JPH0140732Y2 - - Google Patents

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JPH0140732Y2
JPH0140732Y2 JP20375583U JP20375583U JPH0140732Y2 JP H0140732 Y2 JPH0140732 Y2 JP H0140732Y2 JP 20375583 U JP20375583 U JP 20375583U JP 20375583 U JP20375583 U JP 20375583U JP H0140732 Y2 JPH0140732 Y2 JP H0140732Y2
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JP
Japan
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vehicle body
stay damper
damper
opening
back door
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JP20375583U
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JPS60105524U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は自動車のバツクドア装置に係り、詳し
くは、バツクドアの開閉を助勢および保持するス
テーダンパの車体側における取付構造に関するも
のである。
〔従来の技術〕
後部に開口が形成された車体においては、その
後部開口の前縁にヒンジ結合されたバツクドアに
より、その後部開口が開閉されるようになつてい
る。このような車体のバツクドアには、その開閉
を助勢および保持するステーダンパが取り付けら
れている。その一例として、実開昭57−80317号
公報に記載されているバツクドア装置がある。
これにおいては、軸方向に変動可能なステー機
構を有するステーダンパが設けられ、その両端が
バツクドアの縁部と車体の開口側縁部近傍とに取
り付けられおり、バツクドアの開閉力を助勢した
り開口状態を保持できるようになつている。
〔考案が解決しようとする課題〕
ところで、ステーダンパの車体側は、通常、車
体後部のインナパネルに取り付けられており、バ
ツクドアを閉止した状態では、開口時に比べてス
テーダンパが前後方向で水平に近い状態となる。
したがつて、追突された場合などには、バツクド
アからステーダンパにその軸方向の力が作用し、
その車体側の取付部がインナパネルを破損させる
と共に、インナパネルから剥がれたステーダンパ
が、前方に突き出る状態となる。その結果、追突
の衝撃が前方に及んだり、また、後部座席に突入
するステーダンパによつて、シートの破損がひど
くなつたりする問題がある。
本考案は上述の問題に鑑みなされたもので、そ
の目的は、追突事故などの場合に、前方に移動し
突入する破損したステーダンパによつて、車体内
の二次的な損傷を防止することができるようにし
たステーダンパの取付構造を備えた自動車のバツ
クドア装置を提供することである。
〔課題を解決するための手段〕
本考案は、車体の後部に形成された後部開口の
前縁にヒンジ結合されて、その後部開口を開閉自
在とするドアを備えたバツクドア装置に適用され
る。
その特徴とするところは、車体とバツクドアと
の間には、前部が車体側に、後部がバツクドア
に、それぞれ支持されて、前後方向に延びるステ
ーダンパを介在させ、そのステーダンパの前部
を、車体内壁に形成された開口部の前縁部から車
体内方に向けて後方へ傾斜する突出部を設け、そ
の外方側に、上記のステーダンパの前部を支持す
るようにしたことである。
〔作用〕
バツクドアが閉止されていると、ステーダンパ
が縮小しており、ステーダンパは、開口時に比べ
て水平な状態に近い。この状態で、追突などされ
ると、押し潰されたバツクドアにより、ステーダ
ンパには軸方向の力が作用し、ステーダンパの車
体側の支持部が破損する。突出部より剥がれたス
テーダンパは、その突出部に案内され、インナパ
ネルとアウタパネルとの間に突入する。したがつ
て、ステーダンパが後部座席の方向へ直接移動す
ることが防止され、その座席がステーダンパの突
入で破損するといつたことは回避される。
〔考案の効果〕
本考案によれば、ステーダンパの車体側の支持
部の車体内壁に開口部を設けると共に、その部分
に傾斜した突出部を形成しているので、追突など
によつてステーダンパが前方へ移動しても、突出
部により、ステーダンパが開口部を介して車体外
方へ案内される。したがつて、ステーダンパが後
部座席に突入することが避けられ、追突事故時な
どに後部座席が破損するといつた二次的な被害を
抑制でき、その損傷度を軽減することができる。
〔実施例〕
以下に、本考案をその実施例の図面を参照しな
がら、詳細に説明する。
第1図にバツクドア装置が装着された自動車の
全体外観図で、車体の後部開口1の前縁でヒンジ
を介して結合され、その後部開口1を開閉自在と
したバツクドア2が装着されている。そして、そ
の後部開口1の後縁には、その開閉力を助勢した
り、開口状態を保持するステーダンパ3が取り付
けられている。すなわち、ステーダンパ3は、そ
の前部が車体側に、その後部がバツクドア2に、
それぞれ支持されており、バツクドア2が閉止さ
れた状態では、ほぼ前後方向に延びるように取り
付けられている。
このステーダンパ3の前部における車体側は、
第2図に示すように、後部座席4の後方の車体内
壁であるインナパネル5に取り付けられている。
このインナパネル5には、第3図に示す開口部6
が形成され、この開口部6の車体側の内方にイン
ナパネル5の一部が突出する切起し7が形成され
ている。
この切起し7と上記の開口部6とには、第4図
aおよびbに示すように、インナパネル5の内方
よりそれらを被蓋するように、ダンパブラケツト
8が、ボルト9でインナパネル5に締結されてい
る。このダンパブラケツト8および上記の切起し
7は、開口部6の前縁部から車体内方に向けて後
方へ傾斜する突出部を形成している。
上記のステーダンパ3の前部は、その突出部7
または8の外方側に支持された構造とされるが、
