JPH059890B2 - - Google Patents

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JPH059890B2
JPH059890B2 JP59056590A JP5659084A JPH059890B2 JP H059890 B2 JPH059890 B2 JP H059890B2 JP 59056590 A JP59056590 A JP 59056590A JP 5659084 A JP5659084 A JP 5659084A JP H059890 B2 JPH059890 B2 JP H059890B2
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JP
Japan
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link
trip
remote control
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movable contact
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JPS60200432A (ja
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Yoichi Yokoyama
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Panasonic Electric Works Co Ltd
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Matsushita Electric Works Ltd
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【発明の詳細な説明】 〔技術分野〕 この発明は、リモートコントロール式回路しや
断器に関するものである。
〔背景技術〕
リモートコントロール式回路しや断器は、しや
断器設置場所から離れた場所から遠隔信号によつ
てしや断器をオンおよびオフ動作ができるように
したものである。このうち、過電流等の事故発生
によるトリツプ動作後のリセツト動作を、前記遠
隔信号のオフ信号(しや断器をオフ動作させる信
号)によつて行わせる構成をもつものでは、つぎ
のような欠点があつた。
すなわち、遠隔信号または手動で回路しや断器
をオンにした後に事故が発生すると、回路しや断
器がトリツプ動作し回路がしや断される。その後
遠隔操作でオフ信号を送ると回路しや断器がトリ
ツプ状態からリセツトされ、つづいて遠隔信号で
オン信号を送ると回路がオン状態となる。ところ
が、遠隔制御では過電流の発生等が確認しにく
く、誤つて事故が回復されないうちに前記遠隔操
作をすることがある。そのため、事故原因が取り
除かれていないうちに回路投入されて事故の再現
になり、危険である。
〔発明の目的〕
したがつて、この発明の目的は、遠隔制御され
ても事故が回復されるまでは回路投入できないよ
うにしたリモートコントロール式回路しや断器を
提供することである。
〔発明の開示〕
この発明のリモートコントロール式回路しや断
器は、異常電流検出手段の動作に応動するトリツ
プリンクを有し前記トリツプリンクの動作により
釈放されて可動接触子をオフさせるラツチリンク
を有するとともに前記ラツチリンクが前記トリツ
プリンクに係止した状態で前記可動接触子をオ
ン、およびリセツトを含むオフに操作可能な回路
しや断器本体部と、この回路しや断器本体部に設
けられて前記可動接触子をオンおよびオフに作動
する遠隔制御用電磁石部と、前記回路しや断器本
体部に設けられかつ前記ラツチリンクの釈放動作
に連動して移動し前記トリツプリンクの復帰動作
を阻止する復帰阻止部を有するトリツプリンク復
帰阻止手段とを備えたものである。
この発明の構成によれば、遠隔制御用電磁石部
の遠隔操作により回路しや断器本体部の可動接触
子を開閉できる。また電路の異常電流により異常
電流検出手段が動作すると、トリップリンクがラ
ツチリンクを釈放し可動接触子が開極する。同時
にラッチリンクの釈放動作に連動してトリップリ
ンク復帰阻止手段の復帰阻止部がトリップリンク
