JPH0139757B2 - - Google Patents

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JPH0139757B2
JPH0139757B2 JP57502055A JP50205582A JPH0139757B2 JP H0139757 B2 JPH0139757 B2 JP H0139757B2 JP 57502055 A JP57502055 A JP 57502055A JP 50205582 A JP50205582 A JP 50205582A JP H0139757 B2 JPH0139757 B2 JP H0139757B2
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glycerides
fat
disaturated
fats
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Arasudea Robin Matsukurae
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Unilever NV
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Unilever NV
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C11ANIMAL OR VEGETABLE OILS, FATS, FATTY SUBSTANCES OR WAXES; FATTY ACIDS THEREFROM; DETERGENTS; CANDLES
    • C11CFATTY ACIDS FROM FATS, OILS OR WAXES; CANDLES; FATS, OILS OR FATTY ACIDS BY CHEMICAL MODIFICATION OF FATS, OILS, OR FATTY ACIDS OBTAINED THEREFROM
    • C11C3/00Fats, oils, or fatty acids by chemical modification of fats, oils, or fatty acids obtained therefrom
    • C11C3/04Fats, oils, or fatty acids by chemical modification of fats, oils, or fatty acids obtained therefrom by esterification of fats or fatty oils
    • C11C3/10Ester interchange
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A23FOODS OR FOODSTUFFS; TREATMENT THEREOF, NOT COVERED BY OTHER CLASSES
    • A23GCOCOA; COCOA PRODUCTS, e.g. CHOCOLATE; SUBSTITUTES FOR COCOA OR COCOA PRODUCTS; CONFECTIONERY; CHEWING GUM; ICE-CREAM; PREPARATION THEREOF
    • A23G3/00Sweetmeats; Confectionery; Marzipan; Coated or filled products
    • A23G3/34Sweetmeats, confectionery or marzipan; Processes for the preparation thereof
    • A23G3/346Finished or semi-finished products in the form of powders, paste or liquids
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A23FOODS OR FOODSTUFFS; TREATMENT THEREOF, NOT COVERED BY OTHER CLASSES
    • A23GCOCOA; COCOA PRODUCTS, e.g. CHOCOLATE; SUBSTITUTES FOR COCOA OR COCOA PRODUCTS; CONFECTIONERY; CHEWING GUM; ICE-CREAM; PREPARATION THEREOF
    • A23G2200/00COCOA; COCOA PRODUCTS, e.g. CHOCOLATE; SUBSTITUTES FOR COCOA OR COCOA PRODUCTS; CONFECTIONERY; CHEWING GUM; ICE-CREAM; PREPARATION THEREOF containing organic compounds, e.g. synthetic flavouring agents
