JPH0713842Y2 - ローラガイドのボルト締め装置 - Google Patents

ローラガイドのボルト締め装置

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JPH0713842Y2
JPH0713842Y2 JP8853192U JP8853192U JPH0713842Y2 JP H0713842 Y2 JPH0713842 Y2 JP H0713842Y2 JP 8853192 U JP8853192 U JP 8853192U JP 8853192 U JP8853192 U JP 8853192U JP H0713842 Y2 JPH0713842 Y2 JP H0713842Y2
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JP
Japan
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cylinder
space
grease
piston
cavity
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JP8853192U
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JPH0634802U (ja
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芳明 山口
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Kotobuki Sangyo Co Ltd
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Kotobuki Sangyo Co Ltd
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16BDEVICES FOR FASTENING OR SECURING CONSTRUCTIONAL ELEMENTS OR MACHINE PARTS TOGETHER, e.g. NAILS, BOLTS, CIRCLIPS, CLAMPS, CLIPS OR WEDGES; JOINTS OR JOINTING
    • F16B31/00Screwed connections specially modified in view of tensile load; Break-bolts
    • F16B31/04Screwed connections specially modified in view of tensile load; Break-bolts for maintaining a tensile load
    • F16B31/043Prestressed connections tensioned by means of liquid, grease, rubber, explosive charge, or the like

