JPH0217404Y2 - - Google Patents
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- JPH0217404Y2 JPH0217404Y2 JP1984115853U JP11585384U JPH0217404Y2 JP H0217404 Y2 JPH0217404 Y2 JP H0217404Y2 JP 1984115853 U JP1984115853 U JP 1984115853U JP 11585384 U JP11585384 U JP 11585384U JP H0217404 Y2 JPH0217404 Y2 JP H0217404Y2
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- circuit
- coil
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- RYGMFSIKBFXOCR-UHFFFAOYSA-N Copper Chemical compound [Cu] RYGMFSIKBFXOCR-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 3
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 3
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 3
- 229910052802 copper Inorganic materials 0.000 description 2
- 239000010949 copper Substances 0.000 description 2
- 230000005405 multipole Effects 0.000 description 2
- 230000002159 abnormal effect Effects 0.000 description 1
- 238000001514 detection method Methods 0.000 description 1
- 238000010438 heat treatment Methods 0.000 description 1
- 229920003002 synthetic resin Polymers 0.000 description 1
- 239000000057 synthetic resin Substances 0.000 description 1
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- Breakers (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
〔技術分野〕
この考案は多極型リモートコントロール式回路
しや断器に関するものである。
しや断器に関するものである。
リモートコントロール式回路しや断器は、たと
えば(実開昭59−85554号)のように、オンオフ
およびトリツプ動作をする回路しや断器に電磁石
を内蔵して電磁石の作動によりオンおよびオフ動
作できるようにしたものである。この場合の電磁
石を駆動する操作回路を第6図に示す。すなわ
ち、100は1極型の回路しや断器本体、101
はその電磁石のコイル、102はオン、オフ動作
に連動する切換スイツチ、103は一対の方向制
御用ダイオード、104は遠隔制御スイツチ、1
05は交流電源であり、スイツチ104の接点a
を操作することによつてオンに作動させ、接点b
を操作することによつてオフに作動させるもので
ある。
えば(実開昭59−85554号)のように、オンオフ
およびトリツプ動作をする回路しや断器に電磁石
を内蔵して電磁石の作動によりオンおよびオフ動
作できるようにしたものである。この場合の電磁
石を駆動する操作回路を第6図に示す。すなわ
ち、100は1極型の回路しや断器本体、101
はその電磁石のコイル、102はオン、オフ動作
に連動する切換スイツチ、103は一対の方向制
御用ダイオード、104は遠隔制御スイツチ、1
05は交流電源であり、スイツチ104の接点a
を操作することによつてオンに作動させ、接点b
を操作することによつてオフに作動させるもので
ある。
ところで、1極型リモートコントロール式回路
