シヤツター112cに設けられた針上停止
用のスリツト位置をフオカプラ等で検出し、縫針
101が所定の上位置にあるとき“Hi”の針上
停止信号を発生する。針位置切換スイツチ443
が縫針101を下方で停止するよう設定した場
合、回転シヤツター112cの針上停止用のスリ
ツトの外周または内周に設けられた針下停止用の
スリツト位置をフオトカプラ等で検出し、縫針1
01が所定の下方位置にあるとき“Hi”の針下
停止信号を発生する。
模様選択装置503は、縫針101の揺動位置
および送り歯201の送り運動の制御により形成
される複数の装飾模様の中から所望の模様を選択
するための模様選択手段で、ブラケツトアーム4
30の表示パネル432,433に表示された形
象431の模様に対応する模様番号が脚柱部42
0に設けられた操作キー426により設定される
と、設定された模様番号に対応した先頭アドレス
信号を出力する。また作業者が模様番号を設定す
るのに同期して“Hi”のリセツト信号P1を発
生するワンシヨツトマルチバイブレータを備え
る。このワンシヨツトマルチバイブレータの出力
は、データ読出装置504のPR端子に接続され
るオア回路504aの入力側に接続されている。
データ読出装置504は、CK端子に接続され
たタイミング信号発生器501の針揺動許可信号
BTの数を模様選択装置503の出力する先頭ア
ドレスに加算し、加算結果を順次縫目データメモ
リ505に向つて出力する。またPR端子に接続
されているオア回路504aは、上述の模様選択
装置503のリセツト信号P1と、下述する終端
検出回路509の出力する最終針信号P2とを入
力し、作業者が模様番号を設定した際、あるいは
模様選択装置503により選択された模様が1サ
イクル形成される毎にデータ読出装置504の
PR端子に信号を供給する。データ読出装置50
4はPR端子への信号供給に応答して模様選択装
置503からの先頭アドレスをロードする。
縫目データメモリ505は、ブラケツトアーム
430の表示パネル432および433に表示さ
れる形象431に対応した縫目模様を形成するた
めの縫目データが予め記憶している。この縫目デ
ータメモリ505は、前記データ読出装置504
の出力信号を受け、操作キー426により設定さ
れた模様番号に対応した縫目模様を形成するため
の縫目データを出力する。即ち、加工布の送り量
および送り方向に関する送り用データDFと、縫
針101の揺動位置に関する揺動用データDBと
からなる縫目データを出力する。各模様に関する
送り用データDF中の最終データおよびその1針
前のデータは、布送り機構200による加工布の
送り量が零とされるよう零送りのデータとされて
いる。また各模様の最終データはその模様の終端
を示す最終針コードとされ、その最終針コードの
2針前にミシンモータ111の回転速度を低速に
指令するための低速指令コードが記憶されている
(第5図参照)。
ラツチ506は、タイミング信号発生装置50
1の出力する送り変更許可信号FTと縫目データ
メモリ505の出力する送り用データDFを入力
し、送り変更許可信号FTの立上り信号が発生さ
れる毎に送り用データDFを保持し、その保持デ
ータを出力する。
送り駆動回路507は、ラツチ506の出力す
る送り用データDFに基づいて送り歯水平送り機
構220の送り調節用アクチユエータ221を駆
動し、その結果、布送り機構200による加工布
の送り量および送り方向は、送り用データDFに
応じた送り量および送り方向とされる。
針揺動駆動回路508は、縫目データメモリ5
05の出力する揺動用DBに基づいて針棒駆動用
アクチユエータ301を駆動し、その結果、針棒
揺動機構300により縫針101は、揺動用デー
タDBに応じた左右方向の位置に設定される。
終端検出回路509は、模様選択装置503に
選択された装飾模様の終端を検出するための検出
手段で、縫目データメモリ505の縫目データ内
の最終針コードが“Hi”とされると“Hi”の最
終針信号P2(第4図参照)を出力すると共に、
縫目データ内の低速指令コードが“Hi”とされ
ると“Hi”の低速指令信号P3(第4図参照)
を出力する。この最終針信号P2および低速指令
信号P3は、終端検出回路509に入力されるタ
イミング信号発生器501の発生する針揺動許可
信号BTに調時して出力される。
ワンサイクル指定装置510は、前記連続−1
サイクル指定切換スイツチ427が1サイクル指
定に切換えられているとき“Hi”の1サイクル
指定信号P4を発生し、その出力は、モータ駆動
回路513に接続されるアンド回路512aの入
力側に接続される。
起動停止指定装置511は、頭部440に設け
られた起動停止スイツチ441と連動して作動
し、起動が指示されると“Hi”、停止が指示され
ると“Low”の起動停止信号P5を発生する。
モータ制御回路512は、終端検出回路509
の低速指令信号P3とワンサイクル指定装置51
0の出力を入力するアンド回路512aの出力
と、起動停止指定装置511の出力および針位置
検出器502の出力とを入力する。このモータ制
御回路512は、連続−1サイクル指定切換スイ
ツチ427が1サイクル指定に切換られ、且つ、
終端検出回路509が低速指令信号P2を発生す
ると、低速指令信号P2の3針目に針上停止信号
