JPH0142287Y2 - - Google Patents

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JPH0142287Y2
JPH0142287Y2 JP1983081944U JP8194483U JPH0142287Y2 JP H0142287 Y2 JPH0142287 Y2 JP H0142287Y2 JP 1983081944 U JP1983081944 U JP 1983081944U JP 8194483 U JP8194483 U JP 8194483U JP H0142287 Y2 JPH0142287 Y2 JP H0142287Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〔技術分野〕 この考案はリモートコントロール式回路しや断
器の手動トリツプ装置に関するものである。
〔背景技術〕
リモートコントロール式回路しや断器は、手元
でオンオフできるとともに遠隔制御によつてもオ
ンオフできる構成である。ところが、負荷や負荷
側配線等のメンテナンスの場合につぎのような問
題が生ずる。すなわち、この場合通常手元のハン
ドルをオフに操作して電流をしや断するが、遠隔
制御によつて誤つてオン操作されることがあり、
非常に危険である。またオン動作になるのを防止
するため手元のハンドルをロツクする手段がある
が、これでは遠隔制御によつて遠隔操作用電磁石
装置のコイルに通電され続けるためそのコイルが
焼損するという欠点がある。
〔考案の目的〕
したがつて、この考案の目的は、負荷側のメン
テナンス等を安全にすることができるリモートコ
ントロール式回路しや断器の手動トリツプ装置を
提供することである。
〔考案の開示〕
この考案は、中間部が回動中心となり一端部を
作動側とし他端部を操作側とするとともに前記操
作側の回動方向の一方に延設されてその先端の側
部に係合部を形成したばね性のストツパ片を有す
る操作釦と、この操作釦の前記作動側を内部に突
出させかつ前記操作側を表面に露出させるととも
に前記中間部を軸着する貫通孔を外殻に有し前記
操作釦の前記作動側の回動によりストツプ動作す
るトリツプ機構を前記外殻内に内蔵しかつ前記ス
トツパ片を収納するとともに前記係合部に係止し
て前記操作釦のトリツプ位置および解除位置を位
置決めする係止部を形成した溝を前記外殻に有す
るしや断器本体とを備えたものである。
この考案の構成によれば、操作釦をトリツプ位
置に操作することによりトリツプ機構をトリツプ
動作させるため、ハンドルロツク手段を必要とす
ることなく接点投入を回避できるので安全にメン
テナンス等ができる。しかも、操作釦を回動式に
したため押釦式と比較して誤操作がないととも
に、ストツパ片がばね性を有するためトリツプ位
置と解除位置間の操作にスナツプアクシヨン効果
が得られるので操作性がよく、さらにストツパ片
が操作釦に一体に形成されているため部品点数が
少なく組立容易である。
この考案の一実施例を適用した回路しや断器を
第1図ないし第6図に示す。すなわち、1はしや
断器本体、2は主回路に接続される電源側端子、
3は同じく負荷側端子、4,5は遠隔制御用端子
である。端子2,3間はその一方たとえば端子2
から、銅より線6、固定接点板7、固定接点8、
可動接点9、可動接触子10、銅より線11、フ
レーム、バイメタル15、銅より線14、センサ
12のコイル13を経て端子3に至る。ここで短
絡センサ12は所定の異常電流に対してプランジ
ヤ16が動作し、またバイメタル15は所定の過
電流に対してわん曲熱動する構成である。
開閉・トリツプ機構は、トリツプリンク17、
ラツチリンク18、接触子枠19、連動リンク2
0、ハンドル21、双安定型電磁石装置22で構
成されている。トリツプリンク17は固定軸23
に軸支されてバイメタル15および短絡センサ1
2のプランジヤ16の可動棒16aに対向し、か
つ復帰ばね24により対向方向(反時計方向)に
付勢されている。ラツチリンク18は固定軸25
に軸支されて先端部の引掛爪26がトリツプリン
ク17の係止部27に対向し、かつトリツプ開極
ばね28でその係止方向(時計方向)に付勢され
ている。接触子枠19は下端部で軸29によりラ
ツチリンク18と連結され、上端部で軸30によ
り可動接触子10および連動リンク20と連結
し、さらにその上部位置で可動接触子10との間
に接点圧付与ばね31を介在している。ハンドル
21は固定軸32に軸支されて下端部で軸33に
より連動リンク20と連結され、張出部で電磁石
装置22のプランジヤ34とリンク35で連結さ
れ、かつ付勢ばね36でハンドル21を時計方向
に付勢している。双安定型電磁石装置22は一対
の磁石37,37′およびコイル38を有して、
磁石37,37′によりプランジヤ34の上方位
置および下方位置を保持し、コイル38に通電す
ることにより反対方向へ駆動される。
前記コイル38の通電を制御する操作回路は第
3図および第4図のように、極性切換スイツチ4
0、ダイオードD1,D2、遠方制御スイツチ41
および交流電源Eからなつている。極性切換スイ
ツチ40およびダイオードD1,D2は第3図のよ
