JPH0142036Y2 - - Google Patents

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JPH0142036Y2
JPH0142036Y2 JP1981189315U JP18931581U JPH0142036Y2 JP H0142036 Y2 JPH0142036 Y2 JP H0142036Y2 JP 1981189315 U JP1981189315 U JP 1981189315U JP 18931581 U JP18931581 U JP 18931581U JP H0142036 Y2 JPH0142036 Y2 JP H0142036Y2
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detector
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slide
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JP1981189315U
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  • Investigating Or Analyzing Materials By The Use Of Magnetic Means (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は管体や壁面の探傷等に用いる検査装置
の改良に関する。
管体や壁面等の超音波探傷や渦電流探傷等にあ
つては検査装置のセンサである検出器を検査物体
表面に沿つて走査することが行なわれる。
例えば、配管の探傷を行なう場合には、第1図
〜第3図に示すような検査装置が使用される。
検査物体である管1の外周に、両側面にV字状
の溝2aが形成されるとともに径方向上下に2分
割された円周レール2が管1の表面に介装された
クランプシユー3を介して分割部分をボルト4お
よびナツト5で締付けることで取付けられる。こ
の円周レール2の外周上面に形成された溝にはリ
ングギヤ6が背面から挿入したボルト7で固定し
てある。そして、この円周レール2に沿つて管1
の外周を走行するキヤリツジ8が円周レール2上
に載置され、前後端部にそれぞれ一対づつスペー
サ9およびピン10を介して回転自在な走行ロー
ラ11が円周レール2の溝2aに嵌まり込んで走
行するよう設けてあり、相対向する一対の走行ロ
ーラ11で円周レール2を挾持しながら走行す
る。また、この円周レール2と直交し管1の外周
表面を軸方向に移動するスライドレール12を摺
動可能に支持するためキヤリツジ8の管1の軸方
向に2個1組の支持ローラ13がピン14および
スペーサ15を介して2組設けられ、この支持ロ
ーラ13間に両側面にV字状の溝12aが形成さ
れたスライドレール12がスライド自在に挾持さ
れる。このスライドレール12上にもラツク16
が取付けてある。そして、このスライドレール1
2の先端部にはピン17を介して上下に揺動自在
なフオーク18が設けられ、このフオーク18の
両先端部にピン19を介して揺動自在な探傷用等
の検出器の取付リング20が設けてあり、この取
付リング20に取付けた検出器21をジンバル継
手と同様に自由に動かすことができる。
したがつて、検出器21を手で動かすことでス
ライドレール12およびキヤリツジ8が追従して
動くこととなる。そこで、これらキヤリツジ8お
よびスライドレール12の移動量から検出器21
の位置を検出するため、円周レール2のリングギ
ヤ6と噛み合う中間ギヤ22を介して先端に小歯
車23を具えたポテンシヨメータあるいはエンコ
ーダ等の旋回量検出器24がキヤリツジ8にブラ
ケツト25を介して取付けてあるとともにスライ
ドレール12のラツク16と噛み合う小歯車26
を具えたポテンシヨメータあるいはエンコーダ等
のスライド量検出器27がキヤリツジ8にブラケ
ツト28を介して取付けてあり、それぞれの電気
信号が検出器21の検出信号とともに検査装置の
記録・演算を行なう演算器に入力されるよう電気
的に接続してある。
以上のように構成された従来装置では、探傷用
等の検出器21を取付リング20に取付けてこれ
を手で検査物体である管1の表面に押し当てなが
ら走査するとスライドレール12およびキヤリツ
ジ8が追従して動くことで、検出器21から探傷
信号が得られ記録されるとともにスライド量検出
器27および旋回量検出器24の検出信号から検
出器21の位置が記録される。
ところが、検査装置を極力小型軽量に製作して
も走査にともなつてスライドレール12とキヤリ
ツジ8を動かす必要があるため検査者の手にかな
りの負担がかかるとともに疲労も大きく、微妙な
走査ができなくなつたり、検査物体に正しく押し
当ることができなくなつて正確なデータが得られ
なくなる。
また、検査位置によつては検出器21から手を
はなすと勝手に動いてしまうという危険もある。