    • A23G2200/08COCOA; COCOA PRODUCTS, e.g. CHOCOLATE; SUBSTITUTES FOR COCOA OR COCOA PRODUCTS; CONFECTIONERY; CHEWING GUM; ICE-CREAM; PREPARATION THEREOF containing organic compounds, e.g. synthetic flavouring agents containing cocoa fat if specifically mentioned or containing products of cocoa fat or containing other fats, e.g. fatty acid, fatty alcohol, their esters, lecithin, paraffins

Description

請求の範囲 1 実質的に飽和および不飽和のC16およびC18
肪酸トリグリセリドから成る単一食用油脂又はこ
れらのフラクシヨンを1−および3−位において
選択的に活性の再配列触媒としてのリパーゼと接
触させることにより再配列し、ついで再配列脂肪
を分別して対称ジ飽和トリグリセリドを含むフラ
クシヨンを回収することを特徴とする、C16およ
びC18飽和脂肪酸残基の対称ジ飽和トリグリセリ
ドを増加させた改良糖菓脂肪の製造方法。 明細書 本発明は改良された食用脂、特にチヨコレート
糖菓に使用する種類の食用脂およびそのような油
脂の製造法に関する。 本発明は代用カカオ脂として使用する、植物お
よび動物脂から分離された対称ジ飽和グリセリド
を含有する油脂フラクシヨンを改良する方法、こ
れ等のグリセリドの存在に起因する顕著な溶融特
性を供する。本発明は次のようなエステル交換を
行なつた飽和および不飽和C16−C18脂肪酸グリセ
リドの混合物を包含する食用脂の分別結晶によ
り、対称ジ飽和グリセリドを含有する油脂フラク
シヨンを製造する方法を供し、そのエステル交換
では、1−および3−位のみに選択的に活性なエ
ステル交換触媒を使用して、脂肪中のグリセリド
の脂肪酸基をこれ等の位置においてのみランダム
化するものである。 完全な分離は経済的に実行不可能であり、そし
て異性体の、非対称ジ飽和グリセリドはこの方法
により通常全く分離できないが、高融点固体フラ
クシヨンのトリ飽和グリセリドおよび又低融点流
体フラクシヨンとしてのジ−およびトリ−不飽和
グリセリドを、油脂中のジ飽和グリセリドから除
去するのに、分別は多少効果がある。本発明方法
における選択的酵素処理の効果は、含有する対称
ジ飽和グリセリドの量を増加することおよび/又
は存在する非対称ジ飽和グリセリドの量を減ずる
ことにより、必要とする油脂フラクシヨンを改良
することである。そのようにする場合、他のグリ
セリドを総計で増加することが出来るが、更に高
度に不飽和又は余り不飽和でなくても、分別によ
り容易に分離される。 本発明の1つの効果は、新しい脂肪酸基を導入
すること無く、油脂中に存在する対称型非対称型
ジ飽和グリセリド比即ちGUG:GGUとして示
す、油脂の対称性を改良することが出来ることで
ある。本発明の選択的酵素処理を受けた2個の異
性体から成る油脂中でこの比を増す(但し、比は
初めに少くとも1:2モルである)ことは数学的
に計算することが出来る。一般的にいえば、グリ
セリドの2−位を占める不飽和脂肪酸の選択によ
り、この最小比は実質的に植物脂の場合に超え
る。それにも拘らず、パーム油には相当量の非対
称ジ飽和グリセリドを含有するのでよくないが、
その結果代用カカオ脂用脂肪として使用する最も
注意深く分別したパーム中間フラクシヨンです
ら、それが溶融特性に影響する。本発明は非対称
ジ飽和グリセリドの量を減ずることによりパーム
中間フラクシヨンを改良する。 他方、シア油は非常に少量の非対称ジ飽和グリ
セリドしか含有せず、本発明の方法をシアフラク
シヨンに使用した場合の酵素処理の主な効果は、
非対称GU2の再配列により対称異性体の量を増す
ことである。これによるか又は前記のメカニズム
により、エステル交換の効果は油脂の対称性を高
める。続くエステル交換油脂の分別において、対
称ジ飽和グリセリドの豊富なフラクシヨンが回収
される。 酵素処理を受けた油脂又は油脂フラクシヨンは
出来るだけ少ない2−飽和グリセリド即ちP3
UGUおよびGGUを含有すべきである。 Richardsonによつて提案され、その後Van
der Walによつて確認された如く(J.Am.Oil
Chem.Soc.、37、ページ18から20)、植物脂の脂
肪酸基は1−、3−ランダム−2−ランダム型で
脂肪のグリセリドに分配される。1−および3−
位置における脂肪酸基は既にランダムに分配され
ており、植物脂に対する本発明の使用には、この
1−および3−位置におけるランダム分配を、例
えば分別によつて交換する予備工程を含む。実質
的にトリ飽和グリセリドがない流体フラクシヨン