しや断器を作る場合、前記1極分について作られ
たしや断器を極数分積層すると部品の共通化が図
れ任意極数に対応できるためきわめて便利であ
る。そして、この場合、操作回路の外部回路数が
増加するため第6図のように1極分の回路しや断
器100,100′の内部操作回路を相互に並列
に接続すると外部操作回路は単一でよいためさら
に便利になる。
しや断器を作る場合、前記1極分について作られ
たしや断器を極数分積層すると部品の共通化が図
れ任意極数に対応できるためきわめて便利であ
る。そして、この場合、操作回路の外部回路数が
増加するため第6図のように1極分の回路しや断
器100,100′の内部操作回路を相互に並列
に接続すると外部操作回路は単一でよいためさら
に便利になる。
しかし、まだコイル101,101′、極性切
換スイツチ102,102′およびダイオード1
03,103′を含む内部操作回路を並列にして
いたため、部品点数が多く、相互結線が複雑であ
るという結線があつた。また極性切換スイツチ1
02,102′の切換時点で極性切換スイツチ1
02,102′が同時に動作することが少ないの
で、遠方操作スイツチ104の接点端子およびダ
イオード103,103′にコイル101,10
1′の逆起電圧が印加されるという欠点があつた。
すなわち、たとえば遠方制御スイツチ104の接
点aをオンにして電磁石のコイル101,10
1′を励磁すると各電磁石が動作し、そのため極
性切換スイツチ102,102′が動作するとき、
接点d,d′が先にオンになり、つぎに接点cがオ
フになり接点c′がまだオフになつていない状態
(破線の状態)ではダイオード103b′および遠
方制御スイツチ104の接点bの端子にコイル1
01のの逆起電圧が印加される。またその後に接
点c′が遅れてオフとなつた場合には同様にダイオ
ード103bおよび遠方制御スイツチ104の接
点bの端子にコイル101′の逆起電圧が印加さ
れる。遠方制御スイツチ104の接点bをオンに
操作した場合には、接点aの端子およびダイオー
ド103a,103a′に同様に逆起電圧が印加さ
れる可能性がある。その結果、ダイオードや遠方
操作スイツチが破損するおそれがあつた。
換スイツチ102,102′およびダイオード1
03,103′を含む内部操作回路を並列にして
いたため、部品点数が多く、相互結線が複雑であ
るという結線があつた。また極性切換スイツチ1
02,102′の切換時点で極性切換スイツチ1
02,102′が同時に動作することが少ないの
で、遠方操作スイツチ104の接点端子およびダ
イオード103,103′にコイル101,10
1′の逆起電圧が印加されるという欠点があつた。
すなわち、たとえば遠方制御スイツチ104の接
点aをオンにして電磁石のコイル101,10
1′を励磁すると各電磁石が動作し、そのため極
性切換スイツチ102,102′が動作するとき、
接点d,d′が先にオンになり、つぎに接点cがオ
フになり接点c′がまだオフになつていない状態
(破線の状態)ではダイオード103b′および遠
方制御スイツチ104の接点bの端子にコイル1
01のの逆起電圧が印加される。またその後に接
点c′が遅れてオフとなつた場合には同様にダイオ
ード103bおよび遠方制御スイツチ104の接
点bの端子にコイル101′の逆起電圧が印加さ
れる。遠方制御スイツチ104の接点bをオンに
操作した場合には、接点aの端子およびダイオー
ド103a,103a′に同様に逆起電圧が印加さ
れる可能性がある。その結果、ダイオードや遠方
操作スイツチが破損するおそれがあつた。
この考案の目的は、多極化が容易にでき、部品
点数を削減でき、しかもダイオードおよび遠方操
作スイツチの破損を防止することができる多極型
リモートコントロール式回路しや断器を提供する
ことである。
点数を削減でき、しかもダイオードおよび遠方操
作スイツチの破損を防止することができる多極型
リモートコントロール式回路しや断器を提供する
ことである。
この考案は、同構造の1極型リモートコントロ
ール式回路しや断器の複数を積層し一体にすると
ともに、各回路しや断器に内蔵された双安定型で
コイルへの通電方向により安定位置を変えるオ
ン、オフ操作用の電磁石装置の前記コイルおよび
その極性切換スイツチの直列回路を相互に並列に
接続し、さらに前記回路しや断器の一つの極性切
換スイツチの切換端子にそれぞれ逆向きに方向制
御用のダイオードを設け、外部接続端子に接続し
たものである。
ール式回路しや断器の複数を積層し一体にすると
