JPH0141312Y2 - - Google Patents

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JPH0141312Y2
JPH0141312Y2 JP1982149461U JP14946182U JPH0141312Y2 JP H0141312 Y2 JPH0141312 Y2 JP H0141312Y2 JP 1982149461 U JP1982149461 U JP 1982149461U JP 14946182 U JP14946182 U JP 14946182U JP H0141312 Y2 JPH0141312 Y2 JP H0141312Y2
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JP
Japan
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flange
top plate
sink
core material
synthetic resin
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JP1982149461U
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、厨房家具、洗面家具等におけるシン
ク(水槽)取付用の天板(「ワークトツプ」とも
呼ばれる)の改良に関する。
従来、シンクを天板に取付けるには、天板に設
けられたシンク落し込み用の開口部にシンクを落
し込み、シンクの裏側に設けられた取付金具類を
適宜併用して、シンクを天板に固定している。と
ころで、近時は、シンクのフランジの上面と天板
の上面とを面一にし又は前者の上面を後者の上面
より下方に位置させる形式のシンク取付構造がし
ばしば採用されている。その場合、製作時には、
天板の開口部近傍のフランジ載置部分は、従来、
刃物により切削して所定の段差を有する段部を形
成しているが、この方法によると、刃物の磨耗状
態を常時監視していないと、各製品毎に前記段部
の高さにばらつきが生じるという問題があつた。
また、従来品の場合、シンクのフランジと天板と
の間に防水用のコーキング剤を介在させている
が、その防水効果は必ずしも完全なものではな
く、そのため、前記フランジと天板との間から侵
入した水等が天板開口部の木口に達し、木口部分
に吸水による腐食、カビ等を発生させるという問
題もあつた。
本考案は上記の問題に鑑みて為されたもので、
木製の板状芯材に形成したシンク落し込み用の開
口部の木口に、前記板状芯材の上面より下方に位
置する段部を有する合成樹脂製の環状のフランジ
受けを含浸により一体に付設することにより、各
製品毎に、シンクのフランジを載置する部分の均
一な段差が容易に得られるうえ、フランジ固定部
分の防水性にも優れた天板を提供しようとするも
のである。
以下、本考案の一実施例を図面を参照しながら
説明すると、符号1はパーテイクルボード又は積
層合板等のいずれかから成る木製の板状芯材で、
シンクの落し込み用の開口部1aが形成され、そ
の木口1bは断面V字形に切除されている(第2
図)。該木口1bには、合成樹脂製のフランジ受
け2が該木口1bへの含浸2aにより一体に付設
されている。このフランジ受け2は板状芯材1の
上面1cより下方に位置する即ち前記上面1cに
対し段差を有する段部2bが形成され、該段部
2b上に後述するようにシンクのフランジが載置
されるようになつている。また、フランジ受け2
の下部周縁には環状の水切り縁2cが一体に形成
されている。かかるフランジ受け2は、例えば、
次のようにして形成することができる。即ち、形
成しようとする所定の形状に相当する空間を有す
る金型(図示せず)を板状芯材1の木口1b部分
に装着し、該空間内に液状の合成樹脂、例えば、
ポリエステル樹脂、エポキシ樹脂、ポリウレタン
樹脂又はその他の熱硬化性樹脂を注入して木口1
bに含浸2aさせ、硬化させて、木口1bに強固
に一体に形成する。なお、合成樹脂としては熱可
塑性樹脂の使用も可能である。このようにして一
体化された板状芯材1及びフランジ受け2の両上
面にメラミン化粧板の如き耐熱、耐水性の化粧板
3が貼着されて天板4が構成される。
かかる天板4へのシンクの取付状態を、例え
ば、第3図に示す。即ち、シンク6は、その側壁
6aに連なるフランジ6bを化粧板3を介してフ
ランジ受け2の段部2b上に載置するようにして
前記開口部1a内に落し込んだ後、フレーム6c
に組合せられた金具6dに螺合されたボルト6e
を締め付けることにより、天板4に固定されるも
のである。
フランジ受け2は、既述したように、金型によ
り合成樹脂から形成されるので、刃物を使用して
板状芯材そのものを切削する従来法に比し、製品
毎に、所定の段差が常に高精度で均一に且つ容
