JPH0134776Y2 - - Google Patents

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JPH0134776Y2
JPH0134776Y2 JP6553884U JP6553884U JPH0134776Y2 JP H0134776 Y2 JPH0134776 Y2 JP H0134776Y2 JP 6553884 U JP6553884 U JP 6553884U JP 6553884 U JP6553884 U JP 6553884U JP H0134776 Y2 JPH0134776 Y2 JP H0134776Y2
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JP
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gear
planetary gear
driven
planetary
driven gear
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JP6553884U
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、カメラのフイルム給送装置等に利用
される遊星ギヤクラツチ機構に関し、更に詳しく
は遊星ギヤの公転が確実に行われるようにした遊
星ギヤクラツチ機構に関するものである。
〔従来技術〕
遊星ギヤクラツチ機構は、太陽ギヤと、これに
噛合する遊星ギヤと、この遊星ギヤの両側に適当
な間隔を保つて配置された第1及び第2の従動ギ
ヤとから構成されており、太陽ギヤの回転方向に
応じて遊星ギヤが公転して一方の従動ギヤから離
れて他方の従動ギヤに噛合するようになつてい
る。前記遊星ギヤは、公転腕の一端に回転自在に
軸支され、その他端に太陽ギヤが軸支されている
ため、その公転の作用力は、太陽ギヤと公転腕の
軸との摩擦力から得ている。このため、公転腕に
公転を阻害する力が作用している場合、又は遊星
ギヤの自転に負荷が殆どない場合には、遊星ギヤ
が公転をすることができなくなる。すなわち、遊
星ギヤが逆転を開始する場合には、一方の従動ギ
ヤの負荷抵抗により容易に公転してこれから離れ
るが、その後は負荷抵抗が極めて小さくなるた
め、他方の従動ギヤに噛み合う前に、公転が停止
して切換えができなくなるという問題があつた。
〔考案の目的〕
本考案は、遊星ギヤの切換えが確実に行われる
ようにした遊星ギヤクラツチ機構を提供すること
を目的とするものである。
〔課題を解決するための手段〕
上記した目的を達成するために、本考案は、遊
星ギヤが一方の従動ギヤから離れて他方の従動ギ
ヤに向かつて公転する際に、遊星ギヤの自転に負
荷を与えることによつて遊星ギヤの自転力を公転
力に変換する切換え補助部材を設けたことを特徴
とするものである。
〔第1実施例〕 第1図ないし第4図は、本考案をカメラのフイ
ルム給送装置に利用した実施例を示すものであ
る。モータ10は、フイルムの巻上げ時には、シ
ヤツタ(図示せず)の閉じ信号で始動し、駆動ギ
ヤ11を矢線12で示す方向に回転させ、そして
全ての駒の撮影が終了した時に、逆転して駆動ギ
ヤ11を符号13で示す方向に回転させる。
前記駆動ギヤ11は、太陽ギヤ15に噛合して
おり、この太陽ギヤ15は公転腕16の軸筒16
aに回転可能に軸支されている。この公転腕16
は、その軸筒16aが軸17に回転自在に軸支さ
れ、また突起16bに掛けられたバネ18によつ
て時計方向に付勢されている。前記公転腕16の
先端には、軸20を介して遊星ギヤ21が回転自
在に取付けられており、この遊星ギヤ21は太陽
ギヤ15の回りを公転する。この公転軌跡上に、
適当な間隔を保つて第1従動ギヤ22と第2従動
ギヤ23とが配置されている。この第1従動ギヤ
22は、軸24を中心にして反時計方向に回転す
る時に、フイルム巻上げ機構25を駆動して、フ
イルム(図示せず)を1駒分巻き上げる。前記第
2従動ギヤ23は、第3図に示すように、遊星ギ
ヤ21に噛合した時には、軸26の回りで反時計
方向に回転し、フイルム巻戻し機構27を駆動し
て露光済みのフイルムをパトローネ(図示せず)
に巻き戻す。
前記遊星ギヤ21の軌跡の途中には、2個の突