ともに、各回路しや断器に内蔵された双安定型で
コイルへの通電方向により安定位置を変えるオ
ン、オフ操作用の電磁石装置の前記コイルおよび
その極性切換スイツチの直列回路を相互に並列に
接続し、さらに前記回路しや断器の一つの極性切
換スイツチの切換端子にそれぞれ逆向きに方向制
御用のダイオードを設け、外部接続端子に接続し
たものである。
この考案の構成によれば、コイルおよび極性切
換用スイツチの直列回路を相互に並列に接続した
ため、任意数の多極化が容易に実現できるととも
に、方向制御用のダイオードを共用できるので、
従来例と比較して部品点数を削減することができ
コストダウンを図れる。また後述の動作によりコ
イルの逆起電圧を吸収できるので、ダイオードお
よび遠方操作スイツチの破損のおそれを防止する
ことができる。
換用スイツチの直列回路を相互に並列に接続した
ため、任意数の多極化が容易に実現できるととも
に、方向制御用のダイオードを共用できるので、
従来例と比較して部品点数を削減することができ
コストダウンを図れる。また後述の動作によりコ
イルの逆起電圧を吸収できるので、ダイオードお
よび遠方操作スイツチの破損のおそれを防止する
ことができる。
この考案の一実施例を第1図ないし第5図に示
す。すなわち、全体的には1極型リモートコント
ロール式回路しや断器本体Aを第2図のように多
数幅方向に積層して複数構成したものである。
す。すなわち、全体的には1極型リモートコント
ロール式回路しや断器本体Aを第2図のように多
数幅方向に積層して複数構成したものである。
まず、1極型リモートコントロール式回路しや
断器本体Aについて説明する。この回路しや断器
本体Aの詳細はたとえば実願昭57−181283号にも
示されてあるが、図において、1はしや断器本体
を形成する外殻、2は主回路に接続される電源側
端子、3は同じく負荷側端子、4,5は遠隔制御
用端子である。端子2,3間はその一方たとえば
端子2から、銅より線6、固定接点板7、固定接
点板8、可動接点9、可動接触子10、銅より線
11、フレームF、バイメタル15、銅より線1
4、短絡センサ12のコイル13を経て端子3に
至る。ここで短絡センサ12は所定の異常電流に
対してプランジヤ16が動作し、またバイメタル
15は所定の過電流に対してわん曲熱動する構成
であり、電流検出部Cを構成する。
断器本体Aについて説明する。この回路しや断器
本体Aの詳細はたとえば実願昭57−181283号にも
示されてあるが、図において、1はしや断器本体
を形成する外殻、2は主回路に接続される電源側
端子、3は同じく負荷側端子、4,5は遠隔制御
用端子である。端子2,3間はその一方たとえば
端子2から、銅より線6、固定接点板7、固定接
点板8、可動接点9、可動接触子10、銅より線
11、フレームF、バイメタル15、銅より線1
4、短絡センサ12のコイル13を経て端子3に
至る。ここで短絡センサ12は所定の異常電流に
対してプランジヤ16が動作し、またバイメタル
15は所定の過電流に対してわん曲熱動する構成
であり、電流検出部Cを構成する。
開閉・トリツプ機構は、トリツプリンク17、
ラツチリンク18、接触子枠19、連動リンク2
0、ハンドル21、双安定型でコイルへの通電方
向により安定位置を変えるオン、オフ操作用の電
磁石装置22で構成されている。トリツプリンク
17は固定軸23に軸支されてバイメタル15お
よび短絡センサ12のプランジヤ16の可動棒1
6aに対向し、かつ復帰ばね(ねじりコイルばね
で固定軸23に支持され一端がフレームFに他端
がトリツプリンクに係止:図示せず)により対向
方向(第3図で反時計方向)に付勢されている。
ラツチリンク18は固定軸25に軸支されて先端
部の引掛爪26がトリツプリンク17の係止部2
7に対向し、かつトリツプ開極ばね(前記復帰ば
ねと同様にねじりコイルばねで構成)でその係止
方向(第3図時計方向)に付勢されている。接触
子枠19は下端部で軸29によりラツチリンク1
8と連結され、上端部で軸30により可動接触子
10および連動リンク20と連結し、さらにその
上部位置で可動接触子10との間に接点圧付与ば
ね31を介在している。手動ハンドル21は固定
軸32に軸支されて下端部で軸33により連動リ
ンク20と連結され、張出部で電磁石装置22の
プランジヤ34とリンク35で連結され、かつ付
勢ばね36で手動ハンドル21を時計方向に付勢
している。双安定形有極電磁石装置22は一対の