そこで、検出器があらゆる方向、あらゆる位置で
自重とバランスするようにすれば良いが、かよう
な構造とすることは極めて困難である。
本考案はかかる従来の欠点を解消し、検査物体
表面の走査に大きな力を必要としない検査装置の
提供を目的とする。かかる目的を達成する本考案
の構成は、検査物体表面に取付けられたレール上
を走行するキヤリツジと、同キヤリツジ上に配設
され前記レールと直交方向に移動するスライダ
と、同スライダに取付けられる検出器と、同検出
器からの検出信号および位置信号を記録演算する
演算器とからなり検出器を手動によつて検査物体
表面上を走査する検査装置において、前記キヤリ
ツジをレールに沿つて駆動走行させる走行機構
と、前記スライダをキヤリツジに沿つて駆動する
移動機構と、手動により前記検出器に加わる力を
検出するセンサと、同センサからの検出信号によ
り前記走行機構および移動機構を駆動して当該検
出信号を零とする制御機構とを具備したことを特
徴とする。
以下、本考案の一実施例を図面に基づき詳細に
説明する。尚、従来と同一部分には同一番号を記
し重複する説明は省略する。
第1図〜第4図は本考案の検査装置の一実施例
にかかり、第1図は平面図、第2図は部分断面
図、第3図は第2図中のA−A断面図、第4図は
制御機構のブロツク図である。
本考案装置は探傷用等の検出器21を検査者が
手で走査するときにスライドレール12およびこ
れと直交するキヤリツジ8に力がかかり、この力
によつてスライドレール12およびキヤリツジ8
が追従するが、この力を検出し、この検出信号に
よつてスライドレール12およびキヤリツジ8を
制御しながら電動機等で駆動させるものである。
そこで、まず、キヤリツジ8を検査物体である
管1の外周表面に沿つて円周レール2上を駆動走
行させる走行機構としてリングギヤ6と噛み合う
中間ギヤ22を介して噛み合つている小歯車23
に旋回駆動モータ29が減速機30を介して連結
され、旋回駆動モータ29の後端に旋回量検出器
24が取付けてある。また、キヤリツジ8の移動
方向と直交方向に移動するスライドレール12を
駆動するためラツク16と噛み合う小歯車26に
減速機31を介してスライド駆動モータ32が取
付けてある。そして、これらの2つの駆動モータ
29,32を制御するため検出器21に加えられ
る力を検出するセンサ33が取付リング20の前
後方向両端部および左右方向両端部に設けてあ
る。このセンサ33としてはON−OFF信号を発
生する押しボタンスイツチを用い検出器21に加
わる力によつてON−OFFするようにしたものや
感圧素子を用い電気抵抗の変化による電気信号を
発生するものを用いる。そして、これらセンサ3
3の信号が第4図に示すように制御機構としての
旋回駆動モータ29用のコントローラ34および
スライド駆動モータ32用のコントローラ35に
それぞれ入力されるが、コントローラ34にはセ
ンサ33のうち左右方向に取付けられたものが、
また、コントローラ35にはセンサ33のうち前
後方向に取付けられたものが接続してあり、セン
サ33からの信号に基づいて2つの駆動モータ2
9および32を制御し信号が零となるように制御
する。
したがつて、検出器21を手で走査すると、4
個のセンサ33に力が加わり、押ボタンスイツチ
の場合にはON−OFF信号が、感圧素子の場合に
は電気抵抗の変化に応じた電気信号が発生し、こ
れによつて2つのコントローラ34,35が作動
して旋回駆動モータ29およびスライド駆動モー
タ32が起動し、センサ33の出力が零となるま
で動く。この結果、検査者はあたかも無重力状態
かのように検出器21を動かして走査することが
できるのである。
また、センサとしては第5図およびそのB−B
断面を表わす第6図に示すように、歪ゲージ36
を用いることもでき、スライドレール12の先端
部の前後方向および左右方向に4個の歪ゲージ3
6を貼着し、これをコントローラ34,35に接
続しても良く歪ゲージ36で検出器21の走査力
に応じたスライドレール12の歪量を検出して駆
動モータ29,32の制御信号とする。この場合
にも上記実施例と同様にあたかも無重力状態かの
ように走査できる。尚、走査方向は、旋回方向と
スライド方向とをそれぞれ単独としても良く、こ
れらを同時に行なうようにしても良い。
尚、上記実施例では検査物体を管としたので円
周レールを用いたが、壁面等を対象とする場合に
は、直線状のレールを用い、この直線レールに沿
つてキヤリツジを駆動走行するようにすれば良
い。
以上実施例とともに具体的に説明したように本
考案によれば、検査員が検出器を走査しようとし
て軽く力を加えると、この力を相殺するよう2つ
の駆動モータが作動して検出器を移動するので、
わずかな操作力を加えるだけで自重を支える必要
もなく走査できるので、検査員の疲労が大幅に減
少し、検査物体に正確に押し当ることができるの
で正確なデータが得られる。
また、制御機構を旋回系とスライド系とに分け
独立しているため検出器をまず旋回系のみを作動
させて走査したのち、スライド系でわずかに移動
するよう走査することで探傷等の検査結果と位置