うにしや断器本体1のハンドル21の軸方向側部
に設けられたスペース47に配設され、ハンドル
21に設けられた駆動子48により一対の可動接
点板49,50が共通の固定接点51に対して開
閉動作する。遠方制御スイツチ41は切換スイツ
チを用いているが、リレー、サイリスタ、トラン
ジスタ等でもよい。この回路は遠方制御スイツチ
41を接点aに切換えるとダイオードD1を通し
て一方向の半波整流電流がコイル38に流れプラ
ンジヤ34を一方向に駆動し、これに伴つてハン
ドル21が連動し、駆動子48が移動するため極
性切換スイツチ40が動作して接点が第4図の破
線の状態に切換り、回路が開き通電が停止するが
プランジヤ34は磁石37,37′により保持さ
れる。遠方制御スイツチ41を接点bに切換える
と今度はダイオードD2を通して反対方向に半波
整流電流が流れプランジヤ34等は反対の動作を
する。こうしてプランジヤ34を二方向に動作さ
せることができる。
手動トリツプ装置52は、しや断器本体1のハ
ンドル21の隣部に設けられている。すなわち、
しや断器本体1の外殻に貫通孔53が形成され、
孔53に形成した軸受け部54に合成樹脂製操作
釦55の軸部56が軸方向に挿入されて回動自在
に軸着され、操作釦55の作動側となる下端部5
7はトリツプリンク17の操作側となる上端部に
対向し、また操作釦55の上端部には回動方向に
ばね性ストツパ片58が延出し、その端部に係合
部59を設けている。これに対応して孔53に溝
60を形成し、溝60の所定位置に位置決め係止
部61を形成している。第2図は操作釦55のス
トツパ片58の係合部59が係止部61を乗り越
えて位置決めされた状態であり、トリツプ動作し
ていない状態である。第6図は操作釦55を矢印
Pの方向に回動してストツパ片58の係合部59
が係止部61を乗り越えた状態である。このとき
操作釦55の下端部でトリツプリンク17の上端
部をばね24に抗して押し、トリツプ動作させて
いる。またその係合部59が係止部61の側部に
係合しているので操作釦55はその位置すなわち
トリツプリンク17をトリツプ状態に保持してい
る。反対側すなわち前記した元の位置へ回動する
とトリツプ解除となる。
つぎにこのリモートコントロール式回路しや断
器の動作について要約説明する。すなわち、オン
状態は第5図aに示している。この場合、ラツチ
リンク18はトリツプリンク17にラツチされ、
電磁石装置22のプランジヤ34は下降して磁石
37,37′により保持され、したがい可動接触
子10は固定接点8に接触している。
オフ状態は第5図bに示している。前記と同
様、ラツチリンク18はラツチされ、プランジヤ
34はコイル38の励磁によつて上位に駆動され
磁石37,37′により保持される。したがつて、
ハンドル21が第5図aの状態から左回転し、連
動リンク20を図aの右方向へ引き、可動接触子
10は軸29を中心に回動して開極する。
トリツプ状態のうち、過電流トリツプは第5図
cに示している。すなわち、主回路接点8,9が
オン状態にあつて電路に過電流が流れると、バイ
メタル15の自己発熱によりわん曲し漸時にトリ
ツプリンク17が押されてラツチリンク18が釈
放され、ラツチリンク18が回動する。このため
接触子枠19の軸29が下方に移動し、ハンドル
21はプランジヤ34に保持されたままのため可
動接点9が固定接点8から離れ、電路がしや断さ
れる。トリツプ後のリセツトはその状態から電磁
石装置22のプランジヤ34をオフ位置へ移動し
た場合であり、ハンドル21の回動および連動リ
ンク20の移動によつて可動接触子10が引上げ
られるためラツチリンク18が左方に回動し、引
掛爪26がトリツプリンク17の引掛部27にラ
ツチされる。
短絡トリツプは第5図dに示している。すなわ
ちオン状態において、電路に短絡電流が流れると
短絡センサ12のプランジヤ16が吸引される。
これにより可動棒16aが押出されてトリツプリ
ンク17の下端部を押し、トリツプリンク17が
回動するためラツチリンク18が釈放され、前記
したように可動接触子10が開極動作する。しか
し、可動接触子10はこのようなリンク連動によ
つて開極する前に、すなわちプランジヤ16の動
作と全く同時にプランジヤ16より延出した強制
開極棒のつば16bが接触子10に係止してこれ
を引き寄せて可動接点9を固定接点8から離間さ
せる。すなわち、ラツチリンク18がトリツプさ
れる寸前において軸29を支点に接触子10が接
点圧付与ばね31を圧縮する方向に回動して開極
動作する。リセツト操作は前記と同様である。
これらのトリツプ動作において、ラツチリンク
18が回動すると表示用リンク62が移動して表
示リンク63が回動し、トリツプ表示板64がハ
ンドル21の上面に形成し窓65に露出したオン
表示板66の上面に位置してトリツプ表示が行わ
れる。
さらに、手動トリツプ装置52の操作釦55を
操作しても前記と同じトリツプ動作状態となり接
点8,9は開極状態となる。そしてこのトリツプ
状態ではトリツプリンク17がトリツプ動作状態
に保持されているため、前記したようにハンドル
21をオフにしたり、電磁石装置22をオフに駆
動させてもラツチリンク18の引掛爪26がトリ
ツプリンク17の引掛凹部27に引掛からずリセ
