JPH0137121Y2 - - Google Patents

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JPH0137121Y2
JPH0137121Y2 JP799783U JP799783U JPH0137121Y2 JP H0137121 Y2 JPH0137121 Y2 JP H0137121Y2 JP 799783 U JP799783 U JP 799783U JP 799783 U JP799783 U JP 799783U JP H0137121 Y2 JPH0137121 Y2 JP H0137121Y2
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JP
Japan
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flanges
band
casing
knock pin
flange surface
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JP799783U
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JPS59115804U (ja
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  • Snaps, Bayonet Connections, Set Pins, And Snap Rings (AREA)
  • Supercharger (AREA)
  • Insertion Pins And Rivets (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、小形過給機などの車室の固定装置に
関するものである。
従来の小形過給機におけるタービン車室と軸受
車室あるいはコンプレツサ車室と軸受車室の締結
には、ボルトを使用していたが、小形化に伴な
い、Vバンドを使用する例が多くなつた。
たとえば、第1図に上半分を示すように、小形
過給機の一方の車室であるタービン車室1のフラ
ンジ3のフランジ面5と他方の車室である軸受車
室2のフランジ4のフランジ面6とを接合させ、
両フランジ3と4の外周をVバンド7で締結して
両車室1と2を固定する例が多くなつた。なお同
図における8はタービン翼車である。
ところが、過給機に配管等を通じて大きな外力
がかかると、Vバンド7はボルトに比較して、フ
ランジ面がスリツプし易いという欠点がある。す
なわち、大きな外力がかかると、タービン車室1
と軸受車室2の前記フランジ面がスリツプして相
対位置が変わり、性能等に悪影響を及ぼすことに
なる。
そこで、ノツクピンを打つなどの対策が必要で
あるが、充分な強度を有する直径の大きいピを全
埋没式に打つだけのスペースが確保できないとい
う問題がある。
本考案は、ノツクピンを半理没式にすることに
よつて、大きな外力がかかつても、車室どうしが
容易にスリツプしないようにした車室の固定装置
を提供することを目的とするものである。
このため、本考案の構成は、一方の車室のフラ
ンジ面と他方の車室のフランジ面とを接合させる
とともに前記両フランジの外周をVバンドで締結
して前記両車室を固定する車室の固定装置におい
て、前記両フランジにまたげて該フランジの接合
面に設けられて、一部が前記Vバンドのほうに露
出しているとともに他部が該両フランジに没入し
ていて、剪断力に充分に耐え得る大きさの断面積
を有する半理没式のスリツプ防止用ノツクピンを
備えていることを特徴としている。
以下、本考案の実施態様について、第2図なし
い第4図を参照しながら説明する。
第2図および第3図は本考案の第1実施例を示
し、第4図は本考案の第2実施例を示したもので
ある。
第2図および第3図において、符号1ないし7
は第1図のものと同様である。そして、9は半理
没式のスリツプ防止用ノツクピンで、タービン車
室1のフランジ3と軸受車室2のフランジ4とに
またげて該フランジ3と4の接合面であるフラン
ジ面5と6に直交するように設けられている。し
かも、該ノツクピン9の一部(第2図の寸法a参
照)がVバンド7のほうに露出しているとともに
他部(第2図の寸法b参照)が両フランジ3と4
に没入していて、後述するように、剪断力に充分
に耐え得る大きさの断面積を有している。
第4図の実施例では、スリツプ防止用ノツクピ
ン9は、断面がU字形をしていてVバンド7の内
周面に接触している。
第2図ないし第4図で説明したように、スリツ
プ防止用ノツクピン9は半理没式であるため、全
理没式よりも、はるかに大きな剪断力に耐え得る
断面積を有せしめることができる。すなわち、第
5図に全理没式のノツクピン10を示し、第6図
に第2図の半理没式のノツクピン9を示してい
る。第5図と第6図を比較してみて明らかなよう
に、第6図のノツクピン9は直径d2を第5図のノ
ツクピン10の直径d1よりも、かるかに大きくと
れる。つまり、フランジ面をスリツプさせる外力
はフランジ面およびVバンド接触面の摩擦力を差
引けば、ノツクピンに対する剪断力として作用す
る。したがつて、ピンの直径が大きくなれば、断
面積はその2乗で大きくなるので、第6図のノツ
クピン9は第5図のノツクピン10よりも、はる
かに大きな剪断力に対して持ちこたえられる。
なお上記実施例では、タービン車室1と軸受車
室2の締結例を述べたが、コンプレツサ車室と軸
受車室の締結にも、同様にして実施することがで
きる。また小形過給機にとどまらず、Vバンド締
結方式を採用している機械ならば、同様にして実
施することができる。
上述のように、本考案によれば、組立および分
解を容易ならしめるVバンド締結方式と、大きな
外力および振動に対してもスリツプし難い断面積
を有するように半理没式にしたスリツプ防止用ノ
ツクピン方式とを組合せたので、小形機にもかか
わらず、外力および外部振動に対する耐久性なら
びに信頼性を高めることができ、その結果、一方
の車室と他方の車室の相互の位置関係が確実に保
たれる。とくに、ウエストゲート付過給機におい
ては、タービン車室と軸受車室とコンプレツサ車
室の相互の位置関係が保たれることにより、ブー
スト(過給圧)特性が安定的に保たれる。また過
給機などに対する応力の制限値を大幅に緩和でき
るなど、本考案の奏する効果は、きわめて大であ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来のVバンド締結状態の一例を示し
た断面図、第2図は本考案の第1実施例を示した
断面図、第3図は第2図の切断線A−Aに沿う断
面図、第4図は第3図に対応させて本考案の第2
実施例を示した断面図、第5図は全没式ノツクピ
ンの作用の説明図、第6図は第2図の半理没式ノ
ツクピンの作用の説明図である。 1…タービン車室(一方の車室)、2…軸受車
室(他方の車室)、3,4…フランジ、5,6…
フランジ面、7…Vバンド、9…スリツプ防止用
ノツクピン。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 一方の車室のフランジ面と他方の車室のフラン
    ジ面とを接合させるとともに前記両フランジの外
    周をVバンドで締結して前記両車室を固定する車
    室の固定装置において、前記両フランジにまたげ
    て該フランジの接合面に設けられて、一部が前記
    Vバンドのほうに露出しているとともに他部が該
    両フランジに没入していて、剪断力に充分に耐え
    られ得る大きさの断面積を有する半埋没式のスリ
    ツプ防止用ノツクピンを備えていることを特徴と
    する、車室の固定装置。
JP799783U 1983-01-25 1983-01-25 車室の固定装置 Granted JPS59115804U (ja)

Priority Applications (1)

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JP799783U JPS59115804U (ja) 1983-01-25 1983-01-25 車室の固定装置

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JP799783U JPS59115804U (ja) 1983-01-25 1983-01-25 車室の固定装置

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Publication Number Publication Date
JPS59115804U JPS59115804U (ja) 1984-08-04
JPH0137121Y2 true JPH0137121Y2 (ja) 1989-11-09

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ID=30139510

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JP799783U Granted JPS59115804U (ja) 1983-01-25 1983-01-25 車室の固定装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP6683750B2 (ja) * 2018-03-22 2020-04-22 本田技研工業株式会社 フランジの締結構造

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JPS59115804U (ja) 1984-08-04

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