データとを整理して記録することができ、記録の
検討が容易となる。尚、走査をスライド系を主
に、旋回系を従とする場合も同様である。
また、センサとして押ボタンスイツチを用いる
場合にはコントローラはON−OFF制御で良いの
でその構成が簡単となる一方、感圧素子や歪ゲー
ジ等を用いる場合にはコントローラとしてサーボ
アンプを含むものが必要とされるが、連続的な制
御により安定性や操作性にすぐれたものとなる。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第6図は本考案の検査装置にかかり第
1図は一実施例の平面図、第2図は部分断面図、
第3図は第2図中のA−A断面図、第4図は制御
機構のブロツク図、第5図および第6図はセンサ
の他の実施例にかかる正面図およびB−B断面図
である。 図面中、1は管(検査物体)、2は円周レール、
6はリングギヤ、8はキヤリツジ、11は走行ロ
ーラ、12はスライドレール、13は支持ロー
ラ、16はラツク、18はフオーク、20は取付
リング、21は検出器、22は中間ギヤ、23は
小歯車、24は旋回量検出器、26は小歯車、2
7はスライド量検出器、29は旋回駆動モータ、
30,31は減速機、32はスライド駆動モー
タ、33はセンサ、34,35はコントローラで
ある。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 検査物体表面に取付けられたレール上を走行す
    るキヤリツジと、同キヤリツジ上に配設され前記
    レールと直交方向に移動するスライダと、同スラ
    イダに取付けられる検出器と、同検出器からの検
    出信号および位置信号を記録演算する演算器とか
    らなり検出器を手動によつて検査物体表面上を走
    査する検査装置において、前記キヤリツジをレー
    ルに沿つて駆動走行させる走行機構と、前記スラ
    イダをキヤリツジに沿つて駆動する移動機構と、
    手動により前記検出器に加わる力を検出するセン
    サと、同センサからの検出信号により前記走行機
    構および移動機構を駆動して当該検出信号を零と
    する制御機構とを具備したことを特徴とする検査
    装置。
JP18931581U 1981-12-21 1981-12-21 検査装置 Granted JPS5893864U (ja)

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JP18931581U JPS5893864U (ja) 1981-12-21 1981-12-21 検査装置

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JP18931581U JPS5893864U (ja) 1981-12-21 1981-12-21 検査装置

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Publication Number Publication Date
JPS5893864U JPS5893864U (ja) 1983-06-25
JPH0142036Y2 true JPH0142036Y2 (ja) 1989-12-11

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ID=29993384

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JP18931581U Granted JPS5893864U (ja) 1981-12-21 1981-12-21 検査装置

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002005903A (ja) * 2000-06-20 2002-01-09 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 超音波探傷装置及び探傷方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS55149051A (en) * 1979-05-09 1980-11-20 Chugoku Electric Power Co Ltd:The Annular member fixed on piping

Family Cites Families (1)

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JPS54158684U (ja) * 1978-04-27 1979-11-06

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JPS5893864U (ja) 1983-06-25

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