磁石37,37′およびコイル38を有して、磁
石37,37′によりプランジヤ34の上方位置
および下方位置を保持し、コイル38に通電する
ことにより反対方向へ駆動される。
ラツチリンク18、接触子枠19、連動リンク2
0、ハンドル21、双安定型でコイルへの通電方
向により安定位置を変えるオン、オフ操作用の電
磁石装置22で構成されている。トリツプリンク
17は固定軸23に軸支されてバイメタル15お
よび短絡センサ12のプランジヤ16の可動棒1
6aに対向し、かつ復帰ばね(ねじりコイルばね
で固定軸23に支持され一端がフレームFに他端
がトリツプリンクに係止:図示せず)により対向
方向(第3図で反時計方向)に付勢されている。
ラツチリンク18は固定軸25に軸支されて先端
部の引掛爪26がトリツプリンク17の係止部2
7に対向し、かつトリツプ開極ばね(前記復帰ば
ねと同様にねじりコイルばねで構成)でその係止
方向(第3図時計方向)に付勢されている。接触
子枠19は下端部で軸29によりラツチリンク1
8と連結され、上端部で軸30により可動接触子
10および連動リンク20と連結し、さらにその
上部位置で可動接触子10との間に接点圧付与ば
ね31を介在している。手動ハンドル21は固定
軸32に軸支されて下端部で軸33により連動リ
ンク20と連結され、張出部で電磁石装置22の
プランジヤ34とリンク35で連結され、かつ付
勢ばね36で手動ハンドル21を時計方向に付勢
している。双安定形有極電磁石装置22は一対の
磁石37,37′およびコイル38を有して、磁
石37,37′によりプランジヤ34の上方位置
および下方位置を保持し、コイル38に通電する
ことにより反対方向へ駆動される。
前記コイル38の通電を制御する操作回路は第
1図aのように、極性切換スイツチ40、ダイオ
ードD1,D2、外部接続端子45、遠隔制御スイ
ツチ41および交流電源Eからなつている。極性
切換スイツチ40およびダイオードD1,D2は第
4図のようにしや断器本体Aの外殻1の手動ハン
ドル21の軸方向部に設けられたスペースに配設
され、切換スイツチ40は手動ハンドル21に設
けられた駆動子48により開閉動作する。遠方制
御スイツチ41は一般の切換スイツチを用いてい
るが、リレー、サイリスタ、トランジスタ等でも
よい。この回路は遠方制御スイツチ41を接点a
に切換えるとダイオードD1を通して一方向の半
波整流電流がコイル38に流れプランジヤ34を
一方向に駆動し、これに伴つてハンドル21が連
動し、駆動子48が移動するため極性切換スイツ
チ40が動作してその接点が第1図aの破線の状
態に切換り、第1図bのようになり、回路が開い
て通電が停止するがプランジヤ34は磁石37,
37′により保持される。遠方制御スイツチ41
を接点bに切換えると第1図bの状態のためダイ
オードD2を通して反対方向に半波整流電流が流
れてプランジヤ34等は反対の動作をする。こう
してプランジヤ34を二方向に動作させることが
できる。
1図aのように、極性切換スイツチ40、ダイオ
ードD1,D2、外部接続端子45、遠隔制御スイ
ツチ41および交流電源Eからなつている。極性
切換スイツチ40およびダイオードD1,D2は第
4図のようにしや断器本体Aの外殻1の手動ハン
ドル21の軸方向部に設けられたスペースに配設
され、切換スイツチ40は手動ハンドル21に設
けられた駆動子48により開閉動作する。遠方制
御スイツチ41は一般の切換スイツチを用いてい
るが、リレー、サイリスタ、トランジスタ等でも
よい。この回路は遠方制御スイツチ41を接点a
に切換えるとダイオードD1を通して一方向の半
波整流電流がコイル38に流れプランジヤ34を
一方向に駆動し、これに伴つてハンドル21が連
動し、駆動子48が移動するため極性切換スイツ
チ40が動作してその接点が第1図aの破線の状
態に切換り、第1図bのようになり、回路が開い
て通電が停止するがプランジヤ34は磁石37,
37′により保持される。遠方制御スイツチ41
を接点bに切換えると第1図bの状態のためダイ
オードD2を通して反対方向に半波整流電流が流
れてプランジヤ34等は反対の動作をする。こう
してプランジヤ34を二方向に動作させることが
できる。
手動トリツプレバー52は、しや断器外殻1の
手動ハンドル21の隣部に設けられている。すな
わち、しや断器本体1に孔53が形成され、孔5
3に形成した軸受け部54に合成樹脂製操作釦5
5の軸部56が軸方向に挿入されて回動自在に軸