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Registering, Tensioning, Guiding Webs, And Rollers Therefor (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、レストバーにローラガ
イドを強固に固定するためのクランプ作業の労働負荷の
軽減を図るボルト締め装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、ローラガイドをクランププレート
に強固に固定する作業においては、作業者が色々な作業
工具を駆使し、太いボルトを人力で締める作業が多々あ
り、ローラガイドのクランプ作業は疲労度の高い重労働
となっている。
【0003】そのため、ボルト締め作業の容易化及び軽
作業化を図る必要があり、この要請に対応するローラガ
イドのクランプ装置に関しては、実開昭58−3831
0号公報、実開昭63−157407号公報及び実開平
01−177007号公報(以下「第1従来例」、「第
2従来例」及び「第3従来例」という。)が開示されて
いる。特に、第2従来例及び第3従来例は、ボルト締め
の際に油圧力を併用して、ボルトを強固に締めることを
可能とするものである。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】第1従来例では、構造
が複雑となるためにコストがかかり、第2,第3の従来
例では、高い油圧力を利用するために油漏れは避けられ
ない。
【0005】本考案の目的は、低コストで、油漏れが防
止でき、人力程度の力で高い圧力を発生させるボルト締
め装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本考案において、クラン
プナット部Aは,シリンダ1,ピストン2,スクリュー
プランジャー3、ロックナット4及びバネ5で構成さ
れ、装置の本体を形成している。ピストン2は、シリン
ダ1の一側に所定の空間9を置いて連設され、その軸心
部に上記空間と連通している空洞部10を設けている。
スクリュープランジャー3は、空洞部10内を移動可能
にピストン2に設けてある。ロックナット4は、ピスト
ン2の外周に取付けてあって、端面がシリンダ1の端面
と当接している。バネ5は、シリンダ1の他側に配置さ
れている。バネは、クランププレート6を介してシリン
ダ1とクランプボルト7とによって挟持されている。ボ
ルトを軽い力で強固に締め付けができる機構は、次の通
りである。スクリュープランジャー3の先端部に設けて
ある空洞部10の断面積SAと、シリンダ1内部の空間
9の受圧面断面積SPとの比SP/SAを3以上とし、
ピストン2には、一端開口が空間9に連なるグリース注
入孔11を設け、このグリース注入孔に液体より高粘度
のグリースを密封している。スクリュープランジャー3
を回転させて、スクリュープランジャーを締め付けるこ
とにより、SP/SA倍の力でシリンダ1が押し出さ
れ、バネ5が締まり、シリンダ1とロックナット4との
間に隙間が生じ、この隙間がなくなってシリンダ1とロ
ックナットとが当接するところまでロックナット4を締
め付ければ、ボルトの固定が行える。ここで、SP/S
A≧3としたのは、この比が大きいほど小さな力でシリ
ンダ1を押し上げ、バネ5を締め付けることができるか
らである。すなわち、ローラガイドの所望クランプ力に
応じて、クランプボルト7の寸法は決定されるが、前記
の比が3未満であれば、人力でシリンダ1を押し上げる
ことができない場合がある。そこで、SP/SA≧3と
した。
【0007】次に、油漏れは、油の代わりに油より高粘
度のグリースを封入することにより解決される。なお、
油漏れ防止をより効果的にするために、摺動部にOリン
グ8を挿入することが望ましい。また、一般にグリース
の封入作業は油より容易である利点もあり、クランプナ
ット部Aをクランプボルト7に装着する前に、グリース
をグリース注入孔11に密封することができる。
【0008】
【作用】まず、スクリュープランジャー3を回転させて
スクリュープランジャーを締め付けると、SP/SA倍
の力でシリンダ1が押し出され、バネ5が締まり、シリ
ンダ1とロックナット4との間に隙間が生じる。次に、
ロックナット4を、前記隙間がなくなるまで、換言する
と、シリンダ1とロックナット5が当接するところまで
締め付ける。
【0009】こうすれば、ローラガイドをボルトでクラ
ンププレートに固定する時、スクリュープランジャーの
締め付け力を、グリースを代用油とした油圧原理で増幅
して大きな力を発生させて、小さな力で強力に締め付け
ることができる。
【0010】
【実施例】以下、この本考案の実施例を、図面に基づい
て詳細に説明する。図1において、クランプナット部A
は,シリンダ1,ピストン2,スクリュープランジャー
3、ロックナット4及び皿バネ5で構成されている。ピ
ストン2は、シリンダ1の一側(右側)に所定の空間9
を置いて連設され、その軸心部に上記空間と連通してい
る空洞部10を設けている。スクリュープランジャー3
は、空洞部10内を移動可能にピストン2に設けてあ
る。スクリュープランジャーの右端部には回転機構12
を設けてある。ロックナット4は、ピストン2の外周に
取り付けてあり、一端面(左端面)がシリンダ1の一端
面(右端面)と当接している。皿バネ5は、シリンダ1
の左側に配置されている。皿バネ5は、クランププレー
ト6を介してシリンダ1とクランプボルト7とによって
挟持されている。スクリュープランジャー3の先端部に
設けてある空洞部10の断面積SAとシリンダ1内部の
空間9の受圧面断面積SPとの比SP/SAは、3以上
に設定されている。ピストン2には、一端(左端)開口
が空間9に連なるグリース注入孔11を設け、このグリ
ース注入孔に液体より高粘度のグリースを密封してい
る。8は、シリンダ1とピストン2との摺動部に配設し
たOリングである。
【0011】次に、締め付け操作を説明する。
【0012】まず、図1に示す無負荷の初期状態にある
スクリュープランジャー3を、回転機構12を使用して
回転させて、締め付けると、スクリュープランジャーは
空洞部10を前進するから、空間内9内のグリースの代
用油として油圧原理が作用して空間9及び空洞部10の
断面積の比SP/SA倍の力でシリンダ1が押し出さ
れ、このために図2に示すように皿バネ5が締まり、シ
リンダ1とロックナット4との間に隙間が生じる。次
に、ロックナット4を前記隙間がなくなるまで、すなわ
ち、シリンダ1とロックナットとが当接するところまで
締め付けると、ローラガイドはクランププレート7に強
固に締め付けられる。
【0013】第1図に示すボルト締め装置を試作し、空
洞部10の断面積SAを固定して空間9の受圧面断面積
SPを変化させてテストした。
【0014】SPは、空間9にリングワッシャーをはめ
込んで変化させた。グリースとして市販の昭和シェル石
油製のアルバニアEPグリース0号(JIS集中給油グ
リース1種0号)を使用した。
【0015】また、スクリュープランジャー3の締め付
けトルクも計測した。
【0016】さらに、スクリュープランジャー3を一定
のトルクで締め付けた時に、皿バネ5が圧縮され、ピス
トン2とロックナット4の間に隙間W(図2)が発生す
る。
【0017】この隙間の間隔を隙間ゲージで測定して、
クランプボルト7が強固に締め付けられるか否か判定し
た。
【0018】次に、クランプボルト7の寸法はM33×
P3.5(JIS相当)であり、SA及びSPの数値は
以下の通りであった。 SA= 4.9平方センチメートル SP=58.9平方センチメートルなお、締め付けトル
ク6kgf・m以上でないと、皿バネの締まりによる隙
間が2.0mmを越えない場合は、人力で軽くボルト締
めが不可能と判断した。
【0019】テスト結果の概要をまとめたのが、下記の
表1である。
【0020】
【表1】 表1から明らかなとおり、SP/SAが3以上であれ
ば、人力で軽くボルトを強固に締めることができる。
【0021】
【考案の効果】本考案によれば、簡単な構成でローラガ
イドをクランププレートに人力で容易にかつ強固に締め
付けることができ、ローラガイドの調整あるいは組み替
え作業が容易になり、労働負荷も軽減される。そして、
油漏れもなく、さらに油圧付加装置も使用する必要がな
くなった分だけ低コストにすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す断面図である。
【図2】ボルト締め付け状態を示す断面図である。
【符号の説明】
1 シリンダ 2 ピストン 3 スクリュープランジャー 4 ロックナット 5 皿バネ 6 クランププレート 7 クランプボルト 8 Oリング 9 シリンダ内部空間 10 スクリュープランジャー先端部の空間 11 グリース注入孔 12 回転機構 A クランプナット部 SA シリンダ内部空間の断面積 SP 空間の受圧面断面積

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シリンダと、 このシリンダの一側に所定の空間を置いて連設し、その
    軸心部に上記空間と連通している空洞部を設け、一端開
    口が上記空間に達しているグリース注入孔を設けてある
    ピストンと、 上記空洞部内を移動可能であるスクリュープランジャー
    と、 上記ピストンの外周に取り付けてあって、端面が上記シ
    リンダの端面と当接しているロックナットと、 上記シリンダの他側に配置してあるバネと、 上記バネをクランププレートを介してシリンダとの間で
    押圧挟持するクランプボルトとを具備しており、上記空
    洞部の断面積SAと空間の受圧面断面積SPとの比SP
    /SAを3以上としてあり、上記グリース注入孔内には
    液体より高粘度のグリースを密封してあることを特徴と
    するローラガイドのボルト締め装置。
JP8853192U 1992-10-07 1992-10-07 ローラガイドのボルト締め装置 Expired - Fee Related JPH0713842Y2 (ja)

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JPH0634802U JPH0634802U (ja) 1994-05-10
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JPH0839452A (ja) * 1994-07-27 1996-02-13 Kotobuki Sangyo Kk ボルト締め装置

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