JPH0134707Y2 - - Google Patents

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JPH0134707Y2
JPH0134707Y2 JP9075383U JP9075383U JPH0134707Y2 JP H0134707 Y2 JPH0134707 Y2 JP H0134707Y2 JP 9075383 U JP9075383 U JP 9075383U JP 9075383 U JP9075383 U JP 9075383U JP H0134707 Y2 JPH0134707 Y2 JP H0134707Y2
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JP
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seat
sheet
ring structure
recess
valve lever
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JP9075383U
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、小型汎用エンジンなどに取付けられ
る燃料コツクに関する。
(従来技術) 農業用小型エンジンを初めとして、小型の発電
機やコンプレツサーの燃料タンクには必らず小型
軽量の燃料コツクが取付けられている。これらの
燃料コツクの多くは樹脂あるいは金属のボデーと
バルブの間にシートを介在させるタイプのもので
あり、第7図及び第8図のように円筒形のシート
23の外径に形成されているリブ24,24が、
ボデーに形成されている凹状溝に嵌合してシート
自身の回り止めとするものが一般的であり、前記
シート23の材質はゴム系のものがほとんどであ
る。
(考案が解決しようとする課題) 以上の構成である従来技術は、シート23の材
質がゴム系であるため、燃料油の影響を強く受
け、燃料油に漬つている場合は膨潤し、一度燃料
油に漬つてから乾燥状態にすると元の体積よりも
収縮してしまう。
また、前述のような用途であるこれらの燃料コ
ツクは、年間のうち一定の期間は使用されないこ
とが考えられ、この間は燃料コツク部〔シート2
3部〕へ燃料が行渡らないこともあり得る。換言
すれば、シート23の収縮が生じ燃料コツク内の
シート23とボデーの間に隙間が生じることがあ
り得るということである。この状態で燃料油を流
せば、当然、洩れを生じる訳であり、火災などの
危険を伴うものである。
この対策としてシート材質の変更があるが、フ
ツ素ゴムなどをシート材質とすれば、燃料油に対
する膨潤あるいは収縮は抑制できる。しかしなが
ら、このようなゴム材質は一般に高価であり、生
産的にも難しいものである。
(課題を解決するための手段) 本考案は以上の課題を解決するために案出され
たものであり、 シート3を介してバルブレバー2を挿入するボ
デー1の凹部11には、該凹部11底部9より略
垂直方向に帯状をなす一対の凸状部12,12を
形成し、 シート3には、該シート3の一端面より略垂直
方向に帯状をなし前記凸状部12,12と嵌合可
能な一対の係合切欠部14,14を形成し、該シ
ート3の他端面には、“O”リングを該端面に固
着したごとくに一体形成した“O”リング構造部
13を設け、 バルブレバー2のバルブ部は、該バルブレバー
2をシート3に内挿した際該シート3の“O”リ
ング構造部13と密接する大径部22、該大径部
22より先端側の、シート3内周面と密接する小
径部21からなる二段構造とするものである。
(作用) 以上の構成である本考案は、 ボデー1の凹部11に内挿するシート3は、該
シート3の係合切欠部14,14と前記凹部11
の凸状部12,12との嵌合により回り止めがな
され、 前記シート3に内挿するバルブレバー2のバル
ブ部は、小径部21がシート3内周面と密接して
シールし、さらにシート3の“O”リング構造部
13に密接する大径部22により該“O”リング
構造部13が押し広げられてボデー1の凹部11
内周面に押圧され該凹部11・大径部22間に
“O”リング構造部13が挾持される状態となり、
大径部22・“O”リング構造部13間、及び
“O”リング構造部13・凹部11間のシールが
なされるものである。
(実施例) 以下本考案の一実施例を第1図から第6図に従
つて説明する。
燃料通路6,8が貫通しているボデー1の凹部
11に、該凹部11底部9より略垂直方向に帯状
をなす一対の凸状部12,12が形成されてい
る。該凹部11に内挿されるシート3には、該シ
ート3の一端面より略垂直方向に帯状をなし前記
凸状部12,12と嵌合可能な一対の係合切欠部
14,14が形成されており、該係合切欠部1
4,14と前記凹部11の凸状部12,12の嵌
合によりシート3の回り止めがなされており、ま
た該シート3には、ボデー1の凹部11の燃料通
路6,8に対応するシート孔15,15が設けら
れており、該シート孔15,15と前記係合切欠
部14,14とは所定の距離(シール長さ)を有
する構成となつている。さらに該シート3の他端
面には、該端面に“O”リングを固着したごとく
に一体形成された“O”リング構造部13が設け
られている。
前記シート3には燃料通路孔7を有するバルブ
レバー2が内挿され、該バルブレバー2のバルブ
部は、シート3の“O”リング構造部13と密接
する大径部22、該大径部22より先端側の、シ
ート3内周面と密接する小径部21からなる二段
