JPH0619871Y2 - 軸動力伝達装置 - Google Patents
軸動力伝達装置Info
- Publication number
- JPH0619871Y2 JPH0619871Y2 JP1990047172U JP4717290U JPH0619871Y2 JP H0619871 Y2 JPH0619871 Y2 JP H0619871Y2 JP 1990047172 U JP1990047172 U JP 1990047172U JP 4717290 U JP4717290 U JP 4717290U JP H0619871 Y2 JPH0619871 Y2 JP H0619871Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- shaft
- gears
- transmission device
- power transmission
- sealing box
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Gear Transmission (AREA)
- General Details Of Gearings (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は軸動力伝達装置、特にゴミ噛み等による回転
障害を防止できるとともに、入出力軸の位置関係を変更
し得る軸動力伝達装置に関する。
障害を防止できるとともに、入出力軸の位置関係を変更
し得る軸動力伝達装置に関する。
例えば、船舶内に設置されたバルブ類等を遠隔操作する
場合には、操作部側の回転軸とバルブ側の回転軸とを裸
のベベルギヤやユニバーサルジョイントを介して伝達方
向を変えながら連動させている。
場合には、操作部側の回転軸とバルブ側の回転軸とを裸
のベベルギヤやユニバーサルジョイントを介して伝達方
向を変えながら連動させている。
このように裸のギヤをそのまま使用していると、ゴミ等
の異物がギヤに噛んだりして、回転障害の原因となる。
の異物がギヤに噛んだりして、回転障害の原因となる。
このため、実開昭63−119956号公報、実開平2
−24151号公報等に開示され、第1図に示すよう
に、密封ボックス30内に各ギヤ13、23を内装した
ものである。
−24151号公報等に開示され、第1図に示すよう
に、密封ボックス30内に各ギヤ13、23を内装した
ものである。
すなわち、同図に示すように、入力軸10および出力軸
20は、それぞれラジアルベアリング11、21を介し
てボックス30に貫通状態で取り付けられており、両軸
10、20は直交している。また、両軸10、20は、
スラストベアリング12、22によって軸10、20の
前後方向の位置が保持され、円滑な回転が維持される。
20は、それぞれラジアルベアリング11、21を介し
てボックス30に貫通状態で取り付けられており、両軸
10、20は直交している。また、両軸10、20は、
スラストベアリング12、22によって軸10、20の
前後方向の位置が保持され、円滑な回転が維持される。
前記ボックス30内に突出した両軸10、20の端部に
は、互いに噛み合うベベルギヤ13、23が取り付けら
れており、入力軸10の動力を90°方向転換して出力軸
20に伝達するようになっている。なお、ベルトギヤ1
3、23は両軸10、20に止め輪14、24によって
抜け止めされている。
は、互いに噛み合うベベルギヤ13、23が取り付けら
れており、入力軸10の動力を90°方向転換して出力軸
20に伝達するようになっている。なお、ベルトギヤ1
3、23は両軸10、20に止め輪14、24によって
抜け止めされている。
また、前記ボックス30内は、軸10、20端のオイル
シール15、25およびふた板31によって密封されて
おり、その中にはグリース類Aが封入されている。
シール15、25およびふた板31によって密封されて
おり、その中にはグリース類Aが封入されている。
この構成の従来のものは、ボックス30によって13、
23へのゴミの侵入が阻止され、ギヤ13、23がゴミ
等を噛み込むことはない。
23へのゴミの侵入が阻止され、ギヤ13、23がゴミ
等を噛み込むことはない。
しかしながら、この従来例では入出力軸10、20の位
置関係が固定であり、周囲の状況によって、その位置関
係(入出力軸10、20の方向)では入出力軸10、2
0に操作部から又は作動部への伝達軸を連結できない場
合がある。このため、その伝達軸の軸心に向く入出力軸
10、20を有する軸動力伝達装置を別途に用意する必
要がある。これはコスト高となる。
置関係が固定であり、周囲の状況によって、その位置関
係(入出力軸10、20の方向)では入出力軸10、2
0に操作部から又は作動部への伝達軸を連結できない場
合がある。このため、その伝達軸の軸心に向く入出力軸
10、20を有する軸動力伝達装置を別途に用意する必
要がある。これはコスト高となる。
ここで、入出力軸10、20の位置関係は、その軸1
0、20のギヤ13、23間に中間ギヤを噛み合わすこ
とにより可能である(実施例参照)。
0、20のギヤ13、23間に中間ギヤを噛み合わすこ
とにより可能である(実施例参照)。
この際、前述のギヤ13、23がボックス30内に設け
てある伝達装置は、その中間ギヤの軸をそのボックス3
0に取付ければよい。
てある伝達装置は、その中間ギヤの軸をそのボックス3
0に取付ければよい。
この考案は、上記実情の下、ゴミ等の噛み込みをなくし
