JPH0139785Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0139785Y2
JPH0139785Y2 JP1981144881U JP14488181U JPH0139785Y2 JP H0139785 Y2 JPH0139785 Y2 JP H0139785Y2 JP 1981144881 U JP1981144881 U JP 1981144881U JP 14488181 U JP14488181 U JP 14488181U JP H0139785 Y2 JPH0139785 Y2 JP H0139785Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
body frame
rotating body
fixed
swivel joint
frame
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP1981144881U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5850162U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP14488181U priority Critical patent/JPS5850162U/ja
Publication of JPS5850162U publication Critical patent/JPS5850162U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0139785Y2 publication Critical patent/JPH0139785Y2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Component Parts Of Construction Machinery (AREA)
  • Sealing Devices (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案はクレーン、油圧シヨベル等の旋回式作
業機械において、旋回ベアリング機構の潤滑、保
護のために該ベアリング機構の内周部に形成され
たグリースバスのシール装置に関するものであ
る。
従来のグリースバスシール装置は、走行体フレ
ーム側にオイルシールを固着し、このオイルシー
ルを旋回体フレームに摺接させる構造となつてい
る。しかるに、この構造によると、オイルシール
および該シールの摺接面の摩耗、あるいは旋回体
の歪回転等によつてシール性が不確実になり易い
欠点があるうえに、走行体フレームのオイルシー
ル取付部分およびオイルシールに対する旋回体フ
レームの摺接面に特別な機械加工が必要となり、
この加工が面倒であつた。また、コスト面でも、
上記加工コストが高いとともに、オイルシールそ
のものも高価であるため、シール装置全体として
コスト高となつていた。さらに、走行体と旋回体
の結合時にオイルシールが損傷するおそれがあ
り、加えてオイルシールの取替が困難である等、
種々の欠点を有していた。
本考案は上記の点に鑑み、シールの確実性にす
ぐれるとともに、特別な加工が不要でコストも安
くてすみ、またシール部材の損傷のおそれがない
うえ、その取替も容易な旋回式作業機械のグリー
スバスシール装置を得んとするものである。
以下、本考案の実施例を図に依拠して説明す
る。
1は走行体フレーム、2は旋回体フレーム、3
は該両フレーム1,2間に介在させた旋回ベアリ
ング機構である。旋回ベアリング機構3は、内歯
車31aが形成されたインナレース31とベアリ
ング32とアウタレース33とから成り、インナ
レース31を走行体フレーム1に、アウタレース
33を旋回体フレーム2にそれぞれ固着してい
る。インナレース31の内歯車31aには、旋回
体フレーム2側に設置した図示しないピニオンギ
ヤを噛合させ、このピニオンギヤをモータで回転
駆動することによつて、旋回体フレーム2を含む
上部旋回体全体を旋回させうるように構成してい
る。
走行体フレーム1および旋回体フレーム2の中
央部にはそれぞれ円形の開口部11,21を設け
ており、走行体フレーム1の中央開口部11の周
縁部上面に円筒状の隔壁12を立設し、この隔壁
12と、旋回ベアリング機構3のインナレース3
1との間にグリースバス4を形成している。
隔壁12の上端開口部には、中央に透孔13を
有するスイベルジヨイント取付枠14を固着して
いる。5は図外のコントロールバルブからの配管
6…と下部走行体に装備された走行駆動モータか
らの配管(図示せず)とを接続するためのスイベ
ルジヨイントで、固定部としてのボデイ51と、
回転部としてのステム52とから成り、ステム5
2が取付枠14の透孔13および旋回体フレーム
2の中央開口部21を貫通する状態で、ボデイ5
1を取付枠14にボルト15…によつて固着して
いる。こうして、スイベルジヨイント5を、ステ
ム52が旋回体フレーム2に一体回転可能に固定
され、ボデイ51が走行体フレーム1に固定され
た状態で設置している。こゝで、スイベルジヨイ
ント5は、従来のこの種作業機械におけるスイベ
ルジヨイントとは逆の、ボデイ51が下側、ステ
ム52が上側となる姿勢で上記の如く旋回体フレ
ーム2に設置し、かつ、コントロールバルブから
の配管6…をステム52に軸方向から接続してい
る。
7はゴムまたは弾性プラスチツク等の弾性材料
からなるシールカバーで、スイベルジヨイント5
におけるステム52の外周面に装着し、その周辺
部を旋回体フレーム2の上面に固着している。こ
のシールカバー7によつて旋回体フレーム2の中
央開口部21が閉塞され、これによりグリースバ
ス4が外部から密封されて、該グリースバス4へ
の土砂や泥水等の侵入が防止されることとなる。
上記シールカバー5のスイベルジヨイント5お
よび旋回体フレーム2に対する固定手段は種々選
択しうるところであり、図ではそのうちの三例を
示している。第1図に示す第1実施例では、スイ
ベルジヨイント5のステム52の外周面に周溝5
3を形成し、この周溝53にシールカバー5の内
周縁部を嵌め込み固定し、外周縁部をボルト22