着され、操作釦55の下端部57はトリツプリン
ク17の上端部に対向し、また操作釦55の上端
部には回動方向にばね性ストツパ片58が延出
し、その端部に突起59を設けている。これに対
応して孔53に溝60を形成し、溝60の所定位
置に位置決め突起61を形成している。第3図は
操作釦55のストツパ片58の突起59が突起6
1を乗り越えて位置決めされた状態であり、トリ
ツプ動作していない状態である。操作釦55を矢
印Pの方向に回動してストツパ片58の突起59
が突起61を乗り越えるとき操作釦55の下端部
でトリツプリンク17の上端部を復帰ばねに抗し
て押し、トリツプ動作させている。またその突起
59が突起61の側部に係合しているので操作釦
55はその位置すなわちトリツプリンク17をト
リツプ状態に保持している。反対側すなわち前記
した元の位置へ回動するとトリツプ解除となる。
手動ハンドル21の隣部に設けられている。すな
わち、しや断器本体1に孔53が形成され、孔5
3に形成した軸受け部54に合成樹脂製操作釦5
5の軸部56が軸方向に挿入されて回動自在に軸
着され、操作釦55の下端部57はトリツプリン
ク17の上端部に対向し、また操作釦55の上端
部には回動方向にばね性ストツパ片58が延出
し、その端部に突起59を設けている。これに対
応して孔53に溝60を形成し、溝60の所定位
置に位置決め突起61を形成している。第3図は
操作釦55のストツパ片58の突起59が突起6
1を乗り越えて位置決めされた状態であり、トリ
ツプ動作していない状態である。操作釦55を矢
印Pの方向に回動してストツパ片58の突起59
が突起61を乗り越えるとき操作釦55の下端部
でトリツプリンク17の上端部を復帰ばねに抗し
て押し、トリツプ動作させている。またその突起
59が突起61の側部に係合しているので操作釦
55はその位置すなわちトリツプリンク17をト
リツプ状態に保持している。反対側すなわち前記
した元の位置へ回動するとトリツプ解除となる。
つぎにこのリモートコントロール式回路しや断
器の動作について要約説明する。すなわち、オン
状態は第5図aに示している。この場合、ラツチ
リンク18はトリツプリンク17にラツチされ、
電磁石装置22のプランジヤ34は下降して磁石
37,37′により保持され、したがい可動接触
子19は固定接点8に接触している。
器の動作について要約説明する。すなわち、オン
状態は第5図aに示している。この場合、ラツチ
リンク18はトリツプリンク17にラツチされ、
電磁石装置22のプランジヤ34は下降して磁石
37,37′により保持され、したがい可動接触
子19は固定接点8に接触している。
オフ状態は第5図bに示している。前記と同
様、ラツチリンク18はラツチされ、プランジヤ
34はコイル38の励磁によつて上位に駆動され
磁石37,37′により保持される。したがつて、
ハンドル21が第5図aの状態から左回動し、連
動リンク20を図aの右方向へ引き、可動接触子
10は軸29を中心に回動して開極する。
様、ラツチリンク18はラツチされ、プランジヤ
34はコイル38の励磁によつて上位に駆動され
磁石37,37′により保持される。したがつて、
ハンドル21が第5図aの状態から左回動し、連
動リンク20を図aの右方向へ引き、可動接触子
10は軸29を中心に回動して開極する。
トリツプ状態のうち、過電流トリツプは第5図
cに示している。すなわち、主回路接点8,9が
オン状態にあつて電路に過電流が流れると、バイ
メタル15の自己発熱によりわん曲し漸時にトリ
ツプリンク17が押されてラツチリンク18が釈
放され、ラツチリンク18が回動する。このため
接触子枠19の軸29が下方に移動し、ハンドル
21はプランジヤ34に保持されたままのため可
動接点9が固定接点8から離れ、電路がしや断さ
れる。トリツプ後のリセツトはその状態から電磁
石装置22のプランジヤ34をオフ位置へ移動し
た場合であり、ハンドル21の回動および連動リ
ンク20の移動によつて可動接触子10が引上げ
られるためラツチリンク18が左方に回動し、引
掛爪26がトリツプリンク17の引掛部27にラ
ツチされる。
cに示している。すなわち、主回路接点8,9が
オン状態にあつて電路に過電流が流れると、バイ
メタル15の自己発熱によりわん曲し漸時にトリ
ツプリンク17が押されてラツチリンク18が釈
放され、ラツチリンク18が回動する。このため
接触子枠19の軸29が下方に移動し、ハンドル