て回転障害をなくすとともに、入出力軸の位置関係を変
更し得るようにすることを課題とする。
て回転障害をなくすとともに、入出力軸の位置関係を変
更し得るようにすることを課題とする。
上記課題を解決するために、この考案にあっては、入力
軸10および出力軸20を両者10、20の軸心をずら
しそれぞれ軸受け11、21を介して密封ボックス30
に貫通状態に取付け、前記密封ボックス30内の両軸1
0、20にそれぞれギヤ13、13a、23を取付けた
軸動力伝達装置であって、 その両ギヤ13、13a、23を中間ギヤ41、42、
41aを介して連動させ、上記密封ボックス30は、前
記中間ギヤ41、42、41aの軸43に垂直な面によ
り分割され、その中間ギヤ軸43の両端は密封ボックス
30の両分割部分にそれぞれ回転自在に支持され、かつ
前記両分割部分は、前記中間ギヤの軸43を中心として
相互に回転可能となっている構成としたのである。
軸10および出力軸20を両者10、20の軸心をずら
しそれぞれ軸受け11、21を介して密封ボックス30
に貫通状態に取付け、前記密封ボックス30内の両軸1
0、20にそれぞれギヤ13、13a、23を取付けた
軸動力伝達装置であって、 その両ギヤ13、13a、23を中間ギヤ41、42、
41aを介して連動させ、上記密封ボックス30は、前
記中間ギヤ41、42、41aの軸43に垂直な面によ
り分割され、その中間ギヤ軸43の両端は密封ボックス
30の両分割部分にそれぞれ回転自在に支持され、かつ
前記両分割部分は、前記中間ギヤの軸43を中心として
相互に回転可能となっている構成としたのである。
このように構成された軸動力伝達装置は、ギヤ部分が密
封ボックス30で覆われているため、ゴミ等の異物の侵
入が阻止され、この密封状態で入力軸10からの出力は
各ギヤ41……を介して出力軸20に伝達される。
封ボックス30で覆われているため、ゴミ等の異物の侵
入が阻止され、この密封状態で入力軸10からの出力は
各ギヤ41……を介して出力軸20に伝達される。
また、密封ボックス30の一方の分割部分を他方の分割
部分に対し回すと、その回転は中間ギヤの軸43を中心
とするため、入出力軸10、20のギヤ13、23はそ
の中間ギヤ41……の周りを回ってその分割部分の回転
に対応する。すなわち、分割部分が回っても各ギヤの伝
達には支障がない。
部分に対し回すと、その回転は中間ギヤの軸43を中心
とするため、入出力軸10、20のギヤ13、23はそ
の中間ギヤ41……の周りを回ってその分割部分の回転
に対応する。すなわち、分割部分が回っても各ギヤの伝
達には支障がない。
以下、実施例を第2図、第3図に基づいて説明するが、
前述と同一符号は同一物を示すため、その説明は省略
し、特徴部だけについて述べる。
前述と同一符号は同一物を示すため、その説明は省略
し、特徴部だけについて述べる。
第2図に一実施例を示し、入出力軸10、20の端に取
り付けたベベルギヤ13、23又は、一体成形された2
個のベベルギヤ(中間ギヤ)41、42にそれぞれ噛み
合い、入力軸10と出力軸20とが平行状態を保ったま
ま、中間ギヤ41、42の周りをその軸43を中心に相
対回転するようになっている。
り付けたベベルギヤ13、23又は、一体成形された2
個のベベルギヤ(中間ギヤ)41、42にそれぞれ噛み
合い、入力軸10と出力軸20とが平行状態を保ったま
ま、中間ギヤ41、42の周りをその軸43を中心に相
対回転するようになっている。
また、ボックス30も中間ギヤ軸43に直角な面により
2分割され、その両分割部分は相対回転可能に相互に嵌
め合わされている。この嵌め合わせ部には、互いに相対
する溝30a、30bが形成され、両溝30a、30b
に嵌まり合うスイベル球32を設けることにより回転を
円滑に行っている。
2分割され、その両分割部分は相対回転可能に相互に嵌
め合わされている。この嵌め合わせ部には、互いに相対
する溝30a、30bが形成され、両溝30a、30b
に嵌まり合うスイベル球32を設けることにより回転を
円滑に行っている。
前記ベベルギヤ41、42の軸43の両端は、ボックス
30の両分割部分にそれぞれ回転可能に支持されてお
り、その支持部および前記嵌め合わせ部にはそれぞれO
リング33が設けられている。
30の両分割部分にそれぞれ回転可能に支持されてお
り、その支持部および前記嵌め合わせ部にはそれぞれO
リング33が設けられている。
この実施例は、密封ボックス30の一方の分割部分を他
方の分割部分に対して回すと、ギヤ13、23がギヤ4
1、42の周りを回り、入力軸10と出力軸20は平行
状態を保ってその軸方向を変える。その軸方向は、入出
力軸10、20に連結される操作部から又は作動部への
伝達軸の方向に一致させる。
方の分割部分に対して回すと、ギヤ13、23がギヤ4
1、42の周りを回り、入力軸10と出力軸20は平行
状態を保ってその軸方向を変える。その軸方向は、入出
力軸10、20に連結される操作部から又は作動部への
伝達軸の方向に一致させる。
第3図には他の実施例を示し、この実施例は上記ベベル
ギヤ13、41に代えてスパーギヤ13a、41aを使
用したものであり、入力軸10と出力軸20とが直交状
態を保ったまま、出力軸20を入力軸10を中心に回転
させることができ、両軸10、20の位置関係を変更し
得る。
ギヤ13、41に代えてスパーギヤ13a、41aを使
用したものであり、入力軸10と出力軸20とが直交状
態を保ったまま、出力軸20を入力軸10を中心に回転
させることができ、両軸10、20の位置関係を変更し