の復帰動作を阻止するので、リセツトできなくな
る。その結果、事故の発生後はトリップリンク復
帰阻止手段を操作しない限り、遠隔制御用電磁石
部にオフ信号が送られてもリセツトすることがで
きず、したがつて事故発生後の修復作業中に遠隔
制御用電磁石部によつて再投入される危険性がな
く、安全を図れる。
この発明の一実施例を第1図ないし第8図に示
す。すなわち、1はしや断器本体、2は主回路に
接続される電源側端子、3は同じく負荷側端子、
4は補助端子、5は遠隔制御用端子である。端子
2,3間はその一方たとえば端子2から、可とう
リード線6、固定接触子7、固定接点8、可動接
点9、可動接触子10、可とうリード線11、フ
レーム、バイメタル15、可とうリード線14、
短絡検出センサ12のコイル13を経て端子3に
至る。ここで異常電流検出手段は短絡検出センサ
12と過電流検出用のバイメタル15からなり、
センサ12は所定の異常電流に対してプランジヤ
16が動作し、またバイメタル15は所定の過電
流に対してわん曲熱動する構成である。このしや
断器は回路しや断器本体部Aおよび遠隔制御用電
磁石部Bを有し、本体部Aの開閉・トリツプ機構
は、トリップリンク17、ラツチリンク18、接
触子枠19、連動リンク20、ハンドル21で構
成され、また電磁石部Bは双安定型電磁石装置2
2で構成されている。
前記本体部Aにおいて、トリップリンク17は
固定軸23に軸支されてバイメタル15および短
絡検出センサ12のプランジヤ16の可動棒16
aに対向し、かつ復帰ばね24により対向方向
(第1図の反時計方向)に付勢されている。ラツ
チリンク18は固定軸25に軸支されて先端部の
引掛爪26がトリップリンク17の係止部27に
対向し、かつ前記復帰ばね24のばね力よりも大
きい力をもつトリツプ開極ばね28でその係止方
向(時計方向)に付勢されている。接触子枠19
は下端部で軸29によりラツチリンク18と連結
され、上端部で軸30により可動接触子10およ
び連動リンク20と連結し、さらにその上部位置
で可動接触子10との間に接点圧付与ばね31を
介在している。ハンドル21は固定軸32に軸支
されて下端部で軸33により連動リンク20と連
結され、張出部で電磁石装置22のプランジヤ3
4とリンク35により連結され、かつ付勢ばね3
6でハンドル21を第1図の反時計方向に付勢し
ている。なお、付勢ばね36は圧縮コイルばねで
ありハンドル21の張出部としや断器本体1の電
磁石装置22を保持する部分との間に介装され、
可動接点9のオンからオフへの動作を速くする作
用を有する。
また電磁石部Bの双安定型電磁石装置22は、
一対の永久磁石37,37′、一対の内側ヨーク
37a,37′a、一対の外側ヨーク37b,3
7′bおよびコイル38を有して、永久磁石37,
37′およびヨーク37a,37′a,37b,3
7′bによりプランジヤ34の上方位置(第6図)
および下方位置(第1図)を保持し、コイル38
に通電することにより反対方向へ駆動される。コ
イル38の通電を制御する操作回路は第3図およ
び第4図のように、極性切換スイツチ40、ダイ
オードD1,D2、遠方制御スイツチ41および交
流電源Eからなつている。極性切換スイツチ40
およびダイオードD1,D2は、第3図のようにし
や断器本体1のハンドル21の軸方向側部に設け
られたスペース47に配設され、ハンドル21に
設けられた駆動子48により一対の可動接点板4
9,50が共通の固定接点51に対して開閉動作
する。遠方制御スイツチ41は切換スイツチを用
いているが、リレー、サイリスト、トランジスタ
等でもよい。この回路は遠方制御スイツチ41を
接点aに切換えるとダイオードD1を通して一方
向の半波整流電流がコイル38に流れプランジヤ
34を一方向に駆動し、これに伴つてハンドル2
1が連動し、駆動子48が移動するため極性切換
スイツチ40が動作して接点が第4図の破線の状
態に切換り、回路が開き通電が停止するがプラン
ジヤ34の停止位置は磁石37,37′により保
持される。遠方制御スイツチ41を接点bに切換
えると今度はダイオードD2を通して反対方向に
半波整流電流が流れプランジヤ34等は反対の動
作をする。こうしてプランジヤ34を二方向に動
作させることができる。
52はトリップリンク復帰阻止手段で、しや断
器本体1のハンドル21の隣部に設けられてい
る。すなわち、しや断器本体1に孔53が形成さ
