JPH0133203Y2 - - Google Patents

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JPH0133203Y2
JPH0133203Y2 JP1983193682U JP19368283U JPH0133203Y2 JP H0133203 Y2 JPH0133203 Y2 JP H0133203Y2 JP 1983193682 U JP1983193682 U JP 1983193682U JP 19368283 U JP19368283 U JP 19368283U JP H0133203 Y2 JPH0133203 Y2 JP H0133203Y2
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JP
Japan
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outer race
sleeve
bearing
double
row
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JP1983193682U
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JPS60103506U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、圧延ロール(以下、ロールという。)
のスラスト荷重を受ける複列円錐ころ軸受のアウ
ターレースを、適宜間隔をあけて各ころ列毎に設
けて複列とした圧延機用軸受装置に関するもので
ある。
従来、圧延時にロールが軸方向に移動すると、
圧延材の形状、寸法等に悪影響を及ぼすことは周
知であり、平板材は勿論、殊に型材においては上
下作業ロールのカリバー位置にずれが生じ、各部
断面寸法、直角度不良、曲がりなどの形状不良が
生じ、圧延製品に致命的な欠陥を引起すことにな
る。
そこで、かかる欠陥の発生を防止するために、
ロールの軸方向の移動を減少させた第1図に示す
圧延機用軸受装置31が提案されている。
この圧延機用軸受装置31は、図示しないロー
ルハウジングに固定する枠体2と、ロール3のネ
ツク部4および枠体2の間に介在する4列円筒こ
ろ軸受5と、複列円錐ころ軸受32と、複列円錐
ころ軸受32のアウターレース8を軸方向に挾着
する第1スリーブ12と軸受押え33とから概略
構成されている。
そして、4列円筒ころ軸受5によりロール3の
ラジアル荷重を受け、複列円錐ころ軸受32によ
りスラスト荷重を受けている。この複列円錐ころ
軸受32のアウターレース8は、適宜間隔をあけ
て各ころ列毎に分割して設けられ、複列になつて
おり、一方は4列円筒ころ軸受5のアウターレー
ス6をロール軸端側から押圧している上記第1ス
リーブ12の内側に形成した突設部13に当接し
ている。また、他方は、第1スリーブ12ととも
にボルト16により枠体2に固定した上記軸受押
え33の内側端面に形成した突設部15により押
圧されている。
上記のように、複列のアウターレース8間には
適宜間隙が設けてあるため、軸受押え33からの
押圧力は第1スリーブ12の突設部13により受
けらるのではなく、第1図中、左方のころ9、イ
ンナーレース10を介して、効果的にネツク部4
を軸方向に固定するように働く。また、第1スリ
ーブ12とアウターレース8との間には空隙部1
7が設けてあり、複列円錐ころ軸受32にはラジ
アル方向の荷重はかからず、余分な仕事をさせな
いようになつている。
ところで、ロール3の軸方向の移動を小さくし
て圧延成品の精度を向上させるためには、軸受押
え33よりアウターレース8に、できるだけ大き
なプリロードを加えるのが望ましい。
しかしながら、上記複列円錐ころ軸受32は、
アウターレース8を適宜間隔をあけて単に複列と
しただけのものであるため、第2図、第3図に示
すように軸受押え33より余り大きなプリロード
を加えると、アウターレース8がころ9の部分で
外径を増すように変形する。この結果、アウター
レース8が第1スリーブ12に直接々触して、余
分な仕事をするようになり、発熱して複列円錐こ
ろ軸受32が破壊し易いという問題が生じてい
た。
また、プリロードが大きくなるにしたがつて、
周方向に不均一な場合、それが小さくても、第4
図に示すようにアウターレース8が傾き易くなり
アウターレース8が第1スリーブ12に直接々触
して上記同様の問題が生じていた。
本考案は、上記従来の問題に鑑みてなされたも
ので、複列円錐ころ軸受のアウターレースに外嵌
して、アウターレースの外径の拡大を拘束するス
リーブと、このスリーブとは別個にアウターレー
スの側面をロール軸方向に押圧する環状の軸受押
えとを設けることにより、アウターレースの変形
を小さくして、大きなプリロードを加えて、圧延
成品の精度向上を可能とした圧延機用軸受装置を
提供しようとするものである。
次に、本考案を一実施例である図面にしたがつ
て説明する。
第5図は、本考案に係る圧延機用軸受装置1を
示し、第1図に示す圧延機用軸受装置31とは、
複列円錐ころ軸受32および軸受押え33を除