易に形成される。即ち、製品間のばらつきが生じ
ない。しかも、フランジ受け2が芯材1の木口1
bを封止しているうえ、シンク6のフランジ6b
が合成樹脂製のフランジ受け2の上に載置されて
いるから、フランジ6bの下側と天板4との間か
ら水等が侵入しても該水等が前記木口1bにより
吸水され、そのために、木口1b部分にカビが発
生したり腐食が生じたりするということがない。
特に本実施例においては、フランジ6bの下部か
ら水等が大量に侵入しても、該水等はフランジ受
け2の下面まで達した後、水切り縁2cにより、
それ以上木口1b側に進むことができないもので
ある。
なお、上記実施例においては、板状芯材1及び
フランジ受け2に化粧板3を貼着する構造を示し
たが、これに代え、適宜の耐熱、耐水性の塗料を
塗布するようにしてもよい。
以上述べたところから明らかなように、本考案
によれば、(イ)シンクのフランジを載置するための
段部の段差が各製品間で常に均一且つ高精度とな
る、(ロ)フランジと天板との間から水等が侵入して
も天板の木口により吸収されることがないので木
口部分にカビの発生、腐食状態の発生がなくな
る、(ハ)フランジ受けが含浸により板状芯材と強固
に一体化しているので耐久性に優れている、(ニ)シ
ンクを固定する際に前記実施例の如くボルトを使
用する場合、ボルトの端部が木材でなく硬化した
合成樹脂に当るため、しめつけ具合を感得し易
く、従つて均一なねじしめが可能となる、等の実
用上優れた効果が得られるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る天板の一実施例を示す斜
視図、第2図は第1図中−線拡大断面図、第
3図は前記天板にシンクを取付けた状態を示す拡
大断面図である。 1……板状芯材、1a……開口部、1c……上
面、2……フランジ受け、2a……含浸部分、2
b……段部、6……シンク、6b……フランジ。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 木製の板状芯材に形成されたシンク落し込み
    用の開口部の木口に、前記板状芯材の上面より
    下方に位置する段部を有する合成樹脂製のフラ
    ンジ受けが含浸により一体に付設され、前記段
    部の上面にシンクのフランジが載置されるよう
    に構成されたことを特徴とする天板。 (2) フランジ受けの下部周縁に環状の水切り縁が
    形成された、実用新案登録請求の範囲第1項記
    載の天板。 (3) 合成樹脂が熱硬化性樹脂である、実用新案登
    録請求の範囲第1項又は第2項に記載の天板。
JP14946182U 1982-10-01 1982-10-01 天板 Granted JPS5955048U (ja)

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JP14946182U JPS5955048U (ja) 1982-10-01 1982-10-01 天板

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JP14946182U JPS5955048U (ja) 1982-10-01 1982-10-01 天板

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JPS5955048U JPS5955048U (ja) 1984-04-11
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4641657B2 (ja) * 2001-05-11 2011-03-02 アイカ工業株式会社 樹脂製洗面ボールの取り付け方法
JP4585148B2 (ja) * 2001-06-25 2010-11-24 アイカ工業株式会社 洗面ボールの取り付け構造及び取り付け方法
JP4641669B2 (ja) * 2001-06-27 2011-03-02 アイカ工業株式会社 洗面ボールの取り付け方法

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS55133902A (en) * 1979-04-06 1980-10-18 Aika Kogyo Kk Preparation of top board to which smoothly planed board is pasted

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JPS6024222Y2 (ja) * 1979-03-16 1985-07-19 サンウエーブ工業株式会社 厨房用流し台の上板

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