…によつて旋回体フレーム2の上面に固定してい
る。また、第2図に示す第2実施例では、シール
カバー7の内周縁部をステム52の外周面に添わ
せてクランプ金具8により締付固定している。さ
らに、第3図に示す第3実施例では、シールカバ
ー7の外周縁部を、旋回体フレーム2の上面に突
設したリング状凸部23にクランプ金具9によつ
て締付固定し、同カバー内周縁部を第1実施例同
様、ステム52の周溝53に嵌め込み固定してい
る。
このように、スイベルジヨイント5のステム5
2と旋回体フレーム2という回転部同士間でシー
ル効果を得るようにした本装置構造によれば、従
来の回転部(旋回体フレーム)と固定部(走行体
フレーム)との間でシール効果を得る構造と比較
して、摺接部分がないため、グリースバスシール
効果が確実なものとなる。また、シールカバー7
をスイベルジヨイント5のステム52および旋回
体フレーム2にそれぞれ固定するだけでよく、従
来のようにシールのための特別な機械加工を施す
必要がなくなる。加えて、シールカバー7は、従
来のオイルシールのような高精度、高品質のもの
とする必要はなく、要はカバー機能を確保できる
ものであればよいため、加工コスト、部品コスト
ともに安くてすみ、シール装置全体としてコスト
が低廉となる。さらに、シールカバー7は、従来
のオイルシールのように摩耗することがないため
耐久性に富み、かつ、その取替、補修もオイルシ
ールと比較して遥かに簡単となるとともに、走行
体と旋回体の結合時にシールカバー7が損傷する
おそれもなくなる。
一方、旋回ベアリング機構3は、大径ゆえにラ
ジアルおよびスラスト両方向にかなり大きなガタ
を有しており、旋回時に、この旋回ベアリング機
構3のガタによつて旋回体フレーム2が楕円回
転、波打ち回転等の歪回転を行なう。この場合、
本装置によるとシールカバー7をゴム等の弾性材
料にて形成しているため、このシールカバー7の
弾性変形(伸縮)によつて上記旋回体フレームの
歪回転を大きな範囲で吸収することができる。し
たがつて、シールの確実性が一層高いものとな
る。
なお、スイベルジヨイント5を、大径のポデイ
51が上側、小径のステム52が上側となる、従
来とは逆の姿勢で設置したこの実施例によれば、
旋回体フレーム2の中央開口部21を小径におさ
えることができるため、シールカバー7を含めて
シール構造を小型にすることができる。従つて部
品コストが一層安くてすむとともに、シールカバ
ー7の設置が容易となる。但し、本考案において
はスイベルジヨイント5をボデイ51が上側(回
転部側)、ステム52が下側(固定部側)となる
姿勢で設置し、ボデイ51と旋回体フレーム2と
の間にシールカバー7を設けてもよく、こうした
場合でも所期の目的は充分達成することができ
る。
以上述べたように、本考案によれば、グリース
バスシールの確実性を向上させることができると
ともに、フレームに特別な機械加工を施す必要が
なく、コストを低廉にできる。また、シールカバ
ーの損傷のおそれもないうえ、シールカバーが耐
久性に富み、かつ、その取替も容易となる等、実
用上きわめて有益なものとなる。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第3図は互いに異なる本考案の実施
例を示す部分断面図である。 1……走行体フレーム、11……同フレームの
中央開口部、12……隔壁、2……旋回体フレー
ム、21……同フレームの中央開口部、3……旋
回ベアリング機構、4……グリースバス、5……
スイベルジヨイント、51……同ジヨイントのボ
デイ(固定部)、52……同ステム(回転部)、7
……シールカバー。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 走行駆動モータを備えた下部走行体と、この下
    部走行体上に旋回ベアリング機構を介して搭載し
    た上部旋回体とを具備し、上部旋回体の旋回体フ
    レームおよび下部走行体の走行体フレームの中央
    にそれぞれ開口部を設け、上記走行体フレームに
    おける中央開口部の周囲上面に全周に亘り隔壁を
    設けて、この隔壁と上記旋回ベアリング機構の内
    周部との間にグリースバスを形成するとともに、
    同隔壁の上部に、中央部に透孔を有するスイベル
    ジヨイント取付枠を設け、一方、上部旋回体側の
    コントロールバルブからの配管と上記走行駆動モ
    ータからの配管とを接続するためのスイベルジヨ
    イントの回転部を上記スイベルジヨイント取付枠
    の透孔および上記旋回体フレームの中央開口部を
    貫通する状態で旋回体フレームに一体回転可能に
    固定するとともに、同固定部を上記スイベルジヨ
    イント取付枠に、同取付枠の透孔を閉塞する状態
    で固定する旋回式作業機械において、上記スイベ
    ルジヨイントにおける回転部の外周面に、ゴム等
    の弾性材料からなるシールカバーを、上記旋回体
    フレームの中央開口部を閉塞する状態で装着し、
    このシールカバーの周辺部を旋回体フレームに同
    フレームと一体回転可能に固定して上記グリース
    バスを密封してなることを特徴とする旋回式作業
    機械のグリースバスシール装置。
JP14488181U 1981-09-28 1981-09-28 旋回式作業機械のグリ−スバスシ−ル装置 Granted JPS5850162U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14488181U JPS5850162U (ja) 1981-09-28 1981-09-28 旋回式作業機械のグリ−スバスシ−ル装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14488181U JPS5850162U (ja) 1981-09-28 1981-09-28 旋回式作業機械のグリ−スバスシ−ル装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5850162U JPS5850162U (ja) 1983-04-05
JPH0139785Y2 true JPH0139785Y2 (ja) 1989-11-29