21はプランジヤ34に保持されたままのため可
動接点9が固定接点8から離れ、電路がしや断さ
れる。トリツプ後のリセツトはその状態から電磁
石装置22のプランジヤ34をオフ位置へ移動し
た場合であり、ハンドル21の回動および連動リ
ンク20の移動によつて可動接触子10が引上げ
られるためラツチリンク18が左方に回動し、引
掛爪26がトリツプリンク17の引掛部27にラ
ツチされる。
短絡トリツプは第5図dに示している。すなわ
ちオン状態において、電路に短絡電流が流れると
短絡センサ12のプランジヤ16が吸引される。
これにより可動棒16aが押出されてトリツプリ
ンク17の下端部を押し、トリツプリンク17が
回動するためラツチリンク18が釈放され、前記
したように可動接触子19が開極動作する。しか
し、可動接触子10はこのようなリンク連動によ
つて開極する前に、すなわちプランジヤ16の動
作と全く同時にプランジヤ16により延出した強
制開極棒のつば16bが接触子10に係止してこ
れを引き寄せて可動接点9を固定接点8から離間
させる。すなわち、ラツチリンク18がトリツプ
される寸前において軸29を支点に接触子10が
接点圧付与ばね31に圧縮する方向に回動して開
極動作する。リセツト操作は前記と同様である。
ちオン状態において、電路に短絡電流が流れると
短絡センサ12のプランジヤ16が吸引される。
これにより可動棒16aが押出されてトリツプリ
ンク17の下端部を押し、トリツプリンク17が
回動するためラツチリンク18が釈放され、前記
したように可動接触子19が開極動作する。しか
し、可動接触子10はこのようなリンク連動によ
つて開極する前に、すなわちプランジヤ16の動
作と全く同時にプランジヤ16により延出した強
制開極棒のつば16bが接触子10に係止してこ
れを引き寄せて可動接点9を固定接点8から離間
させる。すなわち、ラツチリンク18がトリツプ
される寸前において軸29を支点に接触子10が
接点圧付与ばね31に圧縮する方向に回動して開
極動作する。リセツト操作は前記と同様である。
これらのトリツプ動作において、ラツチリンク
18が回動すると表示用リンク62が移動して表
示リンク63が回動し、トリツプ表示板64がハ
ンドル21の上面に形成し窓65に露出したオン
表示板66の上面に位置してトリツプ表示が行わ
れる。
18が回動すると表示用リンク62が移動して表
示リンク63が回動し、トリツプ表示板64がハ
ンドル21の上面に形成し窓65に露出したオン
表示板66の上面に位置してトリツプ表示が行わ
れる。
さらに、手動トリツプレバー52の操作釦55
を操作しても前記と同じトリツプ動作状態となり
接点8,9は開極状態となる。そしてこのトリツ
プ状態ではトリツプリンク17がトリツプ動作状
態に保持されているため、前記したようにハンド
ル21をオフにしたり、電磁石装置22をオフに
駆動させてもラツチリンク18の引掛爪26がト
リツプリンク17の引掛凹部27に引掛からずリ
セツトされない。したがつて遠隔制御スイツチ4
1で誤つてオンオフの制御が行われなくても接点
8,9がオンになることはなく、しかも電磁石装
置22の動作によつて手動ハンドル21は動作し
駆動子48は動作するので極性切換スイツチ40
の働きでコイル38に常時通電されることはな
い。
を操作しても前記と同じトリツプ動作状態となり
接点8,9は開極状態となる。そしてこのトリツ
プ状態ではトリツプリンク17がトリツプ動作状
態に保持されているため、前記したようにハンド
ル21をオフにしたり、電磁石装置22をオフに
駆動させてもラツチリンク18の引掛爪26がト
リツプリンク17の引掛凹部27に引掛からずリ
セツトされない。したがつて遠隔制御スイツチ4
1で誤つてオンオフの制御が行われなくても接点
8,9がオンになることはなく、しかも電磁石装
置22の動作によつて手動ハンドル21は動作し
駆動子48は動作するので極性切換スイツチ40
の働きでコイル38に常時通電されることはな
い。
なお、67は短絡開極時に発生するアークを消
す消弧装置、68,69は電磁石装置22のヨー
ク、73はラツチリンク18の動作に連動する連
動棒74により動作する警報スイツチである。
す消弧装置、68,69は電磁石装置22のヨー
ク、73はラツチリンク18の動作に連動する連
動棒74により動作する警報スイツチである。
つぎに、2極型リモートコントロール式回路し
や断器を構成する場合、第2図のように幅方向に
1極型リモートコントロール式回路しや断器本体