得る。
なお、上記各実施例におけるボックス30およびギヤ1
3……の材質は金属に限らず、用途に応じて合成樹脂等
を用いてもよい。
3……の材質は金属に限らず、用途に応じて合成樹脂等
を用いてもよい。
以上のように構成したこの考案に係る軸動力伝達装置
は、密封ボックス内の各ギヤの伝達に支障なく、その密
封ボックスの両分割部分を相互に回転することにより、
入出力軸の位置関係を変更し得る。このため、この考案
に係る軸動力伝達装置は、回転障害も生じにくく、かつ
伝達系路(方向)を容易に変更し得るものであり、周囲
の状況に容易に対応し得て、非常に使用勝手のよいもの
となる。
は、密封ボックス内の各ギヤの伝達に支障なく、その密
封ボックスの両分割部分を相互に回転することにより、
入出力軸の位置関係を変更し得る。このため、この考案
に係る軸動力伝達装置は、回転障害も生じにくく、かつ
伝達系路(方向)を容易に変更し得るものであり、周囲
の状況に容易に対応し得て、非常に使用勝手のよいもの
となる。
第1図は従来例を示す断面図、第2図はこの考案に係る
一実施例を示し、(a)は断面図、(b)は側面図、第3図は
他の実施例を示す断面図である。 10……入力軸、 11、21……ラジアルベアリング、 12、22……スラストベアリング、 13、23……ベベルギヤ、 13a……スパーギヤ、 14、24……止め輪、 15、25……オイルシール、 20……出力軸、30……密封ボックス、 30a、30b……溝、31……ふた板、 32……スイベル球、33……Oリング、 41、42……中間ギヤ(ベベルギヤ)、 41a……中間ギヤ(スパーギヤ)、 43……中間ギヤ軸。
一実施例を示し、(a)は断面図、(b)は側面図、第3図は
他の実施例を示す断面図である。 10……入力軸、 11、21……ラジアルベアリング、 12、22……スラストベアリング、 13、23……ベベルギヤ、 13a……スパーギヤ、 14、24……止め輪、 15、25……オイルシール、 20……出力軸、30……密封ボックス、 30a、30b……溝、31……ふた板、 32……スイベル球、33……Oリング、 41、42……中間ギヤ(ベベルギヤ)、 41a……中間ギヤ(スパーギヤ)、 43……中間ギヤ軸。
Claims (1)
- 【請求項1】入力軸10および出力軸20を両者10、
20の軸心をずらしそれぞれ軸受け11、21を介して
密封ボックス30に貫通状態に取付け、前記密封ボック
ス30内の両軸10、20にそれぞれギヤ13、13
a、23を取付け、その両ギヤ13、13a、23を中
間ギヤ41、42、41aを介して連動させて成る軸動
力伝達装置であって、 上記密封ボックス30は、上記中間ギヤ41、42、4
1aの軸43に垂直な面により分割され、その中間ギヤ
軸43の両端は密封ボックス30の両分割部分にそれぞ
れ回転自在に支持され、かつ前記両分割部分は、前記中
間ギヤの軸43を中心として相互に回転可能となってい
ることを特徴とする軸動力伝達装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1990047172U JPH0619871Y2 (ja) | 1990-05-02 | 1990-05-02 | 軸動力伝達装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1990047172U JPH0619871Y2 (ja) | 1990-05-02 | 1990-05-02 | 軸動力伝達装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH045548U JPH045548U (ja) | 1992-01-20 |
JPH0619871Y2 true JPH0619871Y2 (ja) | 1994-05-25 |
Family
ID=31562876
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1990047172U Expired - Lifetime JPH0619871Y2 (ja) | 1990-05-02 | 1990-05-02 | 軸動力伝達装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0619871Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6538517B2 (ja) * | 2015-10-13 | 2019-07-03 | 株式会社 神崎高級工機製作所 | 車両用駆動装置及びコンバイン |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS63119956U (ja) * | 1987-01-29 | 1988-08-03 | ||
JPH0224151U (ja) * | 1988-08-01 | 1990-02-16 |
-
1990
- 1990-05-02 JP JP1990047172U patent/JPH0619871Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH045548U (ja) | 1992-01-20 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
EXPY | Cancellation because of completion of term |