Family

ID=29937829

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP14488181U Granted JPS5850162U (ja) 1981-09-28 1981-09-28 旋回式作業機械のグリ−スバスシ−ル装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS5850162U (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5876658U (ja) * 1981-11-17 1983-05-24 日立建機株式会社 旋回中心部の防水装置
JPS63113816U (ja) * 1987-01-14 1988-07-22

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS521521U (ja) * 1975-06-19 1977-01-07

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS53153302U (ja) * 1977-05-10 1978-12-02

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS521521U (ja) * 1975-06-19 1977-01-07

Also Published As

Publication number Publication date
JPS5850162U (ja) 1983-04-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0135062Y2 (ja)
US5454647A (en) Seal for package bearing
JPS6123429B2 (ja)
US4491037A (en) Seal arrangement for disengageable reduction drive unit
JPH0139785Y2 (ja)
JPH0740127Y2 (ja) オイルシール
JP7059830B2 (ja) 旋回主軸装置
JP4179432B2 (ja) 旋回輪軸受のシール構造
US2562624A (en) Stuffing box for boats
US4269459A (en) Wheel bearing slinger ring
JPH04366233A (ja) スイベルジョイント装置
JPH058238Y2 (ja)
WO2021005882A1 (ja) 密封装置および密封構造
JPH0619871Y2 (ja) 軸動力伝達装置
JP2533676Y2 (ja) 密封式ジャーナル軸受装置
JPH0225984Y2 (ja)
JPS6340648Y2 (ja)
JPH0534366Y2 (ja)
JPS5931832Y2 (ja) シ−ルド掘進機におけるカッタ−ホイ−ル中心軸のシ−ル装置
JPH0645487Y2 (ja) ロータリージョイントまわりのシール構造
JPS58105805A (ja) 自動車のアクスル構造
JPH0423759Y2 (ja)
JPS6330814Y2 (ja)
JPS6315407Y2 (ja)
JP2538574Y2 (ja) ダストカバー