れ、孔53に形成した軸受け部54に合成樹脂製
本体55の軸部56が軸方向に挿入されて回動自
在に軸着され、本体55の復帰阻止部57はラツ
チリンク18とトリップリンク17の上端部の間
に位置し、また本体55の上端部には回動方向に
ばね性ストツパ片58が延出し、その端部に突起
59を設けている。これに対応して孔53に溝6
0を形成し、溝60の所定位置に位置決め突起6
1を形成している。第1図および第2図は本体5
5のストツパ片58の突起59が突起61を乗り
越えて位置決めされた状態であり、かつ復帰阻止
部57はラツチリンク18の上端部側に接近して
いる。そしてこの本体55はラツチリンク18の
解放動作で押し動かされて矢印Pの方向に回動
し、第7図のようにストツパ片58の突起59が
突起61を乗り越えた状態になる。このとき本体
55の復帰阻止部57は復帰動作時のトリップリ
ンク17の上端部でばね24により押されるが、
突起59が突起61の側部に係合しているので本
体55はその位置を保ち、トリップリンク17を
トリツプ状態に保持してリセツトを規制する。こ
のような動作は、復帰ばね24、ストツパ片58
の係合力、開極ばね28の順にばね力が大きくな
る関係に設定することにより達成される。
つぎにこのリモートコントロール式回路しや断
器の動作について要約説明する。すなわち、オン
状態は第1図および第5図aに示している。この
場合、ラツチリンク18はトリップリンク17に
ラツチされ、電磁石装置22のプランジヤ34は
下降して磁石37,37′により保持され、した
がい可動接触子10は固定接点8に接触してい
る。
オフ状態は第5図bおよび第6図に示してい
る。前記と同様、ラツチリンク18はラツチさ
れ、プランジヤ34はコイルの励磁によつて上位
に駆動され磁石37,37′により保持される。
したがつて、ハンドル21が第5図aの状態から
左回転し、連動リンク20を図aの右方向へ引
き、可動接触子10は軸29を中心に回動して開
極する。なお、その反対の動作が前記オン状態で
ある。また前記いずれの場合もハンドル21また
は電磁石装置22によつてなされる。
トリツプ状態のうち、過電流トリツプは第5図
cおよび第7図に示している。すなわち、主回路
接点8,9がオン状態にあつて電路に過電流が流
れると、バイメタル15の自己発熱によりわん曲
し漸時にトリップリンク17が押されてラツチリ
ンク18が釈放され、ラツチリンク18が回動す
る。このため接触子枠19の軸29が下方に移動
し、ハンドル21はプランジヤ34に保持された
ままのため可動接点9が固定接点8から離れ、電
路がしや断される。またラツチリンク18の解放
動作によりトリツプリンク復帰阻止手段52が押
し動かされるためトリップリンク復帰阻止手段5
2が第7図のように回動し、トリップリンク17
の復帰ばね24による復帰を阻止する。トリツプ
後のリセツトはその状態から電磁石装置22のプ
ランジヤ34をオフ位置へ移動した場合(手段ま
たは遠隔)であり、ハンドル21の回動および連
動リンク20の移動によつて可動接触子10が引
上げられるためラツチリンク18が左方に回動す
る。しかし、トリップリンク17の復帰が阻止さ
れているため(第8図)、引掛爪26がトリップ
リンク17の引掛部27にラツチされない。ここ
で、事故の回復を確認した後手動操作でトリップ
リンク復帰阻止手段52を第1図の位置に回動す
ると、トリップリンク17が復帰し、オフ動作に
よりラツチリンク18にラツチされてリセツトが
完了し、つづくオンが可能になる。
短絡トリツプは第5図dに示している。すなわ
ちオン状態において、電路に短絡電流が流れると
短絡検出センサ12のプランジヤ16が吸引され
る。これにより可動棒16aが押出されてトリツ
プリンク17の下端部を押し、トリツプリンク1
7が回動するためラツチリンク18が釈放され、
前記したように可動接触子10が開極動作する。
しかし、可動接触子10はこのようなリンク連動
によつて開極する前に、すなわちプランジヤ16
の動作と全く同時にプランジヤ16より延出した
強制開極棒のつば16bが接触子10に係止して
これを引き寄せて可動接点9を固定接点8から離
間させる。すなわち、ラツチリンク18がトリツ
プされる寸前において軸29を支点に接触子10
が接点圧付与ばね31を圧縮する方向に回動して
開極動作する。リセツト動作は前記と同様トリツ
