JPH0142549Y2 - - Google Patents

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JPH0142549Y2
JPH0142549Y2 JP1981129891U JP12989181U JPH0142549Y2 JP H0142549 Y2 JPH0142549 Y2 JP H0142549Y2 JP 1981129891 U JP1981129891 U JP 1981129891U JP 12989181 U JP12989181 U JP 12989181U JP H0142549 Y2 JPH0142549 Y2 JP H0142549Y2
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JP
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bottom wall
side wall
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wall
panel
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JP1981129891U
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、直方体形状の組立容器における側
壁と底壁との固定構造に関し、主として貯水槽に
使用されるものである。
〔従来の技術〕
近年、周囲に接合縁を有するパネル単板を利用
しこの接合縁をボルト及びナツトにて連結して各
壁を構成してなる組立式水槽が利用されるように
なつた。しかるに水圧が最も大きくかかる側壁と
底壁との接合部より漏水等が生じやすいが、これ
を防止する適当な手段がなく開発が望まれてい
た。
本考案は側壁と底壁との容器の内側になるコー
ナー部及び側壁の外側部との両側よりこれを支持
してなる固定構造であつて、従来この種固定構造
としてはこれに類するものはない。
実開昭53−123617号公報には組立容器の立壁と
底壁とのコーナー部にL型固定具を添接する考え
方はあるが、立壁の両側よりこれを支持固定する
思想は全くない。更に立壁のフランジをまたいで
固定具を備えることも実開昭56−692号公報に記
載はあるが、これはあくまでもテンシヨンロツド
を張設するための補助具にすぎず前記したL型固
定具との併用によつて立壁(側壁)と底壁との固
定構造を示唆する事項は全くない。
さらに別の従来例としては実開昭55−129680号
公報に記載のものが知られている。この従来例
は、基板の4周に直立接合縁を設け、基板と接合
縁の間に斜面を形成し、接合縁と斜面との間の稜
線を直角四辺形状としたものを単位板とし、この
単位板を少なくとも2個一平面上に並べて接続
し、単位板間に形成されるV字状溝を内側に向け
て容器壁とし、このV字状溝に折曲片をあてが
い、基板を挟んで外側には屈曲板をあてがつて折
曲片と屈曲板とで基板を挟むようにボルト締めし
たものである。
この例では側壁と底壁間の構造については何ら
開示されていないが、あえて言及すれば底壁を構
成する基板の連結についてである。かかる連結に
おいて、屈曲板が基板の外側より当てがわれてい
るだけであつて、この状態では基板の彎曲に追縦
して屈曲板も同様に彎曲する。即ち水漏れを発生
する動きを制御することはほとんど不可能であ
る。言つてみればこの屈曲板はステーに対して座
金の役目をしているものである。
〔解決しようとする課題〕
即ち、従来の組立容器においては、側壁と底壁
との接合が充分ではなく漏水の原因ともなつてお
り、この両壁の固定が充分ではなかつた。
そこで、この考案は側壁と底壁との接合を充分
なものとして漏水を防止し、耐震性及び耐久性に
すぐれた固定構造を提供することを目的とするも
のである。
〔課題を解決するための手段〕
本考案の要旨は周囲に接合縁を有するパネル単
板を多数連接して接合縁を下向きとなした底壁
と、同様に周囲に接合縁を有するパネル単板を多
数連接して接合縁を外向きとした側壁とを、前記
底壁の最外周に位置する接合縁に、前記側壁の最
下部のパネル単板面を当接し、側壁と底壁の容器
内の当接コーナー部に両壁に接する2つの基板を
もつ内固定具を沿接し、この内固定具に対応して
側壁の接合縁をまたぐ溝とこれより左右にのびる
張出部をもつ外固定具を沿接し、かかる内固定具
の基板と、外固定具の張出部とをパネル単板を貫
通したボルト及びナツトにて締着し、さらに底壁
の接合縁と外固定具の張出部とを、又内固定具と
底壁のパネル単板とを各々ボルト及びナツトにて
締着してなることを特徴とする組立容器の側壁と
底壁との固定構造に係わるものであり、特に好ま
しくは、更に底壁の最外接合縁と底壁のパネル単
板あるいは架台面に当接した下固定具を備えこれ
らをボルト及びナツトにて締着してなるものであ
る。
即ち、本考案は両壁を内固定具を用いて一体に
結合し、更に側壁における貯水圧に対して最も強
度の高い接合縁を外固定具をもつて更に一体的に
締着するものであつて、水漏れ等の発生を効果的
に防ぐことになる。
〔作用〕
この考案では、側壁と底壁との固定が完全とな
り、このために貯水の際の水圧による壁間の離反
を阻止して水もれを防止することとなるのであ
る。
〔実施例〕
以下にこの考案の好適な実施例を図面に基づい
て説明する。
第1図はこの考案の実施例における主要部の断
面図であり第2図は外固定具の斜視図、第3図は
内固定具の斜視図、第4図は下固定具の斜視図で
ある。又第5図は第1図の主要部の拡大図であ
る。
即ち、側壁1はパネル単板2によつて構成され
これはパネル単板2の周囲に形成した接合縁3を
順次ボルト及びナツトにて連結したものであり、
接合縁3は容器に対して外向きとされている。そ
して底壁4は同様なパネル単板5をその接合縁6
を下向きとして形成したものであり、この底壁4
の最外周の接合縁6は側壁1を構成しているパネ
ル単板2の最下部に当接されている。そして側壁
1における最下端の接合縁3と底壁4の最外周の
接合縁6の先端が共にそろえられて基礎7に固定
された架台8上に載置されている。