き、他は実質的に同一であるので、対応する部分
には同一番号を付して説明を省略する。
すなわち、圧延機用軸受装置1の複列円錐ころ
軸受7は、上記複列円錐ころ軸受32と同様、ア
ウターレース8、複列に配設したころ9、インナ
ーレース10を有するが、さらにアウターレース
8の外側に、アウターレース8の外径の拡大を拘
束する第2スリーブ11を嵌合させ、かつ第2ス
リーブ11と第1スリーブ12との間に若干の空
隙部17が設けてある。この第2スリーブ11は
上記外径の拡大を防ぐ他、アウターレース8が軸
直角方向から傾くのを防ぐものでもある。
ついで、本装置の軸受押え14は、上記同様突
設部15を有するが、摺動自在に第1スリーブ1
2内に嵌合させてあり、押え板18内に形成した
油路19およびピストン20からなる単動シリン
ダ21によりアウターレース8を第1スリーブ1
2の突設部13側に押付けるようになつている。
したがつて、容易かつ強力にアウターレース8を
第1スリーブ12の突設部13に押付けることが
できる。
以上の説明より明らかなように、本考案によれ
ば、複列円錐ころ軸受のアウターレースに外嵌し
て、アウターレースの外径の拡大を拘束するスリ
ーブと、このスリーブとは別個にアウターレース
の側面をロール軸方向に押圧する環状の軸受押え
とを設けて形成してある。このため、アウターレ
ースの変形、ずれを伴うことなく、アウターレー
スに大きなプリロードをかけてロールの軸方向の
移動を規制することが可能となり、この結果、圧
延成品の精度向上に寄与することができるという
効果を有している。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の圧延機用軸受装置の半断面図、
第2図、第3図はプリロードを加えた時の第1図
中部の変形状態を示す部分断面図、部分側面
図、第4図はプリロードを加えた時の第1図のア
ウターレースのずれを示す部分断面図、第5図は
本考案に係る圧延機用軸受装置の半断面図であ
る。 1……圧延機用軸受装置、3……ロール、7…
…複列円錐ころ軸受、8……アウターレース、9
……ころ、11……第2スリーブ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 圧延ロールのスラスト荷重を受ける複列円錐こ
    ろ軸受のアウターレースを、適宜間隔をあけて各
    ころ列毎に設けて複列とした圧延機用軸受装置に
    おいて、アウターレースに外嵌して、アウターレ
    ースの外径の拡大を拘束するスリーブと、このス
    リーブとは別個にアウターレースの側面をロール
    軸方向に押圧する環状の軸受押えとを設けて形成
    したことを特徴とする圧延機用軸受装置。
JP19368283U 1983-12-15 1983-12-15 圧延機用軸受装置 Granted JPS60103506U (ja)

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JP19368283U JPS60103506U (ja) 1983-12-15 1983-12-15 圧延機用軸受装置

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JP19368283U JPS60103506U (ja) 1983-12-15 1983-12-15 圧延機用軸受装置

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JPS60103506U JPS60103506U (ja) 1985-07-15
JPH0133203Y2 true JPH0133203Y2 (ja) 1989-10-09

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JP19368283U Granted JPS60103506U (ja) 1983-12-15 1983-12-15 圧延機用軸受装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH064964Y2 (ja) * 1987-09-08 1994-02-09 三菱重工業株式会社 軸受箱

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5741812A (en) * 1980-08-26 1982-03-09 Kawasaki Steel Corp Roll shifting type rolling mill

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JPS5741812A (en) * 1980-08-26 1982-03-09 Kawasaki Steel Corp Roll shifting type rolling mill

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JPS60103506U (ja) 1985-07-15

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