プリンク復帰阻止手段52を復帰することに可能
になる。
これらのトリツプ動作において、ラツチリンク
18が回動すると表示用リンク62が移動して表
示リンク63が回動し、トリツプ表示板64がハ
ンドル21の上面に形成し窓65に露出したオン
表示板66の上面に位置してトリツプ表示が行わ
れる。なお、67は短絡開極時に発生するアーク
を消す消弧装置、68はトリツプ動作を検出して
しや断器外部に送信するオプシヨンスイツチ、6
9はラツチリンク18に係合する検出部材であ
る。
このように構成したため、トリツプリンク復帰
阻止手段52を復帰操作しない限り、ハンドル2
1および電磁石装置22のいずれをオフ操作して
リセツト動作させようとしてもリセツトされな
い。したがつて、事故の回復後に再投入されるこ
とを防止でき、安全を図ることができる。
〔発明の効果〕 以上のように、この発明のリモートコントロー
ル式回路しや断器によれば、電路の異常電流によ
り異常電流検出手段が動作すると、トリツプリン
クがラツチリンクを釈放し可動接触子が開極する
と同時に、ラツチリンクの釈放動作に連動してト
リツプリンク復帰阻止手段の復帰阻止部がトリツ
プリンクの復帰動作を阻止するので、リセツトで
きなくなる。その結果、事故の発生後はトリツプ
リンク復帰阻止手段を操作しない限り、遠隔制御
用電磁石部にオフ信号が送られてもリセツトする
ことができず、したがつて事故発生後の修復作業
中に遠隔制御用電磁石部によつて再投入される危
険性がなく、安全を図れるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例を適用した回路し
や断器のオン状態の断面図、第2図はそのトリツ
プレバーを示す断面図、第3図は第1図の断面位
置の異なる断面図、第4図は遠隔制御操作回路
図、第5図は動作線図、第6図はオフ状態の断面
図、第7図はトリツプ状態の断面図、第8図はリ
セツト阻止状態の断面図である。 A……回路しや断器本体部、B……遠隔制御用
電磁石部、10……可動接触子、12……異常電
流検出手段の短絡検出センサ、15……同じくバ
イメタル、17……トリツプリンク、18……ラ
ツチリンク、52……トリツプリンク復帰阻止手
段、57……復帰阻止部。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 異常電流検出手段の動作に応動するトリツプ
    リンクを有し前記トリツプリンクの動作により釈
    放されて可動接触子をオフさせるラツチリンクを
    有するとともに前記ラツチリンクが前記トリツプ
    リンクに係止した状態で前記可動接触子をオン、
    およびリセツトを含むオフに操作可能な回路しや
    断器本体部と、この回路しや断器本体部に設けら
    れて前記可動接触子をオンおよびオフに作動する
    遠隔制御用電磁石部と、前記回路しや断器本体部
    に設けられかつ前記ラツチリンクの釈放動作に連
    動して移動し前記トリツプリンクの復帰動作を阻
    止する復帰阻止部を有するトリツプリンク復帰阻
    止手段とを備えたリモートコントロール式回路し
    や断器。
JP5659084A 1984-03-24 1984-03-24 リモ−トコントロ−ル式回路しや断器 Granted JPS60200432A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH082914Y2 (ja) * 1986-01-31 1996-01-29 松下電工株式会社 漏電しや断器
US5453724A (en) * 1994-05-27 1995-09-26 General Electric Flux shifter assembly for circuit breaker accessories

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5896657U (ja) * 1981-12-24 1983-06-30 富士電機株式会社 しや断器のトリツプ動作表示装置
JPS58142842U (ja) * 1982-03-23 1983-09-26 三菱電機株式会社 漏電しや断器

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