JPH0112362Y2 - - Google Patents

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JPH0112362Y2
JPH0112362Y2 JP809282U JP809282U JPH0112362Y2 JP H0112362 Y2 JPH0112362 Y2 JP H0112362Y2 JP 809282 U JP809282 U JP 809282U JP 809282 U JP809282 U JP 809282U JP H0112362 Y2 JPH0112362 Y2 JP H0112362Y2
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JP
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movable
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movable iron
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JP809282U
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は可動部分の離脱防止構造を改良した
高周波用リレーに関するものである。
周知のように、高周波信号を開閉するリレーに
おいては、接点部分をシールドし、高周波信号の
漏洩を防止する必要がある。そのため従来では可
動接触片やカード等の可動部分をシールド板で覆
いさらにシールド板をカバーで押圧固定するなど
しシールドすると共に可動部分の離脱防止をも図
つていた。この様な構成によるとシールド及び可
動部分の離脱防止をシールド板で行なえる利点は
有るものの、シールド板を取りつける以前に於け
る離脱防止を行なうことができない。すなわちリ
レーの製造工程において可動部分の組み込みの後
直ちにシールド板の取りつけが行なわれることは
少く、可動部分の組み込み後リレーを作動させて
の接触状態の調整、振動・衝撃の加わる運搬など
が行なわれ、この際何ら固着部分を持たない可動
部分はベースより浮き上り、離脱、分解してしま
い量産の障害となる欠点を有していた。
本考案は、この様な欠点を部品点数を増加させ
ることなく解消するためになされたもので、復帰
ばねに係止用舌片を設け、該舌片を別手段で係止
されている可動鉄片にて係止し、可動部分の離脱
を防止し、量産性の良い高周波用リレーを提供す
ることを目的としている。
以下、この考案の一実施例を図面にもとづいて
説明する。
第1図はこの考案にかかる高周波用リレーの分
解斜視図を、第2図は同リレーの組立状態におけ
る一部切欠平面図をそれぞれ示す。これらの図に
おいて、10は成形樹脂からなり、かつ内部が隔
壁11により2つの凹部12,13に区画された
箱形のベースである。14は上記一方の凹部12
に収納された電磁石で、鉄心15と、成形樹脂か
らなるスプール16を介して鉄心15に巻装され
たコイル17と、鉄心15の一端部15aが固着
されたL字形のヨーク18とにより構成されてい
る。上記スプール16の両端つば部16a,16
bにはコイル端子19,20が設けられ、各コイ
ル端子19,20の下方リード部19a,20a
はベース10の底部21下に突出している。22
はL字形の可動鉄片で、その折曲部22aはヨー
ク18の先端部18aに嵌合係止して、ヒンジば
ね23により回動自在に押圧保持されている。ヒ
ンジばね23の基部23aはヨーク18の上下両
端部に設けられた凹部(上部側のみ図示)18b
に嵌合係止されている。24はL字形のヨーク固
定具で、その一端部はヨーク18の上端部に設け
られた凹部18cに嵌合係止され、かつ他端部は
ベース10内に形成された縦溝25を圧入固定さ
れている。
26は可動鉄片22の一端部22bが鉄心15
の他端部15bに吸引されて回動したとき、中央
部26aが可動鉄片22の他端部22cにて押圧
される復帰ばねである。この復帰ばね26は長方
形の枠体で、その内部中央には、復帰ばね26に
連動して可動鉄片22の動きをカード27,28
に伝達する左右1対の作動板29,30が打抜加
工により一体形成されている。中央部26aには
舌片26dが切りおこされる。舌片26dは可動
鉄片22の他端部22cの第1図の下側に位置す
る面と近接し、切りおこされた舌片26dの高さ
は、可動鉄片22の他端部22cの板厚に近いも
のである(第7図参照)。復帰ばね26の両端部
26b,26cはベース10の両内壁部に形成さ
れた凸部31a,31bに支持され、かつカード
27,28は孔27a,28aにより作動板2
9,30に係着されている。なお、カード27,
28は成形樹脂からなる。
上記カード27,28はベース10内の他方の
凹部13を横切る方向に形成されたガイド溝3
4,35にそつてスライド自在に配置されてい
る。一方のカード27には上記凹部13内におい
て、常閉側の固定接点部材36と共通の固定接点
部材37間を開閉する可動接触片39が支持され
ている。また、他方のカード28には上記凹部1
3内において、常開側の固定接点部材38と上記
共通の固定接点部材37間を開閉する可動接触片
40が支持されている。各固定接点部材36,3
7および38は誘電体41,42および43に支
持され、かつそれぞれの誘電体41,42および
43は第3図のようにベース10の底部21に設
けられた透孔44,45および46に嵌着されて
いる。ベース10の底21下においては、各誘電
体41,42,43の下方へ突出した固定接点部
材36,37,38のリード部36a,37a間
および37a,38a間に高周波電流が流れるの
を阻止するように、これらリード部36a,37
a間および37a,38a間に位置して上記底部
21に設けられた4つの貫通孔50に、後述の外
部導電層を介して各アース端子47が圧入固定さ
れている。
上記ベース10の凹部13内には可動接触片3
9が固定接点部材36,37から離れたときに接
触する凸部48a,48bと、他方の可動接触片
40が固定接点部材37,38から離れたときに
接触する凸部49a,49bとが形成されてい
る。また、ベース10の凹部12,13内および
アース端子取付用の貫通孔50をも含む全表面に