起28aを備え、一端が固定されたバネ板28が
配置されている。このバネ板28は、遊星ギヤ2
1の公転を助長するためのものであり、遊星ギヤ
21に負荷を与えて、その自転力を公転力に変換
する。
次に上記実施例の作用について説明する。通常
は、バネ18によつて公転腕16が時計方向に付
勢されているため、遊星ギヤ21が第1従動ギヤ
22に噛合している。レリーズボタンが押下され
ると、シヤツタが作動して露光位置にあるフイル
ムを露光する。このシヤツタが閉鎖して露光が終
了すると、モータ10が正転して駆動ギヤ11を
矢線12で示す方向に回転させる。この駆動ギヤ
11の回転は、太陽ギヤ15及び遊星ギヤ21を
介して第1従動ギヤ22に伝達され、これを反時
計方向に回転させる。この第1従動ギヤ22が反
時計方向に回転すると、フイルム巻上げ機構25
を駆動してフイルムを巻き上げる。そして未露光
の駒が露光位置へ給送されると、モータ10の回
転が停止する。以下、同様にして1駒の撮影が終
了する毎にフイルムが1駒ずつ巻き上げられる。
全ての駒の撮影が終了すると、フイルムの給送
が停止するため、モータ10の負荷が大きくな
る。このモータ10の負荷が大きくなつたことを
検知した時に、モータ10が逆転を開始し、駆動
ギヤ11を矢線13で示す方向に回転させる。こ
の駆動ギヤ11の回転は、太陽ギヤ15を介して
遊星ギヤ21に伝達され、これを反時計方向に回
転させる。この遊星ギヤ21が反時計方向に回転
する時には、第1従動ギヤ22の回転負荷よりも
遊星ギヤ21の公転負荷の方が小さいので、第1
従動ギヤ22を回転させることなく、遊星ギヤ2
1が公転を開始する。これにより、遊星ギヤ21
は、バネ18に抗して公転腕16を反時計方向に
回動させて、第1従動ギヤ22から離れる。
一般に、遊星ギヤ22が公転して、第1従動ギ
ヤ22から離れると、太陽ギヤ15と軸筒16a
との摩擦力が公転力となるため、公転がしにくく
なる。しかし、第2図及び第4図に示すように、
本考案では、遊星ギヤ21が第1従動ギヤ22か
ら離れると、その歯21aがすぐにバネ板28の
下方の突起28aに係合するため、その自転が阻
止され、遊星ギヤ21の自転力が公転力に変換さ
れ、その公転が助長される。これにより、遊星ギ
ヤ21は、公転が確実に行われ、第2従動ギヤ2
3に向かつて移動する。そして遊星ギヤ21が上
方にある突起28aから離れるとすぐに第2従動
ギヤ23に噛合する。
第3図に示すように、遊星ギヤ21が第2従動
ギヤ23に噛合すると、この第2従動ギヤ23が
回転するため、フイルム巻戻し機構27が駆動さ
れ、巻取りスプールに巻き取られたフイルムがバ
トローネ内に巻き戻す。このフイルムの巻戻しが
終了すると、モータ10の逆転が停止する。な
お、前記遊星ギヤ22が第2従動ギヤ23に噛合
して回転している時には、両者は食い込む方向に
回転するから、その噛み合いが外れることはな
い。
前記モータ10の逆転が停止すると、公転腕1
6がバネ18で時計方向に付勢されているから、
遊星ギヤ21が公転を開始して、第1図に示すよ
うに再び第1従動ギヤ22に噛合する。なお、こ
の場合には、バネ板21の突起21aを押してこ
れを開きながら遊星ギヤ21が戻ることができ
る。
〔第2実施例〕 第5図は、本考案の別の実施例を示すものであ
り、第1実施例と同じ部材には同じ符号が付して
ある。この実施例では、先端部30aが湾曲した
バネ板30が用いられている。遊星ギヤ21の公
転中は、バネ板30に当接しながら回転するた
め、その自転負荷が大きくなる。したがつて、遊
星ギヤ21の自転力が公転力に変換されるため、
遊星ギヤ21の公転が助長される。
〔第3実施例〕 第6図は、遊星ギヤ21の公転軌跡に沿つて、
固定した内歯車32を配置したものである。遊星
ギヤ21が第1従動ギヤ22から離れると、この
内歯車32に噛合するから、その自転力が公転力
に変換され、公転が確実に行われる。
〔考案の効果〕
上記構成を有する本考案は、遊星ギヤの公転軌
跡に遊星ギヤの自転を抑止するための切換え補助
部材を配置したから、遊星ギヤの自転力を公転力
に変換して、その公転を確実に行わせることがて
きる。したがつて、従来の装置のように、一方の
従動ギヤから他方の従動ギヤに噛合する前に公転
が停止して、切換え不能になるという問題を解消
することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案をフイルムを給送装置に利用し
た実施例を示す平面図である。第2図は公転途中
を示す平面図である。第3図は巻戻し状態を示す
平面図である。第4図はバネ板の作用を示す説明
図である。第5図は本考案の第2実施例を示す平
面図である。第6図は本考案の第3実施例を示す
平面図である。 11……駆動ギヤ、15……太陽ギヤ、16…
…公転腕、17……軸、21……遊星ギヤ、22
……第1従動ギヤ、23……第2従動ギヤ、28
……バネ板、30……バネ板、32……内歯車。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 太陽ギヤに噛合した遊星ギヤの両側に、適当
    な間隔を保つて第1及び第2の従動ギヤを配置
    し、太陽ギヤの回転方向に応じて遊星ギヤを公
    転させて第1と第2の従動ギヤのいずれか一方
    に遊星ギヤを噛合し、前記太陽ギヤの回転を遊
    星ギヤに噛合した従動ギヤに伝達する遊星ギヤ
    クラツチ機構において、 前記第1の従動ギヤと第2の従動ギヤとの間
    に、遊星ギヤが一方の従動ギヤから離れて他方
    の従動ギヤに向かつて公転する際に、遊星ギヤ
    の自転に負荷を与えることにより遊星ギヤの自
    転力を公転力に変換する切換え補助部材を設け
    たことを特徴とする遊星ギヤクラツチ機構。 (2) 前記切換え補助部材は、前記遊星ギヤを太陽
    ギヤに向けて押し付けるバネ板であることを特
    徴とする実用新案登録請求の範囲第1項記載の
    遊星ギヤクラツチ機構。 (3) 前記切換え補助部材は、前記太陽ギヤと同心
    的に配置した内歯車であることを特徴とする実
    用新案登録請求の範囲第1項記載の遊星ギヤク
    ラツチ機構。 (4) 前記切換え補助部材は、前記遊星ギヤの歯に
    係合する突起を有するバネ板であることを特徴
    とする実用新案登録請求の範囲第1項記載の遊
    星ギヤクラツチ機構。
JP6553884U 1984-05-07 1984-05-07 遊星ギヤクラツチ機構 Granted JPS60177365U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6553884U JPS60177365U (ja) 1984-05-07 1984-05-07 遊星ギヤクラツチ機構

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6553884U JPS60177365U (ja) 1984-05-07 1984-05-07 遊星ギヤクラツチ機構

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS60177365U JPS60177365U (ja) 1985-11-25
JPH0134776Y2 true JPH0134776Y2 (ja) 1989-10-23

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ID=30597623

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6553884U Granted JPS60177365U (ja) 1984-05-07 1984-05-07 遊星ギヤクラツチ機構

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Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2945012B2 (ja) * 1988-04-01 1999-09-06 ソニー株式会社 ディスクプレーヤ
JP2538107Y2 (ja) * 1990-11-30 1997-06-11 富士通テン株式会社 歯車切り換え機構

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JPS60177365U (ja) 1985-11-25

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