JPH0135568B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0135568B2 JPH0135568B2 JP57132525A JP13252582A JPH0135568B2 JP H0135568 B2 JPH0135568 B2 JP H0135568B2 JP 57132525 A JP57132525 A JP 57132525A JP 13252582 A JP13252582 A JP 13252582A JP H0135568 B2 JPH0135568 B2 JP H0135568B2
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- Japan
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- insulator
- wire
- peeling
- blade
- cut
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- Expired
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- 239000012212 insulator Substances 0.000 claims description 36
- 238000000034 method Methods 0.000 claims description 11
- 238000009413 insulation Methods 0.000 description 11
- 238000007796 conventional method Methods 0.000 description 2
- 239000000463 material Substances 0.000 description 2
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 1
- 125000006850 spacer group Chemical group 0.000 description 1
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、テープ電線等の絶縁電線の端末加工
のうち、絶縁体剥離に関するものである。
のうち、絶縁体剥離に関するものである。
従来、テープ電線等の絶縁電線の絶縁体を剥離
する方法としては、上下2枚のカツタを用いて絶
縁体を切り込み、カツタを絶縁体剥離方向に移動
させて絶縁体を剥離する方法が一般的であつた。
する方法としては、上下2枚のカツタを用いて絶
縁体を切り込み、カツタを絶縁体剥離方向に移動
させて絶縁体を剥離する方法が一般的であつた。
第2図は従来例の方法の概念図であつて、テー
プ電線等の絶縁電線1を、所定の位置に固定した
後、上刃4、下刃5を用いて絶縁体に切り込みを
入れる。次に上刃4、下刃5を絶縁体剥離方向に
移動させることによつて絶縁体を剥離させ、心線
3を露出させるものである。
プ電線等の絶縁電線1を、所定の位置に固定した
後、上刃4、下刃5を用いて絶縁体に切り込みを
入れる。次に上刃4、下刃5を絶縁体剥離方向に
移動させることによつて絶縁体を剥離させ、心線
3を露出させるものである。
第3図、第4図は上記方法の具体例を示すもの
であつて、第3図は上刃4、下刃5が互いに反対
方向より電線1を切り込み、その後剥離方向に移
動することによつて心線3を露出させるものであ
り、第4図は上刃4、下刃5が同一方向より電線
1を切り込み、次に剥離方向に移動することによ
つて心線3を露出させるものである。
であつて、第3図は上刃4、下刃5が互いに反対
方向より電線1を切り込み、その後剥離方向に移
動することによつて心線3を露出させるものであ
り、第4図は上刃4、下刃5が同一方向より電線
1を切り込み、次に剥離方向に移動することによ
つて心線3を露出させるものである。
しかしながらこの方法では、上刃4、下刃5の
隙間寸法を狭くした場合、心線3を刃によつて傷
つけ、隙間寸法を広くした場合は、上刃4、下刃
5を剥離方向に移動させた時、刃が絶縁体切り込
み部より逃げてしまい、絶縁体が剥離されないと
いう問題点が生じ、上刃4、下刃5の隙間を適当
なる寸法に調整するのに多くの時間を要するとい
う欠点があつた。
隙間寸法を狭くした場合、心線3を刃によつて傷
つけ、隙間寸法を広くした場合は、上刃4、下刃
5を剥離方向に移動させた時、刃が絶縁体切り込
み部より逃げてしまい、絶縁体が剥離されないと
いう問題点が生じ、上刃4、下刃5の隙間を適当
なる寸法に調整するのに多くの時間を要するとい
う欠点があつた。
また、厚み寸法の異なる電線を剥離する場合
や、厚み寸法にバラツキのある電線を剥離する場
合は、その都度上刃4、下刃5の隙間寸法を調整
する必要があつた。更に心線径に比して絶縁体の
厚さが薄い電線や、絶縁体が硬い材質で出来てい
る電線は剥離出来ないという欠点があつた。
や、厚み寸法にバラツキのある電線を剥離する場
合は、その都度上刃4、下刃5の隙間寸法を調整
する必要があつた。更に心線径に比して絶縁体の
厚さが薄い電線や、絶縁体が硬い材質で出来てい
る電線は剥離出来ないという欠点があつた。
本発明の目的は前記した従来技術の欠点を解消
し、種々の寸法の電線の絶縁体部を、心線を傷つ
けることなく容易に剥離させることができる方法
を提供することにある。
し、種々の寸法の電線の絶縁体部を、心線を傷つ
けることなく容易に剥離させることができる方法
を提供することにある。
すなわち本発明の要旨は、電線の絶縁体切断方
法としてレーザビームを用い、絶縁体剥離方法と
して絶縁体くい込み刃を有するクランプ装置を用
いたことにある。
法としてレーザビームを用い、絶縁体剥離方法と
して絶縁体くい込み刃を有するクランプ装置を用
いたことにある。
次に本発明方法の一実施例を第5図により説明
する。
する。
図面中1はテープ電線等の絶縁電線、3は心
線、6はレーザビーム発生装置、7はレーザビー
ム、8は電線固定装置、9,10は絶縁体クラン
パ、11,12はクランプ用シリンダ、13は絶
縁体剥離用シリンダである。
線、6はレーザビーム発生装置、7はレーザビー
ム、8は電線固定装置、9,10は絶縁体クラン
パ、11,12はクランプ用シリンダ、13は絶
縁体剥離用シリンダである。
まず電線1は、電線固定装置8によつて所定の
位置に固定され、レーザビーム発生装置6より発
射されるレーザビーム7を片面あるいは両面にあ
てながら走査することにより、電線1の長さ方向
とは直角方向に絶縁体部が切断される。次に電線
1は電線固定装置8によつて、絶縁体クランパ
9,10の待機している位置まで搬送される。ク
ランプ部9,10はクランプ用シリンダ11,1
2によつて切断部よりも端末側の絶縁体部を所定
の圧力をもつてクランプし、剥離用シリンダ13
によつて絶縁体剥離方向に移動することによつて
絶縁体が剥離され心線3が露出する。
位置に固定され、レーザビーム発生装置6より発
射されるレーザビーム7を片面あるいは両面にあ
てながら走査することにより、電線1の長さ方向
とは直角方向に絶縁体部が切断される。次に電線
1は電線固定装置8によつて、絶縁体クランパ
9,10の待機している位置まで搬送される。ク
ランプ部9,10はクランプ用シリンダ11,1
2によつて切断部よりも端末側の絶縁体部を所定
の圧力をもつてクランプし、剥離用シリンダ13
によつて絶縁体剥離方向に移動することによつて
絶縁体が剥離され心線3が露出する。
以上の方法により、電線の絶縁体を剥離するこ
とができる。
とができる。
絶縁体クランプ部の形状は複数個の絶縁体くい
込み刃を有するものであつて、くい込み刃の寸法
は刃の突出量が0.1〜1mm刃のピツチ1〜2mm程
度が良好である。また、絶縁体クランパ9,10
によるクランプ力は絶縁体剥離心線伸びを生じな
い程度のクランプ力とするよう、クランプ用シリ
ンダ11,12の圧縮空気圧を調整する。このク
ランプ力の調整は、絶縁体材質の硬さに応じて適
当に行うことが必要である。
込み刃を有するものであつて、くい込み刃の寸法
は刃の突出量が0.1〜1mm刃のピツチ1〜2mm程
度が良好である。また、絶縁体クランパ9,10
によるクランプ力は絶縁体剥離心線伸びを生じな
い程度のクランプ力とするよう、クランプ用シリ
ンダ11,12の圧縮空気圧を調整する。このク
ランプ力の調整は、絶縁体材質の硬さに応じて適
当に行うことが必要である。
更に、絶縁体クランパ9,10にストツパを設
け、又はクランパ9,10の間にスペーサを挿入
する方法により、クランプ時にクランパ9,10
間の隙間寸法を設定することにより、剥離作業は
より確実となる。この場合の隙間寸法は、例えば
0.7〜0.8mmというように0.1mm範囲内であればよ
く、大まかな設定で十分である。
け、又はクランパ9,10の間にスペーサを挿入
する方法により、クランプ時にクランパ9,10
間の隙間寸法を設定することにより、剥離作業は
より確実となる。この場合の隙間寸法は、例えば
0.7〜0.8mmというように0.1mm範囲内であればよ
く、大まかな設定で十分である。
尚、平板による絶縁体クランプ方法では絶縁体
を介して心線をクランプすることになるため、剥
離時に心線伸びを生じてしまい不具合である。
を介して心線をクランプすることになるため、剥
離時に心線伸びを生じてしまい不具合である。
本実施例においては、テープ電線の絶縁体剥離
を述べたが対象となる電線は、単線あるいは対撚
された電線をテープ状にした電線でもよい。
を述べたが対象となる電線は、単線あるいは対撚
された電線をテープ状にした電線でもよい。
またクランパのクランプ部くい込み刃は、心線
部上を避けるため、心線部分のみ突き出ていない
形状としてもよい。
部上を避けるため、心線部分のみ突き出ていない
形状としてもよい。
以上説明した通り、本発明によれば絶縁体切断
を刃で行うことがないため、上刃、下刃の隙間寸
法の微妙な調整が必要でなくなる。更に従来、剥
離不可能であつた絶縁厚の薄い電線や絶縁体が硬
い材質の電線、ツイストフラツトケーブルなどの
形状の電線の絶縁部を容易に剥離することが出来
る。
を刃で行うことがないため、上刃、下刃の隙間寸
法の微妙な調整が必要でなくなる。更に従来、剥
離不可能であつた絶縁厚の薄い電線や絶縁体が硬
い材質の電線、ツイストフラツトケーブルなどの
形状の電線の絶縁部を容易に剥離することが出来
る。
第1図は電線の絶縁体剥離の一例を示す平面
図、第2図〜第4図は従来方式の説明図、第5図
は本発明の一実施例の説明図である。 1:絶縁電線、2:絶縁体切断部、3:心線、
4:上刃、5:下刃、6:レーザビーム発生装
置、7:レーザビーム、8:電線固定装置、9,
10:絶縁体クランパ、11,12:クランプ用
シリンダ、13:剥離用シリンダ。
図、第2図〜第4図は従来方式の説明図、第5図
は本発明の一実施例の説明図である。 1:絶縁電線、2:絶縁体切断部、3:心線、
4:上刃、5:下刃、6:レーザビーム発生装
置、7:レーザビーム、8:電線固定装置、9,
10:絶縁体クランパ、11,12:クランプ用
シリンダ、13:剥離用シリンダ。
Claims (1)
- 1 電線端末を固定し、電線端末の絶縁体をレー
ザビームを用いて電線の長手方向とは直角方向に
切断し、しかる後、上記切断部よりも端末側の絶
縁体を絶縁体くい込み刃を有する絶縁体クランプ
装置によりクランプし、この状態でクランプ装置
を絶縁体剥離方向に移動させて絶縁体を剥離する
ことを特徴とする電線端末の絶縁体剥離方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP57132525A JPS5925509A (ja) | 1982-07-29 | 1982-07-29 | 電線端末の絶縁体剥離方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP57132525A JPS5925509A (ja) | 1982-07-29 | 1982-07-29 | 電線端末の絶縁体剥離方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5925509A JPS5925509A (ja) | 1984-02-09 |
JPH0135568B2 true JPH0135568B2 (ja) | 1989-07-26 |
Family
ID=15083333
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP57132525A Granted JPS5925509A (ja) | 1982-07-29 | 1982-07-29 | 電線端末の絶縁体剥離方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5925509A (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2683926B2 (ja) * | 1988-01-25 | 1997-12-03 | 三菱電機株式会社 | 絶縁被覆電線の被覆剥離方法及びその装置 |
US5337941A (en) * | 1993-03-31 | 1994-08-16 | The Furukawa Electric Co., Ltd. | Magnet wire having a high heat resistance and a method of removing insulating film covering magnet wire |
JP4324136B2 (ja) * | 2005-06-23 | 2009-09-02 | 日立電線ファインテック株式会社 | 電線の端末加工方法及び電線加工品の製造方法 |
JP7167770B2 (ja) * | 2019-02-27 | 2022-11-09 | 日立金属株式会社 | ケーブルの端末処理方法、及びケーブルハーネスの製造方法 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5023148A (ja) * | 1973-06-28 | 1975-03-12 | ||
JPS5319976U (ja) * | 1976-07-10 | 1978-02-20 |
-
1982
- 1982-07-29 JP JP57132525A patent/JPS5925509A/ja active Granted
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5023148A (ja) * | 1973-06-28 | 1975-03-12 | ||
JPS5319976U (ja) * | 1976-07-10 | 1978-02-20 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5925509A (ja) | 1984-02-09 |
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