JPH0741415U - 深穴の真円度測定装置 - Google Patents
深穴の真円度測定装置Info
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- JPH0741415U JPH0741415U JP7373193U JP7373193U JPH0741415U JP H0741415 U JPH0741415 U JP H0741415U JP 7373193 U JP7373193 U JP 7373193U JP 7373193 U JP7373193 U JP 7373193U JP H0741415 U JPH0741415 U JP H0741415U
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 深穴の真円度を正確に測定する。
【構成】 一対の測定子の径方向の拡縮変位を測定ロッ
ドの軸方向の変位に変換できるようにしたゲージ部に、
測定ロッドの変位を電気的に検出するようにした測長セ
ンサを組み合わせて内径測定器9を構成する。内径測定
器9の後端に、小径で長尺のスピンドル8の一端を連結
する。スピンドル8の他端部を、走行可能なキャリッジ
15に備えた旋回可能なチャック16に把持させる。測
長センサの検出値を解析する演算処理装置12を設け
る。
ドの軸方向の変位に変換できるようにしたゲージ部に、
測定ロッドの変位を電気的に検出するようにした測長セ
ンサを組み合わせて内径測定器9を構成する。内径測定
器9の後端に、小径で長尺のスピンドル8の一端を連結
する。スピンドル8の他端部を、走行可能なキャリッジ
15に備えた旋回可能なチャック16に把持させる。測
長センサの検出値を解析する演算処理装置12を設け
る。
Description
【0001】
本考案は小径長尺円筒の如き小径の深穴を有するワークの上記深穴の真円度を 測定するために用いる深穴の真円度測定装置に関するものである。
【0002】
従来のこの種比較的小径の深穴の真円度を測定するものとしては、図3に一例 を示す如く、シリンダ1の先端側を2つ割り構造として、その先端部に径方向へ 弾性的に拡縮可能な一対の測定子2を形成し、且つ上記シリンダ1内に、先端部 をテーパ面3とした測定ロッド4を挿入して、上記テーパ面3をスプリング力に より常時測定子2間に押付配置するようにしたゲージ部5を構成し、ゲージ部5 の測定子2の拡縮変位を測定ロッド4の長手方向変位に変換して、この測定ロッ ド4の変位に基づく値をダイヤルゲージ6で表示させるようにした内径測定器が 知られている。
【0003】
ところが、上記従来の内径測定器の場合、手に持ってゲージ部5を穴の中に挿 入することにより穴の内径を測定してダイヤルゲージ6に表示させるものである ため、深穴に対し長手方向各部で周方向の位相をずらしながら内径を計測して真 円度を正確に測定することは困難である。
【0004】 そこで、本考案は、深穴の長手方向各部で位相をずらしながら正確に真円度を 測定することができるような深穴の真円度測定装置を提供しようとするものであ る。
【0005】
本考案は、上記課題を解決するために、径方向に対峙する一対の測定子の拡縮 変位を測定ロッドの軸方向変位に変換するようにしてあるゲージ部に、上記測定 ロッドの変位を電気的に検出する測長センサを取り付けて内径測定器を構成し、 該内径測定器の後端に小径で長尺のスピンドルの一端を連結固定し、且つ該スピ ンドルの他端部を、走行キャリッジに旋回可能に設けたチャックに把持させ、更 に、上記内径測定器の測長センサにて検出した値を演算処理する演算処理装置を 備えた構成とする。
【0006】
深穴の真円度を測定する場合は、キャリッジにより、スピンドルを介して内径 測定器に旋回動作を与えながら該内径測定器を深穴内に送り込んで行くようにす る。これにより、長手方向各部の内径が周方向で位相をずらしながら計測される ことになり、この計測値が演算処理装置で演算処理されることによって深穴の真 円度が求められる。
【0007】
以下、図面に基づき本考案の実施例を説明する。
【0008】 図1及び図2は本考案の一実施例を示すもので、図3に示したと同様な構成と してあるゲージ部5におけるシリンダ1の後端部に、測定ロッド4の長手方向変 位を電気的に検出する測長センサ7を取り付けて、該測長センサ7とゲージ部5 とから内径測定器9を構成し、該内径測定器9の後端に、小径長尺のスピンドル 8の先端を連結して、内径測定器9からスピンドル8の間を一直線状となし、且 つ上記スピンドル8を搬送装置25に支持させ、該搬送装置25にてスピンドル を操作して、内径測定器9に旋回動作とワーク10の深穴11への送り込み動作 が与えられるようにし、更に、上記内径測定器9の測長センサ7で検出した値を 演算処理する演算処理装置12を設けて、深穴の真円度が自動的に求められるよ うにする。
【0009】 上記搬送装置25は、左右方向に延びるベッド13上にガイドレール14を敷 設すると共に、該ガイドレール14上にキャリッジ15を載置し、該キャリッジ 15の前面部に上記スピンドル8の後端部を把持するチャック16を設け、且つ 該チャック16を介してスピンドル8を旋回駆動するための旋回用サーボモータ 17を、上記チャック16の後面部に設置し、更に、上記キャリッジ15の外側 部に、ピニオン19を有する走行用サーボモータ18を設置し、上記ピニオン1 9を、ガイドレール14と平行にベッド13に固設したラック20に噛合させ、 上記走行用サーボモータ18の駆動でピニオン19を回転させることによりキャ リッジ15をガイドレール14に沿わせて左右方向へ走行させられるようにして ある。又、上記ガイドレール14上には、スピンドル8の中間部を支持するため の支持具21がキャリッジ15に押されることによって移動できるような状態で 適数個配置してある。
【0010】 なお、図1において、22は演算処理装置12からの制御指令に基づいて上記 サーボモータ17,18へ駆動指令を送るようにしたサーボコントローラ、23 はスピンドル8の延長線上でワーク10を保持できるようにした昇降架台を示す 。又、図2において、24は深穴挿入時のスピンドル8の撓みを抑えるためにス ピンドル8の適宜間隔位置に設けたブッシュを示す。
【0011】 長尺円筒の如きワーク10の深穴11の真円度を測定する場合には、図1にお いて実線で示す如く、先ずキャリッジ15をガイドレール14の右端へ寄せ、ス ピンドル8の後端部をキャリッジ15のチャック16に把持させると共に、スピ ンドル8の中間部を支持具21に支持させてスピンドル8を水平に保持させ、一 方、昇降架台23上にワーク10をセットし、昇降架台23を高さ調整してワー ク10の深穴11をスピンドル8の軸心延長線上に合わせるようにする。