ツトされない。したがつて遠隔制御スイツチ41
で誤つてオンオフの制御が行われても接点8,9
がオンになることがなく、しかも電磁石装置22
の動作によつてハンドル21は動作し駆動子48
は動作するので極性切換スイツチ40の働きでコ
イル38に常時通電されることはない。
なお、67は短絡開極時に発生するアークを消
す消弧装置、68はトリツプ動作を検出してしや
断器外部に送信するオプシヨンスイツチ、69は
ラツチリンク18に係合する検出部材である。
このように構成したため、回路しや断器の負荷
側をメンテナンスする場合、手動トリツプ装置を
操作することにより安全に接点を開路保持できる
こととなる。また操作釦55、ストツパ片58お
よび係合部59を一体形成したため、単一部品で
トリツプ操作およびトリツプ保持ができ、しかも
スナツプアクシヨン効果により操作性がよい。
〔考案の効果〕
以上のように、この考案のリモートコントロー
ル式回路しや断器の手動トリツプ装置によれば、
操作釦をトリツプ位置に操作することによりトリ
ツプ機構をトリツプ動作させるため、ハンドルロ
ツク手段を必要とすることなく接点投入を回避で
きるので安全にメンテナンス等ができる。しか
も、操作釦を回動式にしたため押釦式と比較して
誤操作がないとともに、ストツパ片がばね性を有
するためトリツプ位置と解除位置間の操作にスナ
ツプアクシヨン効果が得られるので操作性がよ
く、さらにストツパ片が操作釦に一体に形成され
ているため部品点数が少なく組立容易であるとい
う効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例を適用した回路し
や断器の断面図、第2図はその手動トリツプ装置
の断面図、第3図は第1図の断面位置の異なる断
面図、第4図は遠隔制御操作回路図、第5図は動
作線図、第6図は手動トリツプ装置によるトリツ
プ動作状態の断面図である。 1……しや断器本体、17……トリツプリンク
(トリツプ機構)、53……貫通孔、55……操作
釦、56……軸部、57……作動側となる下端
部、58……ストツパ片、59……係合部、61
……係止部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 中間部が回動中心となり一端部を作動側とし他
    端部を操作側とするとともに前記操作側の回動方
    向の一方に延設されてその先端の側部に係合部を
    形成したばね性のストツパ片を有する操作釦と、
    この操作釦の前記作動側を内部に突出させかつ前
    記操作側を表面に露出させるとともに前記中間部
    を軸着する貫通孔を外殻に有し前記操作釦の前記
    作動側の回動によりストツプ動作するトリツプ機
    構を前記外殻内に内蔵しかつ前記ストツパ片を収
    納するとともに前記係合部に係止して前記操作釦
    のトリツプ位置および解除位置を位置決めする係
    止部を形成した溝を前記外殻に有するしや断器本
    体とを備えたリモートコントロール式回路しや断
    器の手動トリツプ装置。
JP8194483U 1983-05-30 1983-05-30 リモ−トコントロ−ル式回路しや断器の手動トリツプ装置 Granted JPS59186939U (ja)

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JP8194483U JPS59186939U (ja) 1983-05-30 1983-05-30 リモ−トコントロ−ル式回路しや断器の手動トリツプ装置

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JP8194483U JPS59186939U (ja) 1983-05-30 1983-05-30 リモ−トコントロ−ル式回路しや断器の手動トリツプ装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS59186939U JPS59186939U (ja) 1984-12-12
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JP8194483U Granted JPS59186939U (ja) 1983-05-30 1983-05-30 リモ−トコントロ−ル式回路しや断器の手動トリツプ装置

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Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4992963U (ja) * 1972-12-02 1974-08-12
JPS5418654Y2 (ja) * 1974-03-30 1979-07-13
JPS6136060Y2 (ja) * 1980-05-31 1986-10-20

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JPS59186939U (ja) 1984-12-12

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