の、又は実質的にジ−およびトリ−不飽和グリセ
リドがない結晶化したフラクシヨンの対称ジ飽和
グリセリドを回収するために、この目的で分別を
実施することが出来る。得られた不飽和フラクシ
ヨンはどれでも分別に続いて本発明の選択的酵素
処理に供することが出来る。別法として、ジ飽和
グリセリドに富んだ中間フラクシヨンを回収出
来、これおよび/又はそれから分離した不飽和フ
ラクシヨンは、次に再分別に続いて酵素処理に供
することが出来る。 動物脂は2−位置を不飽和脂肪酸基が占め続
け、1−および3−位の脂肪酸基のランダム分配
がないので植物脂の挙動に従うとは思えない。し
たがつて、動物脂のジ飽和グリセリド中に実質的
により大きな比率の非対称異性体を生じ、1−お
よび3−位の脂肪酸の分配に影響する予備処理
は、本発明の酵素処理工程によるグリセリド組成
物の変化を受けやすい脂肪では通常必要ではな
い。それにもかかわらず、この処理前の分別は、
前に示した如く好ましくはジ飽和フラクシヨンか
ら、更に高度な不飽和流体フラクシヨンを、更に
は高溶融性トリ飽和グリセリドフラクシヨンを除
去することが望ましい。次に前に示した如く、酵
素処理は得られた任意の不飽和フラクシヨンに使
用することが出来る。 どのような資源から得られたものでも、モノ飽
和グリセリドを対称ジ飽和グリセリド(2SU2
SUS+U3)に変えることおよび対称ジ飽和グリ
セリド対非対称ジ飽和グリセリド(2SSU=USU
+SSS)比を改良することにより、飽和および不
飽和脂肪酸の両者を含む油脂は本発明の酵素処理
工程で再配列される。 本発明は実質的に飽和および不飽和のC16およ
びC18脂肪酸トリグリセリドから成るグリセリド
組成物の脂肪酸残基を、1−および3−位におい
てのみ選択的に活性の再配列触媒としてのリパー
ゼと接触させて再配列し、再配列脂肪を分別し、
対称ジ飽和トリグリセリド含有フラクシヨンを回
収する、再配列と分別工程を含む改良糖菓用油脂
の製造法において、グリセリド組成物に再配列し
やすい植物油脂のフラクシヨンから成る、上記製
造方法を供する。 適当な植物脂にはパーム油、シア、サル、ペン
タデスマ(pentadesma)、アセイトウノ
(aceituno)、フルワラ(phulwara)およびマン
ゴ核油を含む。これらの植物脂は主としてC16
C18脂肪酸から成る。本発明により処理出来る油
脂フラクシヨンは、例えばパーム、シアおよびサ
ルオレイン、パームおよび牛指中間フラクシヨン
および綿実ステアリンを含む。油脂は実質的に
C16およびC18脂肪酸グリセリドから成るが、少量
の他の脂肪酸は短鎖でも長鎖で存在してもよい。
然しラウリン系の油脂、例えばパーム核油および
ココナツ油は本発明の範囲内に含まれない。油脂
が評価される対称性は優れた融解特性およびカカ
オ脂との融和性を与え、同じ鎖長を有するかどう
かにかゝわらず、グリセリドの2つの外側のすな
わち1、3−位置の飽和脂肪酸基の存在に関係す
る。 1−および3−位置のみの再配列を触媒する適
当な酵素はリパーゼ酵素である。これ等には
Aspergillus niger、Rhizopus arrhizus、
Rhizopus japonicusおよびRhizopus niveus、
Mucor javanicusおよびMucor mieheiにより生
産されるリパーゼ酵素が含まれる。そのような酵
素はそれ等の活性を開始し、維持し、可逆的加水
分解およびエステル化反応を触媒するのに水の存
在が必要である。従つてその反応は少量の水、即
ち10%未満、好ましくは5%以下、更には加水分
解を最小限度にする為1%未満の水の存在下で実
施される。一般に、一定した酵素活性を維持する
のに最小限の水分活性を与えるように均衡を保た
ねばならない。これはどのようなことであるかと
いうと、触媒により実質的にそれ等の水の要求度
が異なり、変種が発見されて、最小限の水分要求
量で使用出来、それによつて加水分解の程度を減
少して、その方法を改良することが出来ることで
ある。又非水性の、実質的に水不混和性溶媒、例
えば比較的低い、100℃未満の沸点を有するヘキ
サンの存在下でその反応を実施し、エステル交換
油脂から溶媒の除去を容易にすることが好まし
い。又エステル交換反応は、反応系の水分活性
Awを制御する方法を開示する特許出願57−
501370号(特公昭63−39233号公報)により実施
することが好ましい。1−および3−位のみに選
択的なリパーゼの存在下で脂肪を再配列する適当
な方法は、特許出願52−14005号(特公昭62−
43678号公報)特許出願56−16787号(特開昭56−
154951号公報参照)に記載されている。触媒の量
は好ましくは脂肪の0.1から10重量%、特別には
0.1から7 1/2重量%である。触媒はセライト又
はこれ等の出願に記載されている他の不活性担体
に支持させるのがよく、水と接触させて活性化し
た後に反応マスに分散することが出来る。別法と
して、活性化後の触媒を固定床で支持することが
出来る。反応温度は0から60℃が好ましく、10か
