JPH0132278Y2 - - Google Patents

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JPH0132278Y2
JPH0132278Y2 JP1981128205U JP12820581U JPH0132278Y2 JP H0132278 Y2 JPH0132278 Y2 JP H0132278Y2 JP 1981128205 U JP1981128205 U JP 1981128205U JP 12820581 U JP12820581 U JP 12820581U JP H0132278 Y2 JPH0132278 Y2 JP H0132278Y2
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contact piece
recess
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JP1981128205U
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は高周波信号を開閉する接点機構のシ
ールド構造を改良した高周波用開閉器に関するも
のである。
周知のように、高周波信号を開閉するこの種の
開閉器においては、高周波信号の漏洩を防止する
ために、固定接点部およびこの固定接点部に接離
する可動接触片をシールドする必要がある。
従来、このシールド構造として、たとえば成形
樹脂からなるベースに電磁石ブロツクを載置する
とともに、この電磁石ブロツクで回動駆動される
可動鉄片に電気絶縁性のカードを固定し、このカ
ードに固定された可動接触片によつて接点の開閉
を行ない、上記接点の開離時に上記可動接触片
を、アースされた金属性のカバーに当接させて、
高周波信号の漏洩を防止しようとするものが知ら
れている。(特開昭54−140951号参照) しかし、上記構成によれば、上記接点機構と電
磁石ブロツクとの間のシールド構造がないため、
これらの両者間で高周波結合する欠点がある。
そのため、上記接点機構を取り囲むシールド構
造にしようとすれば、複数の金属板を折曲すると
ともに、これらの金属板を組合せる必要があり、
部品点数が増加したり、組立構造が複雑になるな
どの欠点がある。(特開昭52−133583号参照) この考案は上記欠点を改善するためになされた
もので、部品点数が少なく、組立構造が簡単であ
り、しかも高周波結合のおそれのない高周波用開
閉器を提供することを目的とする。
以下、この考案の一実施例を図面にもとづいて
説明する。
第1図はこの考案にかかる高周波用開閉器の分
解斜視図を、第2図は同開閉器の組立状態におけ
る一部切欠平面図をそれぞれ示す。これらの図に
おいて、10は成形樹脂からなり、かつ内部が隔
壁11により2つの凹部12,13に区画された
箱形のベースである。14は上記一方の凹部12
に収納された電磁石で、鉄心15と、成形樹脂か
らなるスプール16を介して鉄心15に巻装され
たコイル17と、鉄心15の一端部15aが固着
されたL字形のヨーク18とにより構成されてい
る。上記スプール16の両端つば部16a,16
bにはコイル端子19,20が設けられ、各コイ
ル端子19,20の下方リード部19a,20a
はベース10の底部21下に突出している。22
はL字形の可動鉄片で、その折曲部22aはヨー
ク18の先端部18aに嵌合係止して、ヒンジば
ね23により回動自在に押圧保持されている。ヒ
ンジばね23の基部23aはヨーク18の上下両
端部に設けられた凹部(上部側のみ図示)18b
に嵌合係止されている。24はL字形のヨーク固
定具で、その一端部はヨーク18の上端部に設け
られた凹部18cに嵌合係止され、かつ他端部は
ベース10内に形成された縦溝25に圧入固定さ
れている。
26は可動鉄片22の一端部22bが鉄心15
の他端部15bに吸引されて回動したとき、中央
部26aが可動鉄片22の他端部22cにて押圧
される復帰ばねである。この復帰ばね26は長方
形の枠体で、その内部中央には、復帰ばね26に
連動して可動鉄片22の動きをカード27,28
に伝達する左右1対の作動板29,30が打抜加
工により一体形成されている。復帰ばね26の両
端部26b,26cはベース10の両内壁部に形
成された凸部31a,31bに支持され、かつカ
ード27,28は孔27a,28aにより作動板
29,30に係着されている。なお、カード2
7,28は成形樹脂からなる。
上記カード27,28はベース10内の他方の
凹部13を横切る方向に形成されたガイド溝3
4,35にそつてスライド自在に配置されてい
る。一方のカード27には上記凹部13内におい
て、常閉側の固定接点部材36と共通の固定接点
部材37間を開閉する可動接触片39が支持され
ている。また、他方のカード28には上記凹部1
3内において、常開側の固定接点部材38と上記
共通の固定接点部材37間を開閉する可動接触片
40が支持されている。各固定接点部材36,3
7および38は誘電体41,42および43に支
持され、かつそれぞれの誘電体41,42および
43は第3図のようにベース10の底部21に設
けられた透孔44,45および46に嵌着されて
いる。ベース10の底部21下においては、各誘
電体41,42,43の下方へ突出した固定接点
部材36,37,38のリード部36a,37a
間および37a,38a間に高周波電流が流れる
のを阻止するように、これらリード部36a,3
7a間および37a,38a間に位置して上記底
部21に設けられた4つの貫通孔50に、後述の
外部導電層を介して各アース端子47が圧入固定
されている。
上記ベース10の凹部13内には可動接触片3
9が固定接点部材36,37から離れたときに接
触する凸部48a,48bと、他方の可動接触片
40が固定接点部材37,38から離れたときに
接触する凸部49a,49bとが形成されてい
る。また、ベース10の凹部12,13内および
アース端子取付用の貫通孔50をも含む全表面に
は、第4図、第5図のようにメツキや蒸着あるい
は塗装などの手段により導電部を構成する外部導
電層51が形成されている。また、ベース10の
開口部を閉塞するカバー52も成形樹脂からな
り、かつその表面には、第4図のようにカバー5
2をベース10に被着したとき、上記外部導電層
51に電気的に接続される導電部を構成する導電
性皮膜53が上記同様の手段により形成されてい
る。すなわち、ベース10とカバー52とでシー
ルドケースを構成している。なお、上記カバー5
2の内側にもベース10側の凹部13に対向する
凹部54が形成され、かつこの凹部54にはカー
ド27,28の浮き上がりを阻止する条片55,
56が形成されている。
上記構成において、コイル17に通電すると、
鉄心15の他端部15bに可動鉄片22の一端部