は、第4図、第5図のようにメツキや蒸着あるい
は塗装などの手段により外部導電層51が形成さ
れている。
52は成形樹脂から形成されたカバーであり、
ベース10の上方開口部に嵌着されている。カバ
ー52の内側には、ベース10側の凹部13の周
縁に形成された段部53に対向する押え部54が
設けられている。55は金属板からなる長方形の
シールド板で、第6図からも解るように、ベース
10の凹部13の上方開口部を覆い、各カード2
7,28の凹部13からの離脱(浮上)を阻止し
ている。シールド板55の周縁は上記カバー52
のベース10への嵌着に伴つて、カバー52の内
側の押え部54によりベース10側の凹部13の
周縁に形成された段部53に押圧固定されるとと
もに、その段部53に形成された外部導電層51
に電気的に接続されている。すなわち、シールド
板55は外部電導層51とでシールドケースを構
成している。
上記構成において、コイル17に通電すると、
鉄心15の他端部15bに可動鉄片22の一端部
22bが吸引着される。すなわち、可動鉄片22
や折曲部22aで回動して、可動鉄片22の他端
部22cで復形ばね26の中央部26aが押圧さ
れる。このとき、作動板29,30が復帰ばね2
6に連動してカード27,28が前進し、可動接
触片39が固定接点部材36,37から離れる一
方、可動接触片40が固定接点部材37,38に
押し付けられる。つまり、固定接点部材36,3
7間が非導通状態、固定接点部材37,38間が
導通状態になる。コイル17への通電を遮断する
と、復帰ばね26が元の状態にもどることによ
り、可動鉄片22の一端部22bが鉄心15の他
端部15bから離れる一方、作動板29,30に
よりカード27,28が引きもどされ、可動接触
片40が固定接点部材37,38から離れるとと
もに、可動接触片39が固定接点部材36,37
に押し付けられる。すなわち、固定接点部材3
7,38間が非導通状態、固定接点部材36,3
7間が導通状態になる。
上記動作中、可動接触片39は固定接点部材3
6,37から開離したとき、凹部13内の凸部4
8a,48bに当接し、また可動接触片40は固
定接点部材37,38から開離したとき、凸部4
9a,49bに当接する。これら各凸部48a,
48bおよび48a,49bの表面には外部導電
層51が形成され、かつこの外部導電層51とシ
ールド板55とによつて、可動接触片39,40
と固定接点部材36,37,38とを収納したベ
ース10側の凹部13がシールドされる。その結
果として、可動接触片39および40の開離時
に、可動接触片39および40を介して外部導電
層51と固定接点部材36,37との間および外
部導電層51と固定接点部材37,38との間が
静電結合して高周波短絡となるのが確実に防止さ
れる。
以上の様な高周波用リレーとしたので、シール
ド板55及びカバー52が取りつけられない状態
において振動、衝撃、あるいは高周波用リレーの
オン、オフを行つても、ベース10に固定された
ヨーク18に回動自在に取りつけられた可動鉄片
22の他端部22cの下面部(第1図、第7図
中)はベースの底部21に対し一定距離に保たれ
ている。故に衝撃などにより加速され復帰ばね2
6がベース22から離脱しようと上方向(第1
図、第7図中)に移動しても舌片26dが可動鉄
片22の他端部22cの下面部(第1図、第7図
中)と当接し離脱することはできない。その結果
復帰ばね26に取りつけられているカード27,
28、可動接触片39,40も離脱することはな
い。なお可動鉄片22の他端部22cの下面部
(第1図、第7図中)と舌片26dは、シールド
板55及びカバー52を取りつけた状態の時近接
するのみで、接触しない様にし、余分の摩擦を避
けた方がリレーの動作安定のためには良い。
以上の説明から明らかなようにこの考案によれ
ば、復帰ばねに舌片を設けるのみで、可動接触
片、カード、復帰ばねのベースからの離脱を防止
することができるので、量産上の障害の取り除か
れた、量産性の良い高周波用リレーを提供するこ
とができるのである。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例にかかる高周波用
リレーの分解斜視図、第2図は同リレーの一部切
欠平面図、第3図は第2図の3−3線断面図、第
4図はベースとカバーとの一部拡大縦断正面図、
第5図はアース端子取付部の拡大断面図、第6図
はシールド板装着状態の一部切欠平面図、第7図
は可動鉄片と復帰ばねとの係合部の一部拡大斜視
図である。 10……ベース、13……凹部、27,28…
…カード、36,37,38……固定接点部材、
39,40……可動接触片、51……外部導電
層、52……カバー、55……シールド板、26
……復帰ばね、26d……舌片、22……可動鉄
片、22c……可動鉄片の他端部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ベースの凹部に固定接点部材を固着するととも
    にこの接点部材に接離する可動接触片及びこの可
    動接触片を駆動するカードをスライド自在に挿入
    し、前記カードを係止し且つ駆動する復帰ばねを
    その両端部で支持するようにして前記ベースに取
    付け、ヨークとこのヨークに回動自在に取付けら
    れて前記復帰ばねの中央部を押圧するようにされ
    た可動鉄片とこの可動鉄片を吸引する鉄心及びコ
    イルとからなる電磁石を、前記ヨークを前記ベー
    スに固着することにより前記ベースに取付けてな
    る高周波用リレーにおいて、前記復帰ばねに、前
    記ベース底面と略平行な舌片を形成し、この舌片
    の前記ベース底面部側と反対の面を前記可動鉄片
    の前記ベース底面部側側面と近接させたことを特
    徴とする高周波用リレー。
JP809282U 1982-01-22 1982-01-22 高周波用リレ− Granted JPS58110944U (ja)

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JPS58110944U JPS58110944U (ja) 1983-07-28
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