構造となつており、小径部21がシート3内周面
と密接してシールし、さらにシート3の“O”リ
ング構造部13に密接する大径部22により該
“O”リング構造部13が押し広げられてボデー
1の凹部11内周面に押圧され該凹部11・大径
部22間に“O”リング構造部13が挾持される
状態となり、大径部22・“O”リング構造部1
3間、及び“O”リング構造部13・凹部11間
のシールがなされるものである。加えて、バルブ
レバー2の係止溝20にはボデー1の外部よりネ
ジなどが螺合されており、バルブレバー2の脱落
を防止するとともに回動規制を行うものである。
(効果) 以上の様に本考案は、 (i) バルブレバー2を内包するシート3は、全周
でシールする従来品のシート23に比べ一対の
係合切欠部14,14の分だけバルブレバー2
との接触面積が小さくなり、従つてレバーの作
動トルクが低減される。
(ii) (i)で述べた効果により、仮にレバーの作動ト
ルクを従来品と同レベルにするのであれば、シ
ート3の締代を大きくする〔ボデー1とバルブ
レバー2の隙間を小さくする〕ことが可能とな
り、シール性能が向上され燃料の通路内洩れの
防止効果が大きくなる。
(iii) バルブレバー2のバルブ部を二段構造とし、
シート3の“O”リング構造部13と密接する
部位を大径部22としたことにより、該大径部
22・ボデー1凹部11により“O”リング構
造部13が挾持された状態となり、その締代は
小径部21が密接するシート3部位の締代より
も大となり、大径部22・“O”リング構造部
13間、及び“O”リング構造部13・凹部1
1は完壁にシールされ、燃料の上洩れ防止効果
は抜群である。
(iv) 本考案のシート3は従来品のシート23に比
べ、外径の回り止用のリブを設けず一対の係合
切欠部14,14を設けた分だけ材料が少くて
済むため、コストダウンができる。
(v) 本考案のシート3は、一対の係合切欠部1
4,14により二つ割筒形をなしているため、
燃料コツク組立時のシート挿入の際、従来の円
筒形のシート23よりも小さな抵抗で挿入で
き、作業能率が上り生産性も向上する。
等の効果があり、従つて本考案によれば、特に複
雑な構造とすることもなく、また、高価なシート
材質も使用せずに低コストで生産性が高く、上洩
れ・通路洩れのない安全な燃料コツクを提供でき
るものである。
【図面の簡単な説明】
第1図から第6図は本考案の一実施例を示し、
第1図は縦断面図、第2図はシートの底面図、第
3図は第2図のA−A断面図、第4図はボデーの
拡大断面図、第5図は第4図のB−B部分断面
図、第6図はバルブレバーの正面図、第7図及び
第8図は従来技術のシートを示し、第7図は正面
図、第8図は側面図である。 1……ボデー、2……バルブレバー、3,23
……シート、6,8……燃料通路、9……底部、
11……凹部、12……凸状部、13……“O”
リング構造部、14……係合切欠部、20……係
止溝、21……小径部、22……大径部、24…
…リブ。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 シート3を介してバルブレバー2を挿入するボ
    デー1の凹部11には、該凹部11底部9より略
    垂直方向に帯状をなす一対の凸状部12,12を
    形成し、 シート3には、該シート3の一端面より略垂直
    方向に帯状をなし前記凸状部12,12と嵌合可
    能な一対の係合切欠部14,14を形成し、該シ
    ート3の他端面には“O”リングを該端面に固着
    したごとくに一体形成した“O”リング構造部1
    3を設け、 バルブレバー2のバルブ部は、該バルブレバー
    2をシート3に内挿した際、該シート3の“O”
    リング構造部13と密接する大径部22、該大径
    部22より先端側の、シート3内周面と密接する
    小径部21からなる二段構造としたことを特徴と
    する燃料コツク。
JP9075383U 1983-06-13 1983-06-13 燃料コツク Granted JPS59194562U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9075383U JPS59194562U (ja) 1983-06-13 1983-06-13 燃料コツク

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9075383U JPS59194562U (ja) 1983-06-13 1983-06-13 燃料コツク

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS59194562U JPS59194562U (ja) 1984-12-24
JPH0134707Y2 true JPH0134707Y2 (ja) 1989-10-23

Family

ID=30220706

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9075383U Granted JPS59194562U (ja) 1983-06-13 1983-06-13 燃料コツク

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JPS59194562U (ja) 1984-12-24

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