JPS6236799Y2 - - Google Patents

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JPS6236799Y2
JPS6236799Y2 JP2116583U JP2116583U JPS6236799Y2 JP S6236799 Y2 JPS6236799 Y2 JP S6236799Y2 JP 2116583 U JP2116583 U JP 2116583U JP 2116583 U JP2116583 U JP 2116583U JP S6236799 Y2 JPS6236799 Y2 JP S6236799Y2
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JP
Japan
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roof
plate
frame
intersection
rafter
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JP2116583U
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JPS59126990U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、液体および粉体の貯蔵庫等の構造
物の屋根部として用いられる薄板ドームの屋根構
造の改良に関するものである。
上記薄板ドーム屋根は、ラフター材とリング材
とからなる屋根骨と、この屋根骨上に載置される
屋根板とからなり、この屋根板と屋根骨とを結合
して両者のずれを防止し、屋根板に面内抵抗(板
のせん断剛性)を作用させれば、ドーム屋根の座
屈強度を格段に高め得ることが知られている。従
来は第7図に示すように、屋根骨1と屋根板2と
の接合部を隅肉溶接Aとするこよつて一体化させ
ていたが、この場合には極めて広範囲に亘る溶接
作業が必要であり、かつ上向きに溶接を行なわな
ければならないので作業効率が悪いと共に溶接の
信頼性に欠けるという欠点があつた。
この考案は、以上の欠点を解消するためになさ
れたものであり、上向きの溶接を行なうことなく
簡単な構造で屋根骨と屋根板とを結合させ、ドー
ム屋根の座屈強度を確保することを目的としてい
る。
すなわち、この考案は屋根板下面の屋根骨交差
部に対応する位置に係止部材を設け、この係止部
材を上記屋根骨交差部に係止することによつて屋
根板と屋根骨とを機械的手段で結合させ、屋根板
の面内方向のずれを阻止するように構成したもの
である。
以下、この考案の実施例を図面によつて説明す
る。第1図はドーム屋根の屋根骨1を示してい
る。この屋根骨1は、薄屋根板を支持する骨組で
あつて放射状に配置された多数のラフター材10
と、このラフター材10と交差する複数列のリン
グ材11とによつて構成されている。この屋根骨
1上には第2図に示すように屋根板2が載置さ
れ、この屋根板2は下面に突設された係止部材に
よつて屋根骨1に係止されている。すなわち、屋
根板2の下面にはラフター材10とリング材11
との交差部の四隅に対応する個所に予めあるいは
現場でピン20が溶接またはねじ植込みあるいは
スタツド等の手段で固着されており、このピン2
0を上記交差部四隅に外嵌させることによつて屋
根骨1と屋根板2とが結合されている。従つて屋
根板2は面内方向(ドーム屋根の周面に沿う方
向)には屋根骨1とずれることなく係止され、面
内抵抗が作用するためにドーム屋根の座屈強度を
高めることができる。このことは本考案者の行な
つた強度計算によつても確かめられている。すな
わち、屋根骨1と屋根板2とを結合して面内抵抗
を作用させた場合には、屋根骨1と屋根板2とを
結合しない場合に比べて数倍の座屈強度が得られ
た。
なお、施工性を向上させるためには第3図に示
すように、上記ピン20と屋根骨交差部との間に
予め所定の間隙を設けておき、ピン20を交差部
に外嵌させた後、このピン20にパイプ材3を外
嵌させて上記間隙を埋め、屋根骨1と屋根板2と
を結合するように構成することが望ましい。この
パイプ材3はピン20の先端に設けたねじ部にナ
ツト30を螺着するかもしくは溶接、接着等の手
段でピン20に固着するようにする。
また、上記屋根骨1と屋根板2との結合作業
は、ピン20を屋根骨交差部に外嵌させるだけで
よく、従来のように上向きの溶接を行なう必要が
ないため作業性が良好であり、かつ不均一な溶接
部が形成されるという事態の発生を防止できる。
さらに、上記実施例では屋根板2がドーム屋根の
法線方向には拘束されていないため、積雪等によ
る外圧および貯蔵物の膨張等による内圧によつて
繰返し荷重が作用した場合においても上記結合部
に疲労破壊を生じることがないという利点があ
る。
なお、この考案に係る屋根構造は上記実施例に
限定されることなく種々の変形が可能であり、例
えば第4図に示すように、屋根骨1の交差部四隅
にそれぞれリブ12,12を設け、このリブ12
に形成された係止孔13に屋根板2のピン20を
嵌入するように構成してもよい。また、第5図に
示すように屋根板2の屋根骨交差部に対応する部
分を予め切欠いておき、この屋根板2を屋根骨1
上に載置した後、下面にピン20が固着された切
欠板21を屋根板2の切欠部22内に嵌入し、こ
の切欠板21と屋根板2との接合部を上方から溶
接して固着するように構成することもできる。こ
の場合には屋根板2を屋根骨1上に載置した状態
で、屋根板2と屋根骨1との位置合せを行なうこ
とができ、施工性が優れているという利点があ
る。さらに、第6図に示すように、屋根板2の下
面および屋根板交差部のリブ12の上面に設けら
れた係止金具23,24同士をロープ25で連結
するようにしてもよい。
以上説明したように、この考案はピンおよびロ
ープ等による機械的手段によつて屋根板を屋根骨
に対して係止させ、屋根板の面内方向のずれを阻
止するようにしたものであり、煩雑な上向きの溶
接が不要となつて簡単な構成でドーム屋根の座屈
強度を高めることができるという利点を有するも
のである。
【図面の簡単な説明】
第1図は屋根骨の構成を示す斜視図、第2図は
この考案の実施例を示す部分切欠斜視図、第3図
乃至第6図はそれぞれこの考案の別の実施例を示
す部分切欠斜視図、第7図は従来例を示す部分仕
切斜視図である。 1……屋根骨、2……屋根板、10……ラフタ
ー材、11……リング材、20……ピン(係止部
材)。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 放射状に配置された多数のラフター材とこのラ
    フター材と交差する複数列のリング材とによつて
    屋根骨が形成され、この屋根骨上に屋根板が載置
    されてなる薄板ドームの屋根構造において、屋根
    板下面の上記ラフター材とリング材との交差部に
    対応する位置には係止部材を設け、この係止部材
    を上記屋根骨交差部に係止することによつて屋根
    板と屋根骨とを機械的手段で結合させ、屋根板の
    面内方向のずれを阻止するように構成したことを
    特徴とする薄板ドームの屋根構造。
JP2116583U 1983-02-15 1983-02-15 薄板ド−ムの屋根構造 Granted JPS59126990U (ja)

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JP2116583U JPS59126990U (ja) 1983-02-15 1983-02-15 薄板ド−ムの屋根構造

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JP2116583U JPS59126990U (ja) 1983-02-15 1983-02-15 薄板ド−ムの屋根構造

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JPS59126990U JPS59126990U (ja) 1984-08-27
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ID=30152298

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JP2116583U Granted JPS59126990U (ja) 1983-02-15 1983-02-15 薄板ド−ムの屋根構造

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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USRE45857E1 (en) 1995-07-14 2016-01-19 Solid State Storage Solutions, Inc External storage device and memory access control method thereof

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JP4486736B2 (ja) * 2000-06-29 2010-06-23 株式会社石井鐵工所 横隔膜貯槽

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JPS59126990U (ja) 1984-08-27

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