または針下止信号を受けて起動停止指定装置51
1をリセツトし、ミシンモータ111を停止する
よう設けられている。
モータ駆動回路513は、モータ制御回路51
2の出力信号に基づいてミシンモータ111の速
度制御および起動停止を行う。
つぎに上記実施例の作動を説明する。
図示しない電源が投入され、作業者が操作キー
426を操作することにより、作業者の所望する
縫目模様の模様番号が模様選択装置503に設定
される。起動停止スイツチ441がONされる
と、縫目形成機構100、布送り機構200、針
棒揺動機構300および電気制御装置500の作
動により、所望の縫目模様が加工布に縫製され
る。
A 連続−1サイクル指定切換スイツチ427を
連続に設定している時、 例えば模様選択装置503により選択された
縫目形成模様の1サイクルがn針の縫目から構
成されているとする(第5図参照)。
縫目データメモリ505は、最終針コード
(n番目の縫目データ)の2針前[(n―2)番
目の縫目データ]から低速指令コードを発生
し、終端検出回路509は、最終針コードの2
針前から“Hi”の低速指令信号P3を発生す
る。この時、ワンサイクル指定装置510が
“Low”の出力を発生しているため、アンド回
路512aが“Low”のままとされる。この
ためミシンモータ111は減速および停止する
ことなく連続して駆動される。
縫目データメモリ505は、n番目の縫目デ
ータ(最終データ)の読出により最終針コード
を発生し、終端検出回路509は“Hi”の最
終針信号P2を発生する。この最終針信号P2
の“Hi”の出力によりデータ読出装置504
が先頭アドレスをロードし、縫目模様の繰り返
しが行われる。
縫目データメモリ505内の送り用データ
DFは、最終データの1針前[(n―1)番目の
縫目データ]から零送りコードを発生する。こ
れにより縫目模様の1サイクルの終了の1針前
より布送り機構200の送り量が零に設定され
るため、縫目模様の最後の送り量と、次の縫目
模様の最初の送り量が零に設定され、縫目模様
の1サイクルの最終針位置と次の模様の最初の
針位置とは、送り方向に対し、同一位置とされ
る。ミシン1を停止する際は、起動停止スイツ
チ441をOFFすることにより、針位置切換
スイツチ443の選択状態および針位置検出器
502に応じて所定の針上停止位置または針下
停止位置にてミシン1が停止する。
B 連続−1サイクル指定切換スイツチ427を
1サイクル指定に設定している時、 例えば模様選択装置503により選択された
縫目模様の1サイクルがn針の縫目から構成さ
れているとする(第5図参照)。
縫目データメモリ505は、n番目の縫目デ
ータである最終針コードの2針前から低速指令
コードを発生し、終端検出回路509は、最終
針コードの2針前から“Hi”の低速指令信号
P3を発生する。この時、ワンサイクル指定装
置510が“Hi”の出力を発生しているため、
アンド回路512aが“Hi”の出力をモータ
制御回路512に出力する。モータ制御回路5
12は、アンド回路512aが“Hi”とされ
ることにより、モータ駆動回路513にミシン
モータ111を減速するよう指示を出し、アン
ド回路512aが“Hi”とされてからの3針
目に針位置切換スイツチ443の選択状態およ
び針位置検出器502に応じて所定の針上停止
位置あるいは針下停止位置にてミシンモータ1
11が停止するようモータ駆動回路513に出
力する(第4図では針上停止の場合を示す)。
縫目データメモリ505は、最終データの読
出により最終針コードが発生し、終端検出回路
509は、“Hi”の最終針信号P2を発生す
る。この最終針信号P1の“Hi”出力により
データ読出装置504が先頭アドレスをロード
する。
縫目データメモリ505内の送り用データ
DFは、最終針コードの1針前から零送りコー
ドを発生する。これにより縫目模様の1サイク
ル終了の2針前より布送り機構200の送り量
が零に設定されるため、縫目模様の最後の送り
量が零に設定されると共に、布送り機構200
の送り量が零とされた状態でミシン1が停止す
る。従つて、新たな模様を選択するなどして再
起動を行なつた場合、最初の送り変更許可信号
FTが発生されるまでの間は、布送り機構20
0の送り量が零に設定されているため、加工布
はミシン1の停止位置から移送されることな
く、縫い初めの位置がずれるのを防ぎ、作業者
が希望する位置から確実に縫目を形成すること
ができる。
次に本発明の他の実施例を第6図に基づき説明
する。
本実施例は、前記実施例のラツチ506と送り
駆動回路507の間に零送り切換装置520を設
けたものである。この零送り切換装置520は、
零送りデータ発生装置521、マルチプレクサ5
22およびマルチプレクサ切換回路523からな
る。
零送りデータ発生装置521は、布送り機構2
00による加工布の送り量が零とされる零送り用
データDZを出力する。
マルチプレクサ522は、ポートPA,PBを有
し、前記零送りデータ発生装置521の出力する
零送り用データDZをポートPAに入力し、ラツチ
506の出力する送り用データDFをポートPBに
入力し、マルチプレクサ切換回路523の出力に
よりポートPAおよびPBの一方を選択して入力デ
ータを出力する。
マルチプレクサ切換回路523は、模様選択装