Aを積層し連結孔70にかしめピンを通して一体
にするが、同時に本体A内の電磁石22の内部操
作回路71を相互に第1図のように並列に接続す
る。すなわち、極性切換スイツチ40とコイル3
8の直列回路と極性切換スイツチ40′およびコ
イル38′の直列回路を並列に接続するのである。
このように構成することにより、外部操作回路7
2が単一の回路で構成できるとともに、ダイオー
ドD1,D2は1極分のみ残し他は省略することが
できるので、部品点数の削除およびコストダウン
が図れることになる。
や断器を構成する場合、第2図のように幅方向に
1極型リモートコントロール式回路しや断器本体
Aを積層し連結孔70にかしめピンを通して一体
にするが、同時に本体A内の電磁石22の内部操
作回路71を相互に第1図のように並列に接続す
る。すなわち、極性切換スイツチ40とコイル3
8の直列回路と極性切換スイツチ40′およびコ
イル38′の直列回路を並列に接続するのである。
このように構成することにより、外部操作回路7
2が単一の回路で構成できるとともに、ダイオー
ドD1,D2は1極分のみ残し他は省略することが
できるので、部品点数の削除およびコストダウン
が図れることになる。
また各回路しや断器が同時に動作することはな
く多少のずれがあるため、極性切換スイツチ4
0,40′の動作が相互にずれるが、たとえば遠
方制御スイツチ41の接点aがオンに操作されて
コイル38,38′が励磁され、極性切換スイツ
チ40,40′が動作を始めて、接点d,d′が先
にオンになり、つぎに接点cがオフになり接点
c′にまだオフになつていない状態(第1図bの破
線の状態)では、接点d→接点d′→コイル38′
→コイル38の閉回路が形成されるのでコイル3
8による逆起電圧が吸収される。またその後遅れ
て接点c′がオフになつた場合、コイル38′によ
る逆起電圧が同じ閉回路で吸収され、ダイオード
D1,D2および遠方制御スイツチ41の接点a,
bの端子に逆起電圧が印加されない。また遠方制
御スイツチ41の接点bを操作しても同様であ
る。したがつて、コイル38,38′の逆起電圧
によるダイオードD1,D2や遠方操作スイツチ4
1の回路の破損を防止する効果がある。 2極以
上の多極にする場合も同様である。
く多少のずれがあるため、極性切換スイツチ4
0,40′の動作が相互にずれるが、たとえば遠
方制御スイツチ41の接点aがオンに操作されて
コイル38,38′が励磁され、極性切換スイツ
チ40,40′が動作を始めて、接点d,d′が先
にオンになり、つぎに接点cがオフになり接点
c′にまだオフになつていない状態(第1図bの破
線の状態)では、接点d→接点d′→コイル38′
→コイル38の閉回路が形成されるのでコイル3
8による逆起電圧が吸収される。またその後遅れ
て接点c′がオフになつた場合、コイル38′によ
る逆起電圧が同じ閉回路で吸収され、ダイオード
D1,D2および遠方制御スイツチ41の接点a,
bの端子に逆起電圧が印加されない。また遠方制
御スイツチ41の接点bを操作しても同様であ
る。したがつて、コイル38,38′の逆起電圧
によるダイオードD1,D2や遠方操作スイツチ4
1の回路の破損を防止する効果がある。 2極以
上の多極にする場合も同様である。
なお、第1図の外部操作回路は3線式である
が、遠方制御スイツチ41にもダイオードを設け
た2線式でもよい。また電源は直流電源でもよ
い。
が、遠方制御スイツチ41にもダイオードを設け
た2線式でもよい。また電源は直流電源でもよ
い。
この考案によれば、コイルおよび極性切換用ス
イツチの直列回路を相互に並列に接続したため、
任意数の多極化が容易に実現できるとともに、方
向制御用のダイオードを共用できるので、従来例
と比較して部品点数を削減することができコスト
ダウンを図れる。また極性切換スイツチが相互に
ずれて動作してもダイオードおよび遠方操作スイ
ツチに加わるコイルの逆起電圧を吸収することが
できるので、これらの破損のおそれを防止するこ
とができる。
イツチの直列回路を相互に並列に接続したため、
任意数の多極化が容易に実現できるとともに、方
向制御用のダイオードを共用できるので、従来例
と比較して部品点数を削減することができコスト
ダウンを図れる。また極性切換スイツチが相互に
ずれて動作してもダイオードおよび遠方操作スイ
ツチに加わるコイルの逆起電圧を吸収することが
できるので、これらの破損のおそれを防止するこ
とができる。