22bが吸引吸着される。すなわち、可動鉄片2
2が折曲部22aで回動して、可動鉄片22の他
端部22cで復帰ばね26の中央部26aが押圧
される。このとき、作動板29,30が復帰ばね
26に連動してカード27,28が前進し、可動
接触片39が固定接点部材36,37から離れる
一方、可動接触片40が固定接点部材37,38
に押し付けられる。つまり、固定接点部材36,
37間が非導通状態、固定接点部材37,38間
が導通状態になる。コイル17への通電を遮断す
ると復帰ばね26が元の状態にもどることによ
り、可動鉄片22の一端部22bが鉄心15の他
端部15bから離れる一方、作動板29,30に
よりカード27,28が引きもどされ、可動接触
片40が固定接点部材37,38から離れるとと
もに、可動接触片39が固定接点部材36,37
に押し付けられる。すなわち、固定接点部材3
7,38間が非導通状態、固定接点部材36,3
7間が導通状態になる。
上記動作中、可動接触片39は固定接点部材3
6,37から開離したとき、凹部13内の凸部4
8a,48bに当接し、また可動接触片40は固
定接点部材37,38から開離したとき、凸部4
9a,49bに当接する。これら各凸部48a,
48bおよび49a,49bの表面には外部導電
層51が形成され、かつこの外部導電層51とカ
バー52の表面に形成された導電性皮膜53とに
より、可動接触片39,40と固定接点部材3
6,37,38とを収納したベース10側の凹部
13、詳しくはこの凹部13と、この凹部13が
対向したカバー52側の凹部54とからなるスイ
ツチング機構収納空間57がシールドされる。そ
の結果として、可動接触片39および40の開離
時に、可動接触片39および40を介して外部導
電層51と固定接点部材36,37との間および
外部導電層51と固定接点部材37,38との間
が静電結合して高周波短絡となるのが確実に防止
される。
なお、カバー52側の導電性皮膜53はカバー
52の全表面に形成する場合について説明した
が、少なくともスイツチング機構収納空間57に
対応する部分に形成するだけでもよいことは明白
である。
上記構成から明らかなように、成形樹脂からな
るベース10に内面が導電層51で被覆された凹
部13を形成するとともに、上記凹部13の開口
部を閉塞するカバー52の内面に導電性被膜53
を形成し、上記導電性被膜53と上記導電層51
とで上記固定接点部材36,37,38および可
動接触片39,40を取り囲むシールド空間57
を形成したから、従来のように複数の金属板を折
曲して、これらを組合せる場合に比較して、部品
点数が少ない。また、上記ベース10とカバー5
2との結合であるから、その組立構造が簡単であ
る。
さらに、可動接触片39,40は導電層51と
導電性被膜53とで閉塞されたシールド空間57
内において、上記可動接触片39,40が固定接
点部材36,37,38から開離した際、上記可
動接触片39,40を上記導電層51に接触させ
るように構成したから、各部材間の高周波結合を
有効に防止することができる。
この考案は以上詳述したように、部品点数が少
なく、組立構造が簡単であり、しかも高周波結合
のおそれのない高周波用開閉器を提供することが
できる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例にかかる高周波用
開閉器の分解斜視図、第2図は同開閉器の一部切
欠平面図、第3図は第2図の3−3線断面図、第
4図および第5図は同開閉器の要部拡大断面図で
ある。 10……ベース、36,37,38……固定接
点部材、39,40……可動接触片、47……ア
ース端子、51……導電層、52……カバー、5
3……導電性被膜、57……シールド空間。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 複数の固定接点部材が植設されかつ上記固定接
    点部材の固定接点部を取り囲む凹部を形成した成
    形樹脂からなるベースと、上記凹部に収納されて
    固定接点部に接離する可動接触片と、この可動接
    触片を駆動するカードと、上記固定接点部材から
    所定の電気絶縁距離を存して上記凹部の内面に形
    成された導電層と、上記凹部の開口部を閉塞して
    上記ベースに固着されたカバーと、上記凹部の開
    口部に対向する上記カバーの内面に形成されかつ
    上記導電層に電気的に接続された導電性被膜と、
    上記導電層に電気的に接続されたアース端子とを
    具備し、上記導電層と導電性被膜とで上記固定接
    点部および可動接触片を取り囲むシールド空間を
    形成するとともに、上記可動接触片が固定接点部
    から開離した際、上記可動接触片を上記導電層に
    接触させるように構成したことを特徴とする高周
    波用開閉器。
JP12820581U 1981-08-28 1981-08-28 高周波用開閉器 Granted JPS5834273U (ja)

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JP12820581U JPS5834273U (ja) 1981-08-28 1981-08-28 高周波用開閉器

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Publication Number Publication Date
JPS5834273U JPS5834273U (ja) 1983-03-05
JPH0132278Y2 true JPH0132278Y2 (ja) 1989-10-03

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Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0739156Y2 (ja) * 1988-09-14 1995-09-06 松下電工株式会社 高周波スイッチの構造
JP2017054757A (ja) * 2015-09-11 2017-03-16 オムロン株式会社 磁気シールド構造

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS52133583A (en) * 1976-05-04 1977-11-09 Matsushita Electric Ind Co Ltd High frequency cuttover apparatus
JPS54140951A (en) * 1978-04-25 1979-11-01 Matsushita Electric Works Ltd Relay for high frequency

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