置503、終端検出回路509、ワンサイクル指
定装置510、起動停止指定装置511からの出
力信号を入力し、マルチプレクサ522の入力ポ
ートPA,PBの切換を行うよう設けられている。
ワンシヨツトマルチバイブレータ523aは、終
端検出回路509の低速指令信号P3の“Hi”
の立上り信号によりトリガされて所定幅のパルス
信号を発生する。ワンシヨツトマルチバイブレー
タ523bは、起動停止指定装置511の起動停
止信号P5の“Hi”の立上り信号によりトリガ
されて所定幅のパルス信号を発生する。オア回路
523cは、模様選択装置503のリセツト信号
P1と、ワンシヨツトマルチバイブレータ523
dの出力を入力する。J−K型フリツプフロツプ
523dは公知のもので、ワンシヨツトマルチバ
イブレータ523aの出力をJ端子に入力し、オ
ア回路523cの出力をK端子に入力し、J端子
に“Hi”の出力が一旦入力されると“Hi”の出
力状態を保持し、K端子に“Hi”の出力が一旦
入力されるとリセツトされて“Low”の出力状
態を保持する。アンド回路523eは、ワンサイ
クル指定装置510の1サイクル指定信号P4
と、J−K型フリツプフロツプ523dの出力と
を入力し、1サイクル指定信号P5とJ−K型フ
リツプフロツプ523dが共に“Hi”の出力信
号を発生する時、“Hi”の出力を発生する。マル
チプレクサ522は、アンド回路523eが
“Hi”の出力を発生することによりポートPAを
選択する。即ち、連続−1サイクル指定切換スイ
ツチ427が1サイクル指定に設定され、且つ縫
目模様の1サイクル終了の2針前(n−2)に低
速指令信号P3を受けてミシンモータ111が減
速し、3針目に針位置切換スイツチ443およ針
位置検出器502に応じて所定の針停止位置ある
いは針下停止位置にてミシンモータ111が停止
する。低速信号P3が“Hi”とされた次の送り
変更許可信号FTが発生すると(この時、1サイ
クル終了の2針前)、アンド回路523eが
“Hi”となり、マルチプレクサ522がポート
PAを選択し、布送り機構200の送り量が零に
設定される。このため縫目模様の最後の加工布の
送り量が零とされると共に、布送り機構200の
送り量が零に設定された状態でミシン1が停止す
る。再起動あるいは新たな縫目模様を選択すると
J−K型フリツプフロツプ523dがリセツトさ
れ、マルチプレクサ522がポートPBを選択す
るが、ミシン1の停止時の最初の送り変更許可信
号FTが発生するまでの間は、布送り機構200
の送り量が零に設定されているため、ミシン1の
再起動を行つた場合、加工布は、ミシン1の停止
位置から移送されることなく縫い始めの位置がず
れるのを防ぎ、作業者が希望する位置から確実に
縫目を形成することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明のミシンの送り制御装置の実施
例を示す電気制御装置のブロツク図、第2図は縫
目形成機構の概略図、第3図はミシンの正面外観
図、第4図はタイムチヤート、第5図は縫目デー
タメモリ内に記憶された縫目模様を形成するため
のデータの概略を示す表、第6図は本発明の他の
実施例を示す電気制御装置のブロツク図である。 図中、1……ミシン、100……縫目形成機
構、101……縫針、111……ミシンモータ、
200……布送り機構、300……針棒揺動機
構、400……ミシンフレーム、427……連続
−1サイクル指定切換スイツチ、500……電気
制御装置、503……模様選択装置、505……
縫目データメモリ、509……終端検出回路、5
12……モータ制御回路、520……零送り切換
装置。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 ミシンモータにより駆動される主軸の回転に
    伴い上下往復運動を行ない、横方向揺動運動可能
    に装着された縫針と、 その縫針の上下往復運動と調時して加工布に送
    り量可変の送り運動を付与する送り装置と、前記
    縫針の揺動位置および送り装置の送り運動の制御
    により形成される複数の装飾模様中から所望の模
    様を選択するための模様選択手段と、 その選択された装飾模様の終端を検出するため
    の検出手段と、 その検出手段による終端検出に関連して前記ミ
    シンモータを停止する停止手段とを備え、 前記装飾模様の1サイクルの形成終了後に前記
    ミシンモータが自動停止するジグザグミシンにお
    いて、 前記検出手段による終端検出に関連して前記送
    り装置の送り量を零に設定し、その設定状態を前
    記模様選択手段による新たな模様選択まで保持す
    る零送り設定手段を設けたことを特徴とするミシ
    ンの送り制御装置。
JP12212585A 1985-06-05 1985-06-05 ミシンの送り制御装置 Granted JPS61279284A (ja)

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JPH0142706B2 true JPH0142706B2 (ja) 1989-09-14

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