かかる側壁1と底壁4との位置関係において組
立容器の内側となるコーナー部分に内固定具9を
当接する。この内固定具9は第1基板10と第2
基板11を備えており、これらは互いに直角に配
置され第1基板10は側壁1の最下部のパネル単
板2の面に第2基板11は底壁4の最外周のパネ
ル単板5の面に当接される。
一方、側壁1の接合縁3をまたぐための溝12
とこれより左右にのびる張出部13,13を備え
た外固定具14を用い溝12内に接合縁3を嵌挿
して張出部13をパネル単板2に対峙させる。
この状態を保持しつつボルト15が両固定具
9,14及びパネル単板2をつらぬいてなり、こ
れらをナツト16をもつて螺着固定するものであ
る。
又内固定具9と底壁4、外固定具14、側壁1
及び底壁4の接合縁6は、いずれも同様にボルト
15及びナツト16にて螺着固定することにな
る。
かかる固定構造を採るがゆえに貯水圧によつて
側壁1及び底壁4のパネル単板2及び5が湾曲す
ることによつて、側壁1のパネル単板2と底壁4
のパネル単板5の接合縁6との間が開き気味にな
るのを内固定具9と外固定具14とを容器の内外
より当接固定することによつて阻止することにな
るのである。この開きを阻止する最も大きな力は
側壁1のパネル単板2の周囲に形成された接合縁
6をこの固定構造の構成の1つとして組入れたこ
とにある。この接合縁6は単板2の彎曲方向に対
して直角に構成されるために強度が極めて大き
く、これを外固定具にてまたいで内固定具と共締
めさせたことに大きな特徴がある。特に、第1図
に例示したように側壁1を構成するパネル単板2
が多段に高く連設されて背丈が高くなればなくほ
ど貯水の荷重を側壁1の最下部及び底壁4のパネ
ル単板5が多く受けることになるのでこのような
多段に高くした組立容器においては、好ましくは
図例の如き下固定具17を底壁4及び架台8に
各々平面部18,19,20を当接し、ボルト1
5及びナツト16にて共締めするのが好ましい。
尚図中21は内固定具9の第1基板10及び第2
基板11間に立設された立板であつて、これには
ブレース(図示せず)等を張設するための遊孔2
2が穿設されている。
〔効果〕
以上説明したように、この考案によれば、組立
容器の側壁と底壁との接合間をその内側のコーナ
ー部と外側最下部の両側から支持固定する構造で
あるため、貯水圧による側壁及び底壁のパネル単
板の湾曲に基づく隙間の発生が効果的に防止さ
れ、この間からの水漏れを完全に防止することと
なり、さらに特に側壁の最下部及び底壁のパネル
単板に大きな水圧がかかる多段の組立容器におい
ては、特に安全を見込んで底壁の裏側より下固定
具を当接してボルト及びナツトにて共締めして固
定することがよく、これによつて隙間の発生が阻
止されて水漏れは完全に防ぐことができ、全体と
して耐震性、耐久性にすぐれた補強構造となつた
ものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例における組立容器の断
面図、第2図は外固定具の斜視図、第3図は内固
定具の斜視図、第4図は下固定具の斜視図、第5
図は第1図の主要部の拡大断面図である。 1……側壁、2,5……パネル単板、3,6…
…接合縁、4……底壁、9……内固定具、10,
11……基板、12……溝、13……張出部、1
4……外固定具、17……下固定具。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 周囲に接合縁を有するパネル単板を多数連接
    して接合縁を下向きとなした底壁と、同様に周
    囲に接合縁を有するパネル単板を多数連接して
    接合縁を外向きとした側壁とを、前記底壁の最
    外周に位置する接合縁に、前記側壁の最下部の
    パネル単板面を当接し、側壁と底壁の容器内の
    当接コーナー部に両壁に接する2つの基板をも
    つ内固定具を沿接し、この内固定具に対応して
    側壁の接合縁をまたぐ溝とこれより左右にのび
    る張出部をもつ外固定具を沿接し、かかる内固
    定具の基板と、外固定具の張出部とをパネル単
    板を貫通したボルト及びナツトにて締着し、さ
    らに底壁の接合縁と外固定具の張出部とを、又
    内固定具と底壁のパネル単板とを各々ボルト及
    びナツトにて締着してなることを特徴とする組
    立容器の側壁と底壁との固定構造。 2 底壁の最外接合縁と底壁のパネル単板或いは
    架台面に当接して下固定具を備え、これらをボ
    ルト及びナツトにて締着してなる実用新案登録
    請求の範囲第1項記載の組立容器の側壁と底壁
    との固定構造。
JP12989181U 1981-08-31 1981-08-31 容器の補強材固定具 Granted JPS5836291U (ja)

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JP12989181U JPS5836291U (ja) 1981-08-31 1981-08-31 容器の補強材固定具

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JPS5836291U JPS5836291U (ja) 1983-03-09
JPH0142549Y2 true JPH0142549Y2 (ja) 1989-12-12

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5123059U (ja) * 1974-08-08 1976-02-20

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS55129680U (ja) * 1979-03-06 1980-09-12
JPS5697288U (ja) * 1979-12-26 1981-08-01

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS5123059U (ja) * 1974-08-08 1976-02-20

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