【0012】 上記の状態において、サーボコントローラ22からの指令で旋回用サーボモー タ17と走行用サーボモータ18を駆動し、スピンドル8を旋回させながらキャ リッジ15をワーク10側へ走行させるようにする。これにより、スピンドル8 の先端部に取り付けてある内径測定器9が周方向に旋回しつつワーク10の深穴 11内に送り込まれて行くことになる。
【0013】 上記の如く、内径測定器9が深穴11内に送り込まれて行くと、時々刻々と計 測された深穴11の長手方向各部、周方向各部の内径値が測長センサ7により取 り出されて演算処理装置12に送られ、該演算処理装置12にてデータ解析が行 われる。この場合、演算処理装置12では、サーボモータ17,18の駆動量を 基に内径測定器9の旋回量(角)、送り込み量を求めることができるので、深穴 11の長手方向の各位置で位相をずらしながら内径を計測することができる。し たがって、深穴11の真円度を自動的に正確に測定することができる。
【0014】 上記において、スピンドル8の長さは任意に選定することができるので、深穴 11の深さ(長さ)がどのような状態であっても容易に対応させることができ、 又、深穴11の内径が大きく変化した場合は、その内径に対応した大きさのゲー ジ部5を使用することで容易に対処することができる。
【0015】 なお、本考案は上記実施例にのみ限定されるものではなく、本考案の要旨を逸 脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。
【0016】
以上述べた如く、本考案の深穴の真円度測定装置によれば、ゲージ部に測長セ ンサを組み合せてなる内径測定器にスピンドルを連結し、該スピンドルを介して キャリッジにより内径測定器に旋回動作と送り込み動作を与えることができるよ うにし、且つ上記測長センサの検出値を演算処理装置にて演算処理することがで きるようにしたので、深穴の内径を長手方向の各部で周方向に位相をずらしなが ら測定することができ、これにより自動的に正確に深穴の真円度を求めることが できる、という優れた効果を発揮する。
【図1】本考案の深穴の真円度測定装置の一実施例を示
す全体の概略図である。
す全体の概略図である。
【図2】内径測定器の部分を示す拡大図である。
【図3】従来の内径測定器の一例を示す概要図である。
2 測定子 4 測定ロッド 5 ゲージ部 7 測長センサ 8 スピンドル 9 内径測定器 11 深穴 12 演算処理装置 15 キャリッジ 16 チャック 17 旋回用サーボモータ 18 走行用サーボモータ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 小林 勝美 東京都江東区豊洲三丁目1番15号 石川島 播磨重工業株式会社東二テクニカルセンタ ー内 (72)考案者 上松 和夫 神奈川県横浜市磯子区新中原町1番地 石 川島播磨重工業株式会社技術研究所内
Claims (1)
- 【請求項1】 径方向に対峙する一対の測定子の拡縮変
位を測定ロッドの軸方向変位に変換するようにしてある
ゲージ部に、上記測定ロッドの変位を電気的に検出する
測長センサを取り付けて内径測定器を構成し、該内径測
定器の後端に小径で長尺のスピンドルの一端を連結固定
し、且つ該スピンドルの他端部を、走行キャリッジに旋
回可能に設けたチャックに把持させ、更に、上記内径測
定器の測長センサにて検出した値を演算処理する演算処
理装置を備えた構成を有することを特徴とする深穴の真
円度測定装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993073731U JP2599402Y2 (ja) | 1993-12-27 | 1993-12-27 | 深穴の真円度測定装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993073731U JP2599402Y2 (ja) | 1993-12-27 | 1993-12-27 | 深穴の真円度測定装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0741415U true JPH0741415U (ja) | 1995-07-21 |
JP2599402Y2 JP2599402Y2 (ja) | 1999-09-06 |
Family
ID=13526680
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1993073731U Expired - Fee Related JP2599402Y2 (ja) | 1993-12-27 | 1993-12-27 | 深穴の真円度測定装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2599402Y2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008514942A (ja) * | 2004-10-01 | 2008-05-08 | マーポス、ソチエタ、ペル、アツィオーニ | 機械部品の寸法および/または形状の検査装置 |
CN109374030A (zh) * | 2018-10-25 | 2019-02-22 | 南京工程学院 | 一种用于多台阶深孔检测的自动牵引装置 |
-
1993
- 1993-12-27 JP JP1993073731U patent/JP2599402Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008514942A (ja) * | 2004-10-01 | 2008-05-08 | マーポス、ソチエタ、ペル、アツィオーニ | 機械部品の寸法および/または形状の検査装置 |
CN109374030A (zh) * | 2018-10-25 | 2019-02-22 | 南京工程学院 | 一种用于多台阶深孔检测的自动牵引装置 |
CN109374030B (zh) * | 2018-10-25 | 2024-05-24 | 南京工程学院 | 一种用于多台阶深孔检测的自动牵引装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2599402Y2 (ja) | 1999-09-06 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |