JPH0134982Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0134982Y2
JPH0134982Y2 JP1984147572U JP14757284U JPH0134982Y2 JP H0134982 Y2 JPH0134982 Y2 JP H0134982Y2 JP 1984147572 U JP1984147572 U JP 1984147572U JP 14757284 U JP14757284 U JP 14757284U JP H0134982 Y2 JPH0134982 Y2 JP H0134982Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cylinder
push rod
adjustment
adjustment cylinder
flange
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP1984147572U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6163020U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP1984147572U priority Critical patent/JPH0134982Y2/ja
Publication of JPS6163020U publication Critical patent/JPS6163020U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0134982Y2 publication Critical patent/JPH0134982Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Vibration Prevention Devices (AREA)
  • Hydraulic Clutches, Magnetic Clutches, Fluid Clutches, And Fluid Joints (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔考案の技術分野〕 本考案は、クラツチマスタシリンダの振動吸収
装置に関するものである。
〔従来の技術〕
一般にこの種の振動吸収装置は、ブレーキ操作
時においてクラツチペダルを踏むことにより、液
圧が発生してタンクから給油されている作動油に
圧力を加え、この圧力をクラツチを接続する装置
につないで断の状態にした場合、その時点では圧
力がかかつた状態にあるため、作動油を介して上
記のクラツチペダルにクラツチを断続する部分に
発生した振動が伝わることから、ダンパーの位置
でその振動が伝わらないように構成されている。
すなわち第4図に示すように、従来のこの種装置
は、クラツチマスタシリンダ1のピストン1aに
プツシユロッド2を接続してこのプツシユロツド
2をクラツチペダル10と連結したクレビス5と
一体の包囲筒体6に調整筒体3を介して結合する
際、上記調整筒体3のフランジ3aと包囲筒体6
の底壁6a間にクツシヨン体9を介在させ、この
クツシヨン体9の作用をもつて上記の振動吸収を
行うように構成されている。しかし従来の上記装
置は、クラツチマスタシリンダ1のピストン1a
に接続されているプツシユロツド2の長さを調整
するときは、このプツシユロツド2のネジ部2a
が螺挿されている調整筒体3のネジ孔3bに対す
る螺進退操作をもつて行うので、双方を固着して
いるナツト4をいつたん緩めて行うことになる。
その際上記の調整筒体3には外的な支持手段とし
て、その周面が六角ナツト状に構成されていた。
従つて次のような欠点があつた。
(1) 上記の長さ調整時には一方の手で調整筒体3
を保持し、他方の手ではナツトの締緩を行うこ
とになつて両手操作が必要であり、これによつ
て作業性を悪くした。
上記の調整時には回り止め用と回し操作用の2
種類の工具を必要とし、またその工具の保持で両
手がふさがり、これによつて調整時に必要な他の
操作が同時平行的に行えなかつた。
〔考案の概要〕
本考案は、クレビスと一体化した包囲筒体内に
クツシヨン体を収納し、このクツシヨン体をプツ
シユロツドと螺締接続する調整筒体のフランジの
当接により軸方向に支持するクラツチマスタシリ
ンダの振動吸収装置において、上記調整筒体のネ
ジ孔を有する軸部外周に平坦部を形成するととも
に、上記包囲筒体の開口位置には軸心に上記の平
坦部にほぼ対接する平坦部を形成し、かつ外周面
には周方向の溝を有する塞体を嵌入して、この塞
体の上記溝に対する包囲筒体の内周面によるカシ
メ部をもつて調整筒体と塞体および包囲筒体とを
周方向に一体化することにより、上記の欠点を除
去するものであり、以下実施例を用いて詳細に説
明する。
〔考案の実施例〕
本考案の振動吸収装置は次のように構成されて
いる。すなわち第1図から第3図までに示すよう
に、外部後面でクレビス5と一体化された包囲筒
体6内にはこの底壁6aに当接する状態によりク
ツシヨン体9を収納し、このクツシヨン体9の前
面部には、クラツチマスタシリンダ1の図示しな
いピストンに結合されたプツシユロツド2のネジ
部2aと筒部内径におけるネジ孔3bとの螺合お
よび上記プツシユロツド2のネジ部2a上におけ
るナツト4の螺締もつて同心状に接続する調整筒
体3のフランジ3aによる当接のもとに、上記プ
ツシユロツド2側からの振動をクツシヨン体9に
吸収するようにしたクラツチマスタシリンダの振
動吸収装置において、上記包囲筒体6の内径部位
置には断面L字形の環状板によるブツシユ7がこ
の位置における調整筒体3のフランジ3a前面に
当接状に収納されている。この場合上記調整筒体
3のネジ孔3bを有する軸部3d外周には第3図
に明示するように、その対称位置に平坦部3cが
形成されている。そして上記したクツシヨン体9
と調整筒体3のフランジ3aを収納したのちの包
囲筒体6の開口部位置には内径に調整筒体3の平
坦部3cにほぼ対接する平坦部8bを、また外周
面には全周状の溝8aをそれぞれ形成した所定厚
みの円板体による塞体8が、双方の平坦部3c,
8b同士の嵌合をもつて密接状に嵌入されたの
ち、上記包囲筒体6の内周面の適宜な対向位置に
はこの位置の内径側に嵌入配置されている上記塞
体8の溝8aに向けてその位置毎の上記包囲筒体
6の内径面を食い込ませるようにして嵌着したカ
シメ部6bが設けられ、これによつて調整筒体3
と塞体8および包囲筒体6とが周方向に一体化さ
れて、全体として一括体によるクラツチマスタシ
リンダの振動吸収装置に組成されている。なお1
0は、上記したクレビス5にブレーキ操作が可能
の状態により接続されたクラツチペダルである。
本実施例は以上のように構成されているため、
例えばクラツチペダル10におけるブレーキ操作
時のプツシユロツド2の長さを調整する場合は、
まずプツシユロツド2のネジ部2a上で調整筒体
3側に圧接するように螺合されているナツト4を
いつたん取り外して行うが、その際上記の調整筒
体3は、その平坦部3cが包囲筒体6にカシメ部
6bをもつて一体化されている塞体8の平坦部8
b内に回動不能の状態により嵌合していて完全な
固定態様が堅持されているため、上記ナツト4の
螺脱操作は、このナツト4に対する片手操作によ
るスパナ等の嵌合とその螺旋動作をもつて円滑容
易に、かつ迅速に取り外すことができる。従つて
残りの片手により、プツシユロツド2の長さ調整
に必要な他の操作を同時平行的に行うことができ
る。なお上記によるプツシユロツド2の長さ調整
後に、再びそのネジ部2aを調整筒体3のネジ孔
3b内に螺挿したのち、この態様によるプツシユ
ロツド2と調整筒体3を固着する場合は、前記し
たように上記プツシユロツド2のネジ部2aにナ
ツト4を螺合して再びこれを螺進方向に締付ける
ことにより、前記と同様に調整筒体3と塞体8お
よび包囲筒体6を周方向に一体化することができ
る。また上記によるプツシユロツド2の長さ調整
時にはナツト4に対する工具だけで済み、調整筒
体3側には工具の使用を要しないことから、調整
作業を簡単にすることができる。また調整筒体3
の軸部外周を平坦部3cに形成したことにより、
プツシユロツド2の軸心により近くなつたこの平
坦部3cを塞体8の平坦部8bで抑えているの
で、ペダル操作時におけるマスタシンダピストン
後端とプツシユロツド先端との当接部を中心とし
た振動吸収装置の上下方向の揺動を少なくするこ
とができるとともに、揺動による平坦部3c,8
b間のこじりを極力抑えることができ、振動吸収
作用に支障をきたすようなことはなくなる。さら
に、クツシヨン体9はペダル・ロス・ストローク
と振動吸収力を考慮し、設定荷重でプツシユロツ
ド軸方向に縮設した状態で環状の塞体8を介し、
かつ環状のカシメ部6bでもつて包囲筒体6内に
保持されており、塞体8と調整筒体3との当接部
の面圧を減少させるようにしているので、ペダル
操作の繰り返しによつても当接部において打痕が
生ずることはなく塞体8の耐久性が高くなり、信
頼性の高い装置が得られる。
〔考案の効果〕
以上に説明したように本考案は、クレビスと一
体化した包囲筒体内にクツシヨン体を収納し、こ
のクツシヨン体をプツシユロツドと螺締接続する
調整筒体のフランジとにより軸方向に支持するク
ラツチマスタシリンダの振動吸収装置において、
上記調整筒体のネジ孔を有する軸部外周に平坦部
を形成するとともに、上記包囲筒体の開口位置に
は軸心に上記の平坦部にほぼ対接する平坦部を形
成し、かつ外周面には周方向の溝を有する塞体を
嵌入して、この塞体の上記溝に対する包囲筒体の
内周面によるカシメ部をもつて周方向に一体化し
たので、プツシユロツド2の長さ調整時には片手
操作が可能になつて、この種の作業性を良好にす
ることができる。また上記の長さ調整時にはナツ
ト4に対する工具だけで済み、残る片手はこの種
の調整時に必要な他の操作が同時平行的にできる
ため、作業性が向上し、かつブレーキ操作時の安
定性を容易迅速に確保がきる等の効果がある。さ
らに、クツシヨン体による振動吸収効果を長期間
維持できる信頼性のある装置が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案による振動吸収装置を備えたク
ラツチマスタシリンダの一部縦断側面図、第2図
は第1図のA部詳細図、第3図は第2図のB−B
線における同装置の断面詳細図、第4図は従来例
の振動吸収装置を備えたクラツチマスタシリンダ
の一部縦断側面図である。 1……クラツチマスタシリンダ、2……プツシ
ユロツド、2a……ネジ部、3……調整筒体、3
a……フランジ、3b……ネジ孔、3c,8b…
…平坦部、4……ナツト、5……クレビス、6…
…包囲筒体、6b……カシメ部、8……塞体、8
a……溝、なお図中、同一または相当する部分に
は同一の符号を用いる。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. クラツチマスタシリンダ内の加圧ピストンを押
    圧するプツシユロツドと、上記プツシユロツドの
    後端外周に設けられたネジ部が螺入するネジ孔を
    有しプツシユロツドとは反対側の端部にフランジ
    を有する調節筒体と、上記ネジ部に螺着され上記
    調整筒体とプツシユロツドとを固着するナツト
    と、上記調整筒体のフランジが開口側に位置して
    このフランジと底壁との間で挟持されるクツシヨ
    ン体を収納する有底の包囲筒体と、上記包囲筒体
    の開口側内周と調整筒体の外周との間に位置する
    リング状の塞体と、上記包囲筒体に一端が接続さ
    れ、他端がクラツチペダルに接続されたクレビス
    とを備え、上記調整筒体のネジ孔を有する軸部外
    周に平坦部3cを設け、塞体における内周に上記
    平坦部3cにほぼ対接する平坦部8bを設け、か
    つ上記塞体の外周側に溝を設け上記包囲筒体にお
    ける内周に上記溝に嵌入するカシメ部を設けて、
    調整筒体と塞体と包囲筒体とを周方向に一体化し
    たことを特徴とするクラツチマスタシリンダの振
    動吸収装置。
JP1984147572U 1984-09-29 1984-09-29 Expired JPH0134982Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1984147572U JPH0134982Y2 (ja) 1984-09-29 1984-09-29

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1984147572U JPH0134982Y2 (ja) 1984-09-29 1984-09-29

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6163020U JPS6163020U (ja) 1986-04-28
JPH0134982Y2 true JPH0134982Y2 (ja) 1989-10-25

Family

ID=30705798

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1984147572U Expired JPH0134982Y2 (ja) 1984-09-29 1984-09-29

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0134982Y2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5986810B2 (ja) * 2012-06-05 2016-09-06 東洋ゴム工業株式会社 緩衝具

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5885530U (ja) * 1981-12-05 1983-06-10 アイシン精機株式会社 自動車用クラツチマスタシリンダ

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6163020U (ja) 1986-04-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US3976168A (en) Mechanical disc brake having an automatic slack adjustor
JPS6243882Y2 (ja)
JPH0134982Y2 (ja)
JPH0128250B2 (ja)
JPS6223664Y2 (ja)
JPH08156866A (ja) マスタシリンダ装置
JPH0529554Y2 (ja)
JP2594322Y2 (ja) 車両用ディスクブレーキのピストン対向型キャリパボディ
JP2595545Y2 (ja) パーキング付きディスクブレーキ
JPH0713842Y2 (ja) ローラガイドのボルト締め装置
JPS6350502Y2 (ja)
JPS6230587Y2 (ja)
JPH0134984Y2 (ja)
JPS6327155Y2 (ja)
JPS6144015Y2 (ja)
JPH0443412Y2 (ja)
JPH0712638U (ja) 車両用ディスクブレーキのキャリパボディ取付け構造
JPS626995Y2 (ja)
JP2515292Y2 (ja) 倍力装置の取付け構造
JP2546818Y2 (ja) 車両用ディスクブレーキのピストン対向型キャリパ
JPH0751414Y2 (ja) 荷重応動型液圧制御弁
JPH09329169A (ja) パーキング専用のディスクブレーキ型パーキングブレーキの手動調整機構
JPS63180730U (ja)
JPH0513663Y2 (ja)
GB2261471A (en) Spring support in brake actuater