JP2599402Y2 - 深穴の真円度測定装置 - Google Patents

深穴の真円度測定装置

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JP2599402Y2
JP2599402Y2 JP1993073731U JP7373193U JP2599402Y2 JP 2599402 Y2 JP2599402 Y2 JP 2599402Y2 JP 1993073731 U JP1993073731 U JP 1993073731U JP 7373193 U JP7373193 U JP 7373193U JP 2599402 Y2 JP2599402 Y2 JP 2599402Y2
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孝善 太箸
厚 手塚
勝美 小林
和夫 上松
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石川島播磨重工業株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は小径長尺円筒の如き小径
の深穴を有するワークの上記深穴の真円度を測定するた
めに用いる深穴の真円度測定装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種比較的小径の深穴の真円度
を測定するものとしては、図3に一例を示す如く、シリ
ンダ1の先端側を2つ割り構造として、その先端部に径
方向へ弾性的に拡縮可能な一対の測定子2を形成し、且
つ上記シリンダ1内に、先端部をテーパ面3とした測定
ロッド4を挿入して、上記テーパ面3をスプリング力に
より常時測定子2間に押付配置するようにしたゲージ部
5を構成し、ゲージ部5の測定子2の拡縮変位を測定ロ
ッド4の長手方向変位に変換して、この測定ロッド4の
変位に基づく値をダイヤルゲージ6で表示させるように
した内径測定器が知られている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】ところが、上記従来の
内径測定器の場合、手に持ってゲージ部5を穴の中に挿
入することにより穴の内径を測定してダイヤルゲージ6
に表示させるものであるため、深穴に対し長手方向各部
で周方向の位相をずらしながら内径を計測して真円度を
正確に測定することは困難である。
【0004】そこで、本考案は、深穴の長手方向各部で
位相をずらしながら正確に真円度を測定することができ
るような深穴の真円度測定装置を提供しようとするもの
である。
【0005】
【課題を解決するための手段】本考案は、上記課題を解
決するために、径方向に対峙する一対の測定子の拡縮変
位を測定ロッドの軸方向変位に変換するようにしてある
ゲージ部に、上記測定ロッドの変位を電気的に検出する
測長センサを取り付けて内径測定器を構成し、該内径測
定器の後端に小径で長尺のスピンドルの一端を連結固定
し、且つ該スピンドルの他端部を、走行キャリッジに旋
回可能に設けたチャックに把持させ、更に、上記内径測
定器の測長センサにて検出した値を演算処理する演算処
理装置を備えた構成とする。
【0006】
【作用】深穴の真円度を測定する場合は、キャリッジに
より、スピンドルを介して内径測定器に旋回動作を与え
ながら該内径測定器を深穴内に送り込んで行くようにす
る。これにより、長手方向各部の内径が周方向で位相を
ずらしながら計測されることになり、この計測値が演算
処理装置で演算処理されることによって深穴の真円度が
求められる。
【0007】
【実施例】以下、図面に基づき本考案の実施例を説明す
る。
【0008】図1及び図2は本考案の一実施例を示すも
ので、図3に示したと同様な構成としてあるゲージ部5
におけるシリンダ1の後端部に、測定ロッド4の長手方
向変位を電気的に検出する測長センサ7を取り付けて、
該測長センサ7とゲージ部5とから内径測定器9を構成
し、該内径測定器9の後端に、小径長尺のスピンドル8
の先端を連結して、内径測定器9からスピンドル8の間
を一直線状となし、且つ上記スピンドル8を搬送装置2
5に支持させ、該搬送装置25にてスピンドルを操作し
て、内径測定器9に旋回動作とワーク10の深穴11へ
の送り込み動作が与えられるようにし、更に、上記内径
測定器9の測長センサ7で検出した値を演算処理する演
算処理装置12を設けて、深穴の真円度が自動的に求め
られるようにする。
【0009】上記搬送装置25は、左右方向に延びるベ
ッド13上にガイドレール14を敷設すると共に、該ガ
イドレール14上にキャリッジ15を載置し、該キャリ
ッジ15の前面部に上記スピンドル8の後端部を把持す
るチャック16を設け、且つ該チャック16を介してス
ピンドル8を旋回駆動するための旋回用サーボモータ1
7を、上記チャック16の後面部に設置し、更に、上記
キャリッジ15の外側部に、ピニオン19を有する走行
用サーボモータ18を設置し、上記ピニオン19を、ガ
イドレール14と平行にベッド13に固設したラック2
0に噛合させ、上記走行用サーボモータ18の駆動でピ
ニオン19を回転させることによりキャリッジ15をガ
イドレール14に沿わせて左右方向へ走行させられるよ
うにしてある。又、上記ガイドレール14上には、スピ
ンドル8の中間部を支持するための支持具21がキャリ
ッジ15に押されることによって移動できるような状態
で適数個配置してある。