ら40℃がより好ましい。より高い温度はこれ等の
酵素触媒を不活性化する傾向がある。 エステル交換再配列の完了後、反応マスを触媒
から分離し、存在する溶媒をその次の再結晶工程
前に除去する。方法として、充分な溶媒を再分別
工程の為油脂と共に残すことが出来る。分別は有
機溶媒、例えばアセトン、ヘキサン又はニトロプ
ロパンで実施することが好ましい。或は又分別を
溶媒無して、又はいわゆるランザ法で実施するこ
とも出来る。 例 1 シア油をアセトンから5℃で分別して、主にジ
飽和グリセリドを含有する固体ステアリンフラク
シヨンを回収し、溶媒から回収された流体オレイ
ンフラクシヨンを精製し、中和した。オレインフ
ラクシヨンを100から120℃の沸騰範囲の2倍重量
の石油エーテルに溶解し、40℃で10.4ml/時の流
量で、直立した反応管内の床に詰めたセライトお
よびセライト−リパーゼ触媒の交互層を通して浸
出した。層をあらかじめ水で湿潤し、触媒層には
Aspengillus nigerリパーゼを包含し、特許出願
56−16787号に従つて調製した。全量で7グラム
のリパーゼを使用した。 最初の24時間の生成物は最終生成物の加水分解
を最小限度にするために除き、7日間集めた。溶
媒を除去した後、中和、精製したシアオレインを
基準として17%の収率の第2のステアリンフラク
シヨンを、エステル交換物質の3倍重量のアセト
ン溶液から5℃に30分保持して結晶化し、沈澱し
た結晶をアセトンで2度洗浄した。比較の為、第
2の固体ステアリンフラクシヨンをエステル交換
せずに、シアオレインから、同じ様に同温度にお
いて24%の収率で回収した。 表1のグリセリド組成物は、エステル交換前後
のシアオレインおよびおのおのから結晶化した固
体ステアリンフラクシヨンを示す。
【表】 アオレ
イン
例 1 エステル交換したシアオレインからのステアリン 1.8 83.6 1.8 9.1 2.9 0.7 シア油からの代表的なステアリン 1.0 82.8 1.1 6.3 6.9 1.6 表2は、本発明のステアリン生成物および代表
的なパーム中間フラクシヨンの等部の混合物の20
℃の固形分含量を、代表的な市販ステアリン製品
の対応するデーターと共に示す。このデータか
ら、エステル交換したシアオレインからのステア
リンは有用な製菓用脂肪であり、エステル交換反
応の結果、実質量の回収可能な対称ジ飽和グリセ
リドが生ずることが明白である。対称的に、コン
トロールテストの製品は本発明のエステル交換し
たステリアン製品中にあるSOSの僅かに半量を含
有するのみであり、製菓用脂肪として非常に不満
足である。
【表】 例 2 この例では、代用カカオ脂に使用される、中
和・精製したパーム油の中間フラクシヨンを例1
に記載の如く、酵素によりエステル交換し、21.0
ml/時の流量で行なつた。リパーゼはRhizopus
japonicusから得た。 溶媒を除去した後に、エステル交換した油脂を
1.6倍重量のヘキサン溶液から、8℃に90分保持
して分別した。主にトリ飽和グリセリドを含有す
る固体のステアリンフラクシヨンを過し、ヘキ
サンで2度洗浄した。過液と洗浄液を一緒にし
た後、溶媒を流体のオレインフラクシヨンから除
去し、エステル交換油脂を基準として75.9%の収
率でオレインフラクシヨンを回収した。 表3においてグリセリド組成はパーム中間フラ
クシヨン出発物質、それからの中間エステル交換
油脂およびそのオレインフラクシヨンを示す。こ
のデータから、この例の生成物は限界的に多くの
対称ジ飽和グリセリド(SOS/SLoS)を含有す
るが、実質的に非対称ジ飽和グリセリド(SSO)
を含有しないことが分る。 上記表中、S=C16+C18飽和脂肪酸基、O=オ
レイルおよびLo=リノレイルである。
【表】 ラクシヨン
【表】 ラクシヨンからのオレイン
例 3 代用カカオ脂として使用する別の中和し、精製
したパーム油中間フラクシヨンについて、例1の
方法を繰り返えした。25ml/時の流量を使用し、
リパーゼはRhizopus japonicusから得た。 溶媒を除去し後にエステル交換油脂を分析し、
4倍重量のアセトンに再溶解し、20℃に2時間保
持した後に分別した。主にトリ飽和グリセリドを
含有する固体のステアリンフラクシヨンを過
し、アセトンで洗浄した。液と洗浄液を一緒に
した後、液体オレインフラクシヨンから溶媒を除
去し、エステル交換油脂を基準として89%の収率
でオレインフラクシヨンを回収した。 溶媒の除去に続いて、更にオレインフラクシヨ
ンを7.5倍重量のアセトン溶液から、5℃に30分
保持した後に分別した。主にSOSグリセリドを含
有するこの第2分別からの固体ステアリンフラク
シヨンを過し、アセトンで2度洗浄した。この
第2分別の固体ステアリンフラクシヨンから、真
空蒸発により溶媒を除去し、最初のエステル交換
油脂を基準として59%の中間フラクシヨンを得
た。 表4のグリセリド組成はパーム中間フラクシヨ
ン出発物質、それからの中間エステル交換油脂お
よびそのエステル交換油脂から誘導した中間フラ
クシヨンを示す。これ等のデータから、この例の