第1図はこの考案の一実施例の操作回路図、第
2図は外観斜視図、第3図は1極型リモートコン
トロール式回路しや断器の断面図、第4図はその
切断位置の異なる断面図、第5図はその動作線
図、第6図は従来例の操作回路図である。 A……1極型リモートコントロール式回路しや
断器本体、D1,D2……ダイオード、38……電
磁石のコイル、40……極性切換スイツチ、45
……外部接続端子。
2図は外観斜視図、第3図は1極型リモートコン
トロール式回路しや断器の断面図、第4図はその
切断位置の異なる断面図、第5図はその動作線
図、第6図は従来例の操作回路図である。 A……1極型リモートコントロール式回路しや
断器本体、D1,D2……ダイオード、38……電
磁石のコイル、40……極性切換スイツチ、45
……外部接続端子。
Claims (1)
- 同構造の1極型リモートコントロール式回路し
や断器の複数を積層し一体にするとともに、各回
路しや断器に内蔵された双安定型でコイルへの通
電方向により安定位置を変えるオン,オフ操作用
の電磁石装置の前記コイルおよびその極性切換ス
イツチの直列回路を相互に並列に接続し、さらに
前記回路しや断器の一つの極性切換スイツチの切
換端子にそれぞれ逆向きに方向制御用のダイオー
ドを設け、外部接続端子に接続した多極型リモー
トコントロール回路しや断器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11585384U JPS6128254U (ja) | 1984-07-25 | 1984-07-25 | 多極型リモ−トコントロ−ル式回路しや断器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11585384U JPS6128254U (ja) | 1984-07-25 | 1984-07-25 | 多極型リモ−トコントロ−ル式回路しや断器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6128254U JPS6128254U (ja) | 1986-02-20 |
JPH0217404Y2 true JPH0217404Y2 (ja) | 1990-05-15 |
Family
ID=30674809
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11585384U Granted JPS6128254U (ja) | 1984-07-25 | 1984-07-25 | 多極型リモ−トコントロ−ル式回路しや断器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6128254U (ja) |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS52146874A (en) * | 1976-05-31 | 1977-12-06 | Matsushita Electric Works Ltd | Remote control breaker |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4736488U (ja) * | 1971-04-06 | 1972-12-22 | ||
JPS53136496U (ja) * | 1977-04-01 | 1978-10-28 | ||
JPS5985554U (ja) * | 1983-01-31 | 1984-06-09 | 松下電工株式会社 | リモ−トコントロ−ル式回路しや断器 |
-
1984
- 1984-07-25 JP JP11585384U patent/JPS6128254U/ja active Granted
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS52146874A (en) * | 1976-05-31 | 1977-12-06 | Matsushita Electric Works Ltd | Remote control breaker |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6128254U (ja) | 1986-02-20 |
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