【0010】なお、図1において、22は演算処理装置
12からの制御指令に基づいて上記サーボモータ17,
18へ駆動指令を送るようにしたサーボコントローラ、
23はスピンドル8の延長線上でワーク10を保持でき
るようにした昇降架台を示す。又、図2において、24
は深穴挿入時のスピンドル8の撓みを抑えるためにスピ
ンドル8の適宜間隔位置に設けたブッシュを示す。
【0011】長尺円筒の如きワーク10の深穴11の真
円度を測定する場合には、図1において実線で示す如
く、先ずキャリッジ15をガイドレール14の右端へ寄
せ、スピンドル8の後端部をキャリッジ15のチャック
16に把持させると共に、スピンドル8の中間部を支持
具21に支持させてスピンドル8を水平に保持させ、一
方、昇降架台23上にワーク10をセットし、昇降架台
23を高さ調整してワーク10の深穴11をスピンドル
8の軸心延長線上に合わせるようにする。
【0012】上記の状態において、サーボコントローラ
22からの指令で旋回用サーボモータ17と走行用サー
ボモータ18を駆動し、スピンドル8を旋回させながら
キャリッジ15をワーク10側へ走行させるようにす
る。これにより、スピンドル8の先端部に取り付けてあ
る内径測定器9が周方向に旋回しつつワーク10の深穴
11内に送り込まれて行くことになる。
【0013】上記の如く、内径測定器9が深穴11内に
送り込まれて行くと、時々刻々と計測された深穴11の
長手方向各部、周方向各部の内径値が測長センサ7によ
り取り出されて演算処理装置12に送られ、該演算処理
装置12にてデータ解析が行われる。この場合、演算処
理装置12では、サーボモータ17,18の駆動量を基
に内径測定器9の旋回量(角)、送り込み量を求めるこ
とができるので、深穴11の長手方向の各位置で位相を
ずらしながら内径を計測することができる。したがっ
て、深穴11の真円度を自動的に正確に測定することが
できる。
【0014】上記において、スピンドル8の長さは任意
に選定することができるので、深穴11の深さ(長さ)
がどのような状態であっても容易に対応させることがで
き、又、深穴11の内径が大きく変化した場合は、その
内径に対応した大きさのゲージ部5を使用することで容
易に対処することができる。
【0015】なお、本考案は上記実施例にのみ限定され
るものではなく、本考案の要旨を逸脱しない範囲内にお
いて種々変更を加え得ることは勿論である。
【0016】
【考案の効果】以上述べた如く、本考案の深穴の真円度
測定装置によれば、ゲージ部に測長センサを組み合せて
なる内径測定器にスピンドルを連結し、該スピンドルを
介してキャリッジにより内径測定器に旋回動作と送り込
み動作を与えることができるようにし、且つ上記測長セ
ンサの検出値を演算処理装置にて演算処理することがで
きるようにしたので、深穴の内径を長手方向の各部で周
方向に位相をずらしながら測定することができ、これに
より自動的に正確に深穴の真円度を求めることができ
る、という優れた効果を発揮する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の深穴の真円度測定装置の一実施例を示
す全体の概略図である。
【図2】内径測定器の部分を示す拡大図である。
【図3】従来の内径測定器の一例を示す概要図である。
【符号の説明】
2 測定子 4 測定ロッド 5 ゲージ部 7 測長センサ 8 スピンドル 9 内径測定器 11 深穴 12 演算処理装置 15 キャリッジ 16 チャック 17 旋回用サーボモータ 18 走行用サーボモータ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 小林 勝美 東京都江東区豊洲三丁目1番15号 石川 島播磨重工業株式会社 東二テクニカル センター内 (72)考案者 上松 和夫 神奈川県横浜市磯子区新中原町1番地 石川島播磨重工業株式会社 技術研究所 内 (56)参考文献 実開 昭59−84409(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G01B 21/00 - 21/30 G01B 7/00 - 7/34

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 径方向に対峙する一対の測定子の拡縮変
    位を測定ロッドの軸方向変位に変換するようにしてある
    ゲージ部に、上記測定ロッドの変位を電気的に検出する
    測長センサを取り付けて内径測定器を構成し、該内径測
    定器の後端に小径で長尺のスピンドルの一端を連結固定
    し、且つ該スピンドルの他端部を、走行キャリッジに旋
    回可能に設けたチャックに把持させ、更に、上記内径測
    定器の測長センサにて検出した値を演算処理する演算処
    理装置を備えた構成を有することを特徴とする深穴の真
    円度測定装置。
JP1993073731U 1993-12-27 1993-12-27 深穴の真円度測定装置 Expired - Fee Related JP2599402Y2 (ja)

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CN109374030A (zh) * 2018-10-25 2019-02-22 南京工程学院 一种用于多台阶深孔检测的自动牵引装置

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