本例においては、ダンパブラケツト8の外方側に
設けられているボールジヨイント10を介して、
ステーダンパ3の車体側が、回動自在に取り付へ
られている。このダンパブラケツト8および切起
し7は、車体が追突されるなどして、ステーダン
パ3に軸方向の力が作用したとき、開口部6を介
してインナパネル5とアウタパネル11との間に
ステーダンパ3の移動を案内するガイド部材とし
て機能するようになつている。
このような構成例によれば、次のように作用さ
せることができる。
第1図の想像線で示すように、バツクドア2を
開くと、ステーダンパ3の車体側は、第4図bの
想像線で示すように、ダンパブラケツト8に設け
られたボールジヨイント10を中心として矢印1
2方向へ回動し、かつ、開度に応じて、そのステ
ー機構が伸長する。その際、そのステーダンパ3
が、開閉力を助勢しまたその開口状態を維持する
力を発揮して、バツクドア2の開口状態が保持さ
れる。
一方、バツクドア2が閉止されると、ステーダ
ンパ3が縮小すると共に、開口状態に比較して前
後方向において水平に近い状態となり、その車体
側は第4図bの実線で示すようになる。
この状態で、追突事故が発生すると、押し潰さ
れるバツクドア2によつて、ステーダンパ3には
軸方向の力が作用し、ステーダンパ3の車体側の
支持部が破損する。しかし、ダンパブラケツト8
より剥がれたステーダンパ3は、第5図の想像線
で示すように、ガイド部材としての突出部である
切起し7およびダンパブラケツト8に案内され、
インナパネル5とアウタパネル11との間へ突入
する。したがつて、ステーダンパ3が後部座席4
〔第2図参照〕の方向へ移動することが防止され、
その座席がステーダンパ3の突入で破損するとい
つたことは回避される。
ちなみに、ステーダンパ3を取り替えるとき
は、取付個所で破損しているダンパブラケツト8
を外して、新しいものに替え、第3図に示すよう
に、ステーダンパ3を、ダンパブラケツト8と共
に、インナパネル5に、ボルト9で締結すればよ
い。
上述の例では、ステーダンパの追突時の案内用
の突出部が、ダンパブラケツトと切起しから構成
されているが、ダンパブラケツトを設けることな
く、切起しに直接ボールジヨイントを介して、ス
テーダンパを取り付けるようにしてもよい。ま
た、逆に、切起しを設けるとなく、ダンパブラケ
ツトをインナパネルの開口部に締結して、ステー
ダンパを取り付けることもできる。いずれにして
も、ガイド部材として機能する突出部である切起
しまたはダンパブラケツトが、追突時にステーダ
ンパを開口部を介してインナパネル外に突出でき
るようになつていればよい。
なお、バツクドアの閉止時に、ステーダンパが
水平となつていない場合でも、前方に傾斜してい
れば、その前後方向の分力によつて同様に動作
し、後部座席における破損度の増大などを回避ま
たは抑制することができる。
以上の説明から分かるように、ステーダンパの
車体側の支持部のインナパネルに開口部があり、
その部分に、車体内方に向けて後方へ傾斜する突
出部を形成しているので、追突などによつてステ
ーダンパが前方へ移動しても、突出部により、ス
テーダンパが開口部を介して車体外方側へ案内さ
れる。その結果、ステーダンパが後部座席へ突入
することはなく、追突事故時などに後部の座席が
破損するといつた二次的な被害が抑制され、事故
による車体の損傷度を大幅に軽減することができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図はバツクドア装置を含む自動車の全体外
観図、第2図はインナパネルにおけるステーダン
パの車体側の支持状態図、第3図は取付作業状態
図、第4図aはインナパネルへの取付状態を示す
平面図、第4図bは同図aの−線矢視図、第
5図は追突時のステーダンパの挙動を説明する断
面図である。 1……後部開口、2……バツクドア、3……ス
テーダンパ、5……インナパネル(車体内壁)、
6……開口部、7,8……突出部(切起し、ダン
パブラケツト)。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 車体の後部に形成された後部開口の前縁にヒン
    ジ結合されて、その後部開口を開閉自在とするバ
    ツクドア装置において、 上記車体とバツクドアとの間には、前部が車体
    側に、後部やバツクドアに、それぞれ支持され
    て、前後方向に延びるステーダンパが介在され、 車体内壁に形成された開口部の前縁部から、車
    体内方に向けて後方へ傾斜する突出部が設けら
    れ、 前記ステーダンパの前部は、上記突出部の外方
    側に、支持されていることを特徴とする自動車の
    バツクドア装置。
JP20375583U 1983-12-26 1983-12-26 自動車のバツクドア装置 Granted JPS60105524U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP20375583U JPS60105524U (ja) 1983-12-26 1983-12-26 自動車のバツクドア装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP20375583U JPS60105524U (ja) 1983-12-26 1983-12-26 自動車のバツクドア装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS60105524U JPS60105524U (ja) 1985-07-18
JPH0140732Y2 true JPH0140732Y2 (ja) 1989-12-05

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JP20375583U Granted JPS60105524U (ja) 1983-12-26 1983-12-26 自動車のバツクドア装置

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JPS60105524U (ja) 1985-07-18

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