生成物は出発パーム中間フラクシヨンより多くの
対称ジ飽和グリセリド(SOS/SLoS)および実
質的に少ない非対称ジ飽和グリセリド(SSO)を
含有することが分る。
【表】 ヨン由来の中間フラクシヨン
表5において、この例の生成物とカカオ脂との
混合による混和性は、最初のパーム中間フラクシ
ヨンより明瞭に改善されたことが、20℃における
そのような混合物の固形分含量についてパルス
NMRによつて測定した結果証明される。パーム
中間フラクシヨンとカカオ脂との配合物に観察さ
れる軟化効果は、パーム中間フラクシヨンの非対
称ジ飽和グリセリド(SSO)の存在によるが、こ
の例の生成物を混入した等量の配合物には見られ
ない。
【表】 ロール
例3 71.8 72.2 71.5 78.5 82.7
例4(参考) 牛脂を17℃に1時間保持した3倍重量のアセト
ン溶液から分別した。主にトリ飽和グリセリドを
含有する固体ステアリンフラクシヨンを過し、
アセトンで洗浄した。過液と洗浄液を一緒にし
た後、溶媒を流体オレインフラクシヨンから除去
し、牛脂を基準として83%の収率でオレインフラ
クシヨンを回収した。 溶媒の除去に続いて、オレインフラクシヨンを
5℃に1時間保持した5倍重量のアセトン溶液か
ら分別した。主に対称および非対称ジ飽和グリセ
リド(SOSおよびSSO)を含有するこの第2分別
からの固体ステアリンフラクシヨンを過し、ア
セトンで2度洗浄した。真空蒸発により、この第
2分別の固体ステアリンフラクシヨンから溶媒を
除去して、最初の牛脂を基準として20%の収率の
中間フラクシヨンを得た。 沸騰範囲100−120゜の3倍重量の石油エーテル
に溶解した牛脂中間フラクシヨンを、例3に記載
の如くRhizopus japonicusリパーゼで調製した、
20gのリパーゼ−セライト触媒を使用して、12
ml/時の流量で酵素的にエステル交換した。 溶媒を除去した後、エステル交換した油脂を、
17℃に2時間保持した3倍重量のアセトン溶液か
ら分別した。主にトリ飽和グリセリドを含有する
固体のステアリンフラクシヨンを過し、アセト
ンで洗浄した。液と洗浄液を一緒にした後、流
体のオレインフラクシヨンから溶媒を除去し、エ
ステル交換油脂を基準として82%の収率で流体オ
レインフラクシヨンを回収した。 溶媒の除去に続いて、5℃に1時間保持した5
倍重量のアセトン溶液から、更にオレインフラク
シヨンを分別した。主に対称ジ飽和グリセリド
(SOS)を含有するこの第2分別からの固体ステ
アリンフラクシヨンを過し、アセトンで2度洗
浄した。溶媒を固体のステアリンフラクシヨンか
ら除去し、出発の牛脂フラクシヨンを基準として
39%の収率で中間フラクシヨンを得た。 表6中、グリセリド組成は牛脂の中間フラクシ
ヨンの出発原料およびエステル交換牛脂中間フラ
クシヨンから得た中間フラクシヨンを示す。これ
等のデータから、エステル交換油脂からの中間フ
ラクシヨンは最初の牛脂中間フラクシヨンより実
質的に多くの望ましい対称ジ飽和シス−モノ不飽
和グリセリド(SOS)およびより少い望ましくな
い非対称ジ飽和シス−モノ不飽和グリセリド
(SSO)を含有することが分る。牛脂中間フラク
シヨンにおけるSOS対SSO比は3.5であるが、一
方エステル交換油脂からの中間フラクシヨンは
7.6である。
【表】
JP57502055A 1981-07-08 1982-07-08 糖菓脂肪の製造法 Granted JPS58501066A (ja)

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GB8121057 1981-07-08
GB8121057 1981-07-08

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JPS58501066A JPS58501066A (ja) 1983-07-07
JPH0139757B2 true JPH0139757B2 (ja) 1989-08-23

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JP57502055A Granted JPS58501066A (ja) 1981-07-08 1982-07-08 糖菓脂肪の製造法

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EP (1) EP0069599B1 (ja)
JP (1) JPS58501066A (ja)
AT (1) ATE22113T1 (ja)
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CA (1) CA1241227A (ja)
DE (1) DE3273180D1 (ja)
DK (1) DK158525C (ja)
ES (